各々が己の思うがままに書き綴った紆余曲折の物語。
ラブコメ、バトル、シリアス、推理の融合が今、混沌の世界へと誘う―
平凡な生活を送る主人公の日常が4人のバカ(筆者)によってかき乱されるっ
そんな悲運の主人公の物語、とくとご覧あれ
※(この物語はフィクションです。実在する人物、団体、その他名称とは一切関係ありません)
これはそんな突拍子もない呟きによって始まった物語…
主人公「由紀」のラブコメバトルシリアス推理な
※<〇〇〇>は執筆者名となっております。
執筆者それぞれの癖を見つけてみるのも面白いかもしれません…
<中之島>
「由紀…もう離したりはしない…」
「悠斗…ありがとう」
「ん、こんな時間に誰か来たようだ」
「まって悠斗…」
「大丈夫、すぐに戻るって」
そう言って悠斗は玄関へと向かった…
私は嫌な予感が走り慌てて悠斗の後を追う
「悠…斗…」
私は目を疑った
いや、受け入れることを拒否していたのかもしれない…
目の前に朽ちる『悠斗だったもの』の存在に…
嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…
さっきまであんなにも暖かかった温もりが今では冷たいまま
私を包んでくれた暖かさは…もう無い…
「嘘よ…まだ私たち付き合ったばかりじゃないっ…」
「こんなの…あんまりよ…」
私はただ泣くことしかできなかった…
一体誰が悠斗を…
私の中にある感情が芽生えた
悠斗待っててね、今すぐ犯人を見つけ出してあげるんだから…
そう悠斗だったものに告げ私は左手に一本の剣を召喚する…
「まさかまたこれを使う時がくるとはね…」
<Amazon.com>
銀色に装飾された一本の剣が月光に照らされ美しく怪しく輝く…
犯人はすぐに見つかった
校庭に鎮座していたのだ
やはり、ソレは人間ではなく異形のモノだった
丸い球体のような黒々とした胴体から複数の触手が生えている―――コイツは…
<Selector〜nagomi〜>
コイツは…昔、聞いたことある。
悠斗の住んでいたエタニティアの世界で戦ったと言っていたゴラフル・ワーム…だった気がする。こいつの弱点はたしか…
<takeshim>
だがなぜか思い出せない
なぜだくそっ
こんな大事な時に敵の弱点を忘れるやつがどこにいるんだ。
クソ…やつが迫ってきやがる、一体どうしたらいいんだわからないだが、今はあいつの仇をとらなければならないんだ。
やつの触手が俺を狙って右の方からくる。
俺はそれをギリギリ回避するが、やつの攻撃はおさまることを知らない。
俺はギリギリで回避するがやつの攻撃は次第に激しさが増していく。
だが、やつはなぜか急に攻撃を止めてどこかえ消え去った。
俺はひとまず助かったと思った。
だが、俺は俺の大事の人を殺したやつを許さない。
俺は今のままではやつには勝てないことを判断し仲間を探す旅に出ることを決意した。
そう、やつを殺すために。
<中之島>
周囲に警戒しつつもとりあえず剣をしまう。
「ふぅ… 一体なんだったんだろ…」
数々の疑問を残し消えたゴラフル・ワーム、通称「陰蟲」
彼の世界ではすでに全滅したはずのあいつがなぜここに…
とにかく今のままでは到底勝ち目はない…
そう思い私は市街地へと出た…
ここは始まりの街ソーラス。
元々は戦争で戦いに出る兵士たちの拠点として築かれた街だが、戦争のない今では賑やかな商業市だ。
しかし、いつもとは何かが違う…
そう、明らか人が少ない…
私は近くの店に設置されていたテレビに目をやる。
テレビの中では慌ただしくニュースキャスターが何かを読み上げている
内容を聞き取るために近づこうとしたその時、一人の男性にぶつかってしまった。
「あっ…すいませんっ‼︎」
私は慌てて謝る
「いえ、こちらこそすいません」
向こうもすぐに謝ってきた。
見たところ、その青年は自分と同い年ぐらいだった。
男性にしては少し長めの髪に異国の衣装を身に纏っていた。
確かあれは東の方の諸国でよく着られている「浴衣」という着物だ。
「あの…どうかされましたか?」
「え、あっ…いえっ…すいません。」
珍しい浴衣に思わず見入ってしまった。
「確かに珍しい服装ですからね」
青年はそう言って浴衣を軽く翻させた。
その時、テレビから耳を疑う言葉が
「各地で謎の連続殺人事件が発生…」
私はすぐに確信した。
奴の仕業だと…
「物騒な事件ですね…」
青年は私にそういった
そういう彼の表情は先ほどと比べ重く暗い表情だった。
「実は僕も妹を…」
「えっ」
私は思わず聞き返してしまった
そう、彼も陰蟲に大切な人を奪われた者だった…。
「僕、犯人が許せないんです…」
そういう彼の拳は硬く握られ震えていた…
「私も…」
なぜか自分でも知らないうちに口から言葉が出ていた
「私も…結婚を誓い合った最愛の彼を失ったんです…」
口から勝手に言葉が出ていく…
もしかするとこの辛く苦しい感情を外にだし、少しでも気を休めたかったのかもしれない。
青年「じゃあ、あなたも…」
私「そういう…ことです…」
青年「そうだったんですか…」
私「何か心当たりなどは無いですか…?」
青年「心当たりですか…」
「それなら一つ、妹の首筋に…」
私「妹さんの首筋に…?」
青年「獣の蹄跡のようなものが…」
私「獣の蹄跡⁉︎」
青年「はい、そうとう深く切り込まれ、妹は恐らくそれで…」
私「そうでしたか…」
青年「つかぬ事をお聞きしますが、お名前は…?
僕の名前は『嵐山
私「私は由紀、
風琴「妹を殺した犯人についてなにか知っているんですよね」
全てお見通しのようだ
由紀「ええ、私はその犯人… 陰蟲というモノを追っている…」
風琴「陰…蟲…」
「それが妹を殺したモノの正体…」
由紀「そう、私はその陰蟲を追うためにここまで来た」
風琴「なら…」
「僕にも協力させてくださいっ」
由紀「えっ…でも…。」
風琴「お願いしますっ‼︎」
「妹を殺した陰蟲、必ずこの手で仇を取るんです」
風琴のまっすぐな思いに押される…
由紀「でも、死ぬかもしれないんですよ…」
風琴「それでもいいんです、だからお願いします」
「それに剣術なら嗜んでおります」
(正直私一人じゃ勝ち目は無いけど、風琴さんと一緒なら無理ではなさそうな気がする…)
由紀「では、お願いします」
これが私と風琴の出会いだった…
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風琴と出会い、三年が経過した…
私はアイツを殺す為に益々修行をした
時には、死にかけることもあった(風琴は死んでしまった)
そして、アイツのいる場所も掴んだ
う…ううグスうっグス
悠斗ーーーやっとあなたの敵が撃てるよ…
私は頬に垂れた涙をさっと拭った
____________________
終焉と混沌の街グランベイス
この街の近くのレダジィール砂漠でアイツが現れるらしい
私は、街には興味がないのででレダジィール砂漠に向かった
見つけた……
あの日見た、忘れることの出来ない黒々とした球体が砂漠には浮かんでいた
私は、自分でも気ずかぬ内に身を焦がす程の速度で駆け出していた
アイツ―――陰蟲との距離は120m
その間を僅か4秒で詰め、砂面を蹴り跳躍し空中に踊りだす
虚数式を展開___イデアにアクセス__完了__No,87魔法陣を起動_______
「月に導かれしは、死氷の魔
闇に呑まれしは、死銀の刃
顕現せよッ!__氷銀の死剣ッ!」
空中に踊り出た一瞬の内に、私は武器を右手に展開した
まだ、陰蟲は反応出来ていない!
今だッ!
喰らえッ! 喰らえッ!喰らえッ!喰らえ!
ザシュッザシュッザシュッザシュッザシュッ喰らえッ!喰らえッ!喰らえッ!喰らえッ!ザシュッザシュッザシュッザシュッザシュッ喰らえッ!喰らえッ!喰らえッ!喰らえッ!ザシュッザシュッザシュッザシュッザシュッ
喰らえッ!喰らえッ!喰らえッ!喰らえッ!
ザシュッザシュッザシュッザシュッザシュッ
何回も何十回も何百回も何千回も、私は球体を斬りつけ斬り裂き斬り払いを行った
っとここで、魔法武器の維持時間が限界を迎えた為攻撃を中断し飛び引く
ブシュウッズサァァ
球体が破裂し砂面に落ちた音だ
…案外、呆気なかったな
と砂面に座り込んだ時ッ!
黒々とした球体の残骸から人間らしいシルエットをしたナニかが出てきた
私は咄嗟に立ち上がった
そして、虚数式を展開しイデアにアクセスして魔法陣を起動し…出来なかった
「何で!?」私は失敗したのかと思いもう一度行った
しかしッ! それでも魔法は発動しない
私は、混乱するあまり叫んだ
「何でっ!? 何でッ!⁇魔法が発動しないッ!?」
フフフっと笑い声が聞こえた
その方向に顔を向けると、そこには…
_____久しぶりだねえ____________________由紀______
そこには…球体の残骸から出てきたナニかが
いた場所には________________________死んだ筈の悠斗がいた
<Serector〜nagomi〜>
「悠……斗?え、嘘、なんで?」
「さあ、始めようか?本当の『闘い』を」
そう言いながら、悠斗は右手を掲げる。
「万物の法則よ。
我に汝の姿と時を操らせろ。
神の名を轟かす雷神、風を司る風神、水を司る水神、炎を司る炎神、大地を司る、礫神
今ここに、我の元へ!」
突風が巻き起こり、彼を包み込む。
「なんだ…これは一体…」
「やっと出来たんだよ、誰にもなし得なかった、自然という神を操る魔術がね。」
「う、嘘だろ?そんな事…魔法値がいくらあっても足りないに決まってる!」
「君は、いい質問をするね。そう、僕一人では到底これを操ることは出来なかった。だから、僕は考えたんだ。他の人の魔力を貰えばいいんだって。」
「でも、魔力の元は心臓の中に…」
私は、やっと彼の言わんとしていることが理解できた。
「だから…だから罪もない人たちを!」
「罪ならあるさ、僕に逆らうこと自体が罪なんだよ。」
<takeshim>
私はまだ悠斗が何を言っているのかはわからなかった。だけど、一つだけわかることがあった。悠斗が生きているただ私はそのことだけが嬉しかった。
「さあ、お前も俺と一緒に来い。」
悠斗がそう言った私はそれでもいいと思えた。
だって、悠斗が生きているそれが私にとってとてつもなく嬉しかった。だけど、私はやつを倒すために旅をしてきた。三年間の間にたくさんの人たちと出会った。私と同じように大切な人を殺された人たちと、私の中では悠斗を許さないと思えるようになっていた。
「悠斗あなったがやっていることは許されることではい」
「何が許されないことだって、俺のしていることは魔術師にとっての目標何だぞ一緒に研究してきたお前ならわかるだろ。」
「だからと言って、人を殺していいという理由にならない」
「理由などいらない。ただ俺は魔術師としての理想をはたすだけだ。」
今の悠斗には、何を言っても無駄なような気がした。だから私は悠斗を倒すことにする事にした。今まで会って来た人たちの無念を晴らすために私は悠斗と戦うことを決めた。
「我は、勇者なり。我は、すべての悪を許さない。我は、すべての悲しみを背負い。我は、この道を進んでいく者なり。我に、今前にいる悪人を倒すための力を我にあたえよ。すべての悪を浄化する剣その名は、清浄神々剣。」
「悠斗、私はあなたを許さない。だから私はあなたと戦う。」
「今の俺に勝てると思うなよー。この凡人がー」
<中之島>
悠斗…
かつては結婚までも誓い合った仲
二度と会えない、そう悔やんだ…
それが今、こんな形で再開するとは…
あのとき誓った…
『悠斗だったもの』…、悠斗の亡骸の前で誓った…
「絶対に犯人を捉え、仇を打つ」と…
そして今、その時が来たんだ…
私は思いっきり叫ぶ
「絶対にお前を捉え、仇を打つっ‼︎」
そう、『悠斗だったもの』、悠斗に見えて私の知っている悠斗ではないものに叫んだ。
そう、風琴やその他の色々な人の…
肉親、最愛の人を亡くした皆の仇を…!
私の身代わりになって死んだ風琴のためにも負けるわけにはいかないっ…
「さあ、来いよ… 仇を打つんだろ?」
私は剣を強く握り、力強く踏み出した
「セェェェラァァァァッ‼︎‼︎‼︎」
ザシュゥンッ
しかし私の攻撃は虚しくも空を切るのみだった…
「その程度かっ…‼︎」
「クッ…」
ならば…
と思い私は呪文を唱える
「母なる海の意思を継ぎ、空を駆け抜け遥々と、冷たく大地に降りそそぐ、儚くも美しい雪の如く…」
「雪華『如月ノ椿』ッ‼︎」
辺りの空気は急激に冷え、冷気が私を包む…
そして私は木枯らしの如く悠斗に斬りかかる…
<Amazon.com>
彼との戦いから3日が経った。
世界は崩壊へと動き出していた。
世界がバグで満ち始めたのだ。
そう、彼はこの世界に生じたバグを取り除いていただけだったのだ。
そのことは、彼と戦っている時に分かった。
彼を傷付けると彼の中に溜まったバグが外に溢れ出していたからだ。
彼を殺すとどうなるかも戦いの途中で分かった。
それでも、私は戦いを辞めることができなかった。
大切な人を失ったと泣き叫び、悔しみ、殺した相手を憎み、最後に自らの力が足りなかったからだと嘆いた人に一体何人会っただろう? 代わりに仇を撃ってくれと何人に頼まれただろう? そんな人々の気持ちを無視してもいいのだろうか?
何故かって?ここまで出会った人々の記憶が一気に蘇ったからだ。
私には世界を崩壊させない選択があった。
随分自分勝手だと思う。
今世界が崩壊に向かって動いているのは…
全部、私のせいだ。
でも、彼は…悠斗は最期に笑いながらこう言ってくれた。
「君のせいじゃない。全部、僕の力が及ばなかったからだ。君のせいじゃない。だから泣かないでくれ。全部、僕が悪いんだ。だから泣かないで、君は笑っていた方が可愛いよ」
でも、世界が滅びるのは彼のせいじゃない。
私は、私の罪を背負い死んでいかなければならない。
それ程までに、私は自分勝手で恐ろしいことをしたのだ。
……あと一時間も経たず、この世界は終わるだろう。
(もし、私の罪が許され、もし、私に次の人生があるのなら…また、悠斗と会いたいな)
世界が終わりの悲鳴をあげる中、
私は、静かに目を閉じた。
――2015年 とあるマンションの一室
……なによ? このクソゲー!
え? いい話じゃない?
何処がよ!?
カオス過ぎて訳が分からないわよ!!
えー? 僕は良いと思ったのになあ…
そ、そこまで落ち込まなくてもいいじゃない
だって由紀が…僕の作ったゲームをボロ糞に言うから…
ほ、ほら、私も手伝うからさ?
新しいゲームを作ろうよ? ね? 悠斗
〜完〜