絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
Side (仮)
これで、あの馬鹿は彼女と再会できるだろう。『灯台下暗し』とは、こういうのを言うんだろう。アイツが、この『絶望の壺』に彼女が囚われているとか考えもしないんだろうけど。だから、未だにかの世界で彷徨う事になっている。
『絶望の壺』ーーーどこぞのアホが、『夢の果て』と名付けていたけど…ぶっちゃけ、間違った方の『願望の壺』と呼ばれる場所だ。
もしくは、『至るべき真理』か?
まあ、何れにしてもここは絶望しか集まって来ない。だからこそ、沢山の“彷徨える魂”が周囲に揺蕩っていたりするんだけど。
その誰もが、激しい絶望の顔で自分の行き着いた”先“を嘆いている。
まあ、自業自得だから諦メロン。
『静』の時だって、そうだった。
あの馬鹿は、何時までもウジウジしていたから…頭に来て、居場所を教えた訳だし?
つか、余りにも人の話を信じないからうっかり自分がお前を創造した存在だって言っちまったんだよな。まあ、ソレすら信じて貰えなかったんだけど(苦笑)。
だから、一応確認してから判断したら?とあの手この手で誘導し、最終的に組織の連中がお前の行く手を阻まなければ俺の狂言なんじゃね?等と言って送り出してやったら…案の定、凄まじい抵抗をされた挙句に捕まって軟禁されてて笑ったわ。
その後、戻って来たと思ったらガチギレ状態で殴りかかって来るし、宥めようにも暴れるわで手の付けられない獣と化してて更に笑ったのを覚えている。
だから、言ってやった。このまま彼女を放置してたら、寝ている間に襲われるかも知れないぞ?ってな!まあ、それで止まる馬鹿じゃなかったけど。
ひとしきり暴れて、冷静になった馬鹿は組み伏せた俺を問いただして愕然としていた。
つか、俺は聖人君子じゃないので懇切丁寧に説明したりはしなかったけど…まあ、馬鹿の頭はそこまで鈍くは無いから二言三言で理解したみたいだ。
簡単な話なんだけど…同一人物達の中に、無抵抗な赤の他人が紛れ込んだらどうなるかって話よ。
ぶっちゃけ、あの組織は同一人物達の集まりで傷の舐め合いをしている様な場所だ。そりゃ、一部の奴等は血の繋がりも無い存在達ではあるけれど。
それでも、上位に位置する者は一人の人物から生まれた存在でしかない。だから、ソレで間違いでは無いんだけれど…双夜は、そんなぬるま湯の中から未来に向かって進み出すキャラなので何時までもココで足踏みをさせる訳には行かなかった。
なので、多少のリスクを負ってでも馬鹿に前を向かせた訳だったんだが…理性を失う獣の一歩手前まで行くとか怖過ぎなんだが?てか、アイツも分かっていたハズなのにあんなに暴れやがって巫山戯んなって言いたい。
そもそも、お前等を創造したのは俺じゃねぇだろう?よくよく考えれば、俺が生まれた時間とお前等が過ごしてきた時間がまったく一致しないだろうが!?と言った所で、アイツ等の人生を狂わせた可能性が微レ存あるので反論も出来ない。
世界の成り立ちと、人間の意識や精神が関わるアレコレは人が想像するソレを凌駕する事がある。
ぶっちゃけ、鶏が先か卵が先かの問題と同レベルの話になるんだけど。俺が、彼等の世界を創造したのが先なのか…それとも、彼等が生きる世界と俺が繋がったからこうなったのか分からないんだよなぁ。
もし、繋がったから世界の方向性が俺の精神で歪められたとなれば責任が無い理由にはならない。
でも、だからこそ言える事が俺にはある。
俺は、加害者であると同時に被害者でもあるのだ。
いや、被害者じゃねぇな…まあ、どっちでも無いんだけど。端的に言うなら…『生贄』か?生贄…あー…うん。そう、だな『生贄』だな。生贄!!
それが、何故かというとだな?超簡潔に、猿でも分かる様に言うと…アイツ等の能力や力が、頭おかしいレベルなのは俺が齎したモノでもあるんだ。
つか、アイツ等の能力やステータス値は俺に過剰なストレスを与える事で成り立っている。そもそも、アイツ等があそこまでおかしい存在になったのならソレを超えるだけのマイナスの力が存在してないとおかしい。『プラスの力』は、同じだけの『マイナスの力』で均衡を保つモノなんだけれど…俺が知る限り、アイツ等のマイナスを見た事が無かった。
当初、『堕ち神』や『旧・神族』がソレに当たるモノなんだと思っていたんだけど。思った以上に、アイツ等の能力はブッチギリで頭がおかしかった。
ぶっちゃけ、『旧・神族』じゃぁ相殺できてないんだよなぁ。だから、もっと別のマイナス(理不尽なまでの負)があるはずだと思っていたんだ。
まさか、『灯台下暗し』を自分でやってたとは思わなかったよ。何故なら、俺は彼らに出会う前はただの異世界転移者だったんだぜ?まあ、ラノベの様な楽しい異世界転移ではなかったんだけど。
一言で俺の異世界転移を表すなら、『超絶拷問地獄人生転移』と断言できる絶望だった。思わず、神々に異世界で人と関わる事の無い世界に跳ばしてくれと懇願するレベルで地獄だったよ。
まあ、その懇願が叶えられる事は無く…異世界に行けば必ずと言っていいほど絶望させられる日々だった。
人に関われば、拷問。人に関わらなければ魔物に蹂躙され…世界そのものに殺され続ける日々。『不老不死』と言う名の檻に入れられ、コレでもか!!と拷問&虐殺地獄を味合わせられた。
どうして、そうなるかと言うと…人と関われば、ステータス画面のエクストラスキルの欄にある『不老不死』を目敏く見付けて王宮に売り捌かれる。
毎回、街に入る前の門の所で犯歴を確認する水晶でソレを暴かれ捕まり王宮に差し出された。
そして、王宮で行なわれるのは『不老不死』と言う憧れ?欲望?を成就する為の方法を拷問してでも吐かせようとする者達による蹂躙だ。
例え、正直に話しても嘘を付いても彼らはソレを受け入れない。彼らが求める『不老不死』は、薬の様なモノを一口飲めば成れる簡単で楽々なヤツであり苦汁の果てに至るモノでは無かったからだ。
その結果…というか、最終的に拷問は『不老不死』になれない事への八つ当たりへと進化する。つまり、その国が滅びるまで、俺は拷問という名の暴力に晒され続ける日々を過ごす事になるんだ。
何れ来る終わりの日まで、ただただ殺され続ける拷問の日々の始まりよ。これを、『超絶拷問地獄人生転移』と言わずして何と表現できるか俺は知らない。
因みに俺の『不老不死』は、千回もの生死を彷徨い生き残ったが故の結末でしかなかった。千回死に掛けて、『不老不死LV1』だったからな?
一万回死に掛けて『不老不死LV2』だぜ?『不老不死LV10』だったら、1兆1111億1111万1千回以上は死んでる計算になる。
次のレベルに必要な経験値が、前のレベルに必要な経験値の10倍ずつ上がって行くからマジでそれくらいは死んでいると考えられるんだ。
未だ、1兆年とちょっとしか存在してないのにさ…それ以上死んでるとか、マジヤベェ…(震え声)。
つか、数えるのも億劫になった今となっては正確な数字は覚えてない。年齢にしても、死んだ回数にしても。まあ、覚えていたら狂人過ぎるけどな。
そもそも、俺のスキル欄に『不屈』も『鋼の心』も無いんだけど?つか、俺の精神どうなってんの?
普通は、千回も死にかけたり死んだりしたら異常をきたしていてもおかしくないよね?性格が歪んだり…いや、歪んでいるか。割と天邪鬼だからなぁ?
まあ、それ以上に”マトモ“なんだけど?
ああ、いや…『まとも』でもないか。つか、『まとも』は『まとも』なんだけれど。通常の『まとも』ではないから語弊が生じるんだった。
それでも、他者と言葉を交わせば話は通じるし表面上は『普通』の生活が可能だ。だけど、なんで『普通の生活』が可能なの?おかしいでしょ?11兆だよ?11兆!普通は、狂ったり発狂したりするもんでしょ!?なんで、何ともないの!?いや、何ともない訳じゃ無いんだろうけど…ソレ以上に質が悪い。
それでも、フとした瞬間に他者とは違う価値観が顔を出して安心する事があった。まあ、安心しちゃイケないレベルの”顔“だったりしたけど。何はともあれ、表面上は”普通“を通せるからよろしく無いって話なんよ。
因みに、無防備な『静』の護りを作る為に双夜の能力を分けて魔力で起動する様にしたのは俺だ。そうでもしないと、彼女の安全を確保できなかったから致し方がない。当人にも、許可を貰ったしなぁ?
その当人である双夜は、『静』と一緒でないと己の能力を十全に発揮できないって状態がすごく気に入っていたけど。というか、率先してその辺りのギミック周りを作っていたから余程気に入ったんだろうね?めっちゃ、ノリノリだったよ?
とりあえず、おかしなギミックを組み込もうとした分に関しては修正しておいたけれど。つか、性的なギミックは辞めとけ。人間関係が、ややこしくなるから…。
「閑話休題」
とりあえず、『絶望の壺』から外に出て次元の狭間に入った所で世界へ続く扉を見れば聖聖光が居た。
「よぉ?ギャグキャラ」
「干渉者…また、お節介か?」
「“干渉者”、かぁ…まあ、全体的にそんな感じだな?で、『観測者』としては排除対象にでもなるのか?」
「……観測は、観測でしかない。そちらには、手も足も出せない。わかり切った事を言うな」
「……セイビアの性質上、手は出せないか?こっちに手が出せるとしたら、ウッドロー辺りだけど……アイツは、やる気が無さ過ぎるんだよなぁ……」
裏話というか、メタ話となると色々面倒な立場があるからなぁ?特に、俺が創った物語にはキャラクター毎にそれぞれ特殊な役割が存在する。セイビアは、その中でもかなり特殊な役割が加算されているから唯一コチラ側の事も”知っている“存在だ。
いや、『知っていてもおかしくはない』存在か…?
だからこそ、割とメタ発言があるんだけれど…当人は、何もわかってないからその場その場限りだったりする。コイツも、難儀な奴なんだよ。
「連動しない思考か…”外“からの干渉には、即駆け付けて来るっていうのに…ソレを踏まえた行動が許されないっていうのも辛いな?」
他を言えば、“鮮血の”も似た様な感じではあるんだけど。アイツはアイツで、そういう立ち回りが得意なだけで実際の所は何も知らない。
つか、連動しないんだよ!情報を得る事は出来ても、それらが連動する思考を持てない様になっている。だって、ソレらは”外“の事情であり情報だ。物語の中の話じゃない。だからと言って、コッチの事情や情報が彼らに伝わらない訳じゃないから面倒臭い。複雑怪奇なんだよ…マジで!
これが、人の精神にまつわるアレコレである。”内“と”外“に分けられる情報と事情。本来なら、纏めて考慮しないとイケない“ソレら”は連動しないというチグハグな現象を引き起こしている。
これが、彼らと俺の問題だ。関わる事で、よりその辺りが顕著に現れる様になってしまった。だからといって、コイツ等から離れるって選択肢はない。
つか、離れたりしたら更なる厄介事が起きるんだよなぁ。それが、予想できてしまうが故(経験済)に俺がこの物語に組み込まれてしまっている確信が持てる。
つまり、それは『超絶拷問地獄人生転移』が終わらない事を意味していた。マジで、『絶望という名の悪夢』です。解放されるには、如月双夜が彼らを殲滅して新たな未来へシフトさせるまで続くんだなぁ(笑)。
誰だよ!?こんな世界、創ったヤツ!!
「滅びればいいのに…」
「無理では?」
「一度壊して、再構築したらなんとか…」
「……可能か?」
「……くっそ笑う(笑)。歴史の繰り返しになるだけッスね!!お前等が、次の『旧・神族』だよ♡」
「タヒね」
「ホントにな!!ウゼェ!自分の理不尽さが、マジウゼェ!!融通利かずでウケるぅ~」
「世界の方向性か…お前じゃん」
「わかってるよ!!頑固ですまんな!?」
「ウケるぅ~(笑)」
ホントに、頑固で融通も利かない理不尽な存在だよ。これが、円環の理か!?結局、自分に戻って来て草が生える。正に、ブーメランでウゼェ!!
しかも、コイツ途中から煽る方にシフトしやがってマジ腹立つ。こういう、雰囲気を読んでネタにする事だけはセンスが良いっていうんだから悪循環。
煽りスキルがそれなりに高いから、ダメな奴にはホント蛇蠍のごとく嫌われるんだよ!とりあえず、ウゼェので反撃だけはしておく。まあ、覚えているかは…わからんけど。
「そういうとこやぞ?お前の嫌われ部分…」
「フッ…ワ♡ザ♡ト♡」
「コイツ…ホントにわかってないんか?」
「さーて、どうだろうなぁ?」
「……お前、飛龍の事…好きだよな?てぇてぇ」
「フッ…当たり前だろう?」
「あ、通じて無かったわ…」
普通なら、スッゲー迷惑そうな顔をする場面なのに訳のわからん返しが来たので思考の連動が止まっている事を理解する。
つか、ある程度パターンを決めて会話に合わせて煽ってるだけなんだな?煽っているだけなんだな!?コイツ、マジで…コイツ!!
「…………スゥ〜~~」
マジで、大変そうだな?ギャグキャラも…てか、ギャグキャラなのに死んだんだぜ?コイツ。俺の精神的なアレコレによって、その結末が引き寄せられた結果ではあるんだけれど。まさか、ギャグ系の物語でもソレを避けられないとは思わなかった。
だって言うのに、転生した後に”零の次元“へ辿り着いたのは流石と言わざるを得ない。そもそも、死んだんだから新たな人生を歩めば良いのにまた過去の仲間とツルんでる辺りコイツも過去の呪縛から逃れられてないんだよな?まあ、コイツが望んだ事かもしれないけど…本当の所はわからん。
「それ程、強固にしたつもりは無いんだけどなぁ?結局、どいつもこいつも過去に縛られやがって…マジ、そういう所なんだよなぁ…」
もう、サクッと過去を切り捨てて新たな人生を送れば何の柵も考える事なく生きられたハズなのに…戻ってくる辺り、コイツも過去に縛られているだけの存在だ。
だからこそ、俺はあの集まりを『傷の舐め合い場』と称している。未来を見ず、過去に囚われて仲間同士で傷の舐め合いをするお馬鹿さん達。
そんなつもりは無くても、あの場に戻って来た時点でそのレッテルを貼られるって言うのに。
「ちゃんと、選択肢は与えたハズなんだけどなぁ?なんで、戻って来たのやら。戻らなければ…」
戻らなければ、あんな『旧・神族』との戦いに巻き込まれずに済んだはずだ。もっと、未来を見て『元鞘』以外の選択肢を選んでいれば…真っ当な人生を歩めたかも知れない。
「もっと、別の未来があったのにな?」
これが、想像(創造)者のジレンマなんだろう。物語のレールに則って、キャラ達が動いてくれる事に安心感を覚えるけれど。
そのルートから外れ、自己中な行動をしてくれたら…今とは違う未来があったかもしれない。そんな風に、思ってしまう自分がいる。その人生が、変わる事が無い事を知っているのに…そのレールから外れて欲しいと思うのは我儘なんだろうか?
ーーーホント、ままならないね。
この後の展開がわかっているから…そうなる様に創ってしまったから…後悔しか先に立たない。
結論は決まっているのに、幸せになって欲しいと願う自分に嫌悪。でも、精算は必要不可欠だから救われて欲しいけど…そうならない事が、今ある世界と未来の世界の為なのが何ともヤる瀬無い。
「……全部纏めて、ハッピーエンドにならないモノか…奇跡でも起これば、ワンちゃん?」
その為に必要なリソースが、どれだけ必要なのかっていうのも知っているが故に無理だとわかる…わかってしまう。自分が、生み出したキャラクターだからこそ助けたいっていうのもあるんだけれど。
それ以上に、コイツ等の人生が今後どうなって行くか知っているが故にあり得ない奇跡を願ってしまうんだ。
「コレが、俺の“罪”なんだな…」
因果の逆転…”罪“と“罰”。それに加えて、過剰なストレスか…ホント、良くできてやがる。世界ってのは…なんで、こんなにも理不尽なんだ!?
「負の円環か…厄介なモノに当てはめられたな?俺…だが、わかっているか?世界ーーーっ!!」
マイナスの円環があるなら、当然プラスの円環もあるんだぜ?確率的には、刹那レベルでウケるけど。
そもそも、“俺”っていう存在は”後付け“なんだろう?そんなモンを、『マイナス』として加えたらアイツ等がどれだけプラスの存在だったとしてもソコに齟齬が生まれても仕方がない。
つか、“俺”は制御が効かなくなったアイツ等のプラスを相殺する為に加えられた『生贄』だ。その為に、アイツ等の過去を俺の精神で歪めたんだろうけど…それはそれ。これはこれ…なんだよなぁ。
つまり、”俺“に対する理不尽を相殺するモノが必要になる。ソレが、未来や来世の幸福であるとするなら俺は間違いなく“ソレ”をベットしちまうぞ?
なんたって、必要なリソースが天文学的な数字なんだから。ソレを手繰り寄せる為に、簡単に賭けの勝負に乗っけちまうぞ?
だからこそ、俺がコイツ等に直接関わっているんだ。誤差の範囲だったとしても、可能性が広がるってんなら俺はその可能性に賭ける。
何が何でも、コイツ等に関わり続ける!!
「最悪、代償対価の魔法で…」
自分が、どれだけの価値になるかはわからないけど…存在しないハズの存在が、物語を引っ掻き回したならば転生者達の様に未来が変わってくれるかもしれない。これは、賭けだ。己が、創ったキャラクター達をどれだけ未来に残せるかを決める賭け。
そんな、やり直しの効かない賭けに俺は己の身を投じている。如月双夜達とは、また違った闘いではあるけれど。想像(創造)者の我儘…通してやる。
「とりあえず、こっから出るか…」
未だに、理由のわからないパターンを繰り返すセイビアを連れて俺は次元の狭間から世界の内側へ移動する。そうすれば、思考の連立に戻ったセイビアがまともな思考を取り戻し自立するからちょっとはマシな会話になるだろう。
まったく、厄介なシステムが存在していたモノである。作者である”俺“も知らないシステム。きっと、俺よりも上位の存在が加えたんだろうけど…誰に喧嘩売ったか、わからせてやるよ…!!
「人間、舐めんなよ?クソったれ、が!!」
負ける確率が濃厚なので、愚痴を零しながら気合いを入れる様に世界へ入る。それによって、思考を取り戻したセイビアがキョトンとしていたので断りを入れてから組織へと連れて行って貰った。
「俺の存在価値よ…願わくば、彼の者達に『未来』という祝福を……」
いずれ来る、未来と過去の精算を決める戦い…色んな仕掛けを施してはいるものの、どんな未来になるかまったくわからない賭け。
鍵は、『静』。
起動させるのは、『双夜』。
俺が、『代償』で…対価はーーー。
「“生贄”なんて役割を俺に枷たんだから、代償は”俺“しか考えられない。なら、対価は…」
ちゃんと、ソレが載ってくれるかはわからない。でも、世界のシステムに俺を組み込んだんだから問題なく起動できるだろう。実績は、如月双夜が実証してくれたから…多分、大丈夫。
すまんな?如月双夜。
最後の最後まで、お前頼りになっちまうけど…多分、これが最適解なんだと思うぜ?マジで、お前にとっては迷惑以外の何者でも無いだろうけど…存在するハズの無い『静』の未来を加えた手前、一蓮托生なんだ。
許せとは言わん。寧ろ、許さないでくれ…それが、お前という存在を創ってしまった者の宿罪だ。
だから、幸せになれ…我が、キャラクター達!!
。
忘れていた回。『開幕』…うっかりしていたよ。本当なら、本編の前に差し込む予定だった話なんだけど。久しぶり過ぎて、更にシステムの操作も忘れちゃってて右往左往しながら投稿したから放置されてたヤツw
ホントに、間を空けるとこういう事になるから勘弁して欲しいところ。とりあえず、ちょくちょく更新していくので見捨てないで下さい。
土下座→ m(_ _)m。
という訳で、(仮)が『高町なのは』を解放した後の話です。本当にこっちが先だったんよ。でもって、内容的に双夜達がどえらい能力を持つ事になった理由でもあります。作者のキャラクターに対する罪の意識が作っちゃった仮初の自分?ですかねぇ?
結果、こういう感じに落ち着いた訳よ。
異世界転移が、《楽しいモノだけじゃない》っていうのを詰め込んでたらできちゃった自分?と言っても過言ではない話になったヤツ。自身の名前を与えて、徹底的にこれでもか!!ってくらいに理不尽をぶっ込んだ物語…(仮)の物語は、《超絶で絶対的な理不尽を押し付けられる物語》となっています。
最初の異世界転移で、理不尽に扱われた少年が自然と生えて来た『不老不死』というエクストラスキルに振り回される物語だったんだけどねぇ?以降、異世界に転移する度にソレを欲する愚者共に拷問され続けるだけの話。まあ、面白みは一切ないし表に出す事もないと思ってた作者の頭の中だけで存在する物語だったんだけど…出て来ちゃったから語るわって事になりました。
予定は無かった話なので、使い魔達にでも語ってもらおうかな?
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれてありがとうございます。