実況パワフルプロ野球 -三日月の約束-   作:もす代表取締役社長

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前話を投稿したときに初めて感想をもらい張り切っている今日この頃。
もっと皆さんに応援されるように頑張っていきたいと思っておりますので今後ともよろしくお願いします。

今回から聖ちゃんの心の声も織り交ぜながらで進めていきます。

それでは第二話お楽しみ下さい


第二話 月姫学園野球部

「生徒諸君、入学おめでとう。今日から君たちは我が校の生徒に・・・・」

 

ここは月姫学園。

見てのとおり今は入学式の真っ最中だ。

例に漏れず、この高校の校長も話が長い。

 

「簡単ではありますが、以上で私からの祝辞とかえさせていただきます」

 

やれやれ、やっと終わったようだな。

 

そんなことを考えながらも聖は胸を弾ませていた。

 

やっとだ。やっとあいつに会えるかもしれない。

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

「やはり誰にもないか・・あの傷さえ確認できれば・・・」

 

入学式が終わり教室に戻った聖は、クラスの人たちの額に目を向けていた。

 

聖にはこの方法しかなかった。

あの約束を交わした少年の顔はおろか名前さえも覚えてはいないのだ。

手がかりは『額の傷』と『青い三日月のキーホルダー』しかない。

 

「クラスにはいないようだな・・・」

 

あいつはこの学校じゃないのかもな・・・

 

「六道さん、どうしたッスか?」

 

突然後ろから声をかけられ驚いた表情を浮かべる聖を声の主は笑った。

 

「フフフッ、六道さんって面白い表情するッスね」

 

声の主は長いツインテールを揺らす女の子だった。

 

「突然申し訳ないッス。川星ほむらっていうッス」

 

「私は六道聖だ。よろしくな」

 

「六道さんのことは知ってるッスよ!ほむらは野球が大好きッスから!野球好きで『的確なリードでバッターを翻弄する天才捕手・六道聖』を知らない人はいないッスよ!」

 

「やめてくれ。そんな素晴らしいものじゃないからな」

 

「そんなことないッス!中学時代の六道さんは凄かったッス!」

 

「そう言われると嬉しいな。ありがとうな、ほむら。それと私のことは『聖』でいいぞ」

 

「じゃあ『ひじりん』ッスね。」

 

「あ、ああ。それでも構わないが」

 

聖はほむらの高いテンションに少し戸惑っていた。

 

「それはそうと、さっきは誰か探しているようだったけど、どうしたんスか?」

 

「ああ、察しの通り人を探しているのだ。この学校にいるかも分からない人をな・・・」

 

聖は少し俯いた。

 

「落ち込んじゃダメッス!いないと決まったわけじゃないッスよ」

 

「そうだな。おそらく野球部にいけばわかることだ。さっそく放課後いってみることにしよう」

 

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「あ、ひーじりー」

 

聖が野球部のいるグラウンドに顔を出すとすぐにみずきがそれに気づいたようだ。

 

「みずき、久しぶりだな。見学したいのだが大丈夫か?」

 

「全然大丈夫!弱いけど見てって見てって」

 

私以外に見学者はいないようだな・・・

落ち込んじゃダメだ!まだあいつがいないと決まったわけじゃないしな。

 

聖はベンチに座り野球部の練習を見ていた。

なぜかみずきは練習に参加せず聖と一緒に練習を見ている。

 

どうやらノックをやっているらしいな。

それにしても見るに耐えない守備だ。

出される球も安定しないものばかりだ。

 

聖がぼんやり見ていると二遊間にライナーが出た。

そのボールはショートよりではあるが二塁ベースのほぼ真上を飛んでいた。

 

これは捕れないな・・・・

 

パァンッ

 

聖は目を見開いた。

ショートが飛びついてあのライナーを捕ったのだ!

 

「おい塚田!ノックでそんな球出すなんてどういうことだ!」

 

その男はノックを出している方に叫んだ。

 

「スマンスマン、でも友沢なら捕れるだろ」

 

友沢!?

友沢と言ったら『猪狩守』に続く中学時代名を馳せた天才ピッチャーじゃないか!

でも何でこんな学校に?その上なぜピッチャーではなくショートをやっている。

 

「聖、どうしたの?」

 

驚いた表情の聖にみずきが心配そうに聞いた。

 

「あの、友沢って・・・」

 

「ああ、あいつね。同姓同名とかじゃなくてあの友沢だよ」

 

「何でこんな学校にいるんだ?」

 

「あいつの家、相当貧乏らしくて。ほらこの学校さ、成績優秀者は入学料・授業料免除じゃん。それで家のこと考えてこの学校なんだってさ」

 

「そうか。天才ピッチャーも大変なんだな」

 

「今はもうピッチャーじゃないけどね」

 

「そうだ。それもどうしてなんだ?」

 

「けっこう最近なんだけど肘やっちゃってね・・・それでも野球やめないで頑張ってるんだよ」

 

「そうなのか・・・」

 

「おい橘、人の事情を勝手に話さないでくれないか」

 

いつの間にか二人の前に友沢が立っていた。

 

「いやー、ごめんごめん。でも新入部員には遅かれ早かれバレることでしょ」

 

「まぁいいがな。それにしても、この子がお前が言っていた凄腕捕手か?」

 

「そうそう!聖は凄いのよ」

 

「あまり期待しないでくれ友沢先輩。所詮女子だからな。男子よりも肩は弱いし足も遅い」

 

「それでもウチの部では上位層だろう。期待しているよ。これからよろしくな六道」

 

「ああ、よろしく頼む」

 

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「結局、あいつ部活見に来なかったな」

 

部活見学も終わり聖は帰路を歩いていた。

 

しかし、友沢先輩にみずきか。

これは今年の新入部員と今後の練習によっては甲子園にいけるかもしれんな。

月姫学園野球部、なんだか楽しくなりそうだな。

 

 




今回初登場キャラは二人、ほむらちゃんと友沢君。
けっこう個人的に好きなキャラばっかり集めちゃってますwww

ちなみに友沢君登場シーンで出てきた塚田はモブです。
自作キャラとかではなくモブプロくんです。

月姫学園の三塁手を決めかねている今日この頃ですが、ボチボチ更新していくのでよろしくお願いします!

感想も随時募集してます。
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