ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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 遂に90話目です!
 今回はタイトル通り海未回です。内容は以前超短編小説として活動報告に投稿した『もし海未ちゃんが○○になったら』の小説を、本編用に再構成したものとなります。


 それではどうぞ!


海未ちゃん七変化!!

「あの~……今日は勉強に来たはずでは?」

「俺は受験勉強をしにお前の家に行くとは一言も言ってない」

「小学生の口喧嘩じゃないんですから……」

「まあそう言うなって、あと一ヶ月ちょっとで『ラブライブ!』だろ?その時までにお前の羞恥心を克服してやろう思ってな」

「なんかデジャヴ感が……」

 

 

 今日は海未の家にお邪魔して、一緒にお勉強会を開いている。先程の会話の通り、もちろん受験勉強なんて堅苦しいお勉強会ではない。男と女のお勉強会とでも言っておこうか。もう少しで開催される『ラブライブ!』本線に向け、緊張に弱い彼女のメンタルをビシバシと鍛えてやろうという"名目"なのだ。

 

 

「またあの時みたいに、メイド服を着させるのでは!?」

「あの時はことりが一緒だったからな。でも今回は俺がプランニングしてきたぞ」

「それはそれで不安しかないのですが……」

「でも何だかんだ言って俺の遊びに付き合ってくれるお前のことが、大好きだよ」

「なあっ!?い、いきなり卑怯すぎますよ、全く……でも、私もあなたとこうして馬鹿騒ぎして笑い合うのは……大好きですよ♪」

 

 

 海未は俺の目を真っ直ぐ見つめながら、優しく微笑んだ。

 

 

 おいおいおいおい、なにこの美しい笑顔抱きしめていいですか?

 一年前は褒め言葉を言われるだけでも戸惑っていた海未が、まさか『好き』という言葉に対しちゃんと『好き』と返せるとは、成長したもんだな。かく言う俺も、真面目でド直球な告白には弱い面もあったりする。

 

 

「それで、今回は何をするのですか?」

「やけにやる気だな。よしっ、俺もテンション上がってきた。今回の羞恥心克服プログラムはこれだ!!」

「えぇ~と……園田海未、七変化!?」

 

 

 俺は携帯のメモ帳にデカデカと書かれた企画のタイトルを海未に見せつける。

 そう、今回は海未に俺の考案したシチュエーションの人物になりきってもらう。本当はなりきってもらいたいキャラが30通りくらい思いついていたのだが、七変化ということで泣く泣く選りすぐりの7つに絞った。今回もまぁあれだ、神々の遊びって奴だ。

 

 

「演技ですか……確かに、ステージ上で表情作りは大切ですよね」

「最近受験勉強で煮詰めすぎて、表情が固まってるかもしれないからな、今から顔を解しておかないと本戦でガチガチの表情になっちまうぞ」

「意外と真っ当な理由をお持ちになっていたんですね」

「なんだその驚いた顔は!?俺がいつもいつも欲望に支配されていると思うな」

「思います」

「即答かよ……」

 

 

 しかも真顔で言いやがって……この屈辱は今回の話の間にたっぷりと晴らさせてもらうからな。羞恥心を克服するのが目的だが、海未の戸惑う姿を見て徹底的に弄ってやる!!

 

 

「それじゃあ早速始めよう。まずはこのキャラを演じてくれ」

 

 

 

 

『もし海未が"妹"になったら』

 

 

 

 

「妹なら楓がいるではありませんか」

「俺は海未の妹姿を見たいんだよ!!楓は愛くるしい可愛い系だけど、お前は清楚なクール系だから属性が全く別だ」

「属性って……分かりました、やると言ったからには全力やりましょう」

 

 

 流石穂乃果の幼馴染を長年やってきただけのことはある。『やるったらやる!!』精神が海未にも身に付いてきているようだ。それが緊張を解す手ほどきになればいいんだけどな。

 

 

「メモに俺の考えた文章が書かれている。この通りに読んでくれ」

「結構長いですね……や、やりますよ!!」

「よしこい!!」

 

 

 海未は軽く咳払いをして、真っ直ぐ俺と向かい合う。ここで目を見つめ合って緊張しない辺り、やはり去年よりもメンタルが強固になっていると見える。

 

 

 

 

 

「失礼します。朝ですよお兄様、起きてますか?――――やっぱりまだ起きてませんね。全くお兄様は――――えっ?目覚めのキスをしてくれって!?そ、そそそんな破廉恥なことできる訳ないでしょう!!――――あっ、そんな悲しい顔しないでください!!うぅ……しょうがないですね、一回……だけですよ?」

 

 

 

 

「がはっ!!!!」

「れ、零!?」

 

 

 お、思っていたよりも破壊力満点じゃねぇか!!こんな妹がいたら、毎日朝寝坊してでも起こしてもらうに決まってんだろ!!まさか海未がここまで演技派だっただなんて……これ、輸血パック用意しておかなくて大丈夫か?最近かなりの抵抗力ができたとは言え、海未の破壊力が余裕でその抵抗力を上回ってくる。

 

 

「次はこれだ。このキャラになりきってくれ」

 

 

 

 

『もし海未が"ツンデレ"になったら』

 

 

 

 

「大丈夫ですか?主にあなたが……」

「大丈夫だ、続けてくれ……」

「あなたがそう言うのなら……」

 

 

 今度はツンデレを意識してか、海未の表情は妹キャラの時とは違って誠実な面持ちに変わる。初めは否定して、頼み込んだら承諾してくれる若干のツンデレ要素はあったけど、真姫のようなガチツンデレを聞くのはこれが初となる。

 

 

 

 

「昨日クッキーを作ってきたのですが、受け取ってもらえますか?――――は?俺のためにですって?か、勘違いしないでください!!友達に作るついでです!!たまたま材料が余っただけですから!!――――えっ?美味しい?そ、そりゃああなたのために愛情をたっぷり込めましたから♪――――って、今のはなしで!!聞かなかったことにしてください!!」

 

 

 

 

「がはっ!!!!」

「またですか!?」

 

 

 海未が演じた文章は俺が考案したものなのだが、ここまで萌え死にそうになるとは……まさに自爆。海未は言葉遣いが丁寧なため、相手を攻めるようなツンデレにはなりきれないだろうと思っていたが、それはそれで唆られるものがある。言葉だけじゃなくて表情も、演劇部顔負けの柔らかさで非常に豊かだ。

 

 

 あれ……?これ特訓必要なくない……?ただもう俺が海未の可愛さに殺されるだけなんじゃあ……。

 

 

 まぁ別にいっか!!彼女に殺されるなら本望だから!!

 

 

「よしっ、次はこれだ!!」

 

 

 

 

『もし海未が"メイドさん"になったら』

 

 

 

 

「やっぱりメイドあるじゃないですか!?嘘を付きましたね!?」

「いやいや、今回はメイド服もないし、普通に演技してくれればいんだよ」

「こ、こんな文章を私に読めと……?」

「たまにはちょっぴりエロティックな方が、お客の受けもいいだろ?アイドルなんだし」

「アイドルは清純なものではなかったのですか……」

「にこや花陽の痴態を思い出せ」

「あぁ、納得です……」

 

 

 あれだけ『アイドルは恋愛禁止!!』とか、『アイドルは常に清純で!!』とか言っていたあの2人が、今や欲望に塗れた堕天使となってしまったからな。にこは俺の前では常に淫行をほのめかしてくるし、花陽も花陽で隠しているようで全く隠れていないむっつりさんだ。

 

 それを思い出して納得した海未は、今度は柔かな表情、整った姿勢で俺と向かい合った。

 

 

 

 

「失礼します。ご主人様、お食事をお持ちしました。今日のディナーは――――きゃっ!!ご、ご主人様!?どうして私の腕をお掴みになるのです!?――――え?お前が今日のメインディッシュ……ですか?ひゃん♪いけませんご主人様!!そんなところを触られては!!へっ!?ずっとお前が待ち遠しかった……?あ、ありがとうございます!!嬉しいです♪あのぉ……続きはベッドの上でお願いしますね♪」

 

 

 

 

「ぐはっ!!!!」

「もうやめません!?お身体大丈夫ですか!?」

「そのメイド精神も……いいぞ」

「ただ普通に心配してるだけですけど!?」

 

 

 

 メイドはメイドでも、俺は淫乱なメイドさんが大好きなんだ!!

 清楚な態度でご主人様にお仕えしながらも、ご主人様に求めれば恥ずかしさを見せながらもそれに応えてくれる従順さ。口では少し嫌がりながらも、いざ淫行が始まるとカラダを自分から差し出してくるくらい積極的になる。そして最後はご主人様とメイドの関係すらも忘れてしっぽりと……。

 

 海未のメイド姿でそれを想像したら鼻血吹き出しそう……。

 

 

「つ、次はこれな……」

「どうして膝を折っているのですか……」

 

 

 

 

『もし海未が"ヤンデレ"になったら』

 

 

 

 

「や、ヤンデレって……」

「なんだ?一年前に経験あるだろ?俺の右腕、お前の弓矢で射抜かれたし」

「やめてくださいその話題は!!射抜いてしまったのは申し訳なかったですけど……」

「まあまあ、とにかくやってみよう」

 

 

 海未のヤンデレと言えば、廊下の隅に追いやられて迫られたり、コイツの部屋で海未の体液入りオムライスを無理矢理食わされたりと今となってはいい思い出だ。あの時の狂気さを、恋人同士になった今だからこそもう一度見てみたい。また弓矢で腕を射抜かれるのはゴメンだけどな。

 

 海未は目を大きく開いて瞳孔を真っ黒に輝かせながら、俺の目を捕捉するように鋭い目線で見つめてきた。

 

 

 

 

「おかえりなさい。――――え?どうして俺の部屋にいるのか……ですって?そんなもの決まってるじゃないですか、あなたの未来の妻なんですから……あら?何故でしょう?豚の匂いがしますねぇ……それもとぉ~っても臭いメス豚の匂い。フフフフ……待っててくださいね♪今からお料理の準備をしますから……材料は、そうですねぇ~……雌豚の肉、でどうでしょうか?フフフ……」

 

 

 

 

「…………」

「えぇ~と……ど、どうしましたか?」

「いや、迫真の演技でビビった。もしかしたらあの時以上かもしれない」

「それは喜んでいいのかは分かりませんが、ありがとうございます……」

 

 

 一年前の海未の変貌具合がフラッシュバックされる。恋人同士となってお互いの愛が深まったせいか、演技もセリフも重みがあり俺の身体に刻み込まれるかのようだった。ここまで独占欲に支配された愛を久々に受け取って若干戦慄もしたが、今となってはいい思い出。こうして再び海未のヤンデレを見ると、あの時とは違うその一途な愛に嬉しさを感じる。

 

 それに……やっぱり海未はヤンデレでも可愛い!!

 

 

「今回は膝を折りませんでしたね」

「そのお陰でかなり回復した。気を取り直して次に行こう」

 

 

 

 

『もし海未が"教師"だったなら』

 

 

 

 

「急に職業になりましたね、しかもこの文章、また破廉恥な……」

「今までが同級生や年下のキャラだったから、今度は大人の女性をな。大人の女性って言えば、姉や母とか近親者を除くとまず身近に思い浮かぶのは学校の先生だろ?それに淫乱教師ってのは、完全に俺の趣味だ」

「笹原先生みたいに粛清を叩き込んであげましょうか?」

「やめろやめろ!!」

 

 

 以前秋葉と理事長の口によって語られた、俺と笹原先生の因縁。あのことをついうっかりポロッと先生に漏らしてしまった場合、更に粛清が強力になりそうだから絶対に言わねぇ……。それに粛清なら俺は既に海未から何度も貰ってるから、コイツのやっていることは笹原先生とあまり変わらないんだよな。

 

 海未は髪を真っ直ぐに整え、誠実な面持ちで俺の前に立つ。でも、これっていつもの海未と対して変わらないんじゃあ……。

 

 

 

 

「あなた、また宿題を忘れてきたのですか!?これで何度目だと思っているのです!!――――え?自分だけ宿題の量が多くなかったか……ですって?それはあなたがちゃんと勉強について行けるよう、私からの好意なのです。さぁ、罰として補修を始めますよ。そう、たった2人きりで……たぁ~っぷりと指導してあげますから♪フフフ、完全下校時刻になっても、帰えられるとは思わないでくださいね、落ちこぼれ君♪」

 

 

 

 

「ぐふっ!!」

「ま、またダメージを……」

「お姉さんキャラも板についているじゃないか。見事だったぞ……」

「倒れながらそんなことを言われても……でも嬉しいです、ありがとうございます」

 

 

 心が純粋な人が聞けば、海未の演技はただのダメ生徒の指導にしか聞こえなかっただろうが、俺のように心が薄汚れている奴が聞けば、生徒と教師が生み出す禁断の愛にしか聞こえない。でももし海未が教師だったら、俺は毎日指導されてもいいけどな!!もちろんアッチ方面の指導を……。逆に生徒が教師を指導し返してやるというシチュエーションもありだ。

 

 

「もう残り少なくなってきたな。次はこれだ」

 

 

 

 

『もし海未が"秘書"になったら』

 

 

 

 

「また職業キャラですか、それに破廉恥な文章はもうお決まりなんですね……」

「まあ秘書と言ったらこんなキャラになりそうだし」

「今回で、またあなたの煩悩の深さが分かりましたよ」

「残念ながら、こんなのまだまだ序の口だよ」

「な、何か恐ろしい言葉を言われたような気が!?」

 

 

 まだ俺の妄想を実行してもらっているだけで、手を出してはいないことを褒めて欲しいくらいだ。今も海未に飛びかかって押し倒したい衝動をずっと頑張って抑えているんだ、下手に刺激すると、欲求がいつ爆発するか分からないぞ?

 

 俺はこの秘書キャラのために用意した、赤縁のメガネを海未に渡す。更に彼女の綺麗な長髪を1つに束ね、俗に言うポニーテールへと髪型をチェンジさせた。メガネ+ポニーテールという、普段の海未からは見られない別のインテリモードは新鮮味がある。ただ1つ変わらない点を挙げれば……それはコイツがどんな姿でも可愛いってことだ!!

 

 

 

 

「社長、もう間もなく会議の時間です、ご支度を。――――どうなされましたか?もしかして……ストレスが溜まっている、とか?それはいけません。今日は相手方の会社と共同で行われる重要な会議です。ストレスなどは事前に発散してもらわないといけません。…………もしよろしければ、私がお相手しましょうか?――――え?それは君に悪い……ですか?フフッ、社長はお優しいのですね。でも、私は社長と共にあります。社長がお元気になってくださるのなら、私はどんなことでも……」

 

 

 

 

「ぐぅ…………」

「もう呻き声になってますけど、本当に大丈夫ですか!?」

「な、なんとかな……だがこれ以上は危険かもしれない」

 

 

 ただただエロいだけのメイドや教師キャラも良かったけど、こうして相手のことを自分のように気遣って心配してくれる秘書キャラこそ海未にピッタリのキャラだ。もちろんその中でも垣間見えるアダルティな言動も忘れてはならない。穂乃果やことりはド淫乱なキャラ、海未は真面目系淫乱キャラってところだな。

 

 

「さぁ、次が最後だ」

 

 

 

 

『もし海未が"愛妻"になったら』

 

 

 

 

「こ、これって……自分で言うのもあれなのですが、今ここでやらなくても将来あなたとは……こういった関係になるのではないでしょうか?」

「へぇ~、割と恥ずかしいこと言うねぇ」

「恥ずかしいことですか……?私はそういった関係になるつもりで言ったのですが……」

「もちろん俺もそのつもりだ、当たり前だろ。だけど待ちきれないんだよ」

「相変わらずのせっかちさんですね。いいでしょう、演技もこれで最後ですし、今まで以上に全力でやりましょう!!」

 

 

 海未は俺の早漏さに呆れながらも、メガネを外し髪を解き、本来の海未の姿に戻った。

 初めはただの名目として特訓と称したのだが、これまでの海未の演技とやる気を見る限り、そもそも彼女に特訓など必要なかったことが分かる。彼女の勇気は、俺の想像以上に逞しく成長していたらしい。もう去年からこうしてずっと一緒にいるけど、まだまだ俺の気付かない彼女たちの魅力が眠っているみたいだ。

 

 海未は大きく深呼吸して、落ち着いた笑顔で俺と向かい合った。何度も見てきたその表情だが、いつ見ても海未の笑顔には見惚れてしまう。

 

 

 

 

「お帰りなさいあなた♪鞄とコート、お持ちしますね。今日もお仕事お疲れ様でした。…………え、えぇ~と、すぐお風呂にしますか?それともお食事にしますか…?それとも、わた、わたっ……私に――――え?お前にする……?もうっ、やっぱりあなたはえっちです…………今すぐ、準備をしますね♪」

 

 

 

 

「…………」

「ど、どうですか?自分でも割といい演技だとは思ったのですが……」

「…………」

「零……?」

 

 

 

 

 俺の中で何かが切れたような音がした。

 そして気付いた時には――――――

 

 

 

 

「きゃっ!!」

 

 

 

 

 海未を……押し倒していた。

 

 

 

 

「わ、悪い!!お前が可愛すぎて我を忘れてた。本気で見とれていたよ……」

「そ、そうですか……ありがとうございます、嬉しいです♪」

 

 

 なんて優しい笑顔なんだ。そんな海未だから、俺はもっともっとお前のことを好きになっていってしまう。

 高鳴る心臓の鼓動、高まる欲求……抑えきれなくなった衝動が、俺を無理矢理突き動かす。そしていつの間にか、俺の右手が海未の服に伸びていた。彼女の服に手が差し掛かったところで我を取り戻したのだが、俺の欲求は収まるどころか更に高ぶり、ここでやめることなんてことはできなかった。

 

 

 

 

 だがそこで、俺の右手が海未の手に優しく包み込まれた。

 

 

 

 

「海未……?」

「本当にあなたは相変わらずですね。どんな時でも女の子を求める、捻じ曲がっているようで真っ直ぐ突き進むその精神、呆れを通り越して逆に尊敬しますよ」

「褒められてるのかそうでないのか分かんねぇな。まあ褒め言葉として受け取っておこう」

「それが一番あなたらしいですよ♪」

「だな。おっと、覆い被さったままだったな、すぐに離れるよ」

 

 

 

 

 俺が海未の身体の上から離れようとした時、突然海未は俺の背中に大きく腕を回した。

 そして、離れようとしていた俺の身体を自分の身体へ抱き寄せる。

 

 

 

 

「う、海未……!?」

「私だって穂乃果たちみたいに、零とこうして抱き合うのが好きなんですよ。それに、お望みとあらば――――」

「お望みとあらば……?」

 

 

 

 

「しますか?あなたの思っているようなこと」

 

 

 

 

 一瞬、これもさっきまでの演技の一貫だと思い込んでしまった。まさか海未から誘惑してくるなんて、彼女どころかこの世界そのものが俺のいた世界かと疑ってしまうほどだ。

 

 だが彼女は正真正銘、俺の恋人である園田海未だ。この笑顔、絶対に間違いない。

 

 

 

 

「いいのか……本当に?」

「その為に、今日まだ全く手を付けてない勉強をしてからにしましょうか♪」

「うっ、お前……謀ったな」

「謀ってなどいませんよ。折角あなたと2人きりなんです。私だって、あなたからの愛をもっと感じたいですよ♪」

「海未…………もちろん俺もだよ」

「それだったら、頑張って勉強をしましょう!!」

「やっぱり謀られているような……」

「フフッ♪」

 

 

 くぅ~……意地悪そうな笑顔しやがって!!それでも可愛い過ぎて見とれちまうだろうが!!

 

 

 やはり、彼女たちの笑顔にはずっと勝てそうにない……。

 

 

 




 海未ちゃんがエッチなことに興味を持ち始めている……!?


 今回は海未の個人回でした。
 前書きの通り、初めは超短編として投稿していた今回の小説。ですが活動報告コメントや、ハーメルンのラ!作家仲間に海未推しの方がたくさんいたため、今回本編として文字に起こしてみました。
その結果、海未の可愛さを再認識させられ、まさか海未推しにまでなりかける事態に……。やはりμ'sキャラは魔性の女の子たちです(笑)


 そしてここからは本編とは全く関係がないのですが、11月7日に私が小説投稿から一周年、そして新日常も同時期に100話を突破するということで、11月にちょっとした企画を立てるつもりです(もう水面下で進行してますが)。
新作小説ではないのですが、『新日常』の一風変わった話がたくさん見られると思うので、是非ご期待ください!!


新たに高評価をくださった方

餌屋さん、ノゲノラさん、kiellyさん、Nazuna.Hさん、政行さん、STerXさん

ありがとうございました!


 次回は穂乃果回、略してほの回!!


Twitter始めてみた。
 https://twitter.com/CamelliaDahlia
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