幻想郷縁起 挿絵付
未解決資料(妖怪図鑑、英雄伝に未分類の為)
名 八雲琥珀
種族 人間?
能力 幻想を彩る程度の能力
二つ名 不明
半年ほど前にこの幻想郷を訪れた一人の人間。
本来であれば外来人と呼ばれる存在。
しかし、彼女は決して外来人という枠組みで表せられる存在では無い。
あの八雲紫。この幻想郷において最頂点に君臨する妖怪であり、最も神に近い能力を持ちうる妖怪の賢者からその名を受け取っているのだから。
また彼女は人間であると言われているが、しかしそれが本当かどうかは不明である。
未だ幼さを持ちながらに、けれど一度でもその姿を見れば忘れる事のできないほどの美貌を持ち。
そして噂ながらにあの紅魔館に住まう紅い悪魔レミリア・スカーレットをも弾幕ごっこで討ち果たしたと言う。
さらに、あの永遠亭においては蓬莱山輝夜をして「彼女の弾幕以上に美しい弾幕は存在しない」とまで言わしめさせたらしい。
それほどの存在が、本当にただの人間であるのかは甚だ疑問が残る。
いくら博麗の巫女や普通の魔法使い等という例外が居るといっても、半年まえまで幻想郷の外に居たただの人間がこれほどの力を持つとは考えられない。
噂の一つには八雲紫の隠し子であるなどもあるが、まだ私の持つ情報ではそれを一蹴することは出来ない。
そんな彼女と人里との関係は、初めは決して良好なものではなかった。
ただでさえ目立つ外見に加えて、あの八雲紫が渡したという首輪を付けているという風貌。
また会話をしてみても、何処か人を逸脱したような異質な雰囲気を醸し出している為に村人も中々彼女に馴染めなかったようである。
最近は上白沢慧音の取り計らいにより、大分改善が行われてきたらしい。
また慧音によると、八雲琥珀は御菓子造りが趣味とのことで人里にはよく買い物くるらしい。
その辺りから、慧音は八雲琥珀がより人里に馴染めるように努力をしていくとのことである。
彼女の友好関係。
①八雲紫:自身の名を与えるほどであるので、かなりのお気に入りであることが考えられる。先ほども記したように彼女の隠し子であるといものから、恋人であるというものまである。噂が多すぎて判別することはできないが、かなりの友好関係にあると考えらる。
②紅魔館組:どのような経緯からは不明だが、レミリア・スカーレットと弾幕ごっこを繰り広げた結果、今では月に数度は紅魔館を訪れる程の仲になっているという。特にレミリア・スカーレットと仲が良いとの事だが、他の紅魔館組とも良好な関係を結んでいるとのことである。また最近では妹妖怪であるフランドール・スカーレットとも仲睦まじく遊んでいる姿がしばしば目撃されているとか。
③射命丸文:幻想郷のブン屋。文々。新聞の記者として知られる彼女が、何故か八雲琥珀のペットになっているとの噂である。何故そうなったのか経緯は不明だが、彼女の後ろに常に着き従う射命丸文の姿がよく目撃されている。しかも本人もそれを満更に思っていなさそうとのこと。二人の間に何があったのだろうか……。
④永遠亭組:未だ謎の多い場所である永遠亭。その永遠亭においてあのお姫様である蓬莱山輝夜と戦いまたも勝ったとのこと。輝夜以外にもこちらも八意永琳や兎達と良好な関係を築いているとのこと。また噂好きの兎達によると、輝夜の琥珀への入れ込みは相当のものであるとのことで、最近は琥珀に会うためにわざわざ博麗神社に輝夜の方が訪れることもあるくらいだという。あのお姫様をそこまで魅了する八雲琥珀の魅力とは一体何であるのだろうか。
また最近では、氷の妖怪や光の三妖精とも遊んでいる姿が目撃されいる。
八雲琥珀。人でありながらに妖怪の名を持つ少女。
僅か半年たらずで幻想郷においてその名を知らぬ者が居ないとも言われる彼女は、今後もこの幻想郷で何を成していくのか。
それを、私は見届けなければならないだろう。
*1 噂の一つに彼女が男の子であるというのがある。同じ女性から見ても綺麗だと思えるあの美貌でそんな筈は無いだろうが、念のために記載しておく。
お久しぶりです。
これより第三章も更新していきたいと思います。
まずは、幻想郷縁起より。
挿絵の方は、知り合いの絵師様に書いて頂きました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。