絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
Re:
「コラコラ、話を飛躍させるんじゃねぇよ!!」
全く、どういう思考回路をしていたらそんな話しになるって言うんだよ!?彼女さんが、財産狙いで勘違い転生者を毒殺しようとしたとかありえないだろう!?良く考えれば、相方をATMにして日々をのうのうと生きていた方が数千万円を一括で貰うより断然良い生活が出来る。
だっていうのに、コイツらと来たら財産目当てで結婚する女はクズ以下的なノリで彼女さんを睨み付けていた。それを見て、ピーンと来たモノがあったので試しに一つ言ってみた。
「俺は、財産よりもATMが欲しいなぁ……」
案の定、ハッ!?とした様子で更なる疑惑の目を向け始める二人。成程、コイツら……掲示板の住人だな?例えば、2chとかの常連だろう?なんとなく、消された馬鹿の勘違い体質がどこから来るのかがわかった気がした。
「OKOK。お前ら、掲示板に張り付いていた住人だな?」
「なっ!?まさか、俺達の事を調べ済だったのか!?」
「いやいや、言動でだいたいわかるから……その勘違いップリも、早とちりな感じも大体荒す側の性質だろう?」
まあ、訳のわからん話も多いらしいけど。常駐している住人は、基本的に幾つかの分類に分けられるらしい。
つまり、大まかに分けて『話を聞く奴』と『話を聞かずに混ぜっ返す奴』である。今回、騒いでいる奴は『混ぜっ返す』側の奴らだった。揚げ足取りとか、◯◯ニキと呼ばれる人種である。
そして、今は自己解釈で話を聞かずに騒ぐ迷惑な奴に変貌していた。わかるわー。メッチャ、迷惑な奴等ですやん。
「とりあえず、師匠。処理された奴を生き返らせる事が出来るんですか?もちろん、周囲の影響無しで……」
正体が分かれば、馬鹿共の発言なんて気にならない。
それよりも、今一番気になっている事を訊ねる。
ぶっちゃけ、どんな者でも死者蘇生をするに至らない。
消えたら、その時点で人生の終了である。下手に生き返らせようものなら、そのしっぺ返しを食らうのは我々だ。
「記憶は、継承されるんだ。そのまま、もう一度この世界に転生させれば良いんじゃないか?」
「その場合、特典とか付いたりするんですか?」
「付かないよ?当たり前じゃん。そんなモン選べる訳がないだろう!?こっちは、一度消滅した奴を復帰させるだけで十分問題なんだから……」
いっその事、新たな転生者として迎えた方が早いらしい。
そうすれば、過去にやらかした事が再度復活する事も無いし……その存在だけを更新できるので、世界そのものが巻き戻る事も無いらしい。それならば、今後の為を考えて【現実を真正面から見据えられる能力】を植え付けてやって欲しい。
そうすれば、訳のわからない勘違いを起こす事もないだろうし、今回みたいな間違いも起きなかっただろう。
全く、人騒がせな奴である。
「おい!何、良い話みたいに纏めようとしてるんだ!?」
「そーだ!そーだ!これは、明らかな越権行為だろう!?」
「人権侵害だ!慰謝料と賠償金を求める!!」
「はあ?お前らに人権があるとでも?そもそも、インスタント・ソウルである時点で物品程度の価値しか無いぞ?」
「そーなんだよなぁ……インスタント・ソウルって、見方によれば人形とか器物と然程変わらないんだよなぁ……」
なので、人権云々は余り上げられる事は無く器物扱いになってたりする。だからという訳じゃないけれど、慰謝料とかが発生しない。ワンチャン、損害賠償が一部適応されるけど十全な保証がされる訳じゃ無かった。それを聞いて、二人は更に言い募って来たけど神様特典の全排除を臭わせるとそそくさと引いて行く。デスヨネー?神様特典、全廃棄はしたくないですよねー?わかるわかるw。
それが、惜しい能力であるなら尚更引いて当然だった。
「ぶっちゃけ、神々の娯楽扱いであるお前らは転生出来た時点で大体の権利を神様特典に変えてしまっているだろう?」
「え!?ちょ、そこら辺の話を詳しく!!」
「んー?そもそも、【転生】って生まれ変わる事を指し示す言葉なんだよな?普通、転生する者はその身一つでこの世に生まれてくるものだ。なのに、神様特典なんてモノを持って生まれる時点で普通でない事はわかるだろう?」
「そりゃ、まあ、そうなんですけど……」
「じゃ、ソレを得たのなら特典に対する対価はどうなってんの?って話になる訳だ。その上で、特別な能力ってどうやって付与されるんだと思う?」
「それは……どうなんだろう……」
その話を、詳しく聞こうとした転生者が口元を押さえて考え込む。この時点で、答えられない奴は何時間を使っても答えが出る事はないだろう。だから、長考に入ってしまう。
「当然、生まれて来る前は何も持ってない状態だろう?なのに、神様特典をGETして生まれて来たんだぞ?何かしらのモノを差し出していると考えて然るべきじゃないか?」
「……カルマ値とか、ですかねぇ?あ。生前が、あるとしてですよ?その前の人生で、徳を積んでたらどうなります?」
だから、ちょっと口を挟んでしまった。
すると、師匠から呆れた様な視線が飛んで来る。
あ、サーセン。
「お前は、勘だけは鋭いな?そう、答えが出てしまったが……神崎が言う、【徳】が対価として支払われている。だが、それが足りなかった場合は自分が支払えるモノで支払う事になる訳だが……生前と、生まれる直前の状態で支払えるモノってのはそれほど多くは無いんだよ」
つまり、魂と呼ばれるモノが消滅するまでの間は生前に行った事柄によって【徳】が増えたり減ったりするらしい。……いや、違うな。多分、『得られたり』『失ったり』の方かも知れない。兎に角、増減する【徳】を支払う事で何かしらの特典を得られるのだと思われる。
まあ、それがどんなモノであるかはわからないけどな。
「だからこそ、君達を転生させた神々は『君達をうっかり殺してしまった!』等とほざいた訳だ。本当は、生きていて記憶と人格を複製しただけなのに……」
「この時点で、わかるかも知れないけど。記憶と人格のデータになってるんだよね。人間なら、人権とか色々保証されるけど、データとなると器物扱いになるんだよ……」
「マジか……でも、俺等には肉体があるし!こうして、生きているだろう!?だったらっ!!」
「じゃ、今回消された奴とこの世界で再会した時の話をしてみてよ。多分、記憶にすら残っていないだろうけど。彼女さんが、騒ぎ出したのって渡されたファイルのデータを見て自分にも相方が居たはずなんだけれど?どこにいるの?っていう文句からだったよ。俺達の記憶では、先日出会って同棲してたはずなんだけれど。消滅したら、記憶からも削除されるから覚えてもいないんだよね……」
ソレを告げた瞬間、騒いでいた奴らが沈黙した。
「…………え?どういう事だってばよぉ!?」
「ソイツ、転生してたんじゃなかったのか!?」
ああ、やっぱり記憶にないのに周囲の意見に流されていただけだったみたいだ。実感が無いけど、みんなが問題視して文句を言ってるから乗っかって騒ごう程度にしか思ってなかった模様。そんなだから、DQN転生者なんて言われるんだよ。
「周りが、騒いでいたから乗っかった奴も居るはずだぞ?まあ、大半の奴がソイツを居た前提で文句を言ってたと思うけど……再会した記憶はあるか?」
というか、誰一人として消滅した奴がこの世界に実在したっていう記憶の無いまま騒いでいたはずだ。周囲に合わせて、誰が居ないのかだけを生前の記憶と擦り合わせて不満を爆発させているだけだった。その前提が、崩れた場合どうなるかなんて考えもしていなかったんだろうな?
「多分、今ここで君達の中の一人を殺したとしても誰も気が付かないと思うよ?実際、原作人物の目の前で転生者を殺した事があるけれど……最初こそ騒いでいたけど、最終的には普段通りの反応しか返さなくなったからなぁ?」
「アレは、怖かった!まるで、自分の存在が完全否定されてるみたいでメッチャ怖かった!!ガチなんだよ。転生者ってのは、ただのデータだから殺されるとこの世界の全てから消えるんだ。誰も、覚えていられないんだ」
その例え話を出されて、俺はあの時の記憶を思い出す。
そう言えば、そんな事もありましたねぇ?その時俺は、師匠の傍に居たかはわからないけれど。報告書で見て、記録を閲覧させて貰ったのかな?それでも、その恐怖は鮮烈だった。
だって、最初怒っていた奴らが段々態度を軟化させて普段通りの笑顔を浮かべ始めるんだぜ?最初こそ、転生者を目の前で殺した事に対して反応していたっていうのに、時間が経つとその事を忘れ態度を軟化させて笑い掛けて来るんだから。
下手なホラー作品より、ホラーな状況だったよ。
「うそ、だ!そんなの、デマカセだ!」
「じゃぁ、なんで歴史が修正されてるんだろうね?ソイツが居た時は、一部の原作に登場したモブは引き篭もりだったんだろう?なら、ソイツが居なくなってもそのモブは引き篭もりで無ければおかしいじゃ無いか……」
「そ、それは……」
「一人居なくなるだけで、歴史が動く又は歴史が修正される……これ、十分おかしな話だと思うんだけどねぇ?君達は、おかしいと思わないのかい?高々、人が一人死ぬだけで歴史が動いたり修正される事が君達の中では普通なのかな?」
これまた、キツい事を言い出したぞ?まあ、正論なんだけどさぁ。そもそも、人が一人死んだくらいで世界が変化する様な改変が行われるなんて聞いた事が無い。
その話を聞いたのは、《神殺し》に転生した後だったかな?人間だった頃は、転生者が消えると歴史まで変化するなんて知らなかったはずだ。つか、消える奴自体が居なかったからなぁ?俺の幼馴染み達に、消滅させられる程の罪を重ねた馬鹿は居なかったから。白亜は……アレは、別として。そもそも、アイツは性別が変わっちゃったからなぁ?それ、相応の報いも受けたし?
「お前ら、転生者はこの世界にとってイレギュラーでしかないんだよ!そんなお前らが、消えたって本来あるべき形に修正されるだけだ!!」
【原作】。それが、この世界の元ある形という訳じゃ無いけれど。誰もが、強くソレを
だからこそ、イレギュラーが消滅した世界は【原作】と呼ばれる物語に近付く様にその形へと世界を修正しようとするけど……それは、間違った認識でしかない。
ここは、あの世界とは生まれた理由からして異なるモノだ。だから、ここはここのあるべき形というモノがあるはずなのに……イレギュラーやその他の想いに歪められてしまっている。それに気が付いたのは、ちょっとした些細な変化だった。俺も、変なこだわりがある方だからここが『リリなの』の世界だと信じて疑わなかった。
それが変わったのは、イレギュラーが死んだ時と原作人物が死んだ時の変化である。高町なのはが、ドロップアウトしたのに大まかな歴史が変化しなかった件。
最初は、この世界が『リリなの』の世界だから当たり前だと思っていたのだけれど。師匠と旅を重ねる内に、その当たり前が当たり前では無いのではないだろうか?と思う様になった。本当に、些細な違和感だったけれど。
師匠に、その勘をを鍛えられたからってのもあるけれど。
その違和感は、次第に大きく……そして、核心へと変わって行った。この世界は、似てるけれど『リリなの』とは異なる世界だ。
似ているのは、『リリなの』の世界を複製したんだから当たり前。じゃ、何が違うのかというと……多分、世界を築いている法則が異なるんだと思われる。確かに、この世界は『リリなの』に近い法則のある世界ではあるんだろう。
しかし、どうしても異なる法則が存在する世界でもあるんだ。それは、【死者蘇生】が可能であるという事だ!!
そりゃ、師匠がソレをする分には違和感は無かったんだけれど。前回の世界で、聖女が《死者蘇生》を行えたという点で違和感は核心へと変わった。人間であった彼女が、《死者蘇生》を使える理由ってなんだ?
これが、師匠であればソコに違和感なんて感じない。
だって、師匠は人間じゃないんだから。だって言うのに、人間でも《死者蘇生》が可能だと言うのであればプレシア・テスタロッサは何で失敗した?
彼女と、聖女の何が違うのかと言えば転生者であるか否かだけだ。だけど、たった『
たった、それだけで《死者蘇生》を成功させた聖女と……たった、それだけで《死者蘇生》を失敗させたプレシア。
両者の違いは?ファンタジーにドップリと浸かっているヲタクなら兎も角。生前は、二人の問題児を抱えて働き捲っていた彼女がどうやって?そりゃ、魂や転生輪廻の概念くらいは知っていただろうけど。《死者蘇生》という人智を越えた力に対して、どれ程深く理解を得ていたのか今の俺には知る由もない。けれど、聖女がかなり危ない橋を渡っていたのは間違いない。世界に歪みを作りつつ、《死者蘇生》を繰り返してたんだからな?それが、如何に危険な行為であるかは誰にもわからない。わかるとしたら、師匠くらいなモノだ。
「だったら、どうしろって言うんだよ!?俺達が、イレギュラーだから大人しくしてろってお前は言うのかよ!?」
「ああ!?んな事、一言も言ってねぇだろう!?変えるんなら、徹底的にやれって言ってんだよ!それこそ、原作なんかわからなくなるくらいシッチャカメッチャカにしちまえば、最善だとか改悪だとか言えなくなるだろう!?」
「え……えぇー……」
「そこで、引くなよ……要は、原作に囚われんなって事さ。アレは、確かに転生者達の行動の指針にもなってはいるが……ぶっちゃけ、ブッ壊しても良いモノだからな?」
「そんな事したら、未来がわからなくなるじゃないか!?」
「いやいや。そもそも、未来なんてわからんもんじゃないか。ここが、【魔法少女リリカルなのは】に似た世界だからなんて遠慮する必要は無いんだぜ?基本は、約束された未来なんて無いのが普通だ。未来は、自分の力で切り開いて行くもんだろう?それに、だ。ここが、本当に【魔法少女リリカルなのは】の世界とは限らないんだぜ?」
「は?んな訳ねぇだろう!?ここは、間違いなく【魔法少女リリカルなのは】の世界じゃないか!!」
「さあ、どうだろうな?なんとなくだが、違う様な気がするんだ。だって、本当に【魔法少女リリカルなのは】の世界であるならばイレギュラーが
「…………どういう事だってばよぉ!?」
俺は、騒ぎ出す転生者達から視線を外して師匠に向けた。
多分、それを知っているのは間違いなく師匠だけだろう。
「だから、原作を複製した世界だって言ってるだろう?でも、何も原作の世界を複製したからって
「は?何言ってんだコイツ?頭おかしいのか?」
「だからさぁ、リリなのとは法則の違う世界にコピペしても構わないって話さ。でなきゃ、死者蘇生なんて出来ないはずだもんな?なぁ、師匠?ここは、リリなのとは異なる法則を持つ世界なんですよねぇ?」
瞬間、その場にいた全員の視線が師匠へと投げ掛けられる。
この憶測が間違っていれば、ただの勘違いでした!で済む話ではあるんだが……さあ、答えは如何に!?
「……………………どこで、気が付いた?」
「前回の世界で、聖女と呼ばれた転生者が死者を蘇生していました。それで、違和感だったソレが核心に変わりましたねぇ?というか、やっぱり違うんですね?」
「ああ。コピーされたのは、世界観だけで用意された世界はあの世界とは異なる法則が存在する世界だよ」
「じゃ、プレシア・テスタロッサがアリシアを生き返らせれなかったのは何故ですか?」
「そりゃ、魂を確保して無かったからだろう?今も、新型の魔力動力炉が暴走した彼の地で彼女は彷徨っているよ?」
「成程。そりゃ、蘇生出来ないはずだ……」
つまり、プレシア・テスタロッサはアリシアの肉体のみを確保して魂はそのまま放置した訳だ。普通は、どちらも確保するのがベストだが【魂】という概念を知らなければ確保する事も無いって事か?残念だったな?プレシア。
お前は、人間の精神が記憶から齎されるモノだと勘違いしていたからアリシアを取り返せなかったんだとよ?
「待ってくれ!だったら、『ここ』は……ここは、どこなんだ!?どんな世界に俺達はいるんた!?」
「そりゃぁ……一切合切、未来が保証すらされてない未知なる世界だろう?お前らは、未来が保証されていると思っていた様だが今の話を聞く限り全く保証すらされてないってよ」
そう、言い切ってやれば数人の転生者が膝から崩れ落ちた。まさか、アニメの世界に転生したと思っていたのに……実際には、アニメに似てるだけの異なる世界だったんだから溜まったもんじゃ無い。そんな世界で、彼らは馬鹿な事をやり過ぎた。俺も含め、何をこの世界に見ていたんだろうな?
「一つ、教えてくれ……ここが、異なる世界だって言うんなら何故アニメと同じ未来になったんだ!?異なる世界だって言うんなら、未来も同じにはならないだろう!?」
「思春期症候群。君達、イレギュラーの思い込みがこの世界の未来を原作と呼ばれるモノに近付けていただけだ。それが、一人二人だけなら何も起きなかったさ。だが、一人二人だけではなく複数人のイレギュラーがそれぞれの想いで世界を歪めた結果……ここが、まるでアニメの世界だと言わんばかりにそのストーリーを添っていただけだ」
「じゃ、じゃあ!これからも、ここが『リリなの』の世界だと思い込めば今まで通りなんだな!?」
「まあ、そうだが……君達は、原作とは違う道を進むのだろう?だって、原作に関わらず生きるんだよね?」
「―――――あ……」
ズバリ、言い切られてその転生者は沈黙する。
この世界……地球?に残った転生者は、原作を離れて全く異なる生活をこれから続けて行く事を決めた者達だ。
例え、この世界が『魔法少女リリカルなのは』の世界であったとしても、彼らはその物語と違う人生を歩むと事が決定しているので何の保証もない人生を歩んで行かねばならない。
ぶっちゃけ、それはきっと原作に添って生きる転生者なんかよりもずっと尊く誇り高い生き方だとは思う。
しかし、原作に添って生きていれば食い扶持には困らない生活が待っていたはずだった。でも、今やそんなモノが幻想だった事を彼らは知っている。今までの様に、盲信する事も盲目的に根拠のない自信を持って生きる事は出来ないだろう。
「なんで……なんで、こんな事になってるんだよ!?俺達は、約束された未来を得られたはずじゃなかったのかよ!?こんなん、詐欺じゃないか!!」
「うん。だから、君達は転生被害者と呼ばれているね?」
「師匠、止めてあげて下さい。彼らのHPは、もうゼロなんですから。死体蹴りは、勘弁してやって下さい!!」
「転生被害者……ハハハ。マジで、これが現実か……」
「人の夢と書いて、儚いと読む……」(追撃)
「だから、止めれ!!」
「にゃはは。人間ってのは、脆いモノだな?所詮は、神々の娯楽だ。言っただろう?ここは、神々が自分の暇潰しの為に用意した世界であると……乗っかったのは、お前達だ。今更、被害者面すんな!!」
師匠が、かなり高圧的な物言いでキッパリと断言した。
「それで、神様特典なんて貰って君達が行ったのはなんだ?己の我儘を通す為に何をした?誰を巻き込んで、誰を不幸に追いやって、誰か一人でも幸せになったか?お前らがもたらしたのは、本当に良い事だったか?結局は、巡り巡って自分でさえも不幸にするだけだったはずだ!!そんな奴が、今更被害者面すんなよ!?」
ああ、そうか。師匠は、ずっと怒っていたのか……誰を不幸にして、それで誰かが幸せになれるなんてあり得ないと叫んでいたんだ。かつての自分がそうだった様に、彼らを通して師匠は何処かの誰かを見ていたんだろう。例えそれが、ただの幻だったとしても何かを言わずには居られなかったんだ。
「本当なら、お前らが得た特典は全て排除するのがベストなんだ。それを、一つ残してやるって温情を掛けてやってるんだから有り難く受け取りやがれ!これ以上、クダクダ言うなら何も残さないぞ!?」
そう言って、師匠は《R・B》の切っ先を転生者達に向けた。
掲示板の住人(悪質)だったら、こんな感じかなぁ?っていうだけの話だった。まあ、その後にとんでもない話が飛び出したけど…元より、そういう話だったからな?つか、コピーして用意した世界に世界観をコピペしただけなのがこれらが世界だ!だって言うのに、どれがかしこも同じ法則に則った世界だなんて…ぶっちゃけ、ある意味では完全な異世界転生物語だったんだよw。
アニメの世界を『元にした』とは言ったが、それが異なる世界だとは…言った?言ったかも?まあ、アニメの世界なんてソレ自体が異世界転生ではあるんだけど。まさか、法則までもが異なるとは思わないよなwww
ああ。因みに、『誰かの想いを反映する』的な法則があった訳ではなくソッチは世界そのものに与えられた神様特典によるモノ。神様特典とは、転生者にのみ与えられるモノではなく世界にも適用される力だと思って欲しい。
じゃ、何が違ったのかというと…とある概念と法則が追加されて、それがおかしな働きをしていたというだけの話。
まあ、言葉にするなら『願いは儚きを流転させる』?ってのと『死は生で夢幻(ユメマボロシ)』だったかな?
(ここまでは、マシなヤツ…マシか?)
後は、『地は天で雲を穿つ』←ヤバい
人が、神を、討つ事が出来る様になる。
『上に海。下に湖。空は虚無』←目、逸し
常識よ、さらば!!
『等価は重ねて倍増』←駄目 ><;
説明は、無くても大丈夫だよね?本編に出したしw
『因果の逆転』←アカン >∆<;
みんな、知ってるヤツw
『有は虚栄。無は幻影。全は…』←……。
1つ目は、仮想世界を現実世界に重ねて夢と現がゴッチャになってた。これが、流転してた。意味不明だとは思うけど、説明が難しい。…仮想現実を現実に重ねて、夢幻が実際にあると誤認させて、その意味?価値?存在?を流れる水に弄ばれる様にクルクル入れ替えて居たんだってこと?かな?でも、そうとしか言い様が無いんだよなぁ。
そんな状況の中、死(過去)が生(現代)で未来を夢見て幻の世界で踊っていた?って感じ?それをも流転させてたから頭のおかしい事になってたんだよwwwww
コレ等は、人にも反映されてましたwww 世界だけじゃないんだよ?ソレ等を本編の話と合わせて使うと……さて、どうなるんでしょうね?wwwww
一つは、御都合主義が機能しません!!
そりゃ、価値が入れ代わり立ち代わり意味がコロコロ変わって存在が意味不明状態なんだから機能しないわな?
誰か一人に都合の良い状態なんて夢のまた夢だろうさ。
流されちゃうんだから。そこに、転生者が複数居れば…なぁ?
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれてありがとうございます。