絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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五二五話

Re:

 

その後、フレールくんの妖精転移で秘密基地に戻ると修羅場の真っ只中だった。人型になった使い魔達が、水?の入ったバケツやらタライやらを持って走り回っている。うわぁ……と眺めていると気が付いた。アンタ等、何やっているんですか!?そもそも、出産じゃないんだからそんなもん(バケツ&タライ)必要じゃないだろう?なんで、それを抱えて走り回っているの!?とりあえず、使い魔の一人を捕まえて話を聞いてみたら師匠がガチギレ中でメディカルセンターに近付けないとのこと。だったら、何故バケツやタライを持って騒いでいるのかと聞けば暇だったからと返答が返って来た。

 

「暇だからって、熱湯持って暴れてたら危ないだろう!?つか、出産でも無いんだからお湯なんて必要無いだろう!?」

 

「まあ、そうなんですが……」

 

「風呂に戻して来い!!全く、なんで師匠がガチギレだと奇妙な行動を起こすのかねぇ?師匠の使い魔って……」

 

「そりゃ、暴走再開となれば我々はまた何も無い場所に封じられて日々を過ごす事になりますからねぇ?」

 

「…………それって、どうにもならんのか?今の内に、その封じられる場所に遊ぶ玩具とか入れておけんの?」

 

「……………………」

 

「……………………」

 

「…………その発想は、無かった……」

 

顔を見合わせていた使い魔達は、ハッ!!とした様子でザワ付き始める。悪くも、基本真面目な使い魔達は封じられる場所に玩具を持ち込む事すら考えなかったらしい。

なので、引き籠もりには定評のある俺が居心地の良い引き籠もり生活の為の第一歩を使い魔達に講義する事となった。

とりあえず、猫タワーは持ち込んで置くように告げておく。アレがあれば、多少の気晴らしは出来るだろうからな?まあ、ポジションの取り合いにはなるだろうけど。

だから、対策として複数持ち込むか耐久性のあるタワーを自作する様にと告げておいた。後は、資材を突っ込んでおいて必要に迫られた際に何か作れる様にしておくともっと良いよ?と教えておく。ただ、ソレをやると場所が狭い所では悪手になりかねないんだけどね。とりあえず、疑問に思ったので聞いてみたら……全然問題ないらしい。

ぶっちゃけると、アフリカ大陸くらいの広さがあるのだとか。メッチャ、広いなぁ!?

 

「なら、適当に資材を突っ込んでおいて必要に応じて作れば良いんじゃね?人型になれば、幾らでも作れるだろう?」

 

「ええ、そうですね。そう、なんですけどね……」

 

「なんだ?まだ、何か問題があるのか?」

 

「いえ、問題なんてありません。ですが、何故ソレを思い付かなかったのか……ちょっと、ショックです」

 

「ああ……自発的な行動を許されているのに、自分達が封じられる場所を魔改造する発想ができなかった……理由か?そりゃ、余裕が無かったからじゃね?」

 

師匠が、使い魔達に自由を与えているのはそういう自発的な発想を育てる為でもあるんだろうけど。そもそも、情操教育をしてないのに自由な発想を求めるってかなり無理がある。

一応、師匠の基本的な経験と知識を植え付けて居るらしいけど……それは、実際の経験とかではなく『情報』に分類される知識でしか無いから、次へ繋げる種にもならない。

だから、停滞する。指示された以上の行動に繋がらない。

 

「情報収集の方法って、組織で教えて貰ったんだよな?」

 

「え?あ、はい。そうです。当時の情報収集担当の方が、少しでも技術があれば人生どうにでもなると言って教えて下さいました。お陰で、Masterの役に立ててます」

 

「だろうなぁ……」

 

何のソースも無く、唐突に情報収集ができる様になる訳がないとは思っていたけど。使い魔達の現状を見て、このままではイケないと手を焼いてくれた人が居たらしい。

師匠も、使い魔達が組織で学んだとは言っていたけれど、師匠自身がそれを学べと送り出した訳じゃなさそうだったので疑問に思ってはいた。まさか、組織に所属している人が自発的に教えてくれていたとはね。

GJ!当時の情報収集担当者!!

 

「それで、師匠はガチギレでメディカルセンターに籠もっているのかい?なら、君達は待機って事?」

 

「いえ、何の指示もされていません」

 

「そっかー……じゃ、原作ヒロインをギャルゲーのシステムに組み込んだ馬鹿の割り出しと彼女達を恋人として付き合っていた馬鹿共の情報収集を頼んで良いか?できれば、原作ヒロインとどんなお付き合いをしていたとかも調べて欲しい」

 

「え……あ、はい!了解しました!!」

 

とりあえず、暇を持て余している使い魔に指示を与えてから俺は師匠が籠もっているというメディカルセンターの方へ向かう。向かう道中、一歩を踏み出すに連れて濃厚な殺気?が溢れる沼へ足を突っ込んで行くようなイメージが脳裏を過る。うわぁ……マジで、師匠ってばガチギレじゃん。

壮絶っつーか、足を踏み出すに連れて濃厚な意志が身体に纏わり付く感じがする。コレ、師匠と目が合ったら死ぬんじゃね?などと冗談で思ったけど……冗談で済んだら良いなぁ。

そして、俺はヤバい雰囲気を醸し出しているメディカルセンターにたどり着いた。たどり着いたと言っても、居間とされている憩いの広場からそれほど離れてもいないんだけどね。

それでも、師匠の濃厚な殺気のせいで何故かとても長い長旅をして来た気分になってしまっていた。とりあえず、こっそり中が覗けるならそれでも良いんだけど……既に、師匠の感知に引っ掛かっているだろうからコッソリなんて出来なくなっているはずだ。だとしても、出来るだけ師匠を刺激しない様にそぉ〜と扉を開けてしまう。コレばっかりは、本能みたいなモノだから致し方ないんだよ!ここで、空気を読まずに突撃できる様な鋼の心は持っていない。

そういう事は、できる人にお任せする。

 

「し、師匠ぉ…………失礼しましたぁ~」

 

何故か、凄絶な笑みを浮かべた師匠がこちらを見て殺気を飛ばして来たので俺は即開けかけた扉を閉めて逃走する。アレは、アカン!!あんな異空間に飛び込むくらいなら、清水寺から物理的に飛び降りる方を俺は選ぶね!!

居間に戻り、今あった事を使い魔に語り聞かせる。

俺に捕まり、メディカルセンター内部の話を語られた使い魔は苦笑いをしていた。とりあえず、落ち着くまで付き合って下さい。

 

 

 

 

 

……………………

 

 

 

……閑話休題……

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

憂さ晴らしに、使い魔達へ師匠が如何に恐ろしい形相であったかを粗方語った俺は漸く人心地付いた。つか、『メチャクチャ怖かったんだよぉ〜!』と捕まえた使い魔さんに愚痴った。最初、苦笑いしていた名も知らぬ使い魔さんは師匠のブチギレた姿がありありと思い描けたのか一緒になって愚痴り始める始末。その内、アレコレと己の欲望を語り出した辺りで周囲に居た使い魔達も混じって師匠への不満を口にする大会へと変化した。まあ、別に不満大会へとシフトするのは良いのだけれど。俺の憂さは、しっかり受け止めて下さい!!

 

「とりあえず、周辺の局員に喧嘩でも売って来たら?」

 

「雑魚過ぎて、逆に遠慮してしまいます」

 

「あー……。流石に現地人では、実力が合わなさ過ぎて逆にストレスが増えるのか……」

 

「ええ。からかう程度なら、持って来いの人選なんですが……ストレス発散となりますと、もっと実力のある人物の方が良いんです。じゃないと、直ぐに終わりますから……」

 

甚振るにしても、ストレス発散するにしても長持ちしなければ逆にストレスが増えるだけになってしまうんだそうだ。

 

「だったら、誰か呼べば?組織にだって、サンドバッグが居るんだろう?つか、師匠のサンドバッグがとても豪華な件」

 

「…………【鮮血の】は、確定ですもんね?もしくは、【始まりの魔法使い】とか……生き汚い系の代表ですからね?」

 

「生き汚いっ!!……ぷっ……くくくっ!!」

 

うっかり、呟いてしまった素直な言葉が使い魔さんのツボにハマった。なのに、何故か使い魔さんは爆笑する事もなく笑い出しそうになるのを堪えつつ……肩を震わせる。

おやぁ〜?爆笑されないんですかぁ〜?

 

「どこぞの黒い悪魔みたいな生き汚さデスヨネー?」

 

「ブフッ!!~~~~~!!」

 

「アレも、ちょっと叩いたくらいでは死にませんから正に同類です。おや?どうされました?顔が赤い様ですが?」

 

「くっ…………ぐっ…………っ!!」

 

ほぉら、笑っちまえよぉ〜?と思いつつ……思っている事とは真逆の反応で相手を追い詰めて行く。この時、ニヤ付いたり半笑いをすると笑わせようとしている事がバレると喧嘩になったりするので極力真顔で接するのがベストだ。

こっちは、大真面目ですよ〜?ってアピールだな。

それが、笑いを堪えている奴には効く。特に、とぼけている様な顔より大真面目な顔の方が笑いを誘うからだ。

茶番好きなら、これくらいは出来て当然。ここで、ボロを出す奴は三流や二流程度の輩なので相手にはしなくてOK。

多分、ここに亮達が居たら俺と同じ様に使い魔さんを追い詰めていただろう。とりあえず、みんなの嫌われ者で攻めてみようか?その、二つの意味に気が付いた時が見ものだな?

 

「そう言えば、人に嫌われる生物と言えばGが第一位に輝きそうですが……生物という括りだと、蛇が第一位に来るそうですよ?虫なら、Gが堂々の第一位ですが……」

 

「ブハッ!!」

 

おやおや〜?今ので、周囲に居た使い魔さんが俺の言いたい事の意味を理解して決壊した様ですね?ええ、そうです!!【始まりの魔法使い】は、ゴキブリの様に生き汚くみんなの()()()()なんですよ!!俺は、()()言いたいんだ!!でも、目の前の使い魔さんは耐える事に集中しているから、まだソレに気が付いてもいない。惜しいなぁ?

だがしかし、ソレに気が付いた使い魔さんが俺の言いたい事を拡散し始めると目の前に居た使い魔さんは決壊した。

もう!!俺が、笑わせたかったのに……でも、爆笑に耐えて肩を震わせるよりかは、己のアイデンティティを投げ売って笑い転げてくれた方が嬉しい。因みに、俺が捕まえ笑わせ様としていた使い魔さんはクールなキャラクターを演じている使い魔だったらしい。そんな話を大爆笑の後で、師範代達が教えてくれた。そっかー、悪い事をしたなぁ?頑張って耐えて、小さくフッと笑う予定がツボにハマって床を転がり回ってしまったので『クールキャラ』を返上したとのこと。

 

「ホントごめんな!?まさか、そういうキャラクターだとは思いもしなかったんだよぉ〜!!」

 

「いえ。自分が、未熟だったんです……」

 

「というか、そういうのって()()()()演じるんじゃないと思うけどな?素で、やれるモノをするもんだ。結局の所、人には合う合わないがあるから未熟云々言ってる時点でそのキャラクター性は自分に合って無いんだよ」

 

「…………そう、かも、知れません……」

 

「憧れるのは良いさ。でも、ソレが素で出来ないならスパッと諦めて自分に合ったキャラクターを探せば良いと思うぞ?じゃないと、ネタにされた挙句ずっとからかわれ続ける事になるからなぁ?そう、すっと……(死目)」

 

「…………勉強になります!!(怯)」

 

そう、延々とそれをネタに玩具にされる身にもなって欲しいが奴等は自分達が楽しければそれで良いのだ。

こっちの反応を見て、それが奴等のツボに入るなら延々と弄りに来るのが奴等……幼馴染みという生き物である。

これが、親類だと何も言えないので酒をカッ食らって不貞寝する事になるんだけどな?早々に寝てしまえば、奴等の興味は逸れる。

 

「下手をすると、怨嗟しか口にできなくなるぞ?特に、新年早々怨嗟を口ずさむだけで終わるから……」

 

新年早々、『あけおめ』を言う前に怨嗟を口ずさむ事になったらもう……ホントに、その一年が怨嗟に染まるからな?いや、まじで!ずっと、ツイてない年に成りかねないので年末は寝て過し目が覚めたら問答無用で『あけおめ』と言う様にしていた。茶番は好きだが、嘗ての黒歴史を掘り返し延々と弄りに来る奴等は絶許。決して、許しはしない!!

 

「兎に角、黒歴史は作らない方が良いぞ?特に、酔っ払ったまま新年を迎えたらその年は最悪になると思え!」

 

因みに、この思想は奴等には告げていない。

もし、告げようものならばTVを付けずに時計の針を遅らせて、新年早々に俺が怨嗟を吐く様に調整するだろうからな?奴等なら、ソレくらい簡単だと言わんばかりにやりかねない。ホント、糞くだらない事には全力過ぎるだろ!?

 

「とりあえず、目が覚めて早々に『最悪だ!』とは言わない様にしたいモノだ……」

 

「…………そう言えば、良く言ってましたね?」

 

「……まあ、クソッタレなメールが届いているからな。送ってくるのは、幼馴染み共だ。全く、暇人な奴等だよ……」

 

「あー……お疲れ様です」

 

「朝っぱらから、キレさせられるわ…悪態を吐かさせられるわ…踏んだり蹴ったりだよ!!」

 

どこに、そんな労力を注ぎ込む気力があるのか意味不明である。そんな事をしている暇があれば、鍛錬の一つでもやれば健全なのにクソッタレ共が!!あちら側の早朝辺りから、夜に至るまで暇だからってウイルス付きのメールなんぞ送って来て遊び過ぎ。確か、迷惑メールについては届かない様に出来るらしいけど。アイツらのアドレスは、登録しておきたいからブラリに入れる訳にも行かない。まあ、入れても良いけど。傘下に入った人によっては、連絡が付かない可能性があるからそれも出来ないで居た。

 

「《神殺し》にならずに死んでおけば良いモノを……」

 

「そうは言っても、死は恐ろしいモノですよ?出来るなら、回避したいと願ってもおかしくはないです……」

 

「わかってますよ。俺だって、明日死ぬと教えられたらそれを回避する為に動いているかも知れません。流石に、唐突な死に全ての悟りを開けられるなんて思ってやしませんし……ましてや、ソレを回避するな!なんて豪語する気も無い」

 

俺の場合は、降って湧いた幸運だったけれど。それでも、考えずにはいられないから考えてしまうだけの話だ。だって、普通なら寿命に至った所で死んでいるんだから。その後が続くなんて現状、予想すら出来るはずが無いじゃないか!

 

「アイツラには、こちら側に来ないで欲しかった……」

 

「……………………」

 

「《神殺し》になった後、アイツらはどうなりますか?俺みたいに、正規の《神殺し》になれますか?」

 

俺の場合は、既に本物の神を殺す場面に立ち会って居るし……幸運な事に、神を殺して正式な《神殺し》になった事になっている。しかし、アイツらには実績が無く見習いのままで給料は雀の涙程しか出て居ない。その為に、誰かがアルバイトをして生活費を稼いでいると聞く。

下宿先は、ウチの師匠のお陰で組織内にタダで貸して貰える場所を確保出来たけど。いずれは、自分達が自力で勝ち取らねばならない。いつまでも、おんぶに抱っこでは独立しているとは言い切れないからな。しかも、組織は超実力派の場。そんな、おんぶに抱っこされている雑魚共を認めてくれるとは思っても居ない。真の意味で、独り立つ為には今のままでは駄目なんだ。

 

「とりあえず、『うるせぇ!ニート!!』と返しております。実際、バイトしている奴等って浅上兄妹くらいでしょうからね?そうでなきゃ、俺の名を利用しようとは思わないだろうし……」

 

「ああ。それなんですが、我々が手を回して利用されない様にしました。貴方は貴方ですので、今後彼らがどうこうする事はできません。もし、何かをしたいのであれば御自分の力でどうぞ!があの組織のスタンスですからwww」

 

おおう……既に手を打たれてましたか!!まあ、そうですよね〜?そうでなきゃ、『超実力主義』なんて掲げられる訳が無い。残念だったな?有栖川……お前の目論見は、既に封じられた後だったみたいだぞ?

 

「犯罪行為を行った場合は、その者を傘下に入れた上役が性根を叩き直してくれるはずですし?それで、治らなければ最悪……凍真さんがやったというRPG風の修行をさせられるだけですので悪しからず?」

 

うわぁ……隔離修行が、確定ですかぁ?あの糞ウザい妖精と共に、全てを自分でやらなきゃならないあの場所に落とされるとか最悪としか言いようがないな?俺の場合は、楽しく錬金術やDIYで日々を過ごせると思うけど。ぬるま湯に漬かり切った馬鹿には、かなり厳しい場所である事は間違いない。

 

「それって、俺からの依頼でもできたりしますか?」

 

「おや?誰か、あの世界に落としたい方でもいましたか?」

 

「有栖川零をお願いします!!アイツを彼の、厳しい世界に落としてやって貰えませんか!?」

 

暇つぶしと称して、毎朝迷惑メールを送り付けて来る様な奴です。あの世界に落ちれば、少しは真っ当になってくれるやも知れません。特に、女性関係が改善するなら尚良しです!

 

「フムフム、成程……わかりました。最初の世界落しに資金が要りますが、その後は彼自身の活動と結果だけですので問題でもありませんよ。ええ、寝込みを襲えばなんとかなります。ただ、浅上兄妹さんの妨害はありそうですけどね?」

 

「あ。そっちは、俺から連絡しておけば良いので問題ないです。なんなら、今すぐ連絡しましょうか?」

 

「いえ、決行前日で良いですよ?後、前金としてコレくらいお金を頂きますが……よろしいですか?」

 

提示された額は、ちょっとお高い買い物レベルで済んでいた。これなら、新成人が独り立ちする程度の額ですね。全然、問題でも無いです。普通に支払える額だったので、一括で支払っておきました。

 

「つか、真面目に働いて居れば払える金額なんですよねぇ?……ええ、普通に働いて居ればですけど……」

 

とりあえず、有栖川の馬鹿にはこれまでのツケを体と精神で払って貰う事にした。そう言えば、有栖川の特典はイン◯ィニット・スト◯トス風のアル◯アイゼン(MS)だったっけ?

なんとなく、あの世界には不釣り合いな気もしないでもないけど。整備とかの兼ね合いを考えたら、どうやってもあの世界では使えない物の類なので問題ない気もする。

 

「あの神様特典は、どうするんですか?」

 

「色々理由を付けて、取り上げておきますよ?ええ、いつまでもアレ頼りで行かれても問題ですから……趣味は趣味らしく、暇な時に弄る程度にしていただきます。ふふふ……」

 

――ひぇっ!?

 

何故だろう?一瞬、背筋がゾワッとしたんですけど!?有栖川。お前、使い魔さんに何か良からぬ事をしたんじゃねぇだろうな!?お前の名前が出た辺りから、目の前に座る使い魔さんの機嫌がメッチャ悪くなったんですけど!?

思い当たるのは、女性関連でナンパとか仕事を邪魔した辺りなんだけれど?いや、多分、間違いなくあの馬鹿は真面目な使い魔さんの仕事を邪魔したんだと思われる。

それが、どんな仕事かはわからないけど。業務に支障を来たすレベルで、邪魔をしたんだろうと俺は考えた。そう言えば、師匠の使い魔さんは見た目だけは極上の存在ですもんね?根は、ガッチガチの真面目さんだけど。あの馬鹿なら、その見た目だけで相手の性格を決めたりするから、それで使い魔さん達の業務に支障を来たしたと見て間違いないと思われる。とりあえず、目の前の使い魔さんに謝罪をと思ったんだけど……断られた!!その話は、有栖川と使い魔さん達の問題なので部外者が謝るのは筋違いなんだそうだ。

 

「ヤバい!ガチギレじゃないですか!?有栖川、何やらかしているんだよ!?大人しくしてろよ!?」

 

俺に、悪戯メールを送り付けて喜んでいる場合じゃねぇ!!今直ぐに、使い魔さん達の元に赴いて謝罪しないと不味い状況だ。慌てて、浅上兄妹にメールを送ろうとしたら電波が繋がって無いと来た。先手を打たれてて、草が生える。マジギレじゃないですか……ヤダァ(苦笑)。

ちょ、おま、マジでなにやってんだよ!?こっちからでは、連絡すら出来ない状態にされたので掲示板すら開けられない。連絡の取り様が無いので、俺は大人しく事の顛末を待つ事になった。

 

「良いですか?こちらが、指定した文面のみを送って下さいね?でないと、病んデレをけし掛ける事になりかねません」

 

「うぃッス。病んデレ怖い……ので、指示に従います。落とし終わったら、事の始まりを教えてもよろしいですか?」

 

「ええ。落とし終わったら、幾らでも話して構いませんよ?それはもう、掲示板に上げても構いません」

 

「了解ッス……」

 

コレ、また亮が骨を折る事になる案件では?

いや、亮が骨を折った所で有栖川があの世界に落とされた後ではどうにもならない気がして来た。目の前には、ニッコリ笑顔で薄ら寒い雰囲気を醸し出している使い魔さんが一人。あの笑顔は、師匠のソレに匹敵する様な気もしないでもないので早々簡単にはどうにも出来なさそうではあった。何、やらかしてんだろうなぁ?

あの馬鹿は……一番、喧嘩を売ってはイケない所に喧嘩を売っているじゃありませんか!マジで、勘弁してくれよ?最悪、こちらの関係にすらヒビが入り兼ねないからマジで止めて欲しい。

 

 

 

 

 




とりあえず、転生者達が居る世界で人間関係のドロドロが双夜達に降り掛かる事はありません。ええ、転生者というか世界の内側で何をした所で世界の外に出てしまえば忘れ去られた上に存在しなかった事になって歴史すら変化する双夜達の存在で関係も糞も無いからねぇ?

なので、人間関係が成立する組織でグダグダしている幼馴染み達の事を書きました。彼等に関しては、あっちはあっち。こっちはこっちになりませんのでこういう事もあるよ?って話になったんだ。まあ、有栖川のアホはこんな感じで異世界風RPG世界に落ちます。元から、そのつもりで奴を《神殺し》にしました。彼の話は、オールカットする予定なのですが……元は、トーマよろしくあの世界の様子を書く予定ではあったんだよwww。まあ、巻が入っているので書きませんがwww。とても、苦労する彼の物語が始まりますwww。ええ、VERY VERY HARDモードであの世界をサバイバルしますwww。

とりあえず、彼のキャラ達には《神殺し》見習いとしての生活を強要していく所存なので気にしないでやって下さい。そもそも、あんなぬるま湯に漬かって『超実力主義』が成り立つ訳が無いじゃないですか!なので、実力を付けて貰う為にも奈落の底に突き落としますよぉwww!!

なので、今後組織内で出て来る予定がある幼馴染みは浅上兄妹くらいになります。

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m(_ _)m

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