真剣で私に恋しなさい ACC (アドベントチルドレンコンプリート)   作:ヘルム

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すみません。今回、30話から更新してますから、最後の方を読んでる方。30話から読んでくれると助かります。


空での闘い

揚羽「状況は!?」

従者部隊A「未だ、下からの攻撃が止みません!第二撃来ます!」

揚羽「なんだと!?」

 

揚羽は驚いていた。今自分たちは戦争中ではあるが、下の住民たちは何も問題なく暮らしているものだと自分は考えていたためである。なので、下からの攻撃と言っても、目立たない程度にミサイルをある程度牽制の意味で放てば、それで終わりだと考えていた。だが、未だ下からの攻撃が止まない!なぜか?

その疑問はすぐに解けた。

 

従者部隊B「報告します!どうやら神羅カンパニーは今回のためにここら一体、特に高速道路を中心に買い占めたようです!」

揚羽「なっ!?」

 

つまり、騒ぎを起こさないように暴れてるのではなく、騒ぎを起こしても問題ないように事前に策を打っていたということ。だが…

 

揚羽(まだ、青森上空のはず。方館(はこだて)までそう遠くないとは言え、ここら一体を買い占めるなど、九鬼でも容易にできることではない。)

大和「敵がそれだけ本気ってことですよ。揚羽さん。」

揚羽「っ!!?」

 

いつの間にか自分の横に立っていた大和が話しかけてきた。

 

揚羽「…さっきのお返しというわけか?全く、さすがに驚いたぞ。」

大和「すみません。ただ揚羽さん、この攻撃、多分下で抑えでもしない限り、増えていくだけです。」

揚羽「ああ、だから対策を…直江大和、まさか!」

 

さすがの頭の回転の速さからすぐに大和が何を考えているのか分かった。

 

大和「ええ、そうしないとこの船本当にヤバそうなんでね。」

揚羽「…気をつけろよ!」

大和「はい!」

 

そう言って、揚羽の元から離れていく大和、そして、相棒のバイクに合図をして、出入り口の、方へと近づく。

 

大和「行くぞ!フェンリル!!」

フェンリル《了解した!!マスター!!》

百代「どこ行く気だ?大和。まあ、言わなくても大体分かるが…」

 

大和が百代の声のした方向を見ると、百代の後ろで風間、葵ファミリーや同じ学び舎の仲間が心配そうに見つめていた。

 

大和「…ああ。どの道こうしなきゃ、危なくて仕方ないと思うしな。」

百代「そうか。分かった。揚羽さんも言ってたが、気をつけてな…」

大和「…ああ。後でな!」

 

大和はそう言うと、シエラ号の出入り口を思いっきり開ける。そして…

 

思いっきり飛び降りた。

 

大和「よし!んじゃ、改めて…行くぞーー!!!フェンリル」

フェンリル《ああ、マスター!!》

 

落ちていく大和と相棒のバイクのフェンリル、敵は近代兵器の大群。もしも、一瞬でも気を抜けば大和とてただでは済まない。

 

青森上空

 

最初に来たのはミサイルの大群だった。どれもこれも最新の兵器ばかり、

 

大和「ふっ、確かにこれは本当に軍事部門だけ言うなら九鬼を超えてるな!」

 

言いながら、フェンリルから大剣を一本引き抜く。

そして…

 

大和「はっ!」

 

まず、最初のミサイルを両断する。次に隣のミサイルを横から切り、その次に隣のミサイルを…だがいくらやっても治まる気配がない。

 

大和「ちっ、メンドクセーな!!」

 

すると、ミサイルの一つを足蹴にして、軽く飛び上がる。

身をクルンと翻し、ミサイルの方に頭を向けると体を中心に剣で体を回し始めた。

 

大和「行くぞ!画龍点睛」

 

この技には二つの型がある。一つは、大剣の切先から竜巻を作り出し、相手にダメージ与えるとともに動きを止める型。

 

もう一つは自らを中心に大剣を回転させて連撃を放つ型。それらを応用すれば、

 

自分を中心に竜巻の流星を作り出すこともできる。

 

大和「うおらあぁぁー!!」

 

竜巻とミサイルの大群がぶつかる。直後に

 

とてつもない爆発が起こる。

 

シエラ号

 

ワン子「きゃー!」

クリス「うわわ、なんだ!?」

 

下からとてつもない爆風が来た影響でシエラ号が大きく揺れる。

 

従者部隊A「ミサイル反応が同時に大量消失しました。これは…」

揚羽「うむ!この隙に進め!九鬼の力を神羅に思う存分見せつけてやれ!!」

従者部隊全員「はっ!!」

 

従者たちが全員同時に動き出す。

 

公孫勝「なあ、大丈夫なの?大和のヤツ。」

 

そんな中、意外というべきなのか公孫勝が大和の心配をしてきた。

 

百代「大和は約束は必ず守る。そういうやつだ。」

公孫勝「…ふーん。」

 

興味なさげにしながらも、少しだけ心配そうな瞳を公孫勝はしていた。

 

史進「おっ、珍しいな。マサルが人の心配をしているなんて。」

武松「それほど、直江大和と仲よくなれたということだろう。公孫勝は可愛いからな!」

楊志「…あれを可愛いと思える武松にはちょっと尊敬しちゃうな〜」

林冲「それよりも皆行くぞ!どうやら、相手の軍用機はこちらに攻撃を仕掛けてくるつもりらしいしな。この船は私が守る!」

燕「ああ、大丈夫だよ。林冲。」

林冲「えっ?」

 

ババ抜きの甲斐あってか、もうすっかりお互いの確執は無くなり、川神学園の学生と梁山泊は気軽に話せるようになるまでなった。

 

燕「だって、モモちゃんが今さっきもう外に出たし」

 

シエラ号 屋外エリア

 

百代「この船と同じようなのが…1.2…まずは5艇か…では…」

 

パキパキと手を握るような形で指を鳴らした後、

 

百代「一掃するか!」

 

勢いよく飛び出していく百代、それと同時に向こうからもミサイルが発射される。

 

百代はまず、一番最初に着弾するであろうミサイルに狙いを定めると、

 

百代「うおおおお!!」

 

なんと、そのミサイルを足蹴にして、誘爆させた。

 

次から次にミサイルを足蹴にしながら、一気に飛空挺へと近づいていく。

ドカン、バコンと足蹴にされたミサイルたちは音を立てて爆発していく。

 

神羅 飛空挺

 

神羅兵「ほ、報告します!敵、川神百代は現在ミサイルを足蹴にしながら、こちらに向かって前進中!!」

神羅兵長官「そんなものは言われずとも分かっている!!」

 

神羅兵長官である彼は長官という立場の通り、神羅に長く在籍しており、そのため色々な敵と戦ってきた経験があると自分の中で自負してきた。

だが、幾ら何でも、半ばハードルのような感覚でミサイルの嵐を突っ切ってくる敵になど会ったことがあるはずなかった。

なんとかしてあの怪物を止める手段を思いつかなければ、こちらは終わる。そのため色々と模索していると…

 

神羅兵「長官!!」

神羅兵長官「なんだ!?今、私は忙しいんだ!邪魔するな!」

神羅兵「ですが…もうすでに来ています!川神百代が!」

 

神羅兵長官「は?」

 

それが、最後だった。その飛空挺はガコンと大きく揺れたかと思えば、一気に爆発音を立てながらそこら中を火の海にしていき、墜落していった。

 

百代「まず、1艇」

 

飛空挺から離れると百代はそんなことをつぶやいた。




なんで、ディシディアと普通の本編とで、技の形が違うんでしょう?(画竜点睛のこと)
まあ、完全にアレだと表現しづらいからかもしれないですけど…
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