絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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五七五話

Re:

 

 

「とりあえず、野生化しようか?」

 

「何をもって、『とりあえず』で野生と称するのかわからないのに野生化も糞もないんですけど!?」

 

「高町式、ブートキャンプでもすればお前の野生も目覚めるだろう?何なら、野宿でもするか?」

 

「嫌だ!もう、十分野生は感じましたので放っといて下さい!!」

 

「感じるんじゃ無い、己の内から溢れさせるんだ!大丈夫。野生化したら、爆散させてやれば俺の望むスキルを得られるはずだから……」

 

「ちょ、誰か!?誰かあああぁぁぁぁぁ!!?」

 

丁度良く、この世界では自然が溢れているから高町式ブートキャンプを実行すれば凍真でも野生化する事ができるだろう。まあ、セイビアさんのRPG世界では最後まで文明を捨て切らなかった凍真ではあるけれど。ここには、俺が居る。ちょぉーっとばかり、能力を封じて貰って無い無い尽くしにすればコイツだって野生化できるかも知れない。

 

「お前には、野生が足りないんだ……」

 

「ちょ、訳のわからない事を言い出さないで下さいよ!?てか、野生ってなんですか!?ダン◯ーガですか!?俺は、乗組員じゃないッスよ!?」

 

いやいや、そういう『野生』じゃなくて本能的な野生が足りないって言ってんだよ!要は、文明社会に慣れ過ぎてて野生が死んでるっていう状態なんだ。

 

だから、《神殺し》……というより、今の俺達には文明濡れから少し離れて蛮勇にはっちゃけた方が良いと思われる。だって言うのに、凍真と来たら文明にしがみついて離れようともしないから弱いままの状態が続いていた。だからこそ、『野生に帰ろうぜ?』って誘ってるんだけれど。コイツと来たら、そのままの意味で受け取っているみたいで文明から離れようともしなかった。

 

「……お前、弱いままで良いのかよ!?」

 

「大丈夫ですって!時間は、これからタップリあるんですから……徐々に強くなれば良いんですよ」

 

ねぇよ!無いんだよ!!お前の感じてるその『タップリ』と、俺達が置かれている現状は掛け離れているんだってばよぉ!!つか、今の俺達に求められるのは戦力!早急に力を付けて、戦えるだけの自力を付けなきゃならないっていうのに……コイツは、どうしてこんなにのんびりとした気性で生きていられるんだよ!?

てか、一度《旧・神族》に捕まってその魂を【呪い】で染め上げられたんだろう!?

 

だったら、もっと焦燥感に駆られていてもおかしくないっていうのに……あーもう(焦)!!等と、俺が思っていても凍真本人が自覚していない時点で意味は無い。さて、この能天気にソレをどうやって自覚させたものか……と、俺は頭を悩ませた。【天子】でも、湧かないかなぁ?湧いたら、凍真に丸投げしてやるのに!!そうすれば、少しはこの能天気が直るかも知れない。いや、逃げ出すだけか?

 

つか、一応コイツ五十年という月日をセイビアさん監修RPG世界で過ごして来たんだよな?だって言うのに、この能天気差はどういう事なのだろうか?

 

これ、もしかして……もう無理なんじゃね?

 

五十年も、RPGみたいな世界で過ごしていたにも関わらず、野生化もできない奴を野生に返すなんて不可能じゃないか?例え、出来たとして“死の気配”を感じ取れる様になるのに一体どれだけの時間が掛かるって言うんだろうか?俺に、ソレを感じ取る為の才能があったとして……転生者だった頃から、それなりの時間があったからこそ得られた面がある。

 

「ああ、そう言えば……」

 

幸せに生きた経験はあっても、《神殺し》に転生した時点でエピソード記憶はリセットされているんだったっけ?確か、過去への執着を断ち切る必要があるとか何とかで、俺みたいに“人生の続き”を生きてる訳じゃ無かったな。

 

たく、毎回その前提条件を忘れるから話がややこしくなる。誰と結婚して、どんな結末を迎えたかとかの情報記憶だけは残っているって話だけど。この様子では、どんな人生だったとか詳しくは思い出そうともしてないのか?

 

そりゃ、能天気になっててもおかしくはない。

肝心な部分が、スッポ抜けているんだ。普通なら、疑問に思って思慮深く思い悩むはずなんだけど。

 

その期間をスッ飛ばして、表に出る為の修行に明け暮れた上にRPG世界で理由もわからず追いかけ回されたんだお花畑になってても仕方ない。

 

「師範代、コレって失敗なのでは?」

 

「ええ。ですから、こちらで引き取る事になりました。ですが、中々修正もできず本人にやる気も無いので困っている……っというのが現状です」

 

「詰んでて草。ちょっと、過去に戻って【禍焔凍真】だった頃のコイツをフルコピーして来いよ?んで、上書きしようぜ?」

 

「そうしたいのは山々だったんじゃが……彼の者が生きた世界は、既に失われデータも何も残っておらぬ。よって、フルコピーも上書きもできぬのだ」

 

「詰んでて草(PartⅡ)www。……草に草を生やすなってな?つか、【始まりの魔法使い】にクレーム入れてくんない?マジ、どうにもならん人材寄越すなって……いや、だから寄越して来たのか……」

 

ホント、マジ糞ッタレな事しかしやがらねぇな!?

 

「尻拭いくらい自分でやれよ!?って、あの世界から出られないんでしたね?糞かよ!?」

 

どこまで行っても、何をやっても詰んだ状態がデフォルトな存在とか要らないんですけど!?

そして、それがあの組織の存在理由(裏)だったりするってんだから頭が痛い。元々、存在値が大きくなり過ぎた彼を利用(リサイクル)する予定で関わりを持った者達が振り回されているっていう状態があの組織だったりする。

 

まあ、それだけでは無いんだけど。彼が、次から次に色々やらかすのでその尻拭いに奔走していて利用しているとは程遠いんだけど……大多数のやらかしが、放置しても然程内側の世界に影響が無いから、影響の大きいモノだけを集中的に何とかしているとのこと。師匠に言わせると、関わらない事が最大の利用法なんだとか……まあ、師匠も巻き込まれていたりするけど。なので、凍真はホントにただの転生被害者だった。

 

ぶっちゃけ、何でアレに目を付けられちゃったんだろうね?って疑問に思われる程度には被害者なんだよ。ホント、何でアレに目を付けられちゃったんだろうね?そうすれば、こんなに苦労はしなかったのに……最早、過去にあった栄光の成れの果て、だ。

 

「矯正したくても、本人にやる気も無ければ適性も無いってオチに現実逃避が辞められない。つか、もっと適当でアウトローな性格の方が良いんだよね?何で、こんな真面目くんを引き入れちゃったのかな?かなぁ?」

 

「サッと調査して、適性の最も高そうな者が凍真様だけだったのでしょうね?」

 

「ある程度、神転生に精通している者で、真っ当に生き、幸せを謳歌した者という条件を元にすると凍真様が真っ先に浮かび上がったのだと思われる」

 

「pohって、前例があるのに多幸福による人生全う者を前提にする意味とは?無くないですか?」

 

「それは、人外への転生という条件を満たす為の最低条件ですね。そもそも、《神殺し》っていう存在は【背信者】や【離反者】と蔑まれる存在ですからソレに堕ちる為には一度幸福にならざるを得ないのです。そこから、奈落の底や深淵の底へ叩き落された者が【神】を憎み、その存在を貶め屠る事で至れるのが我々《神殺し》です」

 

「その条件を満たす為に、一度天寿を全うした者が幸福から不幸へと堕ち神を憎んで立ち上がるまでを短縮したのが《神殺し》への転生だの。つまり、其奴は《神殺し》に至る路の途中に居る訳だ。よって、最初から闇堕ちしておるソナタ等は珍しい分類に入るの?」

 

等と師範代達は言うが、それって詰まる所……凍真達の様なルートで《神殺し》に転生した者はこれから神に憎しみを抱く様な不幸に見舞われるって言ってる様なモノじゃないッスか?それはそれで、色々と問題のある成り立ちの様な気もしないでも無いんだけど。人工的に《神殺し》を造るとするなら、それも致し方ないのかも知れない。多分、俺が感じて思い至った結論は間違ってるモノでは無いんだと思う。

 

つまり、【人工的】に《神殺し》を造る為に凍真をここに転生させたシステムが【始まりの魔法使い】が推奨する……否、【利用法】なんだ。

 

「つまり、師匠は正しいって事なんッスね?」

 

「ホントに、主様は良い拾い物をしました」

 

「我らが主様は、真っ当なシステムの構築を目指しておるだけじゃ。その前例が、ソナタだと言うのは我々も予定外ではあったが……誇らしいの?」

 

――あ、ヤメテ!?

 

そんな事、面と向かって言われたら嬉しい半面恥ずかし死ぬ!!等と一瞬、感情が上昇して一気に暴落した。つか、居間の出入り口から師匠の顔が半分だけ出ているじゃありませんか!?

 

それに気が付いた瞬間、俺の浮かれた心は冷水を浴びせられたかの様に冷めてしまう。というか、そんな所でナニをしているんですか!?

 

サッサと、中に入って……いや、ハイライトの無い死んだ様な目でこちらを伺っていなくて良いですから!!そんな、訳のわからない師匠の様子に硬直しているとおかしな様子の俺に気が付いた師範代達が視線を辿って師匠に行き着いた。

 

「一体、ナニが……ひぃ!?」

 

それと同時に、俺の視線を辿って師匠の存在に気が付いた凍真の恐怖に彩られた悲鳴を上げる。それによって、俺達は硬直から開放されて動き出した。

 

「ちょ、な、何やってんですか!?」

 

「……………………」

 

「…………し、師匠?」

 

「…………一仕事終えて帰って来たら、何やら使い魔が離反発言してたから見てただけだよ?」

 

「ふぁ!?ま、待って下さい!離反ではありません!神崎さんを褒めていただけですよ!?」

 

「そうじゃ!優秀な弟子を褒め称えて、何が離反か!?何の思惑も無い純粋な発言じゃろ!?」

 

「……………………」

 

「ほぉ?だ、そうだぞ?大悟、良かったな?」

 

ソレを聞いて、師匠はニヤリと口元を歪めると居間へと入って来た。つか、その言葉を引き出す為に一芝居打ったんですか!?というよりも、褒め殺しは勘弁して下さい!!変な思惑とか、そんな想定していないっていうのに……いや、そういう邪推は不要だと言いたかったのだろう。だけど、止めて下さい!!余計、恥ずかしいです!!

 

「し、死ぬ……恥ずかし、死ぬ……殺される」

 

「これが、ホントの褒め殺しかぁ……」

 

「辞めろ!俺の感情が、暴走しちゃうだろう!?」

 

「……既に、爆発しちゃっているのでは?」

 

「後、凍真……お前は、もう少し危機感を持った方が良いな。時間が、タップリあるとでも思っているかも知れんが……無いぞ?強くなる為の時間を無作為に消費したのがお前だからな?あのRPG世界はそういう意味で無駄になった訳だからなぁ?」

 

「…………隠鬼になる為の世界だったのでは?」

 

「隠鬼でも、前線で活躍する奴は活躍するぞ?お前のは、ただの言い訳だろ?安全面を優先するが故に強さを得られなかったと聞いている。不死人なのに安全面を重視するとは何事か!?命が、一つしか無い訳じゃないだろう?君のは、ぶっちゃけサボる為の言い訳でしかない。そろそろ、本気を出して貰わねば魂そのものを消滅させねばならないだろう」

 

あ、これ……【魂滅宣言】なのでは?

 

本当に、凍真の後が無くなった瞬間だった。

しかし、当の本人は【魂滅宣言】を受けても「はあ…?」という反応を返しただけで何もわかっていない様子に師匠も呆れた様な視線を向けている。これはもう、師匠式ブートキャンプで鍛えるしかないのではありませんか?

 

「お前は、人外に転生したからって『死ぬ事はない』と思っているんじゃないか?残念ながら、君の認識は間違っている。まあ、神崎も同じ勘違いをしているみたいだけど……ただ、死に難いだけであって“死なない”訳じゃない。じゃ、神崎大悟……お前は、死んだ状態を()()できるかい?」

 

「へ?死んだ状態の()()ですか!?」

 

「肉体が、木端微塵になった次の瞬間に肉体を再構築して()()()()事を推奨する《神殺し》だが……その逆で、木端微塵を維持する事を推奨されたらお前はどうするんだ?」

 

そう言えば、死んで直ぐ元に戻る訓練をさせられた事はあったけど……その状態を【維持】する様な訓練は受けた事がないなぁ?

 

つか、()()()()()状態に戻ろうとする事はあれど、そのままで居ようとはしなかった気がする。アレは、生存本能が成せるモノだと思うけど……生存本能?

 

「…………そのままで居たら、死ぬんじゃないですかねぇ?だから、生存本能が()()()()()()に戻ろうとするんだと思います」

 

「質問の答えになってない。だが、結論はそういう事だ。神殺しは、不老ではあっても不死じゃない。死を放置すれば、死に逝くのが《神殺し》だ」

 

だが、死に至る結末を捻じ曲げて“生き返る”が故に《神殺し》は不老不死足り得る存在なんだってよ?ハハハ、ワケワカメ。因果が流転しているってどういう事よ?

 

ぶっちゃけ、何言ってるかわからないんだけど??『流転』って、移り変わり続けるって事だろう?死が、移り変わり続けるってどういう意味だよ!?いや、この場合は『結末』がって事なのか?いずれにしろ、意味不明な話なんだけど!?

 

「…………【組織】の予知能力者が、未来に神崎大悟を視たそうだ。それが、時空間転移によるモノなのか本当に生き続けた結末なのかは知らん。だが、存在しているんだから今の時代で死に至る事は無かったという事だよ」

 

要は、『結末が』ではなく未来に存在しているんだから過去で死んでも死んでないよね?って事らしい。なんじゃそりゃ!?って話なんだけど、《神殺し》の不死はそういう理由によって成り立っているんだってさ。正に、ファンタジーの極みである。

 

「これぞ、ファンタジー!!ッスね?」

 

「ファンタジーつーか、【不老不死】の定義がやったら滅多ら広いっていうのが原因じゃね?」

 

「色んな『不老不死』があるんですよ……」

 

「…………【不老不死】。『不死人』という括りで一つに纏めたい……」

 

その割には、纏まらないくらい種類がありますよね?誰ッスか?そんな、種類を作った張本人は?まあ、ソレをいうと物語を創る作者達が悪く言われるので俺的には沈黙せざるを得ないんだけどな?

 

詰まる所、オリジナリティを求めてアレやコレやと設定を盛り込んだ人達(歴代の作者達)が種類を増やした犯人です。コレばっかりは、己の作品を売る為だから仕方がないと言えば仕方がない。

 

「僕が考えた最強の不老不死……ですね?わかります。兄様にも、心当たりがあるのではありませんか?……ありますよね?」

 

それは、俺が『厨二病』って事ですか?

そんな事で、『僕の考えた最強』を消費する訳が無いでしょう?いや、厨二病だったのは否定しませんが……転生初期の自分とか、黒歴史を全力疾走中でしたし?嗚呼、思い出しただけでも憤死モノだ。

 

「あ?やんのか!?喧嘩なら言い値で買うぞ?」

 

「……それ、返り討ちに遭うだけなのでは?」

 

「最近の兄様だと、そうとも言い切れなくなりつつあるがの?後は、経験さえあれば……」

 

「え!?マジ……嘘だろ!?」

 

こっち、見んな!

いうても、引き分けられる程度だ。

 

「こう言って、油断させて美味しくいただかれるんだぜ?真面目に聞くだけ無駄無駄……」

 

「そして、こっちは冷静だし……」

 

「フッ……その手で、何度ブチのめされた事か……経験だよ。経験談」

 

調子に乗せられたら、徹底的に潰されて終わりの話だから。ここで、はっちゃけられるほど夢は見られないよ?昔から、いざ知らず……雑魚、キモヲタと罵られ心へし折られて沈められるだけのカモと化したくないからな?そろそろ、見た目だけは引き継ぎで別人と入れ替わりそうな今日この頃。

 

ラヴォルフさんは居残りで、テオルグさんは別の方と入れ替わりですかねぇ?因みに、ラヴォルフさんとは相手にすらなりません。一方的にブチのめされるだけだったりする。確か、使い魔の強さは名前の文字数によって分けられていたはずだ。

 

「大丈夫ですよ?テオルグは、凍真様の専属になりますので毎日顔を合わせますから……」

 

「おや?って事は、新キャラの出現ですか?」

 

「新キャラ?ではなく、正統派アーサー・ペンドラゴンが参戦です」

 

「つまり、『F◯te/st◯y night』のアルトリアが参戦と?ああ、俺に剣術を仕込まなきゃなりませんもんね?両手剣かぁ……まあ、俺も両手剣なんだけど」

 

「リリィ、正統派セイバー、オルタナティブと三人のアルトリアに扱かれるんですね?ありがとうございます!!」

 

「止めろ!面倒な事になるから、ヤメロ……」

 

だって言うのに、ラヴォルフさんは懐から何かを取り出すとスチャッとソレを顔に装着した。

 

「ッッッ〜~!!め、メガネがとぉ!?」

 

「ヤメロ……マジ、ヤメロ!!」

 

誰だ!?女教師ルックスを教えた野郎は!?それでなくても、ラヴォルフさんは冷静で白いカッターシャツとタイトなスカート(デザインは毎日異なる)を着ているからメイド長的な雰囲気がある。って言うのに……ソレに、銀縁メガネとか装着されたら更にキャラが立つじゃないか!!

 

因みに、オルタは毎日デザインの異なるゴスロリを着ている。もちろん、色は黒のみだけれど。ここへ、正統派アルトリアが参戦だと!?とんでもない三姉妹が、出来上がってしまうじゃないか!!ただでさえ、目立つ俺達が更に悪玉転生者に目を付けられ易くなるんですね?最悪だよ!!

 

「とりあえず、あのペンギンについては放置で良いからお前らはお前らのやるべき事をしろ。僕は、世界の調整に入る。もしかしたら、それでペンギン問題は終結するはずだ。というか、終結させる」

 

とんでもない三姉妹の事なんて、どこ吹く風な師匠は淡々と言いたい事を言って去って行った。つか、あのペンギンモドキの問題が世界の調整でどうにかなるなんて思ってもいない。しかし、師匠が既にこの世界から離脱する予定なのは良く理解できた。

 

「もしや、設備やペンギンの問題を放棄して離脱ッスか!?そんな、無責任な!?」

 

「ほぉ?凍真様は、主様の事を信じられないのですね?どうやら、肉体的教育指導が必要な様です」

 

「もしくは、【ルール・ブレイカー】でペンギンの問題を解決する予定なのかな?それなら、世界が消滅するまでで良いから楽かも?」

 

後、もう一つ考えられる可能性として……我々が、思うよりも早く異界との扉が開いて魔界の連中がペンギンモドキや施設を回収してくれる()()知れない。ま、師匠が決めた事なので我々が預かり知らん事となった。要は、野となれ山となれ、だ。

 

無責任と罵られ様が、《時渡り》してしまえば俺達には手も足も出せない。世界軸が変わって、次の問題を解決なり放置なり消化して行くだけのこと。

 

「それに、ペンギンに関しては主様も愉しんで居られましたからね……ええ、とても良い笑顔で……」

 

ペンギンモドキを見つけ次第、投げ捲っていたからなぁ?大体、海の藻屑と化していたけど。給与として、イワシを一尾与えた後に最高の笑顔でペンギンモドキの頭を鷲掴み海に向けて投げる様子はとても愉しげであった。最後の方は、ペンギンモドキ達がガタガタブルブルと震えていたけれど。既に、給与は支払われた後で逃げ出す事も出来ないという状況で……それでも、逃げ出したペンギンモドキが逃げ切れずに回り込まれる様は正に魔王だった。ほら、良く言うじゃん。魔王からは逃げられないって……正に、師匠はソレを体現していたよ。

 

「しかも、周囲は見通しの良い。倉庫街(予定)の空き地で……逃げられないと悟ったペンギンモドキの一部が仏様と化すっていうカオスだったけど……」

 

「アレは、悟りを開いたって表現するんだよ!!」

 

「何かもう、影が薄くなったかの様な笑顔を浮かべていたよな?俺、ペンギン達があのまま昇天するんじゃないかって思っちゃったよ……」

 

一部、ホントに昇天しかけてた奴が居たので俺は何も言い返せなかった。つか、自分の逝く先を覚悟すると昇天しかける事になるとか聞いてない。つか、投げられる事を受け入れた奴から投げ捨てられていたので何とも良い辛かった。そして、海を漂うペンギンモドキの群れが完成。偶々、起爆した奴に巻き込まれて連鎖爆破してたけど……何とも酷い扱いの結末だったよ。

 

「とりあえず、ペンギンモドキの事は置いとくとして……凍真は、野生化した方が良いよ?」

 

「未だ言うか!?」

 

 

 

 

 




遅くなりました。いや、ホントは4月の頭に上げる予定だったんだけど…書く時間が取れなくて、市役所に往復させられたり祖母(父方)の老人ホーム入りの身元引受人になったりと大忙しだったんだよ。ちょっと前までは、母がその役割を担ってたんだけど…骨折って入院した辺りから、話がややっこしくなっちゃってドンドンこっちに押し付けられるっていうオチに…。お陰で、書き物する時間が削られて何もできなくなるっていう状況に追い込まれていたんだよ。それでも、チョイチョイ隙間時間に書いていたんだけど。
こんなにも時間が掛かる事になろうとは…貧乏くじ引かされたなぁ(泣)。

とりあえず、SHUFFLE&ディスガイア世界はこれにて終了です。ホントは、ディスガイアじゃなくて女神転生が使われそうになってたんだけど…作者が、女神転生を知らなくてデビルサバイバーを組み込むかで迷った結果…ディスガイアの主要メンバーが配役されたというオチでしたwww
一応、デビルサバイバーのシステムも組み込まれていたけれど…都市が別けられていたってヤツな?そっちは、配役がワケワカメだったのでSHUFFLEとディスガイアをブッ込んで当て嵌めたんだ。ホント、無茶な采配だったぜ…(汗)。
次は、ワケワカメな物語は使わない様にしようwww デビルサバイバーは、アニメを見ただけだったから役どころの采配が全くわからんかったわwww

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m(_ _)m

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