絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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五四四話

Re:

 

 

その後、攻略組の先輩方と別れて残りの幼馴染み達と合流する。合流した後、現在の状況を話し合う事になった。特に、あのエンドコンテンツによってNPCが絡んで来る事は確定事項だろう。だから、その辺りの話を中心にどう対応するかを話し合わなきゃならなかったからだ。最悪、今回得たアイテムは全部NPCに奪われる可能性もある。それは、ぶっちゃけ骨折り損のくたびれ儲けなのでちょっと避けたかった。

 

「それで、どうしよっか?ここのAIって、かなり高性能なんでしょう?ミツOから見て、どの程度の奴が出て来そう?」

 

「多少の誤差はあるけれど……俺が、話したNPCはそれなりに自然な受け答えをしていたぜ?それこそ、普通のオバちゃんレベルのAIに感じたけど……」

 

「店の店員も、普通の人間レベル。多少、違う話を持ち掛けても対応してくる感じだった。そうだな、武器屋で今夜の献立聞いたら美味しい飯屋を紹介されたな?」

 

「何やってんの?お前……つか、ちゃんと対応して来るのか……ヤバいな?マジで、傲慢な貴族が出て来そうだ!!」

 

「というか、下町でそのレベルだと……特殊アルゴリズムなら、高レベルの交渉術が使えると見て間違いない。運営が、どの程度の貴族を出して来るかはわからない。けど、こっちを嫌っているなら根こそぎ持って行かれそうだ」

 

「今回の事で、私達の繋がりがヤバい事は伝わったはずよ?ミツOの正体だって、バレたんだから大丈夫じゃない?」

 

「楽観視は、できないと思うぞ?もし、一連の過程が特定の人物に対して組まれたプログラムだとしたら一度プレイヤーを全員ログアウトさせてメンテナンスが入るだろう」

 

「そうだな。連続ジョッキ割りは、前回のメンテナンス前にやった話だからな。その時に、チート認定されているならその後のメンテナンスでそのプログラムが組み込まれたと見て良い。だとしたら、貴族が出て来るイベントは間違いなくメンテナンスを挟まないと削除はできないだろう」

 

「なんなら、いっそのこと全部奪われてみる?」

 

「前例作って、クレームの嵐かぁ?先輩達に協力して貰って掲示板で騒いでみても良いかもな?ドラゴン素材は、NPCの貴族に奪われるぞ!ってwww」

 

「ゲームが、破綻するオチですね?サ終、待ったなしwww」

 

「それでなくても、人体実験の事で信用がガタ落ちなのに……ここに来て、プレイヤーの行動にも制限を掛けて来るとか倒産待ったなしなんじゃね?」

 

この手のゲームは、世間一般から信用を失ったら速効で切り捨てられる類なのに……良くぞまあ、そんな仕掛けをやろうと思ったよな?最悪、株価が急落して倒産するかも知れないのに……余程、大丈夫だと自信があるらしい。

 

「それで、本気で先輩達に協力を求めてみるの?」

 

「連絡を取るなら、早い方が良いぞ?」

 

「やる気満々な奴が、二人も居るんだが……」

 

「まあまあ、落ち着け……」

 

「なんでお前らは、そうやる気満々なんだよ……」

 

「あ、ごめん。先輩から、通信が来たわ……」

 

言って、ミアは俺達の輪から一旦離れて行った。それを見送って、全員が顔を突き合わせる。当然、先輩達が貴族に捕まったんじゃないかという話へと流れて行った。というか、タイミング的に先輩達が捕まったのは確定で話しが進む。

 

「捕まったか!!」

 

「最悪、素材は全部奪われちゃうんだろうな?」

 

「残りの素材も、NPC行きは確定か?とんでもない博打に出たな?運営は……信用が、無くなるぞ?」

 

「ミッチー、ちょっとログアウトして例の隊員に連絡取って来いよ。全面的に争おうぜ!!なんなら、運営を叩き潰しても構わない」

 

「まあまあ、まだそうと決まった訳じゃないだろう?」

 

「不味いわよ!先輩達、町に入る前に貴族の使いに捕まったって言ってるわ!まだ、通信は繋がってるから協力を求めるならできるわよ?」

 

「サ終になっても良いなら、協力を求めてみてくれ」

 

「ちょ、亮!トドメを刺す気か!?」

 

「喧嘩売って来たのはあっちだろう?なら、買うさ!!」

 

一番の戦闘民族に、スイッチが入りましたよっと。オワタ……と、頭を抱える事になった。それは、俺だけで無く他の奴らも同じ様に頭を抱えている。俺達、幼馴染み達の中で最も喧嘩っ早いのが浅上兄妹であった。まあ、だからこそコイツらが中心になって雪が巻き起こす事件を処理していた訳なんだけれど。まさか、今度はゲーム会社の運営相手に喧嘩を売る事になろうとは思わなかったよ。とりまー、俺が持つドラゴン素材を全部亮に引き渡して俺は蚊帳の外に出る。

亮は、とても良い笑顔でソレらを受け取っていた。

 

「流石に、ドラゴンスレイヤーの称号は渡せないか……」

 

「大丈夫。素材だけで、十分殺れるから!!」

 

「じゃ、俺らはほとぼりが冷めるまで町には近付かないから。町に行くのは、良くて奏とか穂波になるだろうし?」

 

言って、やけに気合が入った亮達を見送る。さて、どうなることやら?もちろん、亮達が……ではなく、貴族達がどんな事になるのかちょっと期待。そして、貴族達を通して運営がどうなるのかは……預言者だけが知っているだろう。俺の幼馴染みの中に、預言者のスキル持ちは居ないのでどうなるかは不明。とりあえず、面白い事になると良いなぁ?

 

 

そんな訳で、いつも通りのサバイバルが開始された。

開始されたと言っても、セーフティエリアでテント張って奏や穂波と交代でレベル上げに勤しむだけだったりする。とはいえ、ずっとレベル上げしてても飽きるだけなので、時折釣り針を垂らして釣りをしたり、山から降りて周辺の森で木の実を集めて新たな料理に挑戦したりした。まあ、リアルでもやってる事ではあるので手慣れたモノなんだけどな(苦笑)。

 

「新たな挑戦で、訳のわからん料理を作る時はゲームだと気軽に楽しめるから有り難いwww」

 

「リアルだと、食中毒で腹痛抱えて野宿だもんね?」

 

「とりあえず、木の実の皮を剝いて中身を粉砕したけど……コレ、ホントに食べれるの?」

 

「一応、鑑定では食物らしいぞ?」

 

ただし、美味しいモノとは書いていない。多分、料理スキル&スキルレベル依存の食材だろう。下手をしたら、不味くて食べられないヤツ。それでも、コレを食そうというのは穂波に大自然の厳しさを教える為だ(建前)。それに、色んな意味で面白そうだろう(本音)?そう言えば、『厳しさ』で思い付いたのだが奏の男嫌いはゲーム内でも健在なのだろうか?

思い立ったが吉日という事で、難しい顔をして木の実を潰している奏の手をソっと取った。一瞬、奏の肩がビクッと跳ねた。けれど、直ぐに落ち着いた様子でこちらに視線を向けて来る。まあ、とても困惑した様子ではあるんだけどね(笑)。

 

「…………え?なに、なんなの!?」

 

「いや、男に触れられても嫌悪感とか湧かないのかな?って思ったから。ほら、思い立ったが吉日って言うだろう?」

 

「ブフッ!ちょ、ミッチーウケるんだけど!?」

 

「でも、こういうのは不意打ちでしないと有耶無耶にならね?覚悟を決められたら、嫌悪感もクソもねぇじゃん?」

 

「まあ、そうなんだけどね。でも、最近株を上げてるミッチーじゃ、比較対象にならないでしょ?」

 

「株って……でも、誰か一人でも心許せる人をお前には作って欲しい。唯一で、良いんだ。万人に許せなんて言えないし、俺達が選んだ誰かを指定できる訳もない。お前の心のままに唯一を……」

 

「…………えっと?その、あの…え!?何か、ウィンドウが開いたよ!?んん?つう、ほう???」

 

「Σ( ゚д゚)ハッ!!押して!!」

 

「Σ( ・`ω・´)!!押すんだ!!」

 

「え!?あ、ハイ!って、ええ!?」

 

唐突な事態に、思わずポップアップしたソレを押す様に進めてしまう俺達。困惑していた奏は、思わずといった様子で通報ボタンにタッチして慌てだす。その様子に、俺に悔いはなかった。というか、美味しいネタ、アザース!!

思わず、喜嬉とした様子で振り返った俺に向けてサムズアップをする穂波。それに対して、グッドラックとサムズアップ返しをする俺達は頭がおかしいのだろうか?

そして、視界が暗転し次に見えて来たのは困惑したGMさん。というか、メッチャ困ってて草が生える。というか、こういう場面で出て来るのってAIじゃないんだ?という事は、今GMさん達ってものすごーく忙しいのではないだろうか?なんか、一瞬で申し訳なさが込み上げて来たので少し視線を逸らす。つい、何時ものノリでやっちゃったけど。

良くよく考えたら、メッチャ迷惑だったかも知れない。

 

「えっと、君達、何、してるの?」

 

「精神を病んでいる幼馴染みの手を取り、カウンセリングをしてたら通報窓がポップ。そりゃ、押させるに決まってるでしょ!?こんなネタ、美味し過ぎるからな!!」

 

「だからって、通報する意志のない子に通報させる意味ってある?それに、こっちは色々あってとても忙しいんだけど?というか、大体は君のやらかした事が原因なんだけど?」

 

「それは、知らん。まあ、忙しいのはサービス開始に伴うモノなんだから諦メロン。なんなら、こういう対応もAIにやらせれば良いんだよ。ちょっと、値が張るらしいけど……」

 

「…………はぁ。ホントに、こちら側の人材なんだね?今回の事は見逃すけど、次は無いからね?」

 

そう言って、GMさんは呆れた様子で俺を元の場所に戻してくれた。いやー、別にアカウント停止措置でも良かったんだぜ?そうなれば、君達の株が下がるだけっていうオチが付いたのに。とはいえ、俺は別段彼等の不幸を願っている訳でもないのでこれで良しとする。なので、一般の評価よりも内部で人気なAIカタログをオススメしておいた。

表で流れている評価は、やっかみも含まれての評価なので判断は厳しい。下手に、アンチが貼った評価AIに投資すると大損するから。

でも、俺がオススメしたのは組織の掲示板で評価が高かったAIなので間違いなく優秀なプログラムだ。それなりの実績もあるし、配信動画に割り込んで行く嘘臭いCM広告とは違うのだよ!などと言って、自信を持ってオススメしておいた。

だから、という訳じゃないけれど。今後、彼らの勤務状況が改善されて行くのは間違いない。なので、これからはもっとストーリーやゲーム内容に力が入って行くだろうと予測していた。というか、大体何かしらが改善されたらシステム的な内容かストーリーに心血を注ぐのは当たり前だと思うじゃないか!それが、一プレイヤーの粗探しや監視に使われるとか思わない。まあ、それが実行される前に俺達は別ゲームへ移動して行ったので運営側からしたら無駄骨だったんだけど。

でも、そんな事とはいざ知らず元の場所に戻された俺は奏の精神状態を気遣いながらカウンセリングを進めるのだった。

 

 

 

……………………

 

 

 

 

……閑話休題……

 

 

 

 

……………………。

 

 

 

さて、ゲームの話に戻ろうか?

結論から言うと、運営がメッチャ叩かれてて笑う。

あの後、町に戻った亮達は予想通り貴族に問答無用でドラゴン素材を搾取された上にあらぬ疑いを掛けられて追い出された上に指名手配までかけられた。それを掲示板で、トッププレイヤー達と共に徹底的に広めたらプレイヤー達が『ふざけんな!!』と真偽を求める問い合わせの嵐が起こった。

まあ、運営に対する不信感が爆発した形だな。

それもこれも、ドラゴン狩ったら素材を全てNPCに奪われるとかあり得ない話だ。しかも、献上しなかったら犯罪者なんてレッテルまで貼られると来たら誰でも『ぶざけんな!』って怒鳴るだろう。普通に、ゲームをプレイしているプレイヤーに取っては青天の霹靂だったんじゃないか?

そりゃ、序盤で得られるアイテムじゃなかったのは事実だけど。だからといって、ソレを得たプレイヤーから取り上げるのはまた別問題。多少、ゲームバランスが崩れるのは覚悟して放置するべき所だったのにも関わらず……そんな暴挙に出た運営が叩かれても文句は言えまい。

しかも、現状はまだ対人が可能な高性能AIが導入される前だったのでそのクレームに対応したGMは生身の人間。更に悪い事は重なり、ソレに対応したGMが研究一筋な人間だった為にこの話は別ベクトルの方向へとシフトしていく。

ここで、ちゃんと対応できる人材を使っていればもっと別の未来があったのかも知れないんだけど。ここの運営は、人材不足にかこつけてゲームを作っている研究者に対応させた。

その結果、ゲームを辞めて行くプレイヤーが続出する。

折角、『人体実験を行った犯罪者が運営するゲーム』から運営を一新して、【話題の新作】に戻したというのに……下らない理由で、また【ヤバいゲーム】というレッテルを貼り付けられるのか?と、誰もが憤慨していた。

しかし、一度そういう暴挙に運営側が出た以上、今後も同じ様な事をされると考えるプレイヤーは跡を絶たない。

ただまぁ、その行為は当然と言えば当然な話で彼らは【自らの権利を守る】為に行動しているってだけなんだよなぁ。

それが、ゲームを去るという行動だと言うのであればソレは仕方が無い事なのかも知れない。

 

「まさか、俺の行動がこんな事態を引き起こそうとは……」

 

「いやいや、それを許容できなかったここの運営が悪いって。つか、ソレができる様にした時点でリアルチートの参戦を予想できなかった運営が悪い」

 

まあ、そんな存在が参戦する事を予想するなんて不可能なんだけどな?だけど、ある程度は許容して受け入れるのが普通なんだ。だが、ゲームを作っている人達が利益を求める一般人では無く未知を暴く事を旨とする研究者だったのが災いした。彼らは、自分達が理解できないモノを排除する事にしたらしい。物理演算システムが、ソレを可能だとしているのにも関わらず浸透系を不可能なモノとして俺達をコントロールしようとした結果がコレだ。

まあ、このゲームがサ終になった後で【鮮血の】さんが自分の造ったアンドロイドに浸透系を使用している動画配信した事で再現可能な技術と結論付けられてたけど。

いや、ホント……あの人が、一番鬼畜ッスわ。

その後で、アンドロイドの結果から浸透系の原理を紐解いて論文として発表してた辺り俺達への配慮なのかも知れない。それでも俺は、【鮮血の】さんが鬼畜なんだって事は言い続けると思われる。

だって、俺を排斥して自分達の常識を守ったっていうのにその根底をブッ壊しに来た人だぞ!?

そりゃ、俺というか浸透系の技術を会得している全員的に、その原理を紐解いて科学技術で再現してくれたのは有り難い話なんだけれど。後に、俺を排斥したゲームの運営を名指ししてひたすら無能扱いした挙げ句、俺が人体実験をしていたマッドサイエンティスト排除の立役者だと暴露して『そんな恩人に対して、恩を仇で返す様な事を平気でやるなんて……』と、嫌悪感いっぱいに視聴者の悪感情を煽りに煽り捲くってた。

その果てに、ゲームを運用していた会社の重役の辞職だけでなく倒産にまで追い込んでしまったんだからヤバい。

こっちは、そこまで望んでいなかったっていうのに……やり過ぎ感が否めないが、これもそれも現実を受け入れられなかった研究者達の末路だ。一応、彼らの後日談も聞いたけど……とても、悲惨だった。つか、【鮮血の】さんの影響がデカくてかなりヤバい状況になってしまったらしい。

その一部を抜擢。彼のゲームに関わっていた研究者達は、そっち方面の関係者達から総スカンされているとのこと。

そして、大好きな研究を取り上げられる形になった彼らは自分達の好きな研究をする為に借金までして研究を続けているという。まあ、彼らの研究はパソコンさえあればできるモノなので借金の多くは主に電気代となっているらしい。

 

「借金してまで、研究したい研究があるのか……」

 

そう、呟いたら師範代達が今は浸透系の物理演算を主流にしているんだと教えてくれた。余程、自分達を追い遣った技術の否定が堪えたらしい。その為、【鮮血の】さんが発表した論文やそれ関連の情報を取り寄せて同じ演算を延々と行っているという。それを聞いた時、周囲の奴らは『ざまぁ!』とか言って爆笑してたけど俺は現実の技術をゲームで使うのは控えた方が良いだろうと思っていた。

師範代達には、普通に使えば良いと言われたけれど。

とりあえず、アバターデータは今後も使うだろうから俺専用のデバイスに保存しておいた。なので、次から新しいゲームをする際は生前の姿でプレイする事ができる。とはいえ、あのゲームに至ってはサービス終了までは遊び尽くしたので、その間に進めた奏のカウンセリングを振り返り現状を考える。

ぶっちゃけ、進展はなかった。やはり、アバターであろうが実際の肉体であろうが自分に触れられていると認識すると駄目らしい。それだけで、過去の記憶がフラッシュバックして身体が小刻みに震え始めるとのこと。しかも、今回は普段のギルガメッシュな俺でなかったが為に拒絶反応が出ちゃって強制ログアウトしてしまった。今度は、言い逃れのできない状況だったので穂波にGMに通報して貰って自首する。

まあ、例によって許されたけどな?思わず、『一思いに殺っちゃって下さい!!』とか進言したけど。全力で、困惑されちゃって泣く泣く引き下がった。クソぉ!垢バンの道のりは遠い。つか、垢バンをして貰う為にはこの程度では駄目らしいという事がわかったので次に行きたい所。だが、関所が閉まっていて如何にも実装待ちが心待ちにされているのをみて愕然としたのは良い思い出。その関所が、一生涯開かないっていうのがわかっていたからなぁ?

そりゃ、爆笑したりもするさ。ここに来て、未実装で先に進めないとか有り得んだろう!?って。サービス終了が決定した後だったので、俺達は元来た道を逆上って戻ってセーフティエリアで一休みした。その後、話し合って奏の精神を安定させる為にカウンセリングを頑張る事に決めた。というか、それしかヤる事がなかったからね?ゲームをしようにも、ストーリーは進まないし内容も変革されない。何もできない状況が、俺達をカウンセリングの道へ進めさせた。

まあ、カウンセリングと言ってもド素人が手探りで幼馴染みの女の子を助けるっていう話しだ。中々、難易度の高い難問だったので余り手が付けられなかったのだけれど。ここなら、他の幼馴染みの助力も得られるので進めて行こうという話になった。とりあえず、見た目的な問題は横に置いとくとして、今は奏の精神がどこまで侵食されているのかを確認しようと思う。ただ、精神力を回復させるだけなら日々を過ごすだけで事足りるだろうけど。最終的な目標として、奏の心をケアするのが俺達の行き着くべき答えだ。だって言うのに、俺は何もしてこなかった。まあ、行動を起こす度に奏が怯えた様な反応をするので手を出しあぐねていたというべきか?ヘタレと言うなら、大いに罵ると良い!しかし、漸く手出しが可能そうな場面に到達したんだ!!これがここ、仮想空間!!しかも、フルダイブ環境であるならば何とかできるかも知れない。そんな訳で、俺達は決死の思いで事に当たるのだった。まあ、だからと言って進展するとは言ってない。

ただ、フィルターを挟んでいられるので安心だってだけの話し。最悪、強制ログアウトで最初からやり直しとなる。

だから、フルダイブって便利で良いよね?って話になるんだけれど。余り、世間一般から見て良い目を向けられる事は無い。やらかす奴が、そこそこ居るからって理由も挙げられるからな。脳髄へのダイレクトアタックが可能だから、フルダイブ用の器具を装着させられれば色々やりたい放題が可能っていう特殊な状況が研究者達を犯罪へと導きやすい。

だからといって、そんな事をやらかせば待っているのは信用の失墜と社会的な末梢と言うんだからリスクはデカい。というか、ソレができるからって実行する馬鹿が多いのはバレなきゃ大丈夫だとか思ってる奴くらいなモノだ。それに、俺らみたいな人外にはそのダイレクトアタックはモロバレする類のモノだったりする。つか、《神殺し》という職業的に精神操作系の行為はとっても敏感に感じ取れる。だからこそ、新たに発売されたフルダイブゲームに至っては俺達《神殺し》がチラホラ参加してたりする訳だ。それを発見する為だけに、あっちこっちの世界に派遣されてたりする。

 

 

 

 

 




とりあえず、サクサクお遊びは終了。それでも、まだ休暇は終わらない。なので、休暇中は翼に関する話で進めて行こうかな?って感じで話を進める予定。ただし、予定は未定なんだけどね(視線逸し)www。

ゲームの内容にしては、序盤で得られるモノでは無い素材を得たら…貴族(NPC)に、全て搾取される事でバランスを取ろうものならこの結末は…まあ妥当だろう。

ある意味、告白めいた事を言い出す神崎だったがその直後に通報画面がポップして即行で乗った結果…有耶無耶にwww。翼が、慌てた風になってるのにネタに走る幼馴染みがアホっぽくて笑えるかなぁ?って…。でも、コイツらならやりそうな話ではあるんだよなぁ?勢いって大事。

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m(_ _)m

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