本気禁止制限決闘   作:阿音

26 / 28
寝てしまい、遅れてしまいました。


20話【恋する乙女④→恋する乙女⑤】

 ボクが目を覚ますと、瑞貴さんの部屋のベッドで寝かされていた。

寝起きでボーッとした頭でどうしてこうなったかを思い出してみる。

……そうだ、ボクは昨日亮様に決闘で負けたんだ。

そして瑞貴さんに慰めてもらって、そのまま寝ちゃったんだっけ?

 ボクは体を起こし、周りを見てみると恵さんがベッドの外で座りながら眠っていた。

恵さんはベッドの手摺にもたれ掛かったまま眠っているんだけど……一応毛布は掛かっているとはいえ、その体勢で大丈夫?

更に視線を動かすと、椅子に座ったまま眠そうな顔で瑞貴さんがボクを見ていた。

 

「……起きたか?」

 

「う、うん……おはようございます」

 

「おはよう

で、恵がそうなっているのはお前が心配だったからだ

昨日の今日で言うのはアレだが、振られた直後だったから温もりでも欲しかったんだろう

お前が寝ている間、恵が手を繋いでいたからか大分落ち着いて寝ていたぞ」

 

 そう言われて気付いたけど、ボクは恵さんに手を握られたままだった。

恵さんはまだ眠ったまま、瑞貴さんと会話をしているしボクも動いているのにだ。

眠るのが遅かったのか、体勢が悪いから眠れなかったのか、それとも起きていたけど眠ってしまったのか。

どれが原因にしても、恵さんに心配させてしまったのは事実。

 

「ふぁ……ねみぃ……

お前も起きたし、俺は先にアカデミアに行くかな

恵を起こしてさっさと準備しろよ」

 

 そう言って瑞貴さんはアカデミアの準備だけ持って部屋から出ていった。

女の子の準備は時間が掛かるから先に行ったのかな?

そう思って時計を見てみると……結構危うい時間になっていた。

 

「ちょ、ちこっ、遅刻! 遅刻しちゃう!?

恵さん起きて! 起きて恵さん!」

 

 なんとか恵さんを起こそうとするも、なかなか起きてくれない。

だからってボクだけ先に行くだなんてできない。

大きな声を出し、恵さんの肩を揺すったりする。

 

「……………………ねむいの……」

 

「おはよう恵さん!

でも早く準備しないとアカデミア、遅刻しちゃうよ!」

 

「…………んにゅぅ?」

 

「恵さん!?」

 

 なんか可愛い声出してるけど、今はそんな暇は無いからね!

頑張って恵さんを起こし、急いでボク自身も準備する。

時計を見てみると、走れば間に合いそうな時間だった。

まだ眠そうな恵さんを促し、走ってアカデミアに向かう。

 なんとか授業に滑り込みで間に合った。

瑞貴さんは既に来ていたけど眠っていた。

瑞貴さんは何も言っていないけど、多分徹夜だったんだと思う。

 恵さんも眠そうに席に着席し、先生が来る前に眠りだした。

明日香さんも見つけたけど、瑞貴さんを呆れるように見ていた。

ボクにも気付き、少し苦笑しながら軽く手を上げてくれた。

ボクは大丈夫だって気持ちを顔に出しながら、明日香さんと同じように手を軽く上げた。

 明日香さんのすぐ近くにはももえさんも居た。

ももえさんはボクに笑顔で手を振ってくれた。

明日香さんにした時と同じようにももえさんにも手を振っておいた。

 もう少しで授業の時間が始まると思った時、遊城さんが走って教室に入ってきた。

後ろにもう1人、水色の髪をした背の低い男子も来たけど……ボクと同じぐらいの身長じゃないかな?

え? あの人も高校生なの? 小学生のボクと同じぐらいの身長なのに?

 それはさて置き、授業が始まった。

ちなみに瑞貴さんも恵さんも居眠りしたまま、ついでに遊城さんも即座に居眠りに入った。

昨日の事が有ったから瑞貴さんと恵さんは仕方ないけど、遊城さん……

 結局、瑞貴さんはお昼の少し前ぐらいまで眠ったままだった。

恵さんは2時間ぐらいで起きた。

ちなみに遊城さんはお昼になるまでずっと居眠りしたままだった。

 お昼ご飯、明日香さんが来てドローパンを買うって言い出した。

ドローパンは購買にある、全く同じ袋に入っている色々な種類のパンらしい。

瑞貴さんが明日香さんの分のお金を出していたけど、どうしてだろう?

ついでにボクの分も出してくれたのは助かるけど……

 ボクと明日香さんはそれぞれ3個ずつ購入、瑞貴さんは買わなかった。

明日香さんはレタスパン、ゴーヤパン、コロッケパンだった。

ボクはぶどうパン、甘栗パン、明太子パンだった。

なんとうか、個性的なパンだったと思う……美味しかったけど。

 そして午後の授業、それも終わったら瑞貴さんに呼び出された。

というのも、校長先生に挨拶しておけって事らしい。

強引に入って、すぐに帰るだなんてしたのだから仕方ないかな。

なんて思っていたら、ボクが来てすぐに校長先生に事情説明をしていてくれたらしい。

瑞貴さんに迷惑を掛けてばかりだ、ボク……

 

「ふむ、わかりました

早乙女レイさん、将来正式にこのアカデミアに来てくれる事を願っていますよ」

 

「はい、迷惑をかけてごめんなさい

ありがとうございました」

 

 そんな感じに校長先生に挨拶をし、レッド寮に帰ってきた。

もうこのアカデミアに残っていられる時間はあまり無い。

明日香さんやももえさん、それに恵さんにも挨拶しないと……遊城さんにも一応しておこう。

 瑞貴さんにそう言うと、集めてくれるらしい……遊城さん以外。

どうしてか訊くと、最後に決闘をしろとか言われそうだかららしい。

遊城さんが嫌いなのか訊いてみると、嫌いではないが好きでもないそうだった。

理由は、決闘とかで煩いけど性格は嫌いではないとかなんとか。

 瑞貴さんは明日香さんと恵さんに連絡をした。

遊城さんには今から軽く挨拶を済ませろだって。

 遊城さんの部屋の前に来て、ノックをすると遊城さんが出てきた。

朝、遊城さんと一緒に走って来た背の低い男子も一緒だったけど。

 

「お、レイじゃないか

どうしたんだ? 俺と決闘する気になったとか?」

 

「いや、そうじゃなくて……ボク、明日の定期船で帰るんだ

だから最後に挨拶しておこうと思って」

 

「そうなのか!?

なら帰る前に俺と決闘しようぜ!」

 

「えーっと……今から他の人とも挨拶しないといけないから

だからまたの機会って事で……ね?」

 

「なら仕方ないか、残念だなぁ……

じゃあまた次に機会が有れば、今度こそ決闘しようぜ!」

 

「うん、ボクも楽しみにしてるね」

 

 遊城さん、ちゃんと説明したりすれば無理に決闘しようなんて言わないんだ。

単に次回決闘ができるからすぐに引いただけかもしれないけど。

 瑞貴さんに連れられ、レッド寮の近くの森の中に入っていった。

どうしてこんな場所に連れられているんだろう?

 

「あの……瑞貴さん

どうしてこんな森の中に?」

 

「面倒だからな」

 

 いや、意味解らないんだけど……

Q.何故ここに? A.面倒

うん、意味が解らない。

 とはいえ、ボクはついていく事しかできないわけで。

そのまま瑞貴さんの後ろを歩き、アカデミアの裏の岩山の所まで来た。

別にここに来るんだったら普通の道を使ってもよかったんじゃ……

 岩山の裏も森だったんだけど、瑞貴さんについていくと一部に森の無い広場に着いた。

そこには既に明日香さん、恵さん、ももえさんが待っていた。

どうでもいいけど、ボクも含めて瑞貴さん以外女子なんだね。

 

「瑞貴、レイちゃ……じゃなくて、レイが明日帰るのはいいわ

挨拶をしたいと言うのだって解るわ

でも、どうしてこんな場所に来いなんて言うのよ!」

 

「恵さんが居なければ迷っていましたわ……」

 

「…………来たの」

 

 一応全員揃ったみたい。

それにしても、こんな場所に集まってどうするつもりなんだろう?

 

「早乙女が明日、定期船でこの島を離れる

なのでその前に自分に関わった者に挨拶をしたいらしい」

 

「それはいいんだけど、どうしてこんな場所なの?」

 

「それだけではつまらんのでな

早乙女にはこれから1人選んで決闘をしてもらおうかと思う」

 

「えぇ!? 聞いてないよ!」

 

「今言ったからな

別にしなくてもいいが、どうせだったらした方が面白そうだろ?

ちなみにこの場所なのは、下手に誰かに見られないようにと思ったからだ」

 

 そんな理由なの!?

見られるかどうかっていうのは別にボクはどうでもいいんだけど……

 

「私、私がお相手したいですわ!」

 

「早乙女に選んでもらう、お前が選ばれたらお前が決闘すればいいだろ

……まぁ、デッキ相性的にしたいとは思わんだろうがな」

 

「…………」

 

 ももえさんが無言で膝から崩れ落ちた!?

というかそこ砂利だよ! 痛いんじゃないの!?

案の定、ももえさんはすぐに立ち上がって痛そうにしながら膝の砂を払った。

 明日香さんは楽しそうに、興味深そうにボクを見ている。

恵さんの表情は変わらないけど、なんだか睨まれているような……

 

「誰でもいいの?」

 

「好きに選べ」

 

 瑞貴さんにそう言われ、誰と決闘するか考える。

ももえさんは無い、既に決闘しているし相性が悪過ぎからあまり決闘したくない。

恵さんは興味有るけど、遊城さんとの決闘を見ると容赦無さそうだから少し不安。

明日香さんの決闘は見たことが無い、気になるけど……どうなんだろう?

そして最後は瑞貴さん……かな?

 

「瑞貴さんと決闘したい」

 

「あら、瑞貴と決闘したいの?」

 

「うん」

 

 前に決闘した時は、ボクのデッキバランスが悪くてあっさりと負けてしまった。

しかもあんな適当に組んだ感じのデッキで……さすがにアレは嫌だ。

だけどもうあんなデッキを使わないと思うし、だったら瑞貴さんの普通のデッキが気になる。

 

「俺と決闘ねぇ……本気か?」

 

「うん、この前みたいな適当なデッキは使わないでしょ?

だったら瑞貴さんと1度、真剣に決闘したいんだ」

 

 瑞貴さんは少し考え、軽く溜め息を吐いた。

嫌だって感じじゃなくて、仕方ないかって感じだったから……

 

「いいだろう、後悔しても知らんぞ?」

 

「後悔なんてしないよ!」

 

 ボクの本気の決闘、受け取ってね!

絶対に勝ってみせる!

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 瑞貴と決闘をしたいと言ったレイちゃんだけど、大丈夫かしら?

ももえが瑞貴と決闘するのは危険だってレイちゃんを説得してるけど……無理そうなのよね。

私としてもあまり勧めたくはないけど、瑞貴に挑戦しようという気持ちは良いと思うわ。

私だって瑞貴に勝つつもりは有るのだから。

 

「明日香様……レイ君、どうしても決闘するそうですわ」

 

「いいんじゃないかしら?

私もももえと同じ気持ちだけど、本人が望んでいるんだし」

 

「うぅぅぅ……気をつけてくださいレイ君!」

 

 ももえの様子に若干苦笑いのレイちゃん。

……おっと、ももえはまだレイちゃんが女の子だって知らないんだったわね。

レイって呼び捨てにしておかないと、また十代の時みたいな失敗をするかもしれないわ。

これからレイって呼び捨てにしておきましょう、失敗しないように……

 

「さぁ決闘だ早乙女、お前の苦手な相手は浜口だけではないと知れ」

 

「ボクの苦手なデッキを使うの!?

ぐぐぐ……でも、それでも勝ってみせる!」

 

「決闘!」「決闘」

 

「先行はボクだよ!

恋する乙女を召喚し、カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 恋する乙女は、確か相手モンスターに乙女カウンターを乗せる効果だったわね。

そして攻撃表示の間は戦闘では破壊されない。

戦闘で破壊されないモンスターって面倒よね。

 

「俺のターン、ドロー

魔法カード、スネーク・レインを発動

手札を1枚捨て、デッキから爬虫類族モンスター4体を墓地へ送る

手札の毒蛇王ヴェノミノンを捨てて、デッキから毒蛇王ヴェノミノンを2体、ヴェノム・ボアを2体墓地へ送る」

 

 デッキから一気にモンスターを墓地へ送った?

というか爬虫類族なんて珍しいわね、あの種族ってあまり種類が無かったような……

 

「モンスターを伏せ、更にカードを2枚伏せる

更に永続魔法、強欲なカケラを発動してターンエンドだ」

 

 モンスターを墓地へ送って、伏せるだけ?

強欲なカケラってカードは気になるけど、どんな効果なのかしら?

見た目は強欲な壺の破片が転がってるだけに見えるけど。

 

「ボクのターン、ドロー!

永続魔法、補充部隊を発動するよ!

このカードはボクが1000単位のダメージを受ける度に、ボクはデッキからカードを1枚ドローするカード

モンスターをセットして、ターンエンド!」

 

 恋する乙女は攻撃されなければ乙女カウンターは乗せられない。

つまり瑞貴から動かなければならないという受動的なモンスター。

攻撃力は400しかないのだし、正体不明の守備モンスターに攻撃して表にするというのは厳しい。

ところで、あの2枚の伏せカードが気になるわね。

 

「俺のターン、ドロー

この通常ドローにより、強欲なカケラの効果が発動

強欲なカケラに強欲カウンターを1つ乗せる

魔法カード、強欲で謙虚な壺を発動

このカードは1ターンに1度しか発動できない上に、俺はこのターンは特殊召喚できない

自分のデッキから3枚のカードを捲り、その中から1枚選んで手札に加える

デッキの3枚は……ヴェノム・スプラッシュ、リミット・リバース、ヴァイパー・リボーンの3枚

俺が手札に加えるカードはリミット・リバースだ

選択したカードを手札に加え、デッキに戻してシャッフルする」

 

 さっき瑞貴が墓地へ送ったカードって確かLV5とLV8だったわよね?

攻撃力1000以下のモンスターしか特殊召喚できないリミット・リバースでどうするのかしら?

まさかそのLVで攻撃力が1000以下っていうのは考えられないのだけど。

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

 お互いに動かない。

どちらも準備段階という感じかしら?

レイは相手に動いてほしいみたいだけど、瑞貴はどうなのかしら?

 

「ボクのターン、ドロー!

ボクは水晶の占い師を反転召喚し、リバース効果を発動!

デッキからカードを2枚捲り、その内の1枚を手札に加える

そして選ばなかったカードはデッキの1番下に戻すよ!

デッキの上2枚は……ワンダー・ワンドと心眼の祭殿の2枚

ボクはワンダー・ワンドを選択し、心眼の祭殿をデッキの1番下に戻す!

そしてワンダー・ワンドを水晶の占い師に装備させ、ワンダー・ワンドの効果を発動!

このカードと装備モンスターを墓地へ送り、デッキから2枚ドローする!

水晶の占い師とワンダー・ワンドを墓地へ送り、2枚ドロー!」

 

 これでレイの手札は4枚。

動くには十分な手札だけど……

 

「モンスターをセットし、カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 亮との決闘よりも大分大人しい動きね。

というか、本当に殆ど動かないわね。

 

「俺のターン、ドロー

通常のドローをしたので強欲なカケラに強欲カウンターを1つ乗せる

そして強欲カウンターを2つ以上乗せているこのカードを墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドローする」

 

 効果に時間の掛かる強欲な壺かしらね?

なんにせよ、瑞貴の手札も3枚になったわ。

今度こそ動くかしら?

 

「永続罠、リミット・リバースを発動

自分の墓地に存在する攻撃力1000以下のモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する

ただし、このモンスターを守備表示にした時に破壊されてしまう。

俺はこの効果により、墓地の攻撃力0のモンスターである毒蛇王ヴェノミノンを特殊召喚」

 

「攻撃力0を……って、攻撃力が2000もあるんだけど!?」

 

「毒蛇王ヴェノミノンの攻撃力は自分の墓地に存在する爬虫類族のモンスターの数×500上昇する

俺の墓地に爬虫類族は4体、よって攻撃力は2000だ」

 

「自分の墓地に存在する爬虫類族……あぁ!

まさかそのモンスターをボクが奪っても……」

 

「さすがに気付いたか?

その通り、お前の墓地に爬虫類族のモンスターは存在しない

毒蛇王ヴェノミノンを奪ったところで、攻撃力0のモンスターになってしまうだけだ」

 

 なるほど、確かにレイの苦手にしているタイプのモンスターね。

墓地で攻撃力が決まるのなら、奪ったところで相手のデッキみたいなモンスターは当然存在しない。

奪ってもあまり旨みが無い上に、放置していたらどんどん攻撃力が上がっていく可能性まで有るわ。

 

「まぁ、どうせすぐに退場するからあまり関係は無いがな

魔法カード、アドバンス・ドローを発動する

LV8以上のモンスターをリリースし、デッキから2枚ドローする

この効果で毒蛇王ヴェノミノンをリリースし、2枚ドローだ

リミット・リバースはモンスターが破壊された時に破壊されるので、リリースでは破壊されずに場に残る

それを利用し、魔法カード、マジック・プランターを発動

自分の場に存在する永続罠を1枚墓地へ送り、2枚ドローする」

 

 一気に手札を増やしたわね。

強欲なカケラ、アドバンス・ドロー、マジック・プランターも使えばそりゃ増えて当然だけど。

 

「魔法カード、スネーク・レインを発動

手札のヴェノム・ボアを捨て、ヴェノム・サーペント2体とヴェノム・スネーク2体を墓地へ送る」

 

「ちょっと……え?

墓地にモンスターが……10体?」

 

「カードを2枚伏せ、ターンエンドだ」

 

 もしまたヴェノミノンを出されたら攻撃力が4500か……

しかも奪っても全く嬉しくないという、相手にしたくないモンスターね。

それにしても伏せカードが多いけど、何を狙っているのかしら?

 

「ボクのターンの前に永続罠、神の恵みを発動!

ボクはドローする度にライフを500回復する!

そしてボクのターン、ドロー!」

 

 亮の時のコンボだったわね。

神の恵みでライフを回復し、心眼の祭殿の効果でダメージを……ん?

そういえばさっきの水晶の占い師の効果で心眼の祭殿を手札に加えなかったわね。

 ワンダー・ワンドで攻撃力の低い水晶の占い師を避難させたかったから?

いえ、それだったら心眼の祭殿を発動し、補充部隊の効果でドローすればいいわ。

だったらそれよりも早くドローをしたかった?

それこそ水晶の占い師で自爆特攻をして、ライフが少し減ってもドローすればいい。

となるとライフを温存する為だったとか?

それも違う気がするし、どういうつもりなのかしら?

 

「ボクはチョコ・マジシャン・ガールを召喚!

そして効果を発動し、1ターンに1度、手札の魔法使い族モンスターを捨ててボクは1枚ドローする!

ボクは手札の火霊使いヒータを捨て、ドロー!

このドローで神の恵みの効果を発動し、ライフが500回復する!

バトルフェイズに入り、チョコ・マジシャン・ガールでセットモンスターに攻撃!

そしてこの魔法使い族の攻撃宣言時、罠カード、マジシャンズ・サークルを発動!

自分か相手の魔法使い族モンスターの攻撃宣言時に発動し、お互いのプレイヤーは自分のデッキから攻撃力2000以下の魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する!

ボクはデッキから2体目のチョコ・マジシャン・ガールを特殊召喚するよ!」

 

「俺のデッキに魔法使い族モンスターは存在しない

言ってしまうと、全モンスターが爬虫類族モンスターだ」

 

「だったら攻撃続行! 更に永続罠、最終突撃部隊を発動!

このカードが存在する限り、場の全てのモンスターは攻撃表示になって表示形式の変更ができなくなる!

これで攻撃されたそのセットモンスターは攻撃表示で攻撃を受ける事になるよ!」

 

「ならその最終突撃部隊にチェーン発動しよう

罠カード、貪欲な瓶を発動

墓地に存在する貪欲な瓶以外の自分の墓地のカードを5枚選択し、選択したカードをデッキに戻して1枚ドローする

俺が選択するカードは毒蛇王ヴェノミノン、マジック・プランター、強欲なカケラ、リミット・リバース、強欲で謙虚な壺の5枚だ

これらをデッキに戻して1枚ドロー」

 

 どういうつもりで貪欲な瓶を発動したのかしら?

ドローがしたかっただけとは思えないし、強欲なカケラ辺りをもう1回使う為?

 それはそうと、瑞貴のセットモンスターは攻撃力僅か100、ヴェノム・コブラだった。

ただし守備力は2000、最終突撃部隊が無ければ反射ダメージを受けていたわね。

 

「よし、チョコ・マジシャン・ガールの攻撃力は1600!

このままヴェノム・コブラに攻撃だよ!」

 

 チョコ・マジシャン・ガールは帽子を脱ぎ、その帽子をヴェノム・コブラに向ける。

そして持っていた杖で帽子を軽く叩くと、帽子の中から水流が流れてヴェノム・コブラを飲み込んだ。

これで瑞貴に1500ものダメージを与えられたわね。

 

「ふん……永続罠、ダメージ=レプトルを発動

爬虫類族モンスターが戦闘をし、自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる

1ターンに1度、その戦闘ダメージで受けたダメージの数値以下の攻撃力を持つ爬虫類速モンスターを1体、デッキから特殊召喚する

俺が受けたダメージは1500、よって攻撃力1500以下のモンスター……攻撃力0の毒蛇王ヴェノミノンを特殊召喚だ」

 

「ちょっと待ってよ、今のヴェノム・コブラも爬虫類族だよね?

って事は墓地の爬虫類族モンスターの数は……やっぱり10体!?」

 

「その通り、毒蛇王ヴェノミノンの攻撃力は5000だ」

 

 これは厳しいわね。

最終突撃部隊の効果で、攻撃力5000の攻撃を守備表示にして防ぐ事はできない。

これでは大ダメージを受けてしまうわ。

 

「ボクはバトルフェイズを終了!

2体目のチョコ・マジシャン・ガールの効果で手札の風霊使いウィンを捨ててドロー!

神の恵みの効果で回復する!」

 

 レイのライフは5500、瑞貴のライフは2500だから倍以上有るわね。

だけど、攻撃力5000のヴェノミノンの壁を超えるのは難しそう。

というか攻撃力5000を軽々と出されると困るわ。

 

「ボクはこのままターンエンドだ!」

 

 伏せカードも出さないで?

このまま、もし瑞貴が更に爬虫類族を2体墓地へ送ったら攻撃力が6000になる。

そうなってしまったら、恋する乙女に攻撃されてライフが0になってしまうわね。

 

「俺のターン、ドロー……お?

魔法カード、マジック・プランターを発動し、ダメージ=レプトルを墓地へ送って2枚ドロー

魔法カード、強欲で謙虚な壺を発動

デッキの上から3枚は……闇のデッキ破壊ウイルス、毒蛇の供物、おろかな埋葬の3枚

俺が手札に加えるカードは闇のデッキ破壊ウイルスだ」

 

「あのカードって、確かやばい効果だったような……

って、どうしたのももえさん!?」

 

 レイの声で隣のももえに視線を向けると後ろを向いてしゃがんで耳を塞いでいるももえが……

以前されたウイルスがトラウマになっているみたいね。

小声でブツブツと何かを言っていて、正直かなり怖いわ。

 

「以前、ウイルスカードで泣かせたからな……」

 

「泣かせた!?」

 

 瑞貴との初めての決闘、アレは酷かったわね……

そしてそれが今度はレイに向かっているけど、どうしようもできないわ。

 

「俺はカードを3枚伏せ、ターンエンドだ」

 

「……攻撃しないの?」

 

「無駄だからな」

 

 どういう意味かしら?

せっかく大ダメージを与える時なのに?

 

「ボクのターン、ドロー!

神の恵みでライフを500回復!

チョコ・マジシャン・ガールの効果で、手札の憑依装着―ライナを捨ててドロー!

2体目のチョコ・マジシャン・ガールの効果で手札の水霊使いエリアを捨ててドロー!

2回ドローしたから神の恵みの効果で合計1000ライフを回復する!

魔法カード、マジック・プランターを発動し、最終突撃命令を墓地へ送って2枚ドロー!

このドローでライフが更に500回復する!

(一応、このデッキの切り札をドローできたけど……あれ?)」

 

 レイのライフは7500、瑞貴の3倍ね。

それに、あんな攻撃力の前で無防備に攻撃表示のままというのも危険だし。

最終突撃命令が消えたし、これでレイはモンスターを守備表示にできるわ。

 

「……そのヴェノミノンって、攻撃力しか上がらないんだよね?」

 

「そうだな、守備力は0だ」

 

「だったらボクは月詠を召喚し、効果発動!

月詠が召喚・リバースした場合、場の表側表示モンスター1体を裏側守備表示にする!

ボクはこの効果で毒蛇王ヴェノミノンを選択する!」

 

 上手いわ! これならヴェノミノンは守備力0のモンスターになる!

しかも、これでウイルスを使われても闇のデッキ破壊ウイルスは魔法・罠カードを破壊するカード。

チョコ・マジシャン・ガール2体の直接攻撃が決まればレイの勝ちよ!

 

「そういえば言っていなかったな

毒蛇王ヴェノミノンは戦闘で破壊され、墓地へ送られた時

自身以外の爬虫類族モンスターを1体除外すれば復活する

つまり、墓地の爬虫類族が切れない限り何度でも戦闘の壁になる」

 

「そんな効果まで持っていたの!?」

 

「とはいえ、こっちの発動を優先しても問題無いだろう

罠カード、闇のデッキ破壊ウイルスを発動

自分の場に存在する攻撃力2500以上の闇属性モンスターを1体リリースする

そして魔法・罠のどちらかを宣言し、相手の場と手札のカードを破壊

更に相手ターンで数えて3ターンの間のドローカードを全て確認し、宣言した種類のカードだった場合は破壊する

俺が選択するのは罠カードだ」

 

「どうせ破壊されるんだったら……罠カード、メタバースを発動!

デッキからフィールド魔法1枚を手札に加えるか発動させる!

ボクが選ぶカードは心眼の祭殿、このカードをメタバースの効果で発動!」

 

「なるほど、どうりで最終突撃命令なんて発動したわけだ

そして水晶の占い師の時に選ばなかったのも、最初のターンからずっと伏せていたからだな?」

 

「うん、攻撃されたりしたらすぐに使おうと思っていたんだけどね……

心眼の祭殿の効果で、お互いが受ける戦闘ダメージは強制的に全て1000となる」

 

 闇のデッキ破壊ウイルスの効果が発動し、レイの場の神の恵みが破壊される。

そしてレイの手札を確認……キューピッド・キスと精霊神后 ドリアード?

LV9と高いけど、このモンスターも攻撃力が0ね。

 

「そいつを手札に持っていたか……なら永続罠、リミット・リバースを発動する

墓地の毒蛇王ヴェノミノンを特殊召喚だ」

 

 どういう意味かしら?

あのドリアードが厄介みたいだけど……

 

「把握していない明日香達に説明するとだな

精霊神后 ドリアードは、相手がモンスターを特殊召喚する際に自分の墓地のモンスターを3体除外すればその特殊召喚を無効にして破壊する

つまり、今毒蛇王ヴェノミノンを特殊召喚しておかなければ、そいつが出てきて毒蛇王ヴェノミノンの復活を邪魔されるんだよ

ついでに、そいつの攻撃力と守備力はお互いの墓地に存在するモンスターの属性の種類×500上昇する

基本的に属性は地属性、風属性、水属性、炎属性、光属性、闇属性の6種類

俺の墓地には闇属性と地属性、早乙女の墓地には水属性、風属性、炎属性、光属性なので攻撃力3000

俺の特殊召喚を封じたかったのだろうが、攻撃力5000の毒蛇王ヴェノミノンが相手ではすぐに破壊されると思って出さなかったんだろう」

 

 なるほど、レイには現在戦闘破壊を防ぐ手段は無い。

ダメージを軽減できる心眼の祭殿はメタバースで出せたけど、戦闘破壊はされてしまうものね。

守備表示で出したとしても、結局破壊されるだけで時間稼ぎにしかならない。

だったら暫く待って、ヴェノミノンを場から消す手段を先に探そうというつもりだった……といった所かしら?

 

「ボクはチョコ・マジシャン・ガール2体を守備表示に変更!

エンドフェイズに月詠の効果が発動!

このモンスターは召喚、リバースしたターンのエンドフェイズに手札に戻る!

この効果で月詠は手札に戻り、ターンエンド!」

 

 とはいえ、これで瑞貴も攻撃が難しくなったわね。

レイの手札のキューピッド・キス、確か装備モンスターの戦闘で戦闘ダメージを受けたらコントロールを奪うんだっけ?

まぁ、恋する乙女が攻撃された時に相手モンスターに乗る乙女カウンターが必要みたいだけど。

 ちょっと状況の整理を……

瑞貴のライフは2500、攻撃力5000のヴェノミノンがリミット・リバースで蘇生されている。

伏せカードが3枚に手札が1枚という感じなのだけど……伏せカードの内の2枚が最初のターンから伏せられているのが本当に不気味ね。

 レイのライフは7500と瑞貴の3倍。

守備表示のチョコ・マジシャン・ガールが2体に恋する乙女、セットモンスターが1体。

心眼の祭殿に補充部隊、手札は3枚でドリアードとキューピッド・キスと月詠だったわね。

手札が全て知られているというのは痛いわ、レイじゃどうしようもできない状況だと知られているもの。

 

「俺のターン、ドロー

さて早乙女に問題、俺がずっと伏せているカード……なんだと思う?」

 

「いや、ボクはヴェノムとかヴェノミノンとか知らないし……」

 

「正解は、お前の天敵……というかお前のデッキじゃ普通に無理なモンスターを出す為のカードだ

俺は毒蛇王ヴェノミノンを守備表示に変更し、リミット・リバースの効果を発動

このカードの効果で特殊召喚されたモンスターが守備表示になった時、そのモンスターとこのカードを破壊する」

 

「ど、どういうつもりなの!?」

 

「この瞬間、俺の場で表側表示で存在する毒蛇王ヴェノミノンが戦闘以外で破壊された

これにより、俺は罠カード、蛇神降臨を発動

手札・デッキから毒蛇神ヴェノミナーガを1体、特殊召喚する」

 

「まさか、ヴェノミノンの上位モンスター!?」

 

 この局面でそんなモンスターを!?

やっぱり攻撃力はヴェノミノンと同じような効果で上がるのかしら?

 

「ちなみに……蛇神降臨、3枚同時発動だ!」

 

「ちょっ!?」

 

「デッキより3体の毒蛇神ヴェノミナーガを特殊召喚!」

 

 現れたのは、両手と下半身が巨大な蛇の、上半身が女性のモンスター。

攻撃力は……5500だった。

 

「な、な、な……」

 

「こいつは蛇神降臨と自身の効果でしか特殊召喚できなくてな

こいつの攻撃力は毒蛇王ヴェノミノンと同じで、墓地の爬虫類族の数×500上昇する

しかも戦闘で破壊された時に復活する効果も同じ、墓地の爬虫類族を除外して特殊召喚できる

そして毒蛇神ヴェノミナーガは、こいつが表側表示で存在する限り、この自身以外の効果の対象にならずに効果も受けない

早い話、乙女カウンターなんていうのは毒蛇神ヴェノミナーガには乗らないし、霊使いのコントロール奪取も効果が無い」

 

「それボクじゃ絶対に突破できないじゃない!」

 

「お前のデッキでも突破できる手段は有るぞ?

まぁ、言わないがな」

 

「え、酷くない?」

 

 瑞貴って突破されるのを楽しむ所が有るし、ちゃんと突破できるっていうのは本当でしょうね。

レイのデッキであの耐性を突破する手段なんて……私にはちょっと判らないわ。

 

「そうそう、あまりお前の時間も無いぞ?」

 

「え?」

 

「毒蛇神ヴェノミナーガの最後の効果

こいつが相手に戦闘ダメージを与えた時、自身にハイパーヴェノムカウンターを1つ乗せる

そしてそのハイパーヴェノムカウンターが3つ乗った時、俺はこの決闘に勝利するという特殊勝利効果だ」

 

「……倒せない攻撃力、殆ど隙の無い耐性に加えて、時間制限?

え? これ、ボク勝てるの? というか突破できる手段って本当に有るの?」

 

 レイが唖然としているけど、当然ね。

瑞貴が突破手段は有るとは言うものの、その手段が判らない。

更に攻撃力5500の超大型モンスターが3体に、戦闘ダメージを受ければカウンターを乗せられるという時間制限。

モンスターを全て守備表示にすればいいのだけど、そうなると攻撃表示でしか耐えられない恋する乙女は当然破壊されてしまう。

戦闘ダメージだけなら心眼の祭殿で軽減できるとはいえ、戦闘ダメージは確実に受ける。

そうなると当然耐えられず、そう遠くない内にライフが0になるかハイパーヴェノムカウンターが3つ乗る。

……これ、絶体絶命じゃない?

 

「じゃあ、更に追い詰めるかな

とりあえず毒蛇神ヴェノミナーガ3体で恋する乙女に攻撃」

 

 3体のヴェノミナーガが両腕の大蛇で恋する乙女の両手足と頭と胴体に喰らいつく。

だけど攻撃表示の恋する乙女は戦闘では破壊されない。

破壊できないのが気に入らないのか、ヴェノミナーガ達はゴミでも捨てるかのように恋する乙女を投げ捨てた。

恋する乙女は泣いているけど、本当に泣いていいと思うわ。

 

「心眼の祭殿の効果で早乙女に与えるダメージは1000固定だが、戦闘ダメージは与えた

よって毒蛇神ヴェノミナーガ達にハイパーヴェノムカウンターを1つ乗せる、残り2個だな」

 

「う、ぐ……補充部隊の、効果発動!

ボクが1000単位でのダメージを受けたのでドローする!

ボクが受けたのは合計3000、よってボクは3枚ドロー!」

 

 闇のデッキ破壊ウイルスの効果でレイの手札は確認させられる。

レイのドローしたカードはディフェンス・メイデン、闇霊使いダルク、光霊使いライナの3枚。

ディフェンス・メイデンは永続罠だから破壊されるわね。

 

「ほら、追い打ちだ

フィールド魔法、ヴェノム・スワンプを発動

お互いのエンドフェイズ毎に表側表示で存在するヴェノム以外のモンスター全てにヴェノムカウンターを1つ乗せる

そしてそのヴェノムカウンター1つにつき、ヴェノムカウンターを乗せたモンスターの攻撃力は500低下する

更に、この効果で攻撃力が0になったモンスターは破壊される」

 

「ちょっ!? えぇ!? ま、え? うそでしょ!?」

 

「カードを1枚伏せ、エンドフェイズ

効果を受けない毒蛇神ヴェノミナーガにはヴェノムカウンターは乗らない

よってお前のチョコ・マジシャン・ガール2体と恋する乙女にヴェノムカウンターは乗る

だがしかし恋する乙女の攻撃力は400、ヴェノム・スワンプの効果で攻撃力が0になったので破壊だ」

 

 これは……酷いわ。

瑞貴の言う、この状況を突破できるカードをドローしない限りレイに勝ち目は無い。

そのドローも、補充部隊を使うのなら命懸け。

それ以前に闇のデッキ破壊ウイルスの効果も残っている……本当に絶体絶命じゃない!

 

「ボクの……ボクの……う、うぅぅ……」

 

 レイの心が折れてしまいそう。

何か言うべきかもしれないけど、この状況で何を言えばいいのか……

 

「ふむ……早乙女、また負けるのか?」

 

「…………いや」

 

「言っただろう?

勝てる方法は有るし抜け道も有ると」

 

「………………」

 

「どうする? 諦めるか?」

 

「……やだ、絶対に勝ってやる!

ボクのターン、ドロー!」

 

 なんとかレイは立て直した。

だけどそれでレイが負けたら完全に心が折れるんじゃないかしら?

隣のももえなんてハラハラとした顔でレイを心配している。

恵は……あまり表情は変わってないけど、感心している感じみ見えるわ。

 

「闇のデッキ破壊ウイルスの効果によるドローチェックだ」

 

「ボクのドローしたカードは……罠カードの生贄の祭壇

罠カードだからウイルスの効果で破壊される」

 

「おっと、俺はここで永続罠を発動させる」

 

「っ!?」

 

「永続罠、聖なる輝きを発動

このカードが存在する限り、モンスターをセットできない

セットする場合は表側守備表示になる

ヴェノム・スワンプからセットして逃げるという手段は取れないぞ」

 

 レイの手札にはダルクとライナが入っている。

だけどこの2体の攻撃力は500、つまりエンドフェイズになってヴェノムカウンターが乗った瞬間に破壊される。

更に月詠は召喚したエンドフェイズに手札に戻るから壁にならない。

レイの手札はダルク、ライナ、月詠、ドリアード、キューピッド・キスの5枚。

唯一出せるのはドリアードだけど……

 

「……自分と相手の墓地の属性の合計が6種類以上だ

精霊神后 ドリアードを守備表示で特殊召喚!

お互いの墓地の属性の種類の数×500攻撃力と守備力が上昇する!

種族は6種類、よってドリアードの攻撃力と守備力は3000!

ボクはチョコ・マジシャン・ガールの効果で手札のライナを捨て、ドロー!

ドローカードは魔法除去細菌兵器、罠カードだから破壊!

2体目の効果でダルクを捨ててドロー!

ドローカードは……聖なる魔術師、モンスターだから破壊されずにそのまま手札へ!

ボクはこれでターンエンド!」

 

「エンドフェイズにヴェノム・スワンプの効果でヴェノムカウンターを乗せる

そして俺のターン、ドロー

ヴェノム・サーペントを召喚

ヴェノム・サーペントでセットモンスターを攻撃」

 

「セットモンスターはマジカル・アンダーテイカー!

リバース効果が発動し、自分の墓地のLV4以下の魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する!

ボクはこの効果で憑依装着―ライナを守備表示で特殊召喚!」

 

「なら毒蛇神ヴェノミナーガで憑依装着―ライナ、精霊神后 ドリアード、チョコ・マジシャン・ガールをそれぞれ攻撃」

 

 これでレイの場に残ったモンスターはチョコ・マジシャン・ガール1体だけ。

だけどヴェノム・スワンプの効果でも、もう1ターン生き残られる。

チョコ・マジシャン・ガールの現在の攻撃力は600、次のターンまでは大丈夫。

 

「チョコ・マジシャン・ガール1体が生き残って安心したか?

ヴェノム・サーペントの効果を発動

1ターンに1度、相手の場のモンスター1体にヴェノムカウンターを1つ乗せる

チョコ・マジシャン・ガールにヴェノムカウンターを1つ乗せる」

 

「え? つまり……え?」

 

「これでチョコ・マジシャン・ガールの攻撃力は0だな

エンドフェイズ、ヴェノム・スワンプの効果でヴェノム以外全てのモンスターにヴェノムカウンターを1つ乗せる

チョコ・マジシャン・ガールの攻撃力は0になったので破壊だ」

 

 レイの場のモンスターが全て破壊された。

レイの手札も全て知られているし、壁モンスターも用意できない。

攻撃力500のダルクと攻撃力300の聖なる魔術師ではどうにもならない。

現在装備しても意味の無いキューピッド・キスも同じ。

 

「ボクのターン……ドロー!」

 

「闇のデッキ破壊ウイルスによるドローチェックだ」

 

「ボクがドローしたカードは……エクトプラズマー」

 

 自分の場のモンスターをリリースして、その元々の攻撃力の半分のダメージを与えるカードだったわね。

そんなカードじゃどうしようも無いわ。

 

「……ダルクを召喚して、エクトプラズマーを発動!

どうせだったら少しでもダメージを与える!

エンドフェイズ時にエクトプラズマーの効果でダルクをリリース、その攻撃力の半分の250のダメージを与える!」

 

 瑞貴のライフは2500、丁度1割のダメージね。

当然だけど、瑞貴はこの程度では全く堪えていないわ。

 

「俺のターン、ドロー

もう1ターン、早くドローしていたら可能性は有ったかもしれないな」

 

「え? どういう意味?」

 

「エクトプラズマー……これがお前のデッキで唯一毒蛇神ヴェノミナーガを突破する手段だ」

 

「そうなの!?」

 

 ヴェノミナーガは自身以外の効果を受けないんじゃなかったかしら?

それなのに、どうしてエクトプラズマーは効果が有るの?

 

「エクトプラズマーはな、プレイヤーに自分の場のモンスターをリリースさせるのを強制するカードだ

そこには耐性なんて関係は無い

他にも痛み分けみたいな、お互いに自分の場のモンスターをリリースするようにプレイヤーに強制させるカードも同じだな

他には特殊召喚の条件である、相手の場のモンスターをリリースする溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムとかにもリリースさせられる

思っているよりも弱点って多いんだぞ?」

 

「へー……」

 

「まぁ、既に遅いわけだが」

 

「……え?」

 

「お前のライフは残り4500、ヴェノム・サーペントの攻撃力は1000

4体の直接攻撃とヴェノム・サーペントをリリースしたエクトプラズマーでお前のライフは0だ」

 

「……………………あ、本当だ

じゃない! え!? 終わり? 終わりなの!?」

 

 レイの手札は全て公開情報。

墓地にも発動できるカードは無いし、場にも何も無い。

残念ながらこれで終わりみたいね。

 

「残念ながら終わりだ

本当はハイパーヴェノムカウンターで終わらせたかったんだが……まぁいいだろう

ドローした魔のデッキ破壊ウイルスを見せつつ、ヴェノム・サーペントと毒蛇神ヴェノミナーガで直接攻撃」

 

「うあぁあああううぅぅぅ!」

 

「最後は自分のエクトプラズマーで終わりだな

ヴェノム・サーペントをリリース、その攻撃力の半分のダメージを与える

エクトプラズマー、射出だ!」

 

「最後にちょっとだけ期待なんてさせないでよー!!!」

 

 心眼の祭殿の効果で1000ダメージが4回。

エクトプラズマーのダメージが500で、レイの残りライフ4500を丁度削りきったわ。

レイも頑張ったんだけど……残念ね。

 

「く……悔しい! 最後の最後に、エクトプラズマーをドローできたのに!

というか追い詰め方が酷いよ!

ヴェノム・スワンプだけでも厳しいのに、聖なる輝きとか無いよ!

というか聖なる輝きってそんな感じに使えたんだって思ったぐらい殆ど見ないカードじゃん!」

 

「案外使えるカードなんだけどな、聖なる輝き

妨害とかの方向でだけど」

 

「だよね! 絶対そういう意味だと思った!

今回完全に妨害用だったもんね!」

 

 レイのテンションが異様に高いわ……

負けた悔しさと、最後に希望を砕かれて自棄になっているのね。

ちなみにももえはレイのテンションについていけないみたいでオロオロとしている。

 

「冗談はさて置き、どうだった?」

 

「え、なにが?」

 

「色々と弱点を見れた、そのデッキだ

更に改良できるといいな」

 

「……うん、頑張る

次は絶対に亮様にも、ももえさんや瑞貴さんにだって勝ってみせるよ!」

 

 亮の件は完全に立ち直った……そう思っていいみたいね。

やれやれ、レイの短期転入は色々と大変だったわ。

 

「ももえさん、次はボクが勝つからね!」

 

「うふふ、私も負けませんわよ?

……というよりも、レイ君のデッキで私の相手は本当に厳しいのでは?」

 

「う……が、頑張る!」

 

 次の長期の休みの時、レイの家とかに遊びに行こうかしら?

あ、でもももえってレイが女の子だって知らないのよね。

じゃあももえは無理だとして、瑞貴と恵とかな?

とりあえずももえの居ない時に連絡先の交換でもしておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 俺と早乙女との決闘の翌日。

長いようで短かった早乙女のデュエル・アカデミアでの生活も終わった。

見送りは早乙女が女だと知っている俺、明日香、恵の3人。

浜口は早乙女が女だと知らないし、遊城や丸藤亮は呼ぶのが面倒だったから呼んでいない。

まぁ、遊城はともかく丸藤亮を呼ぶのは無いな、告白して振った奴なんだから。

 

「その、色々とありがとうございました」

 

「気にするな、俺もそれなりに楽しんでいた」

 

「レイはまだ子供なんだから、気にしないで」

 

「…………またね」

 

 早乙女に俺達はそれぞれ別れの言葉を言う。

色々と遊べたから本当に気にしていないしな。

成功しなかったとはいえ、特殊勝利デッキを使えたのも良かった。

 

「あの……瑞貴さん、ちょっといい?」

 

「なんだ?」

 

「ちょっと……向こうで耳貸して」

 

 なんとなく嫌な予感はするものの、明日香と恵から少し離れて早乙女に口元に耳を寄せる。

まだ小学生の早乙女の背は低いので少し腰も下ろした。

 早乙女は耳を貸せと言ったのに何故か正面に立つ。

……何か予感がしたので即座顔を反らしたら、頬に何かが強く当たった。

 

「ぃ……ったぁ……」

 

「……何がしたかったのかは判るがな

そんな勢いで当たれば痛くて当たり前だろ、俺も痛い」

 

 このガキ、突然キスしようと突撃してきやがった。

俺からすれば頭突きに近かったが、実際は多分キスだろう。

どうしてこうなった、何故キスなんてしようと思ったんだこいつは!?

 

「で?」

 

「あ、うん……その……ね?」

 

「ね? じゃねぇよ」

 

「あー……その、あの……その……あー……えっと……

瑞貴さんって厳しかったけど、色々と優しくしてくれたし

亮様の時も慰めてくれたし、ボクの為に……色々として、くれたじゃない?

だからその……嬉しくて……さ

その……亮様の時の告白ってさ、今考えたら憧れ……の、かもしれない気がしたんだ

いや、本当の所は初恋だったかもしれないけど、ちょっとまだ完全に整理ができてないから判んないけど」

 

「…………それで?」

 

「うん、その……さ

最後の決闘の時も、デッキの内容はボクよりも相性が良いように作ったみたいだけど、本気で決闘してくれたでしょ?

だけどももえさんの時みたいに、完全にどうしようも無いという状況にはならなかったし

ボクが使うカードとか、確かに瑞貴さんからもらったカードで範囲は狭かったとしても予想していたんだよね?

ボクがどんなデッキを組むか、理解していてくれたって感じで……決闘者としては悔しいけど、ちょっと嬉しくて……

だからその……~~~~~~~~ぼ、ボク、瑞貴さんを――――す、好きに……なっちゃったみたいで!」

 

 ……子供の世話をしたら本気で告白された。

どういう事なのか、イマイチ解らないが……どうしよう?

 

「あの、返事は要らないから!

ボクもまだどういう好きなのかちゃんと理解できてないと思うし!

お世話してくれたからお兄ちゃん的な好きなのかもしれないからさ!

だからその……あまり気にしないで!」

 

「いや、お前が気にしないようにとりあえず落ち着け」

 

 慌ててる奴を見ると、逆に落ち着くって本当だな。

困惑とかしていた気持ちがもう落ち着いた。

早乙女は落ち着こうと深呼吸をしているが……無理そうだな。

 

「まぁ、好いてくれるのは嬉しいけどな

とりあえず、まだ気持ちの整理とかできていないんだったら整理を済ませろ

ちゃんと整理できて、自分で納得できたら改めてちゃんと聞いてやる」

 

「う、うん……わかった

あ、ボクの事はレイって呼んでくれたら嬉しいなって……」

 

「……………………次、会う時までには考えておく」

 

「呼んでくれないの!?」

 

「理由が有るんだよ……別に嫌じゃないから安心しろ」

 

「うん……わかった」

 

 会話が止まってしまったのだが……何を話せと?

っと、そういえば今の時間は……あ、やばい。

 

「もう、船が出航しそうだぞ?」

 

「へ? え? あ!

ホントだ! 最後まで忙しなくてごめん瑞貴さん!

ボク、もう行くね!」

 

 そうなの? 本当? 本当だった!

という感じの声を出しながら早乙女は走り出した。

 

「あー……まぁ、色々と頑張れ」

 

「うん!

あ、明日香さんも恵さんもまたね!」

 

 最後に大きな声で叫びながら早乙女は船に乗り込んだ。

最初の方から最後まで煩い奴だったな……

 

「瑞貴、なんでレイはあんなに顔を赤くしていたの?

どんな話をしていたのかしら?」

 

「あ? は? ん?」

 

 今何て言った? ちょっと待てよ? どうなんだ?

という感じの意味だが視線を恵に向けたが、恵は無言で頷いた。

 

「…………大体は、聞こえていた

…………けど、よく解っていない……らしい」

 

「…………さすがに嘘だろ?」

 

 つまり何か? 明日香はあの一部でも聞こえていたら理解できそうな告白っぽいのを理解できなかったと?

理解というか、察せなかったというか……

まさかこいつ、あの好きというのを色々とお世話してくれてありがとう程度の感覚だったのか?

 こいつは男勝りなのは知っているが、もしかしてだからなのか? いくらなんでも鈍すぎるだろ?

しかしあの浜口の態度が、あからさまに早乙女が好きだって感じだったのに気付いていなかったな。

こいつ、女子力をどこに落としてきたんだ?

 とりあえずアレだな、うん。

こいつは最低限でも浪費癖と衝動買いを直さないと結婚できないな。

そしてこいつにある程度好意を気付かせて、思わせぶりではなく直球ど真ん中の超ストレートに告白が前提だろうか?

多分、それだけして初めて恋愛的な意味での好意だと気付くんだろうな……

 決めた、こいつの恋愛関係には絶対に手出ししないでおこう。

直接間接問わずに、絶対に触れないようにする。

色々な意味で男勝りなお前が原因なんだし、俺は悪くないな。

 さて……これからどうするかねぇ?

早乙女は帰ったし、暫くのんびりしようかな。

そういえば学園代表決闘がもうすぐだったっけ?

……うん、無視か辞退だな、暫くゆっくりとしよう。




「今日の最強カードは毒蛇神ヴェノミナーガね
闇属性爬虫類族のLV10のモンスター、攻撃力と守備力は0よ
蛇神降臨と自身の効果でしか特殊召喚できないモンスターよ
墓地の爬虫類族モンスターの数×500、攻撃力が上昇
戦闘で破壊された時、墓地の爬虫類族モンスター1体を除外して復活
自身の効果以外の全ての効果を受けない
相手に戦闘ダメージを与えた時にハイパーヴェノムカウンターを1つ乗せ、3つ乗ったら勝利する
様々な意味で厄介なモンスターね」
「ボクのデッキじゃ攻撃力を越えられないし、月詠も効果無いし……」
「…………出される前に、勝つ?」
「いや、ボクのデッキの特性上無理でしょ」
「墓地の爬虫類族を除外する、ラヴァ・ゴーレム辺りでリリースする、高攻撃力で圧倒する
そもそもヴェノミノンを効果破壊させないようにするというのも有りね」
「蛇神降臨を発動させないように罠を封じるとか、特殊召喚を無効にするカウンター罠を使うとか?」
「…………先にスキルドレインを使ったり、墓地の種族を変えるのもいい」
「意外と抜け道って多いんだね、ボクのデッキじゃエクトプラズマーのリリースか、ドリアードを先に出しての特殊召喚無効かな?」
「ドリアードの場合、先に出しても戦闘破壊されていただけでしょうけどね」



Q.遅いよ?
A.執筆中のが消滅してモチベーション低下
 回復してきて執筆再開、決闘の8割終わる
 このデッキ、別のあいつに使わせた方が絶対良いよな?
 そう思って決闘シーンを全て破棄、今回のデッキで書き始める。
 こんな感じ+リアルが本気で忙しいでした。
 ……休日返上、何回させられるんだろう?

Q.最初の瑞貴って徹夜?
A.徹夜、暇潰しにデッキをいくつか作っていたようです。
 ちなみに恵ちゃんは頑張っていたんだけど、規則正しい生活なので我慢できなかった。

Q.ドローパンって時々出るよね?
A.ネタには便利ですね、瑞貴は運が微妙なので嫌いですけど。

Q.十代が……すぐに引いただと?
A.さすがに他に用事が有る相手にまで強引にはいかないでしょう。

Q.何故ここにという質問で面倒っていう瑞貴の返事はどういう意味で言ったの?
A.他の奴に見られたくないという意味です。

Q.旧作の明日香から瑞貴に変わったよね?
A.今回の瑞貴とレイの関係が若干薄いというか……そんな感じがしたのでテコ入れ。

Q.今回のレイのデッキは?
A.どの相手が出ても大丈夫なように全霊使いと憑依装着入りの魔法使い族デッキ。
 なお、ロック系カードもそこそこ入っています。
 誰かさんがアドバイスしていたので当然ですね。

Q.瑞貴の今回のデッキは【ヴェノム】か……
A.デッキを作って決めたのは、蛇神降臨3枚同時発動からの3体の毒蛇神ヴェノミナーガでした。
 なお、瑞貴は最初の手札5枚の中に2枚の蛇神降臨が入っていたようです。

Q.何故3体同時の毒蛇神ヴェノミナーガを狙ったの?
A.ロマン。
 正確には、相手により絶望感を与える為。
 実際問題、あの耐性で攻撃力5500が3体同時ってかなり厳しいかと……

Q.絶望感って割には、折れそうな心を立て直させたけど?
A.いや、完全に心を折ったら駄目でしょう。
 それでも、あそこまでギリギリの状態にしたのでメンタルは強くなったと思います。
 レイ「あの毒蛇神ヴェノミナーガ3体の時の絶望に比べたら……」
 ……とか?

Q.ウイルスえげつないんじゃね?
A.相性が良いので仕方ないですね、楽にコスト化できるヴェノミノンさんが悪い。
 実は魔法カードを破壊していたら補充部隊が破壊されてドローが足りない状況になっていました。
 ついでにエクトプラズマーも破壊されていた可能性も……
 アレでは耐えるのも厳しいですし、むしろ罠選択や魔のデッキ破壊ウイルスじゃなかっただけマシですね。

Q.精霊神后 ドリアードの条件って本当にあの時に整っていたの?
A.瑞貴の墓地に地属性と闇属性のヴェノム。
 チョコ・マジシャン・ガールの効果で炎属性のヒータ、風属性のウィン、光属性のライナ、水属性のエリアを捨てたので出せます。
 ついでに、恋する乙女は光属性、チョコ・マジシャン・ガールは水属性なので結構属性はばらけています。

Q.スピリットってかなり特殊なカードって設定じゃなかったっけ?
A.瑞貴が渡したので気にしない。
 そもそもレイはそんな特殊なカードだと知りません。
 明日香やももえも知りません。
 恵ちゃんは知っていても言いません。

Q.チョコ・マジシャン・ガールが攻撃された時の効果は?
A.忘れてました。
 しかし今後に影響は全くありません。
 ……というか、毒蛇神ヴェノミナーガにその効果ってどこまで発動できるんですかね?
 ちょっと時間が無かったし、曜日も悪かったので事務局に訊けませんでした。(投稿日前日は火曜日で定休日)
 効果を発動して生き残ったとしても、手札交換だけではその後はどうしようも無いですしね。
 それに次のターン終了時にヴェノム・スワンプで破壊されますし……

Q.え……レイの告白がガチっぽいぞ!?
A.今回は恋する乙女編なので恋愛っぽさを増す回だったんですけど……どうしてこうなったんだろう?
 ここまでマジ告白させるつもりは無かったんですけどね……これがTF超メインヒロイン補正か?
 名前を呼ばない理由は、瑞貴の妹の名前が玲(れい)だからです。
 妹と同名の名前を呼ぶのは難しいかと……

Q.明日香……明日香っ、お前は……どうなってるんだ!?
A.どうしてこうなった第2弾。
 明日香さんは恋愛関係は壊滅という、女子力をマイナス方面に限界突破したようです。
 仮にも恋する乙女編なのにどうなってるんだこいつは?
 女子力を……明日香に女子力を誰か注入してやってくれ!
 ……あ、無理ですか? そうですか、仕方ないですね……

Q.学園対抗の代表決闘は瑞貴は出ないの?
A.出ません、仮に推薦されても即時辞退します。
 なのでまたある程度時間が飛ぶ……かもしれません。


Twitter、活動報告はここのよりもこっち。
https://twitter.com/KuriaAin
今回のデッキレシピ、レイも瑞貴も必要ですかね?
気が向いたらTwitterにデッキレシピを載せる……かも?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。