絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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五六一話

???:

 

 

「そう言えば、主様?この世界って、本当に調整しないでも大丈夫だったんですか?」

 

「ん?ああ。システム的には、何も問題無かったぞ?システム的には……ただ、生じた歪みはシステムを介さず直接根底にダイレクトアタックしていたみたいだけどな?」

 

「「「…………ダイレクト、アタック……」」」

 

「ソレ、アカンヤツですやん……」

 

「そうだな。アカンヤツ、だな……」

 

主様は、余りに何も無かったからとシステムの隅々まで確認をしたらしい。それで、そんな細工を発見できるんだから凄いな……と我々は思うだけだ。実際、アレに直接関わった事がある者は経験上ソレがどんだけ大変な事か良くわかっている。だって、我々では維持はできても隅々まで確認する事はできないから。調整中は、システムが落ちるのでシステムの代理演算をしつつ中身の調整やら確認やらしなければならない。下手にシステムを停めると、蓄積されたエラーが飽和してちょっとした事で弾ける可能性があるんだ。我々では、ソレを何とか維持はできるけど。その先が、できないでいる。

だから、今回の事は寝耳に水だった。

 

「直接、ダイレクトアタックしていたのなら根底は大丈夫だったんですか!?」

 

「にゃはは。アレは、そんな小さな歪みで壊れる程ヤワじゃ無いよ。だからこそ、システムの飽和が必要とされているんだろう?強大な歪みで、世界の扉を開く為に……」

 

「なら、今回は楽な方だったのですか?」

 

「……まさか。その小さな歪みが、何を齎していたか知っているか?根底にダイレクトアタックしていたとするなら、その影響は少なからず世界の何処かで形になっていたはずだ」

 

でも、そんな現象は確認されていない。

まあ、確認されている歪みと言えば……主様の転生者イジメくらいなモノだ。

例えば、本局の訓練施設の男子寮で朝起きると性別が逆転していた!!とか……何故か、その性別が逆転していた転生者に魅了の魔法が掛かっていて他の転生者に襲われた!!とか……事細かではあるけれど、そういった細やかな嫌がらせが行われている。既に、『良い子』になっているはずの転生者達にそこまでする理由が思い付かないけど。そういう、嫌がらせみたいな悪戯がチョイチョイ行われていた。とは言え、何の罪もない『良い子』になった転生者にそんな事をしたら主様の名声に傷が付きそうなモノだけど。絶対的に、そんな結末にはならないとだけ言っておこう。

何故なら、主様の【クレッセント・ノヴァ】を受けて『良い子』になっても、元々の資質が他人を見下したり…尊大な態度で他人の足を引っ張ったりする者が後を絶たなかったからだ。そんな馬鹿共を諌める為に、主様は様々な方法でストップをかけ様と奔走する事になったんだけど。元が、そういうタイプは『良い子』になっても常識的な行動を取るのは難しい様子だった。結果、主様の『悪戯』へ話が繋がる訳だ。

要は、彼らの行動に点数を付けて一定以上のマイナス値になった者に悪戯を実行するというルールを設けたのである。

その為、転生者達には一人一人に監視を付ける事が義務付けられ……『フレールくんが足りない…』なんて嘆く事になった。よって、我々は毎日彼らの行動を監視している。

 

――お陰様で、主様の魔力が美味い!!

 

いや……その、主様の魔力に味なんて無いけれど。ほら、他人の不幸で飯が美味いって言うじゃないですか!

それと同じで、悪戯をされた転生者達の断末魔が聞こえるととても良い気分になるんですよ!正に、飯旨ってヤツですね!?あの断末魔だけで、丼飯が3杯はイケます!!って、言うんですよね!?ほら、耳を澄ませば主様に悪戯をされた転生者の絶望的な悲鳴と断末魔が聞こえて来るでしょう?HAHAHA、他人の不幸は密の味ですね!ウマウマ、ゴッチャンです。

 

 

 

     ☆(゚∀゚)!

 

 

 

「ウッ ウッー♪ウマウマ♪」(*゚∀゚)

 

「ウッ ウッー♪ウマウマ♪」(*゚∀゚)

 

「アン、アハン♪」(*゚∀゚)

 

「止めろ!頭の中で、グルコ◯ミン酸がリフレインする!」

 

「無限ループにハマって抜けられなくなるっ!!」

 

「喋るな!監視が、緩むだろ!?」

 

「折角、忘れたと思ったのに……」

 

「また、リフレインが始まった……(泣)」

 

ぶっちゃけて言いますが、多少の改心で人間の本質が変化する事はありえません。白亜さんの場合は、元々が善良だったけれどデメリット特典によって人格を悪性のモノに書き換えられていました。だからこそ、あの豹変プリでしたがあの男性寮で悲鳴を上げている性別が反転した転生者は、元から悪性に近い人間なのでどれだけ『良い子』にしても悪質なのは変わりありません。それだけが、【クレッセント・ノヴァ】の限界でした。だからといって、人間が絶対的な悪性を得られる訳もなく彼らには良性を植え付けて行く予定です。

 

「所で、あの性転換は《妖精魔法》によるモノですよね?なら、女子寮に住んでいる元男はどうして女性のままなのでしょう?」

 

実際の《妖精魔法》は、永続系の魔法である。

だけれど、それを人間だった頃の主様が読み解いて人間でも使える魔法に改変した為に24時間というタイムリミットが付いた。なので、普通であるならば主様の使う《妖精魔法》は24時間程で解除されるはずなのだが……性転換については、一つの条件を満たすと10ヶ月12日分まで引き伸ばす事ができる。

つまり、その元男は妊娠しているって訳だ。

多分、一発必中系の魔法を使われたんだと思われる。

でも、正確な事はわからない。けれど、それくらいしないと性根を治せないとでも判断されたのだろう。なので、相手役の男と生み役の男で育てる必要があるんだけど……それを相手役の男が、認めるかどうかはわからなかった。

しかも、妊娠している元男は出産から24時間で元の男に戻れたりするんだよね。一応、DNA検査すれば産まれた赤子が二人の子供だという事は確認できるんだよ?ただ、DNAが引き継がれているとは言え男と男が一緒に住んで生まれて来た赤子を育てられるかは不明。

下手すると、出産した赤ん坊は孤児院行きかな?

まあ、でも……そんな不義理をする様な奴が、ヒロイン達と合流できるはずもないので逃げたらドロップアウト確定だったりする。何故なら、我々が全力でその転生者がとある女性を妊娠させて逃げたと騒ぐ予定だからだ。なので、ヒョッコリ来た所で強制送還される事だろう。

 

――いやー、愉しみだなぁ?

 

主様達が、別の世界軸に渡っても我々はここに残れるので幾らでも騒ぐ事ができる。だから、奴が来た時はある事ない事散々周囲にバラ撒いて顔見せできない様にしてやるつもり。

きっと、直ぐに逃げ出す事になるだろう。

幾ら、転生者の面の皮が厚くても男×男の噂を流されて平然とはしていられないはずだ。何なら、別の並行世界から腐った思考の持ち主を呼んで来たって良い。さぞかし、美味しく頂いてくれるだろう。きっと、探せばこの世界にだってイケメンと美少年の絡みが好きな貴腐人だっているはずだ。というか、既に何人か目星が付いている模様。普通に、女性の転生者が居るのは行幸だと言って良いものか……判断が付かないけど。それでも、使えるモノがあるなら何でも使うのが我らの主義だ。

余り、組み込みたくはないけど……致し方無いモノとする。

 

「見知らぬ誰かに、訳のわからん計画に組み込まれるのは嫌われるぞ?……と言った所で、転生者の蛮行は収まらんな」

 

「望み通りの『イケメン』ですからね。まさか、そんな所に落とし穴があるとは思わんでしょう?」

 

誰も彼もが、望んでなった『イケメン』にヒロイン達の好みが反映されていないとか……誰が思おうか?美少年でも、己の希望が通ってウハウハを夢見ているっていうのに……不気味に思われているなんて想像だにしていないだろう。

だからこそ、転生者の誰もがヒロイン達を恋愛的に落とせると考えて行動している訳だけど。それらが、ほぼ全て裏目に出て気味悪がられているなんて考えてもいないんだろうな?

こうして、彼らの行動を監視している我らですらあの顔が女性ウケしていない事に気が付くのにそれなりの時間がかかってしまった。そこら辺の内訳は、主様が神崎さんに事情聴取して判明している。まさか、転生者が望みだけを口にして神々にお任せしていたなんて思いもしなかったからだ。

だからこそ、彼女達は見た目が麗しい転生者に心惹かれなかったのだと判明した。そりゃ、魅了系の能力を持っていても好意的に受け取られない訳である。きっと、彼らの容姿に関してはノーカウントかマイナス認識で嫌悪の対象になっている可能性が見受けられた。そんな女性に対して、将来的に『自分のハーレムに入れてやる』とか『お前は俺の女になるべきだ』とか言う馬鹿がどんな風に見られるかわかっているだろうか?しかも、元々のストーリーや彼女達の心象心理とか一切考慮しないで、自分の欲望を垂れ流しにするイケメンは一体どんな存在なんだろうね?等等、転生者達が取る態度は褒められたモノじゃない。きっと、彼女達には意味不明な事を言い続ける不気味な男の子に見えている事だろう。

 

「高町なのはとフェイト・テスタロッサはわかっていなさそうですよね?ハーレムの意味とか……」

 

「他の方々は、その意味を理解していらっしゃる様ですが……現実的な方々なので、実現不可だと思われている模様です。ま、不可能な話なんですけど?」

 

欲望を垂れ流すだけの転生者。それを聞いて、相手が何を思うかなんて考えもしていないんだろうな?魔法少女の世界で、男のまま転生者した者が物語の中核に居座れるとでも?

等と言った所で、今更の話なんだけどね?だからといって、性別を変えて転生した所で主人公になれるかと言えば……完全に不可能だったりする。何せ、題名にガッツリ主人公の名前が記載されている物語らしいからねぇ?この世界は。良くぞまぁ、それで『俺がこの世界の主人公だ』なんて言えたモノだと思う。この世界の主人公を名乗るのなら、最低限の工作をしてから名乗りを上げて欲しいモノだ。例えば、高町なのはを殺して成り代わる……とか、ね?それくらいすれば、あるいは可能性が無きにもあらずと言えよう。

 

「誰も、やらないだろうけど……」

 

「…………何を?」

 

「主人公の簒奪」

 

「「「あー……無理じゃね?」」」

 

『ですよね〜』と、その場に居た全員で同意して視線を送られて来る映像に戻す。何人かが、盛っている様子が映し出されているけど女(元男)にあり付けているのは一部だけだ。

元男の方は良いとして、別の女にあり付いている馬鹿に関しては問答無用で削除してしまっても良い。てか、コレ……良いんだろうか?とりあえず、隣の奴に聞いてみる。

 

「コレ、大丈夫なの?」

 

「んぁ?熟女好きー???」

 

「は?……熟女?って、アカンやろ!?」

 

「教官に手ぇ出したんか!?……え、既婚者!?」

 

「!?既婚者ぁ!?え、不倫!?ちょ、この人のプロフィールは!?転生者じゃないから、対象外!?」

 

「いやいや、普通に確認済みだと思うよ!?」

 

幾つかのファイルが、空中を飛び回ってパラパラとページが捲られて行く。それは、我々の方で調べた教導官達のプロフィールが記載されたファイルだ。素行調査から、端は淫行の経験まで様々なジャンルでその人物の経歴を調べ上げている。その中には、その人が決して他人に知られたく無いモノも含まれている事が多い。ま、我々には関係ないけど。

 

「あ!あった、あった!独身だ、セーフ!!」

 

「…………とは言え、何歳?」

 

「…………まだ、30歳にはなってないと言っておく!!」

 

「いや、(ー`дー)キリッじゃねぇから!!」

 

「でも、大事な事なので!!」

 

「十分アウトじゃね?……相手は?」

 

「一応、12歳ッスね!中身は知らんけど。姉ショタか!!」

 

「俗物が混じってて草。俗物、1号です!!」

( ー`дー´)キリッ

 

「自分で言うんかい……2号だ!!」

( ー`дー´)キリッ

 

「続かないぞ?続かないからな!?」

 

「とりあえず、アウト。じゃ、処して来ちゃって?」

 

「俗物、7号!逝っ来まーす!!」

 

「行くのか、来るのか、どっちかにしとけよ……」

 

「多分、その『行く』じゃないと思うぞ?」

 

そんな訳で、教官に手を出した転生者はこの世から消えた……とまあ、こんな感じで転生者への断罪は続けられて行く。これが、転生者内で収まるのなら問題無い行動としてスルーされる事になるんだろうけど。下手に、周囲へ伝搬して行くような話であるならば処理されても致し方無いと言えるだろう。何せ、見た目が良いなら年齢すら考慮しない系の転生者は他の転生者にも拡散させる可能性があるからだ。

ここで、一人のはみ出しを許容すればいずれ全員がルールを守らない無法集団になる可能性もある。なので、はみ出し者が出たら処理してしまう事が多かった。基本的に、はみ出し者はサッサと処理してしまわないと周囲へ影響を及ぼす事がある。そうなると全体的へと波及するから、どいつもこいつもちょい悪オヤジ風になるので面倒臭かった。これがまだ、十代や二十代の若者であれば矯正が簡単なんだけど……転生者は、肉体が若くても精神がお歳を召しているので素直に応じてくれない事が多いので何とかしたかった。しかし、幾ら言葉を重ねても彼らに届く事もなく、やりたい放題の我儘三昧し周囲を巻き込んで自滅するかのいずれかだった。

 

「それにしても、盛ってますね?盛り捲ってますね!?」

 

「まだ、12歳か13歳だろう?早くね?」

 

「主様と一緒にしては駄目ですよ?」

 

「主様が、12歳の時って……まだ、ベッド上の住人だったか……関節も、一般人より多かったなぁ?」

 

「過去の映像は、二度と見たくないけど……一度で、覚えられた。というか、トラウマ映像だった」

 

「まあ、うん……思い出そうとすれば、簡単に思い浮かぶレベルでトラウマ映像だったわ……」

 

「発狂してた奴も居たよな?」

 

「アレは、普通に発狂するから!」

 

「胸糞展開からの胸糞とか、胸糞からのリョナとか、胸糞に次ぐ胸糞で頭がおかしくなるくらいキレたっけ……」

 

「ウィンド、叩き割りました!」

 

「思わず、小窓の後ろにあった物を壊して借金を負いました!!つか、受け止めて欲しかった……」

 

「それって、半透明なタブレット状の画面だろう?ぶっちゃけ、コレ物理的に物を受け止める機能無いだろう?」

 

「無いけど。ブチギレ中に、冷静にはなれないよ……」

 

「「「わかるけども……」」」

 

そもそも、主様の人生はブチギレ抜きで見られるモノじゃない。何処まで行っても、胸糞とブチギレからの発狂を繰り返すだけの人生である。敢えて、題名を付けるなら学園編が一番穏やかに見られるかも知れないけれど。途中から、人権侵害と人種差別に性奴隷とか愛玩人間云々の話が加わった辺りからガチギレ話になるから。つか、あそこまで人の権限を貶めるクズ人種がいる時点で【移動惑星エイスラミリオ】は我々の肌に合わない。何、あの保守派共は!?と唐突にブチギレモードで頭を掻き毟りながらキレる奴が増えるから!!

 

「巨乳の女の子がとても可哀想だった」

 

「……扱いが、酷かったからなぁ……」

 

「恐怖の魔王様、降臨!!は……笑ったけど……」

 

「普通に怖くて草が生えた……」

 

「真正面から、ドカーン!!」

 

「全員が、扉に注目!!」

 

「なのに、背後から超級魔法が炸裂!?」

 

「そして、現れた主様は!!」

 

「問題として祭り上げられてた女の子を足蹴にして、『ああ、すまん』とか言っててもう……っ!!」

 

「キレた恋人に思い切り突き飛ばされてて草」

 

「何事も無かったかの様にゆっくり立ち上がって……」

 

「恥ずかしさからか、魔法で馬鹿共を薙ぎ払い!!」

 

「いや〜、笑いました。シリアスだったはずなのに、主様が現れたら瞬間からコメディになるとか。もう、シッチャカメッチャカでグダグダになってるのが笑えて来る」

 

「シリアスで始めるのなら、最後までシリアスで終わって欲しかった……グダグダ禁止!!」

 

「そう、グダグダにしちゃったんだよなぁ……中々のシリアスだったのに、ワザワザ女の子の頭を足蹴にしてキレた恋人に突き飛ばされて保守派に八つ当たり……なんて……」

 

「…………良いじゃん。なあなあには、しなかったんだから……寧ろ、報復したバカの末路の方が怖い……」

 

「あれは……自業自得じゃん……」

 

エイスラミリオの貴族が、唐突にホームレスになってダンボールハウスで生活してたのには驚いたけど。つか、自分が何処の誰なのかすらわからなくなってて恐怖しか感じなかった。一応、記憶の初期化魔法ではなかったらしいけど……自分が、何処の誰なのかもわからなくなるのは怖い。

 

「記憶喪失じゃなくて、記憶の封印だったっけ?」

 

「貴族として生まれ、貴族として育った貴族がエピソード記憶を封印されて何も思い出せずにホームレスとか……怖い」

 

「エピソード記憶を封印されると、何かしらの切っ掛けが無いと何も思い出せないんだっけ?」

 

「普通は、思い出せるはずなんだけどな?」

 

「精神的誘導があったとか無かったとか聞いたけど?」

 

「誘導があったとして、それでも思い出せないなんてある?もっと、別の何かが働いていたに決まってる!!」

 

でも、あのアカシックレコード(不正&書き換え不可)を見た感じ主様と恋人様以外には何もいなかったはずだ。もし、仮に他の使い魔が言う様な何者かの誘導があったならアレを見た《神殺し》達が気が付かないはずがない。

 

「その後、自分の恋人を見ながら『巨乳』と呟いて殴られる主様が……因みに、主様の恋人はペッタンコです!!」

 

「止めろ。その話題は、危険だ……」

 

「主様もその恋人も、まだ成長途中なんだ。察して差し上げろ。つか、二人共約12歳くらいまでしか成長してなかったじゃん。それなら、マジで成長途中なんじゃ……」

 

「止めろ。この話題は、危険なんだ……」

 

「イエース!!『止めろおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!』

 

その先は、その場に居た馬鹿以外の使い魔全員で妨害させて頂いた。全く、碌でもない事ばかりやらかしてくれるんだから。しかも、フレールくんが居る傍でどこぞのコテハンみたく『Yes!!――』なんて言ったらこの辺り周辺が消し飛んでしまう。ま、これだけ騒いでも人間には日向ぼっこしている猫達が騒いでいる様にしか見えないんだけどね?

因みに、人間の言葉は喋っていない。それでも、我らが主様なら我々の言いたい事を組み上げてSLBを撃ち込んで来るだろう。例え、このミッドチルダが特定の場所以外一定レベルの魔法禁止区であったとしても問答無用でブッパしてくるはずだ。主様は、容赦ないからな?まあ、その容赦がないが故に犯罪者になるとしても問答無用だったりする訳だけど。

 

「その容赦ない性格のせいで死んだ訳ですが……」

 

「魔法封じと共に戦車の砲弾で吹き飛ばされましたね?」

 

「あるぇ?ミニガンじゃなかったっけ?」

 

「それ、死んだ後で主様が恋人が生き残れるルートを探してた時に見た結末じゃね?始まりのヤツは、戦車だったはずだぞ?だからといって、何万通りの未来なんて見ないけど」

 

結局、恋人が幸せになるルートが見付けられず最終的に自ら未来を切り開く事にした主様は、問答無用でオリジナルルートを開拓したのでした。そして、並行世界の話とはなったけれど。主様が執着する恋人が、幸せになれる結末を確認し……我らが主様は、こちら側へ足を踏み出したのです。

 

「…………結末まで、見守ったんでしたっけ?」

 

「それは、知らん……けど、幸せになってると良いなぁ?」

 

「でも、それだと人間のままな主様が居るって事だよね?」

 

「…………《旧・神族》が、手を出さなきゃ良いけど……」

 

「手を出したら……?」

 

「ブチギレ【魔王様】が、降臨されますね……」

 

「組織を壊滅に追い込んだ魔王様が……」

 

「降臨……流石に、アイツらも馬鹿じゃ無いだろう?」

 

「でも、【破滅】に向かう馬鹿だから我々と敵対しているのでは?奴らの最終目標は、全生命体の支配だろう?」

 

「世界征服ならぬ、全ての【界】の征服だったっけ?」

 

「それは、無理なんだよなぁ……」

 

「なんで、馬鹿ってできない事に夢を見出すかなぁ?」

 

「実現も不可能なのにな?」

 

現実的にも、妄想的にも実現不可で実行不可の不可不可尽くし。やろうと思っても、資金的にも人材的にも一切合切が足りてない。あの方々の組織ですら、拠点周辺の世界軸を守るのが精一杯なのにそれを全次元と全世界で『やりたい』なんてほざく大馬鹿者が《旧・神族》と呼ばれる者の正体だった。アイツらは、欲望だけが肥大化した怪物だ。

 

 

 

 

 




17日は、初めて更新できなかった……というのも、親が転んで骨折して緊急手術でバタバタしてたねん。そんで、気が付いたら日曜日の夜で更新忘れた事に気が付いたんやけどストックも無かったから諦めた。今後は、空き時間に洗濯とか掃除が入るだろうから今後の更新はマジで不定期になります。頑張って、更新する予定。しかし、予定は未定やから確実には言えません。申し訳ございません。楽しみにしていてくれる読者さん、いつもありがとうございます。とりあえず、休暇前に双夜の過去を語れたら良いなぁ…。

今年の後半は、厄年レベルで不幸が続いてるんだけど?お祓いに行った方が良いのかなぁ?

誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m

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いつも、読んでくれてありがとうございます。
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