絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

78 / 592
踏み台くん名募集中!!
名前だけでも良いのでくださいませんか?
サブ登場人物の名前も募集中です!


五五話

Re:

 

 

「新参者、カモ~ン!」

 

「はい?」

 

三度はキツいというのに、ユーリは首を傾げるだけで代わってはくれないらしい。次こそは、八神はやてに代わって貰うと誓いながら今度も俺視点だ。

 

「次の回は……や、ディアーチェ、貴様がやれよ?」

 

スパーン!

 

「メタ……訳のわからん発言止めぇい!!」

 

未来の八神はやてにハリセンで叩かれながら、連続する視点にうんざりとする。段々、面倒になって来たので誰かに代わって欲しいと願い出た訳だが脚下されてしたまった。

そして、問題だったこの時代の【八神はやて】説得は寝起き時に未来の八神はやてを生け贄にする事で何とかなる。

 

「ぶっちゃけ、幼女・八神はやてはチョロインだった件!」

 

スパーン!!

 

「ちゃうわ。ボケッ!!」

 

「アウト!」

 

「ああ!?」

 

ヤバイ。前々回が、アレ……超重量系だったから、この軽いノリにハマりそうだ。

因みに、未来の八神はやてはディアーチェと名乗らせた。

この時代の【八神はやて】と混同させない為でもある。

そして今は、口調の調整中だ。未来の八神はやてには、出来るだけ元の口調は使うなと言い聞かせておいた。

 

「なんや、楽しそうやなぁ……お姉ちゃん達は……」

 

「なんだ、混ざりたいのか?なら、景気良くボケればツッコミが来るはずだぞ?」

 

「そうなんか?せやったら、オッパイ揉ませてぇな!おねーえちゃーん♪!!」

 

楽しそうな【八神はやて】……改め、綺麗なはやてが腹黒いはやて……もとい、ディアーチェに抱き付く。そして、モミモミと然程自分と変わらない胸を揉んでいた。しかしアレは、ペッタンコと称するか……ツルペタと称するか……悩む所だ。

 

スパーン!!

 

「何も言ってないぞ?」

 

「今、思いっきり罵倒しておっただろうが!心の中で!!」

 

「思ってねぇよ。全く、濡れ衣だ……」

 

ディアーチェが、全力で憤慨している中……俺はのんびりとテレビで流れていたニュースを眺めている。

この行為に、それ程の意味はない。

これで流れるニュース何かに、俺が求める『凌辱系転生者』の情報が流れる訳でも無いからだ。

ならば、何をしているかというと……高町なのはが、行方不明になった時間軸がこの辺なのである。それを俺は、調べている訳だ。

 

「……なんだ?ディアーチェ……」

 

振り上げられたハリセンを見上げ、冷たい視線をディアーチェに向ける。しかし、ディアーチェの視線はテレビの方を向いていて俺を見てはいなかった。

視線をテレビに戻すと、何故か見た事のある人の写真と見た事のない人のがアップされていて、ニュースキャスターがその写真の人達が死亡した事を事細かに説明している。

 

「どういう事や!?なんで、なのはちゃんが……ユーノくんも、死んどんねん!?」

 

「……僕達が、過去に来た事で何かがズレたんじゃないか?ってか、ユーノって?」

 

「つまり、あの未来でも……なのはちゃんは、死んどったちゅう事か……!?」

 

「……考えられるは、あの黒いモヤだが……」

 

この際、ディアーチェの口調は放置するとして、今はこの情報に関しての考察をするべきだと判断。焦って喚くディアーチェを押さえて、俺はなんでこうなってしまったのかを考察する。

 

「…………うん。憶測で良いなら話すが……」

 

「構へんよ。言うてみて……」

 

「高町なのはが、魔法少女になった始まりの事件で……外的要因か、内的要因かはわからないが……失敗して死亡した説が有力だ……多分、昨晩のあの黒いモヤがその原因だとは思うが……」

 

「黒いモヤ……ジュエルシードの思念体か!?」

 

「ジュエルシード!?そうか……アレが、なのはママ達の出会いの事件か……レイジングハートが、不機嫌になるはずだ……」

 

ここに来て、俺は漸くジュェ・シーがジュエルシードの事だという事に気が付いた。

そりゃ、レイジングハートだって自分の相棒が強くなっていく原因を奪われれば不機嫌にもなるってもんだ。

しかし、この世界の高町なのはが死亡していたと言う事は……一体誰が、【主人公】をやるのだろうか?

 

「まさか、また『主人公になりたい』なんて願った馬鹿がいるのか?野分は、途中で折れていたが……該当者はいるのだろうか……」

 

いや、もしかすると【特典持ちの転生者】が特典として自分と主人公の入れ替えを願ったのかもしれない。

 

「あれ?ここは……」

 

ユーリが、首を傾げながらテレビを見詰めている。

何をと思い、テレビに視線を向けると……何の変てつもない路地をテレビカメラは映していた。ニュースキャスターが、高町なのはの事件との関連性がどうのこうの言っている。

ジィーっと見ていると、画面が切り替わって路地の真ん中が抉れている場面が出た。それを見て、ユーリが指を指す。

 

「ここ、昨晩の所ではありませんか?」

 

「昨晩……………………ああ!」

 

そこは、俺達が昨日の夜に転移アウトした場所だった。

高町なのは死亡現場と、目と鼻の先程の距離だ。

それにあの路地は、『俺のせいじゃねぇ!』と叫んで走り去った赤髪の少年が飛び出してきた路地ではなかっただろうか。

 

「……………………」

 

つまるところ、俺達は高町なのは死亡するコンマ何秒の直前にこの時代へ転移アウトしたって事になる。

 

「まさかとは思うが……」

 

その、コンマ何秒の間に高町なのはを救え……と、そういうミッションなのだろうか!?

 

「昨晩って……なんや!?」

 

ディアーチェが、ユーリと俺の会話に割り込んで来る。だが、その疑問は当然の事なので避けてはいられないだろう。

 

「昨日、ここに転移アウトしたんだよ。俺達……」

 

「なんやて!?そなら、なんでなのはちゃんを助けんかったんや!?」

 

「まさか、そんな事が起こってるなんて思わなかったんだ!わかっていたら、即行で突撃しているよ!!」

 

「…………ああ。せやな、あんまりにも冷静そうやったから勘違いしてもうたわ……せやけど、どないしよ……フェイトちゃんも助けなアカンし、私も救わなアカンから……やる事いっぱいで、何から手を付けたらええか……」

 

頭を抱え始めたディアーチェを横目に、俺は別の事で頭を抱えていた。多分、言ったら叱られるどころの話ではない。

既に、根本的なモノが致命的過ぎるオチで現在進行形だ。

問題となっているジュエルシードが、今ここに全部揃っていて……それを探しているであろうフェイト・テスタロッサが、半泣きになっている可能性だってある。

 

「なあ、何の話ぃ?」

 

行き倒れ風を装って、八神家に転がり込んだ俺達を優しく扱い御飯まで食べさせてくれたこの時代の綺麗なはやてが視界に入ってくる。『後で説明するよ』という話を信じて、家に招き入れてくれたこの時代の綺麗なはやてにも説明しなければならないし……色々と、問題が積み重なってきた。

 

「ディアーチェ……おい!ディアーチェ!!」

 

「はっ!?な、なんや!?」

 

「とりあえず、問題が山積みなのは仕方が無いとして……出来るだけ早急に、一つ一つ解決していかないと出遅れるだけだ!今、やるべき事は……この時代の【八神はやて】に俺達の存在を正確に把握させる事だ。でないと、手遅れになるぞ!!」

 

「この時代の……私?」

 

首を傾げている【八神はやて】に集点を絞り、今後の為に本当の事を告げる決意を固める。

 

「前置きとして……これから、突拍子もない事を話すが……俺達は、未来から来たんだ……」

 

「未来から……来た?」

 

今一、理解していそうにないこの時代の綺麗なはやてが、首を傾げながら俺の話を聞いている。

 

「俺達は、どうしても過去を改竄し、より良い未来を勝ち取らないとイケないんだ!」

 

「ようわからんけど……過去を改竄して、未来を変えたらアカンのと違うの?」

 

「わかってるさ。それが、どれ程罪深い事かは……でも、誰も助からない未来は嫌なんだ!俺は、最善の未来を知っている。なのに、この先にある未来は絶望的だ!下手をすれば、世界が滅んでもおかしくはない状況なんだ!!」

 

「世界が滅ぶんは、ちょっと困るなぁ……」

 

何だか、この時代の【八神はやて】はとてもほんわかしていて天然ッポイ所がある。これが、どうしてディアーチェみたいになるのか不思議でならなかった。

 

スパーン!

 

「なんやねん!?さっきから、チラチラ私を見よってからに……」

 

「いや、過去のお前がなんでお前みたいになるのか不思議でな……何処をどう間違ったら、こんな腹黒タヌキになるんだ!?」

 

スパーン!!

 

「やかましいわ!!」

 

「過去のお前って……え?ディアーチェさんが、未来の私なん?せやけど、髪色とか色々違うみたいなんやけど……」

 

「それは……この後で、証明するから……とりあえず、話を聞いてくれ……OK?」

 

「……うん。了解や!」

 

俺は、これから起こる事や未来がどうなってしまったのかを事細かに説明した。六月四日零時に、【闇の書】と呼ばれる魔導の器が起動して【八神はやて】が主に選ばれる事。

その魔導の器から、四人の守護騎士と呼ばれる存在が現れて家族になってくれる事。そして、【八神はやて】と魔導書にまつわる状態と状況の事。それが原因となり、守護騎士達が蒐集という行為を【八神はやて】に内緒で行い、魔法を管理している組織に目を付けられて最終的に主である【八神はやて】諸とも凍結封印されてしまう事等を話した。

 

「つまり、私は死んでしまうんやね……」

 

「まあ、有り体に言えばそうなるな。だが、最後の騎士。管制ユニットと呼ばれる存在が、【八神はやて】と融合して存在だけは存続する事が出来るんだ……まあ、ディアーチェを見て貰ったらわかると思うが……」

 

「なんや、魔導書の主言われたかって、実感が持てへんけど……ユーリちゃんを見たらなぁ……」

 

魄翼を展開して、ソファーを持ち上げているユーリがソォッとソファーを床に置こうとしている。力加減の練習とか言われたが、アレで本当に力加減ができているのか不明だ。

一度、床に大穴を開けられて俺の修復魔法で直している以上、【八神はやて】もハラハラしながらそれを見ている。

因みに、【八神はやて】はユーリが魄翼を出した時点で一度気を失い……ディアーチェ曰く、最短時間で目を覚ましたらしい。もとい、耐性を得たとのこと。

 

「まあ、簡単には信じられないかもしれないが……ディアーチェと【闇の書】に関してはこんな感じだ……」

 

「お姉ちゃんと私、それから【闇の書】の事は……やね。それで、双夜くんは別なんか?ユーリちゃんも?」

 

「俺とユーリは、平行世界から来たんだ。ユーリは、この世界と似たような世界の出身だが……俺は、高次元世界から来た……俗に天使とか悪魔とか呼ばれる存在と似たようなモノだ」

 

「…………更に、突拍子のない話になったなあ……」

 

「仕方ないだろう!?そういう存在なんだから!!」

 

一旦、深呼吸を挟んで今度は俺の事を【八神はやて】とディアーチェに聞かせるように語る。

【転生者】の話と地獄の増設の話。

それから、【転生システム】確保と【救済システム】悪用する者がいる事。それに関わる神々の話。【転生者】が起こす問題と、その結果何が起こるのかを。《旧・神族》の話と、【組織】との戦いの歴史等々を伝えた。

 

「嘘言うたらアカンよ?神様が、そないなことする訳ないやんか……」

 

「なんで【八神はやて】という人物は、そこまで神様を信じているのかわからないが……人間が、それを確かめた記録も無いのに?なんで、嘘だとか言われなきゃならないんだろうか……一々訂正するのも面倒だから、【救済システム】を手にしたのは悪魔って事で良いよ……」

 

『…………………………妥協した!?』

 

「ぶっちゃけ、君と神様が善か悪か議論をする気はないよ。全く、日本人でありながら西洋の神様を信じてるなんて……正気を疑うよ……」

 

「日本の神様と西洋の神様は違うんですか?」

 

漸く、ユーリが会話に入って来た。

素直で可愛い気のあるユーリの頭を、撫で撫でしながら告げる。日本の神様と西洋の神様の違いを。

 

「西洋の神様は、たった一人を指す。全知全能とか、唯一神とか……しかし、日本の神様は約八百万いると言われている。その多くは、日本の昔話に出てくる英雄達が神の位に昇華したモノだ。基本的に、神々は皆仲が良くてね……まあ、嫌われものの神様もいるけど……それでも、神無月には皆でどんちゃん騒ぎしているらしいから仲が悪い訳じゃないよ」

 

「へぇ……楽しそうです!」

 

「で、昔話の中には……神様イコール善。妖怪イコール悪で描かれる物語もあってねぇ……妖怪は、人に好かれる為に美しく愛らしい姿で出てきて人を騙す性質があるんだ……」

 

「あ……」

 

ディアーチェの方が、先に何かに気が付いた様な声を上げる。しかし、それで話を止める理由はないので続けた。

 

「人々に食べ物を別けて貰えば良いのに、独り占めにして人々を苦しめたり……干魃……雨を降らないようにして、作物を作れないようにしたり……ね?」

 

「酷い!悪い子ですぅ!!」

 

「そこに現れるのが、醜い姿でそれらの原因と思われかちな存在だな。まあ、ぶっちゃけるとそれが神の使いだったりするんだが……最終的に、その醜い姿の存在が美しい妖怪を退治して人々を幸せに導くって話だな。神の使いが、醜い姿で現れるのは人々を試しているって事もあるんだが……綺麗なモノには、刺があるんだよって教訓を教えてくれているんだよね……まあ、ついでに君達の目は節穴なんだよって教えてくれるみたいな話さ……」

 

「へえ……日本の昔話って、面白いんですね♪」

 

「……日本の昔話って、教訓だらけなんだけどねぇ……美しい者には刺がある……とか。君達の目は、節穴なのかい?」

 

「ぐぅっ……」

 

「……………………」

 

何も言い返せない【八神はやて】達を見下すように見る。

西洋の神様は、美しい姿で顕現し人々の祈りを聞いているらしいが……本当にそいつらは、神様や天使と呼ばれる存在なのか……俺には判断が付かない。(作者も同意)

もしかしたら、日本の昔話の様になんらかの試練の可能性も否定できない。はてさてふむ……もし、それが試練であるならばいつまで神の使徒達は騙されているのだろうか……ねぇ?

 

「ま、これも一つの仮説だよ……どうだい?神様ってだけで、全力全開で信じているみたいだけど……今の話を聞いても、無条件で信じれると言い切れるかい?」

 

「双夜の話聞いとると、価値観が段々崩れてしまうわ……」

 

「ホンマや……私にはもう、神様が善か悪かなんてわからへんようになってもうたわ……」

 

「その点、日本の神話は面白いぞぉ?善でも悪でも、なんでもありだからな!西洋の神は、好かんが……八百万(ヤオロズ)の神々の話は、飽きないぞ?」

 

世界によって、多くの解釈があるから暇な時は日本に降り立つ事が多い俺は、暇潰しと称してどこかの町の図書館の神話コーナーにいる事が自然と多くなってしまう。

今の所は、超忙しいのでそんなことをしている暇は無いのだけれど……暇ができたら、この世界の神話を読み漁るのも良いかも知れない。

 

「ま、とりあえず……俺の目的は、君達の人生を狂わせる【転生者】の改心……もしくは、排除だな……それ以外は、君達でなんとかしたまえ……俺は手伝わないぞ?」

 

「了解や!」

 

「この時代の八神はやては、魔導書が起動するまで待機だ。魔導書が、起動したらこちらで何とかするからフェイトちゃんの事は任せるよ……まあ、ジュエルシードは俺が全部集めちゃったんだけど…………ね……」

 

「……………………なんやてぇ!?」

 

その後、ディアーチェに物凄ーく叱られた。

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

翌朝、俺の使い魔がフェイト・テスタロッサを捉えた。

それを、ディアーチェと共に眺めているところだ。

 

「どうするのだ?JSが見付からなくて、泣いておるではないか!!貴様が、余計な事をするから……」

 

「うっさいなぁ……危険物を見付けたら、即行で片付けるのが癖になっているんだよ!!色々と放置したら、問題になるだろう!?」

 

それもこれも、全ては【鮮血の】の奴がイケない。

危険物を造っては、その辺に放置して……片付けようモノなら、『何処に何があるか僕はわかっているから良いんだよ!!』等と片付けられない人そのものの発言をするのだ。

だから、見掛けたら容赦なく破壊したり、倉庫に放り込んだりしてやった。ざまぁみろ!!

 

「そんなモノ、時と場合によるわ!!」

 

「あー……はいはい。それよりも、フェイトちゃんどうすんの?このままだと、色々とマズくない?」

 

既に、原作ブレイクしちゃっている以上、このまま放置はフェイトちゃんにとってもプレシアにとっても余りよろしくない結果になるだろう。

 

「……………………?」

 

そういえば、なんで俺は無事なんだろうか?

【原作】に関与しているはずなのに、精神妨害とか起きないんですけど……それどころか、【八神はやて】の家に転がり込めた事にも納得がいかない。

 

「まさか……アイツ等、嘘付いてやがったのか!?」

 

【創世シリーズ】……もとい、【創世の大海】や【創世の大地】。それに、【創世の大樹】めぇ……人の事、散々玩具にしやがってぇ(怒)!と、天地創造三兄弟に呪いの念を送る。

大体は、ウィルス付きのメールだけど。まあ、余り関わりたくない時系列だから構わないけど……出来るなら出来ると、ちゃんと教えといてくれないと困る。それによって、やるべき事とやらなければならない事が大きく違って来るんだぞ!?

 

「……まあ、やれる事が多くなっただけで……然程変わらないんだがな……………………フム。JS、全部フェイトちゃんに渡してみるか!」

 

「………………ちょ、ちょぉ待ちぃ!!なんで、全部渡すなんて事になるんや!?そもそも、全部渡したら次元断層が……」

 

「僕の妖精魔法で、完全封印して渡すんだよ!一般の魔導師じゃあ、ちょっとやそっとで解除なんてできないから問題ないって!!」⬅悪戯っ子

 

「そういう問題や、無いわぁ!!」

 

そうと決まれば、レイジングハートを展開してJSを全て取り出し、人外の魔法(出力が異状)で複重封印を実行した。

帯状の魔法陣が展開され、何重にもJSを包み込んで封印して行く。ちょっとやそっとで解除できないように、複数の封印魔法で徹底的に封印してみた。

パッと見た感じ、何やら得体の知れない力を感じるのに触っても願っても何の反応も示さない物体と化したJSが俺やディアーチェの手に収まっている。

 

「これが、ホンマに危険な魔導具なん?」

 

「……アカン。コイツ、早くなんとかしないと……」

 

「こういう事も、出来たんですね……」

 

振り返れば、八神はやても手に持っていたがJSが発動する様子は無い。ディアーチェが、呆れたように大きな溜め息を吐いてフェイト・テスタロッサにJS全てを渡す事を渋々ではあるが了承した。

 

「と、言う訳で……」

 

「何が、『という訳』なんだ?」

 

「思い立ったが吉日!適当に襲って渡してくるねぇ!!」

 

「待て!適当に襲うとはどういう了見だ!?おiーーー」

 

ディアーチェの言葉を最後まで聞かずに、俺はフェイト・テスタロッサの元へとジャンプアウトした。と、言っても目の前にではなく、人目の無い背後100㍍後方にである。

物影から見れば、背の低い金髪の少女が見覚えのあるオレンジの髪をした女の人と歩いていた。

 

「はて、あんな女性いたかな?」

 

クラールヴィントを指にはめて、なのはママのリンカーコアのまま封時結界を展開する。二人だけを巻き込んだ封時結界は、フェイトちゃんとオレンジ頭の女性を驚かせて、その内に封じ込めた。

 

「敵!?」

 

フェイトちゃんが、一瞬でBJを展開しバルディッシュを構える。オレンジ頭の女性も、獣耳を出して身構えた。

 

「あれ……?成る程、そういうことね……」

 

どうやら、大人モードのアルフだったみたいだ。

ついでに言えば、フェイトちゃんのBJ姿だが……それ程、怖くはなかった。神崎が色々言ってたから、過剰反応していたけど肌色も少ないし……僕的には、もうちょっと多かったらヤバかったかも……レベルである。

フェイトちゃん達から、更に200㍍程離れてからディバインバスターを空へと撃ち放ち、アクセルフィンで空へと上がった。わざとらしく、姿をフェイトちゃんに晒したのはJSが存在する事をアピールする為だ。

 

「ジュエルシード、NO,XXI封印!!」

 

大きな声で、JSを封印したように見せ掛けてその場から立ち去ろうとする。

 

《Arc Saber!!》

 

漸く気が付いた様に振り返り、驚いた顔をしながらプロテクションでブーメランの様に回転しながら向かって来る光刃を受け止める。カートリッジを一回ロードして、防御魔法を強化何とか防ぎ切った風に装って後退した。

 

「誰!?」

 

「ジュエルシードを……渡してくれないかな?」

 

最初は、かなり強気だったのに俺の姿を正確に捉え見た瞬間……困惑。眉を潜めて、言葉を和らげ交渉してきた。

パッと見た目、自分よりも更に幼い幼児に問答無用で攻撃した上にJSを渡せ!とは言えなかったといったところだろう。

攻撃と言っても、足止め程度のモノだったし(双夜にとって)、それ程問題視する必要は無いけれど……ここは。

 

「や!お姉ちゃん、いきなり攻撃してきた……悪い人!」

 

子供ッポク拒否った。

 

「フェイト!良いから、ジュエルシードを寄越しな!!」

 

「にゃぁっ!……うじゅ……」

 

アルフが喚くので、涙目で怯えた振りをする。

少し、後ろに下がってレイジングハートの矛先をフェイトちゃんに向ける。レイジングハートは、ずっと無言。

とっても、後が怖いけど……ここは、黙って貰って置いた方が良いので話を押し進める。

 

「あ、アルフっ!ご、ごめん……でも、どうしても私…それが必要なんです……だから、私にくれないかな?」

 

「これ、危ないの……」

 

「だからっ!」

 

「やだっ!だって……だって、僕のママJSの異相体に殺されちゃったもん!!」

 

言ってから、選択をミスった事に気が付いた。

俺の衝撃的な告白に、フェイトちゃんとアルフが目を見開いて硬直してしまう。

 

「ーーーーー」

 

「あ…………」

 

ここは、一旦引くべきだなと判断した俺は《クラール・ゲホイル》(閃光魔法)を使って離脱した。

 

 

 

 

 

 

 

 




名前に関しては、ただの呼び分けの為だけで深い意味はありません!!ので、あしからず!口調は、シャマル先生のPKで強制修正中です☆!目標は、イノセントの王様☆!!

そして、なのはちゃん死亡です☆!ついでに、ユーノくんも死亡しました☆!原因は……………野分ですね!!
主人公不在の物語なんて言うから…全く、なんて酷いっ!!
言ったのは、双夜だけど。ハッピーエンドが遠退いて行く。
TAKEを潜っても、助けられるか……不明。
はてさて……双夜、頑張って!

如月双夜の魔法。
妖精魔法…状態異常系。混乱や撹乱目的の為のモノ。
リリなの魔法…主にミッド式を使います。リンカーコアを胸に入れていなければ、威力を度外視した魔法が…w
一応、魔術も使えますが…使わないだろうなぁ…w 使っても、別の途用じゃないか?
更には、神の法と書いて『神法(シンホウ)』ってのがある。
『ニーベルンヴァレスティ』が該当。

他にも、防御術式や加速術式ってのがある。
防御術式は、物語中で使用しているからわかるだろうけど…SLBを防ぐアレw 加速術式は、その名の通り加速させますw 攻撃として使う事も…防御術式(空間遮断レベル)をアレンジしてボール状に…加速術式(一帯でマッハ10)で打ち出すとかw 拳銃が弾を打ち出す速度はマッハ3,4くらいなので、その2.5倍くらいかな?加速術式を複重させると倍化するので割りと使いやすかったりw ってか、防御術式(空間遮断レベル)を撃ち出すとか…危険過ぎるw 防御術式をアレンジして、形を剣状にしたら刺さるどころかプロテクションとBJの上から貫通するイメージしかないwとりあえず、封印中w

誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m

感想もあれば、お願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。