本気禁止制限決闘   作:阿音

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今更ながら読み方について再び。
決闘(デュエル)
決闘場(デュエルフィールド)
決闘盤(デュエルディスク)
何故カタカナ表記にしないかといえば、単純に漢字の方が楽なだけです。
後、文字数が増えるのが嫌だったのもあります。

追記
そういえば説明を忘れていましたが、この作品での世界観は原作とは少々違います。
主に使用カードやリミットレギュレーションですね。
使用カードについて→バーン系、ロック系、コントロール系は好まれない。
手段としては有りですが、基本的に嫌がられる傾向にあります。
こうした理由としては、バーン系カードを多用するとLP4000ではすぐに終わってしまうからです。
ロック系は元々嫌われていますし、コントロール系も多用するとすぐに終わります。
ついでにこれ系のカードを相手が使用した時、某キャラが卑怯だとか言っていましたしね。
それらを考慮した結果、この作品ではそれらのカードの使用率は全体的に低くなっております。
ただし主人公は空気を読んでも無視するので使う時は平然のように使います。
が、上記の理由によりビート系も少なくないのでご了承ください。

リミットレギュレーションについて→強欲な壺、天使の施し、原作天よりの宝札等の強力なドロー系カードは基本的に制限
ただしできるだけOCGに合わせるのでOCGで無制限のカードは無制限。
バーン系カードも制限、黒炎弾、火炎地獄、デス・メテオ、破壊輪等のカードは制限にしています。
理由は上記の通り、特に黒炎弾なんて2枚発動されたら終わります。
なので1000以上のダメージを与える、または可能性の高いカードは制限としています。
あと、昔制限カードだった魔法の筒や聖なるバリア‐ミラーフォース‐等の当時強力だったカードも制限としています。
その他一部凶悪カード、主にリアルタイム禁止カードは制限カード扱いとして使用します、例えば処刑人 マキュラ、ファイバーポッド、サンダー・ボルト、ハリケーン、未来融合等です。
アニメキャラが使用していたり、アニメ世界では利用価値が認められていないカードとかもありますね、デッキからカードを墓地に落とす苦渋の選択とか……これも制限カードとして使用します。
また、当時無制限だったレスキューキャットは無制限です、シンクロなんて無い世界ですから。
実際、この作品では禁止カードはほぼ皆無とでも思ってくれれば……
ついでにこの作品の世界観では準制限カードは存在しません、上記のカード以外はできるだけ登場キャラに自由にカードを使ってほしいからです。
なので「何故2枚入っていないんだ!」とか「これ3枚入りかよ!」とか思うような時もあると思いますが、これを思い出していただければと思います。

今回も長々とすみません、では本編どうぞ。


2話【入学試験→初日】

嫌々レッドの制服を来て飛行機に揺られながらデュエル・アカデミアへ。

なんで飛行機なんだよ……船でいいだろ、乗り物も高い場所も苦手な俺にはかなりの苦痛だった。

 

やってきましたデュエル・アカデミア……超帰りてぇ。

原作に巻き込まれたくなんてしたくないぞ、面倒だからな。

 

入学式……鮫島校長の話は完全無視、俺はデッキ構成を考えながら暇を潰していた。

つうか入学生少なすぎないか?

受験生はもっと居たんだけど……思ったより狭き門だったんだな。

 

校長の長い話を終えて指定された寮である……ここがレッド寮か、言われている程悪くないな。

少々みすぼらしいが、無駄に派手だったり広すぎたりしないから気楽そうだ。

さて、面倒事の無いようにさっさと部屋に入って寝よう、自分の娯楽以外で無駄な事はしない主義だ。

 

「ここは眺めも良いし、風情もあるぞー」

 

いくらなんでも主人公の顔は覚えているが……何故居る主人公!

茶髪でなんというか、ネタ的な意味で言うと海月みたいな形をしている頭をした元気な少年という感じだ。

名前は確か……遊城十代だったかな? 遊城に見つからないように階段の影に隠れる。

 

「ここだここだ、ここが俺達の部屋だ」

 

「一緒の部屋だね」

 

もう1人いる、髪色が水色で……なんというか、アレか? アニメで出てきそうな髭みたいな形をしている髪型だな。

身長は遊城よりも低く、なんだか弱気な雰囲気を感じさせる奴だった。

そして2人は部屋に入って行ったが、水色髪の名前ってなんだったかな?

目立たないし覚えてないな……確か弱虫だって事は辛うじて覚えてるが。

 

さて、あいつらも部屋に戻ったし俺はまたデッキを作るか。

今から作るデッキは特殊勝利デッキ、ロックデッキに並んで俺が最も好んで使うデッキだ。

 

今日は何を作ろうかなーっと……エクゾディアでも作るか。

勿論、1KILLなんてできない回りくどい完成のさせ方でな。

 

ロック系にするか、それとも墓地回収にするか……

もしくは攻めていると思わせて実はエクゾディアを揃えていたというパターンにするか、色々と悩むな。

でも決める方法はエクゾディアだけ、それ以外の方法は絶対に使わないで勝つ。

大抵の人はエクゾディアを速攻で揃える事を目的にしたデッキだろう、だけど俺はそんなつまらない方法は使わない。

戦うのなら楽しまないと勿体ないから、すぐに終わったら相手の行動も何も知れなくてつまらない。

敵がどんな方法で潰してくるのか、悩んでいる姿を見るのも楽しいしな。

 

……よし、決めた!

とりあえず今回は戦いながらのんびりと揃えていく方向にしよう。

これならこっちでもそれなりに悪く思われないはずだ。

 

しかし……この部屋は一応3人部屋なのに誰も来ないな、まだ来ていないのか、それとも入るのは俺だけなのか?

後者なら色々と楽で助かるんだけど、後々どんな面倒が降りかかってくるのやら……怖いなぁ。

 

そんな事を考えながらデッキを作っていく。

歓迎会の時間はまだそれなりに先だし、完成させられるかな?

家でもかなり作ってきたが、エクゾディアは何種類デッキを作っても楽しいしな。

 

そして夜の歓迎会直前、かなり時間がかかったがデッキは完成した。

これのお披露目はいつになる事やら……エクゾディアはできるだけ特別な時に使いたいな。

普段から使っていてもいいが、俺が飽きるだろうから止めておこう。

 

そして歓迎会という事で食堂に入ってみるとなんだか嘆いている男達が……

嘆くのはいいんだけど声がでかい、少し声の音量を下げてくれないか?

 

「他の寮の料理は凄いご馳走だったぞー」

 

いや、何故お前がそれを知っている?

覗いてきたのか? 犯罪だぞ、それは。

 

「おまけに、寮長は人間ですらない……猫なのか?」

 

もう少し冷静になれよお前、普通に考えて誰かのペットだろう?

多分寮長だと思うが、さすがにこの雰囲気というか、誰も言い出さないから生徒のペットじゃないだろう。

 

生徒達の嘆きの声がする最中、暖簾の向こうから痩せ形の男が現れた。

名前は覚えてないけど……確か朝の校長の話の時に紹介された寮長だったな。

確か見せ場で敵方にいた気がするけど……いつだっけ? 忘れたな。

 

「ふっふーん、寮長の大徳寺だニャー

授業では錬金術を担当している、よろしくニャ」

 

「んーんまい!」

 

先生の挨拶が終わる直前の声に、全員が振り返る。

ちなみに俺が座っていた席は声の主と逆位置でかなり近い。

4人席でテーブルは全部で8台、そして間の廊下は狭いので本当に近い。

 

「拙いっすよ兄貴」

 

「そうか?

むちゃくちゃ美味いぜこれ!」

 

「いや、そういう意味じゃなくて……

まだ先生が挨拶中だし」

 

漫才でもしてるのか、主人公と確か同室の……舎弟?

ぶっちゃけ単純に馬鹿なだけな気もするけどさ。

 

そう言っている内に先生が遊城に近づいて、見下ろすような格好でちょっと迫力が出ている。

でもニコニコと笑顔な表情のせいで迫力がかなり台無しだな。

 

「細かい事は気にしないのニャー

それでは皆さん、これからよろしくニャ」

 

そんな感じで歓迎会という名だけど単なる夕食は始まった。

味はそれなりに美味かったとだけ言っておこう。

先生の料理の腕は悪くなかったが……もう少しおかずを増やせないかな?

 

食後、特にする事もなくのんびりしていた、そんな時、俺にビデオメールが送られてきた

嫌な予感を感じながらも、送り主を確認してみると……誰だったかな? 確かメインキャラだったはずだ。

黒髪で勇者カットみたいな髪型をしている、雰囲気はかなり強気というか傲慢そうという感じの奴だ。

しかし、別に俺に送ってくるのはいいけど何故俺に?

もしかして実戦試験で気に入らない戦い方だったから潰そうとか思ったのかね。

そういえば俺と戦った試験官、あまり見られないようなカードも使っていたし、それに勝ったから目をつけられたか?

 

『やあ、ドロップアウトボーイ、午前0時に決闘場で待っている

互いのベストカードを賭けた、アンティルールで決闘だ

勇気が有るなら……来るんだな』

 

ベストカードと言われても……俺はカードは大量に持ってるから別に負けても問題は無いんだけどな。

そういえば、確かアンティルールは校則で禁止されていたな。

なら行く価値は無い、無いのだが……少し興味が有る。

 

興味が有るのは主人公や今の奴じゃない、あの金髪の女生徒だ。

勿論恋愛とか、ミーハーとかそういう意味の興味じゃない。

殆ど覚えていないが、この決闘にはヒロインである金髪の女生徒が来るはずだ。

結構真面目そうな性格をしてたと思うし、そういう真面目そうなのをからかうと楽しそうだ……という意味でな。

 

俺は適当なデッキを持って部屋を後にする、今回は決闘する気は無いが念のためだ。

取り巻きに絡まれたら面倒だしな。

それに、確かあの時の決闘は途中で中断されたんだっけ?

俺のデッキだとどうしても長期戦になってしまうし、どの道戦ったって完全不燃症になって終わるんだ。

だったら最初からしないで観戦でもしてるさ。

 

ガードマンに見つからないように気をつけて、足音を出さないようにしてっと……なんだか本当に子供に戻った気分だ。

そういえば俺ってこんなに子供っぽかったっけ? 現代では無愛想だとか付き合いが悪いとか言われてた気が……っと、着いたな。

お、やってるみたいだな、今は……始まってすぐかな?

相手にヘル・ポリマーを使われて遊城はE・HERO フレイムウィングマンが奪われたか。

 

そういえば夕食中、遊城の噂が周りで流れていたな、クロノス教員という、この学校の上位教師を倒したとか。

で、それを見た奴に目をつけられてメタられてしまったと……自分のデッキ内容が相手に知られているのに安易に行動するからいかんのだ。

俺はデッキを何種類も使うし、仮に似たようなデッキでも戦い方は変える、そうやって相手にデッキを知られないようにするんだ。

 

俺は入り口の影に隠れて決闘の様子を窺う。

まだ出て行く必要は無い、もう少し観察させてもらおうかな。

 

「E・HEROクレイマンを守備表示で召喚!

ターンエンドだ」

 

赤い頭をした石の巨人……というほど大きくないモンスターが出てきた。

それにしても頭が小さいな、クレイマンって結構微妙な見た目で戦士族でヒーローなんだよな。

 

「カード、ドロー!

俺は地獄戦士を召喚!」

 

黒い仮面と鎧を着た背の低い男性モンスターなんだが、しかし何故こんな微妙なモンスターを入れてるんだ?

この時代にももう少し使いやすいモンスターは存在するし、ほぼ上位互換のアマゾネスの剣士もある。

俺も趣味デッキなら確かにこういうモンスターを使う時はあるが……

自爆特攻できるアマゾネスの剣士と違って攻撃を受けないと効果を使えない。

 

地獄戦士の効果は相手モンスターの攻撃によって戦闘で破壊され、墓地へ送られた時

この戦闘で受けた戦闘ダメージと同じ数値分の効果ダメージを与える効果だ。

相手からの攻撃を待たないと使えない受動的な効果であり、ライフが優っている時に使うと効果的なモンスターだな。

しかし遊城のメタデッキとして考えた場合は……もしかしてあいつのデッキはあまりコンボを考えられていないとか?

例えば単純にメタカードを数枚入れて終わりなのだとすれば、趣味デッキでの採用なのかもしれない。

 

「いけ! フレイムウィングマン!

フレイムシュート!」

 

飛び上がったフレイムウィングマンが炎を纏い、クレイマンに突進していき、クレイマンは無抵抗のまま破壊されて消え去る。

そしてフレイムウィングマンは遊城の前に現れ……

 

「フレイムウィングマンの効果により

破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを、相手プレイヤーに与える」

 

フレイムウィングマンの嘴のような腕から炎が現れ、遊城に向かって放たれた

遊城は苦しそうにしているが……いや、それってソリッドビジョンだろ?

 

「お前の場にはお前を守るモンスターは1体も居ない!

地獄戦士! ヘルアタック!」

 

攻撃名が安直すぎないか!?

それって地獄関係のモンスターなら誰でもその攻撃名でいいよな!

 

遊城はヘルソルジャーの剣により更にダメージを受ける。

遊城のライフは残り2000、主人公だし多分大丈夫だろ。

 

「融合モンスターを封じられてもう打つ手無しだな

スモールタウンではどうだったか知らないが、お前はデュエル・アカデミアでやっていけるレベルではない、思い知ったか!?

俺は場にカードを伏せて、ターンエンドだ!」

 

あの程度で融合を封じた? 高が攻撃力2100のモンスターを奪った程度で何を良い気になってるんだ?

HEROの融合モンスターでフレイムウィングマンは攻撃力が低い方だし、確かに効果は少々厄介かもしれないが別に処理に困るようなモンスターでもない。

元世界の環境に比べたら……あの程度で勝った気になれるなんて信じられないな。

まぁ、この世界で考えたらエースカードを奪ったりすればそりゃ勝った気にもなる……のか?

 

それに融合のカードが1枚しか入っていない可能性は低い、というかほぼ間違いなく3枚積みだろう。

この時代ではまだそこまで融合系カードの回収や特殊融合も無いのだから。

なのでたった1枚潰したぐらいで良い気になってるとは……。

 

そして遊城は笑いだし、喜んでいる事を万丈目に伝える。

このアカデミアには強い奴がゴロゴロしている……ねぇ?

元の世界を知っている俺としてはあいつ程度の実力でオベリスクブルーに残れる理由がわからん。

 

「俺のターン、ドロー!

E・HEROスパークマンを召喚!」

 

良い声を出して黄色と青の戦士が現れる、それにしてもソリッドビジョンで声が出るってのはどういう仕様なんだ?

あと、攻撃力1600で格好つけてもあまり格好良くないから格好付けなくてもいいぞ。

フレイムウィングマンはそれなりだから格好つけるべきだと思うが。

 

「いけぇスパークマン!

スパークフラーシュ!」

 

遊城よ、攻撃対象の名前は言うべきだと思うぞ?

そしてそれで理解できるスパークマンがすげぇ、これがKC社の技術力か……

今更だが、決闘盤って音声認識なのか? それでも何故スパークマンが分かる?

 

それはともかく、スパークマンの電撃が地獄戦士に当たり、地獄戦士は呻き声を上げながら破壊された。

しかし地獄戦士の剣が高く舞い上がり、遊城に向かって放たれた。

 

「モンスター効果の発動だ!

地獄戦士は破壊された時、ダメージを相手にも与える効果があるのだ!」

 

放たれた剣は遊城を切り裂き、遊城にダメージを与える。

でも400程度のダメージでそれは大袈裟じゃないか?

 

「アニキ!」

 

「貴方のお兄さん、ちょっと迂闊ね

モンスター効果を無視するなんて」

 

「十代君は本当のアニキじゃなくて……

なんというか、僕の心のアニキなんだ」

 

心のアニキってなんだ? 目指すべき目標とか、そんな感じか?

そういえばこの2人も見学してたんだっけ? ふと思い出して見てみる。

水色髪と一緒にいるのは確かヒロインの女だったかな。

金髪で髪はロングストレートという感じか? 今は遊城の状況を見てるから少々困ったような雰囲気をしている。

とはいえ、確か彼女の性格って真面目で強気じゃなかったっけ? だから来たんだし。

しかし……この2人と遊城と戦っている相手の名前、本当になんだったかな?

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

「次の攻撃で俺の勝ちは決まりだ! カード、ドロー!

行けぇフレイムウィングマン、スパークマンにフレイムシュートだ!」

 

「罠カード、異次元トンネルミラーゲート発動!」

 

「なに!?」

 

確かE・HEROが戦闘する時、相手モンスターとコントロールと入れ替えて戦闘するカード。

E・HERO専用の戦闘時に発動する強制転移みたいな感じだな。

俺はあまり攻撃しないが、戦う時は注意しておいた方がよさそうだ。

 

コントロールを入れ替えられ、ヘル・ポリマーの効果から抜け出したフレイムウィングマン。

ヘル・ポリマーの効果が原因か、黒くなっていた羽が元々の色である白の戻っていた。

同時に相手にコントロールが移ったスパークマンには黒いオーラが……ヒーローとしてそれはどうなんだ?

 

ついでにフレイムウィングマンの癖に何故攻撃に電撃を使う、お前って確か炎の攻撃じゃなかったか?

効果ダメージの時に相手に攻撃したのだって電撃になってるぞ? でも風属性だよな、確か。

さっき遊城に攻撃した時には炎の攻撃だったのにな。

 

「アニキ格好いい!」

 

その声に遊城は水色髪に見えるように小さくVサイン。

女生徒にお調子者の称号を頂きながら相手から目を離さない。

 

「くっ、ドロップアウトのオシリスレッドが調子に乗るなよ! 俺は手札からヘル・ブラストを発動!

自分のコントロールするモンスターが破壊された時、破壊したモンスターを破壊し

その攻撃力の半分のダメージを与える!」

 

微妙なカードだ……自爆特攻か反撃されて負けないと使えない通常魔法、確かOCGでは通常罠カードだったな。

通常魔法では扱い難く、持っていて損は無いがそれよりも他のカードの方が使い易いだろう。

純粋にモンスターを破壊できる地割れとか地砕きの方が対象選択はできないが楽だ。

それに地割れとかならスペースが余っていたらどんなデッキに差してもいいしな。

 

「更に罠カード、リビングデットの呼び声発動!」

 

自分の墓地から攻撃表示でモンスターを特殊召喚する永続罠。

便利だが発動直後にサイクロンなんてザラだし、時々使えるのか考えさせられる。

当然ながら使えるが……よく破壊されて結局碌に使えないパターンも多かったなぁ……

初動が遅い事、魔法・罠ゾーンを圧迫する事以外に欠点はほぼ無いかな?

今ではマジック・プランターとかセルフバウンスで再利用なんて少なくないし。

 

「地獄戦士を特殊召喚!

そして地獄戦士を生け贄にして、地獄将軍・メフェストを召喚!」

 

貫通効果と戦闘ダメージを与えた時にハンデスする効果を持つ上級モンスターだな。

しかし攻撃力は高攻撃力下級にも劣る1800、サポートを無くして使うのは難しいモンスターだ。

それなのに単体で出して特にフォローもせずに置くだけで勝ったような顔になってる。

 

「決闘は99%の知性が勝敗を決する

運が働くのはたった1%に過ぎない」

 

半分同意するが半分否定できるかな? 運も実力の内という言葉もあるし。

それにシャッフルを計算していない限り、運の要素は大きく関わる、まぁ計算してシャッフルすればそれはイカサマだが。

そういえばDM時代にギャンブルデッキで勝ってきた城之内……だっけ? それが良い証拠だ。

 

「その1%に全てを賭ける!

俺のターン、ドロー!」

 

遊城の顔に笑みが浮かぶ、しかし……

 

「ガードマンが来るわ!

アンティルールは校則で禁止されてるし、時間外に施設を使ってるし

校則違反で退学かもよ!」

 

ガードマンが来るとか、退学とかは、それはいいんだが……どんな感覚をしてるんだ?

どうやってガードマンの存在に気付いたんだこいつ? いくら何でも無理があるだろ……

それに、黙って見ていたお前も同罪じゃないのか? まぁ俺もその内の1人だけどな。

 

そしてまさかの遊城は校則の事を知らなかった。

アホが、生徒手帳を読むのは基本だろ? そうでなくてもアンティは基本的に禁止されている。

不真面目だと自覚の有る俺だって読んでるんだ、お前も読むだけ読んでおけよ。

 

遊城の対戦相手は遊城の実力に呆れて取り巻きを連れて帰り、駄々を捏ねる遊城を金髪女と水色髪が強引に連れ出す。

そして施設の電源を落として少し過ぎた時、本当にガードマンが来た。

しかしそこには誰も居ない……ギリギリ見えない場所で最後を見届け、俺も出て行った。

 

学校前で話している遊城達、さて……いい加減に介入するかな。

別に親しくしたいわけじゃないが、なんとなくあの遊城の勝ったような雰囲気が気に入らない。

 

「あのまま続けていたら、アンティルールで大事なカードを取られていたんじゃないの?」

 

「いや、あの決闘は俺の勝ちだぜ」

 

そう言って見せるのは死者蘇生、自分、または相手の墓地からモンスターを特殊召喚するカード。

だがそれは……

 

「いや遊城、あの決闘はお前の負けだ」

 

「誰だ!?」「誰!?」

 

「…………俺はオシリスレッドの堅守瑞貴

俺にもさっきの奴から誘いが来てたんだ」

 

そう、俺がするのは勘違いをしている遊城に嫌がらせをする為。

そして彼女に正論を言って苛める為だ、実は俺にも帰ってくる言葉だが無視。

 

「貴方も万丈目君から決闘の誘いを受けていたの?

ならなんであの場で姿を現さなかったのかしら?」

 

「アンティルールは校則違反だ、いくら何でもホイホイと行くわけが無いだろう?

俺が隠れていたのは俺が来なくて苛々している奴を見る事が目的だ

だと思ったら、アンティルールを受けている馬鹿が出てきてな……良い余興だと思って眺めてたんだよ」

 

「う……」

 

遊城が呻くがそんな事は無視。

馬鹿は死んでも治らん。

 

「それで、堅守君はどうしてアニキが負けだと思うの?」

 

「そうだ! 俺はあのターン、死者蘇生でフレイムウィングマンを復活させるつもりだったんだ

万丈目のフィールドには伏せカードは無かったし、フレイムウィングマンで攻撃していたら俺の勝ちだっただろ?」

 

やっぱり誰も気付いていない、特に遊城は自分のカードだろうが。

ちゃんと召喚ルールぐらい把握しておけ。

 

「フレイムウィングマンには召喚制限が掛けられている

フレイムウィングマンは融合召喚でしか特殊召喚できない特殊なモンスターだ

少なくとも、あの瞬間でお前にできた事は死者蘇生でクレイマンを守備表示で特殊召喚するぐらいだったな」

 

俺の説明に遊城は慌ててフレイムウィングマンのカードを確認する。

金髪女は自分が遊城のカードを見て納得してしまった事を恥じていた。

水色髪はよくわかっていない……どうやらあまり頭が良くないのかもしれない。

 

「……本当だ、テキストには融合召喚でしか特殊召喚できないって書いてある

と、いう事はあの決闘……俺の負けか?」

 

「さあ? もしかしたらクレイマンで耐えていたら勝てたかもしれないな

相手が攻撃力2000を越えるモンスターを出さない、モンスター破壊カードを引かなかったの話しだがな」

 

「うぅ……くそぅ!」

 

遊城が悔しがって地面を蹴っている、どうやらかなり悔しいらしい。

八つ当たりをするなら俺の見えない所でしてくれ。

 

「それに……ブルー女子のお前」

 

「私が何か?」

 

「校則違反だと分かっていて決闘を止めなかったな

理由を訊いていいかな?」

 

「え……えぇっと……」

 

目が泳いでる……という事はあの可能性かな?

 

「まさかとは思うけど、遊城の実力を判断する為にか?

相手の奴は噛ませ犬って事か……可哀想にな」

 

「そ、そんなつもりは無いわよ!

ただ……もう決闘は始まってたし、邪魔するのは決闘者としてどうかと思って」

 

「言い訳だな」

 

「う……なら貴方は何なの?

貴方だって、決闘を黙って見ていたじゃない!」

 

「だから言っただろ? 俺の目的は相手の奴が苛々している所を見る為だって

見れなくなったからには遊城に負けて悔しがっている姿を見てやろうと思ったのにこの様だ

呆れてものも言えん、だから少し口出しして敗者に嫌がらせをしてやろうと思ってここにいるんだろう」

 

「性格悪いっすね」

 

「自覚している、だからなんだ」

 

水色髪の方を向かずにそれだけ言って後は無視。

そして敗者とか嫌がらせとかと言われた遊城は更に悔しそうな顔を見せている。

金髪女は何とも言えなさそうだ。

 

「俺は帰って寝るぞ、これ以上ここに居ても無駄だからな」

 

「ちょっと待てよ、あそこまで言われて黙ってらんねぇ! 俺と決闘しろ!」

 

「嫌だね、お前とするだけ時間の無駄だ

お前では俺に勝てん……例えお前ら全員で俺に掛かってきてもな」

 

俺の自信に遊城だけでなく金髪女や水色髪も絶句している。

しかし俺は前言を撤回する気は全く無い、例えば特殊勝利とかを狙えば相手が何人だろうが終わるしな。

余程変なデッキを使わない限り勝てる自信は……有る。

 

「オシリスレッドなのに凄い自信ね

そこまで言える根拠を教えてもらいたいわ」

 

「自慢する訳じゃないが、一応筆記試験で2位、実技試験で1KILLをしたってのにレッドさ

それに……いや、これは言う必要が無いな」

 

言葉を濁す俺に気になっている遊城達を置いて俺は寮に向けて歩き出す。

それに……さすがにこの時代の、殆ど強化していない相手に負ける気はしない。

とは言えないな、いくらなんでも……さて、挑発は終わった。

これで仲良くなろうって奴は居ないだろう、俺から口出ししたり自分から入ったり巻き込むのはいいが巻き込まれたくないしな。

ゆっくりとのんびりとしたデュエル・アカデミア生活を送ろうかなっと。

 

……そういえば結局、あの3人の名前を確認するの忘れてたな。

まぁいいか、授業を受けていればその内嫌でも名前の1回や2回は出るだろ。




Q.主人公は飛行機が嫌い?
A.嫌いです、ちなみに作者は乗ったこと無いのでどんな感じなのかわかりません。

Q.エクゾディアは出るの?
A.出ます、何度も。

Q.主人公は3人部屋なのに1人?
A.1人です、理由はご都合としか言えません。

Q.主人公が原作キャラ忘れてるんだけど……大丈夫なの?
A.次話からは授業が始まりますので、その時に名前も呼ばれるでしょう。
 なので次話には全員の名前を把握しているので大丈夫です。

Q.主人公が子供っぽかったかどうかってどういう事?
A.体に合わせて精神も多少昔に戻っています、ちゃんと元の記憶は全部残っています。
 ただ、感情の制御や好奇心を抑えられない等という問題があります……が、本人に自覚はありません。

Q.↑の理由なら別に若返らせる必要は無かったんじゃない?
A.主人公は原作の流れを殆ど憶えていません、ある程度年齢が上がって遊戯王を殆どしなくなったキャラです。
 なので「昔は見ていたけど社会人になってアニメを見なくなって内容を忘れた」という状況です。
 若返らせたかった理由の1つはこれです。
 もう1つは感情の制御などを甘くする為ですね。
 元々その年齢だと完全にただの子供ですので、若返らせて感情の制御を甘くした事で大人と子供の中途半端な思考になっています。
 ……色々と言いましたが、ぶっちゃけ展開が楽になるのでこうなりましたとしか言えませんね。

Q.アニメだとE・HEROって墓地からの特殊召喚できたんじゃないの?
A.実際にE・HEROの融合体を墓地蘇生した回数はほぼ無かった……はずです。
 なのでこの辺りは仮にアニメで墓地蘇生できてもこの作品では融合体の墓地蘇生はしない事としています。

Q.最後の負ける気はしないってのは言い過ぎじゃない?
A.カードパワーが全く違うので、そう思っても仕方ないかと思います。
 ただ、現在ばら撒き中なので後々原作キャラやゲストキャラも現在のカードを平然と使用します。
 だってこれをしないとカードプールの範囲がせm(ry
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