真剣で私に恋しなさい ACC (アドベントチルドレンコンプリート) 作:ヘルム
読んでくれた方々!お願いです。どうか短けー。とか思わないでください。
2009年11月5日
大和「んん、(ふにゅん)んん?」
京「おはよう。大和、朝だよ。大好き」
と大和に馬乗りになって京は言った。
大和「ああ、おはよう。京、そして、お友達で」
京「もう!釣れないんだから!」
大和「いや、というか退いてくれないか?
あと10秒で退いてくれないと嫌いになってしまう確率がある。」
京「それは大変。今すぐどく。」
そんな、いつも通りの会話が流れていく中、京はほんの少し安心した。ああ、いつも通りの大和だと、だが…
京「大和、制服そこに置いておいたから」
大和「…いつもながら、まめだな。けど、今日はイイや」
京「え?」
いつも通りではないことが起こった。
京「な、なんで?」
大和「んー、ちょっと今日行きたいところがあるからさ、だから、今日は学校行かないよ。後、ついでに何日か連続で休むから。まあ、風邪とでも梅先生には伝えといてくれ!」
京「……」
大和「ん?どうした?」
京「う、ううん。わかった。伝えておくよ。」
そう言って、大和は部屋を出て行った。
京「怪しい…」
京は人知れずそう口にした。
多馬川
ガクト「で、結局大和を見送っちまったってことか!!」
京「うん、なんだか近寄りづらくて、止められなかった。」
クリス「おいおい、それは…」
まゆっち、松風「はい。本格的におかしくなってきましたね。」『大和坊どうしたのかなー?』
風間ファミリーは口々に言い合っていたが、そんな中、百代だけは一人何か考えていた。
『自分自身に嘘ついてきたやつって、やっぱり、最低なのかな?』
百代(あれは、どういう意味だったんだ?)
川神学園
ユキ「えー、やまとどこか行っちゃったのー?」
準「驚いたな。まさかこんなに早く…」
冬馬「ええ、らしくないですね……」
葵ファミリーに報告するとやはり驚愕だったようで、こんな反応をしていた。それに対しクリスは、
クリス「ああ、自分もそう思う。大和が急にフラッと出掛けるなど…」
冬馬「いえ、それも確かにそうですが、私は別の点で、らしくないと言ったんです。」
一同『?』
一同は葵冬馬を見る。
冬馬「いいですか?彼はなるべく、僕たちに聞かせたくない話があるようですよね?だったら、変じゃないですか?どこかに行くにしたって、昨日の今日で消えてしまうなんて」
モロ「そうか、確かにそうだね!どんなバカでも、これは変だと気付かせるような真似したら、逆効果だね」
ワン子「え?え?」
ガクト「つまり、どういうことだよ?」
百代「ここに気がついていないバカがいるぞー。」
キャップ「つまり、こんなすぐに不審な行動を起こすのは、軍師として失格だっていうことか?」
冬馬「ええ、そういうことです」
まゆっち、松風「確かにそうですね。ほとぼりが冷めるまで待てばいいのに。」『おいらたちに変だと気付かせてでもしたいことがあったってことかな?』
冬馬「さあ?ですが、追う手段がない以上待つしかないでしょう。」
一同『……』
それからは皆黙るしか無かった。
時は流れて 2009年11月8日
ドイツ リューベック
《それにしても、驚いたな。マスター》
大和「ん?」
話しているのは、直江大和と【乗っているバイク】だった。
大和「なにがだよ?フェンリル」
フェンリル《いや、ここまで来るための手段だ。いったい、どうやってここまで来るのかと思っていたが、まさか、バイクである俺に気を纏わせて水上走行させるとは》
大和「ああ、おかげで腐るほどガソリン買わなくちゃいけなくなったがな」
話し終わったところで、大和はバイクをとめた。
大和「さて、着いたぜ。ここが俺の目的地だ。」
リューベックハズレにある森の奥深くそこで、バイクが目にしたものは、
フェンリル《これは、剣?》
大和「ああ、バスターソードって言ってな。リーチと破壊力がうりの大剣さ。ま、重すぎるから、扱い切れるやつなんてほとんどいないがな。」
フェンリル《いったい、なんでこんなところに刺さっているんだ?》
大和「墓さ。」
フェンリル《っ!!?》
思わず絶句してしまった。
大和「この下には、何百という死体の山が溢れかえっているんだ。」
今、閉ざされた過去が再び動き出そうとしている。