絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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四八六話

Re:

 

 

新たな世界だぜ!ヒャッフゥー!!と、テンション上げ上げではしゃぎたい所なんだけど……今、メッチャ困惑中?いや、なんと言いますか……新たな世界に降り立った所で、ニアミスがありまして師匠がヴィヴィオに捕まりました?っていうのが、全貌です。

本来であれば、スルーする所なんですけど……ヴィヴィオの『お兄ちゃん?』発言から、師匠が捕まるまでの僅か数秒が偉く短く感じてます。つか、『お兄ちゃん』ですか?そうか。そうですか……このヴィヴィオさんは、師匠が過ごしたとされる『ママ』達が居た世界のヴィヴィオさんなんですね?いやー、良かったじゃ無いですか?

漸く、再会出来て喜ばしい限りですね!

まあ、転生者達が居なければ、ですけれど。

師匠、メッチャ訝しげに見られてますよ?

まあ、俺も敵意剥き出して睨まれていますけど(苦笑)。

ただし、俺の場合は師匠がヴィヴィオに捕まった時点で師範代達と白亜にイリヤスフィールに化けた使い魔(自己紹介、未)さんに抱き着かれたからだけれど。

 

お前等、俺を全力で殺しに来てますよね!?

マジで、殺す気満々ですよね!?クソォ!!

 

「おにぃちゃ〜ん。あの人達、怖ぁい……」

 

「お前、流され過ぎだろ!?」(小声)

 

「いや、だって……師範代が、引っ張ったから……」(小声)

 

「ちょ、師範代!俺を抹殺する気ですか!?」(小声)

 

「頑張って下さい。兄様」(小声)

 

「ホレ。彼奴等から、熱烈な視線が向けられておるぞ?」(小声)

 

ニヤニヤと、イヤらしい笑みを浮かべた師範代達が俺に発破をかけて来る。ホントに、この人達は……等と、小さな小競り合いをしている間に転生者達が師匠に突っ掛かって居た。

 

あ、待って!その人に絡んだら……おわた\(^o^)/。

 

気が付いた時には、ヴィヴィオに捕獲されつつも飛び掛かって来た転生者をアッサリ魔法で倒してしまう師匠。

つか、一瞬フラッシュの様な光が迸っただけなのに転生者達は気絶してしまっていた。何が!?とは思ったけど、師匠が本気になれば俺ですら一瞬でボコされるので不思議な話ではない。ただ、師匠の行動が見えなかったのが悔しい。ホントにそれだけで……それ以上でも、それ以下でも無いけどな。つか、あのフラッシュ時にいったい何を?

流石、一万二千年分の経験。その年数は、伊達ではないのだよ。等と、冗談を思い浮かべつつ転生者達に黙祷を捧げる。

 

「安らかに眠れ、愚かなる転生者よ……」

 

「本当に眠り兼ねないので、おかしな事は呟かないで下さい」

 

「とりあえず、Master。フレールくんの放出をお願いする」

 

「わかっている。ヴィヴィ、少し離れてくれないか?」

 

「嫌!折角、また会えたんだよ?どうして、そんな事言うの!?」

 

「あー、うん。フレールくん、ちょっと情報集めて来て……」

 

『キュー!!』と、たくさんのフレールくんが師匠からポロポロと出て来て空へと消えて行くのを見送り、ホットな情報源であるヴィヴィオに視線を向ける。

だが、師匠を思いっ切り抱き締めるだけでヴィヴィオはテコとして動かなかった。その様子を横目に、俺は俺に引っ付いて来る白亜達を見下ろす。

 

――コイツ等、どうしてくれよう?

 

「とりあえず、師匠。そっちは、任せますね?」

 

「…………致し方なしか……」

 

凄まじく、不満顔だった師匠だけど最終的に折れてくれたらしく肩を落としていた。流石に、顔も知らぬ者共が押し掛けてはなのはさんも大変だろうから、ここで師匠と二手に分かれてそれぞれの仕事を真っ当するべきだろう。

例え、【生贄】だ!と称されても俺達にはどうする事も出来ないのだから致し方無い。

 

――ああ、全く持って遺憾だねw。

 

そんな訳で、死地へと師匠を送り出し俺達は裏路地の何処かに秘密基地を設置してひっそり潜むとしましようか?

とりあえず、師範代に目配せをして隠蔽術式を展開して貰ってコソコソと移動する。人気のない適当な場所に、《人避けの結界》を展開して秘密基地を設置した。

一気になだれ込み、一息を付く。

 

「いやー、ノッケから大変でしたね?」

 

「まさか、ニヤミスして絡まれる事になろうとは……」

 

しかも、相手がヴィヴィオで中身が師匠の妹だったとか予想すらしなかったわ。でもまあ、次世代魔法少女への介入を始めれば嫌でも彼女が出て来るのはわかっていた。

だけれど、あのタイミングで転生者との顔合わせが行われる事になろうとは……最悪だ。

 

「さて、これで身動きが取り難くなったなぁ?」

 

「顔を知られてしまった以上、トーマでも難しいか?」

 

「うーん……神崎さん程のインパクトが無いので大丈夫かも知れませんよ?まあ、暫く間を開けてから行ってみますが……」

 

「その間に、何度か接触してトーマの存在を記憶から薄れさせるか……成程。それでも良いなぁ……」

 

「何れにしろ、転生者が師範代達を狙って来るのは間違いない」

 

「まあ、我々は囮ですからね。甘んじて、彼等の相手をいたしましょう。幸い、前回の【組織】訪問でF○te/stay ○ightの情報を更新しましたからセイバーを演じるのも可能ですよ?」

 

「ふふふ。我も、黒セイバーは任せておけ!」

 

多少、言動がおかしくても転生者共は気にしないと思うけど……まあ、本人達がやる気なので文句は控えて置いた。とはいえ、さほど原作と変わらないから大丈夫そうにも思える。それに多分、外見が同じであればアイツ等は何でも良いと言いそうだ。

 

「そうか。頑張れ!多少のフォローはするけど、ヤバそうなら逃げるのも選択肢の一つだぞ?例えば、陰湿で思考がおかしいのはガチで危険だから逃げろよ?」

 

「死にませんよ?」

 

「そういう心配じゃ無い。ストーカー系は、本気でヤバいから相手にせず逃げろ。返り討ちとかにしなくても良いぞ?下手を打てば、変な扉を開いて訳のわからん方向に進むから……」

 

「私も、神崎の意見に賛成かな?ホント、ストーカーはヤバいから相手にせず逃げる事をオススメするわ」

 

「あ、俺もその意見に賛成です。例え、師範代達が如何にチート的存在でもストーカーとの関わりは極力避けて下さい」

 

「「「……………………」」」

 

師範代達は、納得が行かないという顔をしていたけれど……ストーカー系は、マジでヤバい奴が多いんです。

別に、執着程度なら全然問題無いんですが……フットワークが軽い奴は、本当にマジでただの危険人物なんです。

更に、ここが物語の世界だと思っていて魔法が使えるもんだからストッパーが外れ易いっていうのもある。というか、アイツ等に『ブレーキ』という愁傷なモノは付いていません。アクセルオンリーです。ぶっちゃけ、『手に入れたい』と思った時点で目的のモノを手に入れる為の行動を取るんです。なので、構わないで下さい。

 

「誘拐とか、されないで下さいね?」

 

「されたとしても、問答無用で蹴散らさないで下さい」

 

「殺すなら、一撃で仕留めた方が良いかも?」

 

「殺して良いなら、ですが……説得とか、考えないで下さい」

 

「下手に構おうモノなら、俺に気があるとか思われて面倒事になるだけですからね?行く先々に現れだしたら切り捨て対象?」

 

「サーチャーとか、来たら悪夢。下手をしたら、襲撃とかもあり得るかも?その時は、神崎にお願いするかな?」

 

まあ、襲撃なんてされたら応戦するしかないよな?なので、お願いされなくても容赦無く迎撃させて頂くとも。とは言え、普通にお願いされてしまったので頷いて置く。

だが、ここに襲撃する馬鹿は居ないだろう。居たとしても、この魔境に襲撃なんてしたら俺以外の化け物達を相手にする事になると思われる。そう、思いつつそこら中に寛いでいるにゃんこ達を見た。魔境だ!魔境!!

 

「とりあえず、イリヤスフィール役の人。自己紹介願えるか?」

 

「あ、やっと出番?では、自己紹介だね。私の名前は、シュテルン。元の由来は、イーゲルシュテルンから来てるって言われたよw。もちろん、能力的にも迎撃方面に傾いているかな?」

 

「「「イーゲルシュテルン!!」」」

 

「全力で、迎撃させるつもりだな!?師匠は……」

 

「ここで、何を?と聞いたら馬鹿にされそうだ……」

 

「間違いなく、転生者を迎撃させるつもりなんだね!?」

 

思いもよらぬ、とんでもない名称が出てきたけど……そうか。師匠は、かなり本気で転生者共を迎撃するつもりなんだな!?

 

「弾幕薄いよ!何やってんの!?とか、良く言われます」

 

「弾幕とは!?迎撃なんだから、転生者に対する攻撃?」

 

「普段は、もっとボン・キュッ・ボンな姿かつかなりの薄着でウロウロしてますね」

 

「どんな迎撃か、大体想像がついた様な?つかない様な?」

 

「でも、工口方面である事は伝わった!!お疲れ様です」

 

というか、それのどこが『弾幕薄いよ!何やってんの!?』になるのかが不明だ。ちょっとだけ、思い付いた事はあったがそんなハズが無いので沈黙する。まさかなぁ?とは思ったけど、沈黙が美徳なのはいつの時代もどんな世界でも間違いでは無い。

それに、【口は災の元】とも言うしな?

 

「それのどこが、『弾幕薄い』になるんですか?」

 

勇者が居た。まさか、ソレを聞く勇者が居るとは思わなかったよ。白亜も、黙りを決め込んでいたのにドストレートに訊ねた猛者が隣のソファーから首を傾げつつ問う。

つか、本当にわからないのだろうか?そもそも、シュテルンはボン・キュッ・ボンな艷やかな身体付きで馬鹿共の視線を独り占めに出来る存在なのだろう?

ならば、彼女が言う『弾幕』ってのはその馬鹿共を釣り上げる為の手段だ。それ等から、導き出される答えは『更に、薄着になる』一択でしか無い。なのに、それを訪ねるとは……こういう時の無知は恐ろしい。というか、男であれば直ぐに気が付けるモノを……コイツの男らしさは、一体どこへお出掛け中なのやら?

 

「食われたか……」

 

「兄様。兄様は、わかっておいでなのですね?ならば、トーマに教えて差し上げたらいかがですか?」

 

「薄着からなら、どこまで脱げるんだ?」

 

「ビキニくらいまでならOKかな?流石に、全裸になると痴女扱いになるから、かなりキワドいのを選んでるけど……」

 

「あ……そういう事?じゃぁ、弾幕って衣服の事だったのか?」

 

「お前はアホか!?弾幕ってのは、馬鹿共の視線の事だよ!!」

 

ぶっちゃけて言うと、シュテルンが派遣されていた部隊には他にも様々なタイプの美少女や美女が所属していたそうな。つまり、馬鹿共の視線を一身に集めて《神殺し》側を有利にするのが彼女達の仕事な訳だ。

つか、キワドいビキニレベルで良いんだ?

 

「チラリズムが、大事なんだそうよ?見えそうで、見えないのが馬鹿の視線を釘付けにするコツなんだって……」

 

「馬鹿だな。もしくは、アホとも言う」

 

「男って、馬鹿よね……私もだったけどw」

 

「男は、本能に逆らえませんから……」

 

「「トーマは、ムッツリだからなぁ?」」

 

「ちょ!?ムッツリじゃ、無いですよ!?」

 

「いやいや、お前は間違いなく、ムッツリ、だよw」

 

嫌がっている風に見えて、本当は超嬉しい癖に困っている風を装っているからなぁ?もし、本当に困っているなら最寄りの上官を頼るだろう?【組織】は、一応縦社会なんだから。なのに、上官に頼る事なく受け入れている時点で喜んでいると言っている様なモノだ。

女性達に食って貰えて、最高?っていうレベル。

 

「とりあえず、原作人物周りに集まって居るのは……目に見えるだけでも、四人。今日、出会った奴等が二人だから後二人と顔合わせしないとだな?それと、未だ見ぬ転生者が数名居るみたいだ」

 

続々と、集まって来る情報に視線を取られながら現状を読み上げる。何時もの事なのだが、新たに見付かる転生者どの対峙はとても疲れるので面倒臭い。良くぞまあ、これだけ腐敗したゴミ屑人材を集められたと逆に感心する。

どいつもこいつも、幼女大好き過ぎるロリコン共がワラワラと集まって来るんじゃねぇよ!?

つーか、原作に絡む事しか考えられんのか?

 

「ウチの幼馴染み共を見てみろ。未だに、行方不明な奴が居るんだぞ!?レオンとか、久保ッチとか……」

 

もっと、ウチの幼馴染み共みたいに原作放置して並列世界を又に掛けてあっちこっち行ってみろってんだ。未だに捕まらない、未発見の幼馴染みィズとか見習え!!

ホント、あのボケ共どこほっつき歩いてんだろうな!?

 

「久保ッチとレオン、どこに行ったんだろうね?」

 

「フレールくんでも、見付けられないとかマジヤベェ……」

 

そもそも、最初の世界で彼奴等が俺達と共に居た理由だって師匠に炙り出されたからだった。そもそも、あの二人に関しては一つの所に長期間居る事自体が珍しい話だったんだ。あの二人は、放浪癖があったしレオンに至っては旅行好きで、バイトをしては何処かへ出掛けるのが趣味だったからな?転生した今、お金は腐る程持っているだろうからバイトする意味もないし転移魔法もあるから色んな世界へ行きたい放題。枷から開放された奴を、どうやって見付けて捕まえろって言うんだ?無理だろう!?

更に、もう一人の久保ッチに至っては見た目チャラ男。

中身、【侍】っていうヤバい奴だ。いや、下手をすると【武士】になっているかも知れない。兎に角、外見からは想像し難い完全な戦闘民族。武者修行とか、山籠りとかが大好きなサバイバル生活の達人である。下手に手綱を手放すと、捜索隊でも捕まえられないガチな野生児である。名前が、長過ぎるのと見た目によって勘違いされがちだが熊と素手で格闘しようとするイカれた野郎だ。

まあ、未だに実現はしていないけど。テメェの命を人質に、名前を変えろと親に交渉を持ち掛ける程度には狂ってる。

 

「まあ、アレは久保ッチの親が悪いんだけどさ……」

 

「なになに〜?自分人質事件ですか?熊事件ですか?」

 

「虎事件とか、あったよね……」

 

「動物園の園長さんには、とてもご迷惑をお掛け致しました」

 

「サファリパークの園長さんにも、多大なご迷惑お掛けしました」

 

「警察には、久保ッチ担当なんて人も居たくらいです」

 

「話聞いていると、神崎さん達って波乱万丈な人生を送ってますよね?普通に生きていたら、絶対体験しない様な人生を……」

 

「うっせぇ(煩い)よ!?好きで、こんな人生を歩んでいる訳じゃ(ない)ねぇよ!!」

 

思わず、白亜とユニゾンしてしまったが……今のは、幼馴染み達全員の総意である。だから、幼馴染みでない友人達はその話を聞かせて欲しいと良く強請られる事があった。きっと、お手軽に楽しめる刺激的な話として認知されていたのだろう。

当事者は、メッチャ大変なんだけどねぇ?

 

「翼が居れば、俺だって巻き込まれる事なんて無かった……ハズ!そう、そのハズなんだ。多分。もしかしたら、メイビー……」

 

「私は……助けて貰った側だから、何とも言えないんだけれど」

 

「全ては、雪(来栖川)が悪いんだ!あんな、とんでもない女ばかり引っ掛けるから……いや、新庄兄妹に出会った、からか?」

 

「どっちも、避けられないよ!?」

 

「お前は、中学合流だろう?俺なんか、小学低学年からなんだぞ!?畜生!!あの頃が、一番平和だったなぁ……」

 

まだ、小学生だった頃が本当に平和だった記憶がある。新庄兄妹も、誰かの揉め事に首を突っ込む事も無かったし?雪が、とんでもない女をナンパする事も無かった。ただ、アイツはちょっと惚れっポクて近所の年上のお姉さんに付き纏っていた様な気もするけど……平和だったんだ。それが、中学生になって交流や移動範囲が広がると一気に問題を起こす様になる。

特に、雪がヤバい方向に落ちやすくなったんだよなぁ?

 

「そういやぁ、なんであんなナンパ師になったんだっけ?小6の夏に、何かがあった気もするけど。覚えて無いなぁ?」

 

「そんな事、私に訊かれてもわからないよ?」

 

「だよなぁ?ちょっと、メールしてみるか?」

 

言って、情報が集まるまでの隙間時間を使って友人達との交流を図る事にした。ウィンドを開き、知ってそうな奴に連絡を取る。

すると、直ぐに『知らなかったのか?』という返信があった。

その後、本人の了承を得てから返信するというメールが来たので待つ事になる。まあ、隙間時間中には間に合わなかったんだけど。

 

 

 

 

……………………

 

 

 

……………………

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

 

とりあえず、返信が返って来たのは情報が集まりこれからどうするかの方針を決める会議中でのこと。返信を見て、一瞬読むか読まないかを迷ったけど……訊いといて、無視する訳にも行かないので会議と並行して読む事にする。何々……は?

 

「……………………」

 

「どうされました?兄様」

 

「何か、おかしな事でもあったかの?」

 

「あー、いや……転生者の話じゃ無いから気にするな……」

 

「あ。もしかして、亮からの返信?」

 

「あー、うん。まあ、そうなんだが……」

 

「何やら、歯切れが悪いのぉ?」

 

「いやぁ、来栖川がナンパ師になった経緯を訊いたんだが……とんでもない返信が来よったなぁ……と。てか、予想出来るか!!」

 

あの馬鹿、付き纏って居た年上のお姉さんに拉致られて性的な虐待を受けていたとか……なんて、裏山けしからん事になってやがるんだ!?あのボケ、小6で童貞卒業とか舐めてんのか!?いや、それがトラウマになる所か味をシメて片っ端から女にアタックする様になるとかマジ氏ねよ!?知りたくなかった。馬鹿の童貞喪失ネタとか……気分が、一気に最悪になりましたよ!!

 

「来栖川の野郎……戻ったら、ガチで殴ってやるかんな!?」

 

「え?何々、なんて書いてあったの?」

 

「とりあえず、全文をコピペで…ハイ、送信!」

 

「わ、ありがとう!えっと、何々……………………は?」

 

瞬間、白亜の表情が抜け落ちて無表情へと変わり……その直ぐ後に、怒りへと変わって行った。わかる。わかるよ?その気持ち……まさか、小6で童貞卒業とか舐めてるとしか思わないよな!!

 

「え?何、アイツ。死にたいの?」

 

「それな!マジ、クソだよな!?トラウマになっていれば良いのに味をシメてナンパ師になるとか……殺して殺りたい……」

 

「それで、巻き込まれた私達は馬鹿を見ただけじゃん……」

 

「積年の恨み、晴らさずべきか!?」

 

「晴らしちゃおうよ!こんなの、許されるべきじゃ無いよ!!」

 

「俺の童貞卒業は、転生後のシグナムだぜ?」

 

「私だって、男だった時の童貞卒業は転生後のすずかよ!?」

 

生前に童貞卒業とか、一切出来て無いって言うのにアイツだけ良い思いしやがって……ブッ殺してやる!!つか、殺りたい。でも、奴等は早々に【組織】で開発される機動兵器に乗りたいが為に人外転生をやったと聞いた。

つまり、殺しても死なない不老不死になったという事だ。

その事に、ブチギレていると……更に、追加でメールが送られて来た。宛先は……知らないアドレス。中身は、今話題の時の人からだ。内容は、『やーい!塩漬け童貞!!悔しいか?悔しいだろう?ザマァ!!』とのこと。

 

「アハハハ……あのクソボケ、挑発メール送って来やがった!」

 

「…………なんて?」

 

「やーい!塩漬け童貞!悔しい?悔しいだろう?ザマァ!!だってよ。マジで、ブチ殺す。お前のせいで、俺等がどれだけ苦労したと思ってやがるんだ!?」

 

「は?死ねよ。そんなクズ……てか、そのメール亮に送ったら?」

 

「お?そりゃぁ良い!舐め腐ったメール寄越しやがって、目にもの見せてやろうじゃねぇか。ついでに、登録されているアドレス全部に亮のメールと馬鹿のメールを添付してやるぜ!!」

 

俺の持つアドレスには、現在進行系で馬鹿が付き合っている腐れ天使のものも含まれている。合コンをセッティングする際に、連絡が取れないのは不便だからとアドレスを交換していた。なので、馬鹿のメールを見た彼女が別れてくれるかどうかはわからないけど。馬鹿に報復してくれるのは、間違いないので送り付けて置く。

 

「氏ね。クソ野郎!!今、付き合っている腐れ天使と別れてしまえ!!ハハハハハ!ザマァは、テメェだよ!!」

 

「うわぁ……神崎、やるぅ!!♪」

 

「いや、待て!別れさせるよりも、大々的にBLのメイン張らせた方がダメージでかいんじゃね?なら、報酬を用意して依頼って形でメールを送った方が良いかもな?」

 

「うわあぁぁぁ……神崎!それは、ヤバイよ!?やっちゃえ!バーサーカー!!だよ!?」

 

「アッハッハッ!ただでは、別れさせんぞ?ただでは、なぁ!」

 

「「「……………………怖い……」」」

 

ブチギレモードで、色々悪巧みをしていたら師範代達にドン引きされていた。まあ、それはわからないでも無いんだが……こういうのは、貴女達でもやる事でしょう?

とりあえず、細かい設定は腐れ天使任せでコッチは印刷代とかを持つって事で同意した。それと同時に、生前の雪&現・来栖川に関するネタを幾つか提供。

特に、俺達幼馴染みとの友情ネタを山の様に送る。

ついでに、足が付かない様に来栖川の生前名と姿をも送り付けてみた。すると、生前の姿に興奮した様子のメールが返って来る。更には、神が降りて来たらしい。

ああ、天使でも……いや、天使だから、なのか?

そういう表現って、普通に使われるんだなぁ?

よし。後は、それを亮経由で来栖川に渡る様にメールで指示を出して置く。直ぐに、了承のメールが来て彼女は制作に取り掛かった模様。ふぅ……待ってろよ?来栖川!貴様には、両刀使いの汚名を着せてやるぜ!

 

「クックックッ……フハハハハ、アーッハッハッハッハッ!!」

 

「楽しそうだなぁ……神崎」

 

「兄様が、壊れてしまった……」

 

「でも、アレは仕方がないぜ?」

 

「そうだの。流石にアレは、許されぬ言葉であった……」

 

なにはともあれ、暫くして気を取り直した俺達は今後の方針を決める為の会議を続ける。ハプシエルが居れば、楽勝なのに、な?だが、ハプシエルは最終兵器。

アレを使わずして、転生者達を諌められるならソレにこした事はない。ただ、その中心には師匠が居座っているので今までの様に他人顔で適当にって訳には行かなくなった。

ホント、稀に現れる師匠の自称家族には困ったもんだ。

 

「とりあえず、師匠の自称家族は後何人?」

 

「後、4人ですね。なのはさんは、どこにいらっしゃるのかはわかりませんが……ヴィヴィオさんとシャマルさんと八神はやてさんが残ってます」

 

「その四人が、現れる可能性は?」

 

「今の所、確認出来ておらぬ。というか、あの者達が絶望する様をイメージ出来んのだが?余程の事が無くば、無理だぞ?」

 

「ま、まあ、難しい所ですよね……なのはさんとか、なのはさんとか、なのはさんとか……」

 

「全部、なのはじゃない……まあ、不屈の精神をへし折るのは大変そうだけれど。可能性が無い訳じゃないんでしょ?」

 

「まあ、これまでにも何度かは確認されて居ますからね……」

 

流石、主人公。その設定は、伊達や酔狂では無いのだよ。

それに、主人公補正なんていうモノもあるから早々簡単には折れない。

 

ホント、厄介な存在だよな?高町なのはってのは。

 

 

 

 

 




とりあえず、初っ端をへし折られたので一度退避して雑談から。ついでに、現在行方不明の幼馴染み達と双夜の家族についての話も追記。後は、今後の方針会議かな?ミーティングとも言う。とりあえず、イリヤスフィール役の使い魔はイーグル・シュテルン(男)。実働部隊というか、工作員の方から来て貰いました。通常は、シュテルンとだけ呼びますが名字持ちです。今は、女の子なのでシュテルン。シュテルとは別口です。まあ、名前の響きは似てるけど。

そして、幼馴染み達の話はマジな設定。ただし、旅行好きと戦闘民族という謂れは放浪癖からの連想で組みました。
でないと、ここまで見付からない理由が思い付かなったので致し方無い。これなら、原作から離れて様々な世界を渡り歩いていたら見付からなくてもおかしい話ではない。
原作でも、そう多くは管理世界を出して無いからな。人の居ない世界であれば、フレールくんも直ぐに引き上げて居そうだし?ねぇ?


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

最近は、とても仕事が忙しいです。特に、人が入れ替わる時期はマジで小説を書く時間が取れなくて困る。隙間時間を有効に使ってはいるものの、ストックは増えないし物語も巻き上げられないというオチ。むしろ、良いネタを思い付くまで引き延ばそうとしている始末。最悪、投稿が遅れる可能性もあります。その時は、ホントに申し訳無く。また、急いで書いても今回みたいな感じの話になりかねないのでもうちょっと余裕を持って書きたい所です。一応、ストックはあるにはあるものの二週間分しか無いんだよなぁ…せめて、一ヶ月分(四話)あれば良いんだけれど。
それに、双夜の話はなんとかコメディの体裁を保ってはいるけど…ネガティブなモノになりがちだし?かなり、ヒィヒィ言いながら書いてますw。それでも、読んで下さる方々には感謝しかありません。ありがとうございます。
アップした翌日には、何人の人が読んでくれたかなぁ?とアクセス件数を確認したりしてます。お陰様で、それなりのモチベーションを持って書かせて貰ってます。

誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m

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