絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
Re:
そんなこんなで、組織が提供しているフルダイブゲームに幼馴染み達で参加してみれば……俺の姿は、ギルガメッシュの色違いだった。そう言えば、前にちょこっと体験したまま放置していたな?翼も、理想の色で参加させた記憶がある。
とりあえず、ヘルプと問い合わせでキャラデリが可能かどうかを確認してみた。それによると、キャラデリ及び新キャラ作成は時間が掛かるという。
その間、ずっとゲームにINできないみたいなのでこのままカウンセリングに参加する。本当は、かつての姿でみんなと参加したかったんだけどな?
でも、今は自分の我儘よりも優先されるべき事があるので黙っていようと口を閉じた。ホントは、姿を統一したかったんだけど。中身は同じでも、外見がコロコロ変わっては翼も心落ち着かないと考えたからだ。
でも、時間が掛かるのはちょっと面倒臭い。
そりゃ、俺一人なら幾らでも時間を掛けたり使ったりする事はできる。まあ、俺以外の人の時間を無作為に消費する訳には行かないだろう?だから、諦めた。
容姿は、このままで行こう。
そして、参加日当日。
「なになに?イケメンマウントですかあぁ〜ぁ!?」
何故か、白亜……源蔵が、キレ散らかしていた。
てか、事前に説明したじゃん。何で、キレてんの?
「……前にお試しでINして、放置してたんだ。で、キャラデリに数日。キャラ作成に、申請から何から合わせて一週間くらい掛かるんだってよ」
「うへぇ……何で、そんなに時間が掛かるのよ……」
このくだりも、メールには書いておいたんだけどな?
読んで無いのか?ってくらいわかってなかった。
「このゲーム、名前の複重ができる癖にキャラにIDが存在しないから削除や作成に時間が掛かるんだとさ」
「それこそ、アップデートしなさいよ!?」
「まあ、そうなんだけど……連絡が、行き届かないんだよ。依頼で、数年空ける奴も居るからアップデートして直ぐにIDを確認してメモって!といった所で確認する相手がいない。更には、個人の特定が割りと簡単にできる様になるってデメリットもあるからあんまオススメできないんだと……」
特に、焦りに焦って結婚を急いでいる方々に作り込んだキャラで関わっている人達がとても困る事になりやすくなるからな?ああいう人達は、ホントに形振り構わない人が多いから犯罪行為でも簡単にやらかす人が居る。
そういった観点で見ると、IDが無く名前を幾らでも複重させる事ができるゲームってのは希少だ。だって、リアルさえ知られなければロールプレイで相手を翻弄する事ができるからな?それと同時に、まだ独り身で居たい者にはとても便利な機能らしい。
ついでに言えば、直結厨や連結厨は相手が組織の人材だとわかった時点で手を引いて行く。流石の彼らも、浮気のできない墓場は避けたい模様。というか、彼らの場合は浮気前提で連結できる相手を探しているっていうのが訳わからん。そんなんだから、掲示板で指名手配や要注意人物としてガッツリ公開されるんじゃないだろうか?
まあ、良いや。
とりあえず、組織の人材が相手だと能力差があり過ぎて逆に完全に管理される日々が待ち受けている。だから、そういう人達には忌避されてるんだ。というか、男にしろ女にしろ肉体を持つ生命体は何時だって【自由を謳歌】したがる生き物だって事だ。その【自由】が、浮気をする事だとしても自分達の正当な権利だとか言ってるらしい。
ぶっちゃけ、意味不明。何が、正当な権利なんだろうか?
ただ、半身が緩々ってだけじゃ無いのか?とは思う。
つか、その半身が緩々なのは頂けない。なんせ、同類として見られれば風評被害を受けるからな?できることなら、関わり合いになりたくはない人材だ。近くに居るけど。
つか、自由恋愛を認めたら直ぐ別の異性の元へ寄って行こうとするんだから頭が痛い。特に、下半身で物事を考える輩はどれだけ有能であっても性に奔放だから困る。
彼らは、刺激こそが絶対だから唯一を決めても【次】を求め続ける性質だと言われている。多分、浮気を何度も繰り返す輩はそういう生き物なのだろう。生前でも、多くの人々が『浮気』で破滅したり地獄に落ちたりしていた。しかも、発覚すると誰もが言うのだ。『ただの火遊びのつもりだった』と……そう言って、許しを乞うまでがテンプレだ。誰も、許さないけど。
その癖、たった一度の火遊びで今まで積み上げて来た信用も信頼も失って破滅しているから、浮気が最悪な事だとわかっていないはずがないんだけれど。どいつもこいつも、似た様なオチばかりで呆れたのを覚えている。
因みに、それは人間という枠組みを取り払っても健在だ。
人外でも、神々でも浮気をする時はする。中には、さも当然とばかりに浮気する馬鹿が居るから頭が痛い。そういう輩は、悪びれもしないって言うんだから頭がおかしい。
【浮気】は、悪い事なんだよね?
だがしかし、奴らは『そういう概念があるから』とか『ハーレムって言葉があるから』と浮気しても問題ないっていう屁理屈を捏ね始める。例えば、【浮気=悪】という構図は人間が勝手に作ったルールであって自然界では有能な雄が多くの雌を囲うのが当然なんだとか言い出す奴もいる。
そんなのは、その種族が特殊なだけであって人間という種族には関係の無い話でしかない。
そりゃ、浮気という概念があるのは認めるけど。それは、ただの裏切り行為の一つであって正当化できる様なモノではないはずだ。
ぶっちゃけ、俺は【浮気】という行為は最低の裏切りだと思っている。これが、俺の最終結論。【ハーレム】は、余裕があって気心が知れた人達が許容し和えるならやれば良いんじゃないか?俺には、もうハーレムを作りたい等と言えるだけの異常さはない。良識があれば、そんな事は口が裂けても言えない質だからな?かつての話は、本当に気の迷いというか神々に言わせられていた事でしかなかったんだ。
「てか、浮気前提なのかよ!?」
「直結厨と連結厨の公開掲示板って……これか?うわっ、男だけじゃなく女も居るのか!?恐ろしいなぁ?つか、コイツらで連結してれば良いんじゃないかな!?」
「そんなん、お前でなくても出せる話だと思うぜ?つか、既に連結しただろうよ。俗に、セフレとか言うヤツだ。それでも、女性の連結厨は多く無いから要募集中だってよ」
「……◯兄弟かよ。嫌悪感しか湧いて来ないんだけど!?」
「そんなん、俺だってそうだよ。でも、そういう事が気にならないヤツはそれなりに居るってこった」
「マジか……連結厨って、そんな輩バッカかよ……」
「……っていうかさぁ。ねぇ?私達、超、見られてない?」
「「「「ああん?」」」」
穂波の言葉で、漸く俺達は周囲の状況に気が付いた。
何故かはわからないが、俺達は周囲に居るプレイヤー達から注目の的になっている。
なんで、こんなに注目されているのかはわからないけれど……んん!?なんか、見覚えのあるプレイヤーがチラホラ居るなぁ?アレって、誰だっけ?つか、このゲームで知り合いなんて居ないはずなんだけど?でも、こちらに視線を向けて来るプレイヤーには既視感があった。
「ねぇ、アイツらって公開掲示板の奴等じゃない?ほら、直結厨や連結厨の……」
「はぁ!?なんで、そんな奴らにチラチラ見られないとイケないんだ!?訳がわからないんだけど!?」
「ねぇねぇ、君!君さぁ。俺とフレンドにならねぇ?」
訳がわからないまま、そんな話をしていると先に要注意直結厨の一人が話し掛けて来た。しかも、その視線は翼に固定されている。というか、嫌悪感しか湧かない様なそんな視線で舐め回す様に翼を見ているのがとても嫌だった。
「「「「ああん!?何の用だよ!?」」」」
瞬間、俺に亮と雪に巽が前に出て話し掛けて来た直結厨を威圧する。流石に、ビビったのか一瞬たぢろいた直結厨だったが直ぐに気持ち悪いニヤニヤ顔に戻って反論してきた。
「お前らに、用は無いんだよ。俺は、そっちの美女に興味津々でねぇ?ねぇ、悪い事は言わないから俺とフレンド交換しねぇ?一緒に、気持ちよくなろうぜ?」
「ふざけんなよ!?直結厨が!!コイツは、テメェらみたいなクズと関わり合いにならねぇよ!!」
「は?何、言ってんだよ?レベル差もわからねぇ雑魚が喚くんじゃねぇよ!それに、そっちの娘はヤル気満々じゃんか!!」
「どこをどう見たら、コイツがヤル気満々なんだよ!?」
「はぁ?知らねぇのかよ……ソレだよ。そのアバター!カタログにあるヤツを引用したんだよな?つー事は、ヤル気満々つー事だろうがよ!!」
そう告げられて、俺達は愕然とした気分で立ち尽くした。
そうだ。今の翼の姿は、例の神々が刺激を求めて生み出した【都合の良い人形】の姿をそのまま使っていたんだ。
それを他人から指摘されるまで、俺は忘れたまま翼にその姿を取らせていた。つまり、翼のアバターは歩く広告塔だった訳だ。そりゃ、直結厨や連結厨の奴等には恰好の的にしか見えなかっただろう。全く、俺は……。
「なんて、未熟……ありがとう。良い指摘だった!とりあえず、今は消えてくれると助かるかな?」
俺は、勤めて冷静かつにこやかにそう告げると直結厨の奴が喚くのを無視して翼にログアウトを進める。
訳は、現実の方で告げるとして…さて、困ったぞ?時間が、掛かるパターンになってしまった様だ。みんなには、どう説明したものか?
「おい!ふざけんなよ!?雑魚が、俺の邪魔をするんじゃねぇよ!って、聞いてんのかごら゛あ゛あ゛あ゛!?」
何故かブチギレた直結厨が、大声で喚きながら俺の肩を掴み自分側へ引き寄せつつ拳を振り上げていた。
なので、面倒になった俺は真顔で振るわれる直結厨の拳を逸し、無防備な胸に直接手刀を突き刺し……何を思ったのか、心臓を鷲掴んで引き抜いた。モツ抜きである。
そう言えば、まだ試した事がなかったよな?アバターのモツ抜き。割りと簡単にできたので、かなりの作り込みを感じたわ。これも、制作者の拘りなのかねぇ?
とりあえず、町中でPKをやらかしたのはわかったので衛兵に捕まる前に直結厨共に宣誓しておく。
「セフィロトは、ザイグアス所属。《神殺し》第二戦鬼、異端児直属の神崎大悟だ!!彼女は、我ら組織ナイトメアが保護する御魂。手を出すと言うなら我らが全力でお相手いたそう!尚、死に至らしめてしまったが未熟な俺達に身を持って有用な情報を提供してくれた事には感謝する。次に相まみえる事があれば、全力で感謝の念をお伝えすると彼には言っておいて欲しい」
まあ、こんな事を言った所で彼らが俺達に関わる事は二度とないんだけどね?ぶっちゃけ、紹介されるのは焦りに焦った結婚を夢見る乙女という名の化け物だ。
誰が、好き好んで自由の無い人生の墓場に足を突っ込みたがるか!?と問われたら……居ないと思うぞ?
それに、身分を明かした時点で直結厨及び連結厨の奴等が視界から消えてしまったので、名乗りにはそういう馬鹿を避ける効果がある模様。
とりあえず、師匠の真似をして良く出て来る固有名詞を並べて見た訳だけど……大丈夫だっただろうか?
ぶっちゃけ、俺がどこの所属でどういう扱いになっているのかとか全然知らない。
後で、師範代に確認はする予定だが……大丈夫だよな!?
段々、不安になって来た。とはいえ、既にヤッちゃったモノはヤッちゃったモノなので表面上は堂々としておく。
だけど、何時までも翼を晒し者にしておく訳にも行かなかったので直ぐ様ログアウトさせた。それに続く様に、俺もログアウトして師範代達の元へ駆け出す。
何か、今の俺ってばどこぞの泣き虫野郎と同類になってないか?某、青くて丸い未来型ロボットに泣き付く小学生みたいになっている様な気がして情けなくなって行く。
だが、組織やその他の設備に詳しいのは彼らくらいなモノであって知り合いにそこまで詳しい奴なんて……トーマくらいだ。
つか、アイツ……今、何やってたかな?俺らが、幼馴染み達と遊んでいるのは知っているだろうけど。組織に、アイツの知り合いが居るとか聞いた事がない。多分、俺達と同じでフルダイブ系のゲームに興じているとは思うけど……それまでだった。俺も、そこまで仲が良いって訳じゃないからなぁ?フと、脳裏を過ぎっただけで深い意味はない。
ホントに、一瞬だけ気になったんだ。
「助けてよぉ!師範えもん!!」
とりあえず、頭の中に残っていたどこぞの泣き虫小学生風に飛び付いてみたw。師範代は、一瞬ギョ!?とした表情をしたが直ぐに無表情になって手を振り上げる。次の瞬間、とても強い衝撃を叩き付けられた!!グフッ……(気絶)。
……………………。
「何の理由も聞かず、問答無用で気絶させられた神崎大悟です。今、漸く説明が終わった処……」
「ハイハイ。申し訳ございませんでした!ですが、兄様がおかしな呼び方をしなければこんな事にはなっていないと思うのですけど。そこの所、どう思われていますか?」
「ちょっと、某国民的アニメのキャラクターを真似ただけじゃないですか。だって言うのに、暴力を振るうなんて酷いと思います!!いやまあ、ネタに走った俺も俺ですけど」
まさか、あんな風に気絶させられるとは思いもしませんやん。とりあえず、気が付いたら鬼の様なメールの数にドン引きしたのは言うまでもない。
だって、あの後直ぐに行動すると思っていたら何の音沙汰もないから幼馴染み達から大量のどうなったメールが届いていたのは言うまでもない。
「それに、まさかリアルモジュールでゲームをやっているとは思わないじゃないですか!とりあえず、知り合いに掛け合って直ぐに姉様のデータは消していただいています」
「理由を言えば、直ぐに対応して貰えたからの。今は、姉様のギアを初期化しておる所よ。それまでは、今しばらく待っているが良い」
「ホント、何から何までありがとうございます……」
言って、土下座する俺。いや……だって、もう本格的に頭が上がらないじゃないですか(物理)。
こんなにも、手を尽くして貰って俺がこの人達から恩を受けられるのってただ師匠の弟子ってだけだからなんだぜ?
そんなん、どうやってこんな大量の恩を返せば良いかわからなくなりつつあった。
「頭を上げて下さい。兄様」
「そうだの。その様にされる謂れは無いの」
「ですが、俺の軽率な行動のせいで師匠や師範代には多大な御迷惑をお掛けしているのは間違いないんです!」
「構いません」
「構わぬ」
「コレらは、全て我らがMasterの思し召し……弟子の貴方が、気に病む事ではないのです」
「然り。我らがMasterは、自らの身内として迎えた者には最大の恩恵を齎す故、そこまで恩に感じる必要もない」
「それに、そろそろ
「ウム、ウム。最近は、もっぱら溜め込むだけだったからの……そろそろ、吐き出さねばならなかったのも事実」
おんやぁ?何か、とても不穏な空気を感じるのですけど?
ナニを溜め込んでいて、ナニを吐き出さないとイケなかったのか……ちょっと、聞きたく無いんですけど?とりあえず、聞いても碌な答えが帰って来る気がしなかったので黙っておいた。つか、絶対!不穏全開な話ですよね!?
師匠の立ち位置を考えると、余り良くは無い事しか頭に浮かばなかった。
「とりあえず、俺のデータはそのままにしておいて下さい」
「フム。しかし、それでは兄様が目印になりかねんが……せめて、色合いだけでも変えぬか?一応、課金で変えられるからの?」
「そうなんですね?良い事を聞きました。それと、俺の所属先はどうなっているんですか?一応、師匠の真似をしてセフィロトはザイグアス所属。《神殺し》の第二戦鬼と名乗りを上げましたけど……」
「フム……まあ、あながち間違いでもないの。ただ、兄様はセフィロトに所属している訳ではないから……魔王軍所属で異端児直属の《神殺し》第二戦鬼となるの?」
「魔王軍!!なんて、パワーワード!!」
いや、マジで目ん玉飛び出しそうになる所属先だった!!
つか、魔王軍!!魔王軍ですか!?なんて、心躍る所属先なんッスかね!?それもこれも、師匠が元々【魔王】と呼ばれていた事も相まってそういう話になっているらしい。だから、俺の事を調べたプレイヤーは全員が全員その事実に行き当たりドン引きしているとのこと。
だって、俺ってば『神崎大悟だ!』と本名で名乗りを上げちゃってたからな?所属先で調べても、出て来なければ次に確認するのは俺の名前で調べるとなると……出て来るのは、魔王軍所属の俺だ。それだけで、俺が誰の保護下で活動しているか丸分かりだからな?
結果、一番聞きたく無い師匠が出て来てドン引きされるってオチになる。ウチの師匠ってば、何気にヤバい存在として世間では認知されているらしいからメッチャビビられているらしい。なんで、そんな事がわかるのかと聞けば……俺の事を調べたプレイヤーが、師匠の名前が出て来て組織の掲示板で不安や不満を溢し捲くっているらしい。
「うわぁ……それは、また……すいません……」
「問題ありません。いつもの事です」
「掲示板なぞ、何時だって賑わっておるもんじゃ」
そして、当人登場で静まり返るんですね?わかります。
ウチの師匠が、恐怖の対象だというのはわかっているので、掲示板に現れればドン引きされるまでがテンプレ。余り、酷い事を書き込んでいなければ良いのだけれど。
もし、そんな馬鹿が居たらどうなるのやら……想像すら怖い。
「フム。姉様の初期化は済んだ様だの?兄様は、直ぐに端末から課金して染色アイテムを手にいれるのじゃ!!」
「こちらも、確認しました。姉様は、今一度キャラクター作成からスタートになります。次は、リアルモジュールは使わぬ様にと制作者から告知がありました」
「ウィッス。俺は、課金して染色アイテムをGETします!お手数をお掛けしましたと、制作者さんにはお伝え下さい!」
「別に、必要ないとは思うがの?」
「そうですよ。カタログの形成が使える時点であちらの落ち度だと思われます。というか、造形認証で排除できたはずですのであちら側の不手際だと思いますね」
「まあまあ。では、自室に戻りますね?翼も、不快な思いをさせて悪かったな?俺の配慮が足りなかったわ……」
「んーん、大悟くんが悪い訳じゃないよ。私も、面倒がらずにちゃんと作れば良かった訳だし……」
あの時は、まだ
とりあえず、自室に戻った俺は端末を起動してゲームのマイページにアクセス。そこから、課金ページを開いてクレジットを投入。染色ガチャなるモノを見掛けたけど……そっちはスルーして、自分で選べるショップ画面を開いた。そこで、何故か容姿を変化させるアイテムの存在を知る。ただし、染色アイテム等は別売りらしく付け合せで購入しないとデフォルトの色しか選べない仕様だった。なので、ちょっと割高になるけど必要と思われる染色アイテムを購入し、その容姿を変更するアイテムもGET。即、容姿変更アイテムを使用してかつての姿データをダウンロード。
アバターに適応させた。
「前は、数日掛かったっていうのに……ここまで、十分も掛からないとか……便利な機能だな?アザース!」
誰に、言う訳でも無いけど……とりあえず、この機能を作ってくれた制作者陣に感謝を捧げてから染色アイテムで髪と目を色付ける。これで、かつての俺が完成。その後、そそくさとログインすれば既に幼馴染み達は揃っていて、翼も佐藤奏の姿で美愛達とお喋りに興じている様だった。
「おまたせ!」
「遅えよ!?つか、一日も待ったんだけど!?」
「いやー、師範代に気絶させられまして……ちょっと、某国民的アニメの主人公を真似たらガツン!と一撃だったぜ!」
「何、やってんだよ……」
「えー?そりゃ、『ドラ◯も~ん』って泣き付いてみただけだけど……つか、正にそんな気分だったからな?」
「「「「そ れ は ! ?」」」」
「殴られ案件。つか、やったのか!?マジで!?」
「良く、それを、やろうと思ったな!?」
「そんなん、殺されても……って、だから『気絶』なのか……怖っ。つか、俺はそんな無謀はできない!!」
「頭、潰されて、意識消失、か……」
多分、予想通りな事が起きたんだと思われる。
俺は、ソレを認識できなかったけれど。一撃だった辺り、そういう事なんだと思っている。つか、ツッコミが過激すぎて泣きそうッスわ。とはいえ、先に馬鹿をやったのは俺なので文句一つ言えない。とりあえず、これでスタート地点には立てたのでこれらか頑張って行くつもりである。
いや、ホント。マジで、頑張らないとなぁ?
とりあえず、先に姿形を整えようかねぇ?って事で、大規模参加あるあるをやってみた。翼は、融合する前の人格で参加してたのでそこら辺も纏めて整頓。直結厨からの指摘は、神崎くんにしても横から殴られたかの様な衝撃だったでしょう!ハハハ。良く考えれば、わかる事でしたね?
翼の姿って、カタログに乗ってる有名な肉人形なんですよ。そんなモノが、歩いてたら直結厨や連結厨には鴨がネギと鍋を背負って歩いている様なモノですよねって事で勇気ある馬鹿に指摘して貰いましたw。そんな、無謀をやらかした馬鹿は後から『双夜』の名前出て来てガクブル中。
今回、一番の被害者は彼だな。ちょっと、直結しようと思ったらガチヤバい存在出て来て美人局以上の恐怖を体験する事になったからねぇ?可哀想に…。
因みに、神崎が魔王軍所属なのは事実!双夜は、普通に魔王の通称で通っている存在だからねぇ?こういうこともあるさぁって事でwww。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれてありがとうございます。