絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
名前だけでも良いのでくださいませんか?
サブ登場人物の名前も募集中です!
Re:
翌朝、俺達は翠屋へ行ってみた。
しかし、そこに翠屋はなく更地と化している土地があるだけだ。そこから、ハラオウン家のはずのマンションに行くと別の人が住んでいたり……八神はやてが、自分家に戻ってみると言い出して行ってみれば、これまた更地と化していた。
「ホンマに、私の知ってる世界とは違うんやね……」
「だがら、そう言っているだろう?」
「せやけど、自分の目でちゃんと確認せんかったらわからへんやん……」
既に、守護騎士達からは高町なのはやフェイト・T・ハラオウンと共に管理局の局員になって働いていたかどうかを確認。
だけど、ヴィータに強く無かった事を言われてショックを受けていたから、目の前にいる守護騎士が自分の知る守護騎士ではないと理解している様だが……だからこそ、俺は心配で仕方がなかった。何故なら、今の八神はやてには気を許せる程の友人がいない。この間まで、精神を病んでいたというのに今度は別の病気になりそうで気が気では無かった。
その後は、図書館へ行って再度過去の新聞を見たり……バニングス家跡地へ行って、八神はやてが少し泣いたりした場面もあった。そして今は、月村家の屋敷に戻って来て使い魔がそこそこ綺麗にしたベットで八神はやてが休んでいる。
「…………なあ」
「ん。なんだ?」
「アインスは?どないなったん……?なんで、私……この姿のままなん!?」
自分が、ユニゾンしたままの姿である事が余程気になるらしい。幾つか、可能性を提示できるとはいえ、確実な事は言えない。
「僕がわかるのは、闇の書の管制人格に八神はやてが登録されてるっていう事実だけだ。憶測で良いなら、幾つか可能性を提示できるが……」
「つまり、わからへんって事やね…………せや!管理局行って、詳しく調べて貰ったらどうや?」
「…………今、本局は……………………はあ!?」
本局に置いてきた使い魔を叩き起こすと、何故か虚数空間にいた。理由を聞いたら、複数のアルカンシェルの攻撃によって無理矢理押し込められたらしい。その使い魔をこちらへ呼び戻しつつ、本局に人がいなかった原因に納得する。
局内に人がいなかったのは、闇の書の襲撃によって局員全員が避難した上で、アルカンシェルを本局に叩き込む為だった訳だ。それを伝えたら、八神はやては顔を青くして頭を抱え「アカン。詰んだ……」とか呟いている。そもそも、八神はやては闇の書そのモノだから本局に出向くと問答無用で攻撃を受けたあげく、アルカンシェルで消し飛ばされる運命にあると言えた。
「ああ……どないしたらええんや!?」
「過去へ行って、改竄するしか無いんじゃねぇ?」
「そんなん、無理に決まっとるやろ!?」
「お前らには無理でも、僕は可能だけど……」
「ああ……どないしょ。どないしたらーーーなんやて!?」
頭を抱えて悶絶していた八神はやてが、ガバッ!!と起き上がって俺の両肩を掴んだ。
ちょっと、目が逝っちゃてて怖い。
八神はやて本人としては、藁にもすがる思いを実写しているつもりなんだろうが……未来の平行世界で、虐められた者としてはただ怖いだけだった。
八神はやてを突飛ばし、シャマル先生の元に駆け寄り抱き付く。そして、八神はやてを指差して訴える。
「シャマル先生ぇ……あれ、怖いぃ!!」
一瞬、八神はやての元に駆け寄ろうとしたシャマル先生だったが……俺にしがみつかれて動けず、そのまま俺を見下ろして笑顔で「大丈夫ですよぉ~」と頭を撫でてくれた。
「ちょぉっ!なに懐柔してんねん!?」
「未来で、自分がしたことを思い出せ!?」
「…………可愛い悪戯やん」
「人のトラウマ、散々抉っといて何言ってやがる!?」
「『女性の裸が苦手』なんて、そんなおもろい話……放って置ける訳ないやんか!!」
「仕方ないだろう!?そういう呪いなんだから!!で、行くのか行かないのか言ってみろ!!」
「行ける訳ないやろ!?仮にも、時空管理局の査察官やっていてたんやで!?」
「じゃあ、このまま全部棚上げの放置で時空管理局に追われる日々を謳歌したいって事かぁ!?」
「そんな事ゆうとらへん!私はただ、この状況をどうにかできんか?って訊いただけやっ!!」
「すがり付いてきた奴が良く言った!なら、ここで待ってろよ!僕が過去へ行って、歴史を改竄してくるからっ!!」
「そんなん、許さへんよ!!シグナムっ!!」
「はっ!」
「僕のバインドを引き千切れるか試してみろっ!!……にゃははは!!ザマァ無いなぁ!!んー?」
「シグナム……解放してぇ!」
「解放しろと言われてするか!?そうだ!闇の書の主には僕がなってやるよ!!八神はやてを切り離して、その代わりに僕がシグナム達の家族になるってのはどうよ!?」
「はぁ!?ふざけんなや!!」
「ふざけてねぇよ!お前が、過去に行かないのならそういう未来も有りで良いじゃねえか!?なぁ!シグナムっ!!」
「~~~~~っ!!行くに決まっとるやろ!?ついでに、全部ハッピーエンドにしたるわぁ!!」
「…………はっ!チョロいな……」
「……?…………はっ!?しもたぁ!待った!今の、無し……無しやぁ!!」
まんまと俺の口車に乗せられた八神はやてが、暫定的にではあるが過去へ行く事を了承。昨日は断られたので、言質を録りに行った訳である。ボイスレコーダーを再生しながら、八神はやてを追い詰めて行く。
『行くに決まっとるやろ!?ついでに、全部ハッピーエンドにしたるわぁ!!』
「言質は録ったぞ?八神はやて……まさか、管理局の査察官が自ら不正を働こうとは……嘆かわしい……」
「クゥ……悔しい!悔しいけど、何も言い返せぇへん!!」
「何、やってんだ?」
ヴィータの冷たい視線と、冷ややかな言葉が痛い。
色々、投げ捨てた感じだけど……そのかわり、得たモノは大きかった。建前(八神はやて)を手に入れ、過去へ行く事が決定したので戦力確認を提案する。
現段階で、未だにわかっていない事を確認。
しかし、八神達は頭の上に?マークを浮かべて首を傾げていた。
「ツヴァイ!八神はやてとユニゾンしてみろ……」
「はいです!はやてちゃん!」
「ようわからへんけど……ツヴァイ、ユニゾンや!」
『ユニゾン、イン!!』
バチッ!!と、静電気の様な音がして二人は弾かれてしまった。これが本番だったなら、とんでもない隙である。
やっぱりなぁ……という気分で、大きな溜め息を吐く。
「なんで、リインとユニゾンでけへんねん!?」
「そりゃ、アインスとユニゾン状態のままだからだろう?もしくは、デバイスとデバイスがユニゾンできるのか?みたいな状態なんだろうさ……」
「つまり、ホンマに私は闇の書の管制人格って事なんか!?」
「…………考えられるのは、闇の書の暴走侵食体が八神はやての肉体を侵食しようとして……それをアインスが、止めようとしたけどできず……仕方がないから、遅延しようとユニゾン状態で頑張った結果管制人格と暴走侵食体が融合。ついでに、八神はやてを侵食融合して今の状態に……とか?」
『ーーーーー』
八神はやてを含めた、守護騎士全員が俺の憶測に沈黙。
八神はやては、無言のまま長考へ。
でも、直ぐに復活した。
「なんでやろ……憶測のはずやのに、凄くありそうな話や……しかも、双夜がなんでそんなに闇の書に詳しいん!?」
「そりゃ、夜天の書の基礎構造を俺のスキルで何度も見てるからだろうな……闇の書から、夜天の書に書き直す事なんて二度三度やっている訳だし……」
「二度三度!?」
「平行世界で、闇の書を夜天の書に戻した事が二度三度あるってだけだよ……」
「なんやそれ…………って、夜天の書の基礎構造を知っとんのか!?せやったら、これ直して!!」
八神はやてが、夜天の書を手に俺に押し付けて来た。
直せと言われても、既に直してあるのでこれ以上はどうしようもない。しかし、混乱中の八神はやては俺の顔に魔導書を押し付けて来る。
それをなんとか押し返して、既に修復されたことを伝えた。
「もう、直っとるんか!?せやったら、なんでリインフォースが私から分離せえへんねん!?」
「ここは、君の世界じゃない。この世界の管制ユニットは、【八神はやて】と完全に融合し……分離は、不可能になっている。今更、闇の書が夜天の書に戻った所で起こってしまった事実は変わらない!」
「そんな……なんとか、なんとかでけへんのか!?」
「ーーーーー《ルール・ブレイカー》ならば、何とかできるかも知れないが……」
「ホンマか!?」
「その場合、【八神はやて】が消滅する可能性がある」
「…………なんで……」
「多分、その肉体は……もう、死んでいるだろうからな……」
「そ、んな……ウソや!せやったら、私はここにーーーあ……」
八神はやてが、何かに気が付いた様に目を見開いた。
そして、そのまま落胆した様に肩を落とす。
「気が付いたみたいだな。そう、今の君は夜天の書の管制人格……人間としての君は、死んでしまったかもしれない。結果的にだろうけど……今の君は、管制ユニットと主が入れ替ってしまった状態だ……」
その上で、【八神はやて】は夜天の書の主でもあるのだろう。でなければ、魔導書が自立活動するはずが無い。
もう二度と、闇の書事件は起きないだろうが……今度は、別の問題が浮上してくる。
つまりは、『闇の書』が『夜天の書』に戻って今度は【紫天の書】になる……ということなのだろうか?
「そんなっ……そんなん、私は…………」
「ならば、更に提案しよう。悪魔の囁きになるかもしれないが…………過去を確変しよう。さすれば、リインフォースを救えるかも知れない……君が、覚悟を決めて事にあたるというのであれば……過去を改竄し、リインフォースが消滅する未来を無かった事にできるかも知れないのだが……どうする?」
「過去の改竄…………ホンマ、悪魔の囁きやな……」
「で、どうするんだ?」
「過去へ行く。それ以外に、方法はなさそうやからな……」
「そうか……なら、一つ問題がある。魔導書を活動させ続ける魔力を、どうにかする必要があるんだが……」
その問題を提示すると、「あ……」という声と共に八神はやては頭を抱えてしゃがみ込んでしまった。
「どないしょぉ……私らの活動の為に、人様から蒐集して迷惑かける訳にも行かへんし……」
「それは……単独活動が可能な魔導書に助言を求めてみれば良いんじゃないか?【紫天の書】よ、ここに……」
呼び出すのは、見た目は夜天の書と変わらない魔導書。
守護騎士が、新たな魔導書の出現に身構えているが……そろそろ、慣れて欲しい所だ。
「ユーリ……」
俺を挟んで、顕現したユーリはオドオドした様子で俺と守護騎士を交互に何度も見て、気合いを入れ直す様に拳を握ると守護騎士達に向き直り挨拶を始めた。
「…………は、はい!……初めまして、ユーリ・エーベルヴァインです!よろしくお願いします!!…………ところで、ですね?私、ずっと待ってたんですよ……このまま呼んで貰えないのかと心配しました……」
守護騎士や八神はやてに一礼したユーリは、盾にしていた俺に対して文句を言い始める。呼んで云々ではなく、自ら勝手に出てきてくれて構わないんだけど……そこは、まだ元々の性格が遠慮させるらしい。
「ツヴァイと俺は、ユニゾンできないからアレだけど……お前は、放っといても活動可能だろう?勝手に出て来て構わないと言ってあっただろうに……」
「で、でも……ツヴァイちゃんが……」
ユーリが、八神はやての近くに浮いているツヴァイを見て遠慮がちに言った。
「ツヴァイは、顕現するにしても俺の魔力を使うからな……戦力が必要な時以外は、出したく無いんだ……ユニゾンもできないし……魔導の資料本としては破格だけど……」
「ううっ……酷い言われようです……」
「元々、ツヴァイを引き取ったのは……俺を知っていて、意志疎通が可能だから話し相手になるかなぁ……って程度の話たった訳だし……」
「デバイスとして、期待されていなかったという事実……とっても、ショックですぅ~……」
ツヴァイが、空中でガックリと落胆のリアクションをする。
その様子が割りと器用で、ちょっと面白かった。
「まあ、いいや……ユーリ、永遠結晶エグザミアの術式って出せるか?」
「術式は、紫天の書にありますから大丈夫ですけど……夜天の書に組み込むのなら、材料の結晶がありませんよ?」
「そっちは、宛があるから問題ない。えっと……」
紫天の書を開いて、永遠結晶エグザミアの術式を閲覧する。それを全て読み切り、思うことはナハトヴァールに関しての事。一応夜天の書から切り離し、魔導書とは別の独自自律防衛運用システムとしてプログラムを改編した。
大容量のリンカーコアも突っ込んであるので、惑星単位の侵食も可能だ。とりあえず、使い魔には良さげな無人惑星を探させるとして……その後は、ちょっとした意地悪をする予定である。ナハトヴァールに、高性能AIを組み込んでアルカンシェルのデータとアルカンシェル無効化の魔法を組んだ。プログラミングされているのは、破滅寄りの思考と対アルカンシェル専用プログラム。それから、自律術式を改良した自律術式【改】。それらによって、自動防衛システム・ナハトヴァールは独立した一つの存在と化し、執用に時空管理局を狙い攻撃しようとする思考ルーチンを組み……更に局員から、魔力を奪う様に仕立てる。
「……………………」
高町なのはやフェイト・テスタロッサの事は、わからないけど月村すずかやアリサ・バニングスは間違いなく時空管理局の仕業だ。それに関係して、月村忍は別の誰かに殺されたとみるべきだろう。まさか、デヴィッドがそんな事をするはずが無いだろうけど……可能性は、零ではない。
リンディさん達には悪いけど、今回の時空管理局には最悪滅んで貰うつもりだ。他にも色々、ナハトヴァールに細工をして使い魔達が選び出した無人世界に《ナハトヴァール改》を転送する。地表に落ちたナハトヴァール改は、直ぐ様無人惑星を侵食融合していく。
その様子は、使い魔経由で俺に伝わった。
そして、ナハトヴァール改が惑星を完全に侵食して巨大な怪物となった所で俺は遠隔超長距離次元転移魔法で時空管理局本局があった次元空間に送り出した。今、彼処は安全宣言が行われて後片付けに奔走している場面である。そんな所にナハトヴァール改を、転送させるのだから面白い事になる事は間違いない。……ざまぁ!!(激怒)
突然現れた、巨大な怪物に慌てふためく局員共の姿が使い魔経由で送られて来る。
近くを飛んでいた次元航行艦が、触手からの攻撃で轟沈し……別の艦は、捕まって飲みまれて行く。
艦中にいた局員達は、ナハトヴァール改によって侵食変化した艦にリンカーコアを蒐集されて一緒に侵食融合されていくし、被害は予想を遥かに超えたモノと化して行った。
結果的に言えば、僅か一日程でその空間内にいた艦隊は全滅。別次元に行っていた、管理局の次元航行艦のみが残ったという感じである。
「……………………」
更に大きくなった、ナハトヴァール改を今度は第一世界へと送り出す。後は、知らん。どうにでもなれ!って感じになった。次元を移動する魔法は、最初から組み込まれていたみたいだし……あれだけの魔導師を、侵食融合させたんだから魔力的なアドバンテージは最早無いだろう。
人間と同じ様に休めば回復する上、次元を渡れば渡るだけ世界を食い荒らしてくれる。
完全な囮の出来上がりであった。
「過去へ旅立つまでの陽動のつもりだったんだけどなぁ……」
このまま行くと、ナハトヴァール改は全次元を滅ぼしてしまうだろう事は、目に見えてわかってしまって少し反省する。
殺り過ぎは良くない。
もう、どうにもならない事なので使い魔達を回収して、守護騎士達を一度夜天の書に戻した八神はやての隣に立つ。
準備は完了済みなので、後は《R・B》と共に時空転移魔法を発動させるだけとなった。
「じゃ、行こうか?」
「了解や!」
「絶対に本は、手放すなよ?不安なら、俺が持っていようか?」
「大丈夫や!この中には、シグナム達もおるから絶対離さへん!!」
「…………わかった……じゃ、行くぞ!!時空転移魔法、発動!!」
俺と八神はやては、時空転移魔法によって発生した光に包まれて次元空間とは別の時空空間へと飲まれて行く。
八神はやてにとって、自身の未来を勝ち取る為の過去の改竄。俺に取っては、未知の【原作介入】の為不安一杯だ。
全く、どうしてこうなったのはかはわからないが……成ってしまったモノは仕方がないので、全力全開で頑張るしか無いだろう。八神はやての気合いは十分。俺は半分逃げ腰で、時空空間をゆっくりと確実に進んで行く。
そして、俺達は五年前の春先に転移アウトした。
………………………………
……………………
目を開けると、真っ暗でかなり遅い時間帯だった。
時間転移は、うまく行ったのでここは海鳴市の何処かのはすだ。隣には、夜天の書を抱き締めたまま目を回している八神はやての姿。良かった……夜天の書は無事な上に、八神はやての現存も問題なさそうである。下手をしていれば、同時間軸内に同一人物が二人いる事となり世界時間統一パニックが起こっていただろう。ほとんど、賭けに近い行為だったけれど大丈夫だったみたいだ。さて、次は拠点の確保だが……やはり、八神家に転がり込んでみるかと更なる賭けに行く。
「ーーじゃねぇ!お、俺のせいじゃねぇ!!俺が、悪い訳じゃねぇんだああぁぁぁーーー!!」
その時、前方の路地から良くわからない事を叫びながら走り去る赤髮の少年を見た。なんの事か、サッパリわからないが……喚きながら、少年は何処かへ行ってしまう。
「???」
ぶっちゃけ、どうでも良い事なので俺は八神はやてを背負おうとした。だが、体格差で八神はやてに押し潰される。
仕方なく、ユーリを呼び出して八神はやてを魄翼で持ち運んで貰うことになった。その間にフレールくんを召喚して、八神家を探すように命じる。
「笑うなよ……」
「ふふふ。すみません……でも、ふふふ……」
何の壺にハマったのか、断続的にユーリが笑っている。
俺達は、近くにあった公園に身を寄せてフレールくん達からの報告を待っていた。
すると、ガサガサと茂みの方から音がして黒いモヤの動物(?)が飛び出して襲って来る。
それをユーリが、魄翼でベチッ!と叩き落とす。
「レイジングハート!!」
《All right. Stand by Ready...set up!!》
ユーリがあしらっている間に、リンカーコアを胸に入れてBJを展開した俺はディバインバスターで黒いモヤを撃退した。すると、菱形の青い石が三つ現れる。何だコレ……と、首を傾げていたらレイジングハートが、自分をその石に向けて欲しいと願い出たので言う通りに近付けたら、その青い石をレイジングハートが飲み込んでしまった。
「大丈夫なのか!?そんなの飲み込んで……」
《No problem...》
問題ないらしいので、BJのみを解除してレイジングハートから先程の石を取り出して貰う。ただし、レイジングハートから石には触らない様に言われているので見るだけだ。
「で、コレ何?」
《Jewel Seed. No.XXI. XVI. XX.》
「ジュェ・シー?…………なんだろう?どっかで、聞いた事があるような?まあ、いいや……とりあえず、スキャンして……と……」
【真実の瞳】で見る限り、危険そうな感じがするのでスキャンに掛けてジュェ・シーの魔導波長を確認。
リンカーコアを使わない探索魔法を超広域で展開して、他にもその波長を発するモノが無いか確認。そしたら、18個程検知したので強制転移で回収。封印して、レイジングハートに飲ませた。すると、何故かレイジングハートが不機嫌(言葉とかに表れる)に。何を怒っているのかはわからないが、危険物は回収したのだから良いじゃないかとオハナシをする事となった。しかし、レイジングハートの不機嫌は直る様子を見せない。結局のところ、俺とレイジングハートによる「怒ってる!」と《Not angry!!》の言い合いとなった。
「OK。レイジングハートは怒ってない」
《Yes Not angry!》
結局、こっちが折れることになった。
だから、せめて理由を聞き出そうとしたのだが……。
「じゃあ、何でそんなに不機嫌なんだ?僕、なにかしたか?危険物の回収をしただけだろう?」
《Not sulk!…Enough…》
何か今、とっても呆れられた感じの『もう、いいです』をされた。その上、レイジングハートはこれ以上文句の言い合いをする気は無いらしい。更に何かを言いおうと口を開く前に、フレールくんから連絡が来てしまった。
空中ディスプレイで、この時代の八神宅が提示される。
家の中には、既に就寝に付いているこの時代の【八神はやて】の姿があった。
「……レイジングハート。お前が、何を言いたいのか僕にはわからない。だけど、僕はやるべき事をやるだけだ……」
《……All right. Master.》
レイジングハートをアクセサリーに戻して、フレールくん達が見付け出してくれた八神宅へ向かう。
先程、少年が飛び出してきた路地とは逆方向になるが、この時は問題ないだろうという判断だった。
それに、この時代の【八神はやて】を説得しなければならなかった為に、余計な面倒事に巻き込まれたく無かったのも事実。さて、どう説得したものか……と、考えを巡らせながら俺達は八神家に向かう。
…………………………。
「それで、どうするつもりですか?」
「何が?」
「この時代のはやてさんに、私達の事をどう説明するのかです……」
ユーリの指摘。
それは、今考えていた指摘なので文句は言わない。
そもそも、この時代の【八神はやて】にこのメンバーの事をどういう風に説明するかを思案中だ。
まず、第一案件として閃いたのは生き別れの姉妹説。
未来の八神はやてを全面的に押し出して、生き別れの姉妹だと納得させる案だ。パッと見た感じ、どう見ても瓜二つな存在に【八神はやて】がどんな風に反応するかは不明だが……しかし、そうなるとこの八神はやてを叩き起こす必要がある。だが、未来の八神はやては気を失ったまま起きる気配はなかったので保留。
第二案。未来人であることを正直に話す。
この時代の【八神はやて】が、それを信じるかにもよるけど……どうなるかは不明。最早、出たとこ勝負(笑)。
第三案。魔導の器と説明する。
ぶっちゃけ、ネタばれ。闇の書についても全て話し、その上で一緒に生活する事を了承させる。最悪、俺は庭先でも借りれれば良いので問題はない。
インスタント・ハウス、マジ便利。
第四案。行き倒れ。助けて欲しいと願い出る。
第五案。洗脳する。【真実の瞳】があるから不可。
第六案。どうにでもなれ!
思案終了。面倒になった。
「ま、なんとかなるだろう……」
「ええっ!?」
驚愕するユーリを放って置いて、ドンドン先へ行く。
ユーリが、慌てて俺に付いて来たがどうにもならなかった場合は、闇の書を何とかするだけしてフェイト・テスタロッサを探しに行けば良いと考えた。
「本当に、大丈夫何ですか!?」
「大丈夫。大丈夫!何とかなるって(笑)」
「本当の本当に!?」
「何とかならなかったら、神社の軒先でも借りるさ……」
「ご飯は、どうするんですか!?」
「インスタント・ハウスがある!」
「あ、そうでしたね……その辺りは、心配要りませんでした」
「ハンバーグだって、バリエーション豊富だぜ!」
「わあ!楽しみですぅ!!」
笑いながら、今晩をどうするかを聞かれないかとヒヤヒヤしつつ進んで行く。最悪、野宿になりそうだけど……ユーリは魔導書に戻れるだろうけど……未来の八神はやては、物干し竿にでも干しておけば良いのだろうか?
トラウマを抉る行為は、八神はやてにとって可愛い悪戯なんだそうです。その後は、ノリツッコミの要領ではやてに行くと言わせてみた。魔法少女リリカルはやてとか言ってたけど、多分はやては家でせんべい食ってくつろいでいそう。
完全に、建前だけの存在にw
ツヴァイとユニゾン出来ない理由は、本文のアレとは違います。守護騎士とユニゾン可能なんだから、デバイス同士のユニゾンも可能でしょう。
ナハトバール、忘れちゃダメ!
ツヴァイを連れてきた理由はそのまま。
開始一時間も経たない内に、ジュエルシード事件終了w
レイジングハートとの喧嘩(?)は、割とレアな話。
原作崩壊です☆!!ってか、書く予定も無かったので誰も動かない…………動けない内に終わらせますwええ。サクッと終わらせますよぉ?
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!