それと、ラウラが一夏を殴る理由を変えました。
3人称視点
一夏達1組と2組の合同の実技訓練が終わり、休み時間になった。
一夏達は教室に戻って雑談をしていた。その時、アーブラハムがラウラを連れて
やってきた。
「彼女も入れてくれるだろうか?」
一夏達は返事を迷った。それは当然、朝の一件からだった。未遂だったとはいえ、
一夏を殴ろうとしたのだ。当然あの後何も無かった様に楽しくお喋り出来る筈
も無い。
しかしその時、突然セシリアがOKを出した。
「いいですわ。その代りアーブラハムさんも一緒に居て下さい。」
「勿論そのつもりだ。監視役だからな。」
「なっ何故だ!コイツは一夏を殴ろうとしたんだぞ!」
「まぁまぁ、落ち着いて下さい篠ノ乃さん。殴ろうとしたのにも理由が有るかもしれないじゃないですか。それを聞く為に許可したのですわ。」
セシリアの説得により、ラウラとアーブラハムは席に座る。
・・・最も、ラウラは余り乗り気では無いが。
「では、ラウラさん、あの時何故一夏さんを殴ろうとしたのですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「はぁ、しょうがない。私が代わりに話すよ。
彼女は、昔ある事情でチフユに世話になっていたんだよ。
だから、ボーデヴィッヒはチフユの事を慕っているんだよ。だけど、
その弟がこんな腑抜けた顔をしてたかr「腑抜けとは失礼な!」・・・イチカ、
一回自分の顔を鏡で見てきたらどうだ・・?」
それに女心も解っていない様だしね。それで余計に殴りたくなったんだろうと
アーブラハムが話している中で、一夏だけが意味を理解出来ずに、首を傾げていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~昼休み~
一夏達はアーブラハム達に他にも質問があると言い、屋上へ一緒に来てもらっていた。
「で、質問とはなんだね?」
「ああ。聞きたい事があるんだが・・大佐とか少佐とかってなんだ?」
この一言に、昼食を食べていた一同は食べていたものを吹きだしてしまった。
「い、一夏さん、そんな事も知らないのですか?ISとその周辺に関する授業での
最初の基礎として習ったでしょう?」
「あぁ、...覚えてない」
「分かった。
大佐や少佐は、佐官の事を指す。
佐官ってのは簡単に言うとエリートコースのある程度偉い役職だ。
まず私、アーブラハム・カーティス大佐について。
私は〝大佐”だから、連隊長や群司令などになる事が出来る。
次にボーデヴィッヒについてだ。彼女は〝少佐”だから、
大隊長や中隊長になる事が出来る。二人とも佐官だから、何らかの部隊を指揮している。つまりそれだけ上の地位って事だ。解ったか?」
「なるほど・・・全く解らん。」
「だろうなぁ・・・まぁ、簡単に言うなら1000~3000人のトップと
200~1200人のトップだよ。」
「せ、千人規模のトップ?」
実際はアーブラハムは450+400+83500人のトップなのだが、それは
置いておこう。
「つまり、エリートって事で良いんだな?」
「まぁ、そんな認識で構わない。そして、IS実戦部隊の部隊長であるボーデヴィッヒは私の下に付いているから、
ドイツの4分の3は私が持っている様な物だな。・・・・」
その後大佐はラウラにだけ聞こえる様に言った。
「・・・流石にこれだけの数掌握出来れば・・・あの少将もじき地に堕ちるな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だと良いですね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜
《えぇ、順調です。上手く行けばIS学園も我々に付きます。・・・・大丈夫ですよ、
もし失敗しそうになっても切り札を切れば彼らはこちらに来る、いや、来ざるを
得ないですよ。だって・・・・・・・・・・・〝本物の2人目の男性操縦者”がドイツ
に、兵士として居るのだから。》
今夜、一人の大佐・・・いや、一人の〝男性操縦者”である彼が動き出す。
世界がそれに気付くのが先か、世界が彼等に翻弄されるのが先か。
それは・・・・・・
まだ誰も知らない。
眠い・・・・
最後の所、最初は神のみぞ知るとしようとしたのですが、敢えてこれにしました。
では。