絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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五三〇話

Re:

 

 

色々あって、現在俺達は聖王のゆりかごに居る。

いやー、激戦でしたね!なーんつってw。

そもそも、光の速さで飛来するモノをレーダーが捉えられる訳がなかったわ。例え、レーダーで捉えられたとしても対応する前に突き刺さるのがオチですよね!!知ってた。知ってたけど、想像してなかったわ!!

つか、そんなモンどうやって捉えろと!?

後、捉えた所で対処できませんよね!?ぬかったわ!!

まあ、流石に光の速さには届かなかったけどさぁ……音速を超えた辺りで、減速の事とか考えて無い事に気が付いた。気が付いたんだけど、その時には遅かったんだ。

何故なら、聖王のゆりかごが見えた!?と思った次の瞬間には突き刺さってたからねぇ?マジで、慌てたわ〜www。

 

「まさか、自分が右斜遥か上の行動を取る事になろうとは思わんかったわ!!それと、重力フィールドの便利さよ!!」

 

まさか、光の速度を中和できるとか思わんよ!

いや、突撃したら絶対グッチャグチャになると思ってた!!三人で混ざれば、『一生共に居られね?』とか言えたんだろうけど。

そんなネタも、中和されてしまえば何の意味も無い。

 

「OK。じゃ、攻略するか!!」

 

「というか……ここ、中枢だよね?」

 

「後ろから突き刺さってたもんね。……あ、ねぇ。これって、『ウホッ』とか言うべきなんじゃない?」

 

「そう言えば、ブースター方向から突き刺さってたからなぁ?ケツ掘られたと言っても過言では無い、よなぁ?」

 

「うっせぇよ!そりゃ、後ろ(?)から突き刺さったけどさぁ……関係無い。関係無いから!!」

 

そして、見覚えがあると思えばここはクアットロが指揮を取っていた部屋。そう、聖王のゆりかご最深部。

高町なのはが、ファイナルリミットの《ブラスターⅢ》とカードリッジのフルロードで限界にまで高めに高められた魔力でディバインバスターを放ち破壊された聖地(ヲタク心理)であった。きっと、ここに居たであろう管理者がお亡くなりになった事はいうまでもないだろうけど。ここまで、グッチャグチャになってたら瓦礫に巻き込まれていては死んだ事がちゃんと確認出来ない。更に言えば、ここに突撃した時に空いた穴が塞がって無い事からしても、俺達の存在を捉えられて無かった上に激突で吹き飛ばされどっかの壁にメリ込んでいるか壁に叩き付けられたと思われる。

下手をしたら、今尚空気が漏れているからソレに巻き込まれて外に投げ出された可能性もある。いずれにしても、生きてはいられないだろう。流石のバリアジャケットも、光の速度で飛来するモノを防げるとは思わないしなぁ?

それによって、巻き上げられた高速の瓦礫とかも防げないんじゃ無いかな?だとすると、どこかに赤いシミが…。

つい、キョロキョロと辺りを見回してしまう。だって、気になるじゃないか!ここに居た奴が、どうなったのかってメッチャ気になる。絶対、ロクな死に方をしてないぞ!?

 

「あ。アレじゃない?ほら、あそこの出入り口に赤いシミが……三つ、四つあるんだけれど?」

 

「戦闘機人なら、鉄の塊とかもありそうですよねー?」

 

「転生者なら、既に消えかかっててもおかしくはないが……赤いシミになってる所をみると……原作人物ですかね?」

 

「ジェイル・スカリエッティのコピー?」

 

「あー……首謀者が、真っ先に死んだか……」

 

「もしくは、ウーノ?それとも、クアットロ?」

 

まあ、見える範囲に遺体らしきモノは見えない。鉄くz……ジャンクも落ちていないから、戦闘機人って線も消えた。

じゃぁ、生身の人間?かと思われたけど自分達の周囲にそれらしきモノは落ちていなかった。

はて?何を轢いたのか?

因みに、俺達が居るのは入り口付近から少し離れた場所。

周囲の状況を確認する為に、メリ込んだ壁から抜けて広めの場所まで出てきた所だったりする。つまり、ブースターから中枢へ突入しド真ん中を大き目の障壁を展開しつつ超高速で通り過ぎた感じ?そして、全力でブレーキを掛けた結果、中枢を突き抜けた辺りで止まった訳だ。

 

「…………どっちも、居そうだよなぁ?とりあえず、駆動炉には誰が行く?後は、玉座だよな……」

 

「……ジャンケン?」

 

「じゃ、先ずは玉座だよね!!」

 

「…………最初はグー!!」

 

「「ジャンケンっ!!」」

 

 

 

 

 

……………………

 

 

 

……………………

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

結果、俺はフリー。

本来なら、中枢に向かう人だったんだが……先に、中枢を攻略しちゃったからマジで暇人となった。

次に玉座が、対人戦の苦手なトーマ。ヴィヴィオを開放しなきゃならないのに何て人選ミス!!

しかも、駆動炉は出力不足が否めない白亜となった。

コレも、人選ミスデスヨネー?

 

「何故、俺が玉座。駆動炉の方が、楽だった気がする!!」

 

「武器も無いのに駆動炉。……ちょっと、出力不足じゃない?てか、誰かハンマー持ってない?」

 

「俺、何しようかなぁ?転生者相手に無双?」

 

とりあえず、ゆりかご内の戦力を削る方向で動こうかな?

最悪、白亜のフォローに回っても良い。つか、本気で白亜のフォローに行かないと駆動炉まで辿り着けないんじゃね?マジな話、色々サボり捲くっていた白亜では駆動炉を壊す云々の前に辿り着けない可能性がある。なので、道案内人としてフレールくんが居るとしても露払い的なバッファーとして着いて行く必要があると思われた。

 

「…………最初は、白亜のフォローに回るわ」

 

「え!?ちょ、本気で言ってる!?」

 

「出力不足云々の前に、駆動炉まで辿り着けなさそうなイメージが付いてるんだよ。迷子になるか、ゆりかごの戦力に追い詰められるか……ってな?」

 

「流石に、ガジェット程度に負ける気は無いんだけど……」

 

「つっても、無限剣制使えなくなってんだろ?投影魔術も使えない上に、専用の武具も無い。どうやって、あのウジャウジャ居るガジェットの群れを抜ける気だ?」

 

「…………グッ。何も、言い返せない……」

 

そりゃ、《神殺し》の魔法や魔術を習っているとは言え実際にソレを使っている場面を見た事が無いってのも弱体化のイメージに繋がっている。このゆりかごで、白亜の使える戦闘用の魔法か魔術を見れば戦える事がわかるかも知れないけれど。今は、弱体化してサボってただけの女の子でしか無い。

 

「しかも、見た目がクロエだからなぁ?転生者共のオカズにしかなりそうにないんだよねぇ?」

 

ホントに、高校生くらいに成長したギャル風のクロエって感じ。褐色肌なので、【プリズマ☆イリヤ】を知らなければ遊んでる風のギャルにしか見えない。うん、工口本なら間違いなく『わからさせられるメスガキ』デスヨネーwww。

 

「てか、穴が塞がらないんですけど?」

 

「そう言えば、自動で修復するシステムがあったんじゃなかったっけ?あ。起動させるタイプだった!?」

 

「……そうだとすると、指示を出す人居ないんじゃ?」

 

「…………ま、そのうち直るだろうwww」

 

「そうですね。そのうち、勝手に修復システムが起動すると思います。ええ、空気が抜けて窒息死とか残念過ぎる……」

 

なんて、トーマは言っているけど……俺は、原作でクアットロが『自動修復システム起動…フフ、まだまだ…』とか言ってたのを思い出した。やはり、自動修復システムはアクティブ系のシステムで管理者が起動するタイプのモノだと考えられる。つまり、ゆりかごの管理者が手動で修復システムを起動させないと壊れたままになるって事だ。

という事は、難易度が更にアップって事ですね?ゆりかごの空気が、完全に抜け切る前にサーチ&デストロイで敵を屠りつつ玉座に居るヴィヴィオを助け出さねばならない。しかも、師匠が過去を改竄するまでのタイムアタックなのはかわらないと来た。

 

「何か、無理ゲーになりつつある様な気がするんだが!?」

 

「時間が無いね!早く行こう!!」

 

「じゃ、俺は玉座に向かうわ!」

 

「迷子になるなよぉ?つか、コイツが一番迷子になる可能性を持ってるんじゃ無いだろうか?フレールくんが、案内役をしてくれるからちゃんと着いて行けよ?」

 

「俺は、翼刀じゃねぇ!!」

 

「ハハハ。そうだった、そうだった。『翼刀』な……名前が出て来なかったわwww。これが終わったら、SAOモドキ世界に行くんだぁ……」

 

「なんで、死亡フラグ風なのよ!?」

 

「いやぁ〜……なんとなく?」

 

ブッ壊れた中枢から、ピョンピョンと瓦礫を伝って出入り口へと到達する。そして、大穴の開いたその部屋を後にして俺達はそれぞれの目指す場所へと向かった。

つか、中枢から駆動炉と玉座に向かうってどんだけ遠いと思ってんだろうな?多分、一番遠い場所に突入しちゃったんじゃ無いだろうか?走りながら、そんな事を考えていると前方からガジェットの大群がワラワラと湧いて出て来るのが見えた。

 

「うわぁ……凄い数だなぁ?ほら、弱体化イメージを払拭する良い機会だぞ?無限剣製が無くても、戦えるって言うのならやってみせろ。出来なかったら、ざっこ雑魚ハートって言ってやるから」

 

「それ、ただの挑発よね!?全然、褒めて無いわよね!?」

 

「だから、出来なかったらって言ってるじゃんwww」

 

アハハハ〜と笑いながら、《瞬動術》で間合いを殺して湧いて出て来るガジェットを撲殺していく。

殴って、蹴って、踏み潰してヒャッハー!《ダーティ・ニーズ》抜いて、《重力刃》飛ばしてジャンピングキック!からのぉ、振り下ろし!斬り払い!錬金術で、向かい来るガジェットを分解して斬り捨てて蹴って斬って刺して兜割りぃ!!

 

「アハハハ!!オラオラ、かかってこいやぁ!!」

 

「…………ガチで、バトルジャンキーで草」

 

白亜が何か言ってるけど、今の俺には敵しか見えていない!現に、白亜の背後に近付いていたヤツを重力刃で切り裂いて正面の敵を薙ぎ倒す。

やべー!なんだか、とっても楽しくなって来た!

正に、無双ゲー!並みいる敵をバッサバッサと斬り伏せてガンガン前に進む系のゲームに興じている気になって来た。ハハハ、楽しいぃー!もっともっともっと!!

そうだ!《重力刃》を、ブーメラン状にして飛ばすのでは無く、手に持つ《ダーティ・ニーズ》の剣先から延長状に伸ばして固定。剣の尺を伸ばして切り刻むイメージで振り回す。

 

「オラオラ!範囲斬りじゃあああぁぁぁ!!!」

 

先程の様に、手前の空間だけでは無く通路中央から壁際にまで延長した刃で敵を切り倒して行った。時折、壁を削っているのか手に持つ《ダーティ・ニーズ》が重くなる事があるけど気にする必要はない。気を付けなければならないのは、背後にいる白亜に当たらない様にする事だけだ。

まあ、いや、うん、片手だとブレるのでヒヤヒヤモノなんだけどね?なので、両手で剣の柄を持って何とか背後に剣先が向かわない様に調整する。《ダーティ・ニーズ》は、元から両手剣だからこうやって両手で持てば剣先がブレる事は無いんだけど。でも、ついつい腕力があるので片手で扱ちゃうんだよね。本当は、両手剣の技量を上げたいのなら両手で扱うのが良いんだけど。軽いと、どうしても片手で扱う癖が出来ちゃうんだよ。毎回、師範代達に注意されるんだけど。片手でも扱えると、良くないとわかっていてもそう扱ってしまうのが俺の悪い癖だ。チラッと、背後に視線を向けて白亜の無事を確認する。

白亜は、普通にショートソード?を両方の手に持って戦っていた。いや、うん、わかっていた事ではあったけれど。普通に、二刀流で戦うんだな?つか、そのショートソード(?)はどこから取り出した!?大きさ的には、『干将・莫耶』に近い幅のゴツい代物なんだけど。それを使って、バッサバッサとガジェットを斬り裂いている。

因みに、良く見てみれば薄っすらと《魔力刃》を纏わせているみたいなので剣そのもので敵を斬り捨てている訳では無い模様。だからといって、それが完璧かと言うとそうでもない。魔力操作の訓練は、そこそこ頑張っているからかそう目立つ揺らぎは無いけれど。大分、サボっていたからか途中で途切れていたり片面は繋がっているけど。

もう片面は、開いているといった感じの斑模様になっていた。アレじゃ、魔力消費がデカくなって直ぐにバテるぞ?そんな様子が、目に見えてしまってこちらへ来た事が間違いではなかった事を確信する。これ……駆動炉まで、辿り着けてなかった可能性大ッスわ。本人は、楽勝だと思っていただろうけど。あの程度の魔力操作で、戦い続けるのは自殺行為でしかない。

そりゃ、ゾンビアタックをする前提であったなら楽勝なんだろうけど。それじゃ、駆動炉には辿り着けても駆動炉を破壊する事は叶わなかったかも知れない。

 

『師範代。アレ、指摘しなくても良いんですか?』

 

念話で、師範代に話しかけると何故か驚いた様な感情が伝わって来たけど……どうした!?つか、コレ、念話じゃねぇのか?なんで、念話で師範代の感情が伝わって来るんだよ?

完全に、精神干渉で草。普通に、念話感覚で師範代へ魔力の糸を伸ばしたつもりだったんだが……何か、違う反応が出たんですけど!?つか、隠れていた師範代を戦闘中に探し出すのは結構手間だった。なんせ、こちらの様子を見るだけで手出しはしてくれない隠密行動中だったからな。

 

『まさか、兄様がテレパシーモドキを使われるとはの?』

 

とりあえず、思っていたのと違う結果にあるぇ……?と首を傾げていると師範代から返事が来た。

 

『テレパシー、モドキ?』

 

『魔力の糸を伸ばし、我と念話しようとしたのであろう?しかし、感情まで伝わって来て困惑していると言った所かの?じゃが、この方法はどちらかというと使い魔とパスを繋げる方法に近い。故、使い魔である我の感情まで伝わってしまっていると言う事じゃな』

 

『おん?つまり、師匠から師範代を奪っちゃった?』

 

『いや、奪ってはおらぬ。もし、奪っておったら兄様は魔力枯渇で倒れておったよ。ま、その前に我が受け入れなければ弾かれて吹き飛ばされておったかもの?』

 

危ねっ!?まさか、そんなオチだったとは!!

とりあえず、師範代に魔力の糸を伸ばしたりするのは止めた方が良いらしい。じゃ、どうやって連絡をしようかと思い悩んでいると『このままで良い』と許可が下りた。

実際問題、俺の魔力糸は師範代の肉体を構築する魔力の表面に触れているだけで核となるコアに繋がっていない。

だから、使い魔システムを乗っ取ろうとしているのではないと証明されているので無問題という。これがもし、師範代の核であるモノに魔力糸が伸ばされていたのなら、問答無用で俺を殺しに来てたと笑われたのでゾッとした。

完全に、地雷じゃん!!

 

『師範代達は、わからない所に地雷が埋まってるから怖い』

 

『ハハハ。それは、兄様が教えて居らぬ事を実践するからじゃの!自業自得と言われても、致し方ないじゃろうw』

 

いやいや、そういう地雷は真っ先に教えていて欲しい所なんですが!?とりあえず、地雷となった魔力糸については横に置いといて白亜のアレは良いのかを聞いてみた。

 

『駄目駄目じゃの。今後は、魔力操作を中心に訓練を組むとしようかの?リリィには、その様に伝えておくのじゃ!』

 

思考が、ダダ漏れになっているからか『のじゃ』言語が隠し切れていない。やはり、声に出す時にはちゃんと抑える様にしていたみたいだ。まあ、『のじゃ』言語が悪いと言う訳じゃないけど。キャラが濃過ぎると、他の人達が薄くなるので控えて欲しいってだけである。現に、師範代と念話(?)を始めたら白亜の気配が薄れてしまった。

白亜は白亜で、それなりのキャラを確率しては居るが師範代に比べたら水っぽいスープレベルにしかならない。

なので、出来るだけ気配を消していて欲しいと言えば完全に気配を消して後ろに控える従者の如く微塵も存在感を出さなくなった。ヤバい!完全に暗殺者である。声をかけられるまで、忘れている事もあるくらいだ。コレが、使い魔の実力という事か!?等とネタに走った事もあったけれど。いずれにしろ、マジで恐ろしい存在だった。

先ずは、身近な者を目標にしてみたけれど。

いすれ、コレに到達できるとは口が裂けても言えない。

 

『大丈夫だぞ?兄様。絶対、到達させるからの?』

 

『ひぇっ!!』

 

こ、怖過ぎる!!

とりあえず、サボり捲くっていた馬鹿の補習が決定した所で俺は念話(?)寄りにしていた意識を戦闘に戻して指輪パッチンを決めた。しかし、指パッチンは不発に終わる。

そう言えば、この世界に来てから弾丸を補充した記憶が無い。なので、慌てて《神速》を起動して予備の弾丸を装填して穿ち放った。いやー、危ない危ない。格好良く、慢心王みたいに指パッチンしているのに何も起きないなんて完全に鼻水を垂らしているアホじゃん。

後ろから、師範代の笑いを堪える声がちょいちょい聞こえるけど……止めて!自覚を促さないで!!恥ズ!メッチャ、恥ズ!!パスが繋がっているからか、俺の感情が逆流して師範代に失敗した事がバレたらしい。

折角、慌ててフォローしたのにそんな風に促されたら赤面通り越して頭を抱えたくなるじゃないか!!

 

『笑うなぁ!!』

 

『ふふふ、すまぬ。しかし、ふふ、ふふふふふ……』

 

『ぎゃあああああぁぁぁぁぁ!!』

 

恥ずかしさが、天元突破した俺は地面に水平に眼前のガジェットを斬り払って《ダーティ・ニーズ》を真っ直ぐ突出す様に構える。そして、重力障壁を眼前に展開したら一気に走り出した。そのまま、真っ直ぐ()()()様に地面を《瞬動術》で蹴って突き進む。イメージ的には、ガン◯ムエク◯アがリボン◯ガン◯ムに向かって突き進む様な感じだろうか?それを、《重力障壁》と《重力加速》を加えてやるとどうなるかと言うと…ガジェットを超重力で弾き、壁に叩き付けながら潰し直進する◯Gのク◯ガネモドキが完成する。

即ち、『回転衝突、始動!ク◯ガネ、突撃いぃ!!』てな訳だ。完全にネタ技だし、砲撃とかも併用したかったけど俺の技量じゃそこまで再現はできない。なので、重力衝突で突撃する程度の事しかできなかった。それでも、ガジェットの大群を薙ぎ払うだけなら十分だから問題はない。

突き進んで、T路地で止まったけれど。アレだけ居た、ガジェットの大群は見る影もなく一掃された。

まあ、T路地の先には普通に居たりするんだけど……それは、重力障壁で圧えてあるので問題はない。

振り返れば、首根っこを師範代に掴まれた白亜がこっちに向かって連行されている場面だった。まあ、白亜にとって俺から離れるのは死活問題だろうから師範代が動くのは当たり前なんだけれど。まさか、そんな扱いを受けると思っていなかったのか悲鳴を上げている。

いや、そうじゃねぇなぁ?あのバカ、師範代の存在を完全に忘れていた挙げ句、唐突に首根っこを掴まれ驚いているのだろう。全く、ホントに馬鹿だな?ま、俺にしてみれば白亜の馬鹿を迎えに行かなくて良いので楽ではあるんだけどな?

とりあえず、駆動炉の位置とルートはフレールくんが知っているので俺は案内人の居場所を確認してから再度突撃する。

 

「師範代!そのまま、白亜の事は任せますので着いて来て下さいね!!じゃ、ク◯ガネ突撃いぃぃ!!」

 

「ええ、わかっておるよ!」

 

「ク◯ガネって……ああ!スパ◯ボのオリジナル戦艦か!」

 

生前は、ヤツも俺達に色々やらされていたからな。

同じゲームを嗜んでいれば、自ずと俺のネタ発言を理解してくれる。と言っても、スパ◯ボは俺がアイツに貸し与えたゲームソフトだったりするんだけどw。

だって、アイツと来たら勉強から離れられんかったからな?前にも語ったと思うけど。アイツの親は毒親だった。

親も親だけど、周囲の友人が手を貸さないと逃げられなかったアイツもアイツだ。とはいえ、アイツには俺達が居たから今がある様なモノ……もし、居なかったとしたらアイツは親の傀儡と化していただろう。親が選んだ学校へ行き、親が選んだ会社に勤めて、親に給料を吸い上げられる奴隷と化していたんじゃないかな?実際、アイツの親はアイツに養って貰うつもりだったからなぁ?それを、子供だからわからないだろうと隠しもせずに口にして『俺、頭良い!』と悦に浸るクズだったから俺達は動いた。

どこにでも、転がっている不幸とは言え目の前でヤられると腹が立つんだよね。そりゃ、赤の他人で関係の無い俺達だけれど。他人の家庭の事に、口出しするのはイケない事だとわかっていたけど。友人が、絶望した眼で毎日を過ごす様子を見せられていたら助けるのが友人って生き物なんだよ!!

それだけのモノを見せられ、腹が立ってついブッ壊したけど後悔も反省もしていない。俺達は、確かに正しい事をしたんだと実感している。アレは、形を変えた虐待なんだ。

ソレを証明する為にちょっと危ない橋を渡ったけれどやって良かったと思っている。

まあ、それで転生したら女の子を人間だと思わない様な方法で毒牙にかけていたのには頭を抱えたけどね?

人間、はっちゃけると何をしでかすかはわからないモノだ。

 

 

 

 

 




前回の後書きで考察していた通りになりました!!
光の速さを捉えるレーダーってなんですかねぇ?というと、【鮮血の】なら!!とか言い出す方が居そうですが…前回で作者も言ってたしwww。だがしかし、【鮮血の】でも無理なモノは無理だと思います。つか、PCの処理が追い付かないと思われる。そりゃ、一秒で30万キロを移動する物体を補足するレーダーがあれば可能かも知れないけど物理的に無理でしょ!?つか、補足した次の瞬間には刺さってるだろうから…できて、神威状態の《神殺し》がギリで障壁を展開し防げる程度。

まあ、オチは見えているだろうけど…このタイムアタックは失敗に終わります。双夜が、タイムパラドックスを起こす方が早い。

誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m

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いつも、読んでくれてありがとうございます。
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