上杉の章 新たな兵衛   作:北極星

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第百三十話 私は何をやっても駄目な女です

 蘆名領を経由して常陸から南下する佐竹を加えた連合軍は少し緊張感が強まっていた。それは戦がこれから始まるという意味でのものではない。

 史実通りならという仮定の下で龍兵衛が懸念していた通り、伊達と佐竹の間で連合軍ならではの仲違いというあまり良くない雰囲気になってしまっている。

 事の発端は政宗と義重の二人が互いに持ち前の不遜な性格が仇となり、互いにいがみ合いを始めた。

 成実や氏幹は同じ武人として武勇にて名を馳せ、性格的にも合うところがあった為、意気投合したが、当主の政宗と義重が先述の性格のせいか反りが合わず、戦略や部隊の配置を決める時から各々が反目し合っている。

 景綱や氏壁が諫めても聞く耳を持たず、親憲達が自ら陣屋を訪ねても効果は無かった。

 

「ねぇ、どうにかならないの?」

「私に聞くな。上杉ではなかなか無かったことなのだからな」

 

 成実は場慣れしているであろう弥太郎に何とかして欲しいと願いに来たが、彼女も首を振って溜め息を吐くばかり。

 上杉家では派閥同士の対立はあったが、それが表面的に出ることは滅多に無く、普段は軍師達が裏で葬り去ったり、謙信の包容力で解決してしまっている為、弥太郎達が出る幕では無い。

 手伝いをしたことは確かに弥太郎も親憲もあるが、あくまでも手伝いに過ぎず、実際に内部の処理を行っているのは軍師達である。

 軍師として官兵衛は一応いるが、彼女は一度奥州に戻って輝宗に調達して欲しい兵糧の量を頼みに行きながら南部軍の監督に綱元と共に向かっている。

 普通、軍師がいなくなるなど言語道断のことだが、官兵衛が後は何かと馬が合う景綱に任せたと言って出て行ってしまった。

 今のところは政宗も義重も弥太郎や官兵衛の言うことは聞いているのでどうにか保っているという彼女の判断だが、険悪な雰囲気の状況を続けるのはまずい。

 上杉軍の指揮を任されている弥太郎としては戦前に何とか気まずい雰囲気を雲散させたい。

 政治的駆け引きはさして苦手という訳では無いが、本職では無い為、下手に何かをして逆に仲をこじらせるようなことはしたくない。

 取り敢えず、官兵衛が戻って来るまでの三日間で何とかして足並みを揃えなければならない。

 しかし、これがなかなか難儀なことで互いに軍議の時からそれぞれの意見に批判をして全く歩み寄る気配が無い。

 数日前に開いた佐竹を交えた最初の軍議の時からかなり険悪であった。互いに互いの主張を妥協しようとしない。

 

「常陸より攻め入るのであればやはり上総の里見との合流を急ぎ、逆井城へと軍を進めるべきだ」

「否、下野の北条派の勢力を片付けなければ側面を突かれる可能性がある」

「・・・・・・伊達殿、この佐竹義重は貴方よりも関東のことには詳しい。下野の連中は腰抜けでどっち付かずが多い。

「ほう、言ってくれるではないか。しかし、追い詰められた鼠程、怖いものはない。我らに恐怖を感じて闇雲に攻めて来る可能性もある。万全を期してこそ勝利は得ることが出来るのではないか?」

 

 そこから互いに罵倒合戦が始まった。兼続と颯馬のような微笑ましい光景など一切無く、互いに互いを多く語らずに睨み合い、見えない刀で鍔迫り合いを繰り広げる。

 

「東北の田舎侍がほざくな・・・・・・」

「ふっ、いつまでも北条と戦おうとせずに謙信公に頼らざるを得なくなった者がほざくわ・・・・・・」

 

 がたりと音を立て、義重は勢い良く立ち上がる。丁度、正面に立っていた政宗をお前に言われたくないと言うように睨み付ける。

 答えるように政宗は座ったまま不敵な笑みを浮かべ、ますます義重の神経を逆撫でる。

 

「お前ら、いい加減にしろ! 今は軍議中だ」

 

 弥太郎が机を鳴らして二人は止める気配は無い。無視したかのように互いに無言で睨み合い、政宗も義重の狂犬のような睨みに表情を引き締め、若干腰を上げて迎え撃つ姿勢を取る。

 いざという時の為に親憲が気付かれないように立ち上がると事が起きればいつでも二人の間に入れるように準備する。

 隣にいた氏壁が止めるのを聞かずに義重はこめかみに青筋を立て、徐々に手を伸ばしてはならない方向に伸ばす。氏幹が身体を張って止めようと腰を浮かせようとした瞬間。政宗の左隣から声が聞こえてきた。

 

「あの。お二人とも、落ち着きになられては? 小島殿もお困りのようですし・・・・・・」

 

 盛隆の小さいが、強い抑止力のある声に義重と政宗は驚き、同時に義重から強い気が消えた。

 

「・・・・・・蘆名殿から止められては致し方ない。だが、次で必ず結論は付ける」

 

 義重は政宗を威嚇するように一瞬、睨み付けると音を立てて大人しく座ってくれた。

 盛隆が間に入ってくれなかったから二人は公の場であるにもかかわらず、刀の一閃を見せたかもしれない。

 安堵の溜め息が陣幕に響き渡るのを聞いて弥太郎は話を続ける。

 

 金上盛備は兼続程の小柄な体格で可愛いらしい女性であると蘆名家の中ではかなり男性陣の評判になっている。

 しかし、当の彼女本人はそれを決して鼻にかけること無く、ただ武人として蘆名家を支えようとしている。それが尚更、男性陣からすると魅力に感じる一因でもある。

 しかし、人間誰にでも欠点は付き物であり、なかなか修正出来ないものも存在する。

 

「ぶっはぁー! あぁ、今日の盛隆様、最高だった~!」

 

 盛備においては酒癖の悪い一面がある。酒を体内に入れて四半刻、見事に出来上がった盛備は先程から盛隆を称賛する同じ発言を既に飲む毎に十回ぐらいは言っている。

 普段は滅多に飲まない盛備だが、蘆名家の中で筆頭の地位にいる彼女は普段から抱えるものは多く、かなり鬱憤が溜まって来ると酒に手が伸びて色々と面倒なことになってしまう。

 そして、今日もまた蘆名のことでは無いが、結局、佐竹を立てることにして逆井城へと進軍することになった。

 政宗も官兵衛と景綱が説得したおかげで不承不承ながらも承諾してくれたが、今度は逆井城攻略の先陣を自身達に任せて欲しいと言い出して来た。

 案の定、義重が自分が出した意見なのだから責任を持って我々が行うと言って引かない。結局、翌日にその議論は持ち越しとなったが、そこに寄せ集めに出る欠点がはっきりと出てしまった。

 それに嫌気が差した彼女が酒に手を伸ばしたのは仕方ないことかもしれない。しかし、同じ蘆名の家臣である平田舜範は巻き込まれたことに後悔しかなかった。

 

「金上殿、ほどほどにしなければまた殿から叱られますぞ」

「うるせー! 飲む時に飲まないでいつ飲むんだよー!?」

 

 舜範の指摘に意味が分からない発言で答え、周りからまた始まったという目で盛備は見られている。

 しかし、盛備はお構いなしに溢れんばかりに杯に酒を注ぐと口に入りきらずにこぼれているのも気にせずに呷るとまた「う゛ぁあ~い」と息を吐いたせいで男女問わず引かれている。

 だが、本人はどこ吹く風と更に杯に新たな酒を注ぐとまた口から零れて喉を流れていっても気にしないとぐいっと顔を反らして酒を呷る。

 ひっくり返るのではないかと思う程に反り返って杯を呷ると「う゛ぁあ~」と周りが盛備を女ということを忘れてしまいそうな勢いの息を吐く。

 

「ったくよ~・・・・・・な~んで、戦をする前からこんなにぐだぐだぐだぐだしなきゃあなんないの!?」

「いや、金上殿、某に聞かれましても・・・・・・」

「うるさい! あんたにゃ聞いてねえ!」

 

「じゃあ、こっち向くなよ・・・・・・」という突っ込みを心に留めておき、舜範も絡まれないようにと杯を呷っておく。何でこのようなことに巻き込まれるのか。舜範は思い返してみる。

 二人は古くからの友人で舜範は盛備が酒好きだが、弱いことも前々から知っている。普段から飲まないようにとしつこく言っている。しかし、盛備が飲んでいると聞いて止めようと彼女の下に来た時には既に遅かった。

 

「おいーっす、平田! こっちゃ来て飲め!」

  

 駄目だと諦めながら舜範は盛備の隣に座った。普段はちゃんと敬称を付けるようにと言っている。つまり、今の盛備はただの酔っ払い野郎になった。

 止めるように言えば、がたがたと文句が始まる。仕方なく輪の中に入った舜範の心境は語るまでも無い。

 現在へと思考を戻し、溜め息と共に舜範は盛備を目を合わせないように警戒しながら視線を送る。

 幸い、別の家臣に絡んでいた為、それ以上は舜範に被害が出ることは無かった。だが、盛備が止まった訳でも無く、悪口が肴だと更に言葉を繋げる。

 

「ったく、小島殿もなーんで、あんなにしどろもどろしてんだってぇの。ずばばばっと、言ってりゃあ良いのによ!」

 

 素面の舜範は内心、盛備にそれは無理だと突っ込みを入れる。佐竹はあくまでも上杉に降伏したのでは無く、協力して欲しいと頼んで来た客分である。

 機嫌を損ねるような真似は出来ない。また、ここで上杉が大きく出て、まるで佐竹を下に扱っているのは傲慢な義重とて面白く思わないだろう。

 冷静な思考の舜範をよそに盛備は更に酒を呷り、今までよりも大きな声で叫ぶ。

 

「上杉では鬼小島と呼ばれる御方もやはり殿がいてこそよ。一人では味噌のような者なんだよ!」

 

 そう言うと盛備は限界を迎えたらしくいびきをかいて机に突っ伏してしまった。

 いつもより呆気ないなと思いながら舜範は男である自身が部屋に運ぶのはまずいと女兵に指示を出す。

 一部始終を見ていた為、おろおろと女兵達は周辺に上杉の者がいないか恐々と窺うが、いないと分かると安堵しつつ盛備を肩に担いで搬送していった。 

 

 

 

「はぁ~・・・・・・」

 

 弥太郎の盛大な溜め息が部屋に蔓延する。誰もいない部屋は夜にもかかわらず、蝋燭に火は灯っておらず、大きな影すらも闇に吸い込まれて行くように暗い。

 月だけが弥太郎の味方をするように淡く光を身体に当てている。普段なら誰かと飲み、ぐいぐい行く酒もちびちびと一人で口に含むことしか出来ない。

 本当に偶然だった。盛隆の下に政宗と義重の間に入ってくれたおかげで少々の言い合いで済んだことに礼を言おうと蘆名の陣屋を訪れた時のことだった。

 

「上杉では鬼小島と呼ばれる御方もやはり殿がいてこそよ。一人では味噌のような者なんだよ!」

 

 案内されるがままに陣屋の中を進んでいた際に通りかかった廊下から聞こえてきた盛備の声。場所はすぐ近くという訳では無かったが、その声ははっきりと弥太郎の耳に入った。

 本来ならすぐにでもその場に踏み込んで何か言い返すところだが、出来なかった。何ら上層部の対立を解決出来ていないのだから彼女の言っていることは間違っていない。

 弥太郎は仲違いによる大きな事態への対処をすることが出来ても上手く間を取り繕うことはあまり経験も無い為、どうすれば良いのか分からなかった。その為、軍が成り立っていないのも事実である。

 無自覚に表情が強張っていたのかその場に居合わせた蘆名の兵がどうしようと右往左往しているのを見て弥太郎は精一杯笑って何とか取り繕うとした。

 しかし、小姓は「申し訳ありませぬ」と頭を下げ続け、逆に弥太郎の足を止めてしまった。それが弥太郎にとって聞きたくも無かったことをこちらが逆に盗み聞きしているようで何とも嫌な気分になった。

 強引に小姓の足を動かせることでどうにかその場は凌いだが、盛隆の下から戻っても当然ながら気が晴れることがある筈も無く、溜め息を肴に酒を飲むしかない。

 

「戦前から溜め息ばかりでは勝運も巡って来ませぬぞ」

「水原殿・・・・・・」

 

 慰めるような口調で親憲が声を掛けながら入って来た。言わずとも分かっているであろうから弥太郎は何も言わない。言えば自身も惨めになるということも理由の中に入っている。

  

「某も副将として参陣している身として小島殿の思うことは分かります。しかし、過ぎた慎重さは身を滅ぼすことになりますぞ」

 

 蝋燭に火を灯すと親憲は座りながら弥太郎の様子を一つ一つ観察するように目を動かしている。しかし、弥太郎自身、それに特には嫌悪感を抱かずに短時間で癖になった気がする溜め息を吐く。

 

「分かっている。だが、官兵衛にもあの二人のことに関しては自分に任せて欲しいと強く願われたのだ」

 

 弥太郎はいっそのこと高圧的な態度を敢えて取ることで義重にこの戦での大将は上杉の家臣たる自身だと知らしめるべきではないかと考えた。

 そこに待ったを掛けたのが官兵衛である。義重の性格からして自身よりも傲慢な態度を取る者は気に食わないだろうと逆に連合の欠点を浮き彫りにして北条に付け入る隙を見せると強く反対した。

 そして、このことは任せて欲しいと自信ありげに胸を叩いていた。どうでも良いが、その時、弥太郎は官兵衛がそうするとただ可愛いなと嫉妬した。

 だが、肝心の官兵衛は綱元と共に戦線を離脱してしまった。しかも、何かをするようにと弥太郎には何も言わずにだ。

 つまり、二人の対立を黙って見ていても構わないということ。とはいえ、先程のように辛辣に自身を罵倒されて良い気分になるような者などいる筈がない。

 どうにかしなければならないが、どうにもならない現状を打開する為の策を弥太郎は思い付くことが出来ない。

 

「官兵衛の言う通り、佐竹はあの性格。しかも、上杉に完全に従っている訳ではない。強く言えない状況に変わりはない」

 

 愚痴を言い終えると盛大な溜め息と共に弥太郎は杯を呷る。それから更に酒を飲もうと酒壺に手を伸ばす。だが、その前に親憲が素早くそれを取り上げた。

 

「小島殿、かような状況で貴方が好きなものに頼るお気持ちはようく分かり申す。されど・・・・・・」

 

 そこまで言うと親憲は弥太郎の代わりとばかりに全てを一気に飲み干してしまった。一瞬、驚きから手を伸ばしかけた弥太郎だが、親憲の目を見てすぐに手を引っ込め、息を呑んだ。

 普段、感情を露わにしない彼の目が怒りに燃え、戦でさえも見せないような威圧感を身体中から放っている。

 飲み終え、口元を拭うと空っぽになったことを示すように酒壺を叩き割った。大きな音が響き、破片が辺りに散らばる。

 

「大将たる貴方がそれではますます佐竹の手綱を引くのは難しいのでは?」

「・・・・・・否定はしない。だが・・・・・・」

「まだ戦も始まっていないのに内で事が起きるのは避けたいと?」

 

 親憲の断定に弥太郎は間違いないと否定せずに素直に頷く。すると、親憲は成る程と小さく呟くと肩を使い、溜め息を吐く。まるで弥太郎のが移ったような大きなものであった。

 普段、あまり表情をはっきりと表さない親憲だが、今は呆れているのがはっきりと分かる。

 

「故に、自らは誇りに泥が付くような真似をしても良いと?」

「そ、それは・・・・・・」

 

 答えに言いあぐねるしかない。弥太郎とて武人としての誇りがある。少し違うが、このままでは大将としての面目が丸潰れになるのは必至だ。

 しかし、ここで下手に動いてますますあの二人の間にある溝を広げては官兵衛の中にある腹案が実行出来なくなる恐れもある。

 もどかしさもあるが、今は耐えなければならない。たとえ先程のような怒りと愚痴を大声で言われようとも。

 ふと親憲を見ると小刻みにだが、身体が震えている。まさかと思い弥太郎は親憲に声を掛けようと身を乗り出すが、彼の口の方が早かった。

 

「何があったのかは分かりませぬ。されど、察することは容易。上杉が誇る勇猛な将が蔑まれるのを黙って見ているのは某も許せないので」

 

 身体を震わせながらも表情は変えずに親憲は部屋を出ようと立ち上がる。

 

「待て!」

 

 慌てて弥太郎も立ち上がると自身の杯を蹴り飛ばしたのも気にせず、歩き出した親憲の肩を掴む。彼には出陣前に武者震いをする癖がある。

 勝手な行動は決してすることが無い彼が大将である自身の命令も無しに動くのかと弥太郎は焦り、親憲の顔を覗き込む。

 戦に出るような雰囲気ではない。しかし、それはいつもの親憲である。長い付き合いの中で弥太郎は親憲の中で思っていることは大体は察することが出来る。

 何も言わずにいれば間違いなく彼は出陣するだろう。

 やむを得ないと弥太郎は親憲にもう一度座るように促すと先程、蘆名の陣屋で聞いたことを誇張せず、ありのままの事実を話した。

 その間、親憲は言葉も相槌も挟まず、じっと弥太郎の言葉に耳を傾けていた。その為か、弥太郎は全てを話し終えるのに大した時間が掛からなかったように感じた。

 

「分かり申した。このことは口外致しませぬ故、御案じ召されることはありませぬ」

「いや・・・・・・私こそ済まない。かような夜更けに愚痴を聞かせて」

「お気になさらず。大将が不安では配下の者達も不安になってしまいますから。少しでも悩みが癒せたのならばそれは何よりです」

 

 弥太郎は頭を下げながらちらりと外を一瞥する。外を見ると夜は更に深くなり、月の影が動いて時間がどれほど進んだのか分かる。 

 励ます親憲に対して申し訳ないと思う反面。彼の身体の震えが収まっているのを見て弥太郎は静かに鼻から溜まっていた息を吐き出す。

 

「酒は春日山城に戻り次第、お返し致します」

「せっかく良いものであったのだから。買った倍の値段は負担してもらうぞ」

「ははっ、これは手厳しい。では、某なりに小島殿を励ましてみせましょう」

 

 そう言うと親憲は何か考えるように蝋燭の火をじっと眺め、意味深な笑みを浮かべると弥太郎に一礼し、割った酒壺の破片を集めると部屋を去って行った。

 何か意味があったのだろうか。残された弥太郎は転がった杯を拾いながら考えるが、親憲の蝋燭を眺めた意図が掴めなかった。

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