悩みに悩んだ結果・・・結局入れてしまいましたw
ハイ、シュヴァルツ・ティーガーです。今後の展開でも使えるかなぁと思い、パッケージと言う形で出させて頂きました。
そして今回は結構長いです(その上殆ど戦闘です)
本当は2話に分けたかったのですが、やはり戦闘回は繋げた方が良いかなと言う事で今までで最多の話数になりましたw
それでは~
~旅館の外~
一夏とアブは旅館の外で出撃の最終調整をしていた。
「そう言えば、アブのISの形が少し変化して居るけどどうしたんだ?」
一夏はそう言ってアブのISを見る。
「あぁ、これ?これはさっき特殊パッケージを入れたからな。」
「ほぉ~・・・ドイツ軍人さんは薬とかパッケージとか色々貰えて良いな~」
一夏は軽く羨ましがりながらも調整を進める。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「よし、こっちは出撃準備完了だ。そっちは?」
アブは最終調整を終わらせて一夏に聞く。
「・・・よし、こっちも今終わった。よし、行くぞ!」
一夏がそう言った瞬間、2人は同時に勢いよく出発する。
(アブは特殊パッケージとか言ってたけどどんなのだろう・・?ドイツだから、なんか変な物を開発してそう・・・)
一夏はスピードを上げながらアブの特殊パッケージを想像する。
アブのISは今までより若干大きくなっており、スピードも落ちていたが、
それでも一夏より余裕をもって飛行していた。
「・・・・そろそろだ。」
アブがラウラ達の交戦地域と予想した場所の近くに来た。
案の定そこでは戦闘が行われている様子だった・・・が、何かがおかしかった。
「ん・・・?皆どうしたんんだ・・?」
とてつもなく嫌な予感がしたアブは更に速度を上げて交戦中だと思われるラウラ達の近くへと向かう。
「・・・・・まさか」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
敵に見つからない様に接近したアブが見たのは・・・・
怪我をして軽く頭から血を流しているラウラが、ISが壊れかけているセシリアを庇って立っている姿だった。
他の面々もボロボロになっていてラウラ達と大差なかった。
「・・・大方あのISにやられたか」
国籍不明のIS。
武装も分からず、今判明しているのはあの筒状の武器から撃たれた〝ナニカ〟に掠りでもすれば大ピンチ、直撃なら即ゲームオーバーだと言う事だけだった。
「・・・まぁ、さっさと国籍不明の方を殺って、福音に集中しますか・・・
不明機の方は技量はそこまで高くないだろうし、問題は福音だしな・・・」
「お、おい?間違えても殺すなよ?」
アブの発言に一夏は慌てる。しかし、
「大丈夫。」
アブは本気で殺そうなど―――――
「戦闘終わって武装解除させた後に誤射するかも知れないけど、
一発までなら誤射だから大丈夫!!」
――――思っていた。
「おぃ!?良いか、絶対に誤射するなよ?絶対だからな?」
「・・・・フリ?「ちげぇよッ!!!」・・・チッ」
アブは首を回して思考をリセットさせる。
「・・・・んじゃ、行きますか」
誰に言うでもなくボソッと一言呟いたアブは、一夏に断りなく一気に不明機に襲い掛かる。
「ぅ―――ラァッ!!」
完全に相手の不意を突いた形。
アブが横薙ぎに剣を振るい、不明機に大ダメージを与える。
「ッ!!」
不明機は即座に振り向き攻撃するが
「貴様のISの強みは武装だけかァ!?そんな当たらなければ意味のないISなんかに負けるか、よッ!!」
もう一閃。今度は頭から垂直に降下した状態で縦に斬る。
『おい!アブ、勝手に「一夏はさっさとラウラ達を守れ!!」っておい!聞いてるのか!』
一夏はプライベートチャンネルでアブを止めようとするが、もう遅い。
この会話中にアブは3撃目を当てていた。
「こんな至近距離だとそんなクソ長い武器なんて碌に使えねェだろうな!あんま軍人を舐めんじゃねェ!!」
不明機は筒状の物を仕舞って徒手格闘に切り替えようとするが、その前に不明機の懐に飛び込んだアブが肘打ちを腹に打ち込む。
体制を崩して顔が前に出た不明機に、即座に先程肘打ちに使った肘を、
今度はそのまま上に振り抜く。そして仰け反った不明機に更に右足で頭に蹴りを入れる。
「さっきは様子見の為に離れてたから攻撃を食らったが、二度も同じ手が使えると思うな!」
不明機は殴りかかって来るが、アブはそれを冷静に受け流して逆にカウンターを決める。そのまままた連撃に繋げたいアブだったが、不明機の手から何かが落ちたのをみて即座に離脱する。
次の瞬間、アブの居た所は大爆発を起こし、退避したアブにも衝撃波と爆風が襲い掛かる。
(成程な・・・相手は筒みたいな物といい、手榴弾といい、1発で大ダメージを狙う物ばかりだな・・・これは少しでも油断したら拙いパターンか・・?)
アブはそう考えながら不明機を探す。
(居ない・・・?いやまさか・・・後ろか!?)
アブは嫌な予感がして、即座に後ろを振り抜く。
そこには、至近距離から筒状の物を此方に向けている不明機の姿があった。
「拙―――――ッ!!」
アブは咄嗟に不明機の方に瞬時加速を行う。
次の瞬間、爆音が響いた。
アブは不明機が撃つ寸前に懐に入り、手で筒状の物の射線を自分から外していた。
しかしアブのISの装備を掠め、ISの一部が吹き飛ぶ。
(〝特殊パッケージ〟は・・・なんとか無事か。あれは福音まで取っておきたいし・・)
そう思いながらアブは一夏達の方を振り向く。
一夏は他の皆を守りながら福音と戦闘しているが、状況は余り芳しくない。
(仕方ない・・・このまま強引に勝負を決めるか)
アブは不明機に密着した状態から強烈な頭突きをする。
その反動で不明機から離れたアブは、相手に撃たれる前に出撃前にリロードしておいた5連グレネードライフルを全弾撃ちこむ。
アブのISの〝特徴〟の一つであるこの武器は、グレネードランチャーより遥かに速い速度で不明機に直撃、大ダメージを負わせる。
そして即座に剣を装備し直して素早く何度も斬りつける。
「グ――――ッ!?」
しかし、焦ったのが原因で剣を弾かれ、頭を思い切り蹴られる。
脳が揺さぶられ、一瞬意識を落としそうになるが、それを堪えて距離を取ろうとする。
しかし、既に目の前には不明機の拳が迫っていた。
何とかそれを弾くも、相手の第二撃を躱しきれずに当たってしまう。
(クソ、拙い・・このままじゃ連撃に――――!?)
アブは相手の連撃を避けるためになんとか離脱しようとするが、その瞬間ミサイルに
多重ロックされた警告が出る。
(ここにきて新兵器―――!?)
後方に勢いよく下がるが、その瞬間にミサイル10発は発射された。
幸いある程度バラバラに発射された為、1発目と2発目を剣で切り裂き、その直後急降下して3発目以降を避ける。
その後も下がりながら剣で迎撃していたが、遂に5発目で対処に追いつかず、その後10発目まで連続して被弾してしまう。
(このままじゃ拙い・・なんとか逆転しないと・・!)
瞬時加速で不明機と同高度まで上昇したアブは、不明機に向かって突撃する。
(チャンスは一度きり・・・此処で決めるッ!!)
不明機の射撃を躱し、相手の懐まで入ったアブは剣で横薙ぎに斬りつける。
次に縦に斬ろうとするが、それを不明機に躱されてしまう。
だが、
不明機は追撃に移ろうとする―――が、その前に〝あるもの〟に気付く。
「お返しだ!!」
あるもの――つまり手榴弾が不明機の横で爆発を起こす。
そしてその間に急上昇したアブは、アブのISの〝もう1つの特徴〟である槍を構える。
「スピア・ザ・グングニル―――ッ!!!」
アブは、槍―――北欧神話の『グングニル』をモチーフにした物を構え、不明機の上空から
投擲する。
グングニルは真っすぐに不明機に向かっていき―――
命中した瞬間大爆発を起こした。
槍の命中&爆発で止めを刺された不明機は力を失ったかの様に落ちていく。
「―――ったく、こう言うのは本来は一夏の役目なんだけどな」
アブは愚痴を言いながら、壊れかけのISと中に居た女性を近くの島に降ろす。
「戦闘終わるまで逃げるんじゃねぇぞ―――と言っても、気絶しているようだし関係ないか・・・さて、」
アブは不意に右手を前に突き出し、軽く目を閉じる。
すると先程グングニルを撃ちこんだ場所の真下の海上から細かい何かがアブの右手に集まっていく。
15秒もすると細かい何かは投擲する前の姿―――傷一つついていないグングニルになっていた。
「ハァ・・・これ結構面倒臭いんだよな・・・距離離れすぎていると〝自動修復機能〟も使えないし・・・これなら爆破モードをオンにするんじゃなかった・・・」
グングニルを元に戻した後、アブは再び首を回す。
「さて、と。・・・じゃあ、いよいよ
アメリカの兵器なんかにドイツの軍用ISが負けてたまるか・・・!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一夏は、他の皆を守るために防戦一方になっていた。
「クソッ・・・このままじゃ埒が明かない・・・!」
その時、一夏を何かが突き飛ばした。
「いったい何が・・・?」
一夏は突き飛ばした人物の方を見る。
そこには―――――
「よォアメリカさんよぉ。此処からは軍用機同士の一騎打ちと洒落込もうぜ・・・
百年近く前のかつての敵国と二人きりでデートなんて、ワクワクするよなぁ??」
不明機を打ち破ったアブが佇んでいた。
「・・・・・・・」
「何だァ?理性も無い獣の癖して攻撃もせずにお利口に待ってるのか?
本当に中の奴が操ってるんじゃないんだろうな・・・・?
・・・まぁ良いか・・・これからは二人きりでダンスをさせてやるよ。
お前には十分踊って貰うぜ?それこそ死ぬほどなぁ!!」
そう言うが速いか、アブは即座に副音の懐に入る。福音も迎撃しようとするが、その前にアブの回し蹴りが福音の頭に当たり、体ごと後ろに仰け反る。
「まずは格闘でのダンスだ!少々荒いがこれくらいでくたばるなよ!」
福音が体勢を戻そうと動いた瞬間に再び蹴りが入る。
蹴りの勢いと体勢を戻そうとした勢いで余計に威力が強くなり、今度は後方に勢いよく吹き飛ぶ。
それをアブは追い、追撃として殴りかかる。
しかし福音は持ち前の機動力でアブの攻撃を躱しカウンターを狙う。
それを防いだアブは、今度は福音が反撃する暇さえ与えない程の速度で攻撃を続ける。
しかし、実際にはアブは攻撃されない様に常に攻撃するしか選択肢が無い状態だった。
(右右左右右足左と見せかけての右、左で避けさせて裏拳・・・)
攻撃を全て思考で整理して、何も考えずに予定通りに攻撃を続ける。
(駄目だ・・・離脱する暇が・・・・!?)
攻撃されない様に連撃を続けていたものの、ほんの一瞬、いつもより0、1秒程攻撃が遅れた。福音にとってはこれが大きなチャンスだった。
ダンッ!
右の蹴りを防いだ福音は、勢いよくアブに体当たりをする。
そして少し距離が離れた所に――――
福音の放った光の弾幕が降り注いだ。
「クソッもう弾幕戦が良いのかよ・・・飽きっぽい性格は嫌われるんだぜこの野郎がァッ!!」
アブは数発被弾しながらも他はなんとか躱し、今まで使ってこなかった武器をだす。
TN-2000、アブのIS用アサルトライフルである。
(他の奴らが居る所で余り手札は見せたくなかったが仕方ない・・・使えるものは全て使う!)
福音はまた弾幕を放ってくる。それをヒラリヒラリと避けたアブは、TN-2000を射撃する。
ダダダダダダダダダダダダッ!
これだけの数連射しながらも、全て真っ直ぐ福音のもとに向かっていく。
しかし福音はこれを機動力を最大限使って全て避けていく。
アブも相手の動きを予測しながら射撃を続けるが、ほとんど紙一重で回避されてしまう。数発は掠めるも、確実な命中弾は無かった。
「この機動力は・・・流石にキツイか・・・ッ」
福音が弾幕も含めてあらゆる場所からあらゆる手段を持って攻撃してくる。
それを迎撃できるものは迎撃、不可能なものは避けるなどしてダメージを最小限に抑えるアブ。
しかし、誰の目から見てもアブが防戦一方になっているのは確実だった。
「・・・・・・・ラウラッ!!!!」
アブは少し下を向くと、突然そう叫んだ。
呼ばれたラウラは体をビクッと跳ねさせる。
「・・・・選手交代だ。少しの間頼む」
そう言うとアブは依然飛んでくる攻撃を避けながらラウラ達のもとに来る。
自分の所為でアブを傷つけてしまった為、その事を言われるんじゃないかとビクビクしていたラウラであったが、すれ違いざまのアブの「任せたぞ」という言葉に拍子抜けする。
「・・・・任せて下さい!」
ラウラはそう言うが早いか、福音の攻撃対象がラウラの近くに居た一夏達に移らない様にアブの戦っていた場所に向かう。
「私は大佐の様に強くない。だけど、大佐が帰ってくるまでここは守り抜く!」
ラウラはそう叫ぶと自らのISの状況を確認する。
装備はそこまで傷ついていなかったが、SEは半分以下まで下がっている。
何より無理な軌道&不明機との二度目の戦闘時の傷で体中が痛かった。
ツゥー・・・と額から流れて来る血を無視して、思考を戦闘に切り替える。
「私もドイツ軍人として、お前と少しの間踊らせて貰う!
どうか手加減を宜しく頼むぞ、銀の福音!」
一方アブは、少し離れた場所で〝あるコードの解除〟を行っていた。
「銀の福音・・・お前にリミッターが無いのなら、此方も〝外〟させてもらう!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ハァ、ハァ・・・・」
ラウラは序盤こそは攻撃をしていたものの、途中からは一切攻撃をせず、防御に専念していた。SEは既に3桁を切り、後1撃でも食らったら撃墜されるのは確実だった。
「・・・・La♪」
銀の福音の機械音声は、まるでこの程度かと嘲笑っているかの様だった。
しかし、それに対してラウラは・・・・・
今までにない程に邪悪な笑みだった。
「どうやら私が踊れるのは此処までの様だ。続きは・・・」
ラウラは手をゆっくりと上げていく。
そして親指を立て・・・
「大佐がまた踊ってくださるそうだ」
その親指を下に向け、首を掻っ切るポーズをした。
その瞬間、突風が福音に向かって吹く。その突風は一瞬で収まったが・・・・
その時には既に福音は斬られていた。
その後も突風――――実際には衝撃波が福音の周りを飛び交い、その度に福音が斬られていく。
「・・・La!?」
福音の機械音声も若干焦りを感じさせる。
「―――どうだ?余りに速いダンスのスピードに追い付けなかったか?
まぁ、このスピードは時間制限有りなんだがな」
衝撃波が収まり、それを行った人物が現れる。
福音の正面―――ラウラの前に、アブは居た。
「だがまぁ、さっきの特殊加速を抜きにしても、リミッターを外したコイツは十分速いぜ?果たして追いつけるか?」
アブのISはより大型化し、腕の装備などが尖り、それだけでも生身の人間を刺し殺せるのではないかと思える形になっていた。
「じゃあダンス再開だ!!」
アブは福音の背後に回り込むように飛行する。
福音はそうはさせまいと動き、攻撃をするが何一つアブに当たらない。
「何だ・・・あの動き・・・ってうわぁ!!!」
一夏が思わずそう呟いた瞬間、一夏にラウラが抱き着いてきた。
・・・首にIS用のナイフを添えた状態でだが。
「あれはリミッターを解除して軍用ISになった姿。いつもは競技用IS並みのスペックだが、解除するのに時間がかかる上に有事に対応出来る様に、競技用ISの中でも高スペックに纏めてある。大佐の普段のISが強いのはその影響だ。」
「お、おぅ・・・」
「私の言いたい事が・・・分かるか?」
「普段は性能を隠して・・・隠・・・して・・・あぁ、ハイワカリマシタ」
「一応言っておくが・・・もしこの事を洩らしたら・・・「言いません!千冬姉にも言いません!」よろしい」
「・・・ってあれ?セシリア達は?」
一夏がセシリア達の事を気にするが・・・
「あそこだ」
ラウラが指さした先には何処から湧いて出たのか小型の船があり、
そこに全員気絶した状態で寝かせられていた。
「お前もあぁなりたいか?「イイエトンデモナイ!!」・・・チッ」
(ドイツ人怖い・・・・)
そんな茶番が繰り広げられている中、アブと福音は大激戦を繰り広げていた。
アブが音速を越えた速度で肉薄して斬りかかったかと思えば、福音が回避できない程の量の弾幕を放ってくる。
とても競技用ISでの試合では出来ないような機動と戦闘に、一夏も思わず見惚れる。
「・・・このままじゃ埒が明かないな・・・機動力が落ちるが仕方ない、
特殊パッケージ〝シュヴァルツ・ティーガー〟!!」
アブがそう言うと、ISに新たな装備が追加される。
「来いアメリカ!約100年越しのリベンジだッー!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ISに追加されたのは〝2門の砲〟。
その砲で即座に砲撃を開始する。
先程のTN-2000の銃声よりも遥かに大きい砲声が響き、砲弾が発射される。
福音は今までにない武器に〝動揺〟するが、それでも冷静に避ける。
しかしアブの放った1発が福音に着弾してしまう。
「ッーーー!?!?」
その衝撃か、あまりに〝人間〟らしい声が出てしまった福音。
「ハッ、どうだア
「――――――Laッ!!」
福音は砲の影響で機動力が落ちたのではと予測し、弾幕を張りながら接近戦を図る。
「弾幕ならこっちの方が本業なんだよッ!!!」
アブは先程の砲と同じ位の太さながら、より長い砲を追加する。
「ティーガーはⅠだけじゃないんだよ!ティーガーⅠのL56だけじゃなくて
ティーガ—ⅡのL71もあって当然だろうが!」
第二次世界大戦時の兵器をモチーフに作られたこのパッケージの特徴は、その威力と連射力だ。
88ミリをIS用にするにあたって、2秒に1発を撃てる程に進化し、その上エネルギー弾などの特殊な武装に対しても効果を得られる新種の弾も開発されていた。
その新種の弾を使い、アブは3門と自身の銃による圧倒的な弾幕でエネルギー弾を防いでいく。
そして砲を展開した状態で福音に突っ込んだアブは、88ミリも使った近接戦闘を行っていた。
至近距離から何発も砲弾が放たれるという状況に福音は離脱を図ろうとするが、その前にアブの剣が迫る。それを躱すも、88ミリの砲身自体を横薙ぎさせて物理攻撃され、
その影響で体勢を崩してしまう。
福音が一瞬で不利になった・・・かの様に見えたが、実際は違った。
確かに至近距離での戦闘で砲弾を何発も食らっていたが・・・
10分もした頃にはアブの砲3門全て破壊する事に成功した。
アブは慌てて下がる。福音は自分の残りのSEを確認せずに追撃をするために突っ込む。
―――――アブが笑みを浮かべている事に気付いた時は既に遅かった。
「ティーガーってのはさぁ・・・。まだ他にも何種類かあるんだよ」
アブの懐に入りこんだ福音。しかし・・・
アブの右の脇腹の側から出ている砲―――ヤークト〝ティーガー〟の128ミリ砲
の砲口が銀の福音の腹部に当たっていた。
「これにてダンスは終わりだ。
華々しく果てろ、銀の福音」
次の瞬間、今までの88ミリとは比較にならない程の砲声が響いた。
ハイ、もう少ししたらオリジナルの話も結構増えていきます。
特に不明機の女の子とか特に(大事な事なので二回)
さて、次回から数話は割と平和・・・な筈です
ただ今までほとんど話題に出してこなかったシャルロットのドイツ軍人としての事を夏休みの所で出す予定です。(その過程で戦闘の可能性あり)
これから夏休み編までどれくらいかかるか分かりませんが、出来れば早めにしたいですね・・。
それではまた次回~