絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

534 / 592
五一八話

Re:

 

 

さて、先ず何から手を付けたモノか?

一応、どこぞのハーレム野郎が形成した女性達にはハーレム野郎のどこが好きなのか等の質問をしておいた。

なんで、そんな質問をしたのかというと……師匠が、魅了されている可能性があるとか何とか言っていたからだ。

なので、『その人物のどこが好きなのか?』と聞けば魅了された人間は『全部』と答えるのでわかり易いんだと。

そして、魅了されているのなら師匠が解除してくれるという事で今は返答待ちである。まあ、言うまでも無い事なのだが……その説明に、居残り男性陣が逆上していた。

まあ、こっちに被害が無いのなら幾らでも逆上してくれて構わないんだけど。中には、俺に突っ掛かって来る奴まで現れる始末。他にも、《ニコポ・ナデポ》でブイブイ言わせていただろうとキレる奴もいた。

それには、もちろん俺も持ってたぜぇ?と告白。でも、その内容を語る内に全員が黙り込んでしまったがなw!

なんせ、標的に笑い掛けたり撫で撫でしたら表面上が赤くなるだけだったからな。それだけ答え、更にデメリットとしてソレをやっている当人にはヒロインが落ちた様に見える()()である事を教えてやった。

 

「まさか、詐欺スキルを掴まさせられる事になろうとは…」

 

「詐欺スキルなんてあるのか……」

 

「そうだな。例えば、ハーレム体質ってスキルがあるが……アレのデメリットは、ハーレムを形成するとそのメンバーに滅多刺しにされるって裏があったり?」

 

「「「「「ひぇ!?」」」」」

 

「他にも、デメリット特典の付く神様特典は多いぞぉ?」

 

「つかよ、なんでデメリット特典なんて付くんだよ!?そまそも、それがおかしい話じゃないか!?」

 

「あん?そりゃ、神様特典は元から一つしか付けられないんだよ。だから、二つ、三つと付けりゃデメリットも付いて来るのは当たり前だろう?」

 

「は!?そんな話、聞いた事も言われてもねぇぞ!?」

 

「そりゃぁ、教えたら面白味が減るじゃんか。つか、この神様転生の趣旨が何なのかわかっているか?んん?まあ、わかっていたらここに居る訳がないだろうけど……」

 

多分、コレを言ったら神々にクレームが殺到するだろうけど……俺の知った事じゃないので告げる。

てか、直接神々に文句が言えないのは残念だけれど。

そもそも、人間の魂を使っている時点で色んな所がキレているだろうから幾らでも文句が言えるんだよなぁ?

神々の仕事は、世界の管理であって人の魂までは手を出せないはずなんだ。なのに、関わっている時点で黄泉?

冥界?の仕事を横取りしている状況。つまり、専門家が居るのにソイツを通さず越権行為に邁進しているって事だ。ヤバいだろう?

 

「要は、暇を持て余した神々が人の魂を使って面白おかしく楽しめる()()()を御所望だ。君達が、右往左往する様子を面白おかしく眺める趣味がある……んだよなぁ?」

 

「『『『『『『『は?』』』』』』』」

 

ちょw、お前等w、俺に対して凄んで来るんじゃねぇよ!?怖いじゃないか!どいつもこいつも、この転生の手指を知ってキレ気味にこちらを睨んで来た。

だから、俺に八つ当たりをしたって神々は平然としたままなんだよ!!なので、神々に対して文句を言う方法を教えつつ更に追い打ちを掛けて行く。男も女も、ガチギレしてるけど……ウエルカム!!

ようこそ、こちら(神様に不満を告げる)側へ!!

 

「お前等……転生者が、楽しむ為の転生ではなく。神々が、右往左往するお前らを面白おかしく眺める為の暇潰しだからな?そこの所、間違えると結果が大きく変わるからな?」

 

いやー、ここまで言えばその後の展開は言うまでも無かったりするけど。それじゃぁ、面白味が無いから言い切ってしまう。ホント、この役ってば超楽しいんですけど!?

 

「――という訳で、転生被害者の皆さんお疲れ様です!二つ以上の特典持ちは、デメリット特典を消す為に我々に御協力下さい。我々は、《神殺し》と呼ばれる者でアナタ方の人生を取り戻す者でもあります。まあ、要するにデメリット特典を消す為に神様特典を一つだけにするから選んでね?って事かな?その選択は、君達に与えよう!!」

 

「え?は?ちょ、お前ら、人間じゃねぇのかよ!?」

 

「ハハハ。頭潰されて、生きている奴が人間だとでも?」

 

「いや、まあ、うん。そりゃ、そうなんだけど、さぁ?」

 

「ああ。後……ステータス上昇系は、既に役目を全うしているので消しても能力が低下したりしない!なので、安心して切り捨てると良い。問題は、メインの能力をどうするかって事に終始する。メインが、二つあるならどっちを残す?」

 

「つか、メインは一つだから残りのステータス上昇系を切り捨てるだけで良くね?」

 

「俺、メインが二つある……」

 

「俺も……うわぁ!?どうしたら良いんだぁ……」

 

「それ、リソースを馬鹿食いしない方を切り捨てれば良いんじゃね?流石に、世界の改変をする類の特典は俺達の仕事上残せないけど……ただ、リソースを馬鹿食いするだけなら問題無いと思うぞ?ただし、世界的には滅びが近くなるから止めた方が良いんだけどね?」

 

「世界が、滅びるってどういう事だよ!?」

 

「そりゃ、リソースイコール運営資金を馬鹿みたいに使い捲くったら尽きて維持できなくなるのは当たり前だろう?」

 

「「「…………運営、資金!!」」」

 

「何事にも、限界ってあるんだぜ?即ち、有限って事だ。それぞれの世界を、維持・運営して行く上で資金は必要なモノだよ?一応、わかり易くする為に必要エネルギーを『資金』に置き換えて言ってるけど。わからない、なんて事は、無いよね?」

 

「まあ、わかりますけど……」

 

「なら、簡単だ。世界を会社。神様を運営と置き換えれば、会社を維持・運営する為に資金が必要になるのは当然のこと。そして、その資金から君達の活動金が出ている事は言うまでも無いよね?神様特典を動かすにも、何かしらのエネルギーが消費されているのは間違いないのだから」

 

というか、生きる事にも生命エネルギーってのが消費されているんだから、神様特典がエネルギーを消費しないなんて事があるはずも無かったりする。例え、ソレが神通力なんて未知のエネルギーであっても何かを消費しているのは間違いないんだ。つか、ソレらが世界の運営資金から出ているってのが問題なんだけどな?

 

「ソレが、どれだけの消費をもたらすかはわからない。毎月、百円くらいかも知れないし……もしかしたら、百万円を常に消費し続けるのかも知れない。それでも、その消費されるエネルギーが人間からしたら無限あっても、世界からしたら有限なのは言うまでも無いよね?」

 

「……………………」

 

「それでも、君達は自分さえ良ければ構わないとでも言うかい?周囲を見て、自分が好きになった人を早死させても自分さえ幸せであれば良いと言えるのかい?」

 

「そっ!…んな、こと……」

 

「そ。言えない、が当たり前だ。出来るなら、一緒に幸せになりたいのが本音だろう?でも、この世界は君達の為に限定で創られた有限世界だ。魔法少女リリカルなのはを題材にしているけど……君達の為に、フルコピーされた複製世界だ」

 

「『え!?』」

 

「つまり、消えちゃっても構わない世界なのだよ。神々が、楽しめて暇を潰せるなら違法な事でもやっちゃって良いよね?って結果がこの世界。そして、君達だったりする。そもそも、神様は世界を維持・運営するのが仕事なんだぜ?そして、魂は黄泉や冥界の領分だ。なのに、人の魂を転生させたりしたら……」

 

実際の所、ソレがどれだけの罪になるのか俺は知らない。

だって、それを教えてくれる人が自分で調べろ派だって言うんだから中々に鬼畜だ。ただ、ドリームワールドに堕ちるという事だけはわかっている。多分、クトゥルフ系の精神がおかしくなる世界でお仕置きが待っているんだと思われるけど……正確な所は、わからない。師匠は?と振り返ると、凄く良い笑顔でサムズアップされた。ああ、違法行為ってヤバいヤツなんですね?もしかしたら、テンダロスの猟犬辺りにペロペロされちゃうのかな?

 

「《神殺し》に、殺されちゃうぞ?もしくは、ドリームワールドでテンダロスの猟犬にペロペロされちゃうかもな?」

 

「いあ、いあ。いあ、いあ!」

 

「「「止めろ!クトゥルフは、止めろ!!」」」

 

「SAN値直葬か!?正気度をチェックしなければ!!」

 

「てか、神様でも発狂するの?」

 

「するよ?一番は、マジアカのハプシエルを送り込む事が良いらしいけど……」

 

「マジ、アカ?」

 

「おや?知らねぇの?マジックアカデミーのハプシエル。中級第三天使。両刀使いのバイセクシャル!博愛主義の極み!!福音をもたらす者とか言われてる……いや、百聞一見に如かずだな。コレを見て貰った方が早い」

 

言って、ハプシエルの映像を流して見せた。すると、数人の男性がその映像に反応。ああ、やっぱり知ってましたか……と納得してしまった。名前は忘れても、このインパクトは忘れられない人も多いからなぁ?流石、ハード◯イを量産した天使様だこと。今なら、ハプシエル旋風を起こせるかも?

 

「ハプシエルって、コイツかああぁぁぁ!?」

 

「そうそう。ウチの師匠が、コイツを召喚できるんだよねぇ……今は、SAOモドキ世界に居るけど……」

 

「は?SAOって、別ジャンルのアニメじゃん……」

 

「まあ、俺らは平行世界に並列世界と斜平世界ですら行き来できる存在だからなぁ?リリなのとは、違う世界にだって行けますよぉ?」

 

「なん、だ、そりゃ……おい!ズッコいぞ!?そんな世界があるなら、俺も連れて行けよ!!」

 

んん?また、香ばしい奴が湧きましたね?しかも、何か勘違いしているみたいで真実を知っても未だ行きたいって言うのなら行って差し上げるのも、また一興。行ってから、こんな世界は嫌だとか言われても困るのでネタバラシ。

 

「あ。フルダイブを題材にした世界じゃ無いぞ?言っただろう?『モドキ』世界だって……アルヴヘイムの世界のみで、モンスターを倒しながら生活させられる世界だぞ?現代社会へは、戻れません。完全に、アルヴヘイム世界が確立した世界のみで生活を余儀なくされるんだよ」

 

「は?どういうこと?」

 

ああん、もう!ちょっとは、自分で考える力を付けてくれないかな?説明する方が、辟易とさせられるのは辛い。

 

「いや、だから……アルヴヘイムに、似た世界に異世界転移するんだよ。まあ、そこで生活しているのはSAOのプレイヤーだったからSAOモドキ世界って呼んでいるだけで正確にはSAOそのものじゃ無いんだ」

 

「……それ、どうやって生活しているの?」

 

「そりゃ、地球の約百十倍の土地でモンスターや転生者と戯れながら様々なキャラクター達と交流して生きる世界かな?難易度的には、サバイバル前提だからハードモードだぞ?」

 

「うへっ……サバイバルは、草」

 

「マジかぁ……それなら、この世界に居た方がマシかぁ…」

 

「他には、DOG DAYSの世界にも行った事はあるが……その後、魚が腐った様なドロドロヘドロな元神様を相手にしたから余り良い思い出じゃないんだよなぁ……」

 

「なんじゃそりゃ……」

 

ぶっちゃけ、あの世界も転生者を受け入れる為に創られた世界だったけど……師匠が、混戦した為にシンクに憑依しようとした転生者が弾かれたって話だった。

だから、アレはアレでファインプレーだった訳よ。

そりゃ、転生者が居ない訳だぜw。例え、居たとしてもモブの中で埋もれていただろうし……なぁ?出世して、部隊長くらいには成れるだろう。だけれど、それまでだ。勇者には成れないし、活躍の場も師匠に総取りされてて草だったからな?あの人、さり気なく転生者達の活躍を阻害してたんだぜ?人が、死なない世界だからこそ出来る鬼畜な方法。マジ、頭が上がらない。

 

「しかも、モンスターのレベルが三百超えてるからガチでヤバい場所だ。ここからは、オフレコだけど……転生者共の追加要素に、レベル二千万のドラゴンが居てな?ソレをナーフする為に派遣されたんだわ」

 

「「「「レベル、二千、万!?」」」」

 

「馬鹿か!?そんなもん、倒せる訳が無いだろう!?」

 

「一応、レベルを操作するチートアイテムも持ち込んで居たみたいだけど……どいつもこいつも、脳ミソまで筋肉で出来ていてな?力押しで、倒そうとしてたらしいんだわ」

 

「その流れで、力押しが無理なのはわかった……」

 

「ハハハ。でもって、中途半端にリアル化してるんでドラゴンが転生者を倒すと……レベルアップしちゃうんだよぉw」

 

「詰んだあああぁぁぁ!!!それ、絶対勝てないヤツ!!」

 

頭を抱える馬鹿が数人。わかる、わかるよぉ?その気持ち。

 

「だからこその、俺達ですよ?ついでに言えば、ウチの師匠が一撃で葬ってくれました!!流石、魔王様!!邪神レベルで、凄まじいですね!!」

 

「…………ソイツ、魔王、なのか?」

 

「邪神級のリアル魔王様だぜ?下手に喧嘩売ったら◯ぬヤツ。しかも、倒せないってオマケ付き!!例え、倒しても神々から恨まれるだけだから辞める事をオススメする」

 

「「「「「………………何故……」」」」」

 

とりあえず、変な正義感で突っ掛かる奴は湧いてこなかった。まあ、湧いて来られてもウチの師匠に適うヤツなんて早々居ないから心配もしてないけど。つか、下手に喧嘩売ろうモノなら……その転生者の安否の方が心配になるヤツ。

 

「そりゃ、師匠は呪いとか汚れとかを浄化するアーティファクトを持ってるからな?適合レベルが、上限突破で魂と融合しちゃってるから死んだら一緒に消滅するらしい……」

 

「……うそ、だろぉ……なんて、はた迷惑な……」

 

「まあ、そんな貴重品を師匠に装着した奴は別に居るんだけどね。むしろ、はた迷惑なのはそんな貴重品を師匠に近付けた馬鹿だと思うぜ?」

 

そもそも、適合係数と融和率が上限突破している奴なんて早々いないはずなんだけど。何故か、師匠はソレ等が限定突破してて割りとアッサリ入った事に誰もが驚いたと言ってたからなぁ?つか、【真実の瞳】持ちがあれだけ居たのにその事を見抜けなかったのも間抜けな話である。まあ、元より師匠は【真実の瞳】では読み難い存在らしいんだけどね?

それでも、そこは経験則で見抜かないとイケない所だ。

何はともあれ、そんな感じで情報交換をしつつ女性達の返答を男性陣と待ち続けるのであった。

 

 

 

 

 

……………………

 

 

 

……閑話休題……

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

前日。一部の女性達から、今日中の返答はちょっと難しいという訴えを聞いて解散した。

その後、もう一度集まるって話になったんだけど……昼間は、働いている子も居てどうしても時間が合いそうにない。なので、自由時間が多い夕方にまた集まる事を約束してから解散した。居残り組の男性達も、納得してくれたし中々好調な滑り出しじゃね?とは思うんだけど。

どうも、釈然としないのがアンチっぽい奴等のことなんだなぁ。だって、何人かが俺達の説明に噛み付いていたからな?そいつ等が、割りとアッサリ身を引いた事が気になる。一応、監視の目は付けておいたけれど……どうにも、キナ臭い感じがするんだよなぁ。

稀有だと、良いんだけど。

 

翌日。

 

「今日も一日、良く働いた人も引き籠もっていた人もお疲れ様〜。因みに、俺は師範代達にボッコボコにされてました。あ、鍛錬なんで通報はしないで下さい」

 

クスクスと、笑い声が聞こえるのでウケているらしい。

まあ、あからさまに噴き出した奴が目の前に居るけど。

そっちは、気にしない方向で話を進める。下手に構おう物なら、ドンドン話が本題から逸れて行くからなぁ?結果を、心待ちにしている奴等がキレると面倒なので話を進める方向で調整している訳だ。まあ、結果は言うまでもなく……女性達は、不安そうな様子でハーレム野郎の何が良かったのかわからなかったと返答した。

 

「魅了系能力確定かぁ……アレ、一度掛かると理性が消し飛ぶらしいからなぁ?で、理論的な思考がソイツに関してのみ吹っ飛ぶから一々確認を取らないと理解して貰えないんだよ……実際、何の疑問も聞かれるまで浮かばなかっただろ?」

 

「そうね。迂闊だったわ……」

 

「それじゃぁ、ウチの師匠がサクッと洗脳を解いてくれるので師匠の前に並んで貰えますか?って、何を!」

 

洗脳を受けた女性達に、師匠の元へ行く様に案内すると……師匠が、虹色に輝く剣状の《R・B》を出しててビビる。

 

「ん?ああ。【真実の瞳】だと、面倒だからな。確実性を求めて、言霊と《ルール・ブレイカー》で対応しようかと」

 

「それで、解除されるんですか?」

 

「一応、できる。流石に、【真実の瞳】レベルでは無いけれど。正気には、戻せるからこっちで対応する」

 

そう言って、師匠は俺に虹色に輝く剣豪について状のソレを突き刺して来た。何の説明も無く、そんな事をするから女性達の方から悲鳴が幾つか上がる。

それに対して、俺が慌ててフォローを入れ納得して貰った。ここまでが、テンプレ。

 

「全く、唐突過ぎるんですよ!」

 

「血も出てないのに、悲鳴が上がるとは思わなかった」

 

「血液云々じゃ無くて、先の尖ったモノで誰かを刺したら勘違いで悲鳴が上がるモノなんです!!」

 

「まあ、結果良ければそれで良し!」

 

「ちゃんと、物理的な攻撃力は無いと言ってるだろう?」

 

「それ、知ってるの俺だけですよね!?」

 

「……説明は、任せた!」

 

「事後承諾うぅぅぅ!!」

 

「ブフッ……アハハハw」

 

俺が、師匠の言い分に頭を抱えているとそれを見ていた奴等から笑い声が聞こえて来る。別に、コントをやっている訳じゃ無いからそんなに笑うんじゃねぇよ!?

 

「笑い過ぎだろ!?お前らも、俺の苦労を思い知れ!!」

 

「話を聞かない転生者よりかはマシだと思うがな?」

 

そう、師匠が告げた途端。頭を押さえ、顔を顰める奴が出て来る。ああ、コイツ等も被害に合った事があるんだろうか?

 

「難聴系、自己中、御都合解釈、うっ……頭が……」

 

「ちょ、こっちに流れ弾を撃って来るんじゃねぇよ!?」

 

「ちょっと、流れただけだろう!?良いじゃん!ちょっとだけなんだからさぁ!!こっちは、ちょっとじゃ済まないんだぞ!?わかってんのか!?」

 

なんて、酷い言い草だ!別に、意図的に流した訳じゃ無いのに非難轟々で睨み付けて来るんじゃねぇよ!?

 

「いや、まあ、うん。そーなんだけどさぁw……なんか、面白くて……なぁ?」

 

「ああ。なんか、普通の人を見ている気分になるw」

 

「これで、人外じゃ無ければ……」

 

「俺だって、人外になりたくてなった訳じゃねぇよ。インスタント・ソウルの実験で、フルコピーされた結果の成れの果てだよ……」

 

つい、という訳じゃなかったが……うっかり、ポロッと口を滑らせてしまう。そう言えば、この手の話はしない方向の取り決めだったっけ?あるぇ?言っても、良いんだっけ?

 

「……インスタント・ソウル?何だそりゃ……」

 

「…………あー、なんつーかぁ。人の人格とか記憶とか、生前の記録みたいなモノをフルコピーして……新しく用意した魂にコピペ?まあ、貼り付けて肉体を用意すれば転生者って作れるんだよねぇ?だから、君がどうなのかはわからないけれど……まだ、死んでない可能性もあるっていうか?別の人生を歩んでいる可能性があるんだよ?って話さ」

 

「は?ちょ、待てよ!?どういう事だってばよぉ!?」

 

ぶっちゃけ、この手の話は順序良く伝えないと誤解が生じるのでポンと真実のみを投げ付ける事はできない。さて、どう説明したものかと考えていると師匠が割り込んで来た。

 

「ああ!!待って、待って、ネタバレするなら僕がやる!!実は、インスタント・ソウルの奴は死んでないって話があるんだ!!」

 

え、ちょ!?唐突に、俺と転生者との会話に割り込んだ師匠は喜々としてその一言をブッ込んだ。それ、説明するの俺ですよね?復習も兼ねて、俺が説明するんですよね!?

なのに、ネタバレの時は率先して自分でヤるのはどういう事ですか?もう、楽しむ意図しか感じられないんスけど!?

 

「『『『『はあああぁぁぁぁ!?』』』』」

 

ほら、転生者達が男女含めて驚愕と怒りの声を上げたじゃ無いですか!これ、収めるの誰だと思っているんですかねぇ?

そんなこんなで、大騒ぎを始めた転生者達を宥め落ち着く様に声を掛ける。なんで、ウチの師匠は人のポロリで人々の心を抉ろうとするかなぁ?そんなこと聞かされたら、生前に未練が出来て神々への信仰心が薄れますやん。

まあ、それが目的なんだろうけど……残酷にも程がある。

 

「…………勘弁してくれぇ……」

 

 

 

 

 




転生の趣旨を教えられて、素直に受け入れる派と反感を持つ派。でも、更なる爆弾を投下されてもう四の五の言ってる暇が無くなった。全容を把握しないと文句一つ言えない状況に彼等はどんな選択をするのか……という状況を作ってみました。さあ、どう出る!?って、どうもこうも無いんだよなぁw

次回、そんな事ってある!?
            を送るよ?w


何故か、神崎が負債を抱えている様に見えるけど…ただの復習なオチwちゃんと、座学が頭に入っているかの試験?みたいなモノなので気にしないでwww

誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m

感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれてありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。