零君や楓などいつものメンバーはもちろんですが、意外なあの人物も……
そして、今回と次回は全編梨子視点でお話が進みます。
「こ、ここよね……? 先生のお宅って……」
どこからどう見ても普通の家なのに、何故か足が竦んで立ち往生してしまう。さっきから心臓の鼓動も激しくて音が聞こえてきちゃいそうだし、まるで私の身体じゃないみたい……。
私、桜内梨子は本日、先生からのお誘いでご自宅にお招きしていただいた。
過去に一度Aqoursの作曲家として実力を上げるために、西木野さんが浦の星に来てくださったことがあった。そして今回もスキルアップの一貫として、今度は神崎楓さんに作曲のノウハウを教わりに来たってわけ。正直に言ってしまうと申し訳ないけど、楓さんの印象は最初に会った時からイマドキギャルっぽい如何にも遊んでいそうな感じだったから、チマチマした作曲作業なんて苦手だと思っていた。
でも聞くところによると神崎家の家事は全て彼女が受け持っている他、μ'sで唯一の作曲家である西木野さんの負担を減らすために作業のフォローにも入っているらしい。歌も上手いしダンスも綺麗だし、家事も作曲も出来て、しかもとびきりの美少女。あぁ、これが世間一般で言われるチートと呼ばれる人なのね……。
そんな経緯で神崎家に来たんだけど、緊張が高ぶり過ぎて中々インターホンを押すことができない。
だって男の人の家なんて初めて行くんだもん! 緊張しない方がおかしいでしょ!? しかもただの男性ではなく、私がその……す、好き……あぁあああああああああああもうっ!! そんなことを想像したら余計に緊張しちゃうじゃないのバカぁあああああああああああああああああ!!
…………お、落ち着こう。
このままでは作曲どころではなくなって、楓さんに迷惑を掛けてしまう。先生とはもう何度も2人きりになってるんだし、そもそも今回は妹の楓さんもいるから3人。2人きりの時よりも焦ったり緊張もしないはず。とにかく落ち着いていつも通りに……ね。それにあまり変な反応をしてしまうと、先生や楓さんに弄られ兼ねない。そんなことになったら今の私のメンタル的に絶対にボロを出すから、その事態だけは何としてでもに避けないと!
意気込みを新たにインターホンを押そうとすると、家の中から叫び声に似た男性の怒声が聞こえてきた。
『おいっ!! そんな恰好で抱き着くんじゃねぇ!!』
『えぇ~久しぶりに零くんエナジーを補給したいんだもぉ~ん♪』
『暑苦しいんだよ! 季節を考えろ!!』
『私の季節は常にポカポカ春気分だよ!』
『アンタの頭がな!!』
外にまで聞こえる声で叫んでいるのは紛れもなく先生の声だ。そして先生は今、女性としっぽりとお楽しみ中みたい。相変わらずと言えば相変わらずなんだけど、その人の声は聞き覚えがない。そういえば楓さんはかなりのブラコンだったから、もしかしたら彼女かも……? あまり声を聴いたことがないので断定はできないけど、一度お会いした時の記憶を蘇らせると……うん、どことなく声質は似ている気がする。
でも、この状況はどうしたらいいんだろう……? 今インターホンを押しても修羅場になりそうだし、ほとぼりが冷めるまで待っていた方がいいよねこれ。ブラコンの妹って二次元界隈ではやたら嫉妬深くてヤンデレ気質が高いから、下手に触れない方が良さそう。
――――と思っていた矢先、突然家のドアが開き、そこから多少ウェーブの掛かっている茶髪ロングの女性が外に顔を覗かせた。
あまりにいきなりだったので私は思わず2歩3歩と後ろに退いてしまったが、その人が見覚えのある顔だと知って踏み止まる。
「か、神崎楓さん!?」
「あっ、やっぱりあなただったんだね。家の前でコソコソしてる女の子が見えたから、誰かなぁって気になってたんだよ」
「ゴメンなさい! 別に怪しいことをしてた訳じゃないんです!」
「知ってる知ってる、作曲をしに来たんだよね!」
「そうなんですけど……先生は?」
「あぁお兄ちゃんね。今はちょっとお取込み中かなぁ……。まあ立ち話もアレだし、とりあえず家に上がってよ。そうすればお兄ちゃんに何が起こったのかも分かると思うしね」
「は、はい。お邪魔します」
私は先生を襲っていたのはてっきり楓さんだと思っていたんだけど、さっきの微妙そうな反応を見る限り彼女の犯行ではなさそう。それに私たちが会話している最中もずっと家の中から先生の大声が聞こえてきていたので、家には先生と楓さん以外にもう1人いるってことかな。あれ? でも先生から聞いた話だと実家で妹と2人暮らしだったはずじゃあ……。
ここで色々考えていても埒が明かないため、とりあえず楓さんの導き通りにご自宅へ上がらせてもらう。
するといきなり、玄関先の廊下に私の想像を具現化した光景が広がっていた。
「もう零くんってば、抱き着かれてるだけで興奮し過ぎだって♪」
「してねぇよ! むしろアンタでしたらそれこそ大問題だろ!?」
案の定、謎の女性が先生を後ろから抱きしめていた。
鮮やかな茶髪でオレンジ色に近い髪色。楓さん以上のウェーブの掛かった髪は丁寧に手入れをされていて、そこまで髪の身嗜みに詳しくない私でもその綺麗さが良く分かる。外見もとびきりの美人で、まるで女優さんのような甲斐甲斐しいオーラを感じた。それに何と言っても目立つのは女性のシンボルの1つでもある胸。先生の背中に抱き着いているのにも関わらず、その胸の大きさが一際目立っていた。具体的に言えば先生の背中によって押し潰されている胸が、背中からはみ出るくらいには大きい。しかも纏っている服が寝巻用のネグリジェのためか、先生が動くたびに彼女の胸の形がぐにゃぐにゃと変化する。同じ女性として、あんな立派なモノを見せつけられたら一生自信なくしちゃうよ……。
それにしても、先生はこんな綺麗で美しい人と知り合いなんだ……。しかも抱かれ抱き着かれるほどの仲だなんて、改めて先生の交友の広さと女性関係の汚さを同時に悟ってしまった。
「ほら、そろそろお兄ちゃんを放してあげなよ。さっき話してた桜内さんが来たよ、
「あら。意外と早かったじゃん」
「お、お、お……お母さん!?!?」
「そう。お兄ちゃんに抱き着いてるのはね、正真正銘私たちのお母さんだよ」
「えっ……え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?」
先生はイケメン、楓さんは美少女、お姉さんは美人だから、お母様も美形だってことは今更驚いたりしない。
だったら何故ここまでビックリしたのかと言うと、どうして母親が息子に抱き着いているのか――――ということ。だって親子だよ!? 小さな子供相手なら愛情表現で抱き着くなんてことはあるかもしれないけど、相手は成人男性なんだよ!? しかも今の状況を見る限りでは、お母様が先生を一方的に襲っているようにしか見えないので余計に違和感がある。いくら家の中だとは言え、どうしてこんなことを……?
「いやぁ桜内さんがそういう反応をするって予想してたよ。だってμ'sのみんなも最初は全く同じ反応をしてたから」
「あ、あの方は先生たちのお母様なんですよね!? 何故抱き合ったりしてるんですか!?」
「その言い方は語弊がある! 俺が一方的に抱き着かれてるだけだ!!」
「まああれがお母さんの性格というか、気に入った人には所構わず抱き着いちゃうんだ。その中でもお兄ちゃんだけは特別で、ベッドに潜り込んだり薄着で抱き着いたりなんて当たり前のことだよ。普段はずっと海外にいるから会いたいって気持ちは分かるけど、流石の私でもあのテンションにはついてけない……」
「えっ、海外……?」
「あれ、お兄ちゃん言ってなかったんだ。お母さんはあれでも世界で活躍する女優なんだよ」
「ふぇええええええええええええええええええええええええええええええええっ!?」
「さっきから驚いてばかりだけど大丈夫……?」
さっきお母様を女優さんみたいと例えたけど、まさか本当に芸能人だっただなんて……。確かに言われてみれば、テレビやドラマで見たことある気がする。確かお名前は……あっ!!
「まさか、藤峰詩織さん!?」
「おっ、あったりぃ~♪ Aqoursの子にまで名前を覚えてもらえるなんて、私も有名になったもんだ!」
「私なんかと比較しないでくださいよ! でも藤峰って……」
「それはお母さんの芸名。本名は神崎詩織だよ」
「そゆこと♪」
こうして改めて詩織さんを見てみると、確かにあの世界に羽ばたく名女優:藤峰詩織だ。さっきまでは実の息子に抱き着く変人としての認識しかなかったけど、正体が分かった今では私の眼が焼けるような眩いオーラを感じる。あの藤峰詩織が目の前にいて、しかも先生の母親だったという意外に私と近しい存在だっただけでも衝撃的。でも一番驚いたのは、実の息子を溺愛していることだけどね……。
「おい! 梨子が来てるんだからもうそろそろ離れろ!」
「そうだね。零くんエナジーもたっぷり補給できたし、お次は……」
「わ、私!? ふぇっ!?」
「んふふ……♪」
さっきまで先生に抱き着いていた詩織さんが、いつの間にか私の眼前にまで迫っていた。遠目で見ていただけでも凄まじい女優オーラだったのに、こんなに近づかれると比喩ではなく本当に目が焼けそうになる。また改めて詩織さんの顔を見てみると、寝起きっぽいからなのかテレビに映っている時よりも少し子供っぽく見えた。普段がとても大人びてるから余計にそう思えちゃうのかも。それでも隠し切れない有名人のオーラは凄いけどね。
そして詩織さんは私を品定めするように覗き込みながら、顔から身体、脚まで舐めるように観察してくる。超有名な女優さんに身体を見つめられると自分の貧相な身体がより質素に思えてしまう。この後で何を言われるのかあまり想像したくないけど、身体には自信がないので酷評を言われても仕方ないかな……?
詩織さんは口角を上げて"ふむふむ"と小さく口ずさみながら私のつま先まで観察し終えると、再び顔を上げて私に笑顔を向ける。
「よしっ、合格! さっすが零くん、女の子に見る目があるね!」
「えっ、ど、どういうことですか……?」
「年相応の胸、身体の細さ、スレンダーな脚。それに何よりその綺麗な指! その指があれば間違いなく零くんを虜にできるよ、色んな意味で♪」
「い、色んなって……ま、まままさか……」
「おい母さん! あまり梨子に変なこと言うのはやめろって!」
「そのセリフを堂々とセクハラ発言するお兄ちゃんが言うのも間違ってるけどね……」
詩織さんが想像しているのは間違いなく私と先生の……その……だ、ダメ!! これ以上の妄想はここではできないよ!!
以前、先生が私の部屋に来てくださった時のことを思い出す。あの時は私が先生に耳かきをしたんだけど、当の本人は耳を弄られた気持ちよさでそのまま寝ちゃったんだよね。でもその時に先生の下半身が膨らんでいることに気が付いて、私の耳かきでちょっとでも興奮してくれてたんだってことに嬉しくなっちゃったせいか、私はこの手で先生のあそこをギュッと――――
あーダメダメ! これ以上妄想したら今度は私まで興奮しちゃうよ!! 先生も楓さんも詩織さんもいる前でそんなことになるなんて……何としてもこの緊張を抑えないと!!
そう決心した瞬間だった。
私の全身が、優しい暖かさで包まれたのは。
「え……?」
「いやぁ、やっぱり年頃の女の子っていうのはもっふもふで暖かくて気持ちいねぇ~」
「お母さん。言葉のチョイスが完全にセクハラオヤジのそれだよ……」
「ええっ!? わ、私、詩織さんに抱き着かれて……えっ!?」
「さっき楓が言ってただろ? これが母さんの性格で趣味なんだって」
「華奢で可愛い女の子を包み込むように抱きしめる時の快感と言ったらもう……ね♪」
「抱きしめフェチとか、誰にも理解できねぇから……」
む、胸に顔が埋まって気持ちいい――――って、これじゃあ私変態さんみたいじゃない!? 先生じゃあるまいし、しかも同性の胸で安心しそうになるなんてそんなことがあって堪るものですか!! でも詩織さんに抱きしめられていると落ち着くと言うか、温もりが優しくてさっきまで張っていた気がどんどん静まっていく。自然と緊張も解れたので、まるで自分のお母さんに抱擁をされている感じがする。これも決して詩織さんの大きな胸に顔が埋まっているからとか、そんな変態な理由ではないので悪しからず!
そういえば先生も詩織さんに抱き着かれていたけど、その時の先生の様子も満更ではないように見えた。口では無理矢理抱きしめられて嫌々言っていたけど、本心では久しぶりにお母さんに会えて嬉しかったんじゃないかな? だって海外から久しぶりに帰ってきたらしいし、こんな素敵なお母様なんだから会えて嬉しくないことなんてないはずだよ。そう思うと、先生がちょっぴりかわいく見えてきたかも。
「はぁ、解放されたからやっと出掛けられるよ……」
「先生、どこかにお出かけですか?」
「あぁ、絵里と果南に会う予定があってな。どうしてお化け屋敷なのか分かんねぇけど……」
「そう、ですか……」
「それじゃあ楓、梨子に作曲のノウハウをしっかり教えるように。梨子、楓はこれでも作曲センス抜群だから、キチンと学べよ」
「は、はいっ!」
「はいはい~。いってらっしゃい、お兄ちゃん」
「ねぇ~私にはないの~?」
「う~ん……梨子に迷惑を掛けないようにな」
「もちっ!」
「どうだか……」
先生は詩織さんに対して半ば諦めた様子をしながら出掛けて行った。
私に迷惑を掛けないように心配してくれるってことは、私のことをそれだけ意識してくれているってことなのかな……? も、もしかして私、自意識過剰だったりする!?
でも今回先生の家に訪れた目的は作曲家としてのスキルを上げるためとは言え、先生とお喋りできることも楽しみだったのに出掛けちゃったのかぁ……。楽しみが消えたと思っちゃうと楓さんに失礼だけど、やっぱり寂しいかな。
すると、詩織さんが今度は私を背後から抱きしめ、私の耳に息を吹きかけるように耳元で囁いてきた。
「寂しいんでしょ? 零くんが出掛けちゃって」
「は、はぁ!?」
「まあ桜内さんは見た感じから素直じゃなさそうだしねぇ」
「か、楓さんまで何を言ってるんですか!?」
「そのまんまだよ。ドアが閉まってお兄ちゃんの姿が見えなくなった時、あなたすっごく寂しそうな顔してたもん」
「そ、そんなことは……」
「いいよいいよ~そうやって素直になれずツンツンしてる子、私は大好きだから♪」
「お母さんはお兄ちゃんと可愛い女の子なら誰でも大好きでしょ」
「あはっ、バレた? でも零くんと零くんの周りにいる女の子は特別の中の特別だよ!」
穢れのない太陽のような笑顔で私を見つめる詩織さん。ただでさえ心の中を完璧に読まれて恥ずかしいのに、そんな綺麗な笑顔を向けられたら余計に焦っちゃうんだけど……。
それに私の想像以上に詩織さんは息子である先生に心酔している。妹の楓さんも極度のブラコンだし、お姉さんの秋葉さんも先生とただの姉弟関係ではなく、それ以上の深い関係を根付かせているような気がするんだよね。先生も先生で数多の女の子を引っ掛けてる変態だから、神崎の家系の人ってみんな変人さんなのかな……? もしかして私、そんな人たちが住んでいる家に上がり込んでるなんて危ないのでは!?
「心配しなくても大丈夫だよ。お母さんはこんなのだけど、とりあえず危険ではないから」
ま、また読まれた!? 先生も私たちAqoursの心を見透かすのが得意だし、神崎家の人たちってみんな読心術でも使えるの!? それじゃあさっき私が先生で卑しい妄想をしそうになったのもバレてるとか?? そ、そんなのイヤぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
「桜内さん。言っておくけど、あなた考えてること全部顔に出てるから」
「ふぇっ?」
「そうそう! だから言ったじゃん、可愛いねぇってね♪」
「そ、そうなんですか……」
よかったぁ、読心術じゃなかったんだ。まあ顔に出やすいと言われて安心するのもどうかと思うけど、とりあえず自分の妄想が下手に伝わってなくて助かったよ。
「そういえば、梨子ちゃんは何しに来たんだっけ?」
「はい。楓さんから作曲のノウハウを教えてもらおうかと……」
「ていうか、今日そのために桜内さんが家に来るって話したじゃん」
「そうだっけ? 零くんに夢中になってたら忘れちゃってたよ♪」
「久々にお母さんと会ったけど、何も変わってなくて安心したよ」
「楓ちゃんもね」
「そりゃどうも……」
楓さんは重度のブラコンで、一度浦の星に来た時も兄である先生のことを人生を捧げる覚悟で慕っていた記憶がある。その時は私も千歌ちゃんも曜ちゃんも散々振り回されて大変だったけど、今のこの状況を見てみると楓さんがすっごく常識人に見えるんだよね。楓さんも色んな意味で凄い人だけど、それ以上に詩織さんのキャラが濃くて肩を並べられないのかもしれない。そうすると先生が更に常識人に思えるから、もう私感覚が麻痺しちゃいそう……。
「そんな訳で今から作曲作業をするから、お母さんは邪魔しないでね」
「あっ、ちょっと待った!!」
「なに……?」
「せっかくAqoursの子が来てくれたんだし、少しばかり聞きたいことがあるの」
「私に、ですか?」
「えぇ。本当はAqoursのみんな1人1人に聞いて回りたいんだけど、職業柄そこまで暇じゃなくてね。迷惑かもしれないけど付き合ってもらうよ」
詩織さんはこれまではおっとりした雰囲気で、息子を心酔していること以外は至って素敵なお母様だった。
だけど今は妖艶な瞳で私を捕食するかのように見つめ、その眼光に圧倒されて私の身体は硬直して動かなくなっていた。雰囲気もガラリと変わり、一瞬で空気が張り詰めるほど緊張感が漂っている。さっきまで騒がしかった家の中が急に静まり返ったため、私も思わず身を引き締めてしまう。楓さんも目を一際大きく開いているから同じ空気を感じているのだろう。
そして詩織さんは私の前に対面する形で立ち、大人の魅惑満開の笑顔で私を見つめ直す。
「梨子ちゃん」
「は、はいっ!」
「嘘偽りなく答えてね」
「はい……」
「好きでしょ? 零君のこと」
またしても心の中を見透かさた。しかも今回は底の底まで完璧に。
そしてあまりにド直球な質問に、私はしばらくの間この場から動くことも口を開けることもできなかった。
To Be Continued……
秋葉さんや詩織さんが登場すると、途端に楓が常識人に見えちゃう錯覚が起きますね(笑) その他にも穂乃果や凛がおバカやってる時などツッコミ役にもなりますし、意外と彼女は常識人なのです。ブラコンであることを除きさえすればですが……
今回は最後の最後以外はかなりギャグよりのお話でしたが、次回の後編は小説としてのストーリーがそこそこ進みます。
新たに☆10評価をくださった
サモナーさん
ありがとうございます!