絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
Re:
「……………………」
「……………………」
俺は今、佐藤奏の姿(成人バージョン)をした翼と共に最初の街にある宿と食堂がゴッチャになった場所のロビー?食堂?の長椅子に座っている。手を繋ぎ、無言のまま目の前の観葉植物を凝視していた。もちろん、繋いだ手の指は絡め合っているというか恋人繋ぎで……いや、うん。その、どうしてこうなった!?確か、翼の治療を本格的にやろうって話になって……それなら、昔の俺達を再現すれば良いと言われたんだけど。昔の……なんて言われても、小学低学年だった頃の思い出しかないんですけど!?
だから、お手手繋いでまったりしようとしたら、悪ノリした美愛が恋人繋ぎすると更に良いよ?と言い出した。そしたら、良くわからないままに無言で指を絡めて恋人繋ぎをするハメになった訳なんだが……気まずい。
ぶっちゃけ、普通に手を繋いでいるだけで良かったんじゃね?何故、恋人繋ぎをしなきゃならないんだろう?
そして、それを言い出した美愛はと言うと……俺達の座る目の前で、ジィ~と睨み付けて来る始末。自分から、言い出したクセに実際にやったら恨めしそうに睨み付けて来るの止めて貰えませんかねぇ?というか……コイツに睨まれると、とても不安になって来るんですけど!?
――いやー、何つーか……生きた心地がしねぇ!!
新庄美愛=滅多刺しの犯人っていうイメージが……(信用皆無)実際、俺じゃ無い俺が滅多刺しにされた訳だからなぁ?
「美愛。悪いんだけど、お前はこっち見ないでくれね?」
「え!?ちょ、なんで……」
「いや、なんつーか……滅多刺しにされそう?」
「グフッ!……ぎ、ぎ、ぎ、ぎ……」
「「「あー……」」」」
「何よ!?私が、いつ滅多刺しにしようとしたって!?」
「生前、どっかの誰かさんの晴れ舞台で滅多刺しにしたじゃん。止める間も無く、懐に飛び込んだと思えばあっという間の犯行だったわ……」
「あれ?源蔵は、その現場見ちゃったんだ?」
「見たわよ!もう、大変だったんだからっ!血は止まらないし、美愛は自分の首を裂いて◯殺しちゃうし…もう、会場は大パニックよ!その後の後始末は、本当に最悪だったわ!」
「あー、あれなぁ?つか、最初は大悟が二股だか美愛を都合の良い女扱いで捨てたとか言う話だったけど……実の兄である亮が、片思いの無理心中だと証拠付きで証明しちゃったから大事には至らなかったんだっけ……」
つか、大事になりかけていたのかよ!?ああ、いや……普通に、大事件になりかねない話なんだけどさぁ?当事者だけど、当事者じゃない俺からすると他人事でしかない。
あ、もしかして……相手側の親と、ウチの親の間で問題になりかけた?そりゃ、息子の不始末で結婚式という晴れ舞台が台無しになったとしたら大事になってもおかしくはない。それどころか、慰謝料云々結婚式費用云々の大騒ぎである。
当時の世界かつ、法律がどうだったかはわからないけど。こちら側の有責になった場合、結婚式の費用に加えて娘の晴れ舞台を台無しにされたとあればとんでもない慰謝料が課せられたんじゃないだろうか?結婚式の費用が、約300万だとしてそれに加える形で慰謝料が300万〜500万円くらい?今の俺なら、はした金ではあるけれど……いや、俺の当時の貯金からでも余裕で支払えたかも?
「最初は、俺も本気で大悟が美愛に何かやらかしたんじゃないかと疑ったんだ。でも、調べてみたら美愛の片思いで……式当日に、無理心中なんて暴挙に出た事がわかってさぁ。公表するか迷ったんだけど……レオンに見られちゃって、致し方なく公表する事になっただけさ……」
「おま、公表しないつもりだったんかい!?」
「最愛の妹が、犯罪者になったんだ。死後くらい、綺麗なままに死なせてやりたいじゃないか……」
「でも、レオンが正義感丸出しで騒いじゃったからねぇ?」
「公表せざるを得なくなったんだよな?」
「あんの糞野郎……何時もは、さっさと行方不明になるくせに……普段は、それほど正義感も無いくせに……」
コイツ……妹の為に、本気で俺を切り捨てる気だった!?
そりゃ、俺が故人になった以上、自分の家族を優先的に守ろうとするのは間違っちゃいない。でも、それはそれで色々とモヤッとする話にならないか?友情云々ではなく、逝ってしまった家族を守ろうとする亮に、同じく逝ってしまった俺と同じ扱いを強要したのかと考えてしまった。
だからこそ、レオンは大騒ぎしてくれたんだと思われる。
あの、何時も行方不明になっている友人はその性質上こちらとの関わりが薄いと言われているけれど。多分、友情関連では最も強く幼馴染みという関わりを大事にしている奴だ。アイツは、世界中を旅してはいるけれど戻って来た時には余程の理由が無い限り幼馴染みの誰かの家に入り浸りになる事が多かった。
大抵、在宅ワークの俺ん家に転がり込んで延々と旅の土産話を聞かせてくれたり亮や久保っちの家を転々と回っていた模様。それだけ聞くと、ただの家に帰りたくない青年に聞こえるだろうけど。奴は、其々の友人宅を回りつつもアルバイト先を探して仕事をもぎ取っては、それなりの金を作ってまた旅立つのを繰り返していた。そんなアイツが、良く俺の結婚式に出られたもんだと感心していたけど……実際には、連絡が取れずに欠席して亮の調べ物が終わった辺りでヒョッコリ帰って来たらしい。そして、ピンポイントで亮の家に上がり込みその資料を片付けている所へ出現し引っ手繰られたとのこと。なんて、タイミングの良い……と俺達を驚愕させた。
更に、ソレを公表するまで僅か三十秒も掛かってないって言うんだから事前に何かしらの情報を得ていたんじゃないかと勘繰りたくもなる。だけど、レオンの場合はほぼ本能のみの行動なので質が悪かった。
「それだけは、アイツの特技だよな……」
「告知系のアプリを駆使する様は、どこぞのジャーナリスト並だからなぁ?三十秒もあれば、余裕で俺達に通達できただろうさ。つか、その気になれば十秒も掛からないだろう?」
「俺が、抵抗して暴れたから三十秒だっただけだ。放置なんかしたら、一瞬で呟かれて終了だからなぁ?つか、扉開けて床に散らばっている資料をパッと見ただけで、次の瞬間にはスマホが握られていて……俺が動けない間にササッと文章を打ち込むんだから油断ならねぇ……」
「神速のスマホ操作、か……」
「送信ボタンを押させない様に暴れたのに一斉送信を防げなかったのか……ヤベェーな?アイツ……」
「片手で、事足りるからな?スマホを払い除けて、アイツの手から離させないとどうにもならんだろうに……」
「やったよ!アイツの手から、スマホを取り上げたのに……もう一台出て来て、送信されたんだぜ?」
「飛ばしの携帯か……もしくは、使えない古いスマホで囮を掴まされたか……お疲れ様ですwww」
「ぐうの音もでない……」
レオンの本能は、野生の動物を上回るから亮が如何に優秀でも簡単にあしらわれるという事だ。全く、見た目は侍風な癖に現代技術に精通していて本職共を上回る行動を起こしてくれるから油断できない。まあ、居なかった奴が唐突に現れて冷静に対処しろなんて口が裂けても言えないけれど。
亮ですら、翻弄されるレオンの行動力は本当に凄まじいモノがある。まあ、その能力は限定的なモノではあるけれど。
「つか、どこで事件を知って俺が調べているのを知ったのか訳わからん。本当に、アイツに連絡はしてないんだよな?」
「アイツの携帯は、番号が固定じゃないから知らんて……それに、連絡しても繋がらない事の方が多いし?」
「一応、メールは送っておいたわよ?でも、そのアドレスが使えたかどうかはわからないわ。てか、レオンと連絡を取るのって至難の技よ?タイミングが合わなかったら、ずっと知らないままだと思うけど……」
それなのに、誰かのメールが届いたのは間違いない模様。
その結果、レオンが亮の家に突撃して美愛の暴挙が彼女自身の意志で行われた事を証明したって訳だ。そこに、俺の意志や所業は含まれないと大々的に公表して俺と結婚するハズだった家との仲介を買って出た。それにより、両家のわだかまりは解消されて問題ない訳じゃなかったけれど解決したと聞いている。俺的にも、後は『野となれ山となれ!』な気分なのでわだかまりが解消されたのならそれで良い。
「OK。ウチと、婚約者家との話はこれで終わりだ。どんな結末になったとしても、今更どうこうできるモノでも無いからな。しかし、美愛のした事は話が別だから線引きは必要だよ?そうだなぁ……幼馴染み以上の事は、極力しないってのはどうだろう?ただの友人。ただの幼馴染み……って事で、それ以上の感情は抱かないって感じで……」
「「「「ナニ、ソレ、鬼畜?」」」」
「いやぁ……罰も必要でしょう?じゃ、最も近い場所で手も足も出せないポジションに収まって貰うしかないじゃないかwww。男と女だからって、恋愛以外の感情が芽生えないなんて事は無いって証明してみれば良い。まあ、当人の気持ちは横に置いとくとして表面上は友情に見える様にしてくれるかな?できるだろう?それまで、散々やって来たんだから?」
「「「「「コイツ、鬼畜過ぎね?」」」」」
鬼畜、鬼畜、うるさいって……大体、他の手だって使えたはずなのに滅多刺しにして無理心中を計ったのは美愛本人だろう?そりゃ、多少の誘導があったにせよ……強い意志で、ソレは跳ね除けられるって師範代達は言ってたんだ。実際、その意志力がどれくらいのモノであるかは組織で体験できる訳だしなぁ?例え、自身の感情でブーストされていたとしてもちょっとした意志貫徹で乗り越えられる程度の誘導でしかなかった訳だし?ソレに身を任せて、滅多刺しルートを選択したのは紛うことなき美愛自身。というか、その場のノリと勢いで殺されたとあっちゃぁ殺された奴が浮かばれない。
まあ、この場合は俺って事なんだろうけど……その時には、別の人格と魂が『俺』を演ってたから俺自身は知らないんだよぁ。それ故に、完全な他人事だったりする訳なんだけど。
「殺した責任、取ってくれるんだろう?」
「うわぁ……その台詞を現実で聞く事になろうとは……」
「良いぞ!もっとやれぇぃ!!」
白亜が、メッチャ推して来るけど……隣りにいる亮が、ジト目で睨んでいるのに気が付いていない辺り馬鹿の未来は決定した。まあ、後で教えてやっても良いけどな?まだ、こっちへ口止めのアイコンタクトは無いので視線を逸しておいた。
見なきゃ良いんだよ。見なきゃwww!。そうすりゃぁ、変な指示に従う必要もない。そもそも、従ってやる義理も滅多刺しで無くなったし?チャラで良いだろうという事で、フレンドメールでその辺りの旨を送っておいた。即、抗議文が返信されてきたけどな。とりあえず、『お前の妹に晴れ舞台で滅多刺しにされたんだけど?』と送ってから自前のスキルで気配を探っていたらぐぅの音も出なかった模様。返信も無し。
あるぇ?これ、初めて亮を論破できたんじゃね?
まあ、だからといって『論破w』とか嘲笑ったら今後協力を仰げなくなるのでしないけど。昔の俺なら、そんな事は考えずにやらかしてただろうなぁ……そんでもって、協力を得る為に土下座するんですね?わかります。これが、大人になるという事か…感慨深い。そんなふうに、シミジミとしているといつの間にか調子に乗った白亜が俺に論破された亮にウザ絡みを始めていた。つか、そこまでやらかすならフォローはしねぇぞ?
「煮るなり焼くなり好きにしろ……フォローは、せん」
「OK。お許しも出た事だし、ちょっと黙ろうか?」
「あれぇ?なんで……見捨てられた!?」
「HAHAHA、見捨てられる様な事をしたのはお前だ!俗に、越権行為とかいうレベルに至ったのだよwww」
「そんなっ!大悟、調子に乗ってごめんなさい!助けて!」
「そう言えば、どこぞのダンジョンにGが湧く場所があったよなぁ?そこに、放り込めば?」
「「「「「「え゛!?」」」」」」
「確か、一メートル級のメガトンコックローチがいるんだってよ?とても、楽しいかもしれないぞ?」
「ぴぃ!?さ、流石に一メートル級なら怖く無いかも知れないぞ?ただの化け物だしなぁ?」
「無限増殖する化け物だけど……」
「……………………」
「カサカサが、ガサガサに変わるだけとか言っても目の前に現れれば誰もが悲鳴を上げて逃げ惑う最悪のダンジョン」
「ま、待て!流石に、そんな所には放り込まないぞ!?」
「まあ、あのダンジョンは最終手段としても源蔵にお仕置きは必要だろう?どうするんだ?ストーカーに任せる?」
「あ、あの……できれば、穏便に……」
「わかってるよ!だが、お前の越権行為に対してはガチのお仕置きをするからな!?だから、この話はここまで!」
言って、亮はこの話をバッサリ切り捨てた。それはそれで、白亜にとっては死刑宣告と変わりないけど。そこら辺、どう思っているのかなぁ?と眺めていたら、逆に睨み返された。
どうやら、Gダンジョンを勧めていると思われたらしい。
流石に、亮の思考がGダンジョンに囚われたままならアイコンタクトは通じない。こればっかりは、幼馴染みと言えど心が読める訳じゃ無いから致し方ない。だから、口を開いて訊ねなければならないんだけど……今は、もう少し良いかなって思った。黙っていれば、白亜が怯えたままで居るからな。
「つか、コックローチ(G)って体液をブチ撒けたりするのかねぇ?現実では、中身がブニュと出たりするけど……」
「……………………(真青)」
「ええぃ!その話は、もう終わりだと言ったろう!?」
だって、どこまで再現されているか気になるじゃないか!
それによっては、プレイヤーが被る最悪がどんなモノになるか……妄想が、捗るというもの。だから、そんなモンスターを一箇所に集めて攻略不可ダンジョンにしてしまうくらいなんだから、当然その再現度はヤバいレベルだと予測できる。
だとすると、そこに放り込まれるプレイヤーはかなり神経が図太くないと攻略する事すらできないだろう。ウチの師匠は……アレは、別物だけれど。『ご飯…』とか呟かれたら、俺でも背筋が凍る。つか、その場から全力で逃げ出すのが吉。
アレを、師匠が口にする場面になんざ絶対に立ち会いたくはない。てか、源蔵に立ち会わせたら良いんじゃね?
「ウチの師匠の『ご飯』場面に立ち会わせてみるか?」
「いきなり、話が飛んだけど?「嫌ああああぁぁぉぁ!!」うぉ!?え、何?なんで、悲鳴!?つか、何故あの人の食事云々で絹を裂く様な悲鳴が出るんだ!?」
まあ、源蔵はウチの師匠の『食事』が何を指すか知っているからな。だからこその、『悲鳴』である。源蔵の悲鳴に、亮がメッチャドン引き状態で混乱しているけど。それだけのモノが、師匠の『食事』風景にはあるんだよ。
「うおぉ!?見て、見て!鳥肌ww!鳥肌になってる!!」
「うわぁ……嫌な、再現度だな?」
そう言って、笑い合って居ると目の前に警告プレートが出現した。それを見て、驚いていると今度はシステムアナウンスが流れ始める。いやいや、まさかこんな自体になるとは思ってもみなかったよ。つか、何に反応して警告されてんの?
【警告!警告!異様な数値が検出されました。該当プレイヤーは、その場から動かないで下さい】
「え?え……私にも、なんか警告文が出たんだけど?」
そうこうしている間に、一人のGM?が現れてこちらに向かって来ていた。てか、GMが出て来る様な案件ですか!?
「君達は、一体何をやっているんだ!?」
「え!?えっと、ちょっとダベっていただけなんですけど……なんか、マズったんですかねぇ?」
とりあえず、混乱している源蔵では埒が明かないと思ったので俺自身がGMには対応する。まあ、何が起きているのかはサッパリわからないんだけどな?
「君と、そっちの子に異常数値が検出されているね?これは、ただ喋っていただけでは出ない異常数値だよ?」
「いやいや、本当にダベっていただけですって……まあ、内容はアレでしたけど?」
「フム……一応、ログを確認させて貰っても?」
「あ、どうぞ、どうぞ。ぶっちゃけ、ウチの師匠の『食事風景』を見学させてGダンジョンに凸らせるとしか言ってないんだけどなぁ?」
「…………君の師匠というのは……」
「あ、はい。如月双夜ッス」
「…………『食事風景』……ああ。その上で、Gダンジョンか……君は、鬼畜かね?」
あ、これは……師匠の『食事風景』をご存知な方の様だ。
しかし、その後でGダンジョンへ突撃させるのは普通に鬼畜案件らしい。まあ、わかっていた事だったけどね。
「一応、お仕置き案件なのでそれくらいは必須かと……」
「……お仕置き?って、コレか!成る程、確かにこれは……これはっ!!君、すっごい台詞吐いているね!!ハハハ、まさかここでこの台詞に出会えるとは!!いや、私もアレのファンでね。良くプレイするんだよ」
「あ、元ネタを知って口ですか!つか、組織はなんでもアリだな?でも、ガチで生前滅多刺しにされたもので……」
「いや、うん。これは、仕方が無いな!しかし、本当に虎の威を借りる馬鹿が居ようとは……苦労するね?」
「苦労人は、こっちの奴なんですけどね?」
「ああ。絡まれた方か……フムフム。しかし、デッドスキルが発動する様な事は避けて頂きたい」
「「「「「「デッド、スキル???」」」」」」
「おや、知らないのかい?感情の状態で、引き起こされる現象が確認されているんだが……どうも、七つの大罪がモチーフにされているみたいなんだ」
「…………GMなのに、詳しく知らないんですか?」
「……クックックッ、そんな情報が雇われの俺達に降りて来る訳が無いだろう?その場、その場で指示がある程度だ」
「お疲れ様です。とりあえず、このゲームを作った人って誰ですか?てか、【鮮血の】さんじゃねぇのか……」
「有志と聞いています。後、ゲームの通称がパンドゥラと言われてるくらいですかねぇ?」
それって、なにが出るかわからないってオチなんじゃ……多分、色んな人が色々詰め込んだ結果なんだろうなぁっと予想が付いた。てか、パンドゥラって開いたが最後最悪を振り撒く災の箱ですよね?そんな異名が付いてるゲームって、そこはかとない不穏な空気が渦巻いてる気がして来た。ゲームの名前自体は、普通なモノでそこまで不穏じゃなかったんだけどなぁ?だがしかし、あの【鮮血の】さんが手掛けたゲームなんだから色々と詰め込まれていてもおかしくはない。というか、下手な事はしない方が無難か……と言っても、ただ駄弁っているだけでGMが召喚されるゲームだ。何が起きても不思議じゃない辺り、ヤバいゲームにログインしてしまった気がする。不穏だ。そこはかとなく……なんて、レベルじゃなくて全力全開で不穏だ!もしかしたら、俺達はゲームの選別を間違ってしまったのかも知れない。ちょっと、後悔が迫って来る様な気がした。ただ、俺達はゲームがしたいだけなのに!!物理演算システムと、【鮮血の】さんが関わったゲームというだけでヤバい気配がビンビンとしてくるんだから困る。本当に、大丈夫だよね?ある程度、攻略も進んでいるだろうし変な事が起きたりしないよね?
「何か、フラグが立った気がする……」
「止めてよ!そういう事を言われたら、怖いじゃない!」
「そこは、倒してしまっても構わんのだろう?って聞き返す所だろう?そして、盛大に◯んでくれwww」
「止めて!それ言ったら、本当になるやつ!!」
「わーい!立った、立ったぁ!◯亡フラグが立ったぁ!!」
「さて、誰が真っ先に◯戻りするのか楽しみだなぁ?」
とはいえ、まだ街の外に出る予定はない。
てか、俺達は翼のカウンセリングをする為に集まったんだろう?なら、フィールドに出て戦う必要はないのでは?って思うのだが……誰も、聞いちゃいない。ただし、街の中に居るからって完全に安全とは言い切れないんだけどな?
てか、街中が一番危険かも知れない。
はてさて、どうなる事やら……。
いつも通りの、幼馴染みな茶番が延々と続く。とりあえず、普段はやらないだろうことをやらせています。手を繋いだら、戦えないじゃん!!というオチがあるので、普段神崎と翼にスキンシップ的な絡みはありません。まあ、神崎が遠慮しているっていう理由もありますが…進展しない!!なので、幼馴染み達との交流中はそういう絡みがあっても良いよね?って事で、ちょっとしたスキンシップを…。街中デート。そして、仕事が始まる。ニヤニヤwww。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
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いつも、読んでくれてありがとうございます。