本気禁止制限決闘   作:阿音

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おかしい……何故こんなに長く?
ちょっと長い今回、色々有って遅くなりました。

今回はアンケートの結果が登場します。
キャラが自分の思っているのと違っても勘弁してください。
わかってたけど、このキャラ難しい……楽しいからいいんですけどね。

次回は制裁タッグ決闘、また遅くなりそうです。
でも20日には投稿したいと思います。
……今後3日に1回更新にしようか考え中です、決まったら報告します。

今回も燃えるシーンはありません。
以下本編


11話【退学→タッグ結成】

制裁タッグ決闘まで数日残っているんだが……暇だ。

一応のんびりと授業を受けながら待っているんだが、まだ日程が決まっていないらしい。

相手は決まっているという話なんだが、相手の予定と合わせなければならないと言われた。

まぁ、数日中には決定して始めるという事だから別にいいんだけどな。

 

さて、相手は誰なのか気になるんだが……それよりも気になる程でもないが気になる事が。

水色の奴が授業に出てこない、明日香が遊城に話を聞いてみると、どうやら引篭っているらしい。

あの程度で酷い状態だ、別に酷く負けたわけでもないのに落ち込む要素が有ったのか?

 

明日香なんて追い詰めたと思った所から逆転エクゾディアで敗北だった。

なのに一時期落ち込んでいたが数日もせずに回復して、俺に向かって次は負けないと堂々と宣言しやがった。

しかもその後も平然と付き合いを続けているという精神をしているんだぞ?

 

枕田は現在も俺に怯えているものの、出会ったら強がりを言う程度まで回復している。

元々強気な性格だし、負けても落ち込みながら授業には出ていた。

友人に色々と訊かれていたが、相手は言わずにこっぴどく負けたと素直に言っていたな。

あの性格というのも有るし、俺以外の前ではもう元気な性格に戻っている。

 

浜口は心を完全に折られた事も有り、1日だけ学校を休んだ。

しかし翌日には表面上だけとはいえ元の生活に戻っていたな。

休んだ理由も、ただ体調が悪かっただけと周りには言っていたが……明日香が言うには一日中泣いていたとの事だ。

現在は俺を見ると酷く怯えた態度をするものの、一応立ち直ったと言えなくもないな。

 

……この世界でさすがにライフ差29900で一方的に潰すのはやり過ぎたようだ。

今後、ハンデを与えるにしてももう少し加減しよう、例えばライフ差9900程度ぐらいで。

相手のライフが減っていき、自分のライフが増えていくのを見るのは楽しかったんだがな……

一応満足したし、もうあのデッキは使わないでおこう、多分。

 

それはさて置き、何が言いたいかと言えば……水色は十中八九主要キャラだろうが見切るべきだな。

一応、あいつは嫌いだが主要人物として良くも悪くも注意はしておくべきだと考えていた。

ただでさえ低い俺の評価を、あいつはあの決闘で更に下げ、この引篭りによって底辺まで落ちた。

もしあいつと決闘をする事が有れば、できるだけ馬鹿にするようなデッキか、煽るようなデッキで戦おう。

その上で叩き潰し、少しでも俺の気を晴らす犠牲となってもらう。

 

っと、そんな胸糞悪くなるような奴の事なんて思い出すなんて、我ながら本当に暇なんだな。

明日香は会う約束が有るからと言って、灯台に行くとか言っていたし……行き先を言う必要は無いのにな。

騒ぎを持ってくる遊城は学園に残って何かしていたし、枕田浜口は相変わらずだし……暇だなぁ。

 

色々と考えていたものの、暇には変わらないのでまたデッキでも作るかと考え始めた時。

珍しく静かなノック音が聞こえた。

俺の来客では、明日香のノックは強めだし、枕田は叩いていたし、浜口は……枕田が叩いていたな。

この前の倫理委員会が来たとは思えないし、ならいったい誰が?

 

「誰だ?」

 

「………………」

 

返事は無い、どうやら返事をする気が無いようだ。

一応扉の曇りガラスから見えるシルエットからすると、髪は長いように見えるな。

多分女、しかし女子生徒があいつら以外で落ちこぼれ扱いのレッド寮に来るか?

女子生徒もプライドが高い奴が多いのがこの学園だ、前は明日香もそうだった……今は俺の前では見る影も無いがな。

 

俺は黙ったままだが、扉の向こう側の奴も黙ったまま。

どうやら俺が出るまでずっと待つつもりらしい、全く身動きもしない。

まさかとは思うが、誰かが悪戯でマネキンとかを置いたとかいうオチじゃないよな?

もしそうだったら犯人を見つけ出してフルバーンで丸焼きにしてやる。

 

放置してもいいんだが、さすがに部屋の目の前にずっと置いておかれるのも困る。

他の生徒に見られたら後で何を言われるか分からんし、何よりも曇りガラスから見えるので鬱陶しい。

本当にマネキンだろうが、人間だろうが、邪魔だしさっさとどけるか。

 

俺は仕方なく扉を開くと、物凄く無表情の女子生徒が立っていた。

名前は……忘れた、誰だっけ? 確か顔は覚えてる、しかし影も印象も薄い奴だ。

一応デッキも覚えている、確かこいつのデッキは……

 

「………………」

 

「………………」

 

「………………」

 

「………………」

 

「…………おい」

 

「………………?」

 

首を傾げるんじゃねぇよ!

本当に何しに来たんだよこいつは!

 

「お前誰だ?」

 

「!?」

 

「なんだよ……その、何を言っているのか分からないって顔は?

そんなに変な事を言ったか? 初対面の奴相手に名前を訊くぐらい当たり前だろ」

 

「!?!?」

 

「あのな……その傷付いたって顔は止めろよ

本当に何なんだよ、お前は」

 

初対面の相手に誰かと問うただけで泣きそうな顔をされたんだが……俺、確かに初対面のはずだよな?

まさかとは思うけど、この体の俺の知り合いか?

さすがに体は俺が使っているが、記憶まで俺のを使っているわけじゃないんだぞ。

 

誰かもわからない、別に特に良くも悪くも思っていない相手に変な事をするのは少々戸惑わられるな。

こいつはどうしたものかと思っていると、強い目になって俺を睨んでいる。

 

「……決闘して、私と本気で」

 

「お前、さっきから突然過ぎるだろ

誰かも知らないし、何故決闘をしなければならない?

しかも本気でとは言うが、俺が普段から本気を出していないとでも言いたいのか?」

 

「違う、貴方はできる……持ってるんでしょ?」

 

「俺の何が違って、俺に何ができて、俺が何を持っているって?」

 

言葉が抽象的だったり、言葉足らずで何が言いたいのか分からないな。

俺の質問には答えずに歩き出す女子生徒……そろそろ名前ぐらい教えてくれてもいいんじゃないかね?

まぁ俺の選択肢は決まっている、当然ながら無視だ。

俺は扉を閉める……さて、昼寝でもするかね。

 

布団に寝転んでボーっとしながら約30分程の時間が過ぎた。

あの女子生徒が戻ってこないとなると、諦めたか、まさか気付かずに決闘場に向かってるとか?

俺の事を知っているように見えたが、俺の性格までは知らなかったのだろうか?

よく分からない奴だが、付き合ってやる理由も無いのでな。

 

そのまま本当に昼寝をしてしまい、ノック音が聞こえた。

時計を見てみると、あの女子生徒が来てから既に3時間程過ぎていた。

今度は誰かと思って若干寝惚けながら扉を開くと本気で泣きそうな顔の、あの女子生徒が居た。

その顔を見て即目が覚めた、こいつはまさかずっと待っていたのか?

 

「………………」

 

「今度はなんだ?」

 

「来て、くれない……」

 

「来て欲しいのなら来てほしいとぐらい言えよ

お前は本気で決闘をしてくれ、俺は何かができる、俺が何かを持っているんだろうと訊いただけだろ

それだけ言って移動してついて行く奴の方が少ないと思うのだがね?」

 

この世界だと逆に、ついて行く方が多い気がするが、気のせいだと思っておこう。

それに、来てくれと言われても行くつもりなんて無いけどな。

暇とはいえ、誰かも知らない奴と無意味な決闘なんてするつもりは無い。

 

「なら……来て?」

 

「断る」

 

「………………」

 

だから、何故泣きそうな顔をするんだ!?

確かに切り捨てたが、そこまでショックを受ける程か!?

この世界の奴は暑苦し奴とか、強引な奴とか、決闘以外殆ど考えていない奴とか。

そんな奴ばかり見てきたからこういうタイプは対処に困るな。

あと、別に悪い事はしていないはずなのに泣かれるとさすがに極々僅かに罪悪感が出る。

 

「名前は?」

 

「………………………………レイン恵」

 

銀髪ツインテールの女子生徒はようやく名乗った。

俺の記憶が間違っていなければ、学園での成績は中堅辺りだったはず……だよな?

使っているデッキはアンデット族、実力も中堅辺りを彷徨っていた……はずだ。

決して強くはないが弱くもない、学園での印象はそんな所だったな。

顔と能力さえ憶えていれば名前は覚えなくても特に問題は無い。

……まぁ、正確には俺が人の名前を覚えるのが苦手なだけだがな。

 

「それで、結局何の用なんだ?」

 

「…………決闘、私と本気で」

 

「何故俺に本気を出せと?」

 

「……見た、2人との、そして廃寮の……本気じゃない」

 

2人となると、俺がこの学園で2人と決闘をしたのは枕田と浜口の変則タッグ決闘だな。

そして廃寮となると変則トリプル決闘のアレか?

んで、こいつはその2戦を見ていて、俺が本気を出していないと感じたと?

ついでに今、俺と決闘をしたくて、俺の本気の決闘を見せてくれと言いたいわけか。

 

「何の話かな?

俺が本気を出していないと、何故そう思うんだ?」

 

「………………」

 

黙っているが、そんな当たり前の事を言われてもという感じの顔をされても困る。

俺がこの世界で本気の、相手を即殺するようなデッキを使った事は1回も無い。

妹の玲との練習決闘でもそんなデッキは使っていない。

なのに俺が本気で戦っていないとわかるという事は……元の世界の奴?

いやいやいやいや、仮にそうだとしても元の世界でこんな知り合いは当然居ない。

仮に顔が変わったと仮定したとしても、こんな性格の知り合いなんて居ないし女性決闘者なんて余計に知り合いに居ないぞ。

まさか世界が変わって性別が変わったとか……ねーよ、仮に元男が来ていたとしても性格がやはり誰とも合わない。

本当に何者なんだ、こいつ?

 

「………………」

 

「………………」

 

「………………」

 

「………………」

 

「………………」

 

「…………いい加減に何か言え」

 

「…………何か?」

 

「お前は俺を馬鹿にしてるのか?」

 

「……そんなつもりはない」

 

「結局、お前は俺と決闘をしたいと言いたいんだな?」

 

無言で頷く、もうその反応はいいから。

まぁ俺の答えは相変わらず決まっている。

 

「断る」

 

「………………………………………………」

 

「だから泣きそうな顔をするな!」

 

「………………何故?」

 

「何故って、面倒だからだよ

俺がお前との決闘を受けるメリットも無いし理由も無い

挑まれた決闘は受けなければならないなんてルールも存在しないんだ

俺がしたいと思わない決闘をする必要は無いだろう?」

 

「………………」

 

それでも諦めないらしい、泣きそうな顔のまま俺を睨んでくる。

なんだか鬱陶しくなってきたし、面倒になってきたな。

厄介払いするつもりで相手をしてやってもいいんだが、無駄に時間を使うのも嫌だ。

こいつのデッキはアンデットだったはずだから時間が掛かりそうというのも嫌だ。

即終わらせる手段なんていくらでも有るが、学園でするつもりは無いからな。

 

「……相手をしてくれたら帰る」

 

「本当だろうな?」

 

「………………嘘は言わない」

 

本当の事も言わないのなら嘘とは言わないな。

さて、俺なら屁理屈になるが回数を言っていないという理由で何度でも挑戦をするという事も考える。

とはいえ、どうも嘘を言っている感じはしないな、隠し事は多いように見えるがな。

何か目的が有って接触してきたんだろうが、決闘以外にどんな目的が有るんだ?

 

「…………できれば2回、相手をしてほしい」

 

「理由は?」

 

「…………見せたい、見てほしい

私は1回目で見せる、そして2回目に……本気」

 

片言でわかりにくいが、1回目の決闘で見せたいカードが有り、2回目で自分も本気を出すと?

多分そういう事なんだろうが、最初から本気を出せばいいんじゃないか?

それとも1回目にカードを見せないと俺が本気を出さないと思っているとか?

というか見せたいカードが有るなら別に決闘内じゃなくて普通に見せれば……と言うのはこの世界では無粋なんだろう。

 

「どうしてもか?」

 

「……どう、しても」

 

「そういえば理由を聞いていなかったな、何故俺との決闘を望む?

俺のあの2戦を見ていたのなら、俺の戦い方は知っているだろう?

なのに俺と決闘をしたいというのは少々不思議でな」

 

どちらもデッキの内容も方向性も違うが、学園での俺の決闘も見ているだろう。

となれば俺の戦い方は予想しているはずだ、相手の心を折るようなやり方は……

 

「……確認」

 

「確認?」

 

「…………これ以上は禁則事項、話す事を許されていない」

 

「許されていないねぇ?」

 

という事はレインの関係者が他にもこの学園に?

レインは俺を見る為のスパイか? いや、いくらなんでも一応一般生徒の俺にスパイなんて変だろ。

本当に訳が分からん、とりあえずレインは1人ではなく味方が存在するという事ぐらいか。

態々俺の実力を調べるぐらいだし、用心深い人物なのか? どうやって引き釣り出すか考えておこう。

 

「人目の無い場所の方がいいか?」

 

「……こっち」

 

再び着いて来いとでも言うように歩き出すレイン。

また無視してやろうかと思って動かないでいると、こちらを振り向いてきた。

どうやら今度はちゃんと着いて来ているのか確認するらしい。

その場でジッとして動かない姿を見ているだけも楽しそうだが、顔を見るとまた泣きそうな顔だった。

俺は深い溜め息を吐きながら、仕方なくレインの後ろを着いて行く。

それを見てか、レインは心なしか嬉しそうに歩みを再開し、時々こちらを見る。

やはり心配そうだが、さすがにここまで来て帰るつもりは無いので黙って着いて行く。

 

レインの目的の場所は少々離れた場所らしく、森の中を歩き続ける。

どこに向かうのかと思えば、森の中のこの場所は……発電所か。

ここを望んだ理由は不明だが、おそらく誰にも見られない為だろう。

森の中では誰かが見ていても分からないし、森の中より人気も少ないだろう。

 

「……ここ」

 

しかし、全くする気は無いというのを前提にするが……

こんな場所に異性を、2人だけになるというのに平然と連れてくるのはどうかと思うな。

襲われたとしても自分から誘ったとはいえ、そうなったらどうするつもりなんだ?

いや、する気なんて全く無いけどさ。

 

「……準備万端、本気見せて」

 

「まったく、そんなに俺の本気が見たいのか?

ならどうなっても知らんぞ? 自重をしないでいいと言うのなら……」

 

俺がどんな反則カードを使っても文句は受け付けないぞ?

いや、さすがに本当に使う気なんて無いけどな。

2戦希望だし、それに1戦目は見て欲しいカードが有るらしいから適当に相手をするかな。

 

「……適当は認めない」

 

「何の話かな?」

 

「……1戦目は適当でいいって、そんな顔してる」

 

何故バレた、顔には出していないつもりだったんだがな。

自分で思っている以上に顔に出ていたのだろうか?

 

「……真面目にして」

 

どうやら本人の言う通り、手加減は認めるつもりは無いらしい。

仕方ない、あまりしたくないが一応頑張ってみるかな……

 

「「決闘」」

 

「私、先行、魔法カード、テラ・フォーミングを発動

デッキから、アンデットワールドを手札に加えて……発動」

 

アンデット族デッキの使い手だったのは覚えているが、アンデットワールドを使うのは初めてだな。

普段はどれだけ手加減していたのやら、そしてそんな奴が俺に何の用なのか。

何度も思うが、よくわからない奴だ。

 

「……お互いの場と墓地のモンスターはアンデット族になる

アンデット族以外のアドバンス召喚ができない……説明は不要だった?」

 

「不要と言えば不要だが、好きにすればいい」

 

「……そう、手札からLV5以上の闇属性モンスター、LV7の真紅眼の不死竜を捨てる

ダーク・グレファーを特殊召喚」

 

白髪筋肉の闇属性墓地利用型デッキのお供、ダーク・グレファーが現れる。

攻撃力は1700とそこそこ、なのに闇属性デッキではほぼメリットの効果との強力モンスターではある。

……が、攻撃力は下がっても終末の騎士は召喚・特殊召喚時に確実に墓地へ送る効果を発動できる。

それに対してダーク・グレファーは特殊召喚はできるものの、奈落の落とし穴に落ちるステータスの為、効果を発動できない事も少なくない。

手札の上級闇属性を捨てて特殊召喚もできるのだが、やはり一長一短と言うべきだろうが、少なくとも強いカードではある。

 

「……効果発動、1ターンに1度、手札の闇属性モンスター、ゾンビキャリアを捨てる

そしてデッキから闇属性モンスター、ゾンビ・マスターを墓地へ送る」

 

待て、待て待て待て待て! 俺はゾンビキャリアを売った記憶は無いぞ!

何故この時代の奴がチューナーのカードを持っている!?

 

「通常召喚、ゴブリンゾンビ

……ターンエンド」

 

気になる点は相変わらず多いが、あの様子だとシンクロ召喚を使ってくる可能性も有るか?

さすがにゾンビキャリアを使っておいてシンクロ召喚をしないという可能性は否定できない。

なるほど、俺に見せると言っていたカードはチューナーモンスターか、余計に可能性が上がってくるな。

だが悲しいかな、結局使っているのはアンデット族デッキ……知っていれば多少ネタデッキでも対処できる。

 

「では俺のターン、ドロー

俺はモンスターをセット、カードを3枚伏せてターンエンドだ」

 

さて、どう出てくるかな?

 

「…………私、ドロー

……バトル、ダーク・グレファーで攻撃」

 

ダーク・グレファーが剣で攻撃した相手は宝箱のモンスター

剣で真っ二つにされ、破壊されてしまう。

 

「暗黒のミミックLV1のリバース効果発動、デッキからカードを1枚ドローする

続いて罠カード、ブロークン・ブロッカーを発動

攻撃力よりも守備力の方が高いモンスターが戦闘で破壊された場合に発動可能

デッキから破壊されたモンスターと同名モンスターを2体まで表側守備表示で特殊召喚する

この効果により、デッキから暗黒のミミックLV1を2体、守備表示で特殊召喚」

 

「厄介……でも、リバース効果は発動できない

バトル続行、ゴブリンゾンビでミミックに攻撃」

 

「悪いが防がせてもらおうかな、ダメージステップ時に手札から牙城のガーディアンを捨てる事で効果を発動

戦闘を行う自分のモンスターの守備力をターン終了時まで1500上昇させる」

 

「……え?」

 

「これにより、暗黒のミミックLV1の守備力は1000から1500上昇し、2500となる

攻撃力1100のゴブリンゾンビでは倒せないどころか、反射ダメージによって1400を受けてもらおうか」

 

「うぅ……」

 

残りライフは2600、どうするつもりかな?

 

「(……ゴブリンゾンビを倒してくれない)

……ターンエンド」

 

「では俺のターンだ、ドロー

このスタンバイフェイズ時、暗黒のミミックLV1の効果が発動する

自分の場に存在するこいつは墓地へ送られ、デッキから暗黒のミミックLV3を特殊召喚できる

俺は2体共墓地へ送り、デッキから暗黒のミミックLV3を2体、守備表示で特殊召喚する」

 

うーん……キーカードをドローできないこの状況が歯痒い。

まぁどうにでもなるからいいけどな。

 

「モンスターをセット、カードを1枚伏せて、ターンエンドだ」

 

「……攻めないの?」

 

「態々ゴブリンゾンビを破壊してくれと言っている相手を攻撃するか

そうでなくとも、別に今は攻撃する必要も無いしな」

 

というか、攻めるカードがドローできないだけだけどな。

 

「……私、ドロー

永続魔法、生還の宝札を発動、私の墓地蘇生でドローする

……魔法、生者の書‐禁断の呪術‐を発動、私の墓地アンデット族蘇生、相手の墓地モンスター除外

ゾンビ・マスターを蘇生、牙城のガーディアンを除外

そして蘇生したから、生還の宝札でドロー」

 

この世界だと生還の宝札って禁止カードじゃないんだよな。

蘇生カードが少ない、有用性を理解している人間が少ないとはいえ、一応制限だったはずだ。

本当に一応制限にしたという感じの世界の時点で、この世界は色々とお察し程度という訳だ。

って、そんな事を考えている暇は無いな、相手はアンデット族なんだからつまり……

 

「ゾンビ・マスターの効果、手札のモンスターを捨ててLV4以下アンデット族を蘇生

ゾンビ・マスターを捨てる、ゾンビ・マスター蘇生、生還の宝札でドロー

蘇生したゾンビ・マスターの効果、馬頭鬼を捨ててゾンビキャリア蘇生、ドロー」

 

うわぁ……これが全盛期の【シンクロアンデット】か。

生還の宝札から蘇生連打からのゾンビキャリアの再利用でシンクロ召喚連打だったな。

 

「LV4のゴブリンゾンビにLV2のゾンビキャリアをチューニング

蘇った冥界の魔王、今ここに……シンクロ召喚、蘇りし魔王 ハ・デス」

 

「げ……」

 

「……やっと、顔を変えられた」

 

確かに顔色も変わるだろ、この状況でそいつは当然だ。

そいつの効果は自分の場のアンデット族が戦闘で破壊したモンスターの効果を無効にするモンスターだ。

しかも攻撃力2450と低くなく、デッキに寄れば最悪詰む。

 

「……訊かないの?」

 

「何をだ?」

 

「チューナーと、シンクロ召喚」

 

「ふん、俺が知っていると知っていて出したんだろう?

でなければ見せたい物が有るだなんて言わず、人前でも問題無いはずだからな

更に言うならば、俺ならば見せても問題無いとも判断したんだろうし、驚く理由は無いな」

 

「(……絶対驚くって言われたのに驚かない、なんで?)」

 

いや、本心を言えば驚いた、かなり驚いた。

シンクロ召喚なんてこの時代だと誰もしないはずなのに、まさかする奴が居るとはな。

何度も何度もしつこいぐらいに思うが、本当にこいつは何者なんだ?

俺の事も知っているみたいだし、謎過ぎる奴だ。

 

「……ゴブリンゾンビの効果発動

場から墓地へ送られた場合、デッキから守備力1200以下アンデット族を手札へ

……ペインペインターを手札へ、そして通常召喚する」

 

これはヤバい、これはヤバい、さてどうしたものか?

 

「ペインペインターは場ではゾンビキャリアとして扱う……効果、発動

1ターンに1度、自分のアンデット族2体のLVを2にする

でも、アンデット族のシンクロモンスターの素材にしかできない

……アンデットワールドでダーク・グレファーはアンデット族になっている

ダーク・グレファーとゾンビ・マスターをLV2にする

LV2のダーク・グレファーとゾンビ・マスターに、LV2のペインペインターをチューニング

蘇りし迅雷の魔王、今ここに……シンクロ召喚、アンデット・スカル・デーモン」

 

今度はデーモンの召喚のリメイクモンスターの迅雷の魔王 スカル・デーモンのリメイクモンスターのアンデット・スカル・デーモンか。

ステータスこそはデーモンの召喚と同じで攻撃力2500とそこそこだが、効果は凄まじく厄介。

自分の場のアンデット族モンスターの効果破壊を防ぐという効果を持っている。

早い話、殴り勝つ以外では除外かバウンスしか無いのだが、このデッキにはそんなギミックは入っていない。

これ……もしかしたら負けるかもしれないな。

 

「……墓地の馬頭鬼の効果発動

自身を除外、墓地のアンデット族を蘇生、ゾンビ・マスターを蘇生、ドロー

ゾンビ・マスターの効果、馬頭鬼を捨ててペインペインターを蘇生、ドロー

ペインペインターの効果でゾンビ・マスター2体のLVを2にする

……LV2のゾンビ・マスター2体に、LV2のペインペインターをチューニング

蘇りし迅雷の魔王、並び立て……シンクロ召喚、アンデット・スカル・デーモン」

 

おいおい……マジか?

 

「……馬頭鬼の効果、除外してゾンビ・マスターを蘇生、ドロー

ゾンビ・マスターの効果、ゾンビキャリアを捨ててペインペインターを蘇生、ドロー

ペインペインターの効果、ゾンビ・マスターとハ・デスをLV2にする

LV2のゾンビ・マスターと蘇りし魔王 ハ・デスに、LV2のペインペインターをチューニング

蘇りし迅雷の魔王、共に戦え……シンクロ召喚、アンデット・スカル・デーモン」

 

ちょ、ちょっと……

 

「死者蘇生を発動、自分か相手の墓地のモンスターを蘇生、私のゾンビ・マスター蘇生、ドロー

ゾンビ・マスターの効果、邪神機‐獄炎を捨て、ゾンビキャリア蘇生、ドロー

LV4のゾンビ・マスターに、LV2のゾンビキャリアをチューニング

蘇った冥界の魔王、続け……シンクロ召喚、蘇りし覇王 ハ・デス」

 

自重しろ貴様!

 

「魔法、生者の書‐禁断の呪術‐発動

墓地のハ・デス蘇生、暗黒のミミックLV1除外、蘇生、ドロー」

 

ターン開始時に2枚だった手札が場をシンクロモンスターで埋め尽くして手札が3枚に増えてるとは……

やはり生還の宝札は永久禁止でいい、もっとヤバいレベル・スティーラーを使われなかっただけマシだと思おう。

その3枚の手札に除去カードが有ればかなり危険だな。

 

「お前な、やり過ぎだろ……」

 

「……これぐらいしないと、やる気見せてくれない」

 

「ふぅ、わかったわかった、さすがにこれは遊べないな」

 

このデッキは遊びだがな。

 

「……バトル、アンデット・スカル・デーモンで暗黒のミミックLV3に攻撃」

 

アンデット・スカル・デーモンの爪がミミックへと向かうが……

 

「言っただろ、お前はやり過ぎた

罠カード、墓地墓地の恨みを発動する

相手の墓地にカードが8枚以上存在する時に発動できる

相手の場のモンスター全ての攻撃力を0にする」

 

「………………0?」

 

「そうだ、攻撃力を0にする

暗黒のミミックLV3の守備力は1000、アンデット・スカル・デーモンの攻撃力は0となった

よって反射ダメージを再び受けろ、1000のダメージだ」

 

残りライフは1600か、これって本来こういう使い方のつもりじゃなかったんだがな。

本来の目的はこれ、攻撃時の戦闘補助用カードだし。

どうしてこうなった、このデッキは【アステカ】とかじゃないんだぞ。

 

「………………」

 

なんか凄くオロオロしてるな、さすがに予想外過ぎたんだろう。

場は埋まっているから特殊召喚もできないし、シンクロ素材にもできない。

手札は3枚だが、それも展開補助系カードなら何もできないはずだ。

 

「……あまり慣れてないけど、仕方ない」

 

慣れてない?

 

「LV6のアンデット・スカル・デーモン2体でオーバーレイ

2体のモンスターでアンデット・ネットワークを構築

エクシーズ召喚、死を求め彷徨う死神、巡死神リーパー」

 

「お前……」

 

「……まだ見せるつもりはなかったけど、仕方ない

私の本気、見て……頑張ってできるようになったエクシーズ召喚を……驚いた?」

 

シンクロ召喚でも驚いているのにエクシーズ召喚をするなんて、当然ながら驚いた……顔には出さないが。

何やら色々と事情が有るらしい、んな事はもうとっくに知っていたがこれは更に予想外だ。

真面目にこいつの正体が気になってきた、どうにかして暴けないものか……別に無理に暴く必要も無いか。

俺がやる気になったらやればいい、今はとりあえずこの決闘に勝てばいいだけだ。

 

「……リーパーの攻撃力・守備力はお互いの墓地の闇属性の数×200

貴方の墓地はミミックが2体、私の墓地は8体存在してる……合計で10体

つまり、リーパーの攻撃力は2000

……リーパーの効果を発動、オーバーレイ・ユニットを1つ取り除く

リーパーの効果は1ターンに1度、お互いのデッキの上から5枚、墓地へ送る」

 

お互いの墓地へカードがそれぞれ5枚、合計10枚ものカードが墓地へ送られた。

俺のデッキから闇属性モンスターは2体か、効果で使用した素材も含めて最低でも攻撃力2600か。

 

「……墓地、素材含めて4体送られた、攻撃力2800……3200だった」

 

あのアンデット族デッキ、闇属性はまぁいいとしても地属性も多そうだしな。

ゴブリンゾンビや馬頭鬼、更にピラミッド・タートルは地属性、獄炎は光属性だし仕方ないな。

効果で墓地へ送れたのは2体だけ、別にそこまで困る程ではないかな?

 

とはいえ、レインも当然ながら余裕は無い。

手札に攻撃を防ぐようなカードが無い、または俺が攻撃力1600以上のモンスターを出したら負けだ。

攻撃力0のモンスターが攻撃表示で立っている時点で危険だからな、残りライフも少ないし。

 

「……次、LV6の蘇りし魔王 ハ・デス2体でオーバーレイ

2体のモンスターでアンデット・ネットワークを構築

エクシーズ召喚、死を求め彷徨う死神、巡死神リーパー」

 

2体目を出したか、だがもう1体攻撃力0は存在するぞ?

 

「……魔法、生者の書‐禁断の呪術‐発動

私は墓地のアンデット・スカル・デーモンを蘇生

……貴方の墓地、闇属性以外のモンスターは有る?」

 

「有るぞ、漆黒の魔王LV8だ」

 

「……攻撃力2800のモンスター?

なら、そのモンスターを除外、蘇生したからドロー」

 

チッ、せっかく墓地に落ちたんだから蘇生しようと思っていたんだがな。

このデッキは漆黒の魔王軸の【LV】デッキ、ドロー補助として暗黒のミミックも入っている。

そして戦闘で破壊されない為のコンバットトリック系カードを大量に入れている。

戦闘だけならほぼ負けないデッキ、弱点は魔法・罠除去が殆ど無い、効果破壊にも弱い点だ。

だが、戦闘で破壊したモンスターの効果を無効にするのでアンデット族が相手なら様々な自己蘇生モンスターを封殺する。

最高LVまで進化すれば除外も加わり、殴れば殴るだけライフ以上に有利になる……のだが、根本的にドローできなければ無意味だな。

ついでに、即シンクロなんてされれば素材を戦闘破壊なんてできるかよ。

 

「……3度目、LV6のアンデット・スカル・デーモン2体でオーバーレイ

2体のモンスターでアンデット・ネットワークを構築

エクシーズ召喚、死を求め彷徨う死神、巡死神リーパー」

 

3体目か、攻撃力はアンデット・スカル・デーモンを蘇生したから3000まで下がったが大差無いな。

このデッキで元々の攻撃力最大は2800、普通に殴れば勝てる要素は無いな。

まぁこのデッキは戦闘補助カードは大量に入っているから、その程度の差なら余裕で勝てるが。

 

「…………2枚伏せる、ターンエンド」

 

「俺のターンだな、ドロー

セットしていたモンスターを反転召喚、魔界発冥界行きバス、そしてリバース効果発動

デッキより光属性・闇属性以外の悪魔族モンスターを1体、手札に加える

俺はこの効果により地属性の悪魔族、漆黒の魔王LV4を手札に加える

そして漆黒の魔王LV4をそのまま召喚し、カードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

魔界発冥界行きバスの攻撃力は600と低く、攻撃表示のままは少々危険だが仕方ない。

とはいえ、それぐらいのライフが減ったところで問題は無いがな。

 

「…………私、ドロー」

 

「このスタンバイフェイズに罠カード、バトルマニアを発動

このカードは相手のスタンバイフェイズのみに発動できる

相手モンスターは全て攻撃表示になり、このターンは表示形式の変更ができない

更に相手は攻撃が可能なモンスターは全て攻撃しなければならない」

 

これで嫌でも戦闘をしてもらうぞ?

俺からは殴れる状況じゃなかったからな、向こうから殴ってもらおう。

 

「…………まだ効果を発動していない巡死神リーパーの効果、お互いデッキから5枚墓地へ」

 

俺のデッキからは1枚闇属性が墓地へ落ちた。

向こうは素材を含めて何枚かな?

 

「……2枚、素材を含めて 3枚の闇属性が墓地へ、攻撃力3600……3800になった

アンデット族で素材が2つのリーパーをリリース、真紅眼の不死竜をアドバンス召喚

LV7だけどアンデット族1体リリースすると、攻撃表示でアドバンス召喚できる

墓地に闇属性が3体増えた、リーパー達の攻撃力は4400になる」

 

う、うーん……さすがに攻撃力4000オーバーとの戦闘は考慮していなかったな。

それに上級モンスターを手札に持っていたのも困るな。

バトルマニアは発動時に場に存在していたモンスターしか効果を受けられないカードだ。

リーパー3体に攻撃してもらいたかったんだが、こうなっては仕方ないか。

 

「(……攻撃表示のモンスターに攻撃を誘導?

攻撃表示? 守備表示? どっちに攻撃を……)」

 

悩んでいるみたいだな、俺がどちらに攻撃をしてほしいのか。

なら少し揺さぶっておくか。

 

「俺の漆黒の魔王LV4は相手モンスターを戦闘破壊し、墓地へ送った次の俺のスタンバイフェイズ時

俺のデッキ・手札から漆黒の魔王LV6を特殊召喚する効果が有る

そして暗黒のミミックLV3の効果は戦闘で破壊された時に俺がドローする効果だ

ただし、暗黒のミミックLV1の効果で特殊召喚されたこいつが戦闘で破壊された時、ドローするカードは2枚となる

魔界発冥界行きバスは既に役目を終えているから置いておくとして、どうする?」

 

更に困った顔をするレインだが、一応どうするのか決めたらしい。

もうやるしか無いという、若干やけくそになっている気もするが……

 

「……戦闘、リーパーで魔界発冥界行きバスに攻撃」

 

とりあえず安牌であろうモンスターから倒しに来たか。

 

「永続罠カード、銀幕の鏡壁を発動

相手の攻撃モンスターの攻撃力を現在値の半分にする

よって巡死神リーパーの攻撃力は半減し、4400から2200になる」

 

「……でも、破壊」

 

戦闘ダメージを1600受け、俺の残りライフは2400か。

もしそのまま攻撃を受けていれば残りライフは200まで減っていたな。

 

「……魔界発冥界行きバスは闇属性、墓地に闇属性が増えた、リーパーの攻撃力上昇

2体目のリーパーで……漆黒の魔王LV4に攻撃」

 

「銀幕の鏡壁により攻撃力は4600から2300に低下

確かに俺の攻撃力1000である漆黒の魔王LV4は倒せるが……残念、不正解だ

ダメージ計算時に罠カード発動、プライドの咆哮

自分のモンスターの攻撃力が相手モンスターよりも低い場合

その差分のライフを支払い、ダメージ計算時のみだが相手モンスターの攻撃力に300追加した分の攻撃力になる

攻撃力差分は1300、よって俺はライフを1300支払い、漆黒の魔王の攻撃力は2600になる

俺のライフが1100まで減ってしまったが、残念ながら漆黒の魔王LV4の反撃だ」

 

漆黒の魔王が煩い咆哮を上げ、巡死神リーパーを喰い始めた。

どうやらこいつの効果無効能力は、喰う事によって墓地へ送るという表現が消えるかららしい。

何はともあれ、レインに300のダメージで残りライフは1300にまで減る。

俺の方がライフが少ないな……あまり無かった事だから珍しいな。

 

「……だけど、プライドの咆哮は1回の戦闘だけ」

 

「そうだな、その真紅眼の不死竜で攻撃するか?

無論、俺はそれでも構わないがな」

 

「(攻撃力を変化させるカードばかり使う……

伏せカードはツタン仮面、アンデット族を対象にする魔法・罠を無効にする

けど、対象にするカードを殆ど使わない……もう1枚の伏せカードも同じ?)」

 

さぁ、どうする?

 

「………………」

 

「………………」

 

「…………真紅眼の不死竜で、暗黒のミミックLV3に攻撃」

 

「銀幕の鏡壁の効果により、攻撃力は半減する

……が、暗黒のミミックLV3は破壊され、戦闘で破壊されたので2枚ドローする」

 

「………………何も無い、ターンエンド」

 

どうやら真紅眼の不死竜の効果を発動させないらしい。

真紅眼の不死竜は戦闘で破壊したアンデット族モンスターを自分の場に特殊召喚する効果を持っている。

しかも特殊召喚するモンスターの表示形式は問わず、連続攻撃も可能という点が強い。

とはいえ、それはアンデット族を戦闘破壊した時のみの効果、アンデットワールドが無ければただの攻撃力2400のモンスターだ。

暗黒のミミックLV3は戦闘破壊された時、暗黒のミミックLV1の効果で出していなくとも1枚ドローする効果を持つ。

俺が次のターン、特殊召喚された暗黒のミミックLV3を戦闘破壊した場合、俺の墓地で効果が発動するので俺が1枚ドローする。

だから特殊召喚しないのは色んな意味で正解なんだが……別にそれだけじゃないんだよね。

 

「では俺のターン、ドロー

銀幕の鏡壁は自分のスタンバイフェイズ時にライフを2000支払うというコストが存在する

だが俺のライフは1100だ、よってライフコストは支払う事はできないので破壊される

更に漆黒の魔王LV4の効果が発動する

戦闘で相手モンスターを破壊し、墓地へ送った次のターンの自分のスタンバイフェイズ

こいつを墓地へ送り、デッキ・手札から漆黒の魔王LV6を特殊召喚する」

 

体が一回り大きくなり、鎧も凶暴になり、攻撃力も上がり……でも攻撃力はたった1700と下級クラス。

これでLV6なのだから初期カードの上級以下と言っても過言ではない。

まぁ……上級通常モンスターで攻撃力1500未満も何体も存在するから比較対象は選別しなければならんがな。

 

「……銀幕の鏡壁が消えた、真紅眼の不死竜と巡死神リーパーの攻撃力は元に戻る」

 

銀幕の鏡壁は場から消えた場合、このカードの効果で攻撃力の下がったモンスターの攻撃力は元に戻る。

更に巡死神リーパーの攻撃力はお互いの墓地の闇属性の数×200となっている。

暗黒のミミックLV3と、オーバーレイ・ユニットの残った巡死神リーパーが墓地へ送られた。

よって攻撃力は……5200と、なかなか凄い事になっている。

 

「暗黒のミミックLV3を攻撃表示に変更し、魔法カード、強制転移を発動する

お互いに自分の場のモンスターを1体選択し、そのモンスターのコントロールを入れ替える」

 

「(また、対象に取らないカード……)

なら、真紅眼の不死竜を貴方に渡す」

 

「俺は暗黒のミミックLV3をお前に渡す」

 

お互いの場のモンスターが入れ替わった、レインが真紅眼の不死竜を送るのは当然の選択だな。

もしも巡死神リーパーを送れば、俺の場に攻撃力5200のモンスターを送る事になる。

それでは攻撃された瞬間に終わってしまうから仕方ないな。

 

「ではバトルフェイズだ

真紅眼の不死竜でお前の場に送った暗黒のミミックLV3に攻撃」

 

「くっ……罠カード、ガード・ブロックを発動

1度だけ戦闘ダメージを0、そしてドロー」

 

「暗黒のミミックLV3の効果も発動だ

戦闘で破壊されて墓地へ送られた、更に暗黒のミミックLV1の効果で特殊召喚されたので2枚ドロー

更に真紅眼の不死竜の効果を発動、戦闘で破壊したアンデット族モンスターを自分の場に特殊召喚できる

場と墓地でアンデット族である必要が有るが、お前の出したアンデットワールドの効果で墓地でもアンデット族だ

そしてこの効果は、破壊したモンスターの墓地の場所を問わない為、俺のモンスターを破壊しても蘇生できる

さて、では俺の墓地に存在する暗黒のミミックLV3を守備表示で蘇生させる」

 

暗黒のミミックLV1の効果で特殊召喚したわけではないので、戦闘破壊されてもドローできる枚数は1枚。

だが、レインも俺のデッキを把握しているはずだ。

俺の手札が増えれば増える程、自分は戦闘で負ける可能性が上がっていくという事を……

できればこれ以上倒したくない相手のはず、となると攻撃対象になるのは別のモンスターだが、それらは攻撃表示だ。

現在、俺の手札は4枚も有る、迂闊に攻撃して反撃されれば残りライフ1300のレインも危険だろう。

 

「そうそう、お前は俺の伏せカードを警戒してさっきは暗黒のミミックに攻撃したんだろ?」

 

「…………?」

 

「だが残念、俺の伏せられていたカードは戦闘補助カードではない

罠カード、ギブ&テイクを発動する

俺の墓地のモンスターを相手の場に守備表示で特殊召喚し、ターン終了時まで自分のモンスター1体のLVを特殊召喚したモンスターのLV分上昇させる

俺が選択するモンスターは暗黒のミミックLV3、そして誰でもいいんだが……とりあえず同じ暗黒のミミックLV3のLVを3上昇させる」

 

「…………!?」

 

「バトルフェイズ続行だな

漆黒の魔王LV6で暗黒のミミックLV3に攻撃する」

 

漆黒の魔王の剣がミミックを真っ二つに切り裂く。

これで後はちゃんと宣言しておかないとな、面倒だし。

 

「戦闘で破壊された事により、暗黒のミミックLV3の効果を発動する

だが、その効果に対して漆黒の魔王LV6の効果を発動する

こいつが戦闘で破壊したモンスターの効果を無効にする

更に、こいつが相手モンスターの効果を無効にした次の俺のスタンバイフェイズ時に更なる効果を発動する

漆黒の魔王LV8をデッキ・手札から特殊召喚する」

 

「………………」

 

「カードを2枚伏せて、ターンエンドだ」

 

ドローは惜しいが、早く漆黒の魔王のLVを8にしないといけないんでな。

巡死神リーパーの攻撃力は現在5200、こいつを倒すのは少々骨が折れる。

 

「……私、ドロー

(残りデッキ6枚、墓地に送り過ぎた?

…………でも、この攻撃力でも不安、もっと墓地へ送る?

そうすれば戦闘で負けないかも……でもまた攻撃力を0にされたら……)」

 

相当悩んでいるみたいだな、そろそろデッキが少ないのかな?

あれだけ生還の宝札でドローし、既に2回も巡死神リーパーの効果を使っている。

これ以上下手にデッキを減らして、俺が守りに入ったらレインの負けになる。

 

とはいえ、実は俺もヤバい状況である。

俺のデッキに漆黒の魔王LV8は2枚、既に1枚は墓地へ送られている。

つまり、再びデッキ破壊をされればレベルアップができなくなる可能性が高い。

俺のデッキは残り11枚、墓地へ送られる確率は約半々……さすがに厳しい。

 

「………………」

 

「………………」

 

「………………ゾンビ・マスターを召喚

手札のモンスター、ゴブリンゾンビを捨てて、ゾンビキャリアを蘇生、ドロー……あ」

 

なんだ? 何をドローした?

 

「……私の、勝ち

自分の場にアンデット族が2体以上存在、火車を特殊召喚

特殊召喚成功時、場のモンスター全てをデッキに戻す」

 

「火車だと!?」

 

あんなカードまで入れてるのかあいつは!

 

「……やっと、驚いた顔が見れた」

 

ドヤ顔止めろ貴様。

 

「……こほん、続ける

火車はデッキに戻したアンデット族の数×1000の攻撃力になる

元々の種族がアンデット族じゃないと攻撃力は上がらない、けどEXデッキのカードも1枚に含む

真紅眼の不死竜、ゾンビ・マスター、ゾンビキャリア、巡死神リーパーの4枚、よって攻撃力は4000」

 

ドヤ顔のまま声だけ咳をしたように言うな、嘗めてるのか貴様。

それはいいとして、俺の場にモンスターが存在しない状態で攻撃力4000はさすがに……

 

「……貴方のカードは戦闘に関係するカードばかり

モンスターが存在しない今、効果は発動できない……はず

戦闘、火車で直接攻撃……終わって」

 

「お断りだ、手札からバトルフェーダーの効果を発動

相手の直接攻撃時にこいつを手札から特殊召喚し、バトルフェイズを終了させる

バトルフェーダーを守備表示で特殊召喚し、バトルフェイズ終了だ」

 

「…………防がれた、ターンエンド」

 

危ない危ない……さすがに今のは負けるかと思った。

とはいえ、バトルフェーダーは所詮攻守0のモンスター、強化しても高が知れてる。

上級モンスターをドローしても、アンデットワールドの効果でアドバンス召喚ができない。

何か蘇生カードでもドローできれば助かるんだが……まぁ無理だろうな。

 

「では俺のターン、ドロー……魔法カード、レベル調整を発動する

とりあえず最初に相手はデッキからカードを2枚ドローする」

 

「…………ドロー」

 

「次に俺は墓地のLVを持つモンスターを1体、召喚条件を無視して特殊召喚する

ただしこの効果で特殊召喚したモンスターは効果の発動と攻撃ができない

俺は墓地の漆黒の魔王LV6を蘇生させる

更に魔法カード、レベルアップ!を発動する

自分の場のLVモンスター1体を対象にして発動する

そいつに書かれている上位LVモンスターを1体、召喚条件を無視して手札・デッキから特殊召喚する

俺はこの効果により漆黒の魔王LV6を墓地へ送り、デッキから漆黒の魔王LV8を特殊召喚する」

 

体が更に大きくなり、持っている剣もクレイモアのような大剣に変化。

鎧背中部分の棘は変化し、翼のような形で3対6枚になっている。

この姿なら漆黒の魔王の名に恥じないだろう、攻撃力は2800で3000でないのが若干惜しいがな。

できれば正規召喚をしたかった、火車さえ登場しなければ正規召喚できたんだが……残念だ。

ちなみに場の漆黒の魔王LV6はデッキに戻ったが、巡死神リーパーの効果で既に2枚の漆黒の魔王が墓地に存在していたので出せた。

危なかったのは、漆黒の魔王LV8が、デッキを確認してみたら上から3番目に有った点だろう。

もし巡死神リーパーの効果を発動されていれば、俺はレベル調整をドローできず、漆黒の魔王LV8も墓地へ送られていた。

本当に危なかった、もし効果を使われていたらほぼ確実に負けていただろう、俺の運も捨てたものじゃないのかな?

 

「レベル調整で特殊召喚したモンスターではなく、レベルアップ!の効果で特殊召喚された

故にこのモンスターは効果の発動と攻撃を封じられる制約を受けない

まぁ、元々効果の発動は漆黒の魔王LV6の効果で特殊召喚しなければ発動できないから関係無かったけどな」

 

「…………攻撃力、2800でも、火車には勝てない」

 

「そうだな、だが俺のデッキはお前の言う通りだ

戦闘に関係するカードばかりという事を忘れてしまっては困る」

 

「………………」

 

だが、問題はレインの伏せカードだな。

今までずっと発動していないカードで、もう1枚はガード・ブロックだった。

残りの1枚は何のカードなのか……アンデット族専用構築デッキで有用な罠カードはなんだ?

 

「………………」

 

「………………」

 

「…………俺は罠カード、燃える闘志を発動する

発動後、このカードは装備カードとなって自分の場のモンスターに装備させる

相手の場に元々の攻撃力よりも攻撃力が高いモンスターが存在する場合

装備モンスターの攻撃力はダメージステップの間のみ、元々の攻撃力の2倍となる

このカード、漆黒の魔王LV8に装備させる」

 

「……ダメ、カウンター罠発動、ツタン仮面

場の表側表示のアンデット族を対象とする魔法・罠カードを無効にして破壊する

アンデットワールドで全モンスターはアンデット族、このカードは相手のアンデット族が対象でも使えるカード

残念だけど、燃える闘志は無効にして、破壊する」

 

気味の悪いツタン仮面が現れ、閉じられていた口が開き……鉄球のような物は発射された、意味がわからん。

ともかく、鉄球は燃える闘志で炎のようなオーラを纏った漆黒の魔王に直撃、オーラは消滅した。

ついでに頭に直撃した鉄球のダメージが本体にも出たのか、漆黒の魔王の頭にギャグ漫画のようなタンコブができていた。

ソリッドビジョン仕事し過ぎだろこれ。

 

「……これで、もう火車を突破できない」

 

「あぁ、確かに今のカードをダメージステップ時に発動していたら突破できなかったな

むしろ反撃ダメージで俺の負けだ」

 

「………………?」

 

「ではバトルフェイズだ

漆黒の魔王LV8で火車に攻撃」

 

漆黒の魔王の大剣が火車に直撃するが、その剣を受けても押し返そうとする火車。

一進一退の状況だが、漆黒の魔王が押されている。

 

「…………攻撃力は火車に勝てない

それに、攻撃力差1200を超える手段なんて、さっきの燃える闘志以外でなんて……」

 

「そう思うのならこのダメージ計算時に速攻魔法を発動、禁じられた聖典

ダメージステップ終了時までこのカード以外の全てのカード効果を無効にする

そしてその戦闘のダメージ計算は、元々の攻撃力・守備力で行われる」

 

「…………つまり?」

 

「火車の攻撃力上昇効果は消滅、元々の攻撃力0で戦闘をする

俺の漆黒の魔王LV8の元々の攻撃力は2800……もうわかるな?」

 

「……燃える闘志は、囮?」

 

「その通りだ、ツタン仮面はカウンター罠カードだからな

別に最初から禁じられた聖典を使っても勝てたんだが、お前の伏せカードが何かわからなかった

アンデット族を対象にする魔法・罠カードを無効にするツタン仮面

闇属性を対象にするモンスター効果・魔法・罠を無効にする闇の幻影

前者なら禁じられた聖典は無効にできない、対象に取る効果じゃないからな

後者は闇属性が存在しないし、お前のデッキは地属性も多いから可能性は低いと思った

そしてそれ以外のカード、攻撃を無効、攻撃モンスターの破壊、ダメージ反射の可能性も予想した

だが、今まで使う機会が多くとも使っていなかったので可能性は低いと判断した

魔宮の賄賂の可能性も考えたんだが、それならもっと前に使っても良かった

もし最後まで使っていなかったのなら……禁じられた聖典は無効にされていただろう

ダメージ計算時に発動するこのカードをカウンター罠で無効にされた場合、燃える闘志は発動できない

ダメージ計算時のカードを発動できるチャンスは1回、カウンター罠を使われたら既に戦闘は始まってしまうからな

つまり、お前の伏せカードを確実に判断する為、燃える闘志をダメージ計算時以外のタイミングで発動したという訳だ

魔法・罠を無効にするカウンター罠なら燃える闘志を無効にしなければ負け

燃える闘志を無効にされれば禁じられた聖典を防ぐ手段は……ほぼ確実に無いだろうと考えた、という訳だ」

 

「…………貴方の勝ち」

 

「そうだ、俺の勝ちだ」

 

火車の押す勢いが無くなり、車輪が止まった。

漆黒の魔王は大剣を大きく振りかぶり……剣の面の部分で火車を打ち抜いた、まるで野球のように。

最後の戦闘なんだからもう少し格好良く決めろよ、お前は……

やはり元グレファーだからギャグ精神でも根付いてるのかね? 別にギャグをしたい訳じゃないと思うけどさ。

 

何はともあれ、攻撃力0の火車を攻撃され、戦闘ダメージは2800だ。

レインのライフは0となり、俺がこの決闘に勝った……んだが、正直負けるかと思った!

前触れも無しに【シンクロアンデット】エクシーズ添えとかヤバ過ぎるだろ!

しかもよくこんな【漆黒の魔王】軸LVモンスターデッキで勝てたものだ……いやマジで!

 

「…………負けたの」

 

「それで、この後どうするんだ?」

 

「………………もう1回、でももう本気出した」

 

だろうな、アレで本気じゃなかったらどれが本気なんだか……ヴァンパイアデッキか?

まぁこいつは基本的に【シンクロアンデット】デッキでほぼ確実だろうし、多分アレ以上は出てこないだろう。

 

「ならもういいだろ?」

 

「………………でも、手加減された、悔しい」

 

「さすがにそこまでは知らん

それよりも訊きたい事が山程有る、答えてくれるな?」

 

「………………………………無理なの」

 

「はぁ?」

 

「………………禁則事項

それに、決闘が終われば話すとも言っていない」

 

単なる屁理屈なのか、それとも本当に言えないだけなのか、さっぱりわからん。

どっちにしても、自分の正体やシンクロ召喚、エクシーズ召喚について話すつもりは無いらしい。

変な奴だ、変な奴だが……おもしろそうだ、良くも悪くもな。

 

「お前に少し、頼みが有るんだが構わないか?」

 

「…………頼み事なんて珍しい、何?」

 

そんなに俺って何でも1人でしているように見えるのか?

まぁその辺りは何でもいいか、どうせ答えないだろうから無視。

 

「今度、近い内に俺の退学を賭けたタッグ決闘が有るのを知っているか?」

 

「……知ってる、1人で出るんでしょ?」

 

「いや、そうしようと思っていたんだが気が変わった」

 

「………………?」

 

「俺とタッグを組んでくれないか?」

 

物凄く驚かれた顔をされた、まるで……お前何言ってるの? 正気なの? 本物?

とか、そんな事を考えているであろう顔をされた、失礼な奴だ。

 

「…………何故?」

 

「おもしろそうだから、それ以上の理由は無い

嫌なら別にいい、1人で出るだけからからな」

 

「出る」

 

「ん?」

 

「…………タッグ決闘、私も出る」

 

意外だな、十中八九断られると思っていたんだが、まさか出るとは思わなかった。

成績や実力を隠している事を考えると目立ちたくないと思ったんだが、少々予想外だ。

結構ダメ元だったんだが、言ってみるものだな。

 

「……ならもう1戦、もっと私のデッキを知って?」

 

「いやもういいから、どうせシンクロ・エクシーズは使わないんだろ?

なら適当に俺がデッキを合わせるから問題無い」

 

というか、単に久しぶりのシンクロ・エクシーズを見て疲れた、もうこいつの本気とは戦いたくない。

俺が決闘を断ると目に見えてガッカリしたような顔をされたが無視、俺は疲れた。

 

「じゃあ俺は帰るぞ、次はタッグ戦の時にな」

 

「………………バイバイ」

 

どんなデッキを作るか考えておこう、やはりデッキは合わせるべきか?

それにしても、今回のタッグの相手は誰になるんだろうか?

学園外からだから全く予想できないな、弱いと楽なんだけどねぇ……どうなんだろうか?

ま、一応楽しみにしておくだけしておこう、期待はしない方向でな、期待のし過ぎは後でダメージが大きいからな。




「今日の最強カードは火車だな
攻撃力は?、守備力1000のLV8、地属性アンデット族の特殊召喚モンスターだ
自分の場のアンデット族が2体以上存在している場合にのみ特殊召喚できる
特殊召喚成功時、場の全てのモンスターをデッキに戻し、デッキに戻った元々の種族がアンデット族のモンスターの数×1000ポイントの攻撃力になる効果を持つ
相手の場をがら空きにできるのは強いが、自分のモンスターもデッキに戻すので要注意という所だな
通常召喚を使っていなければ火車の特殊召喚後に通常召喚で大ダメージを与えられるかもしれん
更に蘇生カードも合わせれば1KILLも可能な可能性を秘めている……が、扱いが難しいのには変わりは無い
アンデット族は蘇生カードが豊富なのにデッキに戻すのも厄介だしな
タイミングをキチンと見て出すとフィニッシャーになってくれるだろう
……ただ、TFのキャラに使わせたら高確率で危険になるから持たせないのが吉かもな」
「…………?」
「(お前だよ……お前!)」



Q.何度も出てくるけど、ジュンコとももえは?
A.瑞貴の言う通りの状況です、少しずつ回復してはいますが……

Q.瑞貴は翔をどうするの?
A.話しかけられない限り無視するかと思います。
 とはいえ、どうしても原作キャラという避けられない存在なので、完全無視はできませんね。

Q.アンケート結果で出たレイン恵ってどんなキャラ?
A.無口、無表情、猫が好き、色々と謎が多いキャラ、銀髪ツインテール
 キャラをちゃんと出せたか正直不安ですが、二次小説という事であまり深く突っ込まないでくれると助かります。
 無口キャラとか初めてなんで……気弱とはまた別の難しさですね。
 キャラの深い情報に関しては作者は言いません、ネタバレが嫌いな人も居るでしょうからね。
 ただ、TF6の彼女のハート4開始イベントは誰もが涙を流すでしょう……色んな意味で。

Q.この作品でのレイン恵は?
A.まだ秘密、でも大体予想できるかも?
 あまり感想とかでネタバレしまくらないでくれるととても助かります。
 予想してくれるのは嬉しいですけどね、感想欄を見た人が今後を楽しめなくなる可能性が有るので……
 無理強いはしませんが、控えてくれると助かります。

Q.今回は謎が多すぎる!
A.謎は謎のまま、今後をお楽しみにという事で。
 でも1つだけ言うなら……レイン恵のルートを作者は3種類考えている!
 なのでどうなるかはまだ未定、細かく分ければ5ルートぐらい……内容は秘密です。

Q.レイン恵のデッキは?
A.見ての通り、【シンクロアンデット】です、ゲームの通り。
 一部使用していないカードも使っていますね、X召喚とか。
 彼女に関して詳しい事は秘密、でもデッキは話します。
 基本的に全盛期の【シンクロアンデット】に現在のカードも追加して一部強化をしました。
 更にアンデット族のXモンスターも存在し、しかもランク6なのでSモンスターから出せる。
 ただ、Sモンスターはゾンビキャリア素材指定の3種類のみで、他のSモンスターとかはありません。
 基本的にXモンスターは使用しないで物量と耐性でゴリ押し。
 一応彼女も強制転位持ち、獄炎でヒャッハーします。
 現在では弱体化というか、他に遅れている存在ですがやはり回った時は十分な強さを持ちます。
 ……実は書いている時に本当に瑞貴が負けるかと思うぐらいで、物凄く強かったです。(瑞貴が弱いから余計に)

Q.今回の瑞貴のデッキは?
A.【漆黒の魔王】ですね、悪魔族軸です。
 闇属性では漆黒の魔王は使えない、地属性では少々力不足だし数が少ない、なので悪魔族軸です。
 コンバットトリック系カードを大量に入れ、漆黒の魔王のレベルアップを狙います。
 暗黒のミミックは悪魔族で共有、更にキーカードドロー用の為にかなり重要なカードです。
 後はダメージを軽減するクリボー、戦闘で負けて場が空いた時用のバトルフェーダー等の防御系手札誘発モンスター
 それ意外は基本的にサーチと殴るだけの、ある意味シンプルなデッキ。
 漆黒の魔王じゃなくて別のLVモンスターの方が強いって?
 漆黒の魔王はロマンなんで使いたかった、そして墓地発動効果が多いアンデット族を封じたかった。
 もし恵ちゃんが【シンクロアンデット】ではなく、単なる【アンデット族】ならば刺さったんでしょうけどね……

Q.珍しくギリギリの決闘
A.もし真紅眼の不死竜で漆黒の魔王LV4を殴られていたら負けていました。
 今回は相手が強すぎましたね、選択肢1つでいつ負けても不思議じゃありませんでした。

Q.プライドの咆哮とか、本当に対象を取らないカードなの?
A.取らないカードです、色々とカードを確認し、累計2時間以上使って確認しました。
 とはいえ、Wikiは見ましたがOCG事務所には確認していませんので断言はできません。
 全部が全部、対象に関して書いていないですからね。

Q.今回汎用カード多いね
A.…………そうですね、あまり使いたくはなかったんですけど。
 ラストもアレですしね、燃える闘志で決めたかったんですけど無理でした。

Q.無言多すぎ
A.恵ちゃんは無口だから仕方ない。

Q.結局レイン恵とタッグを組むの?
A.そのつもりです、次回はこの2人でタッグ戦ですね。
 明日香はどうしたのかって? 今頃十代VSカイザー戦でも観戦してるんじゃないですか?


そういえばTwitterはしないのかとか言われました。
前のTwitterはログインができなくなったので新しく別ので始めました。
誰も見ないと思いますが、一応URL貼っておきます。
https://twitter.com/KuriaAin
これで見れるのかな? よくわかりません。
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