真剣で私に恋しなさい ACC (アドベントチルドレンコンプリート)   作:ヘルム

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今回は前回よりも、自己解釈のオンパレードです。
あと、大和のオリジナルの異能についてなのですが、【大和vs風間ファミリー】〜【『見ていた』】の方で説明があるので、納得がいかない方、途中から見ている方はそちらを見ていただければ、納得できると思います。

なんで、大和に異能をつけたかって?何度もいうようですが、それがないと、バハムートやら色々説明つかないからです!


はっ?

百代「はっ?」

 

百代どころかほとんどのものがポカンという顔になっていた。だが、マープル含め、苦い顔をしていた者たちは、やはり、という顔でその内容を聞いていた。

 

モロ「ま、待ってよ!大和!いきなり地球なんて言われても話がでかすぎて理解が追いつかないよ」

大和「ああ、だろうな。だから、ここからはもっと詳細に説明していく。」

 

そう言って、大和は前に出る。

大和「ジェノバっていう生物はな、端的に言うと、

 

星を食らう生物なんだ。」

 

ステイシー「星を食らう…だと?」

大和「ジェノバの能力…その中でもリユニオンはその気になれば、空間の力も吸収し、自分のものにできる…とは言ったよな?」

弁慶「ああ、そうだね…」

大和「この力はな、時間を長いことかけてしまえば、どんな力も吸収できるってことなんだ。たとえば、さっき言った通り…人間とか、鉄とか、そして…

 

星とか…」

 

全員『っ!!?』

大和「今度は、みんな、気づき始めたか?そうやって、ジェノバは星の主導権を

握り、星の力を完璧に制御する。火山活動、地震、自転、公転もろもろをな。」

クリス「自転、公転もだと!」

大和「そうだ。その結果が…

 

さっき言ったあの隕石だ。

 

自転、公転のエネルギーを星を動かすことだけに使い、星をノアの方舟よろしく、隕石に変わる新たな宇宙の方舟にする…これが、ジェノバが活動すべき、本来の目的。だが…ジェノバは長い時間星を食らってない分、完璧に弱ってしまい本当なら死ぬはずだった。だから、こんなことは起こらないはずだった。」

冬馬「ですが、起きてしまった。人間の好奇心という悪意にも善意にも取って代わる感情が…ジェノバとはちがくとも、方舟を作り出すための能力を元の強力なものとして…」

ヒューム「それが、セフィロス…ということか…」

大和「ああ。」

 

皆、それで押し黙ってしまったが、すぐに反論が来た。

 

李「ですが、それでは納得がいきません。確かにそれを言うなら、地球はとんでもない危機に直面していることになりますが…」

揚羽「うむ、それはあくまでセフィロスが生きていたらの話…現状死者が蘇りでもしない限り…」

 

大和「ああ、オレもついこの間まではそうだと思ってた。だが…」

 

楊志「可能性が出てきた…と」

百代「それが、あの銀髪どもか?」

大和「そうだ。だが、あいつらはセフィロスの何か(・・)であって、セフィロスとは違う。リユニオンを持っていてもそれは微弱なものだろう。おそらく、地球の力を取り込むなんてしたら、確実にパンクする。」

ガクト「な、なんだよ?驚かすようなこと言うんじゃねえよ。いや、別に俺様ビビってねーけど…」

 

ガクトなどの一部の者たちはそれを聞いて、安心したが…

 

大和「このままならな…ここからはジェノバの二つの能力以外のもう一つの力、異能が関わってくる。最初、これについては元々セフィロスが持っていた素質のように研究員たちは考えていた。だが、俺たちが同じ異能(・・・・)を宿すところを観測して、ジェノバが宿していた能力だと分かった。」

まゆっち「それが…《顕現》…」

大和「そう、この《顕現》により、おそらく作られたのが、この前の…

 

名前は確かカダージュ、ヤズー、ロッズだ。」

 

百代「私も大概だが、なんでもありだなその異能。」

大和「まあな、ただこの生物の顕現がおそらく、神羅に恐ろしい力を与えてるかもしれねーんだが…」

『…?』

大和「まあ、そこは後でいいや。とにかく、この《顕現》はさっき揚羽さんが言ってた。

 

【死者の蘇生】につながってくる。」

 

その瞬間、一気に周囲がざわめき始める。

 

あずみ「なんだと?」

マープル「リユニオンと顕現…確かにこいつがありゃ、簡単に蘇生ができるかもね」

 

誰もが、?を頭の上に浮かべている中、マープルだけは一人頷いていた。

 

大和「ああ、先ほども言った通り奴らのリユニオンはおそらくセフィロスに遠く及ばない。せいぜい、近くの物体から力を吸収する程度だ。

 

だが、力ならある。

 

死んでるような身でありながらオレたちにこれだけの力を送り渡せた。最高の素体がな。」

ワン子「え、あ!」

大和「ワン子も気付いたか?そう、ジェノバだ。やつならば、死んでなお、力を送り渡せるはずだ。そして、そうなった場合、力の送り渡しにより《顕現》の力を瞬間的に高めることもできるはず…そう…

 

死者の魂をこの世に顕現させるほどに…

 

もちろん、普通の人間がこの二つの力を持っているからと言って、死者の魂を顕現させるほどの力が現れてくるわけじゃないが、奴ら…そうだな。思念体とでもいうべきか?おそらく、セフィロスの思いを形にして、顕現させたあいつらなら…

 

セフィロスの復活

 

ていう厄災を起こせるかもしれない。まあ、かもしれないってだけで、正直、推測の域を出ないんだが…」

『……』

 

だが、誰一人として、その推測をたかが推測などということはできなかった。なぜなら、実際に並外れた力をこの目の前の男は自分たちの目の前で見せてきたから…

 

大和「…まあ、ショックなのはわかる。オレも正直、この事実を受け止められるのに、1週間はかかった。けど、そんなに時間を取れない。

 

最高で3日…その間に戦うか、否かの覚悟を決めておいてくれ。」

 

大和はそう言って、締めようとした。だが…

 

百代「おいおい、なめるなよ。弟。どのみちやらなきゃ地球が壊される、そんな脅迫じみたこと言われて私たちが、黙っているとでも?

 

ここは武士の街・川神だ。各々、誇りを持ってこの場に座っている。決闘を生業にしているほどの街だぞ?

 

そこを土足で荒らしておきながら、自分たちの計画は邪魔するな。なんていうような態度示されて、黙っていられるわけないだろうが!なあ、みんな!!」

 

百代のそんな掛け声に押されて、席に着いたものが一様に頷く。

 

史進「まあ、わっちらは川神とは無関係だけど…」

楊志「うちも傭兵稼業…なめられたままじゃ、示しがつかない上に納得いかない。」

林冲「ああ、この戦い我ら梁山泊も参加しよう!」

 

「つーことは、早速戦力供給の準備だな。」

 

『!!?』

 

全員が後ろを振り向く。

 

「あん?なんだ?気づいてなかったのかよ。お前ら…こりゃ、ちょっと心配だな。」

 

そこにいたのは九鬼 帝・現九鬼家当主だった。

 

揚羽「父上、気配が増えたのは気づいておりましたが、今は確か、宇宙エレベーター計画の途中で日本にいないはずでしょう?」

帝「ん、ああ、そのはずだったんだがな。なんか、今、川神が騒がしい、つーからよ。ちょっと、興味がそそられちまって…」

クラウディオ「それで、仕事すっぽかしてこちらに来たということでごさいますか?まったく、相変わらずでございますね。」

帝「そう言うな。クラウディオ!見た所、結構いいタイミングでオレ口をはさんだんじゃねえか?」

ゾズマ「ええ、その豪運には素直に感心しますよ。」

 

皮肉交じりの笑顔でゾズマが答えた。下手したら、こんな重い会話の中で爆弾になりかねない一言だった。ということは当人は理解できていたそうである。

 

帝「はは、そうだろう?ま、とにかくだ。直江大和。」

大和「はい?」

帝「聞くところによると、あと3日で文字通り人類存亡の戦いに臨むってことらしいな?」

大和「はい、それが最高日数だとオレも思ってます。」

 

あちら側が攻めて来る以上、どうしても自分たちは後手に回ってしまう。そのことを計算にいれた上での、計算なので、大和は言い切った。

 

帝「ま、オレも正直そう思うよ。そうなると、今から従者部隊全員に声をかけたとして、集まるのは最高で500人程度だろうな。

さっき、ちょっと過去を見せてもらったが、敵は神羅ということで間違いないとすると、これだと、ちょっと心許ないな。国会の方で自衛隊の協力を仰ぎたいもんだが…そんなことを相手がさせるわけねえ。参ったな。準備段階じゃこっちが不利ってことが決定してやがる。」

 

ワン子「え?自衛隊の協力って仰げないの?」

 

総理が元川神院の弟子だということもあり、人柄を熟知してるワン子は不意にそんな疑問が口から出た。

 

大和「ああ、自衛隊を動かすとなると総理といえど、それなりに理由が必要になる。けど、こっちの理由は端的に要約すると、【宇宙人に地球が侵略されようとしてるんです。】だ。そんなふざけた理由、総理が理解できても他が納得するわけない。だが、嘘をつきなんとか理由を取り付けたとしても、絶対に国会側は呑気に会議を始めて、出動するか否か、決めようとするだろうな。

そうなると、どう考えたって、3日以上はかかる。最悪、会議が終わるまでこちらの動きを監視させられかねない。

総理に事情を話すところまではいいとして、自衛隊に協力を仰いだら、こっちの動きが制限される確率があるっていうことだ。だったら、協力はいっそ仰がないほうがいいだろう?ワン子」

 

スラスラと説明されて、一部の者たちはなるほど、と納得した。

 

帝「よく、スラスラと説明できるもんだ。素直に感心するぜ。」

大和「ええ、まあ、慣れてますから…ところで一つ純粋な質問なんですが、実際、神羅はどれほどの企業なんですか?」

ガクト「っていうか、神羅が敵って何だよ?そもそも!」

大和「あれ?言ってなかったか?」

 

そのとき、ほとんどの者が顔を頷いたので、本当に言ってなかったのだと分かると、

 

大和「まあ、そのままの意味だ。あの実験を行ったのは、

 

神羅カンパニー…

 

確か、軍事という一点のみでは九鬼を凌駕しているんでしたよね?」

 

九鬼ビル内部で大和がそんなことを口走ると、だれもそれに反論せず、

 

帝「ああ、正直いうと、ヤツらは確かに軍事において、俺たちを凌駕してるぜ。だからこそ、オレはあんな実験ができるとしたら神羅しかいねー。と見切りがつけることがてきたんだが…」

揚羽「軍事顧問である我としては歯がゆい物がありますが…」

 

と、苦々しい表情をしながら、答えてくれた。

 

帝「まあ、今そんな話をしても仕方がねー。とにかく、戦力供給の準備を早めにしねーとな!とりあえず、これで会議はお開き、時間がねーのは確かだが、コンを詰めすぎるといけねー。わりーが、また後日、直江大和にはここに来てもらうってことでいいか?」

大和「ええ、俺も正直限界だと思います。さっき、実は締めようとしてたので。」

 

会議室の真上にある時計を見ると、すでに午前0時を回ろうとしていた。

 

帝「つーわけで、今回はこれで解散!また、後日よろしくな!」

 

帝がそう言うと、全員が席を離れ帰路に着く。ここら辺はさすがのカリスマということだろう。

 

九鬼ビル前

 

直江大和も帰路に着こうと、相棒のフェンリルに乗り込もうとする。すると、

 

百代「ほっ!」

大和「のわ!」

 

百代がいきなり、後ろから抱きついてきた。

 

百代「ふっふっふっ、修行が足りないようだな弟よ。私の存在に気づかないとは!」

大和「意地悪なことをいうなー。気づいてるの分かってて、タックルしてきたのそっちだろう?」

百代「ふ、まあな。私がタックルしたら避けないかなーと思って、試してみたんだが…」

大和(そりゃ、避けないよ…)

 

大和の目の前には愛車のフェンリルがあり、車がぶつかってきたら、その車を弁償しなければならなくなったなどという特異な現象が起きた彼女のタックルなどかわせば、フェンリルがどうなるかなど、一目瞭然である。

 

大和「で、なんだ?まだなんかあるのか?」大和

百代「ああ、まあ、そうだな。ジジイからの言伝だ。大和」

大和「学長からの?」

百代「ああ、戦いが始まるまでの三日間川神院の方で寝泊まりしないかって」

 

大和「はっ?」

 

今度は大和が呆然としてしまった。




まさかのお泊まりイベント発動!では、感想よろしくお願いします。
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