G・E・C 2  時不知   作:GREATWHITE

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第5話 遺された神機 2

二年前。

エイジスでのハンニバル侵食種―真帝との戦いにおいて瀕死の重傷を負ったエノハを救ったリンドウの神機の精神体―レンによって施された治癒行為―「リンクエイド」はエノハに変化を与えていた。

・・・と、いってもそれほど致命的なものではない。レンが必要以上にエノハの体を改変する事を頑なに拒んだ結果、その影響は瑣末なものと言えた。

変った所といえばこの二年でエノハの癖のなかった黒髪がレンの癖っ毛の性質を受け継いだようでややウェーブを描くようになったことぐらいか。

そしてさらに副次効果、「レンからの贈り物」ともとれる特殊な能力を授かった。

 

今彼が行っている神機の精神体との「対話」である。

流石に同じ神機同士のレンほどではないが、ある程度の意志疎通、神機の記憶や感情を推し量れる。

 

ただし今回は特殊な精神体のタイプである。見た目の通り相手は「猫」。「感情」は推し測れても「思考」を読み取るのは至難の業だ。

よって「彼女」の記憶で最も近しい存在である彼女のかつての主―ケイト・ロウリーとの記憶を読み解く。

 

 

 

 

 

「くっそ~整備班のアイドル、ケイトが結婚とはね~それも相手があのプレイボーイのハルオミなんて・・」

 

「あはっ?趣味悪いでしょ?」

 

「違いない」

 

神機の視点―目の前にはケイト、そしてどうやらグラスゴー支部の整備士らしき黒人の女性が愛想が良さそうな表情を残念そうにうんざりさせてケイトを見ている。

どうやらグラスゴーの整備室らしい。極東に比べれば、規模、キャパ共に大分控えめだが中々腕の良さそうな女性整備士だ。隣に居るケイトの表情からこの整備士を心から信頼し、また気の置けない友人同士である事がはっきりと解る。

 

―ハルオミ・・?婚約者がいたのか。

 

「・・。正直私はアンタはハルオミなんかには勿体ない女だと今でも思ってるからね。・・今からでも私に乗り換えない・・?」

冗談とも本気ともとれない曖昧な口調であったが、覗き込むようにケイトを見据えるその眼にはややじっとりとした情動が漂っている。レズビアンかどうかはエノハには判断が付かないが心の底から惜しいと思っている事だけは理解できる。

そんな友人の言葉に女性―ケイトは対照的に裏表のないからっとした笑顔でそっと女性整備士の頬に触れ、

 

「気持ちは嬉しいよ?ありがとね」

 

その微笑みに整備士の女性は困った顔して笑い、

「・・そんなカオしてギル君も振ったの?罪作りな女ね?アンタは・・」

女は大げさに肩をすくめてふぅっと息を吐き、諦めた表情で微笑みながら

 

「嫁入り前の大事な体だ。くれぐれも無茶しないで。アタシやギル君を含めた幾人もの良い男、良い女を何人も泣かせる以上、アンタには幸せになってもらわねば困る」

 

「・・うん。今度のミッションが一段落したら正式に引退勧告を受理して腕輪の封印処理する。今まで有難う。貴方も・・この子も。本当に」

 

そう言って紅い縁の眼鏡の奥の目が優しい光を帯びて此方側―神機の方を見つめる。

 

同時にエノハの中にその時の神機の感情が流れ込んでくる。

単純な言葉に言い換えると「寂しい」「辛い」。

母親においてけぼりにされる子供の様な悲しみとその理不尽な別れに対するほんの少しの慟哭を含んだ感情。

 

ケイト・ロウリーは長年の偏食因子の摂取、戦闘による捕食、新型第二世代への換装などによってオラクル細胞の浸食が進み、既にドクターストップがかかるほどの状態であるがこの支部の人員不足を埋める為に未だ第一線で働いていた。

そんな彼女がようやく正式に引退を決意した時点―つまり完全にこの神機との決別が決定された日の記憶である。

 

場面は再びグラスゴーのとある一室―ケイトの部屋に戻る。

 

「!」

 

気付けば無言のケイトと足元の神機の精神体の猫の左隣に長身痩躯の長い髪をした青年、そして右隣りにはケイトの肩にぐるりと腕をまわして寄り添う垂れ目のやや軽薄そうな男が立っていた。

 

どうやら・・

 

「これがハルオミ・・さん?もう一人はギルくんって所かな」

エノハは猫にそう尋ねる。猫はやや不機嫌そうに目を逸らし、目を伏せる。ケイトにとっては間違いなく大事な存在の二人だろうが神機の精神体の彼女にとってこの二人は微妙な立場らしい。

 

片方はケイトに引退を決意させた青年。片方はケイトと共に新しく未来を紡いでいく男。

双方ともにケイトを自分から引き離してしまう存在。そしてこれからも彼女と共に歩んでいける存在。置いていかれる自分とは違って。

 

正直だいっきらいな二人だ。

 

でも同時に解ってもいた。この二人は自分になり変って普通の人間―女性になったケイトを守り、支え、幸福にしてくれる。喰らい、壊すだけの自分では決して与えられない物をケイトに与える事のできる二人だ。

長年この主と道を共にした。詰まる所その主人と親しい間柄であるこの二人の人柄―それぐらいの事は解る。ケイトに女性としての幸福、人間としての幸福を与えることのできる二人だ。

 

憎らしい。

なんて憎らしい。

 

でもケイトの幸せは確実にそこにある。紛れもない事実。

それを諦観して受け入れる自分と反発する自分がせめぎ合う。

「奪われるぐらいなら自分が奪ってやる」という感情が「彼女」を構成する細胞―オラクル細胞の浸食を無意識に促進させる。

 

奪ってしまえ。

 

食べてしまえ。

手に入らないのであれば、殺してしまって永久に自分の物にすればケイトはもうどこにも行かない―そんな考えさえ浮かぶようになった。

 

 

そんな時に。

 

アイツは突然現れた。

 

紅いアイツ。

 

ケイトを襲い、傷つけた。

 

許さない。

 

でも・・ふと思う。

 

自分はアイツとどこが違うんだろう?

ケイトを襲い、殺そうとしたアイツとケイトを食べて自分のものにしようとする自分。双方が合わさってケイトはもう助からない状況に陥った。間違いなくその片棒を担いだのは自分。どこかで望んでいたのも自分。

 

結論。

 

ケイトを殺したのは紛れも無く自分だ。事実だ。

 

それをすべてこの紅い怪物のせいにし、二年間ずっと噛み続けた。自分が最早何なのか解らなくなるぐらいに。耳を一杯に下げ、脅えながら、泣きながら噛みつき続けた。

 

よくも。よくもケイトを。

 

それは果たして誰に言った恨みごとなのか。

この怪物か。

ケイトを普通の人間にし、幸せにしてくれるあの二人の男か。

他でもない己自身か。

 

ただ消え入りたかった。

最愛の存在を喪った、失わせた自責の念。引き裂くような悲しみ、憎しみ、怒り全てを忘れたただの下等な存在になりたかった。

 

なのになぜ思い出させるんだ。思い起こさせるんだ。

自分に。

 

この新たに現れたこの無粋な客人は。

 

 

「・・・力を貸してくれないか?」

 

 

この期に及んでそんな手前勝手な事を言うのか。こんな悲しみを思い起こさせておいて。

 

「・・・!」

エノハの目が見開かれる。

この神機の精神体のエノハへの非難の感情は猫の目からぼろぼろと大粒の涙を流させた。涙は感情の発露。過大なストレスを洗い流す機能だ。

洗い流すのはここに現れた異物―エノハ。既にこの「部屋」はいつの間にか水中と化し、涙の激流がエノハを洗い流そうとする。

 

 

でていけ。もうでていけ。

 

 

しかし

 

「・・・」

 

それでも頑なに青年は去ろうとしない。激流を物ともせずその場に留まり、しっかりと猫を見つめる。そして逆流の水圧にブレながらも左手を猫に延ばす。

 

僅かに指先が触れる。そこから伝わってきた。エノハの感情が。

 

―忘れさせないよ。

 

・・・!?

 

―忘れていいものじゃない。確かに忘れたくなる、心を閉じたくなる悲しい思い出だ。だとしても忘れちゃいけない。

 

・・・。

 

―「仇をとれ」なんて言わない。「悪いのは全部アイツのせい」だからなんて言わない。

・・君の自責は間違っていない。だからってその自責を抱えてただ閉じこもるのはダメだ。自責に押し潰されて自分が壊れるのを待つなんて・・君だけ楽になるなんて許さない。

 

 

・・・!勝手な事を!!

 

 

さらに激流が強くなり青年の体を押し流そうとするが尚もその左手は精神体の頬から離れない。

 

 

自分はもう!出来る事はすべてやった!!今までだってケイトがいたからこそ戦ってやっていたんだ!!ケイトがいない世界にもう興味無い!!

 

ケイトは死んだんだ!!

 

自分が・・私が殺したんだ!!

 

 

―違う。

 

違わない!!

 

―ケイトさんは死んだかもしれない。・・でも彼女が生きた証は残る。彼女が残した想い、記憶、想い出。それは絶対に死なない。

 

・・・。

 

―そしてその証の一つである君はここに居る。そして戦ってきた。今も戦ってる。

ケイトさんの遺志その物である君は死んでない。

 

 

周りの人間を照らす太陽の様な存在。

全て抱え込んで辛い想いをしても周りの人間の為に自ら前に立つ。戦う。そして微笑む。

 

そんな彼女が遺したもの―遺された神機はまだここに在る。

 

 

そしてその神機の中に在る記憶の中でひたすら輝き続ける彼女がいつも口癖にしていた言葉が響き渡る。まるで今も目の前に居るようにはっきりと思い出せる。

 

 

 

諦めなければその内成功するでしょ!

 

 

だから

 

 

前向いて歩いてこう?

 

 

 

・・・彼女は今も。

 

「ここ」に在る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・!?

 

なんだ?

 

なんだ!?

 

疼く右肩。

 

かつて交戦した神機使いに突きつけられたこの神機は既に熾帝の体に癒着し、彼に取りついた寄生虫と宿主の様な奇妙な共同生活を続けるうえで彼もまたその神機の或る程度の感情を推し量れるようになっていた。

突き刺さって以来心を閉ざした神機が与えてくるのは不快な鈍痛、憤怒と憎悪。そして恐怖。常日頃より闘争に明け暮れている熾帝にとっては鈍痛以外はそよ風の様なものであった。

 

しかし今回は何かが違う。

 

まずい。何かがまずい。

熾帝の本能が告げている。恐る恐る右肩をちらりとのぞくとそこには青年が空中に吹き飛んだ体勢のまま今の熾帝の泣き所に完全に触れている。

 

・・・!!

 

熾帝にとっては最もされたくない行為。一瞬で怒りの沸点が頂上に達する。かつてあの女を振りほどいた時同様に一気に左腕を延ばしてエノハを掴み、引きはがしにかかった。

 

が。

 

 

!?

 

 

突如右肩の重荷が奇妙な音と共にすっと消えた違和感に振り返った熾帝が見た物は彼に突き刺さった神機の銃身から放たれた弾頭がエノハを直撃、それによって吹き飛ばされている姿であった。

合点がいく。

 

「拒絶」されたのだ。と。

 

思いがけず消えた懸念事項に心底安堵し、熾帝は吹き飛んでいくエノハから一旦目を切る。まずは目の前の雪辱を果たすことが先決だった。

背部のブースターの出力をさらに上げ、車体はさらに角度を上げていく。

 

「ぬぐぐううう・・!!」

「うわわわわわ!!!!!!」

運転席のマハにもはっきりとした異常の感覚がハンドル越しに伝わってくる。コンテナにしがみついている頭領は半分クライミング状態だ。この状況を打開できる可能性を秘めた存在―エノハは外套を巻き上げながら吹き飛ばされている。

 

 

正に万事休す。そんな光景であった。

 

トレーラーの二人の眼には「ここまでか」という諦めと恐怖で既に塗り固められている。

しかし―

 

もう一人。

 

 

吹き飛ばされ、空中で逆さまの状態になり、後方から吹き付ける熱砂の風に癖の強くなった前髪の下に隠れたエノハの眼は―

 

 

「・・ありがとう!!」

 

 

爛々と輝いていた。

 

 

・・・ズオッ!!!

 

 

熾帝の背後。体から溢れ出る黄金のエネルギーを天地を逆にしたままの体勢で発散する様にエノハは両手を広げて躍動した。

 

「はあっ!!!」

 

エノハ―神機第三段階解放。台風の様な烈風の奔流が放射状に発せられると同時エノハは「空」を蹴った。

 

パン!!

 

物体が音速前後の速度に達した時発生する空圧のリング―通称「ベイパーコーン」と呼ばれる烈風を纏い、一瞬のうちにエノハは今まさにトレーラーに止めを刺そうとしている熾帝に肉薄。

 

!!

 

同時熾帝も天才的闘争本能にて異常事態を即察する。既に熾帝の頭の中には屈辱に対するトレーラーへの報復など一瞬にして掻き消えた。

戦闘時の研ぎ澄まされた異常感覚で既に横一線に並んだエノハを目線で捉えていた。

 

 

―・・・・。

 

・・・

 

 

互いに異常なコンセントレーションの結果、周りの景色がスローモーションに映るゾーンに達する。巻きあがる砂の一粒一粒を感知できるほど研ぎ澄まされた感覚の中でただ両雄はお互いの眼を見ていた。

 

熾帝は確信する。

 

「獲物」では無く「敵」―エノハが絶対強者の己の領域にまで達した事を。

 

同時熾帝はバックステップと同時に背部のブースターの方向を変えて噴射

 

―完璧な判断であった。

 

熾帝のトレーラーに絡めていた両腕を難なく切り落とす剣閃がトレーラーと回避した熾帝の間に僅かに生まれた空間を縫う様に刺し込まれる。

バックステップ後方への飛翔からコンマ数秒後

 

ガアツ!!

 

発射による反動によって距離を取ると同時、エノハをトレーラーごと吹き飛ばす極大の氷球を熾帝は放つ。半径数十メートルが眩いほどの蒼白い光に包まれるほどの一発だ。

 

「・・・」

 

チャキ・・

 

その巨大な「蒼」から目を逸らすことなくエノハは半身を向けたまま銃身を展開、銃口を突きつけ―

 

ドン!

 

その砲筒からドリル状に回転した貫通力に優れた氷の槍のアラガミバレットを氷球に向け発射、瞬時にまるで巨大な惑星に突き刺さる彗星の如く氷槍は突き刺さり―

 

・・・ズボッ!!

 

難なく蒼い惑星を貫通した。巨大な蒼い彗星は高速で熾帝に迫る。

 

・・・!!!

 

即ブースターを使って離脱は出来ないと熾帝は決断した。極限まで研ぎ澄まされた感覚を最大限生かし、その巨体を

 

ぐりん!!

 

その強固そうな外見に似つかわしくない柔軟さで機敏に翻す。

 

・・ぞりり・・

 

頬を削っていく氷槍が生みだす痛みを研ぎすまれた感覚の中、熾帝はゆっくりと味わっていた。ほんの一瞬のはずの時間がこれ以上なく濃密にじっくり、ゆっくりと過ぎ去っていく。

 

かつて無い高揚、そして喜びを熾帝は覚え、歓喜する。

 

 

フォン!!

 

熾帝を頭から尾の先まで串刺しにするはずの軌道だった氷槍は研ぎ澄まされた超感覚と柔軟で無駄のない最小の熾帝の動きによって逸らされた。

 

「おお!?」

 

完璧に捉えたと思ったエノハも思わず声を上げる。しかしその声はどことなく感嘆も含まれている楽しそうな驚きの声であった。

 

時をこの両雄以外の時間に戻すと呆気ないほど「ただ通過した」だけの時間にしか見えないが実際は怖ろしく繊細で高等で緻密、且つ綱渡りの濃密な攻防の時間が過ぎ去っていた。

 

 

・・ドスン!

 

それに一歩遅れてトレーラーの後部が再び砂の上に着地し、エノハも同時に音も無くコンテナの上へ再び着地した。

 

「・・・わっつ!!」

 

コンテナの前方では舌を咬みそうな衝撃と振り落とされそうな揺れをどうにか堪え、頭領はまたも命拾いした自分の悪運の強さに呆れたようにペロリと左手で額を撫でる。トレーラーが未だ走行している事を踏まえると運転手のマハもどうやら無事の様だ。

 

―なんでまだ生きてるのか解らねぇ・・。

 

今日はもう何度死んだか解らない程の頭領達は頭領達の方でかなり濃密な時間を送っていた。二度と味わいたくも無い体験であるが。

 

それを引き起こした当事者たちを見る。

しかし今の一瞬の攻防で戦況は一変している事がすぐに解った。

 

「積荷の兄ちゃん・・」

 

自分に背を向け、未だ空中に浮いている熾帝に目を向ける青年に声をかける。

見た目は大きく変わらない。しかし頭領には「変わり果てた」と形容しても差し支えない程その背中は先程までと違って見えた。

 

その感覚はある意味では間違っていない。

頭領が畏怖を覚えても仕方が無いほどの存在にエノハは今達しているのだ。

 

しかし―

 

「怪我はありませんか?」

 

ホッとする。振り返つつそう言った青年の表情は烈風を放つ金色のオーラの中でも、柔和であった。しかし同時にうぬぼれの無い自信を感じさせる力強い口調でもあった。

 

言うなれば「覚悟」に溢れた声色。

―自分達を含めた幾人の「何者」かからの想いを受け取って困難の前に立つ者の何とも凛々しい声、姿であった。自分の半分も生きてないであろう青年にこれ程感心する日がこようとは人生とは不思議なものだ。

 

「・・・」

頭領は上手く言葉が浮かばず、綺麗な白い歯を見せて恥ずかしそうに苦笑いするしかなかった。そんな頭領を見て、少しエノハも困ったような少し悲しい笑顔をして同時に振り返り、射程外の空中で佇む熾帝をしっかりと見据え、こう呟いた。

 

 

 

「・・待たせたな。少しはマシになって帰ってきたぞ」

 

 

熾帝の右肩口に光る遺された神機の刃が太陽の光を浴びてきらりと眩い逆光を放つ。それが納まった時、熾帝の原始的な風貌がこれ以上なく冷静な表情にエノハには映った。

 

慢心、狂気、怒りなどあらゆる雑念を捨て、ただ勝ちに来る。勝負を決めに来る事が明白。

 

ならば

 

エノハはおもむろに金色のオーラで光る白銀の神機の銃身形態、リボルバー拳銃の様な回転機構のある側面を

 

ガコン

 

展開。

 

そこに今までの弾頭とは全く異なる形状をした弾頭をたった一発のみ装填した。

 

―・・こちらも最大戦力でお相手しよう。

 

 

 

今。

 

遺された神機の協力、遺志を受け取り「条件」は整った。

 

逆転の秘策。とっておき。

 

 

 

 

―見せてやる。・・Lv4を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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