絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
Re:
顔合わせの後、正気に戻ったはやてやなのはに質問攻めにされていた師匠。だが、闇堕ちしたすずかと半ば闇堕ち気味のユーリを盾にその質問から逃れている。流石のなのはでも、幽鬼みたいな闇堕ちすずかには太刀打ち出来なかったらしく終始ドン引きしていた。はやては、早々に諦めてこっちに来ていたけどヲタク共のヲタク談義に入り込む隙を見い出せず、俺達の話を前に外野でツッコミを入れる程度となる。やっぱり、ヲタク談義には入り込めないよな?
まあ、内容が内容なだけに今一理解が及ばなかった模様。
とは言え、彼女等に関わる内容で必要な話と言えば『魔法戦記』についての話になる。だが、現状ヴィヴィオの物語が優先になるだろうから放置でも良い。
だとするなら、ここは様子見に徹するべきだ。
そう言えば、師匠が余り語りたがらない話に【八神はやて】の事も含まれていたな?アレは、何でだ?師匠側のはやては、何であそこまで師匠に嫌われて居たんだっけ?
「八神はやて、かぁ……」
「なんや!?私に、何か文句でもあるんか!?」
何故か、喧嘩腰で人の呟きに割り込んで来る八神はやて。というか、別に文句があって話題に上げた訳じゃねぇよ。つーか、こちら側というか俺達の知る【八神はやて】が何故か師匠に嫌われていたなぁって思い出しただけだ。
「いや。ただ、アンタが師匠に嫌われていたなぁ、って……」
「何やと!?どういう事や!?こんな、愛くるしい私のどこが嫌いなんや!?こんな、美人捕まえて嫌いってどういう了見や!?」
「『愛くるしい』って、自分で言い出したぞ!?」
そういうのは、他人が判断するモノであって自分で言ったらただの恥ずかしい人じゃ無いですか。まあ、美人である事は否定しないけど……中々、図々しい女だな?因みに、フェイトの方が愛くるしいと俺は思うぞ?お前等は?
元消防士&元爺『以下同文』。
「ああ。私達の知るはやてって、狂ってたわね……」
まさか、アリサがそんな事を言い出すとは思わなかった。
「くるっ!?ちょ、ちょっと待ってぇな!?私が、いつ狂ってた言うねん!?てか、そっちのアリサちゃん達の知る私って……」
「私達の知るはやてちゃんは、病んでたんだよ。ね?」
更に、追い打ちの様に正気を取り戻した『すずか』が追従する。つか、こちら側の八神はやては病んでいたんかい!?
「あー……そうね。そうとも言うわね……」
「病んデレ!?はやてが、病的なまでに狂ってデレてただと!?」
「ちょ、病的なまでに狂ってデレてた!?ってどういう事や!?」
いや、多分……そういう話じゃないと思うぞ?
「こちらの八神はやてが、壊れていたのは事実だ。まあ、この世界の八神はやてでも壊す事は可能だと思うぞ?とりあえず、そこのシグナムとヴィータにザフィーラを八神はやての目の前で殺して見せればこちら側の八神はやてと同じになるんじゃないか?」
はい。ウチの師匠が、とんでもない事を言い出しました!
つか、師匠の話を纏めるとこちら側の八神はやてはシャマル先生以外の守護騎士を失って狂っちゃったらしいです。言われてみれば、シャマル先生以外の守護騎士についての話を師匠から聞いた事が無かったわ。
道理で、かなりおかしいなぁとは思ってた。
そんな状況なら、確かに狂っててもおかしな話では無いッスね!
「つーか、死んだんですか?八神はやての目の前で?」
「いや。ただ、事実上死んだ事がわかっただけだ。次元が、消滅したからなぁ?だから、あの時……アースラに残っていた者以外の生命体は完全にこの世から消し飛んでいたハズだぞ?」
師匠の言うソレが、一体どんな状況から引き起こされたのかはわからないが憶測や予測といったモノでない事は聞き取れた。だが、周囲の奴等には師匠が何を言っているのかはわからない模様。
「ソレ、もう終わった話ですよね?今更、どう足掻いても巻き返しとか出来ない系の話なんですよねぇ?」
「まあ、そうだな。一度、《ルール・ブレイカー》で切り捨てた時間軸が戻ったという話は聞いた事が無いが……理論上は、可能だとされている。ただし、机上の空論だけど……」
まさか、師匠が『机上の空論』を持ち出して来るとは思わなかった。てか、それってただの妄想って事じゃ無いですか?というか、師匠の言う時間軸辺りでのアースラって廃艦になってませんか?
なのに、廃艦になったアースラで次元消滅を乗り越えた挙げ句、人類が生存可能な次元を探して航行していたというじゃありませんか。それ、どう考えても無理ですよね?
「それ、物資とか大丈夫だったんですか?」
「色々足りなかったけど、最低限の物資は僕の方で何とかしていたからどうにかなっては居たよ?でも、最終的に食料が尽きて餓死して行ったかな?」
「……つまり、飲料水問題とかアースラの整備問題とかは置いておいて食料問題が理由で終了したと?」
「まあ、そういう事だねぇ?流石に、色々と不思議に思われていたみたいだけれど……誰のツッコミも無かったよ?」
それって、師匠の異常性に気が付いていながら誰も突っ込まなかったって事?それとも、気が付かなかったって事?いずれにしても、危機的な状況下にあったからそこまで考えが及ばなかった可能性もあるので、その話にツッコミは入れない様にした。
「その時、クロノは居なかったのか?」
「クロノは、エイミーさんや子供達を残虐な方法で殺されて狂ってたからなぁ?『犯罪者は、皆殺す!!』とか言ってた」
「何だって!?そんなバカな事を僕が言ってたのか!?」
「流石に、子供達を人間爆弾にされて助けたと思った瞬間に目の前でエイミーさん諸共巻き添え自爆だったからなぁ?アレで、クロノも大怪我を負ったし、エイミーさんと双子を同時に喪って犯罪者を許せなくなった結果の成れの果てじゃないか?」
「……………………」
そんなエゲツナイ話は聞いてない!!つか、人間爆弾!?巻き添え自爆!?一体、どこの戦場だよ!?てか、そんな戦法を取った馬鹿が居たのかよ!?それが、犯罪者に落ちた転生者で時空管理局を滅ぼしたとか言われてもピンと来ないんですが!?
「つまり、正攻法ではなのは達を手に入れられないから時空管理局を滅ぼし、犯罪者の大国を作って最後は次元世界諸共自爆したった事ですか?」
「うん。と言っても、なのは、はやて、アリサ、すずか、フェイトちゃんを欲望のはけ口として捕えられてはいたけど満足には程遠かったんじゃないかな?それに、取り返したら逆ギレして他の世界も巻き込んで自爆されちゃった」
「欲望のはけ口って……そこまでして、自分達の欲望を叶えて置きながら……自爆テロって馬鹿じゃね?つか、自爆テロの規模よ」
想像するに、ソレをやらかした馬鹿共は余程現実が受け入れられなかったんだろうな?つか、人間爆弾とか出て来た時点でロクでもない行動に走ったのは理解できた。下手をすると、もっとヤバい話も出て来そうだったので早々に切り上げ……たかったんだがなぁ?一人の馬鹿のせいで、続けざるを得なくなった。
「成功した世界があったんだ……」
――はぁん!?成功……って言えるかぁ?
「お前、話し聞いていたか?時空管理局、滅びたって言ってただろう?アレ、オブラートに包んだ表現してあったけどストレートに言えば管理局員は皆殺しにされたって事だぜ?高々、数人の女を手に入れるのに兆倍殺してたら意味ねぇよ」
「でも、ハーレムは成功しているじゃないですか!」
「ハーレムって……複数人の男で数人の女を囲っていただけだろうが!?ソレを、『ハーレムだ!!』と言えると思ってんのか!?無理に決まっているだろう?てか、男は何人居たんですか?」
「約三百人だ」
「はい、ハーレムじゃありません。女数人に対して、男が三百人とか逆ハーじゃ無いですか……一応、転生者だから見目は麗しい奴等オンリーだったみたいだけれど?本人達が、望んで無いのに逆ハーとか……馬鹿じゃね!?」
ソレに、だ。男の浪漫であるハーレムは、一人の男に対して数人の女で成り立つモノだから三百人の男で囲まれる女じゃ意味も価値も違うだろう!?ワンちゃん、そういうのが好きな奴が喜ぶ程度だろうけど……そんなモン、誰が望んで作ろうとするんだ!?
「妥協に次ぐ、妥協の成れの果てじゃないですか……」
「それでも、ヒロインを抱けたなら成功なんじゃ……」
「お前、馬鹿なのか?馬鹿なんですか!?ぶっちゃけ、複数人の男でヒロインをシェアしたって言ってる様なモノだぞ?本当に、それで良いのか?」
「シェア?シェアって……分担?」
「そうだ。一人の美女を複数の男で共有する様なモノだろう?」
「キョウユウって……え?共有!?シェアじゃ無いじゃん……」
あー、違ったっけか?つか、横文字は現在でも苦手な分類なんだよ。だから、言い間違えや意味の履き違えとかも有り得る。そもそも、語源系は白亜の十八番だったから大体は奴が翻訳していた。なので、訳がわからない時はメールで翻訳依頼をしていたんだ。
そりゃ、わかる所は自分で翻訳していたぜ?それでも、複雑なモノになると今一理解が追い付かなくて白亜に丸投げしていたんだ。とは言え、師匠の言う状況なら『シェア』で間違いないと思うんだけど?
なにはともあれ、おバカくんはヒロイン達の共有は嫌だと発言し始めているのでマトモな感性は残っていると思われた。されど、そんな発言をこの場でしているのでお馬鹿くんは保護者達であるなのは達から軽蔑の目で見られている。自業自得とは言え、ただでさえ要・観察対象だったお馬鹿くんはメデタく準・警戒対象へとランクダウンした模様。馬鹿だ、馬鹿だと思ってはいたが……ここまで、おバカとなると救い様が無いかも知れない。
「後、確認なんだけど……他の転生者と、連絡を取り合ったり情報を共有したり出来るか?掲示板系の能力とか持ってる?」
「そんな事、出来るハズが無いだろう?」
流石に、掲示板民みたいな奴は早々居たりはしない様だ。
ああいう、特典持ちや能力者が居ると便利なんだけどなぁ?
「なんで、そんな事を聞くんだ?」
「ん?ああ。前に掲示板系の能力持ちが居たんだよ。ソイツが、他の転生者とその特典で駄弁っていたから今回も居るかなぁ、と」
「「掲示板!!何、ソレ、面白そう!!」」
「クソッ!なんで、思い付かなかったんだ俺!!」
「そんな能力が有れば、家に引き籠もっていられたのに!!」
コイツ等、引き籠もりタイプか!?等と言った所で、既にソレを得られる機会は失われているから意味は無い。頭を抱えて、悶絶する様を見ながら引き籠もる場合のデメリットはなんだろな?と思考するのだった。つか、引き籠もっていたらヒロイン達と仲良くなれないんじゃね?それで、どうやって恋人になるつもりなんだか?元爺と、元消防士の考えがわからなくなってしまった。
「ハーレムは、どうするつもりだ?」
「「要らん!!」」
「良く良く考えたら、ハーレムを維持するのとかメッチャ金が掛かりそう。そう、思ったらデメリットしか無いなぁっと……」
「それに、自分が当事者になったら他の転生者に逆恨みされるじゃ無いですか……死に間際が、どんなだったか思い出せはしないけど、あの状況を考えたら絶対ロクでもない死に方ですよねぇ?」
「まあ、そうだな。お前の場合は、二次災害の可能性が高いな」
「なのに、今世もロクでもない死に方になったら最悪だなぁって」
下手をすれば、痴情のもつれによる滅多刺しとか逆恨みで理不尽に殺されるなんて予測が立つ。そりゃ、今回は真っ当な死に方をと思っても致し方無いと思われた。
「あー……ハーレム作って滅多刺し。転生者の逆恨みで、理不尽な殺し合いとかある意味最悪の死に方ではあるな……」
「それな!!なんで、引き籠もります!!」
「引き籠もるにしても、資金は必要だろう?どうするんだ?」
「それは、神様から成人するまで支給金があるので問題ありません。ここまで来ると、引き下がった方が良いかと……」
「悪いが、その計画は破綻するぞ?なんせ、その神は仕事放っぽいといて娯楽に浸っているらしいからな。俺達、《神殺し》の断罪対象で間違いない。となれば、支給金無くなるぞ?」
「「「マジッ(で)ッスか!?」」」
「ヤバいぞ!ワシ、貯金なんてほとんどしとらんぞ!?」
「少しは、貯えがありますが……成人するまで持ちません!」
「どうしよう……メッチャ、使ってた……」
コイツ等……流石の俺でも、使い切ったりしてなかったというのに馬鹿なんだな?馬鹿なんですね?薄々、気が付いてはいたがここまで考え無しだと逆に清々しいな?呆れて、物が言えないけど。
「嘱託魔導師……という手もあるが、信用の無くなったお前等では雇って貰えるか不安だな?」
「「「ガーン!!」」」
元爺と、元消防士がババッとはやてに視線を送るけどサッサと視線を逸らされる。スマホ野郎は、そもそも完全に信用を失っているので論外だけれど、二人はまだ救いがある様に思えたので様子を見るつもりだ。というか、スマホ野郎はそもそもはやて達に視線を送ろうとしたけど、睨み返されて逆に自分が視線を逸らすハメになっているから笑えない。しかも、何故かこちらをガチギレ顔で睨み始めるという訳のわからない行動を取り始めた。もしかして、全ての元凶が俺達《神殺し》にあるとでも思ってるんだろうか?馬鹿だもんなぁ?思ってるんだろう。
「お前、俺を睨んでも何も解決しないぞ?それに、お前のは自業自得であって俺達の責任ではないと思うけど……」
「はぁ!?アンタ達が来たから、俺達が窮地に立たされているんだろう!?なら、責任はアンタ達にあるに決まっている!!」
「いやいや、これまでの言動が自分を追い込んだんだろう?信用を失くしたのは、全て自分自身の責任だよ。魅了能力で、ヴィヴィオ達を自分のモノに仕様とした時点でも信用が無いというのに……その後の会話で、浅ましい欲望をぶっちゃけたのはお前だろう?ハーレム成功とか、欲望のはけ口があればOKとか言ったのはお前だ。俺達は、囚われの身となったなのは達を開放する側でお前は捕えて欲望のはけ口にする側的な話をしてただろう?」
「言ってねぇーし!そんな事、一言も言ってねぇ!!」
ええ!?ちょ、お前……さっき、自分が言った事すら責任を持たんのか!?それ、余計に信用を失うだけになるぞ?『若さ』とかだけでは、言い訳にもならないレベルのやらかしをやっているんだが……当人は、わかっていない模様。
「つか、お前ギルガメッシュなんだろう!?なら、《黄金律》があったハズだ!!なら、それで俺が成人するまでの資金用意しろよ!!どうせ、幾らでも稼げるんだろうから無限円くらい用意しろよ!!」
「「えぇー……」」
他の転生者に、ドン引きされる様な事を言い出すスマホ野郎。コイツ、責任を他人に丸投げするだけでなく責任転嫁するタイプだったらしい。つか、無限円とか用意できる訳がないだろう?
ミッドチルダの経済が崩壊するわ!!
「出来なくは無いが……ミッドチルダの経済が崩壊するぞ?」
「出来るのかよ!?てか、経済崩壊!!」
「デメリットなく無く、お金を稼げるとか無いっスよねー」
「そんなん、俺の知った事かよ!サッサと、金を用意しやがれ!」
「じゃ、師匠。コイツ、世界の歪みになりそうなんで殺しちゃって下さい。つーか、お前みたいな馬鹿を排除するのが俺達の役目。そんな存在に、世界を歪ませろとか言い出すって余程の馬鹿ぐらいしか居ないぞ?」
「は、はあぁ!?ふ、ふざけてんじゃねぇよ!?俺を殺すだって!?なんで……お前等が、俺をこんな目に合わせて置いて……こ、殺すだってぇ!?」
「だって、イレギュラーなんて殺した所で人々の記憶にすら残らない。ニュースにも、ならないからな……つまり、俺達がお前を殺した所で何の障害にもならないって事さ……」
「は、はああぁ!?誰の記憶にも残らないって、馬鹿な事言ってんじゃねぇよ!?流石に、目の前で殺されればお前等、指名手配だぞ!?」
「ならないよ。前例があるからねぇ?」
言って、師匠はその前例を拡大したウィンドに映し始める。そこには、目の前で人を殺したにも関わらずはやて達がにこやかに俺達と話をする様子が映し出されていた。
「見て貰った通り、僕達がイレギュラーである君達転生者を殺した所でこの世界の住人はソレを認識出来ない。それ所か、記憶に留めて置く事すら難しいんだ。なので、君をこの場で殺した所で僕達が犯罪者になる事は無いし指名手配される事も無い」
「………………う、そ、だろ……?」
流石の馬鹿でも、自分がどんな状況に追い込まれているのかわかったのか俺達から距離を取るべく後退りを始める。ま、そんな事をした所で俺達からすればそんな距離なんて意味も無いんだけど。
それでも、恐怖からくる畏れっていうのは己の意思とは異なる行動を取らせるモノだ。言うまでもなく、馬鹿はこの会場から逃げ出そうとする訳だけれど……逃げた所で、師匠の“目”から逃れられる訳も無い。
「ちょっと、待ってくれ。まさかとは思うが、本当に彼等の死は記録や記憶に残らないのか!?」
「残らないな。そもそも、イレギュラーというのは元から存在しないからこそ『イレギュラー』と呼ばれているんだ。師匠のアレは、師匠自身の記憶を引き出して映像としたモノだから……」
原作が、大元になっている物語の世界で無理矢理割り込んで存在しているのが転生者という存在だ。そんな存在を殺したとした所で、世界からしたら在るべきが有るべき形に収まっただけに過ぎない。そこに、イレギュラーを残す必要性すら無いから弾かれる様に消えて元の形に戻るだけである。
「そんな存在を殺したとして、存在しない者を消したというだけで何か問題になるとでも思うか?問題の定義にも無いんだぞ?」
「居なかった、という結果を得られるだけだな……」
「ひぇ!?マジで?マジで、居なかった事になるのか!?」
「まあ、俺達もこの世界から別の並行世界に移動したらお前等の記録や記憶からも居なくなるんだぜ?出会わなかったって事になるから未来の話をネタバレしても意味ないんだよなぁ……」
「ってぇ事は、今までの話も忘れるちゅー事か!?」
言葉足らずだが、はやての言いたい事は話の流れから読み取れるので良しとする。つか、この場での邂逅や話し合いは残らないよ?
「有り体に言えば、その通りだ。ただし、結果は残るので世界の修正で消されちゃうんだ。君達の望まない形で、ね?」
「それって、俺達の記憶には残らないけど……神様を殺した結果とかは残るから支援等が受けられなくなるってこと?」
「そうそう、そういう感じ!更には、俺達の存在は記憶からも消えるから神様が突然支援を打ち切ったって事になるのかな?」
「ちょ、ちょっと待って!それって、この場での出来事も忘れられるってこと?なら、彼の失った信用とか戻って来るんじゃ……」
「それは、ない。結果は結果だから……この場を設けた事や、話し合いの内容とかは記憶から失われるけど、この場で失ったり得たりした結果は残るんだ。つまり、そこにいる馬鹿が失った信用は戻らない。自分の言動も覚えていられない馬鹿だって事も、この場に居る者には周知の事実として残る。そもそも、時間が巻き戻る訳じゃ無いんだ。戻って来る訳が無いだろう?」
更には、神様特典も一つになって能力低下は言うまでも無しとなれば馬鹿に取っては最悪とも言える結果だろう。
これで、今まであった支援も無くなったらどうなるんだろうな?
「聖王教会に孤児として引き取られるのかねぇ?」
実際問題、彼等には生みの親という存在は居ないから支援が無くなれば管理局の施設に入るか聖王教会に孤児として引き取られるしか無い。ワンちゃん、特殊な事例として原作ヒロインの家に引き取られるという例もあるけど……それは、現状からして不可能だ。誰だって、信用の出来ない者を内に引き入れる事なんて出来ない。それでなくても、スマホ野郎は人を人と思っていない様な事を口走っているから引き取り手はないと思われる。但し、スマホ野郎に至ってはこれ以上周囲を引っ掻き回されても面倒なのでこの後に消去される事が確定しているけど。
流石にこれ以上は、庇う事も出来ないからなぁ?というか、改心したと思ったのも束の間……本心がアレでは、この世界が危ない。よって、スマホ野郎はこの会場から出た後で暗殺される事だろう。この世界に取って、有害とわかれば即殺害なのは今も昔も変わらない。言葉を交わして、わかり合えるのであればソレに越したことはないがわかり合えないのであれば実力行使も致し方無いんだ。
「お前等も、後になってアイツみたいになったらサクッと殺るからな?肝に命じて置けよ?俺は、正々堂々が得意だが師匠はコッソリが得意な暗殺者タイプだからな?」
「うへぇ……。必殺仕事人かよ!?」
古いモノを引き出して来たな?まあ、引き合いに出したのが元爺なのでイメージ的には合致するけど……師匠は、わかるかな?ああ、わかってなさそうだ。こういう所で、時代背景が違うんだなぁと理解出来てしまうのが俺の短所。別に、何時代だって良いじゃ無いか!!何でもかんでも、ネタ扱いする必要は無いんだよ!!
純粋に、受け入れられない自分がとても嫌だ。
「お前等、頭がイカれているんじゃないか!?何、人を殺す計画とか立ててんの?それこそ、危険人物そのモノなんだけど!?」
「まだ、居たんだ?君、もう要らないかは消えてくれて良いよ?」
「はああぁぁ!?ねぇ、ふざけてんの?何、上から目線で要らないとか言っちゃってくれてんの!?俺を、舐めんじゃねえよ!!」
「舐めてねぇよ。君はこれ以上、何を言っても落ちる所まで落ちるだけだから被害の拡大を防ぐ為に退出するタイミングを取って上げているんじゃないか……」
「ソレを上から目線で、舐めてるって言ってんだよ!!」
「じゃぁ、このままここに残って己の印象を悪くする事に徹するの?今更、反省しました。心を入れ替えますって言っても誰も信じてくれないよ?ここは一旦、時間を空けてほとぼりが冷めるまで待ってからもう一度信用を勝ち取る努力をした方が良いんじゃないか?って提案しているだけじゃないか……」
「うぐっ…………」
言葉に詰まるスマホ野郎。だが、視線はチラッチラとヒロイン達の方に向いているので現状は理解しているらしい。
しかし、今までの事もあるので直ぐには信用を勝ち取れない事もわかっているらしい。だから、退出するタイミングを示して見れば捨て台詞を吐いて逃げて行くだけだった。
「…………お、覚えてろよぉ!!」
ぶっちゃけ、覚えて置く必要が無いので直ぐに忘れてしまう事にする。どうせ、この場から逃げ出せば狩られるだけの命だ。もう二度と、会う事も無いのでサッサと追い出すに限る。
ながらスマホで死んだ少年は、少しでも自分に取って都合の良い状況にしがみ付こうとして落ちて行きました。既に、神様特典は減らされているし――いつの間に!?って、完全記憶能力がステータス系の能力だとわかった時点で削除されました――《堕ち神》化も出来ないので放逐です。まあ、世界を歪ませろ発言をしているので断罪対象であることに変わりはないんだけどね。よって、逃げ出した後で使い魔の誰かに殺害されました!!確定。
とりあえず、話がループしていた様な気もするししていなかった様な気もするけど…概ね、終わり良ければ全て良し何じゃないかと。つか、ヒロインを欲望のはけ口に出来たら成功って訳わからんかったですね。書いてる作者も、コイツ何言ってんだ?と思いかける事が何度かありました。
支離滅裂系で、責任を放棄&転換するという設定だったのでそこそこ上手く書けたかな?と思ってる所。多分、この三人組の中では一番頭がおかしい系だった。元爺も、一部おかしい所があるけどそこは年の功で乗り切れる設定w。
元消防士は、普通でマトモ設定なので問題なし。まあ、他の転生者も使い魔に狩られているから頭がおかしい人格破綻者だと思ってくれてOK。基本的に、若い世代とヲタク中年層は一部を除いて発狂系としている設定でしたw。
それ以外の年代は、比較的にマトモな分類になります。
生前の死亡年齢が14歳未満。ちょっと、はしゃいでいる暴走児童。孫悟空が、理性を失っている様な感じで暴れていると思ってくれたらOK。俺が一番だ!!
14歳以上、20歳未満。ヒャッハー系。興奮状態で大暴走中。思春期って事も有り、人の話を聞かない輩が多い。
チート能力で、俺TUEEE!!俺最強!!俺無敵!!厨二病発症中。
20歳以上、弱中年層(30歳未満)。転生に大興奮中。冷水を浴びせれば、多少はマシになるけど自分こそが!とか言い出しちゃう系の設定。一部、マトモな奴も混在。
異世界転生、美味美味。ヒロインは、俺の嫁!!(超強気)
30歳以上〜、50歳未満。比較的に、落ち着いて行く可能性があるタイプが多い。多少、頭のおかしい輩もいるが30歳前後よりかはそこそこマトモ設定。ロリコンとか多そうw。『ヒロインちゃんhshs…お、俺の嫁にしちゃおっかな?(気弱)』『転生しちゃったよ…若返ったんだから、ちょっとハメ外そうかな?でも、他人に迷惑を掛ける訳にも行かないし…ルールを守れば大丈夫かな?』
50歳以上。枯れてるイメージ。そりゃ、最初こそはヒャッハーしていそうだけど…段々、落ち着いて冷静になって行くタイプ。最終的に、自分で立ち上げた黒歴史に頭を抱えていそう。『やっちまった…黒歴史ですね?ハハハ…やらかした!(嗚呼ぁぁ…)』『この歳で転生…はしゃぎたくても、恥ずかしさが先に来る!!』
という様な設定があるんですよw。だから、生前の年齢によっては転生者のはっちゃけ様に差が出ちゃうんだ。
以上。厄介な年齢設定でしたーw。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれてありがとうございます。