懲りずに三作目投稿です。一、二作目すら完結していないと言うのに何をやってるんでしょうかね、私は
それどころか四作目もこの後投稿しちゃおうかと考えてる馬鹿がいます、ここに
てなところで(どんなところ?)黒子のバスケ~盲目で虹彩異色な魔術師~第1Q始ります
魔法科高校ネタでお送りします
第1Q
春麗とはよく言ったものだと思う。
今日此処にくるまでにあった桜並木はとても綺麗だった。
今朝、季節はずれの朝霧が立ったからだろうか、桜の木の根もとのタンポポの花に露がついていて幻想的だった。
朝霧によって深い緑となった草々の間から頭を出した土筆に季節独特の匂いを感じた。
だからといってこの状況が打破されるわけではない。
4月9日。今日は帝光中の入学式だ。入学式と言うただ長いだけの存在意義の分からない儀式が終了した今、割り当てられた教室で周りを見渡している。とは言えさすが進学校、それなりに頭の良さそうなのがポツポツといる。ちなみに僕のいる席は窓側の一番後ろだ。周りが見やすくて大変よろしい。
特別気になる相手といえば、目の前にいる桃色のロングヘアーの娘と僕とは正反対の位置にいる赤い髪の僕より少し小さいくらいの男子かな。ピンクの娘はどちらかと言うと姉さんに近い感じだけど、二人とも僕と同じような【匂い】がする。
「次、水神」
ああ、そう言えば今自己紹介の時間だったな。
「はい、水神 千獅郎(みなかみ せんしろう)です。至らない事もあるでしょうが、何か御用があればお申し付けください」
何でこんな思ってもいないことを言えるかな、僕は。ま、何でもいい、座ろうか。
と、そのとき僕に周囲の視線が全て集まる。主に、僕の【眼】に
ああ、やっぱりここでもこの扱いか・・・・・・。
僕の【眼】は特殊だ。常人のそれとは違い僕の眼は左右で色が違う。右目が緑色で左目が緋色の【虹彩異色(オッドアイ)】だ。この眼のせいで今までいろんな扱いを受けて来た。実の両親にさえ忌み嫌われ、妬まれ、蔑まさられて来た。
そんな僕を見捨てないでくれたのは同じ眼を持つ一つ違いの姉と、幼馴染でバンド仲間の二人と今の養父母だけ。姉はこの中学にいることはいるが、学年が違うので助けは見込めない。幼馴染二人は別のクラスなのでこれも同じ。まあ、わざわざ助けにきてくれるのを待つほど臆病なつもりもないのでいつも通り自分で何とかする。
「・・・・・・皆さん、何か?」
ザワザワ・・・・・・
うむ、やはり僕ではうまく制御できないみたいだな。
まぁいい。そんな声、聞こえてこようが聞こえてまいが僕には関係ない。僕は僕のやりたいことをやるだけだ。
聞くところによるとこの学校のバスケ部はかなり強いらしく、部員は毎年100人以上居て、1軍から3軍まで分かれていて定期的に昇格テストがあるらしい。勿論、僕が狙うのは1軍のスタメンだ。でなければこの学校に入った意味がない。
「ねぇ、水神・・・・・・くん?」
物思いに耽っていると、SHRが終わったらしく担任の先生が教室から出て行った。今日は入学式だけらしいので僕も帰ろうかと席を立とうとすると、僕の前に座っている桃色の髪の娘に声をかけられた。名前は確か・・・・・・桃井 さつき(ももい さつき)さん。
「何、桃井さん?」
「水神くんって、『HEART OF MUSIC』ってバンドのベースやってない?」
「えっ・・・・・・確かにやってるけど・・・・・・」
「あっ、やっぱり!みんな~!やっぱり水神くんって『HEART OF MUSIC』のベースの人だって~!」
『キャ~!すごい!私有名人と同じクラスだぁ~!』
『お!マジで!?さらに有名になる前にサイン貰って置こうかな』
『ホント~!?ヤバッ!ヒトミに報告しなきゃ!』
『他のメンバーもこの学校にいるの!?』
「えっと、B組とD組に・・・・・・『『『きゃ~!』』』ってそうじゃなくて!貴方達、僕のこの眼に対して何か思わないんですか!?」
『え?特に何も?』
『テレビで見てるから普通だし』
『最初テレビで見たときはカラーコンタクトかとも思ったけど本当にそんな色なんでしょ?』
先程の殺伐とした雰囲気は何処に行ったのやら、一瞬にして霧散している。結局、僕の考えは取り越し苦労だったのだ。
これが、僕とクラスメイトとの邂逅だった。
「水神君」
「ん?」
クラスメイトと一通り仲良くなって、そろそろ帰ろうかと廊下に出たところで赤髪の少年に声をかけられた。それは、先程の僕と同じ【匂い】のする少年だった。
「君は確か・・・・・・赤司 征十郎(あかし せいじゅうろう)君」
「覚えていてくれたんだね。光栄だ」
「僕としては君ほどの男に興味を持ってもらって嬉しいよ」
「何のことかな?」
「惚けても無駄だよ?僕が自己紹介をしたときから前を向いていたように見えてずっと僕の方に意識を向けてたのはわかってるんだから」
「なんだ、分かっていたのか。ならば話は早い。単刀直入に言おう、バスケ部に入らないか?」
「へぇ、やっぱり君もバスケ部に入るつもりだったんだ」
「も、ということは了解をとったと言うことでいいのかな?」
「うん。元々僕はこの学校のバスケ部に入るつもりでここを選んだからね。ここで受けなきゃ何のためにここに来たのかわかりやしない。それに――」
――君の力を知りたいからね。
そう目で訴えた。赤司君のほうもそれをわかったのかニッと微笑んでくれた。
「僕のことは好きなように呼んでもらって構わない」
「そう?じゃあ僕は千獅郎って呼んでくれると嬉しいな。二年に僕の姉さんがいるし、バスケ部のマネージャーやるって行ってたから、紛らわしくなっちゃうからね」
「分かった。これから三年間よろしく頼む、千獅郎」
「よろしくね、赤ちゃん」
「赤ちゃん!?」
赤司君――もとい、赤ちゃんはその名前を聞いてすぐに顔を耳まで真っ赤に染めた
「うん、だって好きに呼んでいいんでしょ?だから赤ちゃん」
「む・・・・・・せめて片仮名か君呼びに出来ないのか?それでは幼児みたいで嫌だ」
「えー、好きに呼んでいいって行ったじゃん。それに君呼びはともかく、文字では変わっても発音は変わらないよ?赤ちゃん?」
そう言ったところで赤ちゃんの雰囲気が変わった。
「僕に逆らうのか?僕が変えろと言ったら変えるんだ。この世は勝利がすべてだ、勝者はすべてが肯定され、敗者はすべてが否定される。僕は今まであらゆる事で負けたことがないし、この先もない。すべてに勝つ僕はすべて正しい。僕に逆らう奴は親でも殺す」
「うわぁ・・・・・・何と言う王様発言。中二病乙。まだ一年早いよ~そういう事言うの。だけど良いね、そういう考え方、僕も好きだよ?そういうの。でも、だったら僕もすべてのことに対して負けたことがないんだ。だから僕も正しいよね?」
そのんな雰囲気に飲み込まれることもなく反論する
「ヘぇ・・・・・・言うね」
「まあね。この口のお陰で生きていると言ってもなんも差し支えもないからね。歌手ともなると。・・・・・・ま、暗闇で背後から殺されちゃうのも勘弁だからその妥協には付き合うよ、アカちゃん」
殺される際、僕の大切な人たちも巻き込みたくないので大人しく折れる。
「あえてそっちで呼ぶとは・・・・・・中々に性格が悪いようだ」
「心外だなぁ。性格に文句をつけられたことはないよ。人が悪いといわれたことはあるけど」
「同じだ!と言うかそっちのほうが更に酷い!」
「ああ、ちがった。人が悪いじゃなくて、悪い人だったよ」
「もっと酷くなった!」
「悪魔と呼ばれたこともあるけど?」
「もういい!」
荒く息をつくアカちゃんを前に深遠な哲学命題に思索を委ねているかのような風情で、首を傾げた。
「随分疲れているようだけど大丈夫?今日の入学式そんなに疲れた?そんなんじゃあこの学校のバスケ部で三年間腕を振るえないよ?」
「大きなお世話だ!・・・・・・千獅郎、君絶対、性格悪いっていわれたことあるだろ?」
「実はそうなんだ」
「今までの流れ全否定か!」
ああ、面白い。これからの生活は退屈することはなさそうだ。
主にアカちゃん弄りで。
アカちゃんwwwww
姉に見られたら殺されそうです。
ちなみに
黒子→クロちゃん(安●大サーカスのメンバーに非ず)
黄瀬→オウちゃん(野球監督に非ず)
緑間→ミドリくん
青峰→アオくん
紫原→ムラくん
赤司様(←謝罪のつもりで)→アカちゃん
桃井→モモちゃん(テニスで王子様な漫画の先輩に非ず)
で行きたいと思ったり思わなかったりしようと思います。
それでは第2Qでお会いしましょう