実況パワフルプロ野球 -三日月の約束-   作:もす代表取締役社長

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更新遅くて申し訳ありません。

一ヶ月以上期間が空いてしまいましたが、まだ読者さんがいることを信じて、更新します!

あと第三話で書いていた、部活に残った他二人の名前を決めていなかったので決めました。
モブプロ君ですがね笑
一人目、外野手『松尾』
二人目、一塁手『橋元』

それでは第五話、お楽しみください。


第五話 因縁

 

「やっぱり誰も戻ってないんだ・・・・」

 

みずきは落胆した。

先日、部を去った人間が戻ってくることをにわかに信じていたのだ。

その証拠に聖以外の部員は元部員に「戻る気はないか」と声をかけて回っていた。

 

「大丈夫だ、みずき。私が必ず部員を集めてみせる」

 

「うん・・・お願いね」

 

聖の言葉はみずきのための言葉でもあったが、自分自身にかけた言葉でもあった。

 

「とりあえず、今日は練習に集中することにしよう。みずき、投球練習付き合うぞ」

 

そうして二人は練習を始めた。

 

 

 

 

 

 

パンッ

「今日も完璧なコントロールだな」

 

「まあねー。これぐらいできないと聖のバッテリーは務まらないからねー」

 

練習が始まると、みずきは先程までの落ち込みようからは想像もできないほど笑顔だった。

みずきもやはり野球が好きなのだ。

野球をやっている時は、嫌な事を忘れられる。

そんな雰囲気だった。

 

みずきは聖が構えたミットめがけて何度も腕を振った。

ミットに球が吸い込まれる度に、聖はみずきに声をかけ、二人の間に落ちた雰囲気が広がらないように努めた。

 

そうしているうちに、他の部員もちらほらとグラウンドに顔を見せ始めた。

最初に友沢、次に松尾、橋元、最後に佐久間を連れた佐賀が到着して、集合をかけた。

 

「みんな、聞いてくれ。こいつは新入部員。これから共に甲子園を目指すチームメイトだ」

 

「一年の佐久間博です。これからよろしくおねがいします」

 

「よし!それじゃあ練習に戻れ」

 

恙無く練習が進行し、日が落ち始め、終了の時刻が近づいてきた。

佐賀の号令と共に片付けが始まろうとしていた、その時・・・・

 

「ここが月姫野球部ですか。部員が足りてないようですね」

 

笑みを浮かべながら、その男はやって来た。

愛想良い笑顔とは何か違う。

その笑顔に聖は背筋が凍りついた。

 

(この男、何かは分からないが危ない)

 

聖だけではなく、みずきもその男を警戒していた。

 

「あいつ、なんかヤバいよ」

 

「うん、私も思っていたところだ」

 

二人の警戒心の正体を知る者が一人だけいた。

 

「俺に何か用か、蛇島」

 

「まあまあ、そんなに睨まないでくださいよ。友沢君」

 

友沢は『蛇島』と呼んだ男に詰め寄っていく。

 

「お前が月姫に何の用だ」

 

「いや、ただ近くを通りかかったのでね、友沢君の様子を見に来たんですよ」

 

蛇島を睨む友沢。

友沢に笑顔を向ける蛇島。

 

誰もが口を開けない空気だった。

だがそんな空気だからこそ口を開く男が、この部にはいた。

 

「関係者以外立ち入り禁止なんだが、この学校は。それに部活の邪魔だ。帰ってくれ」

 

佐賀は蛇島を威圧するように言い放った。

おそらく友沢のただならぬ雰囲気を感じとったのだろう。

しかし、蛇島は佐賀の威圧にも動じなかった。

 

「すみませんね。確かに説明が面倒だったので通りかかったなどと言ってしまいましたが、一応関係者として入校しましたよ」

 

「しかし野球部には関係ないだろう」

 

蛇島は笑った。

 

「野球部に関係なかったら、ここに顔を出すことなんてしませんよ。その話の前に自己紹介が遅れました。僕は帝王実業二年の蛇島桐人です。よろしくおねがいします」

 

「帝王実業だと!?帝王実業とは強豪ではないか!」

 

聖が驚きに声をあげた。

 

「ええ、一応その様に認識されていますね」

 

「で、その強豪さんが、どう我が部に関係しているんだ」

 

「実はですね、今日は帝王実業の顧問について来たんですが、顧問は顧問と、部員は部員と話を、ということでね。その話というのは、合同練習兼練習試合を月姫学園と行うというものです。顧問間では既に話は点いています」

 

その瞬間、友沢は声を荒らげた。

 

「ダメだ!合同練習?練習試合?ふざけるのもいい加減にしろ!お前が俺にしたこと忘れたのか!」

 

蛇島の口は笑っていた。

その口は横に裂けたように気味悪く見えた。

 

「あれについては謝ったじゃないですか。それに事故でしょう」

 

友沢の顔が怒りに歪む。

 

「事故だと・・・・」

 

蛇島の胸ぐらに掴みかかった。

 

「お前が投手としての俺を殺したんだろ!」

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

────同時刻

 

東條はフェンス越しに野球部の練習を見ていた。

 

(俺は野球を辞めると決めたんだ。もうこんなところには用は無いはずだろ)

 

東條はそれでも、その場を離れることができなかった。

 

────勿体無いッス!東條君みたいな選手が野球を辞めるなんて!

 

クソッ

 

────お前のような天性の才に恵まれた人間が辞めるなどおかしいぞ!

 

クソッ

 

────もっと野球に熱い男だと聞いていたのだが、その程度の物だったのか

 

クソッ

俺だって・・・・俺だって・・・・

 

────なぜお前がそれを持っている!

 

俺が聞きたいよ。

なんで俺なんかに・・・・

 

東條は拳を握りしめていた。

その手の中にある物を東條は見つめた。

そして思い出す、あの出来事を・・・・

 

『一緒に甲子園行こうな、東條。約束だ』

 

 

 

 

「帝王実業だと!?帝王実業とは強豪ではないか!」

 

東條は我に返った。

その直後、東條の耳に入ってきた言葉は

「月姫と帝王実業の練習試合」

 

(帝王実業と練習試合だと!そんな機会そうそう無いぞ!)

 

そして今、強豪との練習試合を羨ましく思った自分に気づき、一気に冷めていった。

 

(今はもう関係ないことだろ)

 

その時・・・・

 

「おい、東條」

 

東條が振り返る。

東條は目を見張った。

 

「何でお前がここにいるんだ・・・・猛田」

 

 





なんか日本語が下手くそだ・・・・
どうしても表現が上手くいきませんね。

読み苦しいところもあるかと思いますが、これからもよろしくおねがいします。
感想もお待ちしております。


では次回
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