Fate/~DC~ フェイト/~ダサシンクリード~   作:凡人9号

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どうも、フードにパイルハンマーつけてバクスタしてアサシンごっこしてる凡9です。


原作的遠坂母子御見送りですよ

ゲーセンに行ってジェネレーションギャップを感じたり、璃正さんと頭を抱えたり、時臣氏が何故か歩み寄ってきてくれたり、中国武術のスキルが付いたり、ランクアップしたり、マスターとすれ違ったりと色々のんびりした日々を過ごしている鷲津翔です。

 

何やら時臣氏が我らを集めてなにか大事なことをするらしいので情報大量に抱えて集合場所へ向かった。

 

「・・・なんだこれ!すげぇ!すげぇ!!」

 

一声かけて部屋に入った俺を待っていたのは振動するブラックバーン振り子が紙に文字を書き写しているところだった。

 

「ほう、君にもこの素晴らしさが分かるかね、アサシン」

「ええそれはもう!これは残しておくべき技術、いや魔術ですよ」

 

原理がさっぱり分からないが、そこは魔力で補っているのだろう・・・魔力ってスゲェ・・・

やっぱりダウジングとかは本当にあった技術だったのか!

 

「いやぁ、ここの所色々研究させてもらってるけど俺が把握出来たのは地脈だけだったしなぁ」

「科学で地脈の位置が分かるのかね?」

「技術力はぶっ飛んでる状態ですけど、何世紀か進めば調べられるようにはなるかと。まぁ、その辺の発想力がある奴がいれば、ですけどねー」

 

青いツナギに帽子を目深に被って片手に計測器もって冬木の街を練り歩いてました。電流計測器みたいなので地脈の上にいる時に針が振れるようにしたんだけど、後で遠坂家にある地脈の地図と比較してみたら一致してた。

魔術師ってスゲェな、道具使わなくてこれかよ、と一人で戦慄していた。

結果として、地脈の力をほんの少し借りれるかどうか、の研究をしている所である。

魔術師なら簡単に借りれるんだろうが、まったく魔力のない一般人の俺が地脈の力を借りれたらそれはすごいことになるぞ!

 

あ、なんか知らんけど中国武術のスキルがAになってた。多分地脈とかが関係してるんだろうから璃正さんに聞いてみたら「これまでは自身の力しか知らなったものが、より強大な利用できる力の存在を知ったからでしょう」とのこと。

つまり、地脈を利用するのが中国武術の神髄とな・・・ということだ。

 

「しかし、今だ魔力ってのがよく分からないな・・・魔力がないから、って言われちゃったらそれまでなんだろうけども」

「しかし、今のアサシンの体は魔力で出来ているのだが」

「いきなりそんなもん渡されても困っちゃいますよ。使い方さっぱり分からないんですから」

「英雄とはそういうものなのか・・・」

「まぁ自分、魔術衰退中の近代どころか衰退しきった未来ですから。いや、探せばいたのか?いてもおかしくない感じだったけど・・・悔しいなぁ」

 

自分、現状で満足してました。どうせいないだろうって思ってました・・・歳とると価値観凝り固まっていやねぇ。

 

「あ、これ最新の俺の情報です。お納めください」

「うむ、ありがとう」

「ところで、今の振子は?」

「ああ、ロンドンにいる間謀からの連絡だ。資料は照らし合わせて万全にしておきたいと思ってね」

「そうですね、俺の情報は細かいところまで分からないので専門家の視点とはまた違うでしょうから」

「うむ、情報は大切だ。有利に事を運びたいからね」

 

優雅さん優雅だけどなんかなー・・・ま、いいか。

 

「で、時臣氏。何やらヤバめの英雄を呼ぶと聞いたんですが?」

「うむ、我が家の縁を全力で使い仕入れたのが、この触媒だ」

 

そうドヤッ!ってしながら俺に見せてく来たのは、両手に乗せた石を見せてくる、石というか、なんというか・・・あ、これ化石か。博物館で見たことあるよ。

 

「世界で最初に脱皮をした蛇の化石だ」

 

なんかで聞いた事ある様な謳い文句だな、なんだっけ、神話?

 

「時にアサシン、綺礼がこの家に入るところを誰かに見られてたりなどは?」

「大量のステルスフロート偵察機を配備して異常があれば報告するようにしてるんで、大丈夫です」

 

ちなみに俺は今、遠坂家の使用人の人と同じものを作って貰い、ソレを着ている。申し訳程度のカモフラージュだが、しないよりはいいだろう。潜入するときによく着たことない服とかよく着てたけど、この服、スゲェこだわってる。一流の貴族とは使用人の着る服にさえ気を配るのだと知った。

 

「そうか、私にはよくわからないが万全なのだろう」

「これでもアサシンですからね、生きてた時よりそう言った感覚が研ぎ澄まされてるみたいなんで」

「クラス適正のおかげなのだろう、そのまま頼むぞ」

「御意。して、英雄召喚は何時行うので」

「今夜だ。ではアサシンよ、これからはマスター同士の会話となる」

「分かりました。お話では、奥方様とご息女様が今日経つとの話なので、そちらにご挨拶に向かいます」

「ああ、凛はまだ幼い上に活発でもあるから、よろしく頼む」

「ええ、孫娘を思い出してちょっと頑張りすぎちゃいましたよ」

「その顔で孫と言われると違和感が・・・それに、一体何をしたのだ」

「護身用の道具を、うん、少しですよ、この世界で作ったのでそれほど異常ではないと思います・・・よ?」

「・・・ありがとう、と言っておくが、魔術と行き過ぎた科学は等価値なのだろう。今後はあまりそう言ったことは無いように」

「はい、すみませんでした」

「うむ、では下がってくれたまえ」

「では失礼しますねー」

 

何作ったかって?魔力でシールドエネルギー作り出すブローチ。私服?制服?のリボンの結び目に付けられそうだったのでちょっと作ってみた。

今の技術でも作れるんだぜ?まぁ魔力云々に関してはマスターに「ちょっと魔力を利用したいんだけど、どうすれば出来るようになるかな」と相談したら快く手伝ってくれた。あのマスター絶対気付いてないって、スッゴイ笑顔だったことに気付いてないって・・・

 

 

 

とりあえず、廊下でであった葵さんに「どうも奥方様、お手伝いしましょうか?」って聞いたら「私の方は大丈夫だから、凛の方に行ってもらえるかしら?」と左遷された鷲津翔です。

 

んで、彼女の部屋に前まで行くと部屋の中から何かが倒れた音が・・・

ということなので「話は聞かせてもらった!」とドアを開けて中に入ると彼女の体の三分の二くらいある大きなスーツケースに押しつぶされていた。

 

咄嗟に駆け寄りスーツケースを退かして彼女の上半身を起こして座らせる。

 

「あーあーもう服が汚れちゃったな」

「ええ、着替えるわ」

「それと、もう少し小さいケースにしようか」

「・・・そうね」

「着替えるんだから俺は部屋から出て外で待ってるから、何かあれば呼ぶんだよ?」

「はい」

 

なんか、娘の相手をしている感覚だ。あぁ、そういえばあの娘も活発でよく怪我をしてはしょんぼりしてたっけなぁ。いやぁ、懐かしい。

 

と数分間、昔を思い出しつつ壁に背を預けて待っているとドアが開けられ、

 

「あ、アサシン。これ持ってもらってもいいかしら?」

「ええ、仰せのままに」

 

彼女の体半分ほどのスーツケースを重そうに引きずって出てきた。うん、実に可愛らしい。

 

 

 

二階へ上がる階段の上にマスターがいるのを見かけてつい話しかけてみた。

 

「マスター、話は終わったのか?」

「ああ、注意すべきマスターについて教えていただいた」

「衛宮って人の事か。手段選ばない奴はやること酷いからな・・・」

 

完全にブーメラン発言だけどなこれ、束さんと一緒に「何が一番有効か?相手が嫌がることさ!」を地でやってたからな。いや、若さって怖いね。

 

「時にアサシン、その荷物は?」

「今日から私とお母様が禅城(ぜんじょう)のお家でお世話になりますから」

「あれ?ここからそこまで結構距離なかったっけ?」

「大丈夫よアサシン、電車で通うから」

 

あくまで普通を装ってるつもりなのだろうが、頼ってもらえない子供心が感じられる。でもね、戦争なんだ。特に衛宮さん家の切嗣君なんて洒落じゃないくらいの奴なんだ、ごめんね。

 

「綺礼、アサシン。あなた達はお父様のそばに立って戦うんですよね」

「無論。そのために私は弟子として招かれたのだから」

「そのために、俺はマスターに召喚されたわけだからね」

「では綺礼、貴方を信じていいですか。最後までお父様を守り通すと、約束してくれますか?」

「それは無理な相談であろう、そんな口約束が容易く出来るような安易な儀式であれば、君や奥方様を避難させるようなことは無かったであろうからな・・・時にアサシンには問わないのかね」

「アサシンはもう信じていますので。それに、私はやっぱりあなたのことを好きにはなれないと思いますし」

「ま、ウチのマスター胡散臭いしな。何考えてるか分からない面してるから子供からしたら天敵なんだろうな」

「その代わり、アサシンはまるで子供なので安心できます」

「やめてね?俺だっていい大人経験した人間だからね?一つの時代作った一人だからね!」

「ほら、その反応で信用できます。綺礼はこういったやり取りをしても反応しないので」

「だそうだマスター、なにか反論は?」

「ふむ、そうだな・・・凛、そういうのは本人の前で口にしてはいけない。でなければ、君を教育している父親の品格が疑われるからね」

「・・・ええアサシン、私、綺礼のこういった所が嫌いです」

「俺は結構好きだけどなー、こういう所」

「・・・アサシンは物好きよね」

「なんて失礼な娘っ子だ」

 

つい、本当につい、彼女の頭に手を乗せて頭を揺さぶってしまった。娘が剣道大会で優勝したので祝ってやったドヤ顔で「あと少しで父さんにも勝てるよ!」とか言って来た時と同じことをしてしまった。そういえば、孫娘にも同じようなことしたような・・・なんでだっけ?

 

「あらあら、仲がいいわね、凛」

「おっ、お母様!」

「いやーやっぱりいいものですね、つい娘を思い出してしまいまして。すみません」

「いえそんな事は。機会があれば娘さんのお話もぜひ聞きたかったのですが」

「今回ちょっと洒落にならないみたいなので、なあマスター」

「そうだなアサシン。時に、私は少し奥様と話がある、先に彼女を車へ案内して差し上げろ」

「了解。では行こうか凛嬢」

 

あ、先に走って行っちゃった・・・頭揺すった事に怒ってるんだろうけども、なんかショックだわ。

 

「本来なら送っていきたいんだけど・・・俺って冬木から出れないし」

「私は、繋がりあると思われると動きづらくなりますから」

 

車に乗った葵さんと凛嬢。本音を言うと、車にカーナビとかつけてあげたかったけど・・・どうも葵さんは機械音痴な模様。というか、遠坂の姓を名乗ると機械音痴になる病気にでもかかるのか?ってレベルで遠坂家ヤバい。

使えないわけじゃないけどボタン押し間違えて焦る、とかだけども。

 

「そのお気持ちだけで十分ですわ。言峰さん、アサシンさん。どうか、主人の事をよろしくお願いします。あの人の悲願を、手伝ってあげてください」

「最善を尽くします、ご安心ください」

「全力で他の連中ぶっ潰しますので帰ってくる準備しておいてくださいねー」

 

葵さんのひきつった顔が印象に強く残った。

ついでにマスターに舌を出して嫌いアピールしてる凛嬢にほっこりした。

 

 

 

「いやー、しかし衛宮切嗣はスゲェな。まるでゴルゴだ」

 

時臣氏以外の遠坂家は現在時臣氏の「聖杯戦争に巻き込むわけにはいかない」という方針によって誰もいなくなり、今俺は今までマスターが集めた衛宮切嗣の情報を漁っている。

 

「ゴルゴ?」

「漫画の主人公なんだけどね。凄腕の殺し屋で、大体どんな依頼でもこなすためには金に糸目付けないんだよ。一人殺すためにマンション買ったりとか」

「それは、なんというか、凄まじいな」

「リアルにゴルゴがいたらこんなんなるのか、でも面白いなこいつ」

「面白いとは」

「こんなストイックな男の望みってのはなんだろうな」

「・・・時にアサシン。お前は時臣師についてどう考えている」

「どう、とは?」

「私は落胆しているのだ。ああ、いつも通りだ、と」

「いつも通りとは?」

「私の空いている穴を埋めるに足る人物ではない、ということだ」

 

・・・あぁ、そういや愉悦る前は悩める人だったか。

 

「マスター、君は一つ勘違いしている。誰かに与えて貰うモノなど本当に価値のあるものかね?」

「・・・それは、どういう事だ」

「真に価値のあるものは自分自身で気付くモノの事だ」

 

だってさ、リンゴにほぼ全て自動的に知識植えつけられるんだぜ?こんなのに価値なんざねぇよ。まぁ利用はするけど思い入れなんて欠片もない。きっとマスターも同じようなものなのだろう。原因がわからないから余計にだわな。

 

「とりあえず、マスターは失った奥さんの記憶を思い出す必要がある。きっとそこに鍵があるはずだ」

「・・・・・・そう、なのか?」

「・・・治療でもしてやろうか?」

「いや、いい。思い出す努力をしてみよう。誰かに与えて貰うモノに価値など無いのだろう?」

「んじゃ、頑張ってみてくれたまえ。何かあれば相談に乗るから気軽に聞いてくれ」

「ああ。だが、その前に今は聖杯戦争だ」

 

また資料に向かい直したマスターを見ながら・・・どうしよう、リンゴにサルベージされた前世の人の記憶的には普通に進めば璃正さん殺されるんだっけ?個人的には死んで欲しくないなぁ。とか思ってた。

 

 

 

あ、ランサーのマスター殺しておこうかな?




鷲津、謎技術に興奮。
地脈研究でスキルアップ。
遠坂母子御見送り。


次回

じ、次回こそ英雄王召喚ですよ
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