真剣で私に恋しなさい ACC (アドベントチルドレンコンプリート)   作:ヘルム

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かなり長くなりました。では、どうぞ!
最初の方は話していることが多く、うんざりするでしょうから、部分を読めば、内容は頭に入るので、よろしくお願いします。


川神の人外

シエラ号 屋外スペース

 

百代たちがバハムートの戦いに赴いた直後のことである。

 

あずみ「揚羽様!あのドラゴン以外にも、人ならざる気配を漂わせたものたちを確認いたしました。その中の一部はこちらに留まっていますが…」

揚羽「他は、川神に向かった…と言ったところか?」

あずみ「はい…」

 

あずみはそう言われた瞬間、一瞬影をかざしたかのようなくらい表情になった。

揚羽はその表情に気づくと、

揚羽「英雄が心配か?あずみよ…」

あずみ「っ!?も、申し訳ありません。これから、戦いに集中しなきゃならないという時に…」

揚羽「よい。お前は忠義者だからな。あのような者にあちらに行かれたとあっては、不安になるのも仕方ないだろう。」

 

揚羽はあずみに慰めるように言葉をかけた。

その後、下の方を見つめると、

 

揚羽「だが…まさか、ここまで大和の悪い予感が当たってしまうとはな…正直言ってここまで来ると我でも魔法か何かだと思えてしまうな。」

 

2日前 神羅ビル

 

帝「川神(ここ)に、せっかく集めた従者部隊の精鋭たちの半分を置いておく?そりゃまた、なんでだよ?」

 

最初の会議を行った場所で、大和は帝に相対しながらこう進言したのである。

 

大和「言う必要はなかったので言わなかったのですが、元々、このジェノバプロジェクトというのは、九鬼の従者部隊に対抗するために神羅が出した…言わば対抗処置のような物だったと言う風にも、このレポートには書かれていたんです。」

 

そう言いながら、大和は会議の時に出したレポートを帝に見せながら進言し続ける。

 

大和「こう言ってはなんですが、九鬼の従者部隊は自分から見ても、万能だ。だからこそ、対抗するために神羅はその従者部隊と同等の力を発揮できる者たちが欲しかった。

 

そのため、ジェノバ細胞の能力はまさに棚から牡丹餅と言った感じだったのです。そうしてジェノバプロジェクトを進行するに至った。

 

九鬼に対抗する…ただ、そのためだけに!」

 

若干の怒りを匂わせるような口調で大和は言葉を紡いだ。

その後、ハアと息を整えるかのように深呼吸すると、

 

大和「だから、自分は今回の戦い、九鬼に対抗するため、という、若干子供じみた理由で、神羅が九鬼(・・・・・)に兵をよこす確率もあると踏んでいるんです。」

 

帝「ふーん、だけど、それだけじゃないだろう?従者部隊をここに留めておきたい理由は?」

 

大和「っ!?」

 

思わず、ギクリときた大和は帝のそんな言葉に対して、驚愕の表情を示した。

 

大和「…別に隠す気はなかったし、今から言うつもりでしたけど、なんで分かったんですか?」

帝「ん?勘だ。」

大和「……」

 

この瞬間、大和は直感した。ああ、この人キャップ(風間翔一)と同じタイプの人間なんだ…と

 

大和「…まあ、いいや。それでもう一つの理由なんですが、正直これは臆測にすぎない上に、自分も自身がないのですが…この戦い、多分、生物兵器に近い強大な何かが使われることがあるような気がしてならないんです。」

 

帝「何かっていうのは?」

 

大和「…実はオレ、少し前にドイツに行きまして、そこでカダージュたちに襲われたんです。1対3という正直キツイ状況でしたが、とりあえずなんとかなりました。

 

…けど、その時、あいつらの攻撃の中に気でできた黒い獣のような者による攻撃があったんです。しかも、まるでカダージュたちが気により顕現させたかのようにアレは現れました。」

 

帝「…何だ?そりゃ?」

 

大和「わかりません。ただ、分からないからこそ、アレには異様な可能性を感じざるをえませんでした。」

 

帝「なるほど。だから、ここに従者部隊の者を半分ほど残らせよ。というわけか…確かに、もしも、川神が襲われた時、実力者がいない、じゃあ川神は火の海だろうな。」

 

そこで、両者、息をつくように用意された紅茶を飲むと、

 

大和「ええ。ですから、半分はここに残り、しばらくして、何の異常もなければそちらも進軍してください。

 

これと同じような内容は学長たちにも話します。

学長たちにもここに残っていただき、ココを守ってくれと進言するつもりです。」

 

帝「しかし、そうなると、そちらに行く者たちが手薄とは行かずとも、かなり戦力が削られるだろう。そこを、神羅全軍で狙われはしないか?」

 

大和「いえ、それはないでしょう。タークス、カダージュ、さらに生物兵器に近い何か、これだけの者たちを100%の状態で戦わせるとなると、あちらも戦力を削らざるを得ない。

 

なぜなら、カダージュたちに関しては協力関係であっても、味方ではないと言った感じだし、生物兵器に近い何かに関しても、アレは顕現させた者のみの命令を聞くといった感じだった。

 

そんな物を自分たちの近くで戦わせるとなると、リスクが大きすぎる。削るくらいなら、こちらに戦力を回した方がいいと思うのは自然でしょう。」

 

帝「なるほどな。確かに言えてる。…しかし、随分と頭が回るな。元々頭が回るヤツだとは、紋や英雄から聞いてたが…」

 

大和「…この戦いは…自分の未来を決める戦いといっても過言じゃありませんから、だから、最悪の事態をずっと考え続けて、それに対処しようと思ってるだけです。」

 

そんなことを大和はどこか遠くを見つめながら呟いた。

 

現在 九鬼ビル

 

帝「…なんていうこと言ってたよ。最悪の事態を考えるっつーのが、こういう場面では一番役に立つんだがね。」

ヒューム「謙遜を通り越して、お前たちには思いつかないだろうという嫌味を言われた気すらしますな。それは…全く、あの赤子は…」

帝「にしても、赤子扱いなんだな?俺から見てもあいつの強さは川神百代やお前と同等かそれ以上に見えるがな…」

ヒューム「いくら強くても、この間の決闘のように優しさを利用されて勝ちをもぎ取られる者など赤子同然です。」

帝「はは、手厳しいな。…さて、もうそろそろ来る頃か。揚羽の方から連絡があったからな。」

 

そう言って、帝は九鬼ビルの社長室から空を見上げる。

 

ヒューム「すでに紋様、英雄様、局様を九鬼特製のシェルターに避難させました。帝様も、お早く。」

帝「あー、俺は〜…いや、いいや。」

ヒューム「!しかし、それでは…」

 

帝「揚羽が戦ってるつーのに、親であり、九鬼最高責任者でもある俺がこの戦いの行く末を見ないわけにもいかないだろう。大丈夫だ。お前らには迷惑はー…悪い、ちっとかけるかもな。」

 

ヒューム「…いえ、わかりました。それでは、私は敵が近づいてきているので…」

 

そう言って、ヒュームは社長室を後にした。そして、すぐ近くの従者たちに声をかけると、

 

ヒューム「おい、お前ら!帝様は予定変更でここで御守りする。帝様に何かあってみろ…俺の蹴りで串刺しだ。」

 

そう言われた従者たちはガクガク震えながらも、了解の意を出すように、首を縦に振った。

立場では上でも、やっぱりヒュームには敵わないと本能が叫んでいるのである。

 

その反応に満足したのか、フッと鼻で笑ったヒュームは会議室のすぐ近くの窓から飛び降りた。

 

高さ100m以上の高さから落ちたヒュームだが、何事もなかったかのように地面にふわりと着地した。

 

そして、空を見上げ、

 

ヒューム「来たか…」

 

パカラ、パカラと馬蹄の足音のような音が空中(・・)から響く。そのことに対して、訝しんだヒュームだったが、すぐにそんな疑問は消えた。

別に納得したわけではない。

ただ、ここからは戦闘以外に気をとられてはダメだと、本能が察知したのだ。

そして、雲の中から、一騎の角の生えた鎧を被った巨大な騎士が巨馬に跨りながらこちらに向かってくるのが見えた。

 

パカラ、パカラと相変わらずどうやって鳴らしているのか疑問の残る物だが、その鎧騎士は馬を着地させた。

 

ヒューム「…なるほど。確かにこの気配、人間じゃないな。お前がこの九鬼に侵攻しようとした愚かな神羅の手先だと考えていいんだな?…と、言葉が通じる訳…」

オーディン【いかにも、我が名はオーディン。我ら召喚獣の中でバハムートに次ぐ強さを持つ者なり。】

ヒューム「!?…ほお、驚いたな。言葉が通じるのか?」

オーディン【そういう貴様は何者だ?】

ヒューム「…ふむ、確かにそこまで律儀に名乗られてはこちらも名乗らざるを得ないな。

 

九鬼従者部隊 997位 ヒューム・ヘルシングだ。」

 

オーディン【?997位だと?何だ?お前ほどの者が997位だというのか?どうやら、九鬼というのは、随分と鈍った目を持っているようだな。】

 

その瞬間、カッターのような蹴りがオーディンの顔前に迫り、オーディンは驚きながらも、その蹴りを持ち前の盾でなんとか防ぐが、馬ごと後ずさりするのを余儀なくされる。

 

オーディン【ぬ…ぐ!?】

 

ヒューム「おい…」

 

その瞬間、オーディンが見たのは仁王にも似た幻像、だが、それが闘気によるものだと分かり、改めて見ると、そこには明確な怒りを宿し立っている金髪の老執事が立っていた。

 

ヒューム「…貴様に事情を分かれとは言わん。言ったところで主の名に傷をつけるだけだしな。…だが」

 

自分たちが起こしたクーデターに近いあの騒動に対して、責任を取らされ、ヒュームは0番から一気に997番まで落とされてしまった。

そのことについては自分に非があることを認めているヒュームは気になどしていなかった。

だが…

 

ヒューム「我が主を侮辱するような発言はここではやめておけ…でなければ、貴様は…

 

俺の蹴りで串刺しだ!」

 

刺すような殺気を放ちながら、ヒュームは目の前の鎧騎士を睨みつける。

 

オーディン【ふ、面白い。やってみろ!】

 

そういった瞬間、オーディンはどこからか飾り気のない真っ直ぐな大剣を出し、一気に馬を走らせ、ヒュームの方に駆けて行った。ヒュームもそれに呼応するかのようにオーディンと元へと駆けていく。

 

オーディン、ヒューム『むん!』

 

ちょうど、中央でヒュームの回し蹴りとオーディンの大剣がぶつかり合う。

ガキーンという甲高い音の後の一瞬の静寂、そして、その後、遅れて巨大な力の爆発が起きた。

 

整備された道路、周りのコンクリなどが、発泡スチロールのように砕け、舞っていく。その爆発が終わった後、両者は距離を取った。

そして、また、跳ね返るかのように激突していった。

 

ヒュームvsオーディン

 

釈迦堂「おおっと、何だ?今のありえねーくれーの気の爆発は?」

 

釈迦堂は今日も梅屋で元気にバイトをしている。

ちなみに梅屋というのは飽きやすい釈迦堂に唯一適合した職種の牛丼屋で、そのため彼は自らの仕事に満足感を持っている。

そんな中で楽しく仕事をしていると、いきなりとんでもない気の衝突を感じたのだ。

 

釈迦堂(今のは…ヒュームの野郎か?これほど、気を撒き散らしてるってことは、相手はそれほどのものっつーことかよ?…何だ?なんか騒がしいとは思ってたが、なんか知らないうちに、随分と楽しいことになってんじゃねーか!ん?)

 

ふと、気づいた。自分がいる方向の近くにえらく大きな力が来ているのを…

 

釈迦堂「…店長。」

店長「ん?何かな?」

釈迦堂「悪いんですけどね。今日ちょっと早く上がらせてもらっていいですかね?」

店長「?何だ?珍しいね。釈迦堂君。まあ、いいよ。君にはいつも来てもらってるからね。今日1日くらいなら…」

釈迦堂「そうですか。そんじゃ、スンマセンけど、お暇させてもらいますわ。」

 

そう言って、釈迦堂はさっさと身支度を済ませ、そそくさと店を出て行くと、

 

えらく大きな力を感じた方へと、ダッシュで急いだ。

5分かそこら経った頃、釈迦堂は山の中へと入っていき、大分進んだところで立ち止まった。

この辺りが、今、空から落ちてきている何かが落ちるはずの場所だと、釈迦堂は推測している。

 

釈迦堂「さぁーてと、鬼が出るか蛇が出るか…一体、なにがこっちに近づいて来やがってんだ?」

 

そんなことを言っている間に、釈迦堂の眼前に火の玉と言うには巨大すぎる何かがこちらに飛んできた。

釈迦堂はソレを落ち着きながら、跳んで躱した。

地上に落下したソレは勢いよく爆発し、

そして、その後、釈迦堂が見たものソレは…

 

釈迦堂「…何だ?こいつは?」

緑色の筋骨隆々とした肉体、そしてソレに合い過ぎている二本の巨大な角。

 

はっきり言って、悪魔だ。と言われれば、10人が10人頷くであろうというほどに異様な姿だった。

その右の巨腕にはこう刻まれていた、イフリートと…

 

イフリート【バオオオオオオオ!!】

 

咆哮を発した瞬間、あたり一面の森が文字通り一瞬で火の海と化した。釈迦堂はソレを気で防御するが、

 

釈迦堂「あちちち、こりゃ、とんでもねー。本体が本気を出した場合どうなっちまうんだ?」

 

直後、緑色の巨腕が目の前に迫る。

 

釈迦堂「うお!」

 

釈迦堂はギリギリで避けるが、頰にその一撃が掠めただけで釈迦堂の肌は軽い火傷を負った。

 

釈迦堂「あぶねーな。おい!襲って来るなら襲ってくるでそう言いやがれ!…って、そうだった。お前のほうは、もうとっくに戦闘態勢だったよな。なのに、俺の方がおめえの登場の仕方に圧倒されちまって反応が遅れちまったんだ。我ながら情けねー。相手が誰であろうと俺にとっちゃ、

 

闘えりゃ、それでいいっていうのによ!!」

 

瞬間、獰猛な笑みを浮かべた釈迦堂は自身の巨大な気を解放する。

 

イフリート【ブオオオオオ!!】

 

イフリートはそれに呼応するかのように、雄叫びを上げる。

 

釈迦堂「はっはぁ!そんじゃあ、来いよ!」

 

緑色の巨腕と黒い気を帯びた腕が交差する。

 

釈迦堂vsイフリート

 

川神院

 

一方こちらでは、ルーと川神鉄心が三体の召喚獣と顔を合わせていた。

一体は老爺のような様相に長い髭が特徴の召喚獣、

もう一体はシマウマのような模様を体に施し、1本の巨大な角と鬣にはやたらジャラジャラと着飾っているのが特徴的なユニコーン型の召喚獣、

そして、最後に青白すぎる肌と氷の結晶をそのまま糸にしたかのような髪の毛とそれを束ねる光輝く髪留めが特徴的な女性型の召喚獣だった。

 

上からラムウ、イクシオン、シヴァと額、胴体、左腕に刻まれていた。

 

鉄心「…ルー、やっぱり、ワシそっちの姉ちゃんと戦いたいんじゃがのー…」

ルー「…そんな下心にまみれた目で言われてOKを出すわけないでしょウ。ダメでス!」

鉄心「ちぇっ、ケチじゃのー。ルーは…しかし、なんじゃの?ワシらは孫子の代まで雷に呪われでもしとるのかの?

どれに当たるのかが分からなかったとは言え、まさか二体も雷を宿す者が来るとはの…」

 

そう言って、ラムウとイクシオンの二体を見る。二体はまるで、外敵を一切近寄らせないかのような様相で、雷を結界のように撒き散らしている。

 

すると、そんな視線に気づいたのか、

 

ラムウ【貴様が、川神鉄心か?】

 

と重苦しい威圧感を放つような声を言いながら、鉄心の方をラムウは見下ろす。

それに対し、鉄心は何の気なしに…

 

鉄心「なんじゃ、お主、喋れるのか?如何にもそうじゃが?」

 

と答えた。

 

ラムウ【そうか。我が名はラムウ、そして、この傍らにいるのが、イクシオン…2対1で卑怯だとは思うが、貴様の相手は我ら2体がやらせてもらう。】

鉄心「…なんじゃい?そんなことかい?

 

心配せんでも、お主らのような小童、ワシ一人で相手する気だったから、安心せい。」

 

と不遜にも鉄心は堂々と強大な力を持つ2体の召喚獣に向かってそう言いのけた。

ラムウとイクシオンはそんな対応の仕方に苛立ちを感じ、殺気とともに鉄心を睨みつけたが…やはり、鉄心はそんなものどこふく風といった調子で…

 

鉄心「それじゃ、ルー。川神院のこと、頼んだぞい!」

 

そう言った瞬間、鉄心は空高くへと飛んだ。

ラムウとイクシオンもそれを追うように飛んで行った。

 

鉄心は地上から十分距離が離れた瞬間を見極め、

 

「顕現の参・毘沙門天!」

 

闘気で出来上がった巨像の踏み蹴りを食らわせる。

0.001秒の一瞬で食らわせる闘気の攻撃。

その攻撃をラムウたちは、電撃を放電する形で爆発させ、威力を削ぐ。普通なら、ラムウたちも食らっていただろうが、さきほどから、自分の周囲に電気を張り巡らせていたラムウたちはなんとか、その一瞬に出てくる攻撃に対し、反応できていた。

とは言っても、ダメージを食らってないわけではないので、一瞬落とされたところで、なんとか立て直す形で再度鉄心に睨みを利かせた。

 

それでも、鉄心にとっては驚きであったため、

 

鉄心「こいつは…ちょっと苦戦しそうだぞい。」

 

と呟いた。

 

鉄心vsラムウ&イクシオン

 

ルー「了解でス!総代!…さて…」

 

ルーは改めて目の前にいる女性型の召喚獣に目を向ける。

 

シヴァ【クスクスクス】

 

一方のシヴァは、何がそんなにおかしいのかわからないが、ずっと笑い続けていた。

 

ルー「ふぅ…笑っているぐらいなラ、早々に退いて欲しいものだネ。私としては無駄な戦いは極力避けたいんダ。」

シヴァ【すぅぅううぅ】

 

だが、そんなルーの言葉には一切耳を傾けずシヴァは息を吸い込む。そして、

 

シヴァ【ビュウウゥゥウ】

 

一気にそれをとてつもない冷気として吐いていった。

シヴァの足元から順に地面が凍え、氷の柱を立てていく。

しかも、その大きさが半端じゃない。あっという間に2メートルほどになると、ソレはまるで津波のようにルーの方へと襲いかかっていく。

 

ルー「退く気はなしか…仕方がないネ。」

 

そう言った瞬間、ルーは構えを取り、

 

ルー「ファイヤーストリーム!!」

 

炎を纏いながら勢いよく、氷の柱へと突進していった。

ルーが纏った炎と氷の柱が激突した瞬間、勢いよくその氷が水蒸気となって、周りを覆っていく。

だが、あまりにも、そのスピードが速すぎる。もはや、水蒸気の暴威と言っても過言ではない。

その水蒸気に半ば押されるようにルーとシヴァは後ずさりをする形となる。

 

ルー「…これは修行僧たちを川神院から出しておいて、正解だったネ。私の攻撃で大火傷なんていうことになったら、川神院師範代として、恥晒しダ。」

 

わずかに汗を垂らしながら、ルーはそんなことをつぶやく。

 

ルーvsシヴァ

 

これより、川神にて文字通りの人外と人外の人間が相対する。




今回はオーディンの馬つながりで鉄心の相手にイクシオンを追加しました。正直言って、ちょっと無茶したかなーと思ってるのですが…
それと、聞きたいのですが、この召喚獣戦、別に経緯を書かなくても話を進めることができます。
これから何度かそういうことがあるので、その度に聞いていこうと思うのですが、この召喚獣戦、詳しくやって欲しい人手を挙げてー!はーい!

ということで、感想とともにそのあたりよろしくお願いします。
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