絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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五一三話

Re:

 

 

結論から言うと、俺達は未だにストブラと関わる事ができていない。理由は、俺達が吸血鬼と接触していないから。

確かに、姫柊雪菜は人間でストブラの一キャラクターだけど物語全体に干渉できる権限が得られる訳が無い。

今の現状では、ストブラの人間側には手が出せても吸血鬼側には手が出せない。この状態で、あちらの騒乱に関わっても吸血鬼までには手を出してはならないんだそうだ。

そう、言われて気が付いた。姫柊雪菜は、『第四真祖の嫁』という印象が強いだけで実際には獅子王機関の剣巫見習いでしかない。第四真祖である暁古城が居ない今、彼女は現在は吸血鬼と一切関わりのない普通の女子中学生だ。ファン心理から、彼女が吸血鬼関連の関係者だとそういう錯覚をして居たんだよ。

だがしかし、敢えて言わせて貰おう!

 

「細かいっ!!」

 

「当然だの。我々は、そちらの物語に関して何も依頼など受けておらんのだからの。慎重に慎重を期してまだ足りぬ」

 

「その通りですよ?兄様。依頼を受けていない物語への干渉は慎重に事を進めねば手痛いしっぺ返しを喰らうのは我々です。ただでさえ、Masterが要らぬ事を仕出かしているのですから我々まで緩く受け止める事はできません」

 

師匠が、やらかした事と言えば吸血鬼が昼間でも活動できる様になっていた理を破棄した件だろう。何を仕出かしたかは知らないが、それによって俺達の活動が狭められているのは否定できない。というか、『《ルール・ブレイカー》振り回したら普通に壊れて無くなった』とかどんな言い訳か!?

小学生でも、そんな言い訳しないだろう!?と思う様な事を自信満々に言われてしまったんだが!?確実に、確信犯ですよね!?まあ、あちら側にはそれで通ってしまったらしいけど。あちらもあちらで、師匠にはかなり()()模様。

 

「敵にすら、甘やかされるとかどんだけー!?」

 

「いやいや……アレは、主様の報復を恐れての事だからの?気にするでない。ホントに、報復はヤバいからのぉ……」

 

ナニソレ!?師匠の報復を恐れて、あんな小学生でもしない様な言い訳を受け入れたっていうのか!?つーか、報復……また、麻薬レベルの料理をバラ撒かれたりするのを恐れている、と!?そりゃ、他の事が手に付かなくなる様なモノを送られて来たりバラ撒かれたりしたら困るけど……そこまで、恐れる様な話でも無いと思うんだが!?

 

「例え、その発想が小学生レベルであっても……いや、小学生レベルだからこそ、か?何にせよ、社会の機能が一部麻痺する様な報復なぞ誰も望まぬが故な?」

 

「社会の一部が、麻痺……」

 

料理?じゃねぇなぁ。師匠ってば、過去に何をやらかしてくれやがったんですかねぇ?尋常じゃ無いレベルの怯え様を使い魔が見せて来るんですが……何をやらかした!?

いや、知らなくても良い事をワザワザ知る必要は無いか。

下手に知って、巻き込まれても面倒なだけだから気にしてないフリをする。それに……その内、知りたくも無いのに師範代達がペラペラと教えてくれたりするんだろう。

何となく、そっちの方がダメージデカい気もしないでもないけど。現状、あちらから何か仕掛けて来てくれないと何も出来ないというオチに。

 

「聖女は、何とかしたっつーかなんつーか?」

 

「これは、残りの勇者と賢者を何とかしろという天の思し召し……てか、何者かの思惑が絡んでる?」

 

「何者かって、普通に神しか居ねぇじゃ……」

 

「既に、黒幕がわかっちゃってる件www」

 

「大草原不可避。てか、聖女のその後ってどうなった?」

 

そう言えば、歪みを生じさせていた神様特典を排除したんだから彼女のその後も確認して置くべきだろう。

そう思って、フレールくんに指示を出すと表示されたウィンドに映るのは……何故か、聖女が勇者と賢者に袋叩きにされている場面。

 

「え……どういう事?」

 

「聖女に働かせて、勇者共は豪遊する関係だった?」

 

「まあ、順当に考えれば勇者と賢者と聖女はセットの関係だけどねぇ?でもそれは、ゲームだった場合の話……だと思ったんだけどなぁ?」

 

「でも、余り良い関係には見えないよなぁ?」

 

「完全に、金づる扱いだな?」

 

彼女の特典は、『神聖魔法』と『MP増強』と『回復能力強化』の三つ。その内、『MP増強』と『回復能力強化』は消しても問題なかったので削除。そして、『神聖魔法』から蘇生魔法のみを抜き取って放置……だったんだが、どう見ても放置できる様な状況じゃないんだよなぁ?

 

「これ、どういう関係でしょう?」

 

「聖女は、お金を集めて勇者達に供給するのが役目?なら、使い魔の誘いに乗ったのはどういうつもりだったのか……」

 

「イケメンだったから!!」

 

「インキュバスの因子が仕事をしたのでは?」

 

「インキュバスの因子では、イケメン度は上がっても魅了が使える訳ではあるまい。アレは、キッカケに過ぎぬからの。魅了が目的なら、最初からインキュバス本体を送り出すわ」

 

ぶっちゃけると、『◯◯因子』というのは人間で言う所のDNAみたいなモノらしい。つまり、それ程の強制力は無いけれどそこそこ使えるのが『◯◯因子』らしい。

ただし、覚醒させたらその程度には納まらない。

普通に、インキュバス並の魅了と能力が使えるのだとか。

まあ、基本的には使われないモノらしいけど保険で突っ込んであるとのこと。

 

「その気になれば、男でも落とせるらしいがの……掘られてみるか?初めてなら、優しくしてくれるぞ?」

 

「そんな、おぞましいことはやらん!!」

 

「ウホwやらないかぁ~?(お約束)」

 

「ああ(怒)!?おい!トーマがやりたいってよ!」

 

「あ、ごめんなさい。冗談なんです!許して下さい……」

 

馬鹿が、どこぞの掲示板並のネタを披露する馬鹿を差し出し俺は避難を始める。というか、どこにでも湧いて来るもんだな?こういう馬鹿は。まあ、それがトーマだったのはイメージ的に驚いたけれど……多分、掲示板で覚えたネタを披露した程度の話だったのだろう。

しかし、真面目に説明をしている今の師範代に冗談は通じない。問答無用で、あのインキュバス因子を持った使い魔さんに差し出される事だろう。

ただ、考えたく無い事だが……現在、SAOモドキ世界に居るハプシエルを呼び出して差し出すって事は無いと思われる。可能性としては、限りなく低いはずだとは思うんだけれど……絶対では、無いんだよなぁ。もし、そんな事になったら俺は転生者にハプシエルを蹴仕掛ける事を誓おう。もしくは、ストブラ方面にですかねぇ?

つか、ハプシエルが《旧・神族(偽)》側の人材だって話を最近知りました。まあ、天使族だからというのもあるけど。あの性質が災いして、スパイをしているらしい。

つまり、隠れ組織の人材って事だね。そうとは言っても、報告書は難解だし顔を突き合わせば精神が異常をきたすのでどっち側からも見放されているらしいけど。

今は、双方が平和な時らしい。

まあ、当のハプシエルがSAOモドキ世界に居るからだと師範代は言っていたけど。つか、使い勝手の悪い存在をスパイとして《旧・神族》側に放り込むなんて発想誰がしたんだろうね?何故か、とても良く知る人物が関わって居そうな気がするんだけど……勘違いであって欲しい。切実に!!

 

「我等が、主様だの。そもそも、アレと交流を持てるのは主様くらいじゃ。何せ、主様の視界は特殊じゃからの」

 

「…………それは、【真実の瞳】があるからですか?」

 

「HAHAHA!そんなモノで、アレを視たら地獄ですよ?というか、そもそもその能力持ちはアレを視ません」

 

「アンリ・マユでは無いが、この世のありとあらゆる【嫌悪】を丸めて天使の形にした様な存在じゃ。そんなモノで視たら、精神を殺る所か死んでしまうわい」

 

うわぁ……そこまで、言いますか?

 

「いずれにせよ、我等が主様くらいじゃよ。アレを前にして、平静を保っていられる方は……」

 

「全くです。あんなモノを前にして、平然としていられるのは我等がMasterくらいなモノですよ。でもそれは、致し方ないこと……あの方は、今尚成長途中ですのて……」

 

「成長途中?それは、どういう……」

 

「兄様は、未だ知る必要はありません」

 

「知った所で、兄様にはどうにもできぬからの」

 

「あの方は、チグハグ過ぎるのです」

 

チグハグ……つまりは、成長仕切ったモノと成長してないモノがあると言う話なのか?師範代達の言葉を纏めると、そういう事なんだろうけど……師匠に、そんなモノが在るとでも言うのか!?いや、繋がりのある使い魔が()()言って居るんだ。きっと、師匠にも未熟な所があるんだろう。

つか、【真実の瞳】以外の秘密ってなんだ?

 

「てか、【真実の瞳】でハプシエルを視たら地獄なんですか?まさか、アレってヤバいモノだったりします?」

 

「そうですねぇ。……ヨグソトース、みたいなモノでしょうか?こう、見るとおぞましくsan値が喪われるヤツです」

 

あー……夜中に見たくは無いタイプのアレかぁ。

つか、ハプシエルとヨグソトースを天秤に掛けたらどっちが重い(エグい)のだろうか?閲覧注意とグロ注意……なんか、とんでもない戦いになりそうだ。

どちらも、精神的なダメージががが。

ハプシエルvsヨグソトース……勝敗は兎も角、周囲への影響が大き過ぎる戦いになりそうだ。見てみたい気もするが、san値直葬がヤバい事になりそうなので諦める。

 

「ハプシエルvsヨグソトース!!」

 

「…………止めましょう。そういう事を言うのは……」

 

「もう、既に行われた周辺世界最大の災害の話は忘れよ」

 

「あ。もう、行われた後なんだ……」

 

ま、人が思い付く話なんだ。誰かが、思い付いて居ても不思議ではないわな?見たくは無いけど……。

師範代曰、《神殺し》達のsan値があっと言う間に直葬された出来事とのこと。

本当に、一瞬で蒸発したと語り手は語る。

 

「san値チェックを失敗したのか……」

 

「…………それ以前の問題でした」

 

「そもそも、観ている者が目を開いていた事自体が問題だったんじゃ。というか、アレは予測できた厄災じゃの?」

 

「……そうですね。普通に予測できた厄災でした……」

 

「しかし、誰も彼もが面白半分だった為、回避する事も無くソレをモロに受ける事となったの……」

 

「というか、san値チェックすら出来ませんでしたね?」

 

「始まった瞬間から、そんな話は頭の中から消し飛んだの」

 

「まるで、人類最終試練のようでした……」

 

「HAHAHA……化け物がゴミの様だったの?」

 

「これが、人間なら『見ぃろぉ!人がぁゴミの様だぁ!!』とネタにできたんですが……我々は、人外ですのでそうなりました。一人だけ、喜んでいた人が居ましたけど……」

 

その『一人』っていうのは、ウチの師匠のことですよね?間違いなく、ウチの師匠ですよね!?つか、なんで師匠はアレ等が問題なく見れるんだろう?そう言えば、あの人クトゥルフ関連の怪物も手懐けていたよな?

 

「…………ウチの師匠も、ソレ関係のヤバい存在とか?」

 

「可能性はあります。ありますが、ただ単に精神力の問題では?その程度のモノなら、幾らでも観られるMIND(チート)……の可能性……というのは、どうでしょう!?」

 

それは、最初の人生で培ったモノという事だろうか?

例えば、《苦痛耐性》とか《精神耐性》みたいな苦行をものともしない精神力をカンストさせているとかそういう話だろう。きっと、数値的な話では無いんだろうけどイメージし易いのでそう考える。となると、ウチの師匠を精神的に追い詰めたりするのは不可能っぽい。

まあ、苛立たせる事はできるかも知れないけれど。

でも、それだと相手が詰む。あの邪神様は、怒らせたり苛立たせてはイケないタイプだ。

 

「というか、ずっと秘密基地内で過ごしているだけと化した神崎さん達に何かできる事がありますか?」

 

お金、増やしていたからな。つか、確かにこの世界に来てからずっと秘密基地周辺でしか活動できて居ないけど……アレは、師匠のやらかしのせいであって俺達が引き籠もりって訳じゃ無い。それに、翼が囮になってくれたから雑魚な転生者を一掃できたし観光だってやったじゃないか……うん、これは責められても仕方がないレベル。

 

「そう言いましても、こちらからは手が出せませんし……」

 

「ならば、経済戦争でも仕掛けてみるかの?」

 

「止めて!不景気が、加速しちゃう!!それでなくても、現状その波が見え始めているから止めてあげて!!」

 

「えぇ!?見えているんですか!?」

 

「聖女を落とすのに掻き集めたお金が……あっちこっちで、色んな悲鳴が上がってたりするんだなぁ……」

 

「「「ひぇ!?」」」

 

いや、もう、かなりガチな話で!《黄金律》を使った影響が、そこかしこにチラホラと見え隠れしているのである。

そもそも、かなりの短期間でお金を集めたからそのしわ寄せが始まっているのだった。元より、転生者達のやらかしで不安定な状況に追い込まれていた世界経済は俺のチョッカイによって更なる不況へと落ち込んでいた。

だからこそ、ラスベガスでお金を増やすなんて無茶をしてかしたんじゃないか!アレは、最終手段であって何度も使える手段では無いんだ。もう、ホントに切羽詰まった時に使う最後の手段。そう、考えて欲しい……ソレを使った時点で、わかるだろう?この世界の不況は、既に確定事項へとシフトしてしまった。

 

「世界に、何の影響も及ぼさず稼げたら良かったんだけど」

 

「それは、無理な話では?」

 

「特に、経済を動かす直接的なモノで何の影響も齎さぬというのは不可能であろう?」

 

「多分、これ以上をやればどこぞの吸血鬼が攻めて来るかもね?…………軍隊付きで……」

 

「一瞬、ウエルカム!と思ったけど……最後の一言で、神崎さんナイス経済調整!と思ってしまった自分がいる」

 

まあ、軍隊なんて相手にしたくない存在だからな?そりゃ、出来得る限り回避の方向で調整して然るべきだ。

あんなもん、相手にできる輩なんて早々いやしない。

ただし、相手に出来そうな人材に心当たりが無い訳じゃ無いけど。いやいや、無理無理。一瞬、頭に過ぎった人達を……とか思ったけれど。余計、被害が増えるだけの様な気がしないでもなかったので諦める。

ちょっと、物騒過ぎる知り合いが増えたな?

確かに、物騒過ぎない知人も増えたけれど……基本的に『物騒』なのが当たり前になりつつある。というか、キ◯ガイの知人が増えた(泣)。いや、キ◯ガイやサイコパスな知人か?

 

「…………なぁ、トーマ。俺、サイコパスやキ◯ガイな知人がとても増えたんだが……」

 

「…………それ、俺にも突き刺さるんですけど!?」

 

「お前の知人って、女ばっかりじゃん!?」

 

「あの人達のキチっプリを知らないからそんな事が言えるんです!言って置きますが、女性の方がヤバいですからね!?って、通報しないで下さいぃ!!」

 

そう言って、何処かに通報しようとした師範代に突撃していくトーマ。流石に、今の台詞を組織の女性陣に通報されるのは困るんだろう。まあ、俺も通報しようと思うけど……アドレスを知る女性が居ねぇ!!

あ、や、最強の女剣士さんが居るには居るけど銀河さん経由じゃなきゃ伝えられない。それに、あの人の場合は三大禁句でくらいしかキレそうに無いんだよなぁ?

だからと言って、ソレを使うにはそれなりの実力が必要になるからヤりたくはない。まだ、俺は未熟者なのだ。

通常状態の斬撃でも避けられないのに、ブチギレ状態の斬撃なんぞ通常より速くて鋭いんだろう?しかも、空間すら斬り刻むっていうから生半可な回避では避けられない。

だから、自ら己を未熟だと思っている《神殺し》はソレを戒めとして決して口にはしないんだそうだ。偶に馬鹿が、ソレを口にしてバラバラになっているらしいけど。

もしくは、チキンレースみたいな大会を開いて連呼するとのこと。

 

「お?ヤるのですか?兄様」

 

「殺らねぇよ!?そりゃ、もっと強くなったらわからねぇけど……でも、ソレは己の能力に自信が付いてからだろう?」

 

「もしくは、能力に迷った者が己を見直す為に口にします」

 

「は!?そんな事にも使われるのか!?」

 

「フッ……兄様の様に、我らの様な存在が付いている者等そう多くは無いからの。故に、迷う者が出る」

 

「迷う者は、周囲に喧嘩を振り撒くので問題児扱いになります。ですが、原因がわかる者が現れれば先達が自ら相手と名乗り出るので面白いですよ?」

 

「能力不足で無ければ、早々負ける事は無いからの?まあ、例え負けてもその上の者が相手となる故……問題は無い」

 

暇を持て余している()の者は、それなりに多く居るから調子に乗った馬鹿を〆るのは簡単な事なんだそうだ。

そりゃ、血の気が多そうな人ばかりだもんなぁ?彼処って。

 

「そして、負けた者は勝者の玩具になるそうだ……」

 

何故か、顔色がおかしくなったトーマがガタガタ震えながらそんな事を呟く。そう言えば、トーマは未来から来たんだったな?なら、それを直に見た事があるのかも知れない。

 

「巻き込まれたりでもしましたか?」

 

「お主は、女難の相が出ておるからそんな場面に出食わしたら玩具の一つにされそうだの?」

 

「ひぃいいぃぃぃぃぃ!!」

 

そう言われて、頭を抱えてテーブルの下に隠れるトーマを見て巻き込まれた事を理解する。これ、トラウマになってやしませんか?そう、師範代にハンドサインで告げると苦笑いを返された。成程……トラウマになる様な事をされるのか。

 

「その場に、師匠を送り込みたい気分だ……」

 

「その場合、阿鼻叫喚地獄が再演される事になりますね?」

 

阿鼻叫喚地獄……それは、また、恐ろしい事があったんですね?ウチの師匠って、かなり恐怖の存在として認識されていると思えば……組織に保護された後に、やらかし過ぎた経緯があるらしい。聞けば聞く程、叩けば叩く程に出て来る出て来る。それは、もう、笑えないレベルであるとのこと。

 

「何やってるんですか!?師匠は……」

 

「野次馬をしてたり、偶々そこに居たりしておるだけだの」

 

「巻き込まれて、反撃しただけの話なんですけどね?」

 

「それが、数々ある恐怖伝説の元ですか……」

 

「恐怖しか、無いのか?」

 

「恐怖伝説しかありませんね」

 

巻き込まれて、反撃しただけで恐怖を振り撒く恐ろしい邪神。それが、組織での師匠の認識なんだそうだ。

つか、巻き込まれる数も多いけど反撃しただけで恐怖を振り撒く伝説の存在と化すかぁ?とは思ったものの、反撃の仕方しだいでは恐怖を振り撒けなくもないので沈黙する。

更には、あの人って悪戯好きなんだよなぁ。以上を踏まえて、師匠が何をヤろうとするか考えたら反撃プラス悪戯(妖精魔法等)の応酬で相手を恐怖のどん底に貶めたんだろうと思われる。

 

「師匠のスキルなら、出来なくは無いでしょうね……」

 

「ええ!?マジで!?アレを乗り切れる!?」

 

「お前は、何をされたのかな?ちょっと、俺に話してみ?虐殺は、しないで置いてやるから……爆死は、させるかも知れないけど……」

 

「あ、や、うん。いえ、ごめんなさい……」

 

「お?お(怒)?何を、謝っているのかなぁ?何故、謝るのかなぁ?ねぇ、ちょっと?…………お前(低音)……」

 

「ひぃ!?いや、その、あの、えっと……あー……」

 

コイツ、師匠と似た様な目に遭いやがったな!?

つまり、ハーレムですね?目が血走った女性達に追い回された挙げ句、捕まって個室に引きずり込まれ朝まで夜露死苦してやがりましたね!?

 

「◯ね!爆発しろ!!この、幸せ者があああぁぁぁ!!!」

 

「ひぃいいぃぃぃぃ!!!」

 

「「ああ!成程(です)」」

 

 

 

閑話休題。

 

 

 

「それで、何の話だったっけ?」

 

「聖女と勇者(笑)達の関係でしたか?」

 

「ああ、そうだった……」

 

途中、話が訳のわからない方向にズレて違う考察になってしまったが、今はそんな事をしている場合じゃ無かったんだった。トーマが、『ウホッ』なんて言い出さなければそんな事にはならなかったモノを。無駄な時間を過ごしてしまった。

 

「お前、ちょっと黙ってろ!」

 

「そう言えば、凍真様でしたね?余計な事を言ったのは」

 

「ちょっと、待っておじゃれ。今、インキュバスの因子を持った使い魔を呼んでやるからの」

 

「サーセン!許して下さい!それだけは……」

 

「オルタ。今、変な言い回しをしなかったか?」

 

「んん?何の事かの……我は、何も言っておらぬの」

 

コイツ、チョイチョイ古いネタを挟みやがる。

まあ、拾わなければ問題ない話だけれど……クソ気になるワードを挟むんじゃねぇよ!

うっかり、拾っちまっただろう!?

 

「何はともあれ、アイツらの関係を調べて来るんだ。もしかしたら、生前からの関係を拗らせて居るかもしれないぞ?」

 

 

 

 

 




とても、細かい設定。でも、そもそもルールってそういうもんじゃね?と思うんだけれど。それでも、ファン心理というモノからすると混迷状態な推し物語を何とかしたいと思うのは致し方ないのですがルールはルールですから。
そもそも、依頼を受けていない物語への干渉は余程な事で無い限り関われないんだよね。例えば、DOGDAYSでもかなり消極的だった様に思える。それでも、最終的に《神殺し》方面に話を持って行ってそっちへズラしたから問題なくなった?という訳じゃ無いけど。まあ、突撃される事は無くなったんだよ。アレは、特殊パターン扱いかな?
基本的には、傍観者状態で放置してた……よな?多分。
忘れたから、後で確認しなければw

多分、本能で傍観者にしたと思う。
そりゃ、戦闘にそこそこ参加させたかと思うが。
それ以外は、休暇?してたかな?のんびりしてたはず。

そこそこ、遊んでたw でも、この程度なら、まあ大丈夫だろう。突っ込まれる程度だ。つか、その後の《堕ち神》戦で帳消しになったwまあ、有耶無耶にしたと言う。

因みに、ハプシエルvsヨグソトース戦は想定模擬戦だな。
神殺し達の精神が融ける様な戦いだったとだけ言って置こうw 後、ハプシエルを【真実の瞳】で視たら……発狂します。どれだけ、精神力が高かろうがあんなもんの真実なんて視るモノじゃない。つか、嫌悪感とか精神的に圧のあるモノを集めて纏めて固めたらハプシエルになるんじゃね?という事ならヨグ様とコラボさせたら何かとんでもない事になりそうだ…という事で、遊んでいた時期があったんですよ。その結末も、たくさん出来ました。
もう、やらんけどw 似た者同士だったからなぁ?

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m(_ _)m

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