絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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五一六話 ♯?

Re:

 

 

未だ、【リリなの】と【ストブラ】のクロスオーバー世界に囚われている神崎大悟です。何故か、中々この世界から出られない俺達は―今日も今日とて、適当に遊んで暮らす日々を送っています。まあ、『遊ぶ』と言えども早朝は四時起きだしランニングから始めてアップを終えたら師範代達と組み手やら何やらで朝食の時間まで体を動かすのが基本のルーティンをこなす日々ですけど……朝食を食べたら、座学が始まって昼くらいには開放される。

だが、トーマは朝食時に起きてきて昼まで座学。

昼から、訓練&鍛錬を始めるので開放されるのは午後三時以降になる。それが、当たり前だって言うのにその時間割りに文句があるらしい。いやいや、それで愚痴グチ言ってるのはおかしい。遅くに起きて来て、そこから活動しているんだから遅くなったとしても至って普通の話だ。

それに、学生生活を送っていた頃ならどこだってそんなモノだっただろう?

全く。俺が昼過ぎに開放されているからって、同じ様に開放して貰えると思わないで欲しい。そこら辺が、わかっていないんだろうけど……そういう、お馬鹿さんは困るよね?って話になるんだよなぁ。けれど、当人は至って大真面目に愚痴ってる。なんで、見えない部分の努力を考えないんだろうな?それに、もっと自由時間が欲しいのならそれ相応の時間計画を立てれば良いのに……何もしないで、文句ばかり言うトーマに俺は辟易としていた。

『早寝早起きは三文の得』って言うだろう?実際、自由時間が多ければ多いほど転生者に絡まれる確率が高くなるって言うのに……救い様が無いな。

え、俺の睡眠時間?一応、午後10時くらいには寝てるかな?ちょっと、夜更かししても十分寝られる時間割だw

ずっと、そんな生活を続けていたら習慣化して何時寝てもそれくらいに目が覚める様になる。

そりゃ、昼間に寝たらちょっと狂うかも知れないけれど……概ね、こんな感じだぞ?

この日も、調度座学が終わってお茶をシバいていた時だった。この頃には、俺も二度と【ストブラ】に関わりたいとも思わなくなっていて、端末から俺が出資している所の動きを眺めていた時だ。唐突に、居間の方が騒がしくなって何かあったかなぁ?と思い腰を上げた所で俺の自室に霧島が転がり込んで来た。それを見て、漸く師匠の方も落ち着いたんだろうと納得していると霧島が『金貸してくれ!』なんて言って来たので一瞬言葉に詰まる。そうか、そうか。俺が儲けていると知ってタカリに来たのか……なんて、冗談を思い浮かべていると霧島は焦れた様に『タカリじゃないわよ!?』と否定して来るから口を噤んだ。

そうか、そうか……タカリじゃ無いとしたら何だって言うんだろうね?

 

「ああ、もう!急いでいるっていうのにぃ……」

 

「……たにいぃぃぃ!!」

 

「合言葉じゃないよ!!てか、まだ何も言ってない!?それに、毒に侵された森も無いよ!!」

 

「それで、通じるお前もお前なんだけどな……」

 

「くうぅぅ……ちょっと、黙っててくれないかな?」

 

「……………………」

 

ジ◯リネタで、遊んでいたら黙れと言われてしまったので黙っておく。というか、もうちょっと茶番が出来るくらいの余裕を持って行動して欲しいものだ。つか、師匠が居ればお金に困る事なんて無いのに……コイツ、何やった?

 

「ちょっと、どうしても早急に纏まったお金が必要なの!」

 

「師匠に頼めば、幾らでも用意してくれるだろう?」

 

「……だって、神崎の所へ行けばお金に困らないって……」

 

「フム……」

 

そんな風に言われたので、師範代達の方へ視線を向けると苦笑いされた。これは、俺のやらかした事が師匠に筒抜けになっていやがるな?まあ、構わないけど。つまり、師匠が面倒になった?というか、こっちがメッチャ稼いでいるから再度ミッドの方で稼ぐ必要は無いという判断か?

まあ、師匠も《黄金律》で荒稼ぎしたら似た様な結末になりかねないからなぁ?俺の二の舞いになりたくなくて丸投げされた?

 

「それで、何に必要なんだ?」

 

「え!?何に必要って、そんな事を聞くの!?」

 

「フム……全員、コイツを確保で!」

 

「ふぁ!?え、ちょ、ひゃああぁぁぁぁ!?」

 

要領を得ないので、怪しくなって来た白亜を確保する様に周囲へ呼び掛けてみた。結果、逃げ出そうとした白亜は興味を持った最強の使い魔達に即捕まってしまう。

つか、抵抗なんて無かったわwあっという間の出来事でしたwコエ〜w。

 

「それじゃ、どんな手を使っても良いので吐かしちゃって下さい。ええ、痛いとか苦しいとか傷付ける以外なら何でも良いッスよ?あ。《正直者の陣》なんて使わないで、好きにやっちゃって下さいw」

 

多分、こう言えば興味を持って貰えるかなぁ?と思ったから言ったけど……まさか、その場に居る全員が寄って来るとは。ストレスが溜まってるんですね?

そして、白亜は……もふもふ空間で、ひたすらもふもふしていた。あ、語弊があるので言っておくけど。白亜が、好きにもふもふ出来る訳じゃ無いからね?周囲の使い魔達から、アレやれコレやれと指示が出てます。要は、白亜を使い魔達の従者にして主人と化した彼等の我儘に付き合わさせられているって状況だ。なんで、そんな事になったかというと本人が『急いでいる』という事だったのでシッカリと時間を潰して貰おうって話になった。

まあ、その話を聞いた白亜は既に泣きが入っていたけどね。まだ、泣かせないよ?

 

「それで?何で、そんな急にお金が必要になったんだ?話してみ?……ぅん?んん!?(圧)」

 

「ギャンブルですか?借金ですか?」

 

「それとも、何かしらの詐欺にあったのかの?」

 

「ウキュ!」

 

「あー、はいはい。ありがとうね?フレールくん。さてはて、何が出るか楽しみだなぁw」

 

「ちょ、フレールくんまで使って調べるって超本気過ぎるんだけど!?そりゃ、中々話せないモノではあるけど……」

 

だって、お前……面倒な事とか、ややっこしい事とか話さないじゃないか。生前、それで俺らがどれだけ苦労したと思ってんだよ!?

つか、誰の借金を肩代わりしたんだ?昔、そういう事があったよね?あの時、亮や俺がどれだけ走り回ったと思ってやがるんだ!?マジで、大変だったんだぞ!?

その後、俺達の教育によってある程度は話す様になったけど……肝心な事は、何一つ話しやがらないのはコイツの悪い癖だ。嘗てのコイツは、毒親の教育によって我慢強く成長した。そりゃ、我慢強いのは良い事だが……それによって、誰かに頼らなければ解決出来ない事まで我慢するのは違う。

特に、他人によって押し付けられた借金とか訳のわからん養育費とかは当人共に払わせれば良いのである。

いやー、あの時は割りと近場に居てくれて助かったよ。

もし、高跳びとかされてたらお手上げだったからなw?

それでも、亮なら見付けて来てくれそうだけれど……まあ、そんな事は昔の話だ。

 

「それで、今回は何をやらかしたんだい?」

 

「やらかした何て、人聞きの悪い……」

 

「別に、自分で作ったモノならそれは良いんだ。でも、お前の場合……他人に押し付けられる事があるだろう?それは、当人の負債であってお前の負債じゃない」

 

そりゃ、俺だって血縁者のやらかしとかなら見逃しただろうけど。コイツの場合は、明らかに誰かの悪意によって押し付けられる事があったから面倒だけど首を突っ込んでいたんだよ。それで、調べてみたらただの逆恨みだったり勘違いだったりで押し付けられていたモノが大半。

一部は、コイツ自身が作ったモノもあったけど。

そっちは、自分でなんとかして貰った。なので、コイツの『金貸して』には二種の意味がある。一つは、他人から押し付けられたモノと……もう一つは、自ら作ったモノだ。

だが、今回は……んんー?

 

「ナニコレ……お前、どんだけ人が良いんだよ……」

 

全く、どこの世界に潰れかけた孤児院の借金を肩代わりしようとする個人が居るんだ!?いや、まあ、百歩譲ってソレは良いとするけど。孤児院の借金云々なら、時空管理局や聖王教会に駆け込ませるのが普通だろう?

だって言うのに、コイツと来たら個人で何とかしようとするとか馬鹿なのか!?

 

「聖王教会に話を持って行くとか、時空管理局に魔法が使える孤児を売るとか出来るだろうに……」

 

「…………孤児を売る……神崎は、時空管理局をどんな組織だと思って居るのかな?ちょっと、根を詰めて話したいんだけど!?」

 

「アレだろう?小さな子どもを過労寸前まで……もしくは、過労で入院させるまでこき使う鬼畜組織」

 

嘘は、言って居ない。実際、高町なのはが過労で大怪我をしているからな?原作では。でも、この世界でも高町なのはは過労が原因で入院をしている。しかも、一時は命まで落とし掛けていたって言うんだからかなりヤバい。

まあ、命云々は転生者が関わった結果の成れの果てだが……過労の方は、言い訳の出来ない事実だろう。

つか、死んでたらどうするつもりだったのやら……この世界の魔法側の転生者は、本当にクズ崩れの馬鹿や変態しか居ない。一応、俺達もミッドチルダへ移住しても良かったが俺は今回お呼びでは無かったのでこちらに居続けた。

まあ、この容姿ではどうにも出来んからな?

せめて、髪を黒に染めてでも参加するべきだったか?

 

「せめて、もう少し考えて行動して貰っても?」

 

「うぐぐぐぐっ……お、お金を貸して下さい!!」

 

「構わないが、対価は?俺達が居なくなったら、その孤児院は無くなったりするのか?自己満足や気休めだったら止めとけ……」

 

「あう……でもでも、私その孤児院にお世話になったの!」

 

「師匠の調整が済んだら、撤退する事が確定しているのに今から孤児院救済とか難しんだが……」

 

まあ、居残りする使い魔さん達が引き継いでくれるなら可能と言えば可能なんだろうけど。流石に、転生者の件に加えて孤児院の未来まで託す訳には行かない。

それは、白亜の我儘でしか無いんだ。頼んだ所で、それを実行する義理も義務も使い魔さんには無い。

そりゃ、師匠の命令ならやって来れるんだろうけど。

彼らは、師匠至上主義なんだ。

 

「降任でも居れば、問題無いんだろうけど……止めとけ」

 

「そ、んなぁ……どうして、あんなにも良い人達が苦しまなきゃならないんだ……」

 

もしくは、お前が関わったから潰れた可能性もあるんだぜ?なんせ、俺達は神々に嫌われた《神殺し》だ。そんな俺達が懇意にしている孤児院が、標的にされて潰されたとなれば組織に悪感情のあるハイエナ共の恰好の的だろう。

まあ、今回は違うかも知れないけれど。極力、人と関わるのは止める事をオススメしておくぜ?ま、主人公達なら問題無いけど。

モブに分類される人々は、主人公達みたいに保護されている訳じゃ無いから危険。これが、一度でも主人公達と関われるなら永続が決定するんだがなぁ?それが、物語世界の絶対的ルール。正規ルートから外れるなら、それなりの覚悟を持って行動する事だ。じゃないと、潰されるぞ?

 

「全ては、タイミングが問題だったな。お前が、もっと前にその話を持って来ていたら何とか出来たんだろうけど……」

 

白亜の行動が遅いのも原因だが……さて、どうしたものか?そう言いつつ、PCを起動してメールアプリを展開。

思考操作のみで、居残り組に出資者を装える奴を大募集。

直ぐに返信が来て、文句を言われつつ何人かの使い魔さんが名乗り出てくれた。なので、経理に詳しい使い魔さんに決定して何十億円かを預けてしまう。そしたら、『お前も大概だな』と苦笑いされた。これで、白亜の望みは叶えられるだろうけど……それは、俺達がこの世界を離れた後の話だ。

 

「全く。お前と来たら、何も考えずにどうして問題ばかり起こしてくるんだ?対処する方の身にもなってくれ……」

 

「うぐぐぐぐっ……」

 

「あ、自分一人で対処出来るなら幾らでも起こしてくれて構わないぜ?だが、自分一人で対処出来ないなら直ぐに身を引け。俺にだって、対処不可なモノはあるんだからな?」

 

「なら、お金だったら大丈夫だよね?!だって、《黄金律》があるんだから!!幾らでも、稼ぎたい放題じゃん!!」

 

「だから、他人を当てにするなって!今なら、俺も近くに居てやれるが……いずれは、独り立ちするんだから自分でも何とか出来る方法を探すのは当たり前だろう!?」

 

コイツはっ!!

いつでも、俺が傍に居られる訳じゃないんだぞ!?

他の幼馴染み連中と、タッグを組む事になったらどうするつもりなんだ!?この調子じゃ、そういう事が全く考えられないんだろうなぁ?しかし、タッグを組んでいる相方に全振りされても困るだけなのでしっかり教育せねば!!

そんな訳で急遽、白亜の馬鹿に座学を教えて貰える様に話を付けて引きずられて行くのを見送った。頑張れよぉ〜?

 

「…………つか、フレールくんからの報告書にこの世界からの旅立ちのカウントダウンが書かれてたわw」

 

カウントダウン……と言うより、師匠からの一言メモがあった。今は、世界の調整と転生者の弱体化に奔走していると書いてある。多分、大部分の調整が終わって転生者達の調整をしているんだと思う。これだと、数日で次の世界だろうか?

 

「てか、本当にストブラに関わらないまま出て行く事になるのか……こういうパターンもあるんだな?」

 

まさか、大混乱中の物語を放置して行く事になろうとは考え無かったよ。でも、一応は吸血鬼の弱体化はされているので問題は無いのかも?まあ、リリなの世界ではあるものの物語に組み込まれた訳でも無いから問題無く、あっちはあっち……こっちはこっちで、続いて行くのかも知れない。大混乱のまま、成るように成る……のかも?

こればっかりは、今現在残っている人々で落ち着く所に落ち着いて欲しいなぁ?

 

「どうなると思います?」

 

「…………それは、誰に対しての質問だ?」

 

「まあ、視界に入った方々への質問ですかねぇ?」

 

とりあえず、そこら中に居る猫姿の使い魔さん達を見渡す。すると、こちらに視線を向ける使い魔さん達全員と視線が交差してちょっとビビる。つか、全員でこっち見るの止めて貰えませんかね?視線恐怖症という訳じゃ無いけど、これだけの数で見詰められると普通に怖い。

特に、何も考えていなさそうな目で漠然とこちらに視線を向ける感じがヤバい。

 

「あー……視線を向けないで下さいません?流石に、この数を向けられると怖いッス……」

 

「ああ。すまん……しかし、アレらはどうにもならんよ。成るように成るしかあるまい。転生者でも、アレらをどうにかする事も出来ぬのなら全ての吸血鬼と心中すれば良い」

 

何とも、恐ろしい意見を聞いてしまった。

つか、吸血鬼共と転生者達の心中って中々ヤバい話だな?

まあ、世界的な平穏を考えたらそれが一番効率的であるのは否めない。

しかし、それをヤると面倒なモノだけが残りそうなので勘弁して欲しい所……カインとか、カインとか、カインとか。あー、うん。経済戦争を仕掛けて、勝ったって事で良しとしよう。まあ、これ以上は引っ掻き回せる要素も無いし撤退で良いかな?って事で!トーマが、姫柊雪菜に会いたかったと言っていたが……そんな私情は知らん。

諦メロン。妖精に捕まったのが悪いって事にして放置した。どうにか、できるモノでも無かったからな。特に、特定の人物に私情で会いたいとか俺達の立場ではどうにも出来るモノじゃないだろう?

まあ、お疲れ様〜ってことで……おしまいw

 

 

 

 

 

……………………

 

 

 

……………………

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

「なーんつってw」

 

冗談のつもりで、『目が覚めるとそこは!?』なんて言ってたら……そんな状況に陥ってたw。これが、フラグ回収ってヤツか!あの後、就寝して目が覚めるとまさか世界が変わっていた!

なんてオチが、本当になっててマジ笑える。

異世界、マジパネェw!!

 

「これは、兄様の責任でしょうか?」

 

「昨日、目が覚めたら等と言ったばっかりに……」

 

「まさかのフラグ回収!?マジかぁ!!」

 

「まあ、異世界あるあるではあるわよねぇ……」

 

「くっ、終わちゃった……(orz)」

 

「つーか、ここ何処だよ!?」

 

白亜に至っては、orzの状態で孤児院を見捨てた形になった事を嘆いている。まあ、孤児院については後ほど教えてやるとして今は、新たな世界へ落ちた事を喜び合おうじゃ無いか!

 

「「喜べねぇよ!!」」

 

「あああああっ!姫柊雪菜に会えなかったああぁぁぁ!!」

 

「院長先生、ごめんなさい。ごめんなさいぃぃ!!」

 

「送金がちゃんと終わったのか確認ががが……」

 

まあ、ログを確認したら普通に出来ていたけど。この時は、唐突な世界軸変更で混乱していて気が付きもしていなかったんだけどな。白亜は、泣きじゃくるし……それが、更に混乱を加速させて後々まで思い付きもしなかったよw

 

「とりあえず、フレールくんを出して情報を集めてみるか?それが、一番手っ取り早いだろう。それまでは、秘密基地内で待機だ。何なら、周辺を見て回って来たらどうだ?」

 

こういう時でも、我らの師匠はとても冷静で適切な段取りを取って行く。そう言えば、師匠がいつの間に戻って来たのか俺は全く知らなかった。普通に、傍に居て話しかけられるまで存在感すら感じなかったんだが!?

まあ、それ自体は良くある事だし師匠が気配を消すのが上手いってだけの話なので気にするまでもないんだけれど。

不思議な体験だった。

 

「じゃ、とりあえず秘密基地の設置をしたら周辺を見て回って来ますね?どこか、買い物が出来る場所も確認したいし……誰か、着いて来るか?」

 

「何だ、怖いのか?全く、図体ばかりデカくなりやがっ痛たたたた待って!ごめんなさい!止めて、痛い!!」

 

「お前、マジで冗談ばかり口にしてたら後で地獄見るぞ?」

 

「今!現在進行系で、痛い思いしてます!!」

 

「大丈夫、大丈夫。地獄なんて、こんな生易しいモノじゃ無いから。ムッチャ、苦しい思いをするから……」

 

「ちょ、止めて下さいって!そういう、怪談はマジで!」

 

いや、怪談とかでは無くて物理的に辛い目に会うから覚悟しておけよ?って話だ。まあ、そんな事を細かく説明してやる義理も義務もないのでそのまま放置した。いざ、その時になって苦労すれば良いのだw。ハハハハ!!

そんな訳で、秘密基地を設置した後にトーマと翼を連れて周辺を探索する事にした。つか、ここ……地球、だよな?

 

「とりあえず、探索に出掛けて来ます」

 

「ああ。ラミーは、妖精だから基地待機な?」

 

「わかってるわよ!フン!」

 

妖精って、ラミーっていう個体名があったのか……チラッとトーマを見れば、一瞬視線が合ったもののサッと逸らされた。コイツ、今まで知らなかったな!?マジ、何やってんだよ!?名前なんて、一番に聞き出す類のモノじゃねぇか。

 

「コミュ障か!?」

 

「まさか、ここまで長い付き合いになるなんて思って無かったんだよ!!」

 

「不老不死で、それを言われてもなぁ?」

 

「ぐっ……一応、聞くけどフルネームは?」

 

「ラミューダ・エステルよ。風の妖精……ホント、参っちゃうわよね!コミュ障って、人の名前も聞けないなんて……」

 

「コミュニケーションが取れない奴の総称だからな。もっと、ズバズバやって良いんだぞ?」

 

「アンタは……自分以外で、嫌われる奴が面白いだけでしょう?ヤらないわよ?何となく、癪だし……」

 

「じゃ、いってら〜。僕は、ちょっと野暮用だ……」

 

そう言って、師匠は自室へ戻って行くし妖精さんはトーマの部屋へ戻って行った。

何となく、険悪な雰囲気に俺は師匠と妖精が余り仲が良くないんじゃ無いかと思う様になる。

まあ、それがドンピシャで大当たりだったんだけどね。

そのエピソードは、また後日。

今は、探索に出た俺達が巻き込まれた話を優先しよう。

全く、転生者って奴は面倒なモノだ。

転生したからって、羽目を外す馬鹿が多くて本当に困る。

特に生前、下半身事情に疎かった奴が一番下ネタに緩くなるっていうのもあってハッチャケ過ぎる奴が多い。

そして、今回もその手の馬鹿が色々やらかした結果の成れの果てだった。普通に、付近の探索をしていた俺は角から出て来た女性に捕まり難癖を付けられている。

向こうは、俺を見るなり一瞬驚いた様子を見せ……次の瞬間には、顔を般若の様に歪めて詰め寄って来た。

 

「アンタ!また、浮気して!!」

 

「いやいや、待て待て!お前、誰だよ!?」

 

「はぁ!?そうやって、またはぐらかす気!?」

 

「またぁ!?つか、はぐらかすって何だよ!?初対面だ!誰か、別の奴と勘違いしてないか!?」

 

「うるさい!馬鹿にして、浮気症なアンタにはコウよ!!」

 

言って、緩い拳を振るって来たのでヒョイっと避けたり弾いたりしたら何故か不思議そうな顔をされた。

そして、唐突にデバイスを取り出しセットアップすると武器を振るって突っ込んで来た。いやホント、この世界の女性はみんなこんな暴力的なのかと思いつつ、その繰り出される攻撃を何合か避けて見せたら固まって動かなくなる。

 

「…………すいませんでしたぁー!!」

 

「ふぁ!?」

 

ホントに、何だ!?と思っていたら良くわからないまま土下座されるハメになった。いやいやいやいや、何でこの人唐突に攻撃を仕掛けて来た挙げ句の果てに土下座なんてしてるの!?意味がわからないんだけど!?

そんな風に、アタフタしていると事情を察した翼が土下座する彼女に駆け寄り頭をナデナデし始める。

そして、大丈夫だよ?とか安心して?などと話し掛けた。

そうやって、暫く土下座する女性を落ち着かせると事情を聞き始める。

そうして、聞き出した話は以下の通りだった。

彼女は、俺に似た恋人と付き合っていてその彼氏が浮気三昧な性格をしているとのこと。その彼氏は、とても尻軽で女性達の間を取っ替え引っ替えみたいな感じで渡り歩き……中には、妊娠させて子供を作ったりしているという噂がある人物だった。つか、俺はシグナムとそういう関係にはなりはしたが子供とか作った覚えは無かった!?

 

「それで、大悟くんがその人なんだって誤解したんだね?」

 

「だいご……ハハ、ホントに人違いだったんだ……」

 

「その転生者は、ギルガメッシュと似た容姿をしているのか?つか、尻軽って……男にも使う言葉だったのか……」

 

「転生者……って事は、あなた達も神様転生をしたんですか?私も、神様特典ってのを貰ってここに来たんです」

 

「って、君も転生者なのか……でも、中身も女の人だよな?もしかして、【魔法少女リリカルなのは】を知らない?」

 

「…………それ、彼氏も言ってましたが何なんですか?」

 

説明不足?それとも、そういう説明とか無かったのか泣き崩れるその女性は目尻に涙を溜めてキョトンとしていた。

 

 

 

 

 




という訳で、俺達の戦いはこれからだ!みたいな雰囲気を出しつつ次の世界軸へ流してみました。まあ、やりたかった事はあるけど次の機会に…って感じかな?ぶっちゃけ、ストブラは主人公補正が無かったらこうなる的な話にしてみたかっただけの話ですね。主人公に転生者を憑依させて、誰かの思惑通りに俺TUEEE!!させても良かったけど、それは作者の好みでは無いからパス。この物語の主人公ですら、俺TUEEE!!やって無いからなぁw…実際、デスクワークが中心wなんて物語だwwwそして、描写もされねぇwwwマジ、何て物語だ!!?

実際、元々考えてた話とかけ離れた物語になってるから面倒が増えてる感じがする。本当は、百話程度の話だったのに神崎くんやトーマを交えた結果話数が増える増えるww
考えてないストーリーが増えたせいで、何も考えなくても読める話になるはずが…元は、第一世界を主軸に転生者と神々のクソッタレ差を描く物語になる予定だったんだ。
ならんかったけどwなので、終着点は決まっててもそこへ至る道筋が迷子になった物語になってるよ!!お陰様でw
さぁて、どうしようかなぁ…トーマについても、ストーリーを作ってはいるが…上手く行かない。白亜は、なんとかなりそうw。翼も、神崎がなんとかしてくれる、はず。
ただ、トーマだけが宙ぶらりん。マジで、どうしたものか…?このままだと、トーマは妖精好きのロリコンになってしまいかねないんですが!?マジで、どうしたものか…。

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m(_ _)m

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