絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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出す予定は無かったんだけどなぁ……(遠い目)

踏み台くん名募集中!!
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三四話

すずか

 

 

 

私は今、凄い光景を前に立ち尽くしていた。

本当なら、とっくに翠屋に辿り着いていなければいけないのに……ちょっと、怖い人達に絡まれていた。

100歩譲って、それは良いとしよう。

軟派なんて良くある話だし、私も自慢じゃないけど……それなりに軟派されることがある。

だけど……それでも、足がすくむ程人相が悪い男の人達に絡まれる事が希にあるんだ。こればかりは、どうしようもない。だけど、そういう時は決まって凍真先輩が現れて助けてくれた。私の憧れの人。私のヒーローが、助けてくれたのだ。

だけど、今日だけは違っていた。

憧れのヒーローは、既に翠屋に着いていて双夜君を待っている。だから、助けには来てくれないだろう。

そして今、私の為に戦ってくれている人は……憧れのその人では無かった。見た目は、ボッチャリしていてそれほど俊敏では無さそうなのに素早く……何かのアニメのキャラクターが印刷されたTシャツを着てリュックサックを背負っている。

ビジュアル的には……お世辞でも、普通とは言えない……何処に隠れ住んでいたかすら疑ってしまうような人がいた。

(作者:注※キモヲタデブの事を言ってます)

 

 

「ふー。全く、嫌がる女性を無理矢理誘うなど紳士の風上にも置けませんねぇ……」

 

 

タオルで汗を拭いながら、彼は言う。

紳士……耳を疑う様な言葉が聞こえた。

い、いや、人を見た目で判断しちゃいけない。

この人は、私を助けてくれたんだから感謝こそすれ、存在を否定する事はしちゃいけない。

 

 

「あ、ありがとうご、ございますっ!!」

 

 

「いえいえ、構いません。私も、見るに耐えませんでしたので……では、これにて失礼します」

 

 

それだけ告げると、彼はいなくなってしまう。

少しだけ、周囲を探したけど……あれだけ目立つ出で立ちで、姿どころか影すらわからなくなってしまっていた。

それにしても、あの体格で格闘技が強いなんて……世の中には、凄い人がいたものだ。まあ、恭也さんの事もあるし……それ程、驚くことでもないのだろうけど……うん、凄かった。

 

 

「あ、すじゅか!!今、ここに……紳士で、身のこなしが軽い、キモヲタデブいなかった!?」

 

 

「え?……」

 

 

双夜くんが、突然現れてそんなことを言い出す。

 

 

「ああ、くそっ!逃げられたか!!」

 

 

「え、えっと……知り合い?」

 

 

「あー……知り合いだけど、今アイツ……スパイ任務しているハズなんだよ!!ここにいること事態おかしいんだけど……くそっ!見失った!!」

 

 

ムキーッ!という擬音が似合いそうなほど、怒っている双夜くん。なんで、そんなに怒っているのかわからなかったけど……スパイかぁ……目を閉じて思い出してみるけど、そんなことが出来そうにない人そうに見えた。

 

 

「頼みたいことあったのに……無駄に有能なのがムカつく!」

 

 

「無駄に、有能なんだ……」

 

 

「見た目に反して、凄く優秀なんだよ!」

 

 

「それで、頼みたいことって?」

 

 

「捕まんないのなら仕方がない……棚上げする!ああ、この世界には関係無いことだから気にしないで!行こ!」

 

 

双夜くんは、私の手を取ってテクテク歩いて行く。

その間もプリプリ怒っていたけれど、どちらかというと自分の無力差に怒っているみたいだった。

しばらく歩いて、翠屋へと辿り着く。

双夜くんは、一瞬翠屋の扉を開けるのを止めたように見えたけど……決死の覚悟みたいな顔で開けた。

 

 

「いらっしゃーい♪」

 

 

「うぐっ……」

 

 

扉のすぐ近くにいたのか、桃子さんが出迎えてくれた。

双夜くんが、私のスカートを掴んで私の影にかくれてしまう。ちょっとだけ、可愛いと思ったのは内緒だ。

多分、桃子さんも怯える双夜くんに心引かれているんだと思う。こんな風に、怯える双夜くんを見ていると……私だって、優しく抱き締めて「大丈夫だよ」ってその怯える心を解きほぐして上げたくなる。構って構って、猫可愛がりじゃないけど……そういう気分になってしまうんだ。

 

 

「双夜く~ん♡」

 

 

「ヤ!……ヤだ!!」

 

 

「マダム……あまり、無理強いをしては嫌われますよ?」

 

 

「ええ、そうでーー(硬)」

 

 

突然の出現に、私は驚いただけだけど……桃子さんは、その……言葉には余りできないその人物を見て硬直してしまった。

 

 

「やあ、少年……久しぶりだね?」

 

 

「うわぁ……色んな意味で、ぶっ飛んだわ……まあ、良いけど。久しぶりだな、ロック・ウォー……元気そうで何よりだ……」

 

 

「はっはっはっ!私は、いつだって健在だとも!」

 

 

「無駄に爽やかを演出すんな、キモヲタデブ!!」

 

 

先程、私を助けてくれた方だった。

とても、爽やかで優しげに微笑む姿に周囲がドン引きしているけれど、そんなこと気にもしないで双夜くんと話しを進めている。

 

 

「君は、いつでもストレートなんだね?」

 

 

「気にしないだろ?まあ、良いや。用件だけを言って良いか?遠回しなのは、嫌いなんだ」

 

 

「ふむ。私にも任務があるからねぇ……聞くだけならば、できるが……」

 

 

なんだか、込み入った話しの様だったので、私は彼等から離れて凍真先輩が待つテーブルへと向かった。

凍真先輩を見付けて、アリサちゃんがいる事に疑問を感じたけど席に辿り着いて……お姉ちゃんが、いた事に更に驚く。

調度、入り口付近からは影になって見えない位置にお姉ちゃんが陣取っていた。

 

 

「お、お姉ちゃん!?……どうして……」

 

 

「あら?私がここにいること……そんなにおかしい?」

 

 

「え……えっと……そんな、こと、は……」

 

 

お姉ちゃんが、私の答えを聞いてニッコリ笑う。

 

 

「なら、問題ないわよね?」

 

 

「お待たせ。ん?どうしたんだ……すじゅか?」

 

 

「いえ……何でも、無いです」

 

 

ガッカリした気分で、お姉ちゃんの隣に座る。それを見ていた双夜くんが、落ち込む私に爆弾発言をした。

 

 

「そういやぁ……昨日は、随分お楽しみだったみたいじゃないか……ラブホで、二人っきりは愉しかったかい?」

 

 

「「ブフォッ!?」」

 

 

落ち着くために、水を飲もうとした瞬間だった。

うっかり、口に含んでいた水を噴き出してしまう。

 

 

「な、な、な……なに、を!?」

 

 

「いやぁ~……昨日の電話の後、気になったんで……使い魔をフル活用して、二人を探したんだけど見付からなくてさぁ……仕方ないんで、海鳴市全ての宿泊施設を監視してたら……一件だけヒットしたんだよぉ♪」

 

 

「双夜の機動力……舐めてたわね?」

 

 

「ううっ……/////」

 

 

顔が、ものすごーく熱くなっているのがわかる。

恥ずかしくって、顔を上げられない。

 

 

「それにしても、すずかがねぇ……てっきり、私よりも後だと思っていたわ……」

 

 

「え、そう……?すじゅかなら、サッサト大人(意味深)になると思っていたよ?そして、僕達に弄られる玩具に……」

 

 

家では、お姉ちゃんや双夜くん……外では、アリサちゃん達に……弄られるイメージが、脳裏を過りゾッとする。

 

 

「ところで、そちらの人は?」

 

 

双夜くんが、凍真先輩の隣に座っている人に目をとめる。

その人は、私の知っている人だった。なんで、こんなところにいるんだろうか?

 

 

「彼も、転生者だ……名を」

 

 

「チース!漣錬月ッス。錬月って呼んでや!」

 

 

一瞬、声を上げるところだった。

まさか、転生者だったなんて思わない。

 

 

「我等の炙り出しの時には……」

 

 

「ちょっと、別の次元世界に行っとってなぁ♪」

 

 

しかも、凍真先輩と同じ魔導師!?

海鳴市には、こんなにたくさんの魔導師がいるの!?

 

 

「じゃ、SLB受ける?」

 

 

「なんでやねん!?」

 

 

「そういう習わしだから」

 

 

「そんな習わし、知らんわ!!」

 

 

「じゃ、DBフルバーストで手を打とう!」

 

 

「ディバインバスターフルバースト?」

 

 

「108機のブラスタービットによる、DBの雨あられの事だ。それからのSLBで、〆!」

 

 

「死にますやん!」

 

 

双夜くんが、席に座って私達を見回す。

 

 

「プレシアちゃんは?」

 

 

「少し、遅れるって……」

 

 

「まあ、良っか。なら、始めようか……とりあえず、忍達は省いて「あら、酷い……」……自己紹介したいのか?トウマとの挨拶なら、後にしてくれ。ぶっちゃけ、親御さんへの『娘さんを下さい!』的な挨拶は、親族が集まる場所でOK?」

 

 

「ふふ。そうね……それで、良いわ……」

 

 

双夜くんの爆弾発言をお姉ちゃんが肯定する。

私の心臓は、バクバクと外に音が漏れているんじゃないかと思うほど早鐘を打っていた。チラ、チラ、と凍真先輩を見る。凍真先輩は、微妙に顔を赤くして居心地が悪そうだ。

 

 

「それじゃぁ……」

 

 

「待ってくれ!昨日の不知火だったか……は?」

 

 

「ああ、彼女は良いんだ。前回の平行世界で、自己紹介は済ませてあるから……」

 

 

「俺達の……じゃなく、君の自己紹介って事か……」

 

 

「うん。そういうこと……ちょっと、長くなるんだけどね……」

 

 

双夜くんは、苦笑いして肯定した。

そこへ、四人の女性が近付いて来る。

 

 

「待たせたわね……チビッ子……」

 

 

「いや、まだ……始めてもいなかったから調度良かったよ」

 

 

「そう。なら、話しを窺いましょうか?」

 

 

そう言って、その女性と【なのは】ちゃんとフェイトちゃん……それとフェイトちゃんに良く似た女の子が席に着く。

 

 

「さて、馬鹿は昨日……病院に叩き込んだので来ないよ?」

 

 

「……馬鹿?」

 

 

「夜鏡くんの事だよ……」

 

 

【なのは】ちゃんの問いに答えると、ふーんとだけ答えが返ってきた。

 

 

「それじゃぁ、自己紹介ね。僕の名前は、如月双夜。地球の西暦で2638年……今から、628年後に生まれる事になっている【未来人】だ」

 

 

『『はあ!?』』

 

 

今日、一番の爆弾発言だった。

628年後!?未来人!?驚愕の事実である。

 

 

「あ、あなた……未来から、来たの!?」

 

 

「まあ、正確には……今から、5年後の世界に流れ着いた訳だ…… っていうか、一万年生きてるって言ったよね?西暦的には628年後に産まれるけど、トータル時間ではそれ以上なんだよねぇ……で、もう一回、過去へタイム・ジャンプ……この世界ではない……平行世界って言ってもわからないか……そうだな、次元世界が横並びの世界だとするのなら……平行世界は縦並びの世界、と言ったところ……だと、思ってくれれば良い」

 

 

「……縦並びの世界……」

 

 

「平面的に考えると良い。横並びならば、横へ移動すればいい訳だが……縦並びの場合、上に昇らないといけない。もしくは、下に落ちるのか……まあ、普通には行けない世界だな。横への移動は、簡単なんだが……上下は、難しいんだ」

 

 

「言いたい事は、大体わかったわ……つまり、貴方……別の私に会ったのね?」

 

 

「一緒に暮らしていた……が、正解だ」

 

 

「一緒に!?」

 

 

「ああ。アリシアの事もあったからな……」

 

 

「アリシアの?どういうこと!?」

 

 

プレシアさんの顔色が変わった。

アリシア?ちゃんも、不思議そうな顔をしている。

 

 

「フェイトちゃんは、アリシアのクローンだ。プレシアは、娘のアリシアを生き返らせようとして……フェイトちゃんを造ったんだよ……まあ、別人化して失敗に終わったけどね……」

 

 

フェイトちゃんが、クローン!?

何か、とんでもない事を聞いているような気がする。

 

 

「え?待って……アリシアちゃんを生き返らせる?」

 

 

「アリシア・テスタロッサは、今から31年前に一度死んでいるんだ。そして、今は……神々の力で仮そめの命を与えられている……」

 

 

『『!?』』

 

 

「「仮そめ!?」」

 

 

【なのは】ちゃんと凍真先輩達が驚いたように声を上げた。

 

 

「ああ。仮そめだ……神々の【神通力】が消滅したら、また死体に戻るだろうな……」

 

 

「待って!貴方、《神殺し》なのよね!?なら、アリシアちゃんは……」

 

 

「僕が、神を殺す……または、通報すれば……アリシアちゃんは、死体に戻るな……」

 

 

ガタン!とプレシアさんが勢い良く立ち上がる。

 

 

「ぶさけるんじゃないわよ!私から、アリシアを奪う気!?」 

 

 

「奪わないよ。落ち着け、なんの為にこんな話し合いの場を設けていると思っているんだ?そうしない為の場だろ?」

 

 

「…………なんとかできるの?」

 

 

プレシアさんが、ゆっくりと椅子に座った。

 

 

「アリシアちゃんに至っては、本当に生き返って貰うつもりだ。まあ、実際に生き返った場合……世界への影響は、避けられんだろうがな……」

 

 

「……何か、起きるの?」

 

 

アリシア?ちゃんが、心配そうな顔で双夜くんを見詰めている。その様子からは、本当に生きている人間にしか見えない。

 

 

「心配するな。影響を最小限にする為の【僕】だ。ただ、【転生者】には働いて貰うぞ?」

 

 

「何をさせる気だよ!?」

 

 

「……………………」

 

 

「何、簡単な話しさ……とはいえ、ちゃんと説明しないで結論を言う訳にはいかないからな……とりあえず、世界の前提からな?世界の裏側の話だ……」

 

 

「裏側の話?」

 

 

「世界を創世し、管理するモノ達の話をしよう。君達が、【神】と呼んでいる存在の話を……ね?」

 

 

「実在しているの?……神とやらが?」

 

 

「正確には、【管理者】だな。人間が、妄想で造り出した【神】と、実在する【神】は別物だ……【管理者】の仕事は、世界を管理すること。それ以上でも以下でもない。世界を管理、運営するのが【神】の仕事だ……」

 

 

双夜くんは、何度も繰り返し【神】の説明をしている。

そこまで、強調する必要は無いように思うけど……なんでだろう?

 

 

「お前ら、転生者は……【管理者】のミスで死んだ事になっているんだよな?」

 

 

「俺の書類にコーヒーを溢したそうだ……」

 

 

「シュレッダーにかけられました……」

 

 

「それ、嘘だぞ?」

 

 

「……………………」

 

 

「…………え?…………マジ!?」

 

 

双夜くんの言葉に、先輩達は驚いた様な声で聞き返した。

 

 

「はぁ……三度繰り返すが、【神】を名乗る【管理者】の仕事は、世界の管理だ。そこに、命や人生の管理は含まれない。それは、黄泉の閻魔庁の仕事だ」

 

 

「「……………………」」

 

 

「君達は……そもそも、死んですらいないんだよ」

 

 

「死んで、いない?」

 

 

「新しい魂を用意して、適当に選んだ人間の記憶と人格をコピー……新しい魂に記憶と人格を書き込んで……はい、君達の出来上がり、と。まあ、神々の娯楽で【転生】させられる正真正銘の玩具だな……」

 

 

「うぉ……」

 

 

「うわっ……」

 

 

酷い話だった。それを話す双夜くんも、酷いけど……もっと酷いのは、命を弄ぶ神様だ。

 

 

「神々の目的は、暇潰しだな。まあ、それ程……暇ではないはずなんだがな!でも、片手間に人間の様子を見て楽しむ事はできるんだ……それが、自分の送り出したモノならばもっと楽しいんだろうな……ま、僕には理解できないけど……」

 

 

「……………………」

 

 

アリサちゃんが、悲しげな表情で双夜くんを見ている。

 

 

「で、送り出した先がアニメや漫画になっている世界だったら、もっと楽しい訳だ……」

 

 

「「!?アニメや漫画……ですって!?」」

 

 

「ちょ、それ言っても良いのかよ!?」

 

 

「アニメや漫画の世界……?」

 

 

「【魔法少女リリカルなのは】……それが、この世界の【題名】だ……とはいえ、僕はこの話がどういう話なのか知らないんで、【転生者】にでも聞いてくれ……」

 

 

私達の視線が、先輩達に集中する。

私が、アニメや漫画の世界に登場する人物?そんなの嘘ですよね?……嘘だと、先輩の口から言って欲しかった。

 

 

「正確には、アニメの元になった世界の複製された世界だな……更に、別の要素を含めてかき混ぜた世界……要するに、何が起きてもおかしくない無限の可能性を含めた世界だ」

 

 

「ーーーーー」

 

 

「アニメや漫画の【元】になった世界?その複製???」

 

 

「おーい!すじゅかぁー?戻っておいで~?」

 

 

スパン!と、頭を叩かれて正気に戻る。

視線の焦点が合わず、フラフラと双夜くんの方に向けられた。

 

 

「《良く聞け!》この世界は、アニメの【元】になった世界の複製だ。要は、この世界と波長が合った作者が、この世界の出来事を元にアニメを造ったんだよ!」

 

 

「???」

 

 

「だ・か・ら!!この世界を【元】にアニメを造ったんだ!」

 

 

「この世界を【元】にアニメを造った?……???」

 

 

「アカン!ショックが、大き過ぎて頭に言葉が届かないらしい。理解を放棄しないでくれないかな?わかるかい?この世界が【先】で、アニメが【後】にできたって言ってるんだよ!!」

 

 

「???」

 

 

「ダメだこりゃ……忍、すじゅかが自殺したらごめんね?」

 

 

「私が、後で説明しておくわ……」

 

 

お姉ちゃんと双夜くんが、何か言っているけど……良くわからない。でも、私がアニメの登場人物であるなら……納得だ。

だから、吸血鬼だったんだ……私は。

アニメや漫画で、そういう設定ならしょうがないよね?

 

 

「記憶封鎖しようか?」

 

 

「…………そうね。それが、良いかも知れないわね……」

 

 

「なら、睡眠魔法で強制封印だ!!てぇぃ!!」

 

 

ズパァン!!

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

 

……

 

 

 

 

「?」

 

 

気が付くと、私は屋敷の自室で寝ていた。

あれ?と思う。確か、翠屋で凍真先輩達と合う約束があったはずなんだけど……私、すっぽかした!?

ガバッとベットから跳ね起きて、枕元に置いてあるはずの携帯電話を探す。でも、携帯電話がない。

ベットから、出て周囲を見回すとテーブルの上に携帯電話は置いてあった。すぐに手に取って、電話帳画面を呼び出す。そして、凍真先輩の番号に掛けた。

数回のコールを得て、凍真先輩が電話に出てくれる。

 

 

『すずかか?どうした?』

 

 

「あの、先輩……私、今日……」

 

 

『あ……ああ。その事だがーー』

 

 

「ごめんなさい!私、寝過ごしてしまったみたいで……その、なんてお詫びしたらいいか……」

 

 

『あ、いや、大丈夫だ……』

 

 

「本当にごめんなさい!」

 

 

『……………………わかった。なら今度、今日の埋め合わせにデートでもしよう……』

 

 

「え?ええっ!?」

 

 

『そうだな……日時は、また相談しよう……今、こっちも立て込んでいるからな……』

 

 

「あ……はい!わかりました!!」

 

 

『じゃあ、また今度……』

 

 

「はい!!今日は、約束破って本当にごめんなさい……です」 

 

 

『あ、ああ……』

 

 

そう言って、先輩は電話を切ってしまった。

なにか、先輩は慌てていた様だったけれど……そんなこと全く、気にならないくらい私は舞い上がっている。

だって、先輩から誘って貰えるなんて初めてだったから。

ああ……どんな服を着て行こうかな♪

 

 

 

 




作者のキモヲタデブのイメージは、『北斗の○』の敵として出てくる殺られ役のボスデブですね。あんな感じのデブが、何らかのキャラクターがプリントされたTシャツとリュックサックを背負って、素早く目的の物をGETして去って行くイメージが強いです。人目に付かないように、気配を消して見た目に反して素早く視界にすら入らない。って、イメージw

因みに、【次元の果てから】には……神速で移動する前衛のキモヲタデブが実在します。ギャグで創ったキャラクターでしたが、無駄に有能で多才……ちょっとやそっとでは、尻尾すら掴ませない逝っちゃってる奴がいます。
基本的に、スパイとして使われるキャラクターですね。
どんな優秀な敵でも、あんなキモヲタデブがスパイだなんて思わないですからね……意表を突くという点においては、最強のスパイです。普段は、ギャルゲーばかりしているので、そもそも捜査線上にすら浮かばないスパイ。
その名も、【ロック・ウォー】!無駄にカッコいい名前だ。

すずか、記憶封鎖される。
こればっかりは……ある二次小説が影響(作者に)しているので、すずか自殺の可能性大ですよぉ?だから、記憶封鎖して無かった事に……。『ムゲンテンセイ』ってヤツですw

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