練馬の住宅街に、集合住宅ムラサキノヤカタはあった。
この住宅に
ヒナギクは部屋の隅にあるサンドバッグにパンチやキックをしていた。
コンコン──ドアがノックされる。
ヒナギクはドアを開けた。
廊下に
「ヒナギクさん、宇宙へ行きませんか?」
「え?」
「
「そうなんだ」
「行きますか?」
「行ってみたいわね。メンバーは?」
「僕と西沢さんとお嬢様です」
「そう。行きましょうか」
ヒナギクはハヤテと共に宇宙船のドックに向かう。
中には既に
ヒナギクとハヤテは席に着く。
「よし、出発だ──っ!」
ナギが発射ボタンを押すと、宇宙船は飛び立った。
宇宙船は大気圏を抜けて宇宙へ。
「地球は本当に丸いんだ」
と、窓から地球を眺めるヒナギク。
「それより、どうして浮かないの?」
「反重力ですよ。牧村先生が開発したんです」
「相変わらずすごいわね、牧村先生」
で?──と続けるヒナギク。
「これはどこを目指してるの?」
「お嬢様、どこですか?」
「ナメック星」
「それはドラゴンボールでしょ」
「ところが、ナメック星は実在するんだ。ワープするぞ」
宇宙船がワープした。
「なんか見えてきたんじゃないかな」
と、歩。
ヒナギクが窓から惑星を見る。
「これがナメック星? ドラゴンボールと全く同じじゃない。まさか、フリーザはいないでしょうね?」
「いてもヒナギクさんなら倒せますよ」
「それどういう意味?」
宇宙船が大気圏に入り、ナメック星へ着陸する。
四人は外に出る。
「あら?」
ヒナギクはオレンジの巨大な球を見付けた。
「ドラゴンボールまで実在するんだ」
と、そこへ現れるフリーザ。
「おや? あなたたちは?」
「フ、フリーザだ──っ!」
驚き戸惑うナギ。
「まあいい。その球をこっちに寄越しなさい」
「これをあなたに渡したらまずいことになるんじゃないかな?」
「ふん」
フリーザが歩にデスビームを放った。
「うっ!」
腹部に風穴が開いて倒れる歩。
「歩──っ!」
ヒナギクはフリーザを
「ゆ……赦さない……。よくも……よくも……」
ヒナギクは金色に輝くオーラを纏い、髪と眉毛も金に変わる。
「なんだその変わりようは?」
「ヒナギクさん、まさか超サイヤ人?」
「何? 超サイヤ人だと?」
「ハヤテくん、歩はまだ生きてる。ナギと歩を連れて逃げて!」
「サイヤ人は皆殺しだ──っ!」
フリーザがヒナギクに襲いかかる。
ヒナギクは相手の攻撃をひらりとかわし、正宗を手にフリーザを切りつける。
「はあっ!」
「ぐっ!」
怯むフリーザ。
そこへ現れるベジータ。
「どうしたフリーザ?」
「ベ、ベジータ!」
「どうやらその女は超サイヤ人のようだな」
「サイヤ人って実在してんの!?」
「おい、女」
「私は地球人、桂 ヒナギクよ!」
ヒナギクは正宗を振って斬撃を飛ばした。
ベジータは斬撃をかわした。
「貴様!」
ベジータがギャリック砲をヒナギクに放つ。
ヒナギクはギャリック砲をかわし、フリーザの尻尾を掴んでベジータに投げた。
「すげえ気だな、おめえ」
そこに
ヒナギクはフリーザにとどめの一撃を叩き込んだ。
「ぐっ……がっ……はっ!」
倒れるフリーザ。
呆気に取られるハヤテたち。
「フリーザを倒しやかだった……何者なんだ、こいつ」
ベジータは鳥肌がたった。
「じゃ、あとはよろしく」
ヒナギクはハヤテたちと宇宙船に戻り、地球へ帰るのだった。