真剣で私に恋しなさい ACC (アドベントチルドレンコンプリート)   作:ヘルム

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前回の宣言通り、今回で戦闘に入る予定だったんですが…ちょっと長くなりそうなので切りました。

あ、でも、同時に二話投稿しているはずなので、二話目はキッチリ戦闘に入ってるのでよろしくお願いします!


開戦

九鬼ビル 社長室

 

発進するシエラ号を見つめる二つの影がそこにはあった。

 

帝「行ったか?」

ヒューム「はい…」

 

帝の側に立っていたヒュームはどこか不安が宿るような目でシエラ号の発進を見送っていた。

九鬼帝はその視線に気付いたのか。

 

帝「何だ?まだ若者のことを頼りないと思ってんのか?大丈夫だって!現にこの前のマープルとで起こした真の武士道プランだっけか?それも失敗に終わらせることが出来たじゃねーか!」

ヒューム「それは別にいいのです。まあ、不安かどうかと言われればそれについても多少は不安ですが。もう、解決したことですしね。…が、あの赤子、直江大和が言っていたことは本当に起こるのか。それが不安でして…」

帝「さあ?だが、起こると思うぜ!」

ヒューム「その根拠は?」

帝「俺の勘だ!!」

ヒューム「はあ…」

 

聞き流すことにしたヒュームだが、決して今の言葉を蔑ろにしたりはしなかった。何せ、今まで予想もつかないことを言っては次々と事業で成功を修めたのが、九鬼帝という男である。そのほとんどが自分の感覚に任せているというのだから、あのヒュームが無視できないのはむしろ当然である。

 

シエラ号内部 操縦室 40分後

 

ユキ「わあー、スゴイスゴーイ!」

ワン子「ホント!速いわーー」

クリス「うわー!マルさんにも見せてやりたかったなー!」

 

我らがマスコットsは子供らしくはしゃいでおり実に微笑ましい限りである。いや、本当に。

 

大和「…なんという緊張感のなさ。」

 

周りの皆を見て、そんなことを口にした。

 

揚羽「うむ、やはりお前が淹れる紅茶はいいな!小十郎」

小十郎「ありがとうございます!!揚羽様ー!」

揚羽「耳元で叫ぶな!やかましいわ!」

 

揚羽が小十郎のアゴに向かってアッパーカットを食らわせた。

 

小十郎「ぐは!!揚羽様ー!」

 

いつもの他愛ない出来事の横で他の従者たちも揚羽に勧められ、小十郎の紅茶を飲んでいた。

 

クラウディオ「ふむ。相変わらず、紅茶の味だけはいいですね。この紅茶のように他の仕事もちゃんとできてくれると助かるのですが…」

ゾズマ「ふっ、それが簡単にできていたら周りの我々は苦労しないさ」

あずみ「相変わらず辛辣だな!ま、同意見だけどよ。」

ステイシー「うーん、どうも紅茶ってのは合わねーな。コーラねーの。コーラ。」

李「コーラはそこの甲羅の上に置いてありますよ。ステイシー」

ステイシー「…おい、まさか、そのギャグのためだけにその邪魔くせー亀の甲羅持ってきたのか?」

 

見ると、絶妙なバランスで甲羅の上に置かれているコーラ瓶があった。

 

李「笑っていいんですよ」

『……』

 

梁山泊&学生組はババ抜きをしていた。こちらは戦いの前にシコリは無くしておく必要があるだろうという考えでやったので、まあ、別に問題ないだろう…むしろ、団結力をつけることができるだろうと思えるし…と大和も考えていた。

実はこの前にもいくつかトランプでゲームしてたのだが…一位は必ず決まっていた。

 

燕「わーい!また、一ばーん!!」

義経「あー、また、負けてしまった。」

公孫勝「ぐぬぬ、こんなのおかしい!なんでずっと同じヤツが一位なんだよ!」

燕「ふふん、それはね実力だよん♪」

楊志「うーん…ちょっと、動きを真似してみたけど全然ダメだね。動きは関係ないみたい。っていうか、パンツ補給してないのにコピーしたから、補給が必要かも。林冲〜」

林冲「うぇえ!そんな!せめて、場所を移してからにしてくれ!」

葉桜「…アレって何やってるのかな?」

武松「ああ…楊志は女の子のパンツが大好きでな。いつも、ああやって、女の子のパンツを抜き取っては顔にはめたりするんだ。」

弁慶「ああ、なるほど、変態ってわけか。」

史進「っていうか、那須与一はどこ行ったんだよ?」

義経「なんか、馴れ合うのは好きじゃないとかで、風を感じてたいから上に行くって言って上の方に…」

史進「なんだそりゃ?」

弁慶「気にしないで。あいつはいつもこうだから。」

 

川神水を飲みながら、シュンとしている義経を見て、弁慶は与一(あいつ)後で締めようと思ったのであった。

 

大和の感想的には、まあ、別に行き過ぎてないしいいかというのが感想だった。ここまでは(・・・・・)

 

キャップ「うひょー!!すげえな!」

モロ「うん!雲が割れていくのを窓越しのこんな近くで見ることができるなんて!僕は今!猛烈に感動している!」

ガクト「お、今の雲の形、なんか尻に似てなかったか」

準「イヤ、アレハヨウジョノカオダロウ」

冬馬「(受け答えができるようになっている。ということはわずかに戻ってきてますね。)っというか、なぜ同じ雲がそのように見えるのですか?あれはどちらかというと中性的な男の方のモノに似ているでしょう。」

 

一体何を見たらそんな答えが飛び交うのか疑問だが…

 

更に百代と京は…

 

京「はい、大和アーン。」

百代「あ、こら、こっちの生クリームがいいよな〜弟!」

 

従者部隊に頼んで作ってきてもらったパフェとケーキを自分に食べさせてくれていた。

なんというかもう…

 

大和「カオスだ…」

 

なんで、自分が一番親しくなっている相手に限ってこんなことになってるんだろうか?そんなことを考えていた大和であった。

 

そして、最後にまゆっちが何をしていたかというと

 

まゆっち、松風「従者部隊が100人、更には他にも様々な方が乗っている!これはお友達を作るチャンス!!」『goだぜ!!まゆっち!まゆっちなら行ける!必ず目的を達成できるはずだぜ!!』「はい!黛由紀江参ります!!」

 

…やっぱり、カオスだった…

 

そんな時間が到着まで続くのかと思っていたが…

 

《随分と楽しそうだね…諸君。》

 

『…!!!?』

 

突如、しわがれた老人の声が聞こえてきて、大和は顔を渋り、それ以外の者たちは驚きで顔を染めていた。

 

大和「この声は…てめえか。宝条?」

 

神羅ビル 会議室

 

宝条「その通り!よく私だと分かったね。」

大和《あの時、皆の分の墓を作ったつもりだけど。てめえの死体だけなかったからな。それに…間違えるわけねー!その胸糞悪い声を!》

 

最後の方に怒気を込めて大和は言い放つ。

 

宝条「ああ、君のジェノバ細胞の覚醒の仕方は少しかわってたからね。接触することは多かったね。…いや、お陰で素晴らしい結果を見ることができた。」

 

くっくっと笑いをこらえながら、宝条は言い放った。

どうやら、それが沸点になったらしく…

 

百代「…で、一体何のようだ?」

 

百代が静かに宝条に聞いた。

だが、臆することなく今度は別の男の声が聞こえてきた。

 

《やあ、私の名前はルーファウス神羅。神羅カンパニーの社長の立場の者だ。なに。せっかくきてくれる、ということだ。こちらとしても、最大限のおもてなしをしなければいけないだろう?》

 

そういった瞬間、雲から数機のシエラ号によく似た外見の軍用機が上がってきた。

 

従者部隊A「報告します!地上から大量の軍用機が発進されてるのを確認!まだまだ来ます!」

ルーファウス《歓迎しよう!九鬼とそして川神、梁山泊の者たちよ!ようこそ!神羅へ!》

 

ブツっとジャミングされていただろう通信が切れた。

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