絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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五四三話

Re:

 

 

ギャリッ! ギン! ガン!!

 

コレと遭遇してから、どれくらい時間が経っただろう?

ある程度、相手の動きとタイミングが計れた所で漸くこちらの攻撃が通り始めた感じだ。まあ、HPの減り具合によっては行動パターンに変化があるんだろうけど。今はまだ、変化は無くバリバリ向かって来るので対応はできている。

途中、死に戻った源蔵からメールが届いていたけれど。

ソレを呑気に、眺めて要られる状況では無いので無視している。それが、わかっているからか一度連絡を寄越してからは大人しいモノだ。でも、できれば援軍を連れて戻って来て欲しい所なんだけどな?

しかし、この強さからして足で纏いになる可能性が大だろう。だから、この場に誰も居ない方が良い。

その方が、モンスターに集中できるので楽だ。

何合目かは、わからなくなったけど。しばらく、モンスターの猛攻を凌いでいると発見のスキルがカンストして看破へと進化する。とは言っても、一度ステータスを開いてスキルを確認し手動で進化をさせるか別系統へと変化させなければならない。だが、そんな悠長な事をしている暇は無いので思考操作でササッと発見スキルを看破へと進化させた。その間、視線を少し敵から逸していたけれど。

自前の空間把握で、相手を捕えていたので問題なく凌ぐ。

いやー、俺もヤバい方向に足を突っ込んでいるなぁ?と感慨深く思いつつ攻撃を逸し反撃する。だがしかし、看破のレベルが低くてドラゴンの姿は確認できず…この攻防は、まだまだ続きそうだ。

せめて、頭の位置を確認できたらこの初心者の剣を脳髄に叩き込んでやれるのに…ええぃ、面倒な!!

クリティカルを連続で出して、敵の攻撃を相殺しているが……いつなん時、ドラゴンがどの様な行動に出るかわからないので手を抜く事もできない。

因みに、なんでクリティカルを出すと敵の攻撃を相殺できるかというとそういうシステムが組み込まれているからだそうだ。まあ、俺は知らなかったんだけど美愛や亮が教えてくれたので相対できる。とはいっても、初心者剣が耐久無限大でなければ直ぐに折れていただろうけど。

いやはや、斬撃は通らなくても打撃は通るみたいなので容赦なく強打していく。つか、動き辛い!!ステータスが、リアルの俺に届いていないので全く持って動き辛くて困る。本来なら、逆に全能感みたいなのを感じるらしいんだけど。俺的には、枷が着いているみたいに感じるので辛かった。それでも、ドラゴンに対応できているのは覚えた技術で誤魔化しているからに他ない。迫る爪?を剣で払い、迫る口を殴って押し返す。目には見えなくても、空間把握や空気の流れで敵の攻撃を見極めて撃ち返す。

ちょっとでも、距離が空いたら尻尾による薙ぎ払いが来るのでバックステップで大きく距離を取るかジャンプして躱さねばならない。でも、飛び上がるとその間無防備になるのでバックステップが推奨される。しかし、段々逃げ場が無くなって来ているのでそろそろ敵との場所を入れ替えたい気分だった。だけど、相手にその隙があるかと言うと……無いんだよなぁ。

一瞬、身体の下を駆け抜けて入れ替える方法を思い付いたけど。いつの間にか、身体を低くして下を潜る事を警戒されているし、サイドに至っては開けているものの嫌な予感しかしない。これは、間違いなく誘われているとわかるレベル。

最悪、壁際に追い詰められたら壁を蹴って移動する必要があるかも知れない。その前に、看破のレベルが上がって薄っすらとでも相手の姿が見えればこっちのモノなんだけれど。

ホント、面倒臭い。なんで、俺はこんなにも運営との居座古座で苦悩せねばならないんだろう?純粋に、ゲームを楽しみたいってだけなのに面倒臭い。

 

「見えるっ!つか、俺の直感が言っている!ここぉ!!!」

 

そして、何故か心抉られる中二的発言を強要される現状に涙が溢れそうになっていた。だって、何も言わずに黙々と戦っているとチートだと思われる可能性があるからな。だから、今後師範代との鬼畜な鍛錬法とかも動画配信で流す予定なのでこれくらいは凌げるという事を実証している訳だ。多分、見えない程度ではどうにもならない事を映像に収めて流す事になりそうだ。

例えば、『当たったら、病院どころか死にますwww』とか言いながら超必死に逃げ回る動画になるかと。ゲームは、その延長で修行に使っているんだとも言う予定。

もし、それでグダグダ言われるのなら『何時でも決闘してやるよ。リアルで!』とか言ってオフ会で決闘するつもり。このゲームをサービスしている世界は、組織が関わっている世界なので行き来は可能なんだとか。

だから、オフ会決闘が可能なので大々的に言っても問題ない。その場合は、配信世界に拠点を構える隊員の所へ行ってお世話になるんだってさ。だから、売り言葉に買い言葉で喧嘩を売っても良いらしい。

いやー、《神殺し》と決闘できるなんて楽しい世界だねぇ?何なら、その世界に拠点を構えている隊員を動画に出しても構わないとのこと。なんせ、その世界で隊員はかなり有名な人物らしいから。多分、出した時点で文句を言うバカの大半が減ると師範代達は言っていた。

 

――何をやらかした!?その隊員!!

 

ま、詳しい事はその世界に行く事になった時にでも聞くとして今は目の前のドラゴンをどうするかに集中する。

ぶっちゃけ、こんな序盤で出て来る様な存在じゃないし、今後も使い回しができる様にと名前まで付けられていた。だから、倒すのはちょっと躊躇われたし撃退方向でどうにかしようにも運営はここで俺を排除しておきたい模様。

なので、どうしようかなぁ?と考えているとフレンド以外からの通信が来た。

でも、出られる状況じゃ無いし無視しようとしたけど何故か強制的にウィンドが開いて通信者の顔を映し出す。

 

『やぁ、初めまして。こっちの事は気にせず、そのまま戦闘を続行して欲しい。この通信は、今後の事を考えての建前通信である。まあ、端的に言えば君が組織の人員である事を証明する為の手段かな?この通信によって、少なくとも君がこちら側の保護を受けていると運営に認識させる事ができると思って欲しい』

 

「それ、は、《神殺し》、云々、の、保護、って、こと、です、か!?最悪、次、の、動画、で、ウェン、ト、さん、を、出す、予定、だった、の、です、けど、!?」

 

『ほぉう?成る程、そういう手段に出る予定だったのか。それは、君の上司が許可してくれたのかな?ああ、答えなくても構わないよ。しかし、君の上司は誰なのかだけは聞きたい。答えられなくても致し方ないが、ね?』

 

「くっ……おっと!?ちょ、あぶっ……き、さら、ぎ、そうや!ッス、よ、!?」

 

『ファ!?え、マジで!?つー事は、このゲームが人体実験に使われていたのを通報したのは君か!?あー……こりゃ、運営は大恩人にやらかしたのか!!ハハハ、裁判ネタですね?わかります。訴えたら、ガッポリ儲けられるぞ?』

 

そんな予定は、未来永劫ありません。つか、そんなモン貰ったら純粋には遊べなくなるじゃないか!!誰が、そんな真似までしてゲームをしたがるんだ!?訳がわからない。

 

「要らん!!」

 

『フムフム。まあ、それだけ動けるなら普通に仕事をすれば成功させられる実力はあるか……なら、お金には困ってないな?あーあ、やらかしまくりだな?ここの運営は……』

 

そう言って、呆れた様子だった通信者はひとしきり笑った後に真顔で高レベル帯の援軍が俺の居るフィールドに向けて出発した事を教えてくれた。それは、亮が自分の上司に報告し掛け合って交渉した結果であってウチの師匠は関係ないらしい。それ所か、先行部隊がそろそろ着くそうだ。なので、現状を伝えるべく思考操作でメールを作成してウィンド上に表示されているIDに送り付ける。

 

『ん?え……君、そんな状態で思考操作までやってのけるのか……あの人の引きって、どうなってるんだろうな?強過ぎでしょ?てか、君……こっちに、欲しいなぁ……』

 

「断る!!」

 

『うわっ、即答で断られちゃったか……まあ、君が彼に惚れ込んでいる話は有名だからねぇ?あ。因みに、ソースは掲示板情報だよ?君、前に語りまくったらしいじゃないか?生涯、付いて行くんだって?いやはや、凄いねぇ?』

 

ええぃ!人の気を散らす為に、コイツは通信を開いていやがるのか!?と一瞬イラッとする。

しかし、当人にもそれが伝わったのか直ぐに謝罪してきて画面の向こう側で何やら指示を出していた。

そうこうしている内に、先行していると言っていた部隊が到着したのか、ドラゴンの背後から魔法攻撃が行われドラゴンのタゲが俺から別に移り変わる。それまでの攻撃が、そこまで大きなダメージになって無かったというのがわかった。凹むなぁ?だが、お陰でドラゴンの注意が魔法を放った魔法使いに向いた。

なので、俺はそこにドラゴンが居るモノとして間合いを踏み込み剣で突きを放つ。更には、突きを放った左手を離し柄目掛けて浸透系の打撃を穿った。

初心者の剣は、最初こそドラゴンの鱗に弾かれて止まったけれど。その柄に、俺が浸透系の打撃を撃ち込んだ事によって鱗を割って体内へと突き刺さる。

 

――ここだ!《神速》!!

 

その状態から、爪先から円運動によって生み出された力を蓄積しながら脚から腰へ腰から上半身へと伝え、その上半身をバネの様に使って拳へ生じたエネルギーを伝達して行く。一度は、剣の柄を打撃してその役割を終えていた拳に再度生じたエネルギーを伝える役割を与えて叩き込む。

結果、俺の初心者の剣はその刃を根の部分までドラゴンの身体へ埋没させた。これが、頭であれば脳髄を破壊して戦闘終了だったのだけれど。実際に、埋没させた部分は腹で戦闘終了にまでは至らなかった。

なまくらの剣とはいえ、根本まで穿ち刺されたドラゴンは悲鳴の様な雄叫びを上げてのたうち回る。痛みによって、光学迷彩が解除されたのかドラゴンの姿がハッキリと見えた。その間に、俺は跳躍のスキルを使い大ジャンプでドラゴンとの距離を空けて様子をみる。

 

――てか、疲れたわ!!

 

『WOW!ハハハッ、期待の新人くんがやらかしてくれたぞぉ!?まさか、腕が伸び切った状態から《鍛針功》を放つとは恐れ入った!!まあ、穿った所が腹だし針より打撃でやって欲しかったが……良くやった!!』

 

ウィンドの向こうでは、名も知らぬ先輩が歓声を上げているけど。俺は、気にぜずドラゴンを見ていた。数値的には、一割にも満たないダメージを受けてドラゴンがメッチャ俺を睨んでいるけど。

しかし、そのタゲは後から来た面々によって奪われて行った。これで、俺の役目は一旦終了。

壁際に追い詰められて、武器も無くして無手になっちゃったから次に攻撃を仕掛けるなら無手による打撃戦だろう。完全に、インファイターで草も生えない。ビビリには、ちょっとキツイポジションだろうけど……俺には、関係が無かった。いつも、もっとヤバいモノとの戦闘を行う事があるから度胸だけは付いたと思われる。

まあ、師匠を前にしたらそんな度胸も縮み上がるんだけどな?それでも、魔王からは逃げられない。何とも、恐ろしい存在だよ……師匠は。

それはさて置き、援軍として集まってくれた高レベルの先輩達が我先にと突撃して一撃で屠られているのには笑う。

マジッスか!?アレでも、攻略組とか言われている方々ッスよ?それが、ブレス一発で何枚も落ちて行く様はドラゴンのスペックを語るには十分だった。

流石、エンドコンテンツ!!

アレは、未実装のラスボス並みの強さなんですね?

とりあえず、あのドラゴンが隠しボスなのは理解できたので近付いて来る幼馴染み達を待つ事にした。多分、亮辺りはアレにダメージを与えられる様な武器を持っているかも知れない。だから、合流して早々に武器を求める。

 

「無事か?一応、先輩達に頼み込んで来て貰ったんだが……」

 

「亮、武器寄越せ!何でも良い。斬れるモノなら、伝説の剣にしてやるから!!なんなら、両手剣でヨロ!!」

 

「合流して直ぐ、武器寄越せとか……お前、何様?」

 

「アレ見てモノ言えよ?損失の埋め合わせをしてやるから、できるだけデカい大剣寄越せ。できれば、首きり丸とかが良いなぁ?ギロチンでも良いぞ?」

 

「コイツ……」

 

「「「首、斬る気だ!!」」」

 

「それでも、必要だろう?俺なら、斬れる!!」

 

「まあ、お前なら斬れるんだろうけど……誘われるぞ?」

 

「リアル優先主義とでも言っといてくれ。今は、休暇中だ。有給は……取れたらいいなぁ?」

 

「わかった。大剣で良いんだな?」

 

「おう!デカけりゃ良い。首がなくても、動き回るならまた別の方法を考えるが……まあ、大丈夫だろう?」

 

「流石に、そんなモンスターが居たらクレームの嵐にならないか!?つか、そんな事まで想定してんのか!?」

 

デュラハンに、喧嘩売ってんのか?コイツ。まあ良い。

そんな事を言いながら、亮はちょっと大き目の大剣を取り出し渡してくる。てか、コレ……ネタ武器ですよね!?

それに、気が付いて亮に視線を向ければニヤリと悪い笑みが返って来た。確信犯だ!!つーか、FFⅦのバスターソードが手渡されたんですけど!?しかも、マテリアルを嵌め込む穴まである。コレ、絶対ネタ武器ですよね!?

 

「コレ、全工程完全マニュアルだろ!?」

 

「ハハハ。そりゃ、他のゲームの武器レシピがあったらヤバいだろう。それに、ネタ武器を作るのは面白いぞ?」

 

うわぁいw。全力で、伝説の武器化を狙ってやがる。言い出したのは俺だけれど。ガチで、渡して来やがったwww!!

 

「ハイハイ。じゃ、ちょっくらぶった斬って来るわw」

 

「「「「いってら〜!!」」」」

 

幼馴染み達に見送られて、俺は先輩達を蹂躙しているドラゴンに突撃する。手渡された武器を装備する為に、一度インベントリに入れたらその説明文を読む事ができたんだけど?オリジナルですよね?なのに、ソルジャーって!?

しかも、刃の部分にミスリルが使われていて切れ味は向上しているとのことだ。だから、刃の部分ではなく峰の部分でドラゴンを背後から殴りつけてやれば、打撃(弱)が入って気を引く程度にはダメージを通した。

しかし、完全には気が引けず魔法使いの魔法攻撃で視界にも入れて貰えない。でも、俺的にはそれで十分だった。

いや、むしろ願ったり叶ったりの状況ができあがる。

振り切った形で、バスターソードは俺の背後に向けられているのでソレを下から上に思いっ切り振り上げ大ジャンプ。遠心力と、バスターソードの重さに引っ張られる様に高く跳んだ俺は空中で体制を整えながらドラゴンの頭目掛けて落ちて行く。タイミングを合わせて、剣をドラゴンの首に振り下ろしてやった。接触と同時に、浸透系と爪先からではない鍛針功を剣に乗せて放つ。

空中での、氣の練り方は極最近にマスターしたモノ。

中々に、難題ではあったものの元々鍛針功は放てたのでコツさえ掴めば簡単にできる様になった。今では、九割九分成功する様になっているけど。だから、失敗するかも?なんて頭に無かった。だけど、アドレナリンがドバドバ出てたからか……色々ハイテンションで、能力が向上していたらしく一撃でドラゴンの首を斬り落として見せたんだけどな!しかし、失敗する可能性もあったから後でヒヤッとしたモンさ。いやー、上手く行って良かったぜ。

一瞬の間を置いて、ドラゴンの首が地面に落ちると戦闘に参加していたプレイヤー達から思わず歓声が上がる。

次の瞬間には、集まってきた戦闘参加者達にバシバシと叩かれる事になった。だが、これも勝利を喜ぶ者達の労いだと思って素直に受け入れる。まあ、中には嫉妬いっぱいで平手打ちする奴もいたんだけどな?それでも、十二分に喜びを分かち合おうとしているのがわかったので放置した。

そして、リザルトでは損害の賠償云々でドラゴンのドロップアイテムを引き渡そうとする俺vs倒した者の物だという主張の先輩方との良くわからない押し付け合いで揉めに揉めたけど。まさか、逆パターンで揉めるとか先輩達は思ってなかったらしく最後の最後まで苦笑いしていたよ。

最終的に俺に三、相手が七で和解した。

 

「何故、俺達に押し付け様とするんだ!?」

 

「えー?助けて貰った側ですから、当たり前ですって。それにそっちは、俺以上に損失が出てるのに報酬をケチるとかそんなガメツイ事はしませんよぉ?」

 

「……………………怪しい。本音は?」

 

「NPC貴族の相手、頑張って下さい!!」

 

「……………………え?」

 

あ。この人達、気が付いてなかったパターンかw。

このゲームのNPCって、かなり高ランクのAIが使われているから知っているんだとばかり思っていた。でも、この反応を見るにこれまでも余りNPCと交流して来なかったんだと思われる。だが、ここに来てのドラゴン討伐だぞ?

間違い無く、クレクレNPC貴族が絡んで来るのは間違いない。下手をしたら、NPCvsプレイヤーの幕が切って落とされる可能性がある。なので、そのNPCへの対応を先輩達へ丸投げする為に俺は三割程度で和解したんじゃないか!っていうのを、先輩方に説明するととても青々しい顔でこちらの肩を掴んで来るのだった。

 

「多分、デカい顔をして色々寄越せ!とか言って来るでしょうから頑張って下さい。なんなら、王都から追い出される可能性もありますので気を付けて下さい……」

 

「ちょ、待てよ!そんな事言われて、『ハイ、そうですか』なんて言えるかよ!?」

 

「今までは、然程大物とかの討伐は無かったでしょうけど。今回のドラゴンは、まず間違いなく王族の耳まで到達するレベルの話です。絶対、貴族からの横槍が入るでしょうから頑張って対応して下さい」

 

俺は、ほとぼりが覚めるまで雲隠れするので悪しからず。

いやー、良い身代わりができて万々歳。彼等には、是非とも頑張って貰わねばならないだろう。

 

「ホント、心苦しいのですが……俺、ギルド登録とかしてないので、この世界の住人から信用とか無いんですよねぇ?なので、貴族と相対するとなるとギルドランクが高スペックなみなさんに頑張って頂かないと……」

 

「おまっ!それなら、素材を返す!!だから、その貴族とやらと交渉すれば良いだろう!?」

 

「いやいや、俺には重荷が過ぎますってそれに今ギルド登録しても最低ランクのGランクからスタートっすよ?全部奪われて、簀巻きで転がされるだけですって!!」

 

「でも、本当にそんな輩が出て来ると?」

 

「特殊なアルゴリズムのNPCは、上に行く程用意されているモノッスよ。実装されていないのであれば、幸いですけど……俺をチーター認定しているここの運営なら、問答無用で素材を根刮ぎ奪うくらいはしますって……」

 

「ああ。あのジョキ割りは、見事であった……」

 

「その後の、運営を交えたゲーム内連続ジョキ割りも面白かったよ。つか、アレって浸透系だろう?良く、ゲーム内でやろうと思ったよな?てか、できるモノなのか?」

 

「アレって、物理演算システムがちゃんとしてたら普通に使える技術ッスよ?最悪、二重の極みとかやらかす予定でしたし?ゲームなら、骨が粉砕される事もありませんし?」

 

「「あーあ、成る程……」」

 

そもそも、リアルで二重の極みは両刃の刃。

自分の拳も粉砕して、自滅する事になるのが目に見えている。しかし、ゲーム内であれば己の拳を粉砕してしまう恐れはない。とはいえ、アレは物理演算システムがあっても再現できるかは不明のネタ枠であり早々使えるモノではなかった。なので、放置しているネタだ。時間があれば、お試しでやることにはなるだろうけど。それでも、ぶっつけ本番でやる様なネタでもない。

 

「それに、俺はラノベ検証の真っ最中……攻略組とは、別の検証中なので誘わないで下さい」

 

「「ラノベ検証!?」」

 

「まさか、ラノベのネタを検証しているのか!?」

 

「それは、また……何とも言えない検証だな……」

 

とりあえず、STRがもう少し上がらないと試せないネタ技として取っておいたのだ。せめて、通常攻撃で岩を砕けないと意味がない。だから、今はソっとしておいて欲しい。

 

 

 

 

 




自ら、ネタ検証を行ってるとか言い出す奴は稀。
はい、前回に続き序盤でエンドコンテンツ戦をしたお馬鹿さん達の結末です。これで、神崎くんは運営からチーター認定され……なかったんだよなぁwww。まさか、人体実験の時の通報者だと思ってなかった運営。彼らの会話を聞いて、頭を抱える事になったのは言うまでもない。しかも、神崎くんの保護者がその筋では有名な異端児だって言うんだから下から上への大騒ぎ。頭が上がらない方々と争わなきゃならなくなって右往左往。多分、組織の助力は得られないので孤軍奮闘していただきたいねぇ?

ぶっちゃけ、双夜ってば何気にアンタッチャブル存在なので敬遠される事が多い存在だったりする。関われば、どこまでも沼に嵌る系の存在だから。しかも、双夜を取り巻く人物関係は深淵を覗く様な状態だと思われているフシがある。その原因が、大量に居る使い魔の存在のせい。アレの存在によって、訳ワカメ状態に陥っているからな?しかも、アイツラってば他人に変身して更に場を混乱させるのが得意なんだぜ?ガチで、全貌が測れなくて草www。
手も足も出ない上に、どんな人脈を築いているか不明で関わったら最後、人生終了のオチ。狂信者もいるよ?www。

因みに、先輩達が神崎くんの所属を知らなかった風なのは亮達が『私の幼馴染みが〜』と説明してたせい。話題の人だけれど、外見や名前ではなく『異端児の弟子』で話しが広がってるせいでもある。そんな感じだから、神崎くんの情報は秘匿状態で広がってしまっているので今回の勘違いに繋がったというオチ。

誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m

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いつも、読んでくれてありがとうございます。
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