初投稿です。
進撃の巨人を読んで小説を思いついたので書きました。
こんなことあったかも、そんな小説です。
思ったことがあれば言ってください。
具体的な指摘を頂ければ幸いです。

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ダイエット

「お前太ったんじゃないか?ミカサ。」

 

その一言が、始まりだった。

エレンはそう言って、

私の頬を軽くつねった。

 

 

私は固まった。

エレンに触られたからだ。

そして

エレンが言った言葉を理解することに、

少し時間がかかった。

 

 

 

…今エレンは私に太ったと言った?

そんなことはない。

そう思いたかった。

でも、

その言葉はしっかりと耳に焼きついていた。

 

 

 

お前太ったんじゃないか?

お前太ったんじゃないか?

お前太ったんじゃないか?

お前太った……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミ、ミカサ?大丈夫か?」

エレンが心配そうな顔で覗き込んできた。

エレンに太ったと言われ、ショックだった。

太ったと言われて、

嬉しい人は少ないだろう。

でも、今そんなことを言って、エレンを

困らせてしまうのは嫌だ。

それでも、

無理に大丈夫だと言える気分ではない。

だから、黙っていた。

黙っていれば、こちらの気持ちを察して

謝ってくれるかもしれない…

などと、内心期待していた

すると……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうかしたのか?」

全くこちらの気持ちに気付いていなかった…

普段からエレンはこのように、

人間関係において、とても鈍感だ。

だから、こんな言動には

慣れているはずだった。

でも、

今日はなぜか

複雑な気持ちになった。

そして、その場から逃げてしまった。

 

 

タタタタァッ

 

「ミ、ミカサ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日を境に私は、ダイエットを決意した。

そこで、私は考えた。

どうすれば痩せられるのか?

すると、一つの案が浮かんだ。

 

食事制限だ。

 

普段から兵士として訓練しているし、

訓練をしていない時には、

腹筋や腕立て伏せなどをしているので、

運動はもう十分だ。

 

そこで、食べる量を減らせば

痩せられると思ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食事制限1日目が始まった。

1日目は、わりと平気だった。

 

「あれ?食べないのか?」

「うん。今日は食欲がないの。」

「そうか。じゃあ、もらっていいか?」

「うん。」

「ありがとな。」

 

エレンの顔は

とても嬉しそうだった。

 

 

その日から、

余った御飯は全部エレンにあげた。

 

 

 

 

2日目は、少し空腹感が増した。

でも、まだ大丈夫だった。

 

 

問題は3日目。

その日の昼過ぎの訓練は、

グラウンドで対人格闘術だった。

 

「こいっ、ミカサ!」

 

私は木製のナイフを手に持って

エレンに突っ込んだ。

 

すると、急にめまいがした。

 

私はそのままの状態でエレンに突っ込んだ。

そこで私の意識はなくなった。

 

「ミ、ミカサ⁉︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………サ

「ミカサ?」

気が付くと、

私は保健室のベッドの上にいた。

そして、横にはエレンがいた。

「大丈夫か?」

コクリと頷く。

「まったく、訓練中に倒れたから

心配したんだぞ。」

エレンが呆れ顔でそう言った。

「保健室の先生が言うには、

ただの貧血だって。」

「うん。」

「ああ、それと気分が良くなったら、

戻っていいってさ。」

「うん。」

 

そう話していると…

 

 

 

ぐうぅぅぅ

 

部屋に私の腹の音が鳴り響く。

 

顔から火が出る。

「ははっ、サシャみたいだなっ。

腹減ってんのか?」

さらに火を噴く。

「よしっ、

食堂からパンもらってくるわ。」

そう言って、エレンは保健室から出た。

 

数分が経ち、エレンは戻ってきた。

手には、一つのパンがあった。

「ほら。」

「ありがとう。」

「水も飲むか?」

「うん。」

するとエレンは立ち上がり、

水の入ったコップを持ってきてくれた。

「ほら。」

「ありがとう。」

 

ムシャムシャ もぐもぐ

んっんっんっ

ごっくん

ムシャ…………………………

 

 

 

 

とてもお腹が空いていたので、

すぐに食べ終えた。

「相当お腹空いていたんだなぁ。

もう食べたのか。」

エレンが驚いた表情で言った。

「うん。」

「そういやぁ、

お前最近飯食ってなかったよな。

何でだ?」

理由は御飯の時に言っていたので

普通の人ならワザと言っているようにしか

聞こえないが、相手はエレンだ。

そんなはずはない。

それにこれ以上嘘をつくのも限界だ。

だから私は正直に言うことにした。

「あの、その……………」

「なんだよ。早く言えよ。」

「…エレンに太ったって言われて、

とてもショックだった。

だから私は痩せようとした。

……ので、私は御飯を食べなかった。」

するとエレンはキョトンとした表情で

こう言った。

「そんなことまだ気にしてたのか。

それに何で痩せる必要があるんだ?」

え?ということは……………

「エレンは

私に痩せて欲しい訳ではないの?」

「うん。」

驚きが隠せない。

「な、なら、

どうしてあんなこと言ったの?」

エレンは少し考えたあと、こう言った。

「そう思ったからかな。」

「本当?」

「うん。パンとか色々貰って

嬉しかったけど、

そんな理由ならもういらないわ。

今日からはちゃんと自分の分たべろよ。

あ、でもサシャみたいに

周りのやつらのまで食べるなよ。」

エレンは笑った。だけど私は笑えなかった。

 

「どうしたんだ?」

「……………てよっ。」

「え?」

「最初からそう言ってよ!」

「……………。」

「……………。」

しばらく沈黙が続いた。

 

その空気を私が破った。

「エレン

少し相手の気持ちを考えて発言して。

そう思ったからと言って、

あんなことを言っては傷つく。」

エレンは少しきまりが悪い様子になり、

「ごめんな、ミカサ。

お前がそんなに傷つくとは思わなかった。

これからは気をつけるわ。本当にごめん。」

そう言ってエレンは頭を下げた。

「顔を上げてエレン。」

エレンは顔を上げたが、気まずそうにして

目を合わせようとしない。

「こっちを見てエレン。」

するとエレンはしぶしぶこちらを見た。

私は笑顔でこう言った。

「その言葉が聞きたかったのエレン。

これからは気を付けて。」

「うん。分かった。気を付ける。

それで、どうするミカサ?訓練に戻るか?」

「うん。戻ろう。」

私はベッドから立ち上がり、

エレンといっしょに訓練に戻った。

 

 

 

 

 

グラウンドに戻ると、

周りはざわざわしていた。

「なんだ?何かあったのか?」

エレンは相変わらず

何も分かっていないのか。

「分かるか?ミカサ。」

「分からない。」

適当にそう返した。

すると、ユミルが近づいてきた。

「よう、ミカサ。

愛しのエレンさんに

看病して貰ってどうだったか?

嬉しかったか?

お前ら、もうすっかり恋人みたいだな。」

思わず顔が赤くなる。

「ははっ。冗談だよ。」

「ユミル。俺とミカサは家族だぞ。」

「やれやれ、

お前はまだそんなこと言ってんのかエレン。

愛しのミカサちゃんが泣いちゃうぞ。」

「だから、俺とミカサは…」

「おっと、教官が近くに来た。

じゃあこれで。」

「そうか。じゃあな。

よし、ミカサ。早く訓練の続きやろうぜ。

俺が攻撃役な。」

 

エレンが突っ込んできた。

私はそれをかわし、エレンに組み付いた。

 

「イテッ

痛ぇよミカサ!は、離せぇぇぇ…」

 

エレンは必死に抵抗するけど、無意味だ。

必死に抵抗するエレンの姿が可愛い。

溜まった不満を少し発散させて頂こう。

 

「自力で離れるまでが、訓練。」

「いくらなんでも、やり過ぎだ!」

 

ギュウゥゥゥ

 

「参った、参ったから離してくれ!」

さすがにイジメ過ぎたかな?

そう思い、手を離した。

 

バタンッ

 

「イテッ

急に離すなよ!」

「ごめん。」

 

周りでは、クスクスと笑い声が聞こえる。

エレンは相変わらずそれに気付いてない。

 

 

 

 

 

私達はもうすぐ訓練兵を卒業する。

エレンとこうして訓練出来る毎日も、

あと少しで終わる。とても残念だ。

私はその思いを胸に、

悔いの残らないよう毎日を過ごしている。

 

思えばエレンとは、

両親を失ったあの日からの付き合いだ。

辛く、悲しい出来事だったけど、

エレンがいたから私は今ここにいるし、

エレンがいたからどんなことも

乗り越えてこれた。

エレンにはとても感謝している。

 

 

 

エレン

あなたがいれば、わたしは何でも出来る。




いやぁー
女性視点の小説って難しいです。
うまく書けたか不安です。

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