真剣で私に恋しなさい ACC (アドベントチルドレンコンプリート)   作:ヘルム

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ヤズーvs梁山泊

2009年11月10日 梁山泊

 

林冲「楊志ー、また、私のパンツをとったなー!」

楊志「うおーっしゃー!!」

史進「おーおー、やってる。やってる。」

 

愉快に走りまわっている。林冲と楊志をみて、史進はつぶやく。

 

公孫勝「本当、よくやるよね。楊子も林冲も」

武松「お前もあれくらい走りまわって、たまには体力作ったらどうだ?公孫勝?」

公孫勝「ブショー、シュークリームいる?」

武松「もぐもぐ♪」

史進「っていや、簡単に食うなよ!」

 

梁山泊は、いつも通り平和であった。まあ、危険な任務がちょくちょくあるから、平和と言えるかどうか微妙ではあるが、

 

公孫勝「それにしても、史進たちの任務失敗から、もう一ヶ月以上経ったんだねー。」

史進「ぶ!!?」

公孫勝「いやー、あの時の胸パッドたちの姿は傑作だったなー」

史進「ああん!誰が胸パッドだって?決闘だ!かまえろ、公孫勝!」

武松「落ち着け!史進」

 

と、洒落合っている時に変化は起きた。

 

武松「…何だ?この気配は?」

公孫勝「生き物いや現象?」

史進「いずれにしろただものじゃないってことはわかんよ…」

楊志「確かにねー、最近退屈だったし、丁度いいんじゃない。」

林冲「迂闊に考えるな!楊志、ただものではないと史進もいっていたろう?」

 

そして、悲鳴が梁山泊に響いた。

 

林冲「まずい!行くぞ!」

公孫勝「うん、行ってらっしゃーい。」

楊志「あんたも行くんだよお。公孫勝。」

 

ガッと楊志に掴まれて、引き摺られて行く公孫勝。

5人が急いでそちらに向かうと(一人急いでないのもいるが)、銀の長髪のレザースーツを着た男が倒れている少女たちの中心に立っていた。

 

ヤズー「やあ、俺の名前はヤズー…

いきなりで悪いけど、死んでくれないかな?梁山泊!」

武松「なっ!!?」

 

そう言った瞬間、ヤズーは武松に突進していき、鋭い蹴りを放った。

 

武松「っ!!?」

 

いきなりのことで驚いた武松だったが、即座に蹴りで応戦した。

 

ズバアーン

 

とても、蹴りと蹴りの衝撃音とは、思えない音が、辺りに響いた後、両者は下がった。

 

史進「何だ?こいつ、不意打ちだったとは言え、炎を纏った武松の蹴りに素の蹴りで拮抗しやがった?」

林冲「待て、ヤズーと言ったな?何が目的だ?」

 

林冲が銀髪の男に問うた。

 

ヤズー「同じことは、何度も言いたくないな。お前たちを殺しに来たと言ったんだが?」

林冲「だから、それはなんのためだと聞いている。」

 

睨み返す。

 

ヤズー「ほう、いい目だな。まあ、いいか…別に話しても…俺たちとしてもこんなことには興味がなかったがな。だが、ヤツらが後々厄介になるから、潰しておけというんでな。とりあえず、潰しておくことにしたんだよ。」

史進「はっ?ヤツら」

ヤズー「ああ、もちろん最初は反発したが、話を聞いているとなるほど、どうして粒揃い、だから、外部の組織と手を取り合い、おれたちの計画を潰しに来たら、こちらとしても大打撃を受けるだろうということで潰しにきたんだ。」

楊志「あっそぉ、じゃあ今すぐ…」

史進「潰してやんよ!」

 

楊志と史進が同時に突進して行った。

楊志は双剣を横薙ぎに一振り、史進は棍で一突きした。だが…

 

ヤズー「危ないな。二人同時にとは」

 

信じらないことにヤズーは、二人の武器にそれぞれ足を乗っけて立っていた。

 

史進「なっ!?」

楊志「っ!?」

ヤズー「お返しだ!」

 

避けれないと判断した史進は楊志を自分の腕で引きさがらせ、

 

史進「梁山泊玄武陣!!」

 

自分の身を鋼鉄の盾にする梁山泊玄武陣を使った。だがそれでも、軽く3メートル吹き飛ばされた。

 

史進「がはっ!?嘘だろ!わっちの玄武陣をもってして、防ぎきれない蹴りなんて…こいつ川神百代並みいや、それ以上か!?」

林冲「楊志!ヤツの技のコピーはできそうか?」

楊志「正直難しいなあ。」

林冲「何?」

楊志「そりゃあ、私にだってプライドはあるから、全ての技のコピーをしようという意気込みでコピーはおこなってるけどぉ、さっき衝突した時に見たけど、使う武器が武器だからなぁ。」

 

楊志がそう言った瞬間、ヤズーは、背中に隠していたであろう銃を取り出してきた。

 

ヤズー「さあ、始めようか。」

林冲「なるほど、では私がでる。武松!援護をお願いする。」

 

と武松に向かって言ったが返事はない。

 

林冲「武松?」

公孫勝「ブショー!ブショー!どうしたの?」

 

心配そうに公孫勝が駆け寄って行く

 

ヤズー「無駄だ。さっきの打ち込みで、蹴りをしていないもう一方の足の関節部分に気を練った銃弾をぶち込んでおいた。そいつはしばらく立てない…」

林冲「何?」

ヤズー「さて、小さな小娘は戦闘には向いてないんだろう?どうする?」

林冲「くっ!」

楊志「何迷ってんのぉ?」

林冲「楊志!?」

楊志「今、まともに動けんの林冲と私だけでしょう?だったら、二人で行くよぉ。」

林冲「分かった。防御は任せてくれ!」

楊志「ん。じゃあ、いっくよー!」

 

今度は楊志と林冲で突撃していった。

まず、最初にヤズーが銃を楊志に向け放った。が、それを見事に高速の槍さばきにより林冲は弾き飛ばした。

 

ヤズー(なるほど、防御には自信がある、と)

 

そう考えているとき、楊志はすでに目の前にいた。

 

楊志「ハアーー!!」

 

キン、キン、キン、キン

 

凄まじい連撃を食らわせる楊志、だがその連撃を全て受け切っているヤズー、

 

ヤズー(なるほど、完璧に防御を相方に任せることによって攻めに徹している。

しかも、防御に徹している相方とすぐにペースチェンジするために、わずかに空間を開けている。一見、中々踏み込めないように見えるが…)

 

キン

 

と連撃を食らわせている。一瞬の間にわずかにヤズーの重心が崩れた。これはチャンスと思い、楊志は畳み掛けようとしたが、

 

林冲「楊志!待て!」

ズガンッ

 

楊志「ガッ!!?」

ヤズー「俺が近接戦闘もできるせいで、銃口から一瞬、注意を逸らしたな。ちゃんと、見てなければな…フン!!」

 

ヤズーは楊志の腹に回し蹴りを食らわせた。

 

楊志「グフッ!!」

 

そして、それだけで軽く40メートルほど吹き飛び梁山泊の家屋に激突していった。

 

林冲「楊志!!」林冲

ヤズー「どこを見てる?お前の相手はこっちだろう?」

 

容赦ない側頭蹴りが林冲を襲った。

 

林冲「ガッ!?」

 

そう叫び、林冲は倒れた。

 

ヤズー「まったく、この程度か?これでは、本来の目的の前の暇つぶしにもなりはしない。」

 

それは、見ながら史進は思った。

 

史進(嘘だろう?わっちらは梁山泊内部でも、トップの実力を誇っている。

川神百代などが来た場合の対策もバッチリだ。それをあいつ、こうも容易く)

ヤズー「それとも、銃を相手にするのは珍しいと、言い訳でもするか?

別にそれでもいいが、

 

これから死ぬヤツに言い訳など意味ないと思うけどな。」

 

史進「っ!!?」

 

最後の言葉の響きにゾクりとし、まずい殺されると思った瞬間にありえないものを見た。

 

ヤズー「何だ?お前?」

 

なんと、公孫勝がヤズーの前に立っていたのだった。

 

公孫勝「やめて…」

ヤズー「なに?」ヤズー

公孫勝「これ以上、ブショーたちを傷つけないで!」

ヤズー「それは、できない相談だね。お前達なら知っているはずだ。こういう闇の世界もあると、まあ、俺たちの場合、それはもっと奥深くにあるがな…」

史進「やめろ!公孫勝!お前直接的な戦闘は苦手だろう!?」

 

史進が見ると、公孫勝は震えていた。いつもやる気などを見せない公孫勝が必死に勇気を振り絞っているのだ。

 

ヤズー「フッ、まあいい、お前もどのみち殺すんだ。遅いか早いかの違いだ。」

史進「ヤメローー!!」

 

ズガン

 

公孫勝に銃弾が当たったかと思った。

だが、違った。銃弾はその前の剣に防がれていた。

その剣の持ち手の方には、

 

大和「何をやってんだ?お前、こんなところで。」

 

直江大和が立っていた。




ヤズーの一人称って俺だったんですね…いや、なんていうか、ヤズーだけは想像できなかった。というかうん…
すみませんでしたー!
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