連続殺人鬼によって家族を失い、魔法の才能の覚醒と共に殺人鬼を殺めた少年──加添十四の突然の失踪。そこから物語は始まった。
魔法という物に関わり、劇的に生活は変わった。寂しさは埋められ、空白は、欠落はなにもなかった。楽しかった。嬉しかった。心地よいものであった。
しかし一方で十四は、心の中が空白であることに絶望した。欲しいものがない。求める物がない。欲がない。からっぽになってしまった。それは、生きる活力がないと同じではないのかと。
その事実に我慢ならなかった。疼いた。渇いた。飢えた。欲望が欲しいという欲望を発現し、十四は新しく手にした日常から決別するため、姿を消した。
失踪した十四を追うべく、魔法少女たちは空を飛ぶ。しかし姿を見せた十四は自らの望みを自覚する。
「悪に対する正義のように、俺の敵となってくれ」
にじファンに掲載していたものを移転しました。
魔法という物に関わり、劇的に生活は変わった。寂しさは埋められ、空白は、欠落はなにもなかった。楽しかった。嬉しかった。心地よいものであった。
しかし一方で十四は、心の中が空白であることに絶望した。欲しいものがない。求める物がない。欲がない。からっぽになってしまった。それは、生きる活力がないと同じではないのかと。
その事実に我慢ならなかった。疼いた。渇いた。飢えた。欲望が欲しいという欲望を発現し、十四は新しく手にした日常から決別するため、姿を消した。
失踪した十四を追うべく、魔法少女たちは空を飛ぶ。しかし姿を見せた十四は自らの望みを自覚する。
「悪に対する正義のように、俺の敵となってくれ」
にじファンに掲載していたものを移転しました。
- 起源は慟哭、失踪
- 亡失、資質の覚醒
- 無力、届かぬ者の哀
- 渇望、籠を壊して
- 理由、知りたくて
- 袂分かつ拳、言葉要らず
- 所望、敵となれ
- 妖精、さらわれた者
- 攻勢、モンスターがあらわれた
- 密室、牢獄の中で
- 爆弾、牢獄の支配者
- 呪、囚われの姫君
- 偽悪、壊れたガラクタの鉄心
- 拾う者、捨てる者
- 前夜、宵の夢を見る
- 師弟、刃交える
- 問答、拘束者との対話
- 不死、殺されたがり屋
- 暴走、死にたがりの再生者
- 開戦、作られた女王
- 妖精を統べるもの、妖精の真実
- 真心、誰よりも敵を愛そう
- 曲げられぬ心、男の意地
- 渇望、望み変わらず
- 最期を求め、最後の機会を
- 決意、魔法少女は空を翔る
- 更地、さらば人であった思い出よ
- 幻想、求めた死に場所
- 心比べ、我慢比べ
- 翻弄、タネなし手品のタネ
- 劇場、作られた舞台
- 妖精王、一騎当千を率いる者
- 夜空、動く戦況
- 牙城、崩れる
- 露呈、幻想の代償
- 怪物、闇に侵される体 (改)
- 責任、小さな勇気
- 合成獣、にんげんだったもの
- 宿業からの解脱、己と向き合う者
- 道化、再び舞台にて演じる
- 「ダメか?」、「ダメ」
- 謝罪、そして最後は笑顔へと
- 終劇、デウス・エクス・マキナ (改)