ペルソナQ ~資質ゼロだったはずの少年の物語~   作:甲斐太郎

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幕間ー⑨

□優□

 

兄さんが怒ることは滅多になかった。私が知っているだけでも片手で数えられる。

 

少し窘めたり、注意したりすることはあれ、兄さんは犬歯を剥き出しにして自身の持つ力で相手をねじ伏せるというやり方は好まないから。しかし、自分が『大切にしている誰か』のために怒ることがあった。

 

相手が友達をカツアゲしていた高校生とか、

 

夜間に迷惑な音を鳴り響かせていた暴走族や、

 

仲が良いお婆さんを狙った詐欺グループなどだ。

 

私も間近で見た事はなかったけれど、目撃者である後輩の完二の話によれば兄さんの『総長モード』と呼ばれる姿は鬼神の如き強さだったという。

 

で、その鬼神の如き強さを持つ総長モードの兄さんをこの眼で見ることになったのだけれど、一言で表すのならばただただ恐ろしかった。顕現させたペルソナが『織田信長』であったことも関係しているのだろうけれど、正に『魔王』って感じ。

 

ただ気になることがあるとすれば傷つけられた兄さんの大切な誰かが妹である私ではなく、湊先輩であることはなんだか分からないけれど、ちょっとムッとする事案である。

 

「にゅふふふふ……」

 

兄さんの『大切な誰か』認定をされた湊先輩は頬を真っ赤に染めて蕩けた表情を浮かべ、フードコートの机の上に顎を乗せた状態で悶えている。何を話しかけても『にゅふふふ……』『えへへへ……』としか言わずお話にならない。そして、もう1人の当事者である兄さんは現在……。

 

「あいつはどこに引き篭もりやがったっ!」

 

「『無為自然』を使われたらわからんクマー!シーフー、クマの皮を返して欲しいクマー!!」

 

「こうなったらコロマルさんだけが頼りであります。……えっ、『骨付き肉以上の物』を持ってこい?コロマルさんがすでに買収されているっ!?」

 

隔離部屋に引き摺り込まれ、シャドウと連戦し精神力を使い続け、終わったと思ったら更に迷宮の奥深くに追い込まれ、足手まといを2人連れて脱出したところで仲間の窮地に駆けつける形になった兄さん。

 

よほど余裕がなかったのだろう、好きになった女性が傷つけられているのを見て、“キレてもしょうがない”とは思うけれど、兄さんにとっては完全に黒歴史だよね。

 

「元来、兄さんはヘタレだし。ごーこんきっさのボスの時に口移しで、回復薬を湊先輩に飲ませた辺りで意識はしていたんだろうけれど……」

 

私はそう呟きながら湊先輩の頬をプニプニと押す。

 

第3の迷宮は兄さんのペルソナによる憤怒の一撃で破壊され、『修理中』と張り紙が為されるほどの事態になっている。その修理が終わるまでの間に、兄さんの発言の真相究明を興味津々な女性陣がしようとしたら、一目散に逃げ出したのである。

 

追っ手として選ばれた男性陣であったが、兄さんがぬらりひょんのスキルである『無為自然』を先に発動して雲隠れしてしまったから、さぁ大変。完全にヤソガミコウコウを舞台とした大捕物と化しているのだ。

 

「兄さんが死ぬほど恥ずかしい思いをして逃げ出すなんてこと、今まで無かったからなぁー」

 

そう思いながらぼんやりと眺めているとフードコートの屋台の前をトコトコと歩いて移動しているクマ(外側)がいるのを発見する。そのクマ?はトコトコと私と湊先輩が座っている席にどんどん近づいてくる。そのクマ?の両手には紫色の何が入っているか分からない瓶が握られており、嫌な予感しかしないため、私は上着の胸ポケットからイザナギのカードを取り出すと雷属性の攻撃スキルである『ジオンガ』を唱えた。

 

『ぎにゃーっ!?』

 

狙い通りジオンガが直撃したクマ?は、ばたりとフードコートのど真ん中で倒れこむ。猫が驚いたような声の悲鳴を聞いて集まってくる面々の中にクマ(中身)を発見し、倒れこんだクマが兄さんであることを確信した私は椅子から立ち上がるとクマ(外側)のジッパーを開いて、中で蒸された上に目を回している人物を引きずり出した。

 

「きゅー……」

 

「なるほど、ぬらりひょんのスキルを発動している間は完全な無防備になる訳か。気をつけないと駄目じゃない、兄さん」

 

私が引きずり出した兄さんの額を指で叩きながら告げる。すると陽介がすたすたと近づいてきて、さっとツッコミを入れてくる。

 

「いや、攻撃したの相棒じゃねぇか!」

 

「まぁ、いいじゃない。で、陽介、その足元に転がっている瓶は何か分かる?」

 

「うん?えーと、『キオクワスレール』。エリザベス製薬って書いてあるわ」

 

「処分しといて、陽介」

 

私はそれを聞いて兄さんが何をしようとしたのかを察した。効能はともかく、そういうことをしようとした事態がアウトであるということをしっかりと身体とハートに叩き込む!!

 

ヘタレという名の乙女の敵に裁きをっ!

 

「ジオ!ジオ!ジオ!ジオンガ!ジオ!ジオ!ジオンガー!!」

 

「ぎゃひぃぃぃ……」

 

「ジオ!ジオンガ!ジオ!ジオンガ!ジオ!ジオッ!ジオンガッ!ジオダイン!!」

 

「……。……。」

 

途中でイザナギからヨシツネへとペルソナチェンジしてスキルを発動したことで威力が3割増しに。

 

結果、真っ黒こげの物言わぬ屍と化した兄さんの躯を、正気を取り戻した湊先輩が抱えて保健室へ向かっていく。兄さんは愛し愛されるっていうことを学ばないといけないんだ。

 

きっと、この気持ちを理解していなかったからこそ、兄さんは簡単に死を選んでしまったんだ。普通だったら、死んででも護ろうなんて思わないはずなんだ。そこに大切な人がいるのであれば、尚のこと生きて護り抜く選択をしてもらわないと困る。

 

「さすが総長の姉御!今度からクイーンって呼んでいいっすか!」

 

「やめろぉおっ!!ただでさえクロスオーバー物なのに、“5”から“世紀末覇者先輩”が来ちまうだろぉがぁあああ!!」

 

陽介のツッコミの意図は良く分からなかったけれども、とりあえず完二の私の呼び方は『姉御』を継続する形となった。

 

 

 

□順平□

 

フードコートは混沌を極めていた。

 

「へぇ、総くんって意外と積極的なところがあんじゃん!」

 

にっこりと笑った八高の里中千枝ちゃんが、椅子に縛り付けられて身動きひとつ取る事の出来なくなった総司の肩をバシバシ叩きながら言う。

 

総司は叩かれるたびに身体を揺らすが、目がハイライトを消してしまっており、すでに何も写していない。死んだ魚の目のようだと思い、何度も助け舟を出してやろうと思ったが、その度にこういった学級会の吊るし上げの場において女子は無敵であることを思い出し、あとで骨は拾ってやると心の中で謝りながら様子を見ている。

 

「傷ついた好きな人に口移しで回復薬を飲ませるなんて、王道の冒険ファンタジーに出てきそうな展開だよね」

 

「飲ませた後は照れるだけで何も言わずにいるっていうのもポイントが高いよ」

 

ああ……。鋭利な言葉のナイフが幾重も総司の心に突き刺さっていく様子が見て分かる。黒髪美人の天城雪子ちゃんやアイドル活動を休止しているという久慈川りせちゃんも、もうそろそろやめてやってくれ。もう総司は死に体だよ、解放してやってくれぇえええ!

 

「ふむ、我々の知らないところでこういう関係になるための下地が出来上がっていっていたのだな」

 

「桐条先輩、『家事万能で運動神経もよく、性格も優しくて頼りになる』なんて絵に書いたような人間、総司くんの他にいますか?」

 

「湊ちゃんがコロっていっちゃってもおかしくないですよ」

 

まだまだ女性陣による私刑は終わりを見せないらしい。

 

今度は桐条先輩やゆかりっち、風花も参戦する。彼女らが言う話題は、ずばり寮生活についてだ。以前、影時間が生まれるきっかけを作った人物が桐条先輩に近しい人物でないかとゆかりっちが糾弾した後、悩みを打ち消すために屋上へ上がった湊っちを諭すような話をした総司。ただその時の湊っちの格好はノーブラTシャツという無防備にも程がある格好。総司は少し指摘するだけで目を逸らしていたらしいが。

 

「夏祭りエスコートは私が嗾けた」

 

「あの時の湊さんのコンディションを考えれば、総司さんとの夏祭りデートは最適だったであります」

 

実妹である優ちゃんは嬉々としてこの総司の私刑に参加している。そういえばあの時点ですでに湊っちは総司に対して好意を抱いていたのだろう。

 

何でも出来る凄い奴だと思っていた総司の意外な欠点、優ちゃん曰く『極度のヘタレ』。

 

俺が知っている総司の弱点は将来という子供であれば誰でもぼんやりと描けていそうなものを全然描けていないということ。今考えれば、総司は将来に至る前に【自分は死ぬ】ということを予期していたのかもしれない。だから、敢えて考えてこなかったのかもな。

 

あの夏休みの終盤、俺が投じた一石は総司の考え方を変えることは出来ていないのだろうけれど、ひとつのきっかけにしてくれればと思う。

 

さて、ようやく終わった私刑から解放された総司はまたクマのキグルミを借りてフードコートの隅で落ち込んでいる。何とも言えない哀愁漂わせる姿に俺たちは何も言えなくなる。

 

何か明るい話題はないか、先輩たちや八高の男子たちに目配せすると、そう言えばと金髪でガタイのいい八高メンバーの一人である巽完二が縁の赤いカードを取り出した。描かれているのはカードの持ち主である巽と大人びた姿の総司。

 

「『雷神爆砕撃』……すげぇ、格好いい技名じゃん!……何だ、これ?」

 

「総長と一緒に作業しているところで見つけたっす。姉御から“ああ言った話”を聞いた直後だったっすから、相談するにも出来ない状態で。でも里中先輩も似たようなものを持っていたんでもしかしてと思って」

 

「ムムッ!何故シーフーと行動を多く共にしていたクマが持っていないのに、完二が持っているクマかっ!言え、何をしたクマかっ!!」

 

「何って、家庭科室でのあの時に掃除用具入れに入っていたんだ。“たまたま”じゃねぇのかよ!」

 

イーッと歯を剝き出しにて怒るクマに対し、面倒くさそうに相手をしている巽。俺は巽と同じカードを持っているという里中さんも呼びつけて、件のカードを見せてもらう。すると、青い帽子を被る“男装”少年探偵の白鐘さんも話しに参加し、俺と同い年である花村陽介も同じものを持っているという情報を手に入れる。

 

「ちぇっ。後々の切り札にしようと思っていたのによう……」

 

「ヨヨヨ……、完二や千枝ちゃんだけならまだしも、ヨースケまで持っているなんて。シーフー!どうしてクマにはカードをくれないクマかっ?」

 

両手を床につき、滝のように涙を流すクマを放って置きつつ、八高メンバーでカードを持つ者、持たない者が一同に会する。

 

「へー、総司くんって成長したらこうなるんだ。というか、死角なしの完璧男子でビジュアルもこんなに格好良くなるなんて反則」

 

「知名度だけなら、稲羽市ではナンバーワン。警察にも顔が利いて、商工会も後押しするのは間違いないし、農業をしている人なんかは『是非婿に』と直接言っているくらいだから、もし市長選に成長した総司くんが立候補した確実に勝つ」

 

「雪子の言うとおりだよ。過疎化が進んでいる稲羽市も総くんの手腕ならきっと……」

 

八高メンバー全員の視線がフードコートの隅で黄昏ている総司へと向けられる。回復までしばらく時間が掛かるようで総司はぼんやりと中空を眺めたまま、微動だしないでいる。俺は熱い眼差しを向ける八高メンバーに近づく。

 

「ところで、カードの獲得条件は分かったのか?」

 

「その点について何ですが、3人に共通するのは【総司さんに心から生きて欲しい】と思っている、かどうかという曖昧な物なんです」

 

少年探偵と呼ばれるに相応しく、自分の考察を口にする白鐘。

 

カードを手に入れた3人と総司の付き合いはバラバラだ。幼い頃からの幼馴染である里中さん、総司の総長モードを見て憧れを抱き舎弟となった巽はともかく、花村はこのヤソガミコウコウで初めて総司に知り会ったばかり。

 

しかし、花村は直に総司と接して話を聞いて、総司が生きて稲羽市に来ることを望んだ。

 

「つまり、3人は“未来の可能性”をペルソナカードとして“具現化”した?いや、それじゃあ3人の困惑ぶりが説明できねぇや。もっと、こう……あー!自分の頭の悪さに反吐が出らぁっ!!」

 

「いえ、伊織さん。“ありがとうございます”。ここは色々な人の思いが交錯する場所であり、伊織さんをはじめとした月高の方々と出会うことで深まった縁もあります。何より、僕たちに欠けているものを持っている総司さんとここで出会えたことに僕は感謝をして、“願います”。僕は総司さんと稲羽市で出会って話をして、一緒に事件を捜査したい。自分の視野をもっと広げたい。だから、生きて僕を、……いや僕たちを正しき場所へと導いてください」

 

両手を握り締めながら祈るように言葉を紡いだ白鐘さんがゆっくりと掌を開くと、そこには縁が赤いカードがあった。

 

絵柄は背中を見せる総司と正面に向かってウインクする“なにか違和感のある”白鐘さんの姿。総司の手には黒く砲身の長い銃、白鐘さんの手には白い拳銃が握られていて、技名が左右に一つずつ。

 

総司の持つ黒い銃の横には『断命銃アトロポス』、白鐘さんの持つ白い銃の横には『紡命銃ラケシス』。

 

「あー、これ直人が着ているのって八高の女子の制服だ!」

 

「「「なにぃっ!?」」」

 

「ちょっ、りせさん!?うわわわっ、一先ず退却しますっ!!」

 

身の危険を感じたのか白鐘さんはカードを胸ポケットに仕舞い込むと一目散に逃げ出し、フードコートから出て行く。それを俺の知っている彼女よりも成長した優ちゃんや里中さんや巽、久慈川さんなどが追いかけていく。俺は苦笑いしながら佇む花村に声を掛ける。

 

「いいメンバーだよな」

 

「ああ。頼りになる仲間だよ」

 

「……花村、総司の在り方を変えるのは過去の俺たちじゃ駄目なのかもしれない」

 

「え?」

 

「俺はよぉ、総司の兄貴分ってやつだからさ。夏の終わりに遊びに行った時、総司に質問したんだ。『将来の夢はあるのか』、て。あいつ勉強も運動も難なくこなせて、料理の腕もセレブを唸らせるくらいプロ級なのに何も考えていなかったんだ。俺みたいに頭の出来が悪くて何も考えられないんじゃない。自ら将来への展望を閉ざしちまっていたんだ」

 

「……」

 

「あいつに生きる目的を与えてやってくれ。……湊っちへの想いだけじゃ駄目な気がするんだ。あいつは、総司は、『誰かのために自分の命を賭けてしまえる奴』だ。もしかしたら、あの“運命の日”に現れる『大型シャドウ』が俺たちの手に負えない化け物で『湊っちが死ぬ』リスクがあるのだとしたら、愛する者を護ろうと総司とアイちゃんが身体を張るのかもしれねぇ」

 

俺は思いついた単語をそのまま羅列するように花村に伝えたのだが、それで分かっちまった。総司は、本当に『愛する女』を護るために戦うことを選んだのだと。

 

総司が死んでしまう世界線の俺たちはそんな彼の思いの強さを察することが出来なかったのだろう。寮に住んでいるだけの、他人以上仲間未満の関係でしかない俺たち。俺たちを繋ぎとめるのはタルタロスとシャドウとペルソナだけ。なんて希薄な関係なのだろうか。

 

「総司にとって、俺はそんなに頼りなかったのかな。……ははは、当然じゃねぇか。シャドウとの戦いでは湊っちにおんぶ抱っこ、勉強は教えらんねぇし、出来るのは遊びにつれていくだけ。ははは……ちくしょう、……ちくしょう……」

 

「伊織……。総司の兄貴分って言うなら俯いていちゃ、駄目だろ!俺たちの世界線での伊織は間違えたかもしれないけれど、今の伊織なら間違わないだろ?悔やんでないで、これからをどうするかを考えろよ!」

 

俺は俯きながら花村の言葉を聞いて帽子の唾を触る。鼻を啜りながら顔を上げて、ニッと笑う花村に右手を伸ばし握手を求めた。

 

触れれば斬られてしまうのではないかというくらいの鋭い眼差しを向ける女性へと間違った成長をしてしまった優ちゃんを宥めたり窘めたりしてきたのだろう、そんな彼女の相棒を自称するに相応しい男だと、俺はようやく花村陽介という人間を見られた気がする。陽介は俺の手をしっかりと握り返した。

 

「サンキュな、花村。俺の事は順平でいいぜ」

 

「2年後は先輩かもしんねぇけど、今は同級生だからな。俺も陽介って呼び捨てにしてくれよ。いつまでも苗字じゃ、他人行儀だしさ」

 

「こういうのって、最初にしねぇといけなかったのに。何をやっていたんだろうな、俺たち」

 

「事情が事情だったから仕方ねぇって、もうそろそろ総司を正気に戻してやろう順平。たぶん、第3の迷宮の修理も終わった頃合だろうしさ」

 

「確かに、こういうときはシャドウに八つ当たりするのに限る。どうせ無限に湧き出てくるし、問題ねぇだろ。行くぜ、陽介」

 

俺たちはフードコートの隅でいじけていた総司を回収すると一度、放課後幽霊クラブに寄る。丁度、扉が横にスライドして黒い手が貼紙を剥がすところだった。

 

俺と陽介は扉を全開にして中の様子を確認し、自分たちの首や頭を触って確認する。どうやら変な妖怪への変身は初回限定だったようだ。

 

ただクマの皮を脱いだ総司の顔からは一切の表情が抜け落ち、のっぺらぼうではないけれど別の意味での恐怖に苛まれそうであった。

 


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