絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
神崎:
「新しい朝が来た。希望の朝だ〜♪」mk-Ⅱ
「希望……どこにそんな希望があるんですかねぇ?」
「誰が、どう見ても!絶望が、満ち満ちた世界にしか見えないんですが……?大悟、眼科に行ったら?」
いや、うん…まあ、日の出が見えたから歌ってみただけだったんだけど。メッチャ、不評だったので黙る。つか、絶望が満ち満ちていると言われたらその通りだとしか言えない。
「病院……どこにあるのかなぁ?つか、活動している病院ってあるのかねぇ?てか、希望は俺達なのでは?」
「あー、確かに現状では我々が希望になるしか無いんでしょうけど……この状況で、希望になれって言われても困るw」
とりあえず、今俺達が置かれた状況を説明するならば……果てしない荒野にポツンと立っているという状況だろうか?
どーも〜、高町なのは達が精神崩壊を起こしていた世界軸から別の世界軸に渡った神殺し一行です。いやー、一応ミッドチルダに降り立ったという事らしいのですが……問題のミッドチルダが、見当たらないという問題が起こっている状態なんですよねー?つか、ミッドチルダはどこへ行った!?
「コレ、過去に戻って歴史修正が必要なヤツですかねぇ?」
「居残りは、誰ですか?当然、歴史修正が行われたのを確認する人が居残るんですよね!?てか、誰を残します?」
「当然、トーマでしょ?」
「なんで俺!?」
「今までも、そうだったし……これからも、そうなる運命なんじゃ?(笑)つか、強制的に別行動させられそうでウケる」
「イジりか!?コレが、イジりというヤツですか!?」
「良かったじゃん。イジられるネタがあって……私なんか、すずかを魅了しレ◯プしてた事ばかり言われてたんだよ?」
「「それは、自業自得!!」」
「つーか、すずかの旦那にそんな告白すんな!」
「あー、そう言えばそうだったね?御主人、サーセン」
「まあ、アリサを抱いた時点で浮気者確定だけれど……」
「種馬人生は、楽しかったですか?」
「畜生!!どっちにしろ、イジられるのは変わらないのか(泣)!?」
「「ハッハッハッ(笑)!」」
「とまぁ、現実逃避はこの辺にしておいて……どうしたモノか?つか、師匠はどこに行ったんでしょうね?」
振り返れば、師範代達が居てその手には紫天の書と蒼天の書が握られている。レイジングハートやバルディッシュ、クラールヴィントは師匠が所持しているのでここには無い。だから、ソレはわかるのだが……何故、それらを師範代達が持っているかというと翼達を呼び出す為だからだ。
と言っても、安全が確保されるまでは紫天の書にある異空間で面白おかしく過ごしているんだけどな?
つか、そんな機能は紫天の書に無かったはずなんだけれど。どこぞの、ありとあらゆるフィールド特性を持った頭のおかしな技術を盛り込んで広めの土地を組み込んだのが数十年前。今は、ある程度安定して色々とできる様になったので普段はそっちで暮している。
まあ、こっちに出て来ても転生者共を喜ばせるだけだし狙われるのですずか達が引き籠もる場所を求めたのが原因。
ただし、安全が確保されればすずか(黒)とアリサ(ストッパー)が師匠の為に出て来るんだけどね?他は、紫天の書の中で様子を見ながら必要となれば出て来る予定。
だがしかし、巻き込まれただけのカリムとか……今は居ないシャッハとかは、いずれ何処かの世界で切り離される事になるらしいので余計な能力は付与されないとのこと。
因みに、すずかやアリサは余計な能力が沢山付与されているのでもうどこにも居場所が無いという。
例えば、ランクSのリンカーコアとか?クラールヴィントを見本に作られ、魔改造されたデバイスとか。いやぁ~、もうどこぞの戦闘民族じゃねぇけどソレに匹敵するレベルの戦闘能力があるとかガチヤベェ感じに仕上がっている。
つか、ユーリを含めてあの書物の中に住んでいる住人は中々ヤバい事になってるから侮れない。
あのすずかですら、難なく前衛をこなすからな?本来であれば、後衛支援型の魔法使いだったのに今では大鎌を振り回す死神に転身されておられる。第二形態というか、通常モードのバリアジャケットに加えゴスロリ風の黒いドレス姿に変化するから。元は、グローブ型のデバイスがバルディッシュみたいな大鎌に……ああ。いや、バルディッシュみたいな健全?な鎌ではなくてガチ死神風のおどろおどろしい怖い系方の大鎌が出て来るんだ。
その、まあ、似合ってると言えば似合ってるんだけど。
悪魔風な美女が、ちょっとエ口いゴスロリチックな衣装を着て暴れている感じだろうか?露出は、控えめだけれど体型がガッツリわかる黒い衣服を纏っているのをイメージして貰えればOK。いやぁ~うん、とても二十歳とは思えないくらい艷やかで色っぽい姿ではあるんだよ?ただ、あの状態のすずかを見てると足元から底冷えしてくるだけで。
背筋も凍る。
「黒化、怖い……カタ((oωo;))カタ」
などと、トーマも震えながら言うくらいには存在が怖くなって来ている。そろそろ、師匠成分が足りなくなっているのかも知れないので生n……じゃなかった。師匠を差し出し……でもない。師匠には、母親孝行して貰う事にしよう。
「とりあえず、すずかの事は置いておくとして今は目の前の事に集中しようぜ!まあ、手がかりも何もないから何も出来ないけれど。つか、ここは本当にミッドなのかねぇ?」
「…………別の場所だと?」
「でも、この荒野って爆風でなだらかにされた土地って感じじゃない?ホントに別の場所だと思ってる?」
「…………だったら、良いなぁって思ってる」
それが、現実逃避だっていうのは間違いないのだから。
しかし、ここがミッドチルダだという事は転移した師匠が断言しているし俺自身もそうなんだろうと納得していたりする。ならば、どうしてこうなったのかと聞かれたらジェイル・スカリエッティのテロが成功した世界なのか?と考察してみたり?とはいえ、肝心の師匠が居ないので何とも言えないのだが……どうしたものか。
「もし、テロが成功した後の世界だと言うのならここで突っ立っているのはやばくない?」
「あー、そうだな。良ろしくないかも知れない」
「まあ、戦闘機人が来る程度なら問題ないが……転生者が来るとなると面倒臭そう……この顔だからなぁ?」
言って、トーマと白亜が示し合わせたみたいにこちらを振り向く。悪かったなぁ?超有名な物語の顔で!!イラッと来たので、こちらに振り向いた馬鹿共に殺気を込めた目で睨んでおいた。とはいえ、トーマ達の懸念は理解出来るので前回使った魔導具を装備して髪と目の色を変化させてみる。
「黒髪にするなら、目も黒にすれば良いのに……」
「それができないから、黒髪に青目なんだろう?」
「まあ、パッと見てギルガメッシュだとは思われないでしょうが……違和感バリバリですよねー?」
「見慣れていないだろうからな。つか、今直ぐ慣れろ!」
「また、無茶振りを言わないでよ……わからないでも無いけど。直ぐには、慣れないわ。元々、大悟は赤毛だったし…」
そう言って、空を見上げる白亜。
その視線を辿って行くと、ミッドチルダの衛星である二つの月があった。多分、俺も白亜が何を考えているのかは簡単に予測が付く。きっと、俺も殺るとしたら同じ結論に至っただろう。
「おや?生前も、日本人色じゃ無かったんですか?」
「黒髪黒目では、無かったってだけだ。ちょっと、髪の色素が明る目だったってだけじゃないか……」
「そうね。だから、時間が経つに連れて生え際が赤茶色になって行くのが面白かったわ。色んな意味で……」
「生徒指導部に呼ばれる回数とか、メッサ数えてる奴が居てな?ある程度を過ぎると、大蛇が草葉の陰から頭をニョキッと持ち上げるもんだから色んな人が怯えてたな?」
ホント、お節介な奴らだったよ。
ま、俺も人の事を言えた義理はないんだけどな?
色々と、首を突っ込んでいたから。
「周囲の弱みを握っている大物が、火消しの為に行動するのをただ傍観できるならしてたいけど。火の粉が、自分にも降り掛かって来るとなると逃げるしかないわね?」
きっと、既に師匠が動いている。この荒廃したミッドチルダを見た瞬間から、過去へ跳んで未来を変えようと足掻いているのだろう。だから、このまま待っていれば本来あるべき平和な時代へと変化すると思われるのだが……それじゃぁ、俺も白亜達も面白くは無いんだろうなぁ?
「…………師匠が、既に動いてるみたいだからタイムアタックになるだろうけど……………………殺るか?」
「「やりたい!!」」
という事で、聖王のゆりかごにタイムアタックが決定した。師匠が、過去を変えるまでに聖王のゆりかごを制圧……又は、落とさなければならない模様。まあ、撃沈させる事だけなら俺の《ダーティ・ニーズ》だけで簡単お手軽にできるだろうけど。制圧となれば、ゆりかご内に突入して駆動炉と聖王を撃破しなければならない。これ、内部に突入する方が難易度高いよな?じゃ、問答無用で突入する方向で行こう!
「やる気があるのは良い事だ。だが、やるなら最高難易度に挑戦する方向で行くか?」
「最高難易度……ただでさえ、タイムアタックなのに更に難易度を上げると!?流石、大悟は好きだねぇ?」
「だって、この機会を逃したら次の機会がいつになるかなんてわからんじゃないか……それに、簡単に終わっても面白く無いだろう?って、今の師匠みたいじゃなかった!?」
「はぁ……はいはい。それで、何をやるんです……何をやるんだ?…………はぁ、慣れないなぁ。タメ口……」
視線を逸らしつつ、俺がミーハーなのはわかっている。
だって、こうやって誰かの上に立って指示を出したり方針を決めたりするのは憧れの人である事が多いじゃん!当然の事ながら、現在の憧れの存在であり目標である師匠が頭を過りやすいので俺の取る態度もそれに準ずる事になり易い。
「ハハハ、慣れろ。というか、長い付き合いになる事は確定事項なんだ。何時までも、敬語で話してたらずっと距離が離れたままだぞ?それに、見た目がそのまんま若造だから目上云々とか最早悪習にしかならん。上を見上げれば、一万や百万なんてザラにいるからなぁ……」
「最高で、3垓年以上でしたっけ?」
「3垓年……億、兆、京の次の単位……かぁ。想像もつかないわw そんなに生きるって、どんな感じなのかなぁ?」
「「【始まりの魔法使い】に聞(くと良い)け!!」」
「……近付けないし、DTってキモいんでしょう?」
「グハッ!!」
「え!?神崎さんって、DTでしたっけ!?」
「あ。いや、違うけど……そうだった時の時間が長いから、つい反応してしまっただけなんだ!!」
「必死ね……ププッ……」
思わず、『DT』って言葉に反応してしまったけど……そう言えば、俺はDTを捨てたんだった。とはいえ、それは転生者として生きていた時の俺であって、《神殺し》に転生した現状ではまだDTを卒業してない事になるのでは?
でも、だからと言って他の女を抱きたいとも思わないから翼がOKしてくれるまで待つしかなかったりする。といっても、翼にはまだ男性に対しての恐怖心が完全には拭えてないから先は長い。
今でこそ、普通に対応する事ができているけど。
今でも、会話直前に固まる事があるのでまだ恐怖心が拭い切れていない……んじゃないかと俺は思っている。でなきゃ、あんな態度にはならないよなぁ。とはいえ、ある程度は改善されて来ているので時間はかかるだろうけど、これまでと同じ様に対応していくつもりだ。
「じゃ、時間も惜しいしさっさと行って攻略してしまおうぜ!師範代達は……来るんですね?はいはい。守らせていただきますよぉ〜」
振り返れば、紫天の書と蒼天の書をBOOKケースに入れていたので付いて来るのは間違いない。一応、能力的には師範代達の方が上だけど。俺達が、守る様に立ち回れば相手の油断を誘えるかも知れないので護れと仰せだった。
「ちょ、ちょっと、聖王のゆりかごは軌道上にあるのよ!?そこまで、どうやって行くつもりなの!?」
「そりゃぁ、俺の専用武具を使うに決まっているだろう?宇宙空間は……不老不死スキルに丸投げしときゃ良いんじゃね?ダメそうなら、師範代にお願いしておけば良いと思うよ?なぁ、師範代……」
「構いませんよ?宇宙空間で、呼吸と活動ができれば良いのでしょう?ええ、兄様の言う通りスキルに丸投げすれば良いのですが……二人には、まだ早いでしょうから我々の方で何とかしましょう。二人には、いずれやっていただきます」
「…………教える、じゃなくて、やるんだね?」
「ハハ。スパルタの匂い……」
「スキルの拡大解釈による拡張ができれば、息をするより簡単になるからなぁ?ただ、信じるだけの事にMP消費や体力なんて事考えなくても良いから楽だぜ?」
「それが、難しいんですが!?」
「信じる心……もっと、理論的に説明して欲しい」
理論的にってwww。そもそも、スキルなんて人間が創ったシステムじゃないんだから人間の理屈で語った所で何の意味も無いんだよなぁ。そんなモンは、後から取って付けた様なモノだから本来の働きには反映されないし?
ぶっちゃけ、そういう理屈を付ける方が足枷になりかねない。
「はいはい!それじゃぁ、空に向かって落ちようか?」
ついでに、落ちる方向に重力障壁を展開。これで、何かにぶつかっても何とかなるかな?いや、《障壁》ではぶつかった速度のまま俺達も障壁に叩き付けられるのでは?
とりあえず、障壁はそのままに俺達を保護する重力フィールドとバリアを展開しておく。重力フィールドで、自分達を包み込み更に上からバリアで包む。これで、何かにぶつかっても障壁がバリアとフィールドを受け止めてくれるから無問題なハズ!!正確には、障壁を前方に展開して俺達が移動する事になるので、『護られる』ではなく『轢き殺す』が正解だったりするんだけど。正確に表現すると、『超速で移動するメッチャ固い物体』だからなぁ?車とか、ダンプカーレベルにヤバい代物なんですよねーwww。
しかも、何も無い大気圏という空間を落ちる毎に加速しつつ突撃していく……?
「あるぇ?これって、思った以上にヤバい代物なのでは?」
とはいえ、生身のままで聖王のゆりかごがある軌道上まで行くにはちょっと手段が乏しい。その中で、最も有効な手段を投げ捨てる訳にも行かず……俺は、気が付かなかった事にした。そう、俺は何も気が付かなかったのだよ。
「障壁にバリアにフィールド……聖王のゆりかごなんて、突き抜けちゃいそうだね!!」
「フィールドは、俺達の保護でバリアは離れ離れにならない為。そして、障壁は空気抵抗を減らす為ですよね!!」
「…………わかっているなら言わなくて良い……」
「うんうん。例え、それがどんな凶器になるとしても……」
「乗り手がいないまま、動き出しちゃったダンプカーだとしても。もちろん、荷重オーバーデスヨネー?」
「俺達は、何も気が付かなかった!!いいな!?」
「OK。出来れば、ゆりかごに突き刺さる事を願ってるわ」
「了解。防衛力アップ状態である事を祈っていよう!!」
行くぜっ!!と言っても、既に加速は始まってたりするんだけどな?つか、落ちつつ障壁とかフィールドとかバリアを展開してたんだけど。それを見て、有効な行動だと白亜達も大絶賛してくれたので良しとする。まあ、落ちる方向は重力操作で幾らでも変えられたりするんだけれど。
ぶっちゃけ、惑星の軌道上を周回して加速度を稼いでも良い。スペースデブリで、減速するのは否めないがそれでもある程度は加速できるハズ!!まあ、時間が無いからそんな事はしませんけど。それに、方向が変えられるなら落ちるのではなく向かう方向に超重力を掛けて無理矢理加速する事もできるけど!自然落下で、十分な加速ができなければ要検討かな?ああ、いや。無重力下に突入したら、そのままの速度が維持されるのか?だとすると、加速度を上げるのは危険?
「物理法則、仕事して〜?」
「…………俺、宇宙学知識には乏しいですよ?」
「知ってる。というか、ミッドチルダを経由しても宇宙学には詳しくなれんしwww 唯一、物理魔法学がちょっと……でも、組織の勉強会で意味が無かったと知るwww」
「そーなんですよねぇ。まさか、物理魔法の解釈がおかしいなんて思いませんでしたよ。どっちかって言うと、科学寄りの解釈なんですよねー。魔法なのに……」
「私は、カッコ仮さんの魔法理論が面白かったかな?」
カッコ仮?ああ、師匠に名前を借りてる人ですね。
あの人、色んな世界の魔法を解体して原点を探り出した人ですよ?そんな人が書いた、理論書があるの?それ、メッチャ読みたいんだけど!?ちょ、師範代!なんで、そういうモノを教えてくれないんですか!?ちょっと、真面目に読みたいんですけど!?
バッと振り返ってみれば、プラカードに『戦闘能力急務』の文字が掲げられていた。そう言えば、そっちが優先でしたね。今は、それなりに余裕が出て来たけれど。
最初の頃は、そんなのんびりできた試しがなかった。
「そろそろ、大気圏を離脱しますよ?」
「んお?おー。つか、加速しているハズなんだけど……比較対象が無くなると、途端にゆっくり飛んでいるような感じになるなぁ?しかも、周囲に何も無くて更に暗いと余計に…」
「今、どれくらいのスピード?」
「一応、マッハ10は超えたと思うけど……」
空に向かって落ちるだけ……とは言え、どれだけ加速したとしても宇宙空間ではそれほど速度が乗ってるとは思えなかったりする。まあ、それは致し方ないんだけどね?
だって、惑星内なら周囲に物が溢れているので比較対象に困らないんだけど。宇宙空間には、体感的な速度を感じる為のモノがなさすぎるんだから。
――比較対象……スペースデブリとか?
ただし、ミッドチルダ周辺にスペースデブリがある様には見えなかったりする。これは、管理局やその他の組織が協力して除去した結果であり、今では宇宙空間にモノを破棄する際には厳しいルールと法を守らなければならない。
「……さっきから、同じ場所で止まってない?」
「馬鹿言うな。普通に、進んでいるだろう!?」
規模が、惑星内から宇宙空間へと変わった故の遅延というか距離感の尺が一気に増えた弊害である。良く良く考えると、聖王のゆりかごって凄かったんだなぁって話だな。
だって、45分で軌道上に上がれるんだろう?俺達が、軌道上に到達する為にはもっと時間が掛かるってオチに気が付いた。今ですら、かなりの速度で移動しているハズなのに月の軌道にすら届かないんだぜ?なんて言っても、わからないだろうから人工衛星が飛んでる辺りと言えばわかりやすいか?それで、目指しているのが月の軌道のちょっと手前くらい?
「ハハー。メッチャ、遠い。これ、加速したらどうなるかなぁ?やっぱり、視界が狭まるんだろうか?」
「ああ。光の速さってヤツ?一秒で、30万キロだっけ?」
「そう言えば、光の速さになったら視界が一点集中になるかも?周囲なんて、見えなくなるね?」
「それは、困るんだよなぁ?舵取りが、できねぇから……」
「転移したら良いのでは?」
地道に飛んで行くかぁ……などと、考えを改め様としたら横から師範代が口を挟んできた。しかも、転移とか……減速間違い無しの提案である。それなら、加速度を上げて周囲が確認できない様にした方がマシだ。
「リリィよ。それは、転移では無くゲートと言うべき所だの。でなくば、兄様はこのまま加速を掛けるだけだの?」
「……ゲートですか。確かに、転移だったら加速するだけですが……ゲート。ゲート魔法かぁ……覚えて無いなぁ?」
「月の近くであれば、視覚情報として入ってますので飛べるかと。もし、必要であれば聖王のゆりかごという戦艦が見付かるまで何度でも開きましょう」
でも、それってエッグい話だなぁ?俺が、ちょっとした聞き間違い?勘違い?をした為に《ゲート魔法》を何度も開く事になったって事だろう?気が引けるので、MPをこっちが用意するから《ゲート》を開いてくれる方が有り難い。
そもそも、師匠が過去を変えるまでのタイムアタックは俺達が勝手に言い出した話だからなぁ?例え、ソレを俺達の実力を試す試験にと考えているとしてもやっぱり遠慮したい。
「あー……今回のタイムアタックは、距離的に失敗って事で良いんじゃない?そういう、距離的な試算も含めて―」
「ゲート、開きますね?」
「うわっ!?ちょ、ガチ試験扱いですか!?」
こっちが、遠慮して言い訳を並べ様とすると師範代が問答無用で《ゲート》を開き、俺達は何をする事もできずに突撃する事となった。
はい、新しい世界だよ!!神崎くんの『新しい朝〜』の横にMK-Ⅱが付いているのはソレが二度目の使用だからwww
一度目は、かなり前に使ったからねぇ?同じ出だしって意味www ラジオ体操の曲www
話の展開としては、聖王のゆりかごにタイムアタックを仕掛けるって感じかな?まあ、ぶっちゃけ…防衛能力強化?外的から護る力がアップすると原作で言ってたけど…超高速で突撃してくる存在をどう対応する気なんだろう?と考えたらあんま関係無さそうに思えたので突撃です。レーダーに捉えられても次の瞬間に突き刺されば良いだけの事ですね(脳筋発言)!!攻略、簡単。簡単www
まあ、そういう技術が無ければおっそろしい存在なんだろうけど組織や神崎達にしてみれば攻略は簡単になります。
いやー、不老不死ヤバいッスね(笑)!!ソレが無ければ、こんな突撃ネタ使えなかったなぁwww
前は、ミサイルに混じっての突撃だったけれど…今回は、単身突撃です。障壁にバリアに重力フィールドっと。魔力レーダーに捉えられたら良い方?下手をすると、捉えられずに突っ込むんじゃ?生身の人間(サイズ)が、宇宙空間を弾丸速度で突っ込んで来るとか想定されているんだろうし?あー…想定されていない気がする。つっても、禁断の物量兵器で戦争していた時代の兵器だっだとしても想定を超えた右斜遥か上の移動方法で突撃してくるモノを捉えられるか…わからんわwww!!捉えられるよね?光の速度で飛来するモノをレーダーで?組織…いや、【鮮血の】ならまだしも古代ベルカの技術でソレを捉えるって難しくね?
あるぇ?何か、簡単な突撃になりそうだねぇ?OK。突入後の難易度を上げとくわ。神崎がダークホースだけど、白亜とトーマが頑張る系でなんとか?なると良いなぁ…。
既に諦めムードで草。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれてありがとうございます。