絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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五三八話

Re:

 

 

没入ゲーで、最初のナビゲートピクシーを発狂させた神崎大悟だ。現在は、動作のチュートリアルを終えて町中に降り立った所なんだけど。俺は、定石通りの道筋から外れて町の中を探索中。

本当なら、真っ先に冒険者ギルドに直行しなければならないんだけど。昔、読んだラノベみたいな行動をしてみたいとずっと思っていたので実行中だ。チラホラ、俺と似た様な行動をするプレイヤーを見かけたりするけど。

アレは、組織の人々ではないだろうか?つか、一般プレイヤーは定石通りの行動を行って組織の人員は異なる行動をやっている模様。コレって、一種の検証みたいなモノなんだろうか?ま、俺もその一人で適当にブラブラしつつ何か無いかなぁ?と見回っている。

ついでに言えば、フラグで管理されたお店とか見付かれば万々歳なんだけど。早々、簡単に見つからないだろうから手当り次第に住人と思しき奥様に話し掛ける。

 

「あの〜?そこのお綺麗な奥様方……」

 

「あら〜♪ 何かしら?」

 

「すみません。図書館とか、御存知ないでしょうか?」

 

という訳で、テンプレではあるけれど。聞き込みだ。

もちろん、声掛けする際は相手の気を引くやり方で話し掛けるのが吉。特に、井戸端会議をされているオバちゃん達には『お綺麗な奥様方』が一番良く効く。

ちょっと、聞き込みに時間がかかる手法ではあるけれど。

ネタ満載のラノベでは、井戸端会議をしているオバちゃん達に話を聞いた方が色んな情報が聞けて丁度良い。まあ、稀に地雷系のフラグを建てる事になるけど。それも、それで良い様な気がする。

 

「あら?貴方……来訪者かしら?」

 

「ええ。今日、こちらに来たばかりの新人です」

 

「あら……そうなの?」

 

「……もしや、ご同輩が何かしましたか?」

 

一瞬、答えてくれたオバちゃんが何やら不穏な空気感で言葉に詰まるのでどっかの馬鹿が何かをやらかしたのかと不安になる。一部のプレイヤーによっては、住人達から忌避感を抱かれる可能性があるのでそれが脳裏を過ぎった。

まあ、サービス開始から少し遅れて参加したからな。

下手を打った馬鹿が居たら、こうして住人との交流にも支障が生じる場合も考慮しなければならない。つか、()()やらかしやがった馬鹿が居るのか!?勘弁してくれよ……と思っていた。

 

「いえ、その、ね?何もない住宅地をウロウロしている人や幼い子供達に付き纏う来訪者達が居るって聞いて……」

 

前者は、良くわからないけど後者の奴は変態なので通報して構わない。しかし、YesロリーターNoタッチの奴らなら周囲に気が付かれずにやるだろうからバレてる奴らはモグリか?

 

「フムフム、ウロウロしているのは迷子では?後、幼い子供に付き纏う来訪者は容赦なく憲兵に突き出して下さい」

 

「あら、そうなの?容赦なく、突き出しても良かったのね」

 

「そりゃ、不審者はどこの世界でも同じ扱いでしょう?」

 

「言われてみれば、その通りね!まあいいわ。図書館は、大通りから北門に向かって行けば右手に大きな建物が見えるわ。その建物を目印に進むと、外壁に向かって門を構える窓の少ない建物が図書館よ」

 

「ありがとうございます!奇麗な奥様。それでは、私はコレで……」

 

そう言って、その場から離れた。つか、図書館の場所を聞き出すだけにどれだけの話を持ち出して来んねん!?

世間話を含むどうでも良い事から、ちょっとお得な情報までありとあらゆる話題が引っ切り無しに出て来るから驚きだ。流石、オバちゃん!どこの世界でも、オバちゃんは情報通なんやな!

メニューを開いて、画面端にある時計に目をやるとリアルタイムはそれ程動いてはいなかった。ゲーム内時間は、確認していなかったからどれだけ進んでいるのかはわからない。

でも、体感的には大体30分程だった気もする。

 

「んー……ま、他のプレイヤーと違って余裕が無い訳じゃないからなぁ?もうちょっと、のんびり進めてみるか?」

 

別に、攻略組になる予定は無い。

ただ、正規ルート以外で強くなる事ができるのかを確認したいってだけだ。だから、冒険者ギルドには行かずこのまま別の方法で身分証をゲットして強くなってみせる!!

とはいえ、その前にこの世界の知識を身に付けておかないとテンプレ・レッド落ちする可能性があるので特に法関係が知りたい。テンプレ・レッド落ちってのは、良い金儲けだと思ってたら実は犯罪行為で頭の上のカーソルが赤く変化していたというオチである。

そんな事になったら、ゲームにもよるけど街や村が利用できなくなって更には指名手配される可能性がある。

だから、絶対そんな状態になりたくないので先ずは知識を身に付ける事にした。という訳で、大通りを出て北門へ向かい右手に見えて来た大きな建物に向かって進む。

それから、外壁に向かって門を構える建物があるって事だったけど……外壁が、左側奥にあるので右手にあるであろう窓の少ない建物を探した。

てか、この辺りって大きな建物が多く無いか?

まるで、貴族が住む家みたいな佇まいの建物が多い。

 

「つか、ほぼ間違いなく貴族街だな……」

 

嫌な予感がする。こういう場所に、図書館を配置しているという事は中に入るのに身分証が必要になる可能性が高い。という事は、図書館に入る為には身分証を用意しなければならないという事だ。仮想現実テンプレのあるあるパターン。

最悪、仮想テンプレあるあるその2。書物の閲覧だけに、物凄い大金を払って中に入る事になりそうだ。

そして、破損させたら借金地獄に陥るんですね?うわぁ、メッチャありそうなパターン!没入ゲーあるある、怖いw。

とりあえず、図書館と思しき建物の前に来る。メニューを開き、現在の所持金を見てみれば三千Zenyあるだけだった。

数あるラノベで、図書館の入場料がある場合の相場は平均で約1万程。1万Zenyの要求があれば、直ぐには入れない訳だけど。ここは、引き返すべきか突撃してから退くかの二択。

まあ、確認がてら入ってみるんだけどね。そんな訳で、入場料の相場を確認する為に一度入ってみる事にした。

図書館に入って、正面に司書達が居る総合案内所がデデン!と鎮座していてコッソリ入るのは不可能っポイ。

きっと、β時代にコッソリ入って入り浸った馬鹿が居たんだろう。という事は、入場料が必要なパターンか?幾らくらいするんだろう?高く無いと良いなぁ……と思いつつ、総合案内所の元へ行き図書館の利用方法を訊てみる。予想通り、入場料が1万Zeny掛かると言われた。

 

「oh……入場料が、かかるんですね?」

 

「はい。本を破損させた場合は、弁償代としてお返しはできなくなります。ですので、本は乱暴に扱わず静かに読んで下さいね?」

 

「んん?入場料は、戻って来るんですか?」

 

「えぇ。本を破損させない限りは、お返ししてますけど?」

 

「……えっと、普通は貴重な本なんですから破損させないですよね?というか、全額戻って来るんですか?」

 

「はい。破損させなければ、全額お返ししております」

 

入場料の意味よ……まあ、破損させて逃げる馬鹿が多かったって事なんだろうけど。とはいえ、お金が足りない以上いつまでもここに居座る訳にも行かないので一度外へ行ってお金を稼がなければならない。

なので、適当に北門が近かったので北門から出ようとして門番に止められた。何故かというと、身分証の提示を求められたからだ。ぶっちゃけ、コレもテンプレだったのを思い出し苦笑いを浮かべてしまう。

 

―コレ、詰んでるんじゃね?

 

「あー、身分証って絶対必要ですか?」

 

「絶対に必要ですね。そうでないと、良からぬ事を企てている後ろ暗い者と見られる恐れがあります。」

 

「いやー、冒険者ギルドじゃなりたい職業が無かったモノで……他に身分証を発行してくれる所とかないですかねぇ?」

 

「ああ、そういう!そうですね。身分証は、冒険者組合か総合案内所で発行されています。そちらで、入手して下さい」

 

「総合案内所ですか?では、そこへはどうやって行けばよろしいですか?」

 

「総合案内所は、中央広場にありますよ。中央広場の噴水から北門に向かって左側に門を構えています」

 

「そうでしたか!わかりました。ありがとうございます!」

 

さて、それじゃぁ身分証をゲットする為に一度中央広場に戻る事にしよう。全く、とんだ二度手間だぜ。そんな訳で、一度は後にした中央広場へと戻る。

そして、門番の人に言われた通り北門を正面に見据えて左側に顔を向ける。すると、良くわからない文字?が踊っている建物があった。文字?……ハイハイ、オリジナル言語ですね?わかります。

一応、ゲームの掲示板でこの世界の文字が読める者がいるか聞いてみたが誰も読めないという。こりゃ、頭脳班がチームを組んで解読する必要があるかも知れない。パターン的に、ワールドアナウンスネタの気配がビンビンするぜ!!

まあ、どっちかと言えば俺は脳筋派……のはずなんだけどなぁ?周囲を見渡して、誰も読めなさそうな文字を見上げてから大きな溜息を吐き出した。

とりあえず、冒険者ギルドに登録する気は無いんだ。

さっさと、身分証をゲットして金を貯めよう。

そう、邪な考えを捨てて総合案内所へと入って行く。

総合案内所に入ると、木材のみで構築された空間なのにどことなく雰囲気が市役所のそれだった。

どうやら、総合案内所と銘打ってはいるけどやる事は市役所の業務と変わらない模様。ボーッと突っ立っていても邪魔なので、一番大きなカウンターに行って身分証を手に入れるのはどうしたら良いかと聞いてみた。

当然の事ながら、冒険者ギルドを案内される。

ええ、ええ!わかっていますとも、俺が捻くれた考えで冒険者ギルドに行きたくないなんて言っちゃったのが原因な訳だけど。冒険者ギルドは、嫌なんです。等と、訳を話せば何故か『あー……』という納得した空気が流れる。

あるぇ?なんだろう……そこはかとなく、冒険者ギルドに地雷が埋まっている様な気がして来たんだけど?

総合案内所で働く住人さん達が、かなり同情的に俺に接し始めた所で俺は気が付いた。コレ、俺がギルドに出禁を食らったと思われてるのかな? 

え、嘘だろう!?何故、こんな扱いを受けねばならないんだ!?ま、冒険者ギルドを避けた結果なんだけど。

そして、俺は身分証(仮)を手に入れた。(仮)が、付いてはいるけれど身分証である事に変わりはない。その後の説明で、この(仮)を外す為には町中のクエストをある程度行って信頼を勝ち取らねばならないらしい。お遣いクエスト、だな!?

 

「つか、コレ……どんどん、離されてないか?」

 

急がば回れとは、正にこの事なんだろうけど。

図書館へ、入場したかっただけなのにドンドン目的から切り離されて行く。確かに、正規ルートから外れたのは俺だけれど。だからって、なんでこんなに回りくどい事をしなければならないんだ!?

というか、『正規ルートじゃないとこんなにも苦労をしなければならないんだよ?』と暗に言われてる気がした。

誰にって、そりゃこのゲームを作った運営に…である。

それと同時に、運営の底意地の悪さを俺は肌で理解した。

こりゃ、イベントとかは荒れるんじゃ無いか?

まあ、俺は参加する気は無いんだけどな。何故かって?

ハハハ、ただの縛りプレイってヤツだよ君ぃwww。

そんな、誰に話しかけているかもわからない事を思いながら俺は(仮)を取る為に総合案内所が依頼して来るクエストを消化し続けた。そして、二十件くらい消化した辺りで漸く(仮)が取れたので早速北門から外に出る。

北門から出て、百メートル程進むとゴツゴツした肉体を持つ魔物と遭遇した。その魔物を見て、おや?とは思ったけれど。遭遇して直ぐ、戦闘になってしまったが故に、一瞬疑問に思った事は頭の片隅に追いやられてしまった。

とりあえず、モノは試しに一発殴ってみる事にした訳だがダメージは与えられず逆に自ダメージが発生する始末。だから、いつも通り浸透系で発勁を叩き込んでみたら内蔵をまき散らしながら弾け飛んだので問題無しと認識。

でも、実の所北門の適正レベルは30からでレベル1の俺が行くには到底ムリな話のハズだった。だが、俺は普通に敵を爆散させてしまったのでそのまま前に進む事となる。

俗に、【リアルチート】というヤツなんだけど。

まさか、本当にリアルチートが可能だったとは思わなかったよ。しかも、この時の俺は初期装備でスキルも未習得。運営が、本気で慌てて不正じゃないのかと色々していたらしいんだけど。何度調べても、違法ツールなんて検出されないし不正ではないとしかAIは答えなかったらしい。だから、運営の人達が俺のやらかした事についての理由が判明するまでデスマーチに突入した事も知らなかった。それは、申し訳ないと思うけど。それなら、即呼び出してくれれば良かったのに自分達で解決しようと躍起になっていた模様。ぶっちゃけ、物理演算なんて組み込んだ方が悪いってもんよwww。

てか、今まで組織の奴らは誰も使わなかったのか?って疑問にさえ思ったね。まあ、使っていてもそれがリアルスキルだなんて誰も気が付かなかったってだけで、まさかナイナイ尽くしでやらかす奴が居ようとは思わなかったらしい。

因みに、この時の俺は通知機能を全カットしてました。

だって、レベルアップする度に通知されるのって五月蝿くね?それ以外にも、集中したいのに色々と邪魔されるのって面倒臭いじゃん。だから、全カットしていた訳なんだけど。これも、運営の受難に繋がった。結果……。

 

称号、『ジャイアントキリング』を得とくしました。

己よりレベルの高い魔物に攻撃力1.2倍。

 

称号、『天衣無縫』を得とくしました。

スキルを使わず己の力だけで戦う者。経験値微UP。

 

称号、『石破天驚』を得とくしました。

無職にも関わらず驚く戦果を上げた者。クラス経験値UP。

 

称号、『意気衝天』を得とくしました。

短時間で急成長した者に与えられる称号。回復力UP。

 

称号、『天真爛漫』を得とくしました。

道具に頼らず、ありのままで駆け抜けた者に与えられる称号。ドロップUP。

 

称号、『破天荒』を得とくしました。

前代未聞なプレイヤーに与えられる称号。

 

称号、『ぼっち』を得とくしました。

24時間、他のプレイヤーと交流をしなかった者に与えられる称号。記念称号。

 

称号、『オーガン・ブレイカー』を得とくしました。

相手の臓器を内側から何度も破壊した者に与えられる称号。

 

内部破壊率UP。

称号、『チーター?』を得とくしました。

 

運営の疑惑。不正?不正じゃないの!?

称号、『リアルチート?』を得とくしました。

 

運営の疑惑。何か、格闘技でもしてるのかな?

称号、『脳筋?』を得とくしました。

 

運営の疑惑。ちょ、強過ぎない!?

 

 

 

‥‥‥

 

 

 

‥‥

 

 

 

 

 

 

 

という感じで、称号の雨あられ状態だった。

しかし、通知を切っているが故に俺はそれに気が付かない。ただ、ひたすら敵を倒して前に進む脳筋と化していた。

更には、メニューを開いて所持金を確認するだけでステータスには目もくれず邁進する馬鹿と化す。しかも、事前情報を得ていなかった為に自分がどういう状態に置かれているかもわからず適当に敵を倒し続けた結果……夜になって、漸く事態に気が付いた。

 

「モンスターを倒しても、お金は手に入らないのか!!」

 

いや、すみません。まだ、わかってなかったわ。

この時は、ドロップアイテムを確認する為にアイテムストレージを開いたくらいでまだ気が付いてもなかったわ。とはいえ、流石にアイテム名の後に『?』が付いていたのでテンプレ通り〇〇知識系のスキルが必要なんだろうなぁ?とか、考えていた場面だ。

そこで、漸く俺はハタと気が付く。

そういえば、薬草や鉱物を収得する為には《採取》や《採掘》のスキルが必須だったなぁ?と思い立って、この時初めて己のステータス欄を開いたんだ。ステータスを開いて、真っ先に目に飛び込んで来たのは『無職』という職業と『レベル99☆』という数字。一瞬、なんじゃこりゃ?と首を傾げたけれど。この時、何がどうしてこうなっちゃったなんて考えていれば違ったんだろうけど。目の前の変化に気を取られて、全てを棚上げにしてしまった。

そして、ステータス画面をスライドさせてスキル欄を見ればほぼ自動で習得したと思われるスキルの山があったんだ。それを見て、『なんだ、勝手に習得するんじゃん』と思った俺は初回特典で《採取》をアクティベートする。

わかると思うけど、その習得したと思ったスキル群は未だアクティベートされていないスキル群だったんだ。要は、習得が()()()()()()から表示されていただけで習得自体はまだ未習得だったんだな。

その後、近場の草むらを見て点々と採取ポイントが視界に表示されたんでそれまでに得た情報を放置して採取に意識が持って行かれた。簡単に言えば、現実を放棄したとも言う。

とりあえず、更に《発見》のスキルも追加でアクティベートしてメニューを閉じ……その上で、フィールドにある採取ポイントに視線を向ければ通常の採取ポイントの他に赤く光る採取ポイントを見付ける。フムフム、成る程成る程。《発見》は、こんな風に表示されるんだな?いやー、面白いねぇwww。

そう思いながら、ルンルン気分で視界内にある採取ポイントを回る。それから、もう一度メニューを開いてアイテムストレージから採取したアイテムを探すと『草?』とか『石?』とか内容のわからないアイテム群が山の様に…。

 

「ハハハ、デスヨネー。知ってたwww」

 

ここで、慌てて鑑定スキルや解析スキルを取った所で植物知識を持ってないからと『???』のままで表示されるんですね?わかります。というか、ここまでがテンプレだったりする。予想通り、鑑定スキルを習得してもアイテムの内部はわからないままだった。つまり、図書館で知識系のスキルを習得しなければならないんですね?まあ、そのスキルを得る前にこの世界オリジナルの言語を解読してからになるんだろうけど。いやー、定石通りの鬼畜っぷりにブチギレそうだよ。

兎に角、言語の解読にどれだけの日数がかかるかわからないのでもう少し資金になりそうな魔物を狩っておく事にする。

全く、どんだけプレイヤーを遠回りさせたいんだが……ここの運営はww。前持って、ラノベ等でそういう情報を得ていなければナイナイ尽くしでゲームを進めるはめになっていただろう。そんな訳で、俺は周辺の魔物を狩りながら前に進んで行くと……唐突に、周囲の雰囲気が変わって何やら巨大な魔物が出現。どうやら、フィールドボスの領域に突入した模様。目の前に出現したのは、空を飛ぶトカゲだった!!

 

「おー?ドラ……ゴ、ン?じゃなくて、ワイバーンか?」

 

その巨体からして、どうやってその程度の翼で飛んで居るんだ?と思ったけれど。ゲームなんだから、尺が短くても飛べるんだろうと納得し拾った石を全力で投げ付ける。何故か、比翼が破れて墜落してくれたんだけど。見掛け倒しですか?

ま、落ちたら落ちたでボコるだけなんだけどね?

 

――浸透系&鎧通し。

 

再度、飛び立とうとするワイバーンの頭に飛び乗って頭上に鎧通しで打撃を叩き込む。まあ、普通に見たら頭に飛び付いたプレイヤーがワイバーンの頭を殴っているだけなんだけど……物理演算システムが、入っているゲームならこれで!!

予想通り、脳髄を破壊されたワイバーンはビクンと跳ねてからゆっくりと横倒しになった。そして、光のポリゴンへと変化して大量のアイテムをドロップする。ドロップされたアイテムは、そのままストレージに入って行くんだけど。ストレージを開いて見れば、全部が『???』で埋まっていた。

 

「デスヨネー!テンプレ、テンプレwww」

 

その時、ワールドアナウンスが辺りに響き渡る。それによると、やっぱり北側を守るフィールドボスだった模様。それを『ソロ討伐した』と、アナウンスでは発表されていた。

 

「ソロ、討伐……かぁ……ふふふ、ボッチ討伐ですよ?」

 

言った瞬間、胸に突き刺さるモノを幻視したけど。大丈夫、ダイジョウブ!リアルは、ボッチじゃないからダイジョウブナンダヨ!クソッ、それもこれも全部白亜達が俺と合流しないから起きた事故であって本意では無いんだ!!そんな、言い訳じみた事を思いながら次の町へ入って行く。辿り着いた第二の町は、どうやら鉱山に関わる町の様だ。所かしこに、鍛冶屋や製鉄所が軒並みを揃えている。どうやら、ここが俺の次の拠点らしい。

 

――いや、戻るんだよ!

 

第一の町にしか、図書館はなかった。だから、第一の町に戻らなければならなかったんだけど。そこで、疑問に思ったのが『図書館が第一の町にしかないのか?』で……一瞬、迷いが生じた。

とりあえず、わからない事があれば近くの住人に話を聞けば良い。という訳で、近場に居たツルハシを担いだおっさんに話を聞いてみたところ、この鉱山の町には図書館みたいなモノは無いらしい。やはり、第一の町に戻るしか知識系のスキルは得られない模様。仕方が無いので、元来た道を戻り魔物と戯れながら第一の町へ。

そして、辿り着いたのは……。

 

「…………ここ、何処だよ?」

 

 

見知らぬ村だった。

 

 

 

 

 




とりあえず、テンプレのオンパレードを書いてみました。
まあ、ここまでおかしな事ができるとは思いませんがレベル制のゲームで無ければ…なんとかなるんじゃない?

だっていうのに、レベル99☆とか笑っちゃうんたですけどね?しかも、無職www。でも、無職だけは辞められなかったんだよwww!この時、何読んでたかバレバレですねww。
あ、ラノベの方ではなく漫画の方を読んでましたww。
あっちは、無職チートでしたけどねww。

とりあえず、ラノベで良く見掛けるテンプレ設定を出したかっただけなんだよ。でもって、組織の連中がそこら辺を意識してないかと言うと…一部、『真実の瞳』持ちが『草?』のままポーションを作ったりしているから気にする必要性が無いってだけだよ。あっちは、あっちでチート疑惑満載だったりします。まあ、リアルチートなんだけどwww。垢バンされたら、訴訟起こしてガッポリ毟り取るので奴等の方が鬼畜なんだけどね。だから、運営は疑惑が確信になるまで何も言えないってオチです。

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m(_ _)m

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いつも、読んでくれてありがとうございます。
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