絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
Re:
とりあえず、合コンの開催日を有栖川達に伝えた俺は銀河さんのいる農業区に足を運んだ。ここは、田園風景が続く『田舎だ!』と誰でも見ればわかる区画で田畑があるだけの場所だ。まあ、最強の女剣士さんが住む庵の後ろには山が聳え立っていて彼処で色々あった訳ですが……割りと、のどかな良い場所である。
まあ、だからと言って視界に入って来る暴力は忘れてしまいたい所。つか、何が悲しくて厳つい男共の女装姿を見なければならないんですか?しかも、どこか既視感のあるコスチュームに身を包んだ野郎共がどこかで見た様な振り付けの歌と躍りを舞っている。
「…………よし。帰ろう!」
「ああ、待って待って!帰らないで!!」
「ええぃ、離せっ!俺は、帰るっ!!つか、何で俺の暗黒歴史を再現してやがりますか!?イジメか!?」
「アレは、別に神崎君を弄る目的でやってる訳じゃ無いから!!」
「じゃ、何だって言うんだ!?」
「アレは、掲示板の住人達だ。君のアレを見て、騒いで煽ってキレた正常な方々に潰された劣悪住人なんだ!!」
「……………………で?」
「ああ、それで……そんなに、人の心がわからないのかと説教された彼等は当人の気持ちを知る為にああやってお仕置きされているんだよ!!」
フムフム、何というか……誰だ、こんなお仕置き考えた奴は!?
何となく、知っている人の様な気がするけど……見る者に、精神的なダメージを与えるレベルの醜悪な光景に言葉を失う。ついでに言えば、これを当人が見た時の事とか考えてないですよね?
一瞬、嫌がらせの類いかと思ったよ。お陰で、開きたくもない記憶が抉じ開けられた気分である。つか、何で今日この時にそれをやってるのかねぇ?俺がここに来る事は、前からわかってただろ?
「とりあえず、彼等はアレを収録されて無料配布される事になってるから!もちろん、経費は自前で千枚は焼かれる予定だ」
「そして、千人カケルお仕置き人数分のの被害者が生まれる訳ですね?わかります」
もしかしたら、どっかの汚腐れ様が一人でお仕置き人数分のDVDを購入されるかも知れませんが……そんな事は、知った事じゃない。つか、今その可能性を彼等に教えたらどうなるんだろうな?
そろそろ、歌もダンスも終盤に差し掛かっている。それをやってる彼等は、表情こそ笑顔ではあるが目が腐った魚の様な目をしていた。彼等に取って、このお仕置きは想定外で精神的にも大ダメージなのが見て取れる。それが、ラストでNGとなりもう一度となればどんな気持ちになるのだろうか?
「……………………銀河さん、彼等にテレパシーみたいな感じで一斉送信って出来ますか?」
「え?そりゃ、出来なくも無いけど……」
「じゃぁ、そのDVDを汚腐れ様が購入したらそれを元にしたBL本が出るんじゃね?って教えて上げて下さいw」
「君、たまに鬼畜な事を言い出すよね。ああ、報告書は俺も面白おかしく読ませて貰ってるから知ってるんだよ。双夜の使い魔が書く報告書って独特なおもしろさがあるからね」
そう言って、銀河さんは何やら呪文の様なモノを唱えてそれを念話で飛ばした。すると、ラストダンスに入っていた御馬鹿さん達が一斉に崩れ落ちる。しかも、みんな【orz】の状態になっているから正確にこちらの意図が伝わった模様。それと同時に、撮り直し確定です。お疲れ様www。二重の意味で、ダメージを受けてて下さい。何人かは、過去を全力で後悔しているみたいだが……どれだけ泣いても、後の祭りである。ホント、お疲れ様~♪。
「じゃ、俺帰るから……」
「だから、待てって!なんで、そんなに帰りたがるんだ!?」
「そらぁ、目の前で自分の暗黒歴史を再現されているからだろう?俺に対するモノじゃ無くても、十分ダメージになってるんだ。そりゃ、帰るだろう?」
「わかるけど!ポアンには、会ってってくれ……」
「チッ。わかったよ。最強の女剣士には、会って行くよ……」
そう言って、背後を見上げるとフレールくんがとても人間的で厭らしい笑みを浮かべているのが見えた。これ、別の誰かが入ってませんか?師匠では無いみたいなので、気にする気は無いけどちょっとだけチョイチョイと指先で近くに来る様にと指示を出す。
「お仕置きされているアレ等の近くでよろしく?」
三本の指で、口を押さえる仕草をフレールくんに見せる。
それだけで伝わったのか、フレールくんに入っているソレはニィッと笑ってフヨフヨとダンスを再開した馬鹿共の元へと飛んで行った。指で、口を押さえたのは『静かに!』という意味。指を三本立ていたのは、最強の女剣士に対して言ってはイケない三禁句を意味していた。つまりは、御馬鹿さん達の近くでその三禁句を言えって意味だ。さあ、死ぬが良い!!そう思った瞬間、不可視の斬撃が飛んで来た。って、こっちにも!?ササッと避けて、事なきを得たが何て大雑把な事をするんですか!?全く。まあ、大雑把と言っても俺が主犯なので間違いという訳でもないんだけどな。
結果、俺の立っている周辺が血の海と化した。
生臭いんですけど!?
鉄錆と言うか……まあ、アレだけ血を噴き出して周囲に撒き散らせばそうなるのもわかる。だけど、先程までコイツ等踊ってたからそのせいでもあるんだろう。
「じゃ、帰るから……」
「いやいや、ポアンに会うんだろ!?」
「まあ、いつでも良いじゃないか」
「なんや、急いで帰る理由でもあるんかいな?」
「おっと、お久しぶりです。いやぁ、ウチの師匠に掲示板の住人とは会うなと言われていまして……ああ。アレ等を片付けてくれれば問題無いッスよ?」
「そう言えば、掲示板の住人に接触禁止令が出てたな?」
適当な言い訳をしていると、思い出したかの様に銀河さんが呟く。
そう言えば、この人掲示板とかで見掛けないけど……やっているんだろうか?うーん。イメージ的に、端末の前に座っているより剣を振っているような感じなんだが?
「掲示板に、書き込みされてるんですか?」
「いや、俺らは掲示板とかしないよ。まあ、質問とかなら書き込むけど答えが帰って来たらそれで終了かな?」
「そう言えば、【組織】の娯楽ってどうなってるんですか?ああ、ゲームとかは体験したんですけどね。本とか、テレビとか無いじゃないですか」
「あるよ?と言っても、大体は電子化してるから見たければ携帯端末に落とすか設置型端末で見るかに限るけど」
成る程、そっちに入ってたのか。そして、携帯端末に設置型端末ですか?所変われば、技術も変わるって言いますが本当だったんですね。勉強になります。まあ、俺も携帯端末持ってますが……基本的に使わないんだよなぁ……スマホなら、使い捲ってたんだけど。
何でなんだろうな?板型とか、あるんだろうか?
オーダーメイドになると、桁が跳ねるからそれは避けたい所。
「スマホが、在ればなぁ……」
「スマホ?スマートフォンなら、あるよ?」
「え?携帯端末じゃ、ないッスよ?」
「いやいや、電話やメールが出来てネットに繋げて検索が可能な携帯電話でしょ?他にも色々出来る。もちろん、ありますよ?ただ、次元通信は出来ない上に直ぐバッテリーが切れちゃうヤツ」
「直ぐにバッテリーが切れるって……それ以前に、壊れやすいでしょ?戦士系の俺等には、持つの難しいじゃないですか」
「壊れやすい?いやいや、両手持ちのハンマーでじゃ無いと壊れないでしょ?アレ……というか、防弾仕様だよね?」
「防弾仕様……何言ってるんですか!?スマホですよ?ス・マ・ホ!手を滑らして落としただけでも壊れるアレッスよ!?」
「落とした程度では、傷一つ付けられないじゃないか!!」
「……………………」
とりあえず、わかった事は銀河さんの言うスマホと俺の知るスマホが全く別物だという事だけだった。と言うか、どうも話が噛み合わない模様。つまり、俺は【鮮血の】さんの魔改造に翻弄される者の一人に過ぎなかった訳だ。結論、【組織】のスマホは防弾仕様!って言われる程には頑丈らしい。つか、ハンマーでカチ割らないと壊れないとはどういう了見か!?そもそも、【鮮血の】さんはスマホに何を求めているのか訳がわからない。というか、スマホを盾に戦う予定でもあったのだろうか?想像と言う名の妄想が、溢れて止まらなくなっているが……ちょっと、小一時間程問い詰めてみたくもある。アンタは、スマホに何を求めているんだ!?と。まあ、パッと思い付く物語でどうでも良いモノを魔改造した輩は山程。
そう言えば、メガネを防弾仕様にした奴も居たなぁ……スケボーにモーター突っ込んでバイク並みのスピードを出してみたり。天才達の発想は、それこそ無限大だった。
「その辺の玩具も、パワーアップしていそうだ……」
「……暗殺用の兵器が、大量に作られたヤツですねw?知的生命体の心理を巧みに突いて、虐殺とまで言われるレベルの暗殺をした方もいらっしゃいました」
「その情報、いらねー!!」
止めてよ!銀河さん。そんな事言い出したら、どっかの双子がペラペラとそのネタを口にし始めるじゃないか!そんな、どうでも良い知識を増やすより俺は翼を愛でて居たいんだ!!
「まあまあ。雑学ではあるが、いつか、きっと、必ず役に立ちますから聞いておいた方が良いですよ?」
「いつか、きっと、必ず……とか言われると聞かなきゃなんて思えて来るから不思議。だが、敢えて言おう。いらねー!!」
「そう言うても、ウチ等から聞いたと知れば教えられるえ?」
「フレールくんも、見てるしなぁ?」
「なら、銀河さんが教えて下さいよぉ……」
帰って始まる前例話。幼馴染み達には、余り聞かせたくない種類の話に思わず銀河さんに泣き付いた。ぶっちゃけ、他の転生者が巻き起こす面白おかしい迷惑な報告書ならまだしも、《神殺し》含む神々とのドロドロした泥沼話なんて聞かせたくもない。
「幼子に買って行く様な玩具に、一回だけ使えるマイクロ兵器を仕込んで幼子が対象に向けた瞬間に穿たれるんだ」
「せやけど、対象外のお子は無傷なんえ?恐ろしいわぁ」
「買う瞬間じゃねぇんだ……」
「それも、あるが……大抵は、買って電源入れて子供が遊び振り回した後くらいかな?子供って、自分のモノになった玩具を投げたり振り回したりするだろう?それを利用して、対象に玩具を触らせるらしい」
「ウチ等は、脳筋やから詳しい心理学はわからんけど……」
「自分で言うんかい!はぁ……ポアンの言う通りでは無いけど、そう言うのは専門家に任せてるから俺等にはわからん。わからんが、小さい事の積み重ねでおおよそ未来予知に匹敵するレベルの心理をマスターしてる奴がいるんだ」
エグいなぁ。何が、エグいかって?未来予知に見える心理戦とか、敵に回したくないレベルの知恵を持ってる奴が潜んで居るって事がエグい。つか、学問が未来予知ですぜ!?どうしたら、『未来予知』なんて言葉が出て来るんだよ!?絶対、ロクでも無い事を考えた奴が居るって事じゃないですか……やだぁ(泣)。
「じゃ、話も聞いたし顔も出したんで……サラバ!!」
「だから、逃げるなって!!」
逃げ出す俺。しかし、またもや銀河さんに捕まる俺。
「ヤメロー!俺にも、自由を満喫する権利があるんだぁ!!」
「ええぃ、往生際が悪い!良いから、此方に来て剣を出せ!!」
ここに呼び出されたのは、言うまでもなく俺の専用武具を使いこなす為の鍛練を受ける為。以前、師匠と【鮮血の】さんが居る前で『武具の威力がおかしい』という話をしたら、原因が俺にあると断じられた。結果、その威力の調整が出来る様になるべくここに行けと命じられたのである。結論、俺は余り触りたくもない専用武具を構えて最強の女剣士を相手取るのだった。つか、これでモノを壊したら俺に請求が来るとのこと。
「帰りたいッス!!」
「往生しなはれ!!」
「とりあえず、反れたのは俺が処理するから。安心すると良い」
「マジで!?惑星すら、消し飛ばすレベルッスよ!?」
「え!?それは、無理だな。というか、なんでそんな事になってるんだか……いや、専用武具を手にしてまだ日が浅いよね?」
「希におるんよ?こういう子……まあ、安心しぃ。ウチが、何とかするさかい思いっ切り打ち込んで来なはれ!」
「え、えっと……い、行きます!!」
とりあえず、力を抜いて出来るだけ弱く振ってみる。それでも、割りとしっかりした重力波が刃状になって跳んで行く。つか、アレヤバくね!?と思ったのも束の間……最強の女剣士様は、難なくソレを弾いてしまわれた。そして、その背後で拡散しつつも強力なエネルギーを伴った残りカスをサクサク処理される銀河さん。
え!?この人達、ガチで師匠並みの使い手なの!?
でも、師範代達の話では能力的に劣ると聞いていたんだけど!?
「驚いとりはんなぁ?まあ、確かに双夜はんからしたらウチ等は弱いですやろ。せやけど、経験と技術においては負ける気はありまへんで?」
「マジか!?」
アレを、経験と技術だけでいなしたと言われますか!?いや、ホント……ここは、化け物が集う場所なんだと再確認させられた。
だがしかーし、俺がここに呼ばれた理由がまだわからないんですけど!?しかも、剣を抜いて構えろと言われて構えていますがソレだけですしねぇ?というか、剣の威力調整が出来る何かを習得させるという話ではあるけれど……もしかして、体に叩き込むの間違いじゃぁ?そう言えば、この人達さっき自分で脳筋とか言ってませんでした?あ、嫌だなぁ……とっても、嫌な予想が頭を過る。思考の海から、現実に戻って来るとニッコリ笑顔の女剣士さんが上段の構えで向かって来た。え、ちょっと、マジで!?
「イヤアアアアァァァァァ!!!!!」
振り下ろされるソレを見た俺の口から、絹を裂く様な悲鳴が迸るが最強の女剣士さんは全く容赦が無かった。
……………………
……………………
……………………。
「死ぬ……とっても、死んじゃう。ってか、死んだ……」
「大丈夫。まだ、死んでないよw」
あの後、徹底的にしごかれた俺はしごかれた場所で力無く倒れ込んでいた。というか、誰だよ!?この人達が、弱いなんて先入観を刷り込んだ奴は!?死なすぞ(怒)!!つか、俺と同じ目に遇えば良いんだ。師範代呼んで、フルボッコにして貰えないかなぁ?
「殺っても構いまへんけど……報復されるんは、アンタどすえ?」
「デスヨネー!知ってます」
つか、いつかギャフンと言わせてやりたい。そして、ナチュラルに心を読まないで頂きたい。普通に会話してたじゃんか!というツッコミもノーサンキュウだ。というか、心読まれている時点で勝てる見込みが無いという事がハッキリとした。
「それで、どんな感じ?そろそろ、コントロールが効くようになったんじゃないか?ここでなら、幾らでも試し撃ちが出来るよ?」
「しごかれただけで、コントロール出来る様になったなら奇跡だよ!?つか、試し撃ち!?」
まさかとは思いますが、それって俺がジャンジャン専用武具を使って力のコントロールを身に付けろって話なんじゃ無いですか!?
という事は、しごかれた意味って!?ハッ!まさか……。
「気が付きました?例え、フレールくん経由で三禁句を言わせても主犯が誰かくらいはわかるものです。残念でしたね?」
「そっちか!?つか、言った当人をブチのめすんじゃねぇのかよ!?なら、俺は無実だぞ!!だって、指示したのは師範代だし……」
「ほぉぅ……ウチの目が届かへん場所でそんな事が行われとったんですか。そんなら、ちょぉお仕置きせなあきまへんなぁ?」
今頃、左内輪で面白おかしく嗤っているだろう師範代達はこの後真の恐怖体験をする事となる。そもそも、指を三本立てて口元に当てるという仕草が師範代達の指示だ。俺も、まさかそれが最強の女剣士さんが嫌がる三禁句だなんて知らなかった。更に言えば、あのフレールくんに入っていた『誰かさん』はきっと師範代のどちらかだろう。でなければ、こんな目と鼻の先でそんなジェスチャーをする必要はない。まあ、知ってたけど知らなかったと言い張れば知らなかった事には出来る。つか、俺的には彼処で『きゃるーん♪』擬きをやってた奴等への報復だったからな?決して、最強の女剣士さんを侮辱する意味合いではないので許して欲しい。
「とりあえず、乱発したら良いのか?」
「乱発って……まあ、威力を抑える様に意識してやれば良いんだよ。そもそも、訓練なんだからお前は気にせず己のやるべき事をやれば良いんだ」
「わかった。じゃぁ……」
言って、専用武具に魔力をしこたま注いでやった。後悔は、していない。だって、これは訓練なんだ。なら、今を持てる最高の技を撃ち捲れば良い。死にさらせえぇ!!(八つ当たり)
「《神滅・重力崩壊(ホール・ダウン)》!!!」
「ふぁ!?……って、
「ちょっ!?いきなり、八つ当たりどすかぁ!?」
「こらこら、ここは農業区で【組織】の食料を担う場所だ。こういうのは、別の場所でやりなさい!」
今を持てる最高の技を撃ち出せば、唐突に現れた【始まりの魔法使い】によって、文字通り
「死ねぇ!【始まりの魔法使い】!!」
「え、ちょ!?君、双夜に似て来たんじゃない!?」
「大丈夫!アンタは、最強の存在なんだから付き合えよ!!」
とりあえず、重力波や重力刃を連続で撃ち放って行く。いやー、目の前に世界最強が居ると安心感が半端ない。最高の女剣士さんでも、それは変わらなかったけど【始まりの魔法使い】に代わった瞬間からの不安消失は言うまでもなかった。流石に、技術と経験があるとは言え女剣士さんと銀河さんでは色々と不安があるからな?
それに比べて、【始まりの魔法使い】さんの安心感と言ったら、もう!!これ以上のモノは無い!と言わんばかりに攻撃を撃ち放つ。
まあ、調子に乗ってたというのもあるけど……控えめに言って最高だった。サンドバッグ、ウマーwww。
「おい、止めないか!本当に怒るぞ!!」
「……暇なんだよな?」
「ん?何だって?」
「だから、暇なんだろう?」
「まあ、そうだが……」
「だったら、付き合えよ?」
「いや、一人を特別扱いする訳には……」
「特別?誰にも、相手にされないのに?」
「ゴホッ!!」
「仕事もせず、【外】に影響を及ぼさないから引き籠ってるんだろう?でも、それって……ニートって事なんじゃ?」
「グフッ!!」
「なら、ちょっとくらい時間をくれたって構わないだろう?そんなだから、女にモテ無いんじゃね?」
「………………カハッ!」
【始まりの魔法使い】が、面白いくらいに反応するのでちょっとからかい過ぎた様だ。そのせいか、【始まりの魔法使い】が膝を付き胸を押さえてプルプルしている。これ、言葉攻めだけで勝てるんじゃね?と思わずには居られない。いや、チョロインw。
「滅多撃ちやな……」
「どれも、真実であるが故に反論も出来ないか……」
後方で、銀河さん達がこそこそ話してるけど……フォローする気も無いんッスね?むしろ、悪し様に言っておられるんですが?人望とか、無いのかな?まあ、在ったらこんな風には言われないか。
「ケピョッ!」
「ダッサw。そんなだから、師匠に嫌われるんッスよ?」
「ゴオァ!今日、一番のダメージがあぁぁぁ!!」
とりあえず、ここぞとばかりに重力刃を撃ち放って悶え苦しむ【始まりの魔法使い】を攻撃する。滅多撃ち、気持ち良い!!
「人間サンドバッグが好まれる理由がわかるわぁ……」
「ホントに、双夜みたいな事を言い出したぞ!?」
「そりゃ、師匠に憧れているので!!」
「は!?なんで、あんなのに憧れるんだよ!?」
「「あ」」
「はあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ん!?」
瞬間、カッと頭に血が登るのを自覚した。
それと同時に、冷静になる俺が居る。まるで、感情が二つに別れたかの様に……表層面では、冷静さを欠いた直上的な反応をしつつ裏では冷静沈着に相手の出方を見定める様な、そんな状態。
良くわからないけど……もしかしたら、これが俗に『明鏡止水』というヤツなのかも知れない。とりあえず、目の前に居る馬鹿には実験台になって貰う事がこの瞬間に決定された。という訳で、一気に間合いを殺し重力刃を叩き込もうとしたけど……存在の圧力に負けて近付けない。チッ。師匠はどうやって、この『存在の圧力』を突破してたのか……もう少し、質問を重ねて置くべきだったと後悔する。
つか、俺も【始まりの魔法使い】と同様に規格外の魂をしているハズなんだけどなぁ?何が違うのか、サッパリわからない。素養は、あるハズなんだ。師匠と、俺の違いとは?経験と技術……じゃぁ、最強の女剣士さんと変わらない。なら、魔力に関してのスキル……又は、それに関する技術が足りないのだと思われた。
しかも、付け焼き刃では足りないレベル。ならば、遠距離からの狙撃になるのだが重力波を飛ばしても重力刃を飛ばしても弾かれる。
全く……何なんだ。このチート存在は!?無敵じゃないか!!
まあ、だからこそこんな次元の果てで引き籠っているんだろうけど。段々、腹が立って来た。なので、マルチタスクと思考入力を使ってPCを起動。メールアプリを立ち上げて、師匠に指示を仰いでみたら『殺れ!』の返答。OK、ボス。
「師匠から、許可は頂いた!!くらえぇ、《神滅・重力圧縮(カタストロフィ)》!!!ついでに、《神滅・重力崩落(メルトダウン)》!!!!!」
《カタストロフィ(中距離大範囲攻撃)》は、俺が今現在引き出せる最大の業。そのなかでも、専用武具10段階評価中【Lv7】段階相当の力。《メルトダウン(遠距離単一攻撃)》は、【Lv6】なので《カタストロフィ》には劣るけど《ホール・ダウン(中距離範囲攻撃)》よりかは上位の攻撃力なので面倒な時に最適である。
「ちょ!?農業区を消し飛ばすつもりか!?」
「師匠の許可は、得ている!!」
「その許可は、無効だあああぁぁぁぁ!!!」
その日、【組織】の農業区の一部が消し飛んだ。
そうして、俺はある程度のコントロール方法を修得したのだった。
よっしゃー!これで、勝つる!!漸く、神崎くんが専用武具の扱い方を感覚で修得しました!!まあ、Lv的に0から1になった程度の話なんだけどねぇ?それでも、扱えるのと扱えないのではウンデンの差があるから修得は必至だったんだ。それが、ここに来て修得!
漸く……漸く、『きゃるーん♪』から解放されるwww。ありがとう!【始まりの魔法使い】。君の犠牲は忘れないよ……3……2……1……忘れた。三秒程度でも、感謝を捧げたんだから良いよね?って事で……これからは、平穏な日々を送らせる事が出来そうである。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
クオリティが、足んねぇ!!!
!!!!!
Ⅲ(;゚;Д;゚;; )Ⅲ
変 態
が!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
働いている職場にっ!!
へ ん た い が !!
パッと見た感じ、少女?ッポイファッションでフラフラしているおっさんが現れた!!おっさん!おっさんが!!
まあ、少女?ッポイと言ってもスカートの丈が合わないのかパンツはモロ見えだわ、パンツのサイズも合っていないのかタルタルわ、ちょっと、女の子の常識を考えて女装しろよ!と言いたい。で、そんな低レベルなルックスだからか脚毛の処理もしてない。見るからに、コイツ変態だ!とわかるレベル。
もう、視界の暴力でしかない。
つか、ピンクのパンツとか無いから!どっかの変態ロリコン親父ッポイ思考……って、そのまんまなのか?いや、だからって見るからに変態とわかるのは勘弁して欲しい。
もう少し、思考を凝らした女装とかしてくんね!?
というか、やるなら徹底的にしろ!!いや、マジでw。
つか、女装したいならもう少し『恥じらい』ってのを勉強したらどうだ!?そもそも、男の感覚のままで女装とか無いわー!ちゃんと、見ただけで変態とわからない様にして欲しいね。
保育園児でも、もう少し恥じらいってモノを知ってるんだけど!?
いや、ホントにやるなら徹底的でお願いしたい。ただ、己の欲望を満たすだけなら周囲の人間に迷惑の掛からない発散をして欲しいね。そして、求められるのはクオリティ。ただ、己の欲望を満たす為だけなら他所に行って?間違っても、ウチに来たりはしないで下さい。人前に出る時は、マジで変態とわからない姿でw!!!
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれてありがとうございます。