真剣で私に恋しなさい ACC (アドベントチルドレンコンプリート)   作:ヘルム

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大和vs風間&葵ファミリー

次の日には、もう既に決闘の噂は、学校に木霊していた。

直江大和が自分の仲間である風間ファミリーと葵ファミリーに決闘を挑んだ。と、

当然、この間の闘いを見ていた教師陣はそんなことに賛成はできず、猛反対した。下手すれば、町一つが消えるような闘いになりかねないのだ。だが、川神百代は譲らず、更には葵冬馬の持ち前の弁舌力を持って、結局九鬼の監視のもと決闘は行われることになった。

その二日後、ついに決闘の時が迫った。

 

2009年11月14日

 

舞台は、川神決戦などが行われる場合使う山の中

 

ワン子「さて、それじゃあ、行きましょうか!」

京「うん!」

ユキ「わいわーい!」

クリス「うむ!」

まゆっち「はい!」

百代「ああ…行くぞ!お前たち!」

 

大和(…そういえば、命かけない闘いっていうのも、久しぶりだな…戦歴は…そういえば、命かけない闘いでは一度も勝てた試しないな…はあ、我ながら情けない。だが…)

「負ける気はない!」

 

そして、山の中、川が集中する広場の中央、そこで両者は対峙した。

 

大和「一応、聞くけど…やるんだな?姉さん」

百代「ああ、愚問だな」

大和「そうか。そんじゃ、

 

本気で行くからな」

 

鉄心「西方 直江大和」

大和「はい!」

鉄心「東方 風間ファミリー&葵ファミリー」

『はい!』

鉄心「いざ、尋常に

 

はじめい!!」

 

闘いが始まる。

 

まず、最初に百代が大和に突進していった。

 

百代「川神流無双正拳突き!」

大和「ふん!!」

 

力の衝突による爆発、その後、両者距離をとった。

力勝負は、拮抗…したかに見えたが、

 

百代(わずかに私の方が押し負けている…)

 

突進して、勢いをつけてなお自分の拳が押し負けている事実に驚愕を隠せないでいたが、想定内と気持ちを切り替えた。

 

ヒューム「始まったか…」

鉄心「ヒューム、わざわざすまんのう。」

ヒューム「いや、個人的にも興味のある闘いだったからな。このくらい安いものだ。」

 

そう言いながら決闘が行われている山の方を見る。なぜ、ヒュームたちが山を見れる位置にいるかというと、戦闘の余波が、もしも山を越えてきたらそれに対処するためである。

 

鉄心「それで、お主はどう思う?この闘い。」

ヒューム「…そうだな」

 

少し考え込むと、

 

ヒューム「正直…わからない、というのが感想だな。直江大和…ヤツの隠業は完璧だった。貴様も、全く気づかなかったのだろう?」

鉄心「うむ…普通、忍びのものでもどれほど隠業に身を傾けていても、やはり普段の行動にわずかながら、自分の身体能力は出てしまうものじゃが、あやつは動き、姿勢そういった類のものが完璧にど素人のままじゃった…」

ヒューム「ああ、そんなことをすればいつか闘う時も、とっさの時に動けない上に、下手をしたら変な癖が身体に染み付く可能性だってある。」

鉄心「じゃが、あの子を見る限りそのような点が見受けられん。おそらく、陰ながらとてつもない努力をしてきたのじゃろう…」

 

百代「はあ!」

 

百代の連撃が飛ぶ。だが、あくまで冷静にその全てを時には大剣、時には腕などを使って受け流していく大和、そんな中、

 

まゆっち「せや!」

 

まゆっちこと黛由紀江の神速の斬撃が後ろから飛んでくる。

それを見た大和は、大剣に手をかけ、ばしゅ、と音がしたかと思うと大剣から、別のノコ型の剣を手に取り、

ガカカカキキン!

と神速の斬撃に見事に対応してみせた。その後、大和が強引に剣を振り抜くことにより、百代とまゆっちに距離を取らせた。

 

まゆっち「なっ!」

百代「なんだ?その剣?」

 

と百代が疑問を口にすると、

 

大和「この剣か?まあ、命名するなら合体剣って言ったところだな…大剣一本、刀型の剣一本、ノコ型の剣2本、ナイフ型の剣2本で一本の大剣になっているんだ。まあ、おもちゃみたいな剣だと思うかもしれないが、慣れるとかなり便利なんだぜ。コレ」

ユキ「ほい」

 

そんな説明をしている最中に、ユキがかかと落としをかましてきた。地面にヒビが割れているが、大和はそれを片腕で受け止めていた。

 

大和「いつつ、相変わらずマイペースだな。ユキ!」

ユキ「うん!僕、冬馬にすきあらばいつでも攻撃しろって言われてるから!」

大和「そうかい!」

 

そう言って、腕で押すような形でユキの体勢を崩すと、それを追って一気に攻勢を仕掛けた。だが…

 

大和「うお!」

 

突然、横合いから矢が襲って来た。驚いたが、なんとか剣で弾く。

 

大和(今のは、京の弓か!?この感覚からするに、もうかなり距離を取られてるな。)

 

だが、大和の攻撃は終わらない。すかさず、大和は剣の峰の部分でユキを攻撃しようとするが、今のタイムラグで近づいてきていた二つの影があった。

 

ワン子「たあ!」

クリス「はあ!」

 

1人目のワン子は、ユキと剣の間に割り込み、薙刀で防御を取り、もう1人のクリスはレイピアで大和に突きを放っていた。

 

大和「ぜあ!」

 

大和は大剣を振った勢いで、そのままワン子とユキとクリスをまとめて吹き飛ばした。

 

ワン子「きゃ!」

クリス「グッ!」

ユキ「うわー!

 

なんとか、三人は体勢を整えたが、それでもわずかにダメージはある。だが、それを見て大和は

 

大和(こりゃ、結構苦戦しそうだな…)

 

そんな感想を頭によぎらせた。

 

川神学園 大型スクリーン(九鬼 製作)

 

英雄「バカな!姉上ですら敵わなかった武神・川神百代が徒党を組んで戦っているというのに、ソレと互角以上に戦っているとは!」

紋白「これはどうなるのだ?クラウ爺!」紋白

クラウディオ「わかりません…あそこまで行くと、レベルが違いすぎて」クラウディオ

 

千花「うわ!今、ワン子ガードの上から吹っ飛ばされてたわよ!」

マヨ「ワン子ちゃん、大丈夫でしょうか?」

羽黒「つーか、それ以前に直江、あの三人まとめて吹っ飛ばしてたし、クリスたちも大丈夫か系」

源「…一子」源

ヨンパチ「おいおい、予想はしてたけどこれほどかよ!」

スグル「そう、驚いてるフリをしながら、女子のスカートに向けてカメラを向けるところは流石だな。俺には三次元の何がいいのかわからないが…」

くまちゃん「直江くん強いねー」

 

弁慶「うわ、とんでもないね。」

義経「うん…義経もそう思う。」

与一「直江…一体どれほどの力を奥に溜め込んでやがったんだ…」

マルギッテ「なんという闘いだ。お嬢様…」

心「そういえば、葵、風間ファミリーということは葵くんたちと山猿どももあそこにいるということか?」

シーン

心「うぬぬ、此方が質問しているのだから、誰か答えよ!此方は名門不死川の令嬢じゃぞ!」

 

燕「あの武器、中々面白そうだねん。後で、大和くんに見せてもらおっと」

矢場「相変わらず、マイペースで候」

清楚「うう…」

京極「どうした?大丈夫か?葉桜くん」

清楚「うん…なんていうか、身体が熱くてなっちゃって、どうしてだろう?」

項羽(んはっ、たぎるな!王である。このオレをここまでたぎらせる闘いをするとは!)

 

梅子「完璧に観戦モードになっているな…今日も授業があるというのに」

巨人「まあ、仕方ないでしょうな。事実上の頂上決戦、これは見ずにはいられないでしょう!なあ、ルー」

ルー「ええ、私としてもかなり興味深いでス。(む、この気は…)」

 

学園屋上

 

釈迦堂「はは、やりやがる!あの小僧!ってルーのやつ気づきやがった。」

辰子「大和くん、すごーい!」

亜巳「ま、実際すごいなんてものじゃないんだけどね。」

天使(エンジェル)「うわー…竜、お前よくあんなの掘ろうとしたよな…」

竜平「ハッ、強けりゃ、強いほど掘りがいがあるってもんだ!」

釈迦堂「やめろ!暑苦しい…」

 

決闘場 とある場所

 

キャップ《おい、なんだか、外が騒がしいんだが?》

 

無線機の向こうから、キャップが話しかけてくる。

 

冬馬「ええ、今ちょうど闘いが始まりましたから。」

ガクト《まじかよ!戦況は?》

冬馬「まだ、始まったばかりですから、なんとも言えませんが、とりあえず最初に1人やられるという最悪の事態は回避できたようです。」

モロ《そっか!よかったー…》

冬馬「ええ、まあ…」

準《若?どうかしたのか?》

冬馬「いえ、とりあえずこれ以上話しかけないでください。彼がいつこちらに気づくかわかりませんので…」

一同《了解》

 

決闘場

 

ワン子「ハア、ハア、ウグッ!」

クリス「犬、大丈夫か?」

ワン子「大丈夫よ!そんなことより自分の心配をしなさい!」

クリス「無理をするな。薙刀越しとはいえ、あの一撃をモロに食らったんだぞ!」

ユキ「うんうん、大丈夫〜?」

ワン子「平気だって!」

 

その時、百代と黛が前に出た。

 

百代「ワン子、クリス、ユキ少し休んでいろ。まゆまゆ、二人で行くぞ!行けるか?」

まゆっち「はい!」

 

壁越えの実力者である二人が気を放ち、まっすぐに大和の方へ向かっていく。

それに対し、大和はノコと大剣の二つの剣を構える。

 

ズバーン

 

衝突した瞬間、とても目では追えない連撃が繰り出される。

ずしゃ、ガキン、ズバンと、音がするたびに、周りの岩が両断されたり、木々が勝手に吹っ飛んだりと、とても剣と拳と刀が衝突している様子とは思えなかった。

 

百代「川神流 致死蛍!」

 

わずかな隙の中で、百代が気弾を放つ。

 

大和「ぐっ!」

 

見事に命中させ、大和を下がらせるが、

 

百代(こんなものなのか?いや、これでも十分脅威と言える戦闘力だが…)

 

という疑問を百代に抱かせた。

そんな百代をよそに、大和は、

 

大和(まずいなー…やっぱ、俺の異能も使わなきゃいけないのか?嫌だなー…けど、負けたくないし、)

 

仕方がない、と大和は考え、上に思いっきり跳ぶ。

 

百代「ぐっ!」

まゆっち「きゃっ!?」

 

百代「なんだ?なにをする気だ。」

 

上空にいる大和は考える。

 

大和(予想以上にみんなのチームワークが完璧だな。だとすると、分断して1人ずつやった方が手っ取り早いか…

分断するには、うん…あの技がいいな。)

 

不意に、大和は大剣を上に掲げた。そして、

 

大和「星よ…」

 

気弾が切っ先に集中する。それは見る見るうちに炎を纏った隕石のように、いや、隕石自身になり

 

大和「降り注げ!メテオレイン!!」

 

ドンと複数の隕石が切っ先から、降り注いで行った。




なんで、大和に異能を付け加えたかって?簡単です。バハムートや、隕石をただ気だけで出来上がってるだけじや、後々説明つかないと思ったからです!
違和感ある人意見どうぞ!即座に修正します。
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