絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
名前だけでも良いのでくださいませんか?
サブ登場人物の名前も募集中です!
双夜
地上部隊を壊滅させた俺は、デバイスを地面に向けて魔力を解放していく。エクセリオンモードによって、ガンガン魔力が無制限に引き出されて行くから容赦ない一撃が撃てる。
普通なら、デバイスにもダメージが入って壊れていくのだが……そこら辺は、俺の魔法科学技術でフルカバーされていた。壊れた先から、修復術式が壊れた箇所をドンドン修復していくのだ。
「ブラスター……スリーィ!!!」
だからこそ、更に力を込めて解放していく事ができる。
全力全開で手加減なく、体内でリンカーコアがひび割れ砕けても何度でも関係なく再生成を繰り返し。無限に……無制限に、レイジングハートへと魔力を注いで行く。
「ディバァイィィン……バスターァ!!!!!」
Bビット数機を使って、同方向へブラスタースリーのディバインバスターを穿ち放つ。距離や角度は、探索用の使い魔であるフレールくんがちゃんと計算して、腐れ脳味噌を庇うように位置を調整してくれているので問題ない。
貫通した!という手応えと共に、俺は砲撃魔法への魔力供給をストップして下がる。溜め息を吐いて視線を上げると、目の前に大きな穴が地下……いや、地獄へと続く奈落の様にポッカリと口を開けていた。
その穴へ、放送部隊が我先にと突入していく。この先に腐れ脳味噌がいる事は間違い無いので、俺は地上管理局から出てくる最高評議会の飼い犬を潰す為にレイジングハートの穂先を管理局の出入り口へとむける。
「さて、もう一発だ。レイジングハート、殺れるね?」
《Yes. Master!》
レイジングハートの許可も下りたし、もう一度SLBを撃って地上管理局本部を消し飛ばし、このくだらない戦闘を終了させる。魔力は、十分。無尽蔵、無尽蓄、無限大だ。
口の端がつり上がり、目の前に立ち塞がる雑魚を一望してレイジングハートを横一線に振るう。
天に向かってレイジングハートの矛先を向ければ、そこには星々の様に輝くたくさんの収束砲撃がスタンバイされていた。それを見上げ、犬共の顔に浮かぶ色は絶望色と蒼白のみ。
「見てるか?全世界っ!これが、時空管理局が売った喧嘩の結末だ!!相手が悪かったなぁ!?管理局!!テメェの責任ぐらいテメェで収拾つけやがれ!!スターァライトォー……ブレイカーァ!!!!!!!!!」
《Starlight Breaker EX Maximum!!》
数百に及ぶ星々が、俺の掛け声と共に地上へと降り注ぐ。
法の塔と番人が、へし折られ地上は更地へと変えられた。
ピンクの極光に、ありとあらゆるモノが呑み込まれ消し飛んで行く中、空に木霊する笑声(使い魔達の乾いた笑い)が印象的だった。ちゃんと、『非殺傷設定だよ!』と断言しているにも関わらず、奴等は主人である俺を指差して「虐殺者だ!」と罵る。そりゃあ、管理局局員の希望と熱意の心を殺しまくった俺が言えた義理では無いが……高々、この程度でへし折れる局員の覚悟が甘いんだと切り捨てた。
ディアーチェを見ると、クロノ・ハラオウンに捕まっているようにも見えたけど……クロノ・ハラオウンが、魔男の娘マジカル☆クロノン♡を見て絶叫しているので気にしない事にする。アレは、彼にとっての暗黒歴史だ。そこに救い等は存在しない。問答無用で、無慈悲に『女装変態』と呼ばれる未来を甘受するだけのお話だ。
ディアーチェ(大人モード)を傍らに、バインドで拘束していようがクロノ・ハラオウンが女装癖のある変態である事(捏造)は全次元世界の人々に知れ渡った状況である。
あのまま、巨大ディスプレイの側にいること事態が危険な行為であり、人々に強い印象を与え付ける事となるのだがクロノ・ハラオウンはそれをちゃんと理解しているのだろうか?
まあ、今はクロノ・ハラオウンの事はどうでも良いんだ。
とりあえず、ディアーチェを拘束しているバインドを遠隔破壊して俺の元へと転移させる。そして、闇の書を出して貰って俺はナハトヴァール改を召喚した。
「って、まだ攻撃するんか!?」
「殺るなら徹底的にがもっとうなのでな。それに、これは【八神はやて】を夜天の書の主として認めさせる為の戦いだ……次元放送に干渉。割り込み、強制通信!『我は、闇の書の主にして時空管理局を断罪する者である!!事の起こりは、時空管理局の前身組織ーーーー』」
ここで語るのは、160年前の闇の書誕生秘話。
ついでに、無限書庫で見付けたとしてアカシックレコードから拝借した映像も貼付しておく。更には、闇の書が元になって時空管理局という組織が設立された事やその他諸々を歴史的資料とあわせて紹介して行った。
それと同時に、地上管理局と時空管理局で不正を働いているアホゥ共の情報を使い魔達が集めてきた執務官のデバイスアドレスに送り始めると悲鳴付きで苦情が殺到し始める。
ぶっちゃけ、外部に駄々漏れなのだからちょっと本気で調べれば直ぐに辿り着ける事だと切り捨てた。
『それから、広域次元指名手配犯ジェイル・スカリエッティの拿捕に成功しているぞ?』
ジェイル・スカリエッティの素性と管理局の最高評議会との関係性。それから、レジアス・ゲイズの名を上げてその犯歴と名言集を貼付して流してやる。本局を罵り、公文書偽造・管理義務違反等を誰に命じられてヤったのかもをぶっちゃけてみた。もちろん、被害者風に最高評議会の手足となって働かされていたと断言しておく。
最高評議会に関わらなければ、レジアス・ゲイズは真っ当な一局員でしかないと判断したからである。それに、彼の友人が曲がった事を見逃してくれる程歪んだ人物で無さそうなので押し付けてしまう事にした。
そこへ、颯爽とジェイル・スカリエッティが登場。
爽やかさを演出しつつ、ニコやかにおかしな事を言い出したので排除する。正確には、一研究者としての主張。
面倒事にしかなりそうに無いので黙らせた。
馬鹿は、ウーノさんに預けて闇の書の改悪についての説明。
闇の書に関しては、自動防衛プログラムの改悪話。
その他の機能を、管理局の前身組織が『こうしたら、闇の書は自滅するんじゃないかな?』と手探りで適当に改悪している光景。システムの内容を古代ベルカ語ではなく、ミッドチルダ語で訳して訳がわからないまま改悪していた証拠を映像で貼付。最早、言い逃れのできない証拠だろう。
更には、現在の闇の書が適当に選んだ主候補に対してどんな影響をもたらすかを事細かに説明する。
最終的に、闇の書に取り込まれて殺される事を告げた上で闇の書の完全破壊を宣言。その方法として、先程召喚したナハトヴァールを蒐集した魔力と共に闇の書から切り離したと説明。ナハトヴァールを撃破して、防衛プログラムが一時的に消失した闇の書を閉じる事ができるんだと断言した。
そして、始まるのは完全な弱いもの虐め。最早、これ本当に闇の書の闇?と聞かれてもおかしくない状況。
しかし、復帰した航空武装隊が再度ナハトヴァールに撃沈されまくったおかげで、アレが闇の書の闇である事を証明してくれた訳だが……邪魔なので復帰しないで欲しいというのが俺の本音だった。それを何とかSLBで吹き飛ばして、使い魔達に衛星軌道上に転移して貰って、リンカーコアを全次元世界が見ている前でブレイク。
魔力を全力解放して、ニーベルンヴァレスティを実行。
近くの星系諸ともナハトヴァールをぶっ飛ばして、全次元世界に生中継のまま闇の書(書に変身した使い魔)を閉じて終演とした。
『これにて、闇の書事件は永久に終了だ。お疲れ様……』
リンカーコアを生成して、己の内にシンクロ・インしてBJとデバイスを展開。もちろん、現在進行形で生中継だ。
きっと、様々な機関がドン引きの大騒ぎだろうが知った事じゃない。まあ、人外魔法のオンパレードだからこの世界の魔法で再現するのは不可能に近いので気にしない。
管理局の最高評議会は、今回の事で解体が決定してしまっているし……管理局が、抱えていた闇の大半が壊滅的だ。
違法的な施設は、使い魔達が潰して証拠だけを管理局に提出。やるとしたら、設備から何からを新規で開設しなければならない。もう、そんな状況じゃない上に現状的には、先に復興が待っているので不正行為に費やしている資金も時間も取れないだろう。喧嘩を売った相手が、全力全開で悪かったと諦めるしかない。
「双夜……」
呼ばれて振り返れば、金色の粒子を撒き散らしながらディアーチェがゆっくりとこちらへと向かって来るところだった。
「どうやら、我はここまでの様だ……すまぬ……」
「……僕も、似た様なモノだ……」
手を上げて見せれば、こちらも金色の粒子を撒き散らしていた。ディアーチェにニヤリと笑かけつつ、次元生中継の放送をカットする。見れば、ディアーチェも俺と似た様な邪悪な顔をしていた。
「ここまで、管理局に壊滅的な損害を与えるとは……とんでもないことをしでかしたな?」
「自業自得だろう?」
〔ユーリ、次の世界へ行くから戻っておいで……〕
〔はい。わかりました!!〕
「クックックッ……これを、自業自得と断言するか?見上げた悪魔っぷりだな?」
「管制通信。全軍へ……撤退する。戻れ…………いつもの事だよ。伊達や酔狂で、【魔王】なんて名乗ってないさ……」
「…………成る程……さて、次に会えるのはいつになるか……」
「ディアーチェにとっては、直ぐの話さ……目を閉じて開ければ、僕が目の前にいるか……僕が現れるのを待つかの話だよ……」
「…………みんなも、平行世界中をさ迷っとるんかなぁ?」
「多分。だけど、みんなが揃う事態は避けたいのが本音だ」
「…………何故、と聞いても良いか?」
「憶測で悪いけど、上書きの条件は……その世界の君達が、未来や将来に対して絶望するって事が含まれているんだと思う。つまり、『未来を諦める』……そういう状況に追い込まれ条件を満たしたら、上書きされるんだと思うよ……」
「…………成る程な。それやったら、確かに……みんなが揃う事態は避けたい所やな……」
「全く、最悪の条件だ……と、時間の様だね……」
「フム。では、双夜よ……また、会おう……ーーーーー」
ディアーチェは、それだけ告げて消滅した。
その直ぐ後にユーリが合流して、「次は何処ですか?」と聞くので俺はとっても意地悪な顔で言う。
「なのはママが、生存しているこの世界の別軸でTAKE2だね!ディアーチェは、なのはママが生存していると消滅している可能性が大だけど……残ってたら、嬉し恥ずかしな感じじゃないか?」
「……ディアーチェは、知っているんですか?」
「全く知らないよ?継続していれば、目が覚めた瞬間に驚くんじゃないかな?」
「……意地悪ですね!」
「さあ?聞かれなかったからね……ディアーチェのミスだよ」
「再度、管理局を滅ぼす結果にならないと良いですね……」
「全面戦争、楽しみだよな♪ 次は、最善の選択を期待しているぜ?ギル・グレアム……」
と言って、ある事を思い出した。
「あ、忘れ物!」
うっかりしている。
お祭りの楽しさに、ついついのめり込んで大事な事をうっかり忘れてしまっていた。慌てて、『時の庭園』に長距離転移して、時間が無いので生命感知魔法で『時の庭園』内をザックリ探索。四つの生命体を感知。狙いを定めて、ショートジャンプで生命体の元へと転移した。
「あ、双夜?」
フェイトちゃんの目の前にジャンプアウトしたらしいが、今回の目的はフェイトちゃんではない。ザッと周囲を見回して目標をロックオン。ダダダダッと駆け寄り、問答無用でプレシア・テスタロッサに抱き付いた。
双夜 Fade Out.
……………………………………
……………………
………
炬 楼羽
俺は、【転生者】だ。
生前の記憶を持ち、【リリなの】の世界に【神様】の計らいによって転生した存在。始まりは、白銀の世界で【神】を名乗る髭と翼が生えた爺が土下座をしているところから始まる。それを見た瞬間、それが二次創作小説に出てくる【神様転生】であることは直ぐにわかった。
元々、転生に憧れていた俺は余りの嬉しさに【神】を放置して大喜びしたね。だってそうだろう?こんな事、早々あることじゃない。そう、俺は【選ばれた存在】になったんだ。
転生する注意事項の説明を受けて、俺は転生することになった。転生する際、【神様】は俺に特典を三つくれると言う。
当然、俺は■■■■■■と▲▲▲▲▲▲。それから、●●●●●●を貰った。【リリなの】の世界に転生するんだから、■■■■■■は外せない。▲▲▲▲▲▲と●●●●●●は、オマケだ。
そして、俺はテンプレの如く足元に開いた穴に落ちて行った。
……………………。
気が付くと、俺は赤髪のそこそこ整った顔の少年になっていたんだ。パッと見た感じ、5、6歳のガキンチョだった。
失敗したと思ったね。銀髪オッドアイの超イケメンにして貰っていれば、モテモテのウハウハなのは間違い無かった訳だし……と考えて、それが踏み台と呼ばれる危ない思考だと思い直した。何故なら、▲▲▲▲▲▲があるんだからモテモテのウハウハなのは変わりない。
イケメンである必要は、ぶっちゃけ無い訳だ。
そして、幾つかの確認しなければならない事項を確認し終えた俺は【リリなの】の【原作】を思い出し……近所の公園へと向かう。ツインテールの少女を探す為にである。
そう、『高町なのは』……この世界の登場人物だ。
俺がいなければ、主人公の座は彼女のモノになっていただろうが……【転生者】の俺がいる限り主人公は間違いなく【転生者】だ。とは言え、他にも【転生者】がいないとも限らないので慎重に事を進めなければならないだろう。
近くの公園を幾つか回り、三度目の公園で『高町なのは』を見付けた。ここで、名前を呼ぶと不審者確定なので生前から思っていた通りに『何しているんだ?』と声を掛ける。
そしたら、『放っといて欲しいの』と拒絶された。
事情は知っているので、今はそっとしておいた方が良いのかも知れないが……俺の他にも【転生者】がいる可能性がある。下手を打てば、【原作人物ハーレム化計画】が破綻する可能性も考えられる……できるだけ、早急に『高町なのは』だけは確保したかった。だが、しつこくすると嫌われる要因になりかねないので、周囲を見回して誰もいない事を確認して、『高町なのは』が座る向かいの芝生の中に座った。
ただ、ボォーと空を見上げて待つ。それは、夕焼けの空が、夜闇に染まって『高町なのは』が家に帰り出すまで続く。
まあ、要するに他の【転生者】が現れないかを確認したかっただけなのだが……何故か、『高町なのは』の方から話し掛けられるというイベントに繋がった。
『ねぇ、何してるの?』
そこで俺は、凄まじい閃きと共に雷が直撃したような感覚に襲われる。『これだぁっ!!』って思ったね。
『高町なのは』を手に入れる方法としては、最高の状況でもあった。俺は即、行動に出る。
『別にィ……家に帰っても、まだ誰もいないからさ……ツマンナイんだ……』
慰める訳でもなく、寂しさを埋め合うのでもなく、同じ痛みを持つ者として接する。これが、俺の閃いた事柄だった。
ただ、他の【転生者】の確認の為の行動が、まさかこんな展開になるなんて思いもしなかったが……これはこれで、中々良い案だと思う。案の定、俺への警戒心を解いた『高町なのは』が『そうなんだ……私もーーー』と家庭の事情ってヤツを語りだした。ここで、選択肢を間違える訳には行かなかったので無難に『そっか……』とだけ答えて『一人ボッチ仲間だな?』と笑いあった。その後は、普通に仲良くなって行ったと思う。『高町士朗』が目覚めた後も交流は続き、俺は所謂幼馴染みのポジションに納まった。
ここまででわかった事を報告すると、【転生者】とおぼしき存在は俺だけで他の【転生者】の気配はチラッとも感じない。ただ、懸念があるとすればフェイトやはやての所に【転生者】が転がり込んでいる可能性だろう。
はやての方は、直ぐに確認できたけれど……流石に、フェイトの方の確認はできそうに無かった。最悪、フェイト抜きのハーレムになる可能性が出てきたが……▲▲▲▲▲▲で、奪い返せば良い。その後は、■■■■■■や●●●●●●でその【転生者】を殺してしまえばフェイトも俺のモノになるしかなくなるだろうという結論に至る。
相手が、ニコポ・ナデポを持っていたとしても俺の▲▲▲▲▲▲の方が強力だから奪い返えされる可能性もない。
俺が、二次創作小説を読んで思った事は……ただ、笑かけて撫でた所でハーレムが作れるとは思えないって事だ。
ぶっちゃけ、一夫一妻制の日本で育った女子がイケメンで魅了の能力を持っているからってだけで、他の女の子と一緒に一人の男性と一つ屋根の下で生活するとも思えなかった。
つまり、ニコポ・ナデポではハーレムを作る事はできないと俺は判断した。ニコポ・ナデポで、ハーレムを作った場合……高い確率で、刺されるんじゃないか!?という結論だけだ。
ならば、どうするのかと言うと▲▲▲▲▲▲しかない。
▲▲▲▲▲▲ならば、【原作人物】達が悪落ちする事も病んデレする事も無いだろうという判断だった訳だが……▲▲▲▲▲▲には、欠点があった。
この能力を浸透させる為には、とても長い時間が掛かるという事だ。数年単位の長期戦で、恋愛をしなければならないという事である。そこら辺は、この▲▲▲▲▲▲を手にした時に覚悟しているので諦めるしかない。
小学校に上がったら、『高町なのは』が『アリサ・バニングス』や『月村すずか』と仲良くなるのを待って接触した。
普通に挨拶して、普通に会話して、普通に別れるを繰り返す。相手が女子なので、それ程長くは一緒にいられない。
希に、ふざけた感じで『行き遅れたら、俺の嫁にしてやるよ』と冗談混じりで宣言してみせたりもする程度に留めておく。
▲▲▲▲▲▲の効果も、ゆっくりと出るモノなのでどんな心境変化が起こっているのか全くわからなかった。
そんな感じで、一年、二年と過ぎて行き……俺達は、三年生となる。そう、待ちに待った【原作開始】の時だ。
ただ、細かい【原作開始】の日時がわからなかったので4月に入って直ぐに行動には移せなかった。だけど、婬獣からの開始合図があるはずなので、それまで胡座をかいて待つ。
そうして俺は、『高町なのは』達と婬獣を回収してその日の夜を待った。婬獣から、『助けてください』の念話を受信して俺は準備万端で、そのイベントに望んだ。
……………………。
俺は、カッコ良く登場して『高町なのは』を助け一緒にJSの回収をする予定だった。なのに、俺の体は思っていた程動けず、■■■■■■や●●●●●●の能力も今一使いにくい事に本番で気が付いた。これでは、俺のハーレム計画に支障をきたしてしまう。だが、現実は非情で苛立った俺は狙いも決めずに無理矢理能力を放った。
それがイケなかったのか、俺の能力は事もあろうに『高町なのは』と婬獣を貫き死なせてしまう。
俺は混乱した。だって、『高町なのは』と婬獣が揃って死んでしまったからである。
『ち、違う……違う、違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う、違う!!!!俺じゃねぇ……俺達じゃねぇ……俺じゃねえんだ!!お、俺のせいじゃねぇ!!俺が、悪い訳じゃねぇんだああぁぁぁーーー!!』
立ち尽くしていた俺は、目の前に広がる光景に段々怖くなって逃げ出した。もう、JSとか原作とかどうでも良くなっていたんだ。だって、主人公の『高町なのは』が死んでしまったんだ。この先の未来は、完全にわからなくなってしまった。【原作知識】から、外れた未知の物語だ。
何処をどう走ったのかは覚えていなかったけど、俺は拠点にしている家に辿り着いていた。自分の部屋に駆け込んで、ベットに潜り込んだ俺はガタガタ震えながら、アレが悪い夢である事を望み目を閉じて無理矢理眠る事にする。
……………………。
次の日の朝。
目を覚ました俺は、いつも通り制服を着て学校へ向かう。
いつも、『高町なのは』と待ち合わせしている場所で待ったが……中々、『高町なのは』は現れなかった。
それが、やけに恐怖を煽ってくる。
八時半を過ぎても、『高町なのは』は現れなかった。
『こりゃ、遅刻だな……』
俺は、『高町なのは』がいつもの様に寝坊しているんだろうと当たりを付けて通学路へと足を向ける。
しかし、向かう先はバス停ではなく高町家の方角だ。
『あ、あれ?な、何をしてるのかな?俺は……学校に行くんだろう?』
そう、言い聞かせながらズンズンと翠屋の前を通り過ぎた。そして、ある家の前にまで辿り着く。
何故かはわからないが、『高町士朗』が死んだ様な顔をして玄関先で立ち尽くしていた。思わず、話し掛けるのを躊躇ってしまう。そうこうしていると、『高町士朗』の方が俺に気が付いて光の無い視線を向けてくる。
『ああ。楼羽君か……』
いつもの様な力強い印象が抜けて、何処か弱々しい印象を受けてしまう『高町士朗』に何となく『高町なのは』の事を聞くのはダメな様な気がした。だけど、何時までも立ち尽くしている訳にも行かず、意を決して『高町なのは』がいるのか聞いてみる。返答は、無かった。ただ、あの『高町士朗』が、何かを言おうと口を開き……でも、何も言えずに涙を流しゆっくりと崩れて行く。
そのまま、答えは貰えず……ただ、ただ、号泣する『高町士朗』を俺は見ている事しか出来なかった。
その日収穫できた情報は、『高町なのは』が死亡したという事だけだった。つまり、『高町なのは』を俺がーーー。
俺は学校にも行かず、家に戻り玄関口で膝まずいて頭を掻きむしる。ブツブツ『俺が殺した……俺が殺した……』と、俺は呟いていて……でも、俺の心がそれを否定し続けた。
最終的に、人を殺したという重圧に耐えられなかった俺は全てをコントロール出来ない能力を与えた【神】の責任にして首を括った。首が締まって、息が出来なくて苦しみもがいている内にフッと意識が遠退いて行って全てが真っ暗になる。
最後に俺が思ったのは、『こんなはずじゃあ無かった未来の夢』。大人になった『原作人物達』と、毎日ウハウハで楽しい未来の…………夢…………だっ…………た………………。
…………………………………………
…………………………
…………。
『ハッ!?』
気が付くと、俺は自宅のベットの上に寝ていた。
ついさっき、自ら首を括って自殺をしたはずなのに……まさかの夢オチ!?と考えて、生々しく首に食い込むヒモの感触が甦って、慌てて洗面所に走り吐く。腹の中は空っぽなので、何度も何度も嗚咽のみを繰り返す。
しばらくして、落ち着いた俺はボォーとしたまま鏡を見て驚いた。そこに写っていたのは、5歳程の子供になった自分自身だったからだ。最初は、何がなんだかわからずとっても驚いたとも。しかし、冷静になってくると段々頭が冴えてきて、ある一つの仮説に行き当たった。
『これが、噂に聞く……主人公補正というやつか!?』
そうだ!俺は元より、【神】に選ばれた存在!!
これくらいの奇跡、ポンポン出せる程には安いモノだ。
『クックックッ……フフッフッフッ……あーははははは!!!』
失敗したら、何度でもやり直せば良い!
毎回、最初からというのはキツいけれど失敗してハーレムでウハウハな毎日を失うよりかはマシである。
そうだ!俺は【神】に選ばれた者。
ハーレム王に、俺はなるっーーー!!
ーーーーーと、思っていた事もありました。
冷や水を、頭からぶっ掛けられた様な気分で俺は…………いや、『私』は自分の下半身を凝視している。
そこには、本来あるはずのモノが無くて本日一番の混乱と驚愕を得ていた。事の起こりは、服を着替えて外に出ようと考えた時の事。首を吊って死んだ事による弊害か、寝汗が気持ち悪く仕方ないので風呂に入ろうとした事だった。
衣服を脱いで、風呂へと続く洗面台を横切り、等身大の鏡を横目に通りすぎようとした時の事だ。
ふと、私は違和感を感じて鏡の前に立ってみた……すると、自分の目的の為に絶対的に必要なアレが無くなっているではありませんか!?サッと視線を下げて、目視でも確認。
一度の目を擦って、再確認したけど男の象徴たるアレが無くなっていた。
『うぇえぇえぇぇぇ!?』
男であるなら問題なく、女であるなららしからぬ悲鳴を上げて手でも確認してしまったのは仕方が無い事だと言わざるを得ない。しかし、何処をどう触ってもツルッツルなソコは絶望にも等しい衝撃を『私』に与えた。
これじゃあ、ハーレム王なんて夢のまた夢である。
『はっ!!そうだ!ショタクイーンになら!!』
何を言っているんだ私は……混乱のし過ぎでおかしな事を口走ってしまったが、男とそういう関係になるくらいなら死んだ方が断然良いに決まっている。
『考えろ……考えるんだ、私っ!!』
前回、ループする前は間違いなく男だった私が今回は女の子に成ってしまっている理由を。何がどうなって……と考えた所で、そういえば……と思い出す。
それは、転生直後の【神】からの【無事転生できたか確認の手紙】だ。私は裸のまま、脱衣場から飛び出して寝室に戻り枕元を確認した。そこには、読み終えた瞬間に消えてしまった【手紙】が鎮座しているじゃあありませんか!!
震える手で、【手紙】を開くと前回と同じ内容の【手紙】で間違い無かった。ただ、前回と決定的に違う文面がPSとして書き添えてある。
内容は、『-PS- 何で女の子?』というモノだ。
その文面は同時に、【神】自体にも予想外の出来事だったという事の証明でもある。ループ云々には、一㍉も触れていないのでアレに関しては関係ないモノと判断するしかない。
消えていく手紙を見詰めながら、私は頭を抱える事となった。
『つまり……どういう事だ!?』
ループ現象に関しては、【神】の想定外の話で私は転生直後……もしくは、直前にループした事になる。この場合、前者であるなら男となった訳だから……私がループしたのは直前って事になるだろう。
『ええっと……思い出せ、私っ!!』
【神】に出会った時、特典を貰えるという話になって……▲▲▲▲▲▲と■■■■■■。●●●●●●を願った。それから、容姿や性別の設定へと進んでーーーーー!!
『ああっ!?設定してなかった!?』
そうだ!転生した時に言ってたじゃないか、銀髪オッドアイのイケメンにして貰えば良かったって……。
つまり、容姿や性別はランダムで決まるという事だ。
『馬鹿馬鹿馬鹿っ!私の大馬鹿者っ!!なんで、性別を男で固定しなかった!?』
大失敗である。いや、待て!問題は、ないんじゃないか?
失敗して、自殺すればもう一度ループする事になる。
性別が、ランダムで決まるのなら男に戻るまで自殺を繰り返せば良いだけの話だと気が付いた。
『なんだ。冷静に考えれば、簡単な話じゃないか……全く、人騒がせな……』
思い至ったが吉日。早速、ロープを用意した私は鼻歌を歌いながらテキパキと準備する。そして、私は首を吊った。
……………………。
(×2)
結論だけを述べると、私は女の子だった。
どうやら、また失敗したらしい。
次こそはと意気込んで、私は首を吊った。
……………………。
(×4)
また、ダメだった。まあ……まだ、三回目である。
ドンドン試して、それでもダメだったらまた別の方法を考えれば良い。
……………………。
(×16)
もう、一回!
まだ……まだ、四回目だ。
……………………。
(×32)
もう、一回!!
五回目。
……………………。
(×64)
もう、一回!!!
ろ、六回目……。
……………………。
(×128)
七回。
……………………。
(×256)
『……………………』
……………………。
(×512)
『男に……男に戻らなきゃ…………』
……………………。
(×1024)
『男なんだ……男に………』
……………………。
(×2048)
『……男……男…………』
……………………。
(×4096)
『男…………お、と、こ……』
…………………………。
(×8192)
この後、炬楼羽を見掛けた者はいない。
最後、双夜がプレシアにセクハラを働く。
勿論、大人モードでなにも告げずにハグ!
当然ですが、反撃される前に双夜は消滅しましたw
後は、ご想像にお任せです☆!w
そして、『お祭り』の時間からの……恐怖話。
彼の記憶は、欠損しているみたいなので特典が●■▲で表現されていたりします。そして、双夜の補助が無いとみんなこうなる可能性が……wwwww
さて……皆さんは、【等価交換】と聞いて何を思い浮かべます?有名所では、『鋼の練金術師』だと思います。
他の作品なら、『Fate』……Type-Moon系列や『CCさくら』……CLAMP系列の作品等ですかね?
まあ、何が言いたいかと言うとですね……作者は、この【等価交換】が生ぬるいと感じて、更に凶悪化させた【等価交換】を捏造しちゃった訳ですよw 作品中や後書きでも、一回チラッと匂わせていた訳ですが……《ルール・ブレイカー》の【等価交換】は、この凶悪な【等価交換】の方を使っています。
どんな【等価交換】かと言うと……(例題、死者蘇生の場合。
好きな人を生き返らせて欲しい(願う者)。
死者。魔法使い。が、いたとしましょう。
この場合、願う者が対価を支払って魔法使いが死者を生き返らせ……願う者と死者だった者が、ハッピーエンドになる訳です。普通の【等価交換】は、【願う者と魔法使いから対価を奪い】他の方からは奪わない御都合主義が発生したりします。
ぶっちゃけ、それっておかしくないですか?
【等価交換】何ですよね?なら、【死者】からも対価を支払わせないとダメじゃないですかねぇ?……ってお話です。
しかも、それ相応の対価でないとダメです。認めませんから!!そうですねぇ……【死者】からは、願う者の記憶を対価として頂きましょう♪
ついでに、対価も強化して魔法使いからは大量の魔力。
願う者からは、命を差し出して貰いましょう♪みたいな?
ーーーと《R・B》には、こんな感じの残酷設定が組み込まれている訳ですw
この設定によって、物語が一つ発生しましたけどねw
代償・対価の魔法を操る【奇跡の代行者】っていう物語がw
これを作っていた際に、作者は更に残酷な現実を突っ込んで行きます。
それが……一回目は、等価の対価(代償)が発生します。
だけど、二回目からは二倍の対価(代償)を発生させましょう……というモノww
【代行者】を書いている時……物語の人々が、【代行者】に何度も何度も【奇跡】を起こせ! と欲望のままに襲い掛かる場面がありまして……その時に思い付いた設定です。
炬楼羽君は、この【等価交換】(代償・対価の等価交換)によって存在そのモノを消滅させてしまいましたw
作中、(×2)(×4)(×8)(×16)(×32)(×64)(×128)(×256)(×512)(×1024)(×2048)(×4096)(×8192)っていうのがありましたよね?これ、発生した代償・対価を表したモノなんですw
人間一人を対照として、そこから感情や運の総量や寿命等々を加味して数値化し、対価や代償として引き抜いて行った結果……最後の方は、『男に戻る』という思いだけが残って自殺し続けるという結末を得ちゃった訳ですw
二回目の時に、ハーレムの理由や根拠等が消失。もしくは、『男に戻る可能』が消失したのかも。ここら辺は残酷だよ?
三回目には、原作知識や生前の記憶が消失。
四回目には、性欲とか恋愛感情とかが持って行かれたとかw
五回目、六回目と自分を構成している根拠等を失って行ったはずです。その後は、『男に戻りたい』という行動意識のみを残して炬楼羽君は存在そのモノを食い散らかされて消滅してしまった訳ですw
まあ、(×512)以上は普通無いんですけど……そこは、【神様転生】によるオマケ的な代償・対価だと思ってくださいw
え?【等価交換】じゃないですか?
でも、普通に【等価交換】が原則としてある世界で……頑張れば、相応の努力をすれば【等価】になりますか?
なりませんよね?
【等価】になるのであれば、誰だって頑張って努力すれば志望校に合格します。就職だって、楽々採用です。
でも、そうはならないからこの【等価交換】という名の代償対価の法則が発生しちゃったんじゃないですかw
【奇跡の代行者】の名言集には、こんな一文があります。
『人生にたった一度だけの反則。等価交換の原則の元……どんな奇跡でも起こしてみせましょう。ええ、どんな願いでも叶えてみせましょう……!』
まあ、これは内容を知っていると悪魔との契約とか恐怖の囁きとか言われるモノなんですけどねwwwwww
と、まあ……こんな感じで、作者は物語の法則やルール難易度を引き上げて行くキチガイさんなのです。
最終的に、登場人物&主人公が死亡して終了。
そうでもしないと、上手く纏まらない結末に…あるぇ!?
難易度ってのはそういうのを指し、キチガイってのは物語をルナティックにまでしてしまった経験があるって所から来てますwこの物語も、段々ヤバくなって来てないよね?ね??
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!