絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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五一九話

Re:

 

 

「あー……つまり、前世の俺等は死んでなくて生きてるってことでファイナル・アンサー?」

 

頭を抱えた転生者の一人が、そう答えた所で段々と周囲の転生者も理解を表明し始める。なんとなく、こういうのも師匠が何かしらをしているんじゃないかと思い出す様になったけど……便利なので、何も言えなくなっていた。

つか、俺は知らないけれど。

この後にも、爆弾が待ち構えていますよね?

絶対、師匠が手に持つファイルを手放さない時はヤバい話(爆弾)が待ち構えている事が多い。これ以上って、何があるだろう?と考えたが何も思い付かなかった。

 

「そうそう。つか、死んだっていう話事態が嘘なんだよ。そもそも、神様がうっかりで人を殺せると思うか?死者の魂を管理しているのは、黄泉とか冥界の領分だぞ?閻魔大王って聞いた事ねぇ?鬼とか……ちな、神様の管轄は世界な?」

 

それでも、与えられた役目をこなしつつ師匠の出方を見る。アレって、この場に居る転生者の生前……死んだと思っていた後の話を纏めたヤツだよな?それによって、転生者が一喜一憂するけど。まあ、いつもの恒例行事なので気にはならなかった。だって、どう考えても死んだと思っていた後の人生でヤバいと思われる話なんて思い浮かばない。むしろ、結婚とかしていてそれについて阿鼻叫喚する程度の話である。

 

「ぶっちゃけ、『死んだ』事自体が捏造だったりする。多分、自分が死んだ記憶のある奴とか居ると思うけど……それ、嘘だから。インスタント・ソウルである限りオリジナルの魂が今も生前の肉体を動かしているはずだから!!」

 

多少、人格に変化があれど大抵は前向きに変化していたり社会復帰とかして親孝行とかしているからコイツらには朗報なんだよなぁ。中には、毒親にザマァしている奴も居たりするので一概に褒められるモノでは無いけれど。

 

「さて、ここまでの話で大体の状況は呑み込めたかな?」

 

そう言って、師匠が何かを含んだ楽しげな笑顔で転生者達に話し掛ける。ついに、満を期して師匠が動き出した様だ。

それはもう、喜々として手に持っていたファイルを掲げ、警戒を顕にする転生者達へそのファイルがナニカを示す。

 

「実は、ここに君達がインスタント・ソウル化した後の人生について纏めた資料があります。まあ、これをそれぞれに渡してその後についてを知って貰うんだけれど。ちょっと、面白い符合がわかっちゃったので先ずその事について聞いて欲しい」

 

そこに、自分達のその後があると知って全員が注目する中、師匠は邪悪さ最大の笑顔を浮かべて周囲をドン引きさせていた。つか、この人……メッチャ、邪悪な時があるんですよ。

今が、多分その時に該当すると思うんですけど……気にしないで上げて下さい。多分、今だけなので。

 

「師匠、顔!メッチャ、邪悪です……」

 

「ああ?あー、すまんすまん。面白い事が、わかったからさぁ。とても、ムカついちゃって、つい……」

 

「ムカつくと、邪悪さが増大するんですか?」

 

「そりゃ、諸悪の元凶をどう料理してやろうか……って思うと、ワクテカするよな!!」

 

「……おぉう。それは、また、楽しい妄想ですね?」

 

「妄想じゃないよ?実行するんだよ?」

 

「あ、ハイ……」

 

そして、唐突にスンと無表情になった師匠はどうでも良さげにファイルからそれぞれのその後を手渡しし始めた。

あるぇ?そっちが、メインじゃねぇの!?

 

「貰った順から、見て行って良いよ?」

 

言って、次々に渡し配り終えるとこちらに戻って来た。

まあ、転生者達の様子は言うまでも無かったので敢えて言わなかったけど。例によって、一喜一憂して阿鼻叫喚状態にあった。つか、結婚してたぁ!?と頭を抱えている奴が半数以上……というか、全員!?どういうこと!?

 

「さて、死後の人生がある時点で君達が死んで無かったのはわかって貰えたと思う。その上で、君から大きな声で生前の名前を教えて欲しい」

 

「は?つか、ここに名前が書いてあるんだけれど……」

 

「良いから。僕が、知った所で意味は無いんだよ。知って欲しいのは……」

 

言って、師匠の視線は女性達の方に向いていた。

あ、なんか嫌な予感が……てか、それ神様の趣味ですか!?それとも、転生者の趣味ですか?それによっては、対応が変わるんですけど!?いや、マジで、勘弁して欲しい!!

 

「…………金川聡です!!」

 

「え、嘘!?同姓同名!?」

 

「お前が、好きなのって彼女か?」

 

「え!?あ、その、ま、まぁ……」

 

「そうか。じゃ、次!」

 

そうして、次からドンドン名前を答える男性に対して特定の女性が反応を示す。半分に到った辺りで、周囲の男性達も状況を把握し始めた模様。

つか、これ……寝取られか!?

 

「ああ。もう、良い。大体、わかったと思うけど……男性達の嫁さんが、そこにいるハーレムメンバーだ。つまり、ネトラレって奴だな。生前では、相手にもされなかったんだろうよ。だから、死んだ後で結婚する前の男女を呼び出し女性側を寝取る事で復讐……復讐なのか?これ……。そんな馬鹿をヤった奴が居た訳だ。馬鹿の名は、福井天賀。聞いたことあるだろう?つか、男性達的には共通の知人だよな?」

 

「まあ、知人というレベルじゃねぇけど……知ってはいる。つか、この中にも知ってる奴が居るんだけど!?」

 

「イケメンになったなぁ?お前……w」

 

尋問の後ろで、過去と今を比べる転生者達がお互いの身体をバンバン叩きながら再会を喜んでいる。嘗ての自分と、今の彼等がかけ離れた容姿なのはわかるんだけど……大丈夫?

 

「お前もな!つか、美少年だなぁ!?おい!!www」

 

「草!草が生えるんですけど!?ちょwww!!」

 

「心の友よおおぉぉぉ!!」

 

「クッソ、ウケるんですけど!?おま、マジか!?」

 

「「「「「生前との差よwww!!!」」」」」

 

生前の名前が、明らかとなった辺りで知り合いが居た奴等がそれぞれの顔を見て爆笑を始める。まあ、気持ちはわからないでも無いんだけれどな?生前とは、似ても似つかない顔だもんなぁ?そんな、男性達に比べて女性達の静けさが怖い。

 

「とりあえず、話続けて良い?」

 

「「「「「あ。ハイ……サーセン……」」」」」

 

ニッコリ笑顔で、殺気を放つ師匠に萎縮した男性達は謝罪をしてその場に沈んで行く。それと同時に、隣の静けさにマジビビリしている男性達も居て不謹慎にもちょっと笑えた。

 

「福井天賀について、何か知っている奴はいるか?」

 

「あ。ハイ!悪い噂の絶えない人物でした。俺は、名前だけは聞いた事がありますが関わった事はありません!!」

 

「アレだろう?下半身で考え、生きてる直結厨……」

 

ああ。そういう奴かぁ……ま、行動でわかるけど。

 

「見た目も、それなりにイケメンで……親が、裕福だとかナンとか聞いた事はあった。なのに、なんで復讐?」

 

「しかも、標的が俺等とか……間違ってねぇ?」

 

「その理由は、わかってるよ。『自分に靡かなかった女性達が結婚した男が自分以下のブ男だったからチート能力で寝取ってやる!』だったかな?」

 

つか、それって男性達に対する恨みというより相手にしなかった女性達への恨みなんじゃ?マジか、そういうパターンもありなのか!?全く、クズって考える事が斜め上過ぎて付いて行けないんですけど!?それで、魅了能力で惚れさせてヤり捲ったと?なんと言うか、救いようの無い馬鹿だな?

 

「完全な逆恨みで草wwwww」

 

「草に草を生やすなwww!」

 

「ちょww!フキダシもねぇのに、見えてんのwww!?」

 

「ハイハイ!話を逸脱させない!!ほぉら、女性達を見てみろぉ?メッチャ、復讐考えてそうで怖いぞぉ?」

 

「いや、うん、まあ、現実に引き戻さないでもろて?」

 

いや、わかってたけど……ここで、目を背ける訳には行かないだろう?現実は、直視しないと後で後悔する事になる。

それに、下手に現実逃避して後々こっちにまで火の粉が舞って来たらどうするんだ!?その時になって、右往左往しても相手は待ってくれないんだぞ!?

これ、俺の経験談!!

 

「そんなに、巻き添えになりたいなら逃避してろ。俺、火の粉は払う主義なんだ。後になって、知らぬ存ぜぬは通用しないからな?悔いのない人生を……」

 

「そんな事言われたら、逆に怖くなるんですけど!?」

 

「後々、巻き込まれて右往左往したいなら逃避して?どうぞ?俺は、巻き込まれたくも無いし関わりたくも無い!!」

 

「あー、うん。それな!」

 

というか、お前らが自分の(生きていた場合の)旦那だと知った以上、彼女達は巻き込んで来るぞ?絶対に。

それなのに、蚊帳の外で居られる訳がないんだなぁ。

だから、逃避したまま放置とかあり得ないから問答無用で巻き込んで行く。

それに、ここで男を見せれば良い感じになれるやも知れないんだ。頑張れ!転生者。一度は、落とせたんだ。

もう一度、落とすなんて訳が無いだろう?

 

「デメリット特典を排除すれば、失敗したり負けたりが強制では無くなるから実力次第では勝てるぞ?」

 

「は!?ちょ、俺等が負け組なのってデメリット特典せいなのか!?……あー、や、一概じゃないんだろうけど」

 

「あー、まあ、そうだな。でも、百パー失敗とか大成せずとかあり得るんだなぁ……つか、資料に書いて無かったか?」

 

「へ!?…………ふぉ!?俺のデメリットが、『異性から嫌われる』、だとぉ!?ふざけんなああぁぁぁ!!!」

 

お前、どんな特典をメインに据えたよ!?

ちょっと、想像が付かないんだけれど?あ。

そう言えば、メインが二つあるとか言ってたな?

それが、原因か?にしても、『異性から嫌われる』って何を願ったよ!?メッチャ、気になる。

 

「ギャハハハ!!ダッセェッwww!!……(チラッ)……ふおおぉぉ!?ちょ、俺のデメリット『異性嫌悪の対象』ってなんだああぁぁぁ!?」

 

そして、そこから始まるのはデメリット特典についての阿鼻叫喚地獄である。つか、己に課せられたデメリットを見て声に出した上で頭を抱える馬鹿が多数出た。というか、何故それを暴露すんの?そういうのが、流行っているのかな?

 

「「「「「ちょ、早くコレ消して貰える!?」」」」」

 

「だから、残す特典を決めろって。能力上昇系は、既にお役御免だからメインに据えてる特典を残せば終わる話だろう?二つある奴は、御愁傷様。頑張って選んでね?」

 

「うおおぉぉぉ……ちょ、転生時の俺、なんでメインを二つにしたんだああぁぁぁ!!!」

 

「フッ。優柔不断め。俺は、コレを残したいんですが……」

 

「おー?って、俺に言っても駄目だよ。師匠に言わないと……師匠!コイツが、決めたみたいッスよ?」

 

手を上げて、周囲の注目を一身に浴びてちょっと引く。

でも、目立つ様に手を上げたのは自分なので心を奮い立たせつつ何食わぬ顔で師匠到来を待っていた。師匠は、今気が付いたみたいに近付いて来て転生者が持つ己の資料を覗き込むと一度頷いてから虹色に輝く剣を振り抜く。

瞬間、《R・B》の洗礼を受けた転生者が一瞬光り、それがパアン!と砕け散るエフェクトを見せてから元に戻った。

多分、これで彼の特典は一つに収まったのだと思われる。

後に、彼らから特典に関する報告を受ける事になるんだが……それは、また別のお話。

 

「ヨッシャー!これで、彼女にアタックできるぞぉ!!」

 

「……と、当人の前で申しておりますが……」

 

「はっ!?いや、待って……ち、違うんだ……」

 

「おや?直ぐに、否定ですか?優柔不断と笑って置きながら、手の平を返すとは君も中々……」

 

「ち、違う!そうじゃない!!って、わかってて言ってるだろう!?あー、そうか、そうですか!そんなに言うなら、アタックしてやるよ!!見てろよぉ!!」

 

「ハイハイ。ちょっと、煽っただけでキレないの!ドウドウ、落ち着けwww!売り言葉に買い言葉なのはみんなわかってるからwww!」

 

言って、暴走を始めた馬鹿を一人羽交い締めにして落ち着かせる。全く、精神的な弱さがこうまで出るとは……お子様だねぇ?まあ、師匠曰く。精神の成長は、肉体依存らしいけど。いや、ハハハ。ニヤニヤが、止まりませんwww。

何故なら、それぞれパートナーになる男女がアタフタした様子でお見合いを始めたからだ。いやー、他人の事ながらどうしてこう恋愛っていうのはニヤニヤが止まらないんでしょうね?これが、自分の事になると気恥ずかしいやら何やらでアイツらと変わらない状態になるんだろうけど。

その様子が、初々しいったらありゃしないw。

 

「温かい目で、見守っているからなぁ?」

 

「『『『『『止めろ!余計な事すんな!?』』』』』」

 

ちょっとした、ネタだったのに全員からのツッコミが飛んで来る。んー、こういうのも良いなぁ?そう思って、周囲を見回すがここに翼の姿は無い。今日は、秘密基地でお留守番だからだ。師匠の母である、すずかやアリサと共に組織で得た依頼……普通の人間でも出来るお仕事をしている。一応、自分の小遣いくらいは稼げるとのことでウォーティアさんから教えて貰ったらしい。つか、あの人も色んな人と交流しているらしくそういう話はとても詳しかった。つか、ああいう人達のコミュ力が化け物で怖い。

ちょっと、会話したら長年の友人みたいに色々とアドバイスしてくれる辺り面倒見が良いだけなんだろうけど。

マジで、陽キャ過ぎて引くわ。

俺も、今でこそ陽キャ側だけど……つか、ミリね?ミリ!!ミリ陽キャ側!!って、誰に言い訳してるんだ?

 

「リア充は、爆発しろおおぉぉぉ!!」

 

「『『『『うるせぇ!!』』』』」

 

「今、全力で口説いてるんだ!邪魔すんな!!」

 

「クソォ!未来の俺、どうやって彼女を口説いたんだよ!?難易度高過ぎるって!!」

 

「コミュ障の俺に、彼女が口説けるのか!?」

 

「どういう状況で、俺は彼女と恋仲になったんだ!?」

 

という感じで、転生者達は別の意味で阿鼻叫喚してたw。

これは、煽るまでもなかった感じだな?まあ、何の準備(前触れ)も無く唐突に告白しろとか言っても無理なのはわかってたけどな。つか、職場結婚とかもあるだろうから交流を許可して貰う程度で良いのに口説くとか……馬鹿なのかな?

 

「直ぐに、告らなくても良いぞ?今は、交流許可程度で……後は、日々の積み重ねだろうから今はお友達くらいで良いんじゃ無いか?」

 

「『『『『……もっと、早く言えよ!?』』』』」

 

「いやいや、告白しろとは言ってないwww」

 

中には、『騙されたぁ!?』とか言って頭を抱えている奴も居たけど。本気で、コミュニケーション能力が無い奴多過ぎませんか?普通は……俺も人の事を兎や角言う権限は無いけれど。普通は、お友達から始めるのが一般的だろう。

まあ、一般的ってだけで特殊な奴は居るんだけどな?

つか、開示された資料によると出会って直ぐ入籍してる奴がチラホラ居るんだが……化け物か!?

何、この電撃結婚!ヤッた奴らに、何があった!?

 

「つか、出会って数週間で入籍してる奴等ってなんなの?」

 

「『『『『フォァッ!?』』』』」

 

因みに、今疑問の声を上げた奴等は時間が掛かった者達である。そりゃ、そんな奴等が数週間と聞けば『Why's!?』と聞きたくなるのは当たり前だ。俺でも、『どゆこと!?』とか言いそうだし常識的にあり得ない事でもある。出来れば、納得の行く説明をして欲しいモノだ。

 

「幼馴染みだったんスよ……」

 

「あ。再会系かぁ……フフ。俺は、その幼馴染みに結婚式で滅多刺しにされたけど……」

 

「『『『『フェ!?』』』』」

 

俺の呟きに、ソレを聞いた奴等が一斉に振り返る。一糸乱れぬその動きに、俺は笑いが込み上げて来た。いやぁ、コイツらってば何をそんなに驚く必要があるのだろう?

 

「な、何をした!?いや、どんな事をしたらそんな事に…」

 

「いやぁ……俺に気があるのは知ってたんだが、どうしてもその気になれなくてなぁ?他の女性と結婚したら……ハハ」

 

「それは……どうなんだろう……」

 

「賛否両論あるんじゃないか?」

 

まあ、そりゃあるだろうな?女性であれば、それまでの時間や期間を指して文句を言うだろうから面倒だけど…男性であれば、『男冥利に尽きる』とか言い出しそうなので何とも言い難い。

 

「一応、結論は出して居たんだ。本人にも、お断りの返答をしていたんだけど……納得行かなかったらしい」

 

「ああ。ちゃんと、断っていたのか……なら、何も言えんなぁ?そういうのを、あやふやにしていたなら色々言えたんだけど。面と向かって、言ったんだろう?」

 

「もちろん。でも、結婚式当日に滅多刺しですよ?本人も、その場で自◯したらしいし……」

 

「うわっ……救いがねぇ!!」

 

だからと言って、アイツが納得するまで待っていたらずっと納得しなかっただろうから、その為の結婚でもあったんだ。

でも、まさか感情が爆発する様な何かが仕込まれていて、俺の結婚式がその起爆キーだとか思わないじゃないか!?その結果、幼馴染みの兄・亮や相手の女性にも多大な迷惑を掛けて転生した訳だけど……どうなった事やら?絶対、俺の相手だった女性は結婚式にトラウマを抱える事になってるよな?

人生の晴れ舞台で、一生モノの傷(トラウマ)を負う事になろうとは誰も思わなかったハズだ。その点では、生き残って居るであろう相手側の女性に『申し訳ない』という気持ちが込み上げて来る。自分とは、違う人格だったらしいけど。それでも、これから次の出会いとかあるはずなのに俺達のせいで結婚式にトラウマを抱える事になったんだから堪ったものじゃないだろう。本当なら、土下座して師匠に記憶消去の魔法を掛けて貰えないかと交渉したり出来るんだろうけど。

現状、あの世界へは行けない上にもう終わってしまった出来事だ。俺が、その話を聞いた時には既にあの世界線との縁が切れていたって言ってたから無理だったんだけどね?俺、個人が……もしくは、俺の幼馴染み達が生き残っていれば行き来したり出来たらしい。

だけど、俺が死んだ直後【縁】が切れてしまったとのこと。つまり、最初から俺等の死後は早急に縁を切り離す予定が組まれていたって事だ。

 

「今なら、師匠無双で色々出来ると言うのに生前の世界との縁(エニシ)が切れちゃって近付けもしない」

 

「え?普通は、そういうもんじゃないんですか?」

 

「ハッハッハッ!それだと、通夜に葬式や四十九日とかどうなんだろうな?」

 

「あー……え!?通夜も、でき無かったんですか!?」

 

「でき無かったらしいよ?それどころか、俺という人間がそもそも存在しなかったという処理がされていたらしい…」

 

「は!?そんな事、あるぅ!?」

 

「俺を転生させた神様が、最初から干渉したい放題のやりたい放題していたからな。まさか、ここまでやらかしてくれているとは思わなかったよ……」

 

「お前、何やったん?そんなん、現実味あらへんやん…」

 

「さあ?アンタッチャブルにでも触れたんじゃねぇ?」

 

「マジか……現実に、そんなトラップがあったとか聞いてねぇよ!!?」

 

いや、まあ、うん。俺だって、そんな罠が存在するなんて思いもしなかった。まあ、普通は神の様な存在が個人に干渉して来る事も無いんだけどな?まさか、あんな私情でここまで狂わされるとは思ってもみなかったよ。

 

「でも、ありえちゃったんだよなぁ……」

 

「お疲れ様です!それで、《神殺し》になったんですか?」

 

「並大抵の覚悟じゃねぇな?」

 

コイツら、人の話聞いて無かったな?

まあ、訂正する気も起きないので放置する事にした。

こうして、俺の誤解は広がって行くんだが……どいつもこいつも、己の都合の良い解釈してくれやがって面倒臭い。

正確には、『自分にとって、最もわかり易い解釈』ってのが正解なんだけれど……いいや。

訂正するのも面倒臭いので、そういう事にしておいた。

その代わり、俺は時の人に祭り上げられたけれど。

とりあえず、煩わしいのは嫌だったんだ。

それが、次の問題発生に繋がるなんて思いもしなかった。

つか、なんで俺が《神殺し》に転生したら【卑怯者】になりえるのかがわからない。他にも、【チート野郎】だとか【人外に逃げたクズ】とか意味不明なんだけれど!?

とりあえず、何がしたいのか俺には訳がわからなかった。

 

 

 

 

 




ネトラレ物にしてみた!
一応、エ口系の流行?がそんな感じなのでwww。
生前、自分に靡かなかった女性達と…その人達と結婚した相手を巻き込んで転生した馬鹿の話。ハーレムを作ったものの、お金が足りなくなってミッドチルダに逃げた馬鹿とも言える。
つか、お金が足りなくなって逃げるとかクズですか?やらかしたのは自分なんだから、最後まで面倒見ろよ!?と言いたい。
しかも、この世界の説明を適当にしてわかって貰えたと…思い込んだんだろうな?自己中の自己解釈が、御都合主義でないハズが無い!!んだよなぁwww。どこまで、福井天賀が御都合主義解釈をしていたのかはわからないけど…女性達を寝取っておいて、手に負えなくなったら逃げ出すとかどう思うよ?まあ、普通にクズなんだよなぁwww。

とりあえず、神崎くんの転生エピソードは双夜が笑いながらネタ扱いしてドン引きされる事でしょう。まあ、実験の成れの果てとは思わんだろうからな?

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m(_ _)m

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