絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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五七七話

Re:

 

苦悩の果てに、苦し紛れの言い訳で何とかその場を凌いだ俺は二度とBLネタは口走らない事を誓った。ちょっとした、気の迷いだったんだ!だから、フル◯起してなければ事故らないって言っちゃったんだよおおぉぉぉ!!

 

なんて、言えたもんじゃねぇからな。

まあ、そんな事故も余程ふざけてなければ起きるはずもなく。バカバカしい、アホ男子の戯言でしかないんだけど……一部の使い魔さん達(♀)が、メッチャ目をキラキラさせていたので多分思考が腐ってるお嬢様方なんだと思われる。

 

つか、使い魔さん達の中にもお腐れ様が混じっているのかと震えたわ!!一体、誰がBLなんて布教したんだろうな?

とりあえず、師匠でない事を祈る。

 

それはさておき、現在わかっている現状を示そう。ずっと、茶番に付き合わせるのも悪いからな。ま、誰にそんな事を伝えようとしているのかはわからないけど。つまんないだろう?平凡な近況をツラツラ語られてもさ?

 

今の所、わかっている転生者の動きは……時空管理局・本局への襲撃と、聖王のゆりかごを奪う事らしい。一応、聖王のゆりかごを奪われても構わないらしいんだけど。

 

時空管理局・本局の襲撃だけは、回避したいと師匠は意気込んでいた。回避が無理なら、逆襲撃をかます気とのこと。

 

てか、逆襲撃って……とも思ったけれど、師匠の話を聞けば聞くほど『襲撃』という言葉が頭を過るっていうオチだった。

マジで、逆襲撃なんだよ。

 

そもそも、魔導士を質量兵器で殺すのは無理だと思ったんだけど。初期の頃に、存在したレアスキル(神様特典)でリンカーコアを封じるヤツがあったのを覚えているだろうか?

 

アレの保持者が、また現れた挙げ句その襲撃の記憶を持ったままの転生者が居たらしい。それによって、時空管理局への襲撃が成功する旨を他の転生者に伝えて準備している模様。師匠は、それを阻止するべく動き回っている。

 

なんでも、根回しをして置かないといざという時に呼び出せない存在がいるんだとか……ぶっちゃけ、“彼”を呼び寄せると聞いた時は正気を疑ったよ。

 

下手をしたら、二次災害どころの話じゃなかったからね?まあ、よくよく考えてみたらいつも通り狂気の沙汰だったけど(苦笑)。

 

しかし、時空管理局の人員全てを使い魔にすり替えるとか言い出された時は頭がおかしくなったのかと思っちゃったよ。

 

管理局の人員が、どれだけ居ると思ってんの!?そりゃ、総合的な人員数はボカされていて俺もそれを把握してないけれど。

 

しかし、万年人材不足だと喘いでいたくらいだ。そう、多くはないかも知れない。

とりあえず、師匠には億、兆、京、垓、杼の『杼(ジョ)』までは人員を用意できると断言された。

 

ただし、能力的には人間に毛が生えた程度のモノらしい。数が、増えれば増えるだけ分配される魔力が少なくなって超人的な能力は失われるんだってさ。だから、側近の三体だけは通常運行にして残りを等倍分配すれば杼くらいは用意できるとのこと。

ハッキリ言って、無茶苦茶である。

 

しかも、それに必要とされる魔力はお休み中の《神殺し》達だけでは足りないらしく…とある人物から、借り受けるとか言っていた。まあ、借りを返して貰うだけだからソレに掛かる費用とかは発生しないらしいけど。

 

つか、魔力にしろ何にしろ何処から掻き集めて来るあたり師匠は紛うことない魔術師なんだと実感した。まあ、だからといって何か変わる訳でも無いんだけどな。

 

だけど、何とは言わないけど例の物語みたいでワクワクするよな?正に、ロマンを詰め込んだ様な話である。物語の再現みたいで、かなり憧れてしまう。

 

ただし、神話再現は勘弁して下さい。きっと…多分…メイビー。ちょっとは、きっと近づけたとは思うけど?あのレベルに至れるかは、また別問題だと師範代達が言う。

 

まあ、俺も同意見だと断言しておこう。

つか、無理じゃね?一応、聖剣エクスカリバーを使うからそれに通じるスキルは生えて来た。けれど、実物のセイバーと同等の剣技が使えない時点であのレベルには至れない。

 

しかも、俺の純粋な属性が重力方面に寄っているから光属性と風属性が生えて来るかは未知の領域だ。素質があれば、生えて来るらしいけど…俺の素質は、土属性なんだよなぁ。

 

「どうしろと!?」

 

それでも、まあ…なんとか、聖剣を使えてはいる。使えてはいるけど…師範代達は、きっと俺に聖剣から《ダーティ・ニーズ》へ乗り換えを推奨しているんだと思われた。

 

実際、聖剣よりも《ダーティ・ニーズ》の方が俺との相性が良いのは間違いない。

 

師匠はというと、聖剣だろうが《ダーティ・ニーズ》だろうが『使えるならどちらでも良い』と言っちゃう派だから…任務さえ、達成できるなら何も言わないと思われ。つか、師匠の場合は『色んな経験を積め!』とか言い出しそうである。

 

きっとそのうち、色んな属性の武器を渡されて振り回すはめになりそうだーーと、師範代に言ってみた所…なんか、スッゲー納得されたんだが!?

 

「間違いなく、万能型にされそうですね。兄様は」

 

「間違いなく、万能型になるのだろうの。兄様は」

 

「それって、だいぶ先の展望ですよね?」

 

「「先になればいい(の)ですね?」」

 

嫌な展望である。一本に絞れば良いじゃん!?そりゃ、臨機応変に対応できるのなら最高ではあるけれど。属性が変わる度に、戦い方や戦術を変更させられそうで怖い。いや、属性が変われば戦術も変わるのは定石。ならば、それ相応の責務が課されるのは間違いない。

 

嗚呼…鍛錬が増える(泣)。

 

「一日中、鍛錬三昧…」

 

「今と、何が違うんですかね?」

 

「きっと、大悟の気分の問題よ。気にするだけ、無駄だわ。だって、最終的に文句を言いながらやるでしょうし…」

 

「それはそう…」

 

「なら、口答えなんて意味ないじゃん…」

 

「まるで、マスターの様な天邪鬼よな?兄様」

 

「ホント、マスターに似てきましたね?兄様」

 

「くっ…」

 

あんまり、良くない事を言われているのに師匠と似ていると言われてちょっと嬉しく感じるとか…末期だな。というか、性質より能力の方に近付きたい。

 

ま、今直ぐとか無理なんだけど。

一万年以上の差があるんだ。最悪、人生ハードモードスタートだからもっと差があるかも知れない。

 

ぶっちゃけ、最初の神様転生でイージーモードスタートをやらかしているからその分以上に出遅れている感が否めない。

 

「前の人生から、甘えた人生だったからなぁ…」

 

人生ハードモードVS人生イージーモード…敗北者?

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

 

「え!?ちょ、何?どうしたの!?」

 

「ファ!?ちょ、神崎さん!る唐突に頭抱えて崩れ落ちないでくれません!?」

 

「色々、精神に来るモノがあるのでしょうね?」

 

「我々とて、出遅れ感は否めぬからの…」

 

なんで、なんで×無限ーー俺は、なんでイージーモードなんて選んだんだぁぁぁ!!(やり過ぎ注意)

 

「ぁぁぁ、ぁ、あ↑っあ↓っあ。とまあ、後悔はここまでにして…俺ら、今、何してんの?」

 

「おっとっと…唐突に復帰しないでもろて…」

 

「なにって………何かしら?」

 

「師匠は、《紫天の書》持って消えちゃったじゃないですか…まあ、暗躍しに行ったんだろうけど…」

 

だって言うのに、俺らダベって暇してるだけなんだよなぁ。つか、転生者達の争いに参加する訳でもなく仲裁する訳でもなく遠巻きに見てるだけでマジ何もしてない。

やってる事と言えば、いつも通り鍛錬して日々の糧を得て使い魔さん達と交流しているだけである。

 

「今は、次元航行艦であるアースラをフルメンテしておる所だの。アルカンシェルの封印を解除し、魔導兵装を積み込んでおる所じゃ」

 

「「「魔導兵装…」」」

 

「もちろん、組織ではなく(仮)様から譲り受けた試作機ですが…試し撃ちして、使えそうならそのまま運用する予定です」

 

「後は、虚数空間でも稼動可能な魔導エンジンが開発されたとかで試運転は済ませてあると聞いてます?」

 

「……(仮)って、師匠に名前を借りてる方ですよね?組織は、オーバーテクノロジーを扱っているとは聞いていましたが(仮)さんは何を扱っておられるんですか?」

 

「「魔工技術(だの)ですね」」

 

「師匠と、同じ?」

 

「同じ…かどうかはわかりませんが、マスターとは別の種目を専攻しておられますのでマスターがお持ちでない物が送られて来る事もあります」

 

「だからこそ、マスターに名を借りておるんじゃ。連名だと、色々面倒だからどっちかでまとめた方が通しやすくて良いと言っておったの?」

 

「えっと?どっかに、登録でもしているんですか?なんか、手続きが面倒臭いって聞こえる……」

 

「組織に所属する者が作るモノは、登録が必須じゃから……でなければ、無法地帯になりかねん」

 

「なんで、そんな事に……」

 

「普通なら、魔法技術にしろ科学技術にしろどちらか一方を突き詰めてより強力なモノにするのが一般的です。ですが、マスターやあの方は魔法と科学を掛け合わせて『いいとこ取り』をしようとしまして…」

 

「目を付けられたんだの」

 

「……で、登録が義務になったと…」

 

「ただ……登録されたからと言って、解析できるとは言ってません。完全なブラックBOXらしいですよ?」

 

「うはーw ウケる~www」

 

「それって、意味あるの?」

 

「無いから、あの方は面倒と言い切っておるの」

 

「科学で、魔法を解析できるはずがありません」

 

「理屈を論文にせんからの。アヤツは…」

 

「できたモノをそのまま提出して放置されております。ただ、動くんですよね…提出されたモノが…」

 

「理屈もクソもヘッタクレも無いモノがスイッチ一つで動くんというのは恐怖だろうの?」

 

「それが、兵器であればあるほどに…」

 

「ははっ、怖すぎるんだが?」

 

それってもう、教える気とか全然ないですよね?

 

とりあえず、作ったから完成品を提出して登録だけしてる感が半端ない。つか、兵器をそのまま提出ってどんなパンドラだよ!?スイッチすら、押せない危険物じゃないですか!これは、確信犯だな!!

 

「というか、(仮)さんは理論書を提出しないんですか?師匠が、そういうのを全然しないっていうならあの人がやってくれそうですけど?」

 

「ああ、アヤツはな…」

 

「ロックが掛かっているそうです」

 

「「「ロック?」」」

 

「頭の中にある理論を媒体に写したり、言葉で説明しようとすると誰にもわからない言語になるそうですね」

 

「実際、目の前でやらせたら《真実の瞳》ですらも弾かれたからの…アレは、神々に属する者だからそういう【呪】が掛かっているんだろうという結論だ」

 

「【デウス・エクス・マキナ】という科学を司る神が関わっているそうですから難しいですね」

 

「マジ?つか、あの人も《神殺し》なんですよね?」

 

「アヤツは、正規《神殺し》だの」

 

「宮仕えの《神殺し》とも呼ばれますね」

 

「…正規?なら、俺達は?」

 

「「非正規(だの)ですね」」

 

《神殺し》に正規とか非正規とかがあるとは…てか、コチラ側の組織は”悪の“組織だもんな?そりゃ、非正規にしておくだろうさ。そういう所、〈鮮血の〉さんとか真面目にやりそう…ま、真面目っていうのも変なんだけど。〈鮮血の〉さんなら、やりかねない。

 

「…正規と非正規の違いってなんですか?」

 

「正規《神殺し》は、神々から直々に邪神討伐を言い渡されて漸く神を討てる職業だそうです。それまでは、多少の暴走は許されますので後手に回りやすいですね。まあ、あの人自体が暴走気味ですけど」

 

「衝撃的だからの?アヤツの戦歴、聞いてみると本気でヤバい経歴がならんでおるぞ?」

 

「私も、神々が一人の人間をイジメていたと聞いた時は驚きましたが…命令も出ていないのに、主犯と主犯をイジメていた女神達と主神を虐殺した上に統括神まで殺そうとしたと聞いた時はとても衝撃的でした」 

 

「アヤツは、キレたらヤバい《神殺し》だ…」

 

《正規》って言うから、もっとお堅いイメージを思い浮かべていたのに話を聞いてみたら只のサイコパスだった件について。

つか、超ヤベー奴じゃん!

 

何を思って、神々を虐殺しているのかはわからないけれど…上役にまで波及させるとか、頭おかしいとしか言い様が無かった。

 

そりゃ、創り上げた世界への干渉とかしちゃいけないってルールがあるのは知ってるけれど。だからといって、主犯?とイジメてた奴に加え主神と統括神にまで手を出すのがおかしいと思ってしまう。

 

そりゃさ、特定の人間を神様が不幸のドン底に貶めるのはダメだと思うけどさ…だからって、皆殺しはアカンて!

 

「それって、問題にならなかったんですか?」

 

「普通に問題です。とはいえ、ブチギレた彼の言い分も否定できるものでもないでしたから、“神々の裁判”に掛けられました」

 

「まあ、そこでもアヤツの恐怖は留まる事を知らず。不当な裁判になったら、その場にいる神々を殺してでも勝ちに行く気配がバリバリで…アヤツの狂気っぷりに反抗できんかった神々が負けよったw」

 

無双してて草。

つか、《神々の裁判》と銘打たれているのに人間側が無双してるんだけど?

 

「それって、公平に欠けているのでは?」

 

「そもそも、異世界の人間だったとしても造物主が創り上げた創造物であるソレを利子私欲でオモチャの様に扱っていた女神が悪いのです。しかも、ソレを成す為に法を破っていたのですから普通に有罪でしたよ。まあ、あの方に取ってはルールなんてあって無いようなモノでしょうけど…」

 

「正に、ソレよな?寧ろ、神々に有利な裁判だと思っておったと宣っておったから暴れる前提であった様だったがの?」

 

暴れる前提って、恐ろし過ぎて草しか生えない。

 

つか、ソレを想定して裁判に武器を持ち込んでいたらしいからヤバかった。どうやって、持ち込んだんだよ!?普通は、入廷前に取り上げられるだろ!?

 

「持ち込んだルートは未だに分かっていません」

 

「というかの…“非”《正規》であるハズの組織ですら呼び込んでいたというからヤバいの…」

 

「武器もそうですが、人員ですら呼び込んでいる時点であの方の暴挙は異常を遥かに超えてます」

 

「ヤバ過ぎて草」

 

「どうやって引き込んだんだよ!?」

 

「神々すらもドン引きでしたよ?」

 

ガチで、本気過ぎた(仮)さんだった。

 

「カチコミStandby…」

 

「敗訴で、虐殺再現?どんな伝説になるつもりなんだよ!?その人、本当に《正規》だったんですか!?本当は、“非”《正規》なんじゃ…」

 

「「知(らぬ)りません」」

 

ヤベェな?《正規》の癖に、犯罪者思考の奴が“神々の使徒”やってるって…マジ、ドン引きですわ。

 

つか、(仮)さんの方が組織の人で師匠が《正規》なんじゃね?と思ってしまう。

どう考えても、師匠より(仮)さんの方がヤバい系の人物だろう?

 

「どうなってんだよ!?《正規》人員の方がヤバいっておかしすぎるんだが!?」

 

「おかしいのは、あの方だけで他の方々は普通ですよ?ホントに普通…の宮仕えです」

 

「あ、アヤツだけだの。神々の虐殺をしておるのは…余り、《正規》のヤツでそういう話を聞く者は居らぬからの…」

 

まあ、この程度なら「サイコパス」の一言でまとめられるんだが…この後の話もヤバかった。つか、あの人の後ろにとんでもない存在が居るっていうんだから頭が痛い。

 

そもそも、あの人がそこまで強気で居られるのには理由があるらしい。それは、あの人自身を保護している高位の神様が居るからなんだと。その存在が、神々の世界では上から2番目にあたる権力を持つ存在なんだって。

 

「まさか、ソレに笠を着て暴れているの!?」

 

「いえ、本人は基本その事を忘れています」

 

「言われて、『そう言えば…』となる奴だからの」

 

「…………強気でいる理由?」

 

「いえ、その後ろ盾があろうとなかろうとあの方はあの方だと思いますよ?まあ、後付けの理由ですね(視線逸らし)」

 

「実際、後ろ盾なぞ関係なく暴れておるの」

 

「因みに、神々の権力図は王権制度の様な形式をしております。それによって、No.1が“神々の王”である“神王”と呼ばれ…そのNo.2が、王妃に該当する“聖母神”になります。あの方は、聖母神直属の部隊に配属されている……“境界の守護者”ですね」

 

「《神殺し》は、お手伝い、だったの…」

 

「境界の守護者とは、世界と世界の隔たりを守る存在です。世界の垣根を越えて、行方不明になった方々を探し出して元の世界に送る事が仕事です」

 

「また、途方もない仕事ですね?」

 

しかも、砂漠どころか宇宙レベルで豆一粒を探すのに等しいヤバい話だ。まあ、神々が対象の居場所を示してくれるからそれなりに簡単なお仕事ではあるらしいけど。

 

「ですが、異世界転移した者が素直に応じてくれるとは限りません。もちろん、『俺が主人公だ!』と言って憚らない方は多いそうです」

 

「うむ。普通は、そういう者が喚く事が多いの」

 

「……普通は?」

 

「アヤツは、一ヶ月程放置してから迎えに行くと言っておったの?それで、適応するかどうかを見定めて姿を出す出さないを決めるそうだ」

 

なんだろう?何か、不穏な空気が漂って参りましたよ?何で、怪しさいっぱいな感じがするんですかね?コレ、絶対に適応した奴いないんじゃね?

 

「…………で?」

 

「大抵は、姿を出した時点で『何でもっと早く迎えに来ないんだよ!?』と詰められ…酷い時は、殴られる事もあるそうです」

 

つか、何で逆ギレしてんの?

 

そもそも、何で転移者は居残りたいんじゃなくて迎えに来ない事に憤ってるの?普通は、逆だろう?異世界に行けたなら、もっと弾けて大喜びしててもおかしくないんじゃね?なのに…帰る気満々?

 

「一応、命の保護として使い魔が気が付かれない様に付いているそうだがの…」

 

「ええ。命の危機が訪れない限り、何もしない使い魔ではありますが…」

 

「神様特典で、己の能力だと思っておったらただの保護…というオチだからの…」

 

「そういう場合は、囮役にされていたり危険な場所に落とされて命からがら逃げ戻るのが転移者の末路ですね」

 

「最悪で草」

 

そりゃ、帰る気満々になりますわ。

つか、意味がわからん。己が主人公だと宣っていたのなら、何かしらのアクションはやっててもおかしくないんだけど?もっと、深堀りしないと視えて来ないのかな?

 

「つか、何で囮役なんかになってんの?主人公だって言うなら、アタッカー役とかになってるんじゃ?」

 

「現代人にアタッカー役は無理です」

 

「そもそも、平和な国で普通に生きていた者が異世界に転移したからといって急に蛮族になれると思うかの?無理じゃな」

 

「武器を持って、鎧を着込んで普段通りに動けるならやってみて下さい。革の鎧だったとしてもそれなりに重量があるんですよ?」

 

「自衛隊の様な訓練を日常的にしておるなら兎も角、一般人がマトモに戦えるとは到底いえん」

 

「最初の1週間程で心が折れて、町中の仕事に従事しても肉体労働しかありません」

 

「何れも、体力勝負な異世界で現代人がまともな職に就ける訳が無い。しかも、チート能力なぞ無い無い尽くしで命の保護があるだけと来たら…」

 

「囮役を買って出て、ヒィヒィ言いながら逃げ回るだけしかできませんからね?」

 

「地獄過ぎんだろ!?」

 

「地獄で草」

 

「現代知識は…お金が無くて意味なしか…」

 

商売をしようにも、元手が無くて詰むんですね?なら、持ち物を売ってお金を作ればいいと思うかも知れないけど…ヒョロっとした奴が、大金持ってるってわかったらカツアゲされるだけなんだそうだ。

異世界では、腕っぷしが全てらしい。

 

「なんか、実力主義に躓いている感じですね?」

 

体力は無いし、腕っぷしなんて以ての外な現代っ子に異世界って厳しいんじゃね?チート無かったら、何も出来ない事が確定なんですが?

 

そりゃ、一ヶ月放置するだけで心折れた馬鹿が簡単に回収できるっていうなら俺もそうするだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




如月双夜(仮)の経歴を並べて見てみたら…ガチで、狂人のソレなんだよなぁw
いやー、まあ、うん。…狂人なんよ(笑)。

や、ちゃうねん。本当は、もっと違う感じにしようと思ったんよ?でも、正気度が薄くてアイツの人生経歴を考えると狂人にしかならんねん。マジ、異世界へ連れて行かれる度に捕まって拷問を受けてるから狂っててもおかしくは無いヤツなんだけど。
正気度が薄いから、精神がまともなままで発狂してないだけマシな奴やねん。……何言ってるかわからないかも知れないけど。まあ、そういう感じのキャラクターになってしもた作者の分身ですw。

初めの転移?で、ギフト【良縁結】によってオーバーなテクノロジーの世界を引き当てて人の良い現地人に拾われ頭の中に超技術の知識を焼き付けられた(唯一のチート)って前提で…剣と魔法の世界を旅する生産系能力に極ブリな生産職やねん。戦闘系能力はゼロ。ステータスもゴミ。でも、長い年月(二兆年)で培った経験だけで戦うガチ物理戦士。魔法もあるけど…戦闘系の魔法は無し。しかも、魔法を飛ばす適性が皆無。戦闘系じゃない魔法なら使えるから、ソレを閃きと工夫で戦闘に使う脳筋ってキャラになったんよw。防御魔法を加速術式で飛ばすとか(レールガン級)…アイテムボックスから、百メートル級の釘と一キロ級の隕石モドキを取り出して軌道計算後に超物理で殴る物理アタッカー…やっぱり、何言ってるかわからん分身だったわwww
そんな、頭がおかしいキャラクターになってしまった分身だwww

【ギフト】に関しては、一人に一つだけ与えられる才能みたいな取り扱いだ。まあ、一生知らんままで終わる系のモノだけど。
気が付ければ、それなりに利用できる祝福だと思って貰えれば良いヤツ。まあ、(仮)を異世界に生贄と捧げた見習い神に「これから死ぬお前には不要の産物だから俺が貰っといてやるよ(ジャイヤンかな?)」と奪われて2度目の異世界転移時に喪われたギフト。見習い神のお小遣いになるはずだった生贄から、正規《神殺し》になった狂人。

とりあえず、もうちょっとリハビリに付き合ってね?途中で辞められなくなった話ともいう。わかってる。わかってるんよ…でも、始めちゃったら終わらせないと…ねぇ?

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